JP2004245176A - オイルセパレータ構造及びオイルセパレータユニット - Google Patents

オイルセパレータ構造及びオイルセパレータユニット Download PDF

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Abstract

【課題】オイルの分離性能を高める。
【解決手段】シリンダブロック2の凹所24とカバー部材30とにより閉空間36を形成し、その閉空間36を、隔壁プレート31により、偏平状の外室49と内室48とに区画し、その内室48を、仕切壁部26、53により、クランクケース5内に連通する第1の内室54と、ブローバイガス排出口45に連通する第2の内室55とに区画する。隔壁プレート31には、第1の内室54と外室49とを連通させるブローバイガス導入口58と、外室49と第2の内室55とを連通させるブローバイガス導出口59とを形成する。これにより、第1の内室54では重力沈降等によりオイル分離を行い、外室49では冷却等を通じてオイルの分離を行い、第2の内室55では重力沈降等によりオイルを分離を行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、オイルセパレータ構造及びオイルセパレータユニットに関する。
【0002】
【従来技術】
オイルセパレータ構造には、シリンダブロックの側壁に凹所を、外部に開口するようにして形成し、前記凹所の開口周縁部に該凹所開口を覆うようにカバー部材を取付けて、該凹所と該カバー部材とによりオイル分離のために利用される閉空間を形成するものがある。その具体的な閉空間の利用としては、特許文献1に示すように、閉空間内に邪魔板(バッフルプレート)を迷路状に配置するもの、特許文献2に示すように、閉空間内に連通孔を有する隔壁を設けて、内室と外室とに区画し、外室に内室側からの流入のみを許容する開閉弁を設けて該外室を開閉弁収容室として利用する一方、内室に邪魔板を配設するもの、特許文献3に示すように、閉空間内に連通孔を有する隔壁を設けて、内室と外室とに区画し、外室に内室側からの流入のみを許容する開閉弁を設けて該外室を開閉弁収容室として利用する一方、内室に連通孔の開口部においてパイプを設けるものが提案されている。これらによれば、ブローバイガスを邪魔板やパイプにぶつけて流れ方向を変えることができ、これにより、そのブローバイガス中に含まれるオイルミストを分離することができることになる。
【0003】
【特許文献1】
実公平6−27778号公報
【特許文献2】
実開昭57−182213号公報
【特許文献3】
特開昭62−240413号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記各オイルセパレータ構造においては、いずれも、邪魔板(特許文献1,2)、或いはパイプ(特許文献3)を用いた一つの分離処理しか行われておらず、オイルの分離性能は必ずしも高いものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の技術的課題は、オイルの分離性能を高めることができるオイルセパレータ構造を提供することにある。
第2の技術的課題は、上記オイルセパレータ構造に用いられるオイルセパレータユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記第1の技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
シリンダブロックの側壁に、凹所が外部に開口するようにして形成され、前記凹所の開口周縁部に該凹所開口を覆うようにカバー部材が取付けられて、該凹所と該カバー部材とによりオイル分離のために利用される閉空間が形成されているオイルセパレータ構造において、
前記閉空間内に隔壁が配設されて、該閉空間内が、前記シリンダブロックの幅方向内方側に位置される内室と、該内室よりも該シリンダブロックの幅方向外方側に位置される外室とに区画され、
前記内室内に仕切壁が、前記隔壁と前記凹所の底部とを跨ぐように配設されて、該内室内が第1の内室と第2の内室とに区画され、
前記第1の内室内に、クランクケース内に連通させるためのブローバイガス流入口が臨まされ、
前記第2の内室内にブローバイガス排出口が臨まされ、
前記隔壁に、前記第1の内室と前記外室とを連通させるブローバイガス導入口と、前記外室と前記第2の内室とを連通させるブローバイガス導出口とが形成されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2〜16に記載の通りとなる。
【0006】
上記第2の技術的課題を達成するために本発明(請求項17に係る発明)にあっては、
シリンダブロックの側壁に形成される凹所を覆って、該凹所と協働してオイル分離のために利用される閉空間を形成するオイルセパレータユニットであって、
内部に凹所を有し、前記シリンダブロックの凹所周縁部に取付けたとき、前記閉空間がシリンダブロックの幅方向外方に膨らむカバー部材と、
前記カバー部材の内面に、該カバー部材の凹所内において保持され、前記凹所周縁部に前記カバー部材を取付けたとき、前記閉空間内を、前記シリンダブロックの幅方向内方側に位置される内室と、該内室よりも該シリンダブロックの幅方向外方側に位置される外室とに区画する隔壁と、
前記隔壁に一体化され、前記凹所周縁部に前記カバー部材を取付けたとき、前記凹所内の構成部に当接して、該内室内を、クランクケース内に連通する第1の内室とブローバイガス排出口に連なる第2の内室とに区画する仕切壁と、を備え、
前記隔壁に、前記第1の内室と前記外室とを連通させるためのブローバイガス導入口と、前記外室と前記第2の内室とを連通させるためのブローバイガス導出口とが形成されている構成とされている。この請求項17の好ましい態様としては、請求項18以下に記載の通りとなる。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、先ず、第1の内室ではブローバイガスが第1の内室壁面にぶつけられて流れの方向が変えられることになり、ブローバイガス中に含まれるオイルミストは、ブローバイガスの流れに追従できずに分離され、或いはオイルミスト同士の凝集によってオイルミストが大きくなることに基づきブローバイガスから分離される。しかも、ブローバイガスがブローバイガス導入口に流れるまでの間にオイルミストの重力沈降が行われ、これによってもオイルミストはブローバイガスから分離される。次に、外室に入ったブローバイガスは、外室内をブローバイガス導出口に至るまでの間にカバー部材を介して冷却され、オイルミスト同士の凝集等が促されて、オイルミストは、ブローバイガスから分離される。続いて、外室のブローバイガスがブローバイガス導出口から第2の内室に放出されると、チャンバー(空間)効果に基づきブローバイガス等の速度が低下することになり、重力沈降等に基づき、オイルミストは、ブローバイガスから分離される。このため、当該オイルセパレータ構造においては、シリンダブロック側壁という限られた領域の中で、大きく見て3つのオイル分離処理領域を有することになり、これらによりオイルの分離性能を効果的に高めることができることになる。
【0008】
請求項2に係る発明によれば、カバー部材の板面が、曲面をもって形成されていることから、カバー部材が平板である場合に比して冷却面積を増大させることができ、外室での冷却性能を高めることができることになる。このため、外室での冷却に基づくオイル分離性能を高めることができることになる。
【0009】
請求項3に係る発明によれば、カバー部材が、シリンダブロックの幅方向外方に全体的に膨らまされて内部に凹所を有する構造とされ、隔壁がカバー部材の凹所内に収納されて、外室がカバー部材内に形成されていることから、外室を、シリンダブロックの幅方向(カバー部材の厚み方向)において薄く且つシリンダブロックの長手方向において長い偏平状のものにすることができ、その偏平状の外室をブローバイガス導入口からブローバイガス導出口まで流れるブローバイガスを的確に冷却して、オイルミストの凝集等を効果的に促すことができることになる。
また、この偏平状の外室内では、オイルミストが高い濃度となり、これによっても、オイルミスト同士の凝集を促すことができることになる。
しかも、第1,第2の内室の長さを、シリンダブロックの幅方向において増大させることができ、重力沈降等に基づいてオイルミストの分離を高めることができることになる。
【0010】
請求項4に係る発明によれば、隔壁及びカバー部材が波状に形成されて、該隔壁と該カバー部材とが形成する外室の隙間が、ブローバイガス導入口側から前記ブローバイガス導出口側に向けて蛇行するように連続していることから、オイルミストは、隔壁内面及びカバー部材内面に付着することになり、そのオイルミストの付着に基づく隔壁内面及びカバー部材内面の濡れにより、次に流れてくるブローバイガス中のオイルミストが吸着されることになる。しかも、この外室の隙間の蛇行に基づき、邪魔板同様、機械的分離をもって、オイルミストの凝集、分離等をも促すことができることになる。
【0011】
請求項5に係る発明によれば、第1の内室が第2の内室の下方側に位置され、ブローバイガス導入口がブローバイガス導出口の下方側に位置されていることから、オイルとして凝集したオイルミストが隔壁内面及びカバー部材内面を伝って流下することになり、オイル回収を容易にすることができると共に、隔壁内面及びカバー部材内面のほとんどをオイルによって濡れ壁面として、オイルミストの吸着を高めることができることになる。
【0012】
請求項6に係る発明によれば、ブローバイガス導入孔が、隔壁のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロックの幅方向外方に向けて突出する面部分に開口されていることから、ブローバイガス導入口にオイルを的確に導くことができ、ブローバイガス導入口を、外室へのブローバイガスの導入のためだけでなくオイルの回収にも的確に利用することができることになる。
【0013】
請求項7に係る発明によれば、隔壁が、カバー部材内にシリンダブロックの長手方向一方側おいて収納されて、外室がカバー部材内におけるシリンダブロックの長手方向一方側に形成され、カバー部材の上部に、シリンダブロックの長手方向他方側おいて、ブローバイガス排出口が形成されていることから、シリンダブロックではなくカバー部材にブローバイガス排出口を形成して、シリンダブロックの加工負担を軽減することができることになる。
【0014】
請求項8に係る発明によれば、隔壁が、カバー部材内にシリンダブロックの長手方向一方側おいて収納されると共に、シリンダブロックの長手方向において、上方に向かうほど短くされて、外室が、シリンダブロックの長手方向において、上方に向かうほど狭くなるように設定されていることから、上方に向かうほどオイルミストの濃度が高くなり、これによって、オイルミスト同士の凝集を促して、オイルの分離性能を高めることができることになる。
【0015】
請求項9に係る発明によれば、隔壁に、仕切壁の下側において、オイル排出口が形成され、そのオイル排出口の周縁部に、シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられていることから、ボルダの口金の如く、筒体により外室内への流れの収縮程度を高めて損失ヘッドを高めることができ、ブローバイガスを、オイル排出口よりもブローバイガス導入口から優先して外室内に導入することができる。その一方、オイルの吹き上げによりオイル排出口が塞がれて、オイルが排出されなくなることを防止することができることになる。
【0016】
請求項10に係る発明によれば、オイル排出口が、隔壁のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロックの幅方向外方に向けて突出する面部分に開口されていることから、オイル排出口にオイルを的確に導くことができ、オイル排出口を、オイルの回収に的確に利用することができることになる。
【0017】
請求項11に係る発明によれば、ブローバイガス流入口が第1の内室の下側に位置されていることから、クランクケース内から入り込むブローバイガスを確実に仕切壁に衝突させて流れの方向を変えることができることになり、第1の内室でのオイルミストの分離を確実に行わせることができることになる。
【0018】
請求項12に係る発明によれば、ブローバイガス導入口が、外室の底面から離間させた位置に位置されていることから、外室内において、ブローバイガス導入口の位置までオイルを溜めて、ブローバイガス導入口から導入されるブローバイガスを、その溜まったオイルと気液接触させることができ、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを、外室へのブローバイガス導入時においても、吸着により回収することができることになる。
【0019】
請求項13に係る発明によれば、ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられていることから、ブローバイガスと、溜まったオイルとの気液接触面積を増大させることができることになり、オイルミストの吸着(凝集)による回収を高めることができることになる。
【0020】
請求項14に係る発明によれば、仕切壁が、そのシリンダブロックの長手方向一方側の高さ位置が該シリンダブロックの長手方向他方側の高さ位置よりも低くなるように傾斜され、仕切壁に、シリンダブロックの長手方向一方側において、第1の内室と第2の内室とを連通するドレン孔が形成されていることから、第2の内室において分離されたオイルを、仕切壁に案内させてドレン孔へと導き、そのドレン孔を通じて、第2の内室内のオイルを第1の内室を経てクランクケース内に戻すことができることになる。
【0021】
請求項15に係る発明によれば、カバー部材が、シリンダブロックの幅方向外方に全体的に膨らまされて内部に凹所を有する構造とされ、隔壁がカバー部材の凹所内に収納されて、外室が該カバー部材内に形成され、仕切壁が、シリンダブロックにおける凹所底部から起立する仕切壁部と、隔壁から起立する仕切壁部とを当接させることにより構成されていることから、凹所底部、隔壁が、各仕切壁部の支持強度をそれぞれ負担すればよくなるだけでなく、カバー部材を凹所周縁部に取付けるだけで、仕切壁を得ることができることになる。
【0022】
請求項16に係る発明によれば、前記11,7,9,6,10,15と同様の作用効果を得て、好ましいオイルセパレータ構造を提供できることになる。
【0023】
請求項17に係る発明によれば、当該オイルセパレータユニットをシリンダブロックの凹所周縁部に取付ければ、当該オイルセパレータユニットを通じて、前記請求項1及び3に係るオイルセパレータ構造を得ることができることになる。
【0024】
請求項18に係る発明によれば、隔壁及び前カバー部材が波状に形成されて、該隔壁と該カバー部材とが形成する外室の隙間が、ブローバイガス導入口側からブローバイガス導出口側に向けて蛇行するように連続していることから、前記請求項4と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0025】
請求項19に係る発明によれば、第1の内室が第2の内室の下方側に位置され、ブローバイガス導入口がブローバイガス導出口の下方側に位置されていることから、前記請求項5と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0026】
請求項20に係る発明によれば、ブローバイガス導入孔が、隔壁のうち、下方に向かうに従ってカバー部材の厚み方向外方に向けて突出する面部分に開口されていることから、前記請求項6と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0027】
請求項21に係る発明によれば、隔壁が、カバー部材内に該カバー部材の横方向一方側おいて収納されて、外室がカバー部材内における該カバー部材の横方向一方側に形成され、カバー部材の上部に、該カバー部材の横方向他方側おいて、ブローバイガス排出口が形成されていることから、前記請求項7と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0028】
請求項22に係る発明によれば、隔壁が、カバー部材内に該カバー部材の横方向一方側おいて収納されると共に、該カバー部材の横方向において、上方に向かうほど短くされて、外室が、該カバー部材の横方向において、上方に向かうほど狭くなるように設定されていることから、前記請求項8と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0029】
請求項23に係る発明によれば、隔壁に、仕切壁の下側において、オイル排出口が形成され、オイル排出口の周縁部に、シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられていることから、前記請求項9と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0030】
請求項24に係る発明によれば、オイル排出口が、隔壁のうち、下方に向かうに従ってカバー部材の厚み方向外方に向けて突出する面部分に開口されていることから、前記請求項10と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0031】
請求項25に係る発明によれば、ブローバイガス導入口が、外室の底面から離間させた位置に位置されていることから、前記請求項12と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0032】
請求項26に係る発明によれば、ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられていることから、前記請求項13と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0033】
請求項27に係る発明によれば、仕切壁が、カバー部材の横方向一方側の高さ位置が該カバー部材の横方向他方側の高さ位置よりも低くなるように傾斜され、仕切壁に、カバー部材の横方向方向一方側において、第1の内室と第2の内室とを連通するドレン孔が形成されていることから、前記請求項14と同様の作用効果を得ることができることになる。
【0034】
請求項28に係る発明によれば、仕切壁が、カバー部材の凹所内に収まるように設定されていることから、当該オイルセパレータユニットの取付け、取り扱いを容易にする上で好ましいものとなる。
【0035】
請求項29に係る発明によれば、カバー部材の上部に、シリンダブロックの長手方向他方側おいて、ブローバイガス排出口が形成され、隔壁に、仕切壁の下側において、オイル排出口が形成され、オイル排出口の周縁部に、シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられていることから、シリンダブロックではなくカバー部材にブローバイガス排出口を形成して、シリンダブロックの加工負担を軽減でき、さらには、ブローバイガスを、オイル排出口よりもブローバイガス導入口から優先して外室内に導入することができる一方、オイルの吹き上げによりオイル排出口が塞がれて、オイルが排出されなくなることを防止できることになる。
【0036】
請求項30に係る発明によれば、ブローバイガス導入口及びオイル排出口が、外室の底面から離間させた位置において、並設された状態で位置されていることから、外室内において、ブローバイガス導入口及びオイル排出口の位置までオイルを溜めて、ブローバイガス導入口から導入されるブローバイガスを、その溜まったオイルと気液接触させることができ、ブローバイガス中に含まれるオイルミストを、外室へのブローバイガス導入時において、吸着(凝集)により回収することができることになる。
【0037】
請求項31に係る発明によれば、ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられていることから、ブローバイガスと、溜まったオイルとの気液接触面積を増大させることができることになり、オイルミストの吸着(凝集)による回収を高めることができることになる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、符号1はエンジン本体である。このエンジン本体1においては、既知の如く、シリンダブロック2の下部に、クランク軸3、オイル4等を収納するクランクケース5(オイルパンを含む)が取り付けられ、シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド6を介してシリンダヘッドカバー7が取り付けられており、このシリンダヘッド6と、シリンダブロック2と、そのシリンダブロック2のシリンダ内に嵌挿されるピストン8とにより、燃焼室9が画成されている。シリンダヘッド6には、吸気ポート10と排気ポート11とが形成されている。このうち、吸気ポート10は、その一端が燃焼室9に開口され、他端がシリンダヘッド6の一方の側壁6aから外部に開口されている。この吸気ポート10は、その一端開口が吸気弁12により所定のタイミングにより開閉される一方、吸気ポート10の他端開口には、吸気マニホールド13を介して吸気管14が接続されており、その吸気管14には、上流側から下流側に向けて順に、エアクリーナ15、スロットル弁16等が配設されている。排気ポート11は、その一端が燃焼室9に開口され、その他端がシリンダヘッド6の他方の側壁6bから外部に開口されている。この排気ポート11は、その一端開口が排気弁17により所定のタイミングにより開閉される一方、排気ポート11の他端開口には、排気マニホールド(排気管)18が接続されている。
【0039】
このようなエンジン本体1には、図1に示すように、シリンダブロック2における一方の側壁2aにおいて、オイルセパレータ構造を構成するオイルセパレータ部20が備えられている。このオイルセパレータ部20は、図1の実線矢印に示すように、ピストン8とそのピストン8が嵌挿されるシリンダ内壁(シリンダブロック2内)との隙間を介して、燃焼室9からクランクケース5内に漏れ出すブローバイガス(燃焼ガス)が、オイルミストを含むことになることを考慮し、そのブローバイガス中に含まれることになるオイルミストを分離して、ガスとしてのブローバイガスのみを吸気系に戻す機能を有しており、この機能を確保すべく、オイルセパレータ部20は、シリンダブロック2における一方の側壁2aにおいて、オイルセパレータユニット取付け構造部21が形成されていると共に、そのオイルセパレータユニット取付け構造部21にオイルセパレータユニット22が取り付けられている。
【0040】
前記オイルセパレータユニット取り付け構造部21は、図3、図4に示すように、シリンダブロック2における一方の側壁2aにおいて、枠体23(凹所周縁部)をもって凹所24が形成されている。枠体23は、凹所24を区画するように起立する周壁部25と、その周壁部25内において起立して設けられる仕切壁部26とを備えている。周壁部25は、その内部において空間を形成しており、その周壁部25の先端面には、複数のボルト取付け穴27が形成されている。仕切壁部26は、凹所25内を上下二室に区画するように配設されている。この仕切壁部26は、その先端面を周壁部25の先端面と同一突出位置(面一状態)になるようにしつつ、そのシリンダブロックの長手方向一端側(図4中、左側)がシリンダブロックの長手方向他端側(図4中、右側)よりも低くなるように傾斜され、しかも、その上面は、シリンダブロックの幅方向(図3中、左右方向)外方に向かうに従ってやや低くなるように傾斜されている。この枠体23は、シリンダブロック2の幅方向外方に広がるスカート部28の構造を利用すべく、スカート部28上に設けられており、その枠体23の下部には、ブローバイガス流入口29が形成されている。このブローバイガス流入口29は、前記二室のうちの下室と前記クランクケース5内とを連通している。
【0041】
前記オイルセパレータユニット22は、図2、図3、図5〜図9に示すように、カバー部材30と、隔壁としての隔壁プレート31とを備えている。これらの材料としては、本実施形態においては、剛性、寸法安定性(ボルト締結でのクラックの有無)、耐熱性(130度MAX高温下での変形の程度)、耐オイル性、耐ガソリン性、耐塩化カルシウム性(劣化の有無)等が考慮されて、その優れたものが選択されている。具体的には、ガラス入りポリアミド66(PA66)等が用いられている。
【0042】
前記カバー部材30は、図8、図9に示すように、その外周縁形状が前記周壁部25に対応して形成され、その周縁部には、前記周壁部25先端面に取り付けるためのフランジ部32が形成され、そのフランジ部32よりも内方側には外壁部33が膨らんだ状態で形成されている。フランジ部32には、前記周壁部25における複数のボルト取付け穴27に対応して複数のボルト挿通孔34が形成され、その各ボルト挿通孔34を介してボルト35を各ボルト取付け穴27に螺合することによりカバー部材30が枠体23端面に取り付けられており、これにより、枠体23とカバー部材30とにより閉空間36(図3,図5等参照)が形成されている。このフランジ部32の内面には、前記各ボルト挿通孔34よりも内周側においてシール取り付け溝37が全周に亘って形成され、そのシール取り付け溝37にシール38が嵌め込まれている。このため、各ボルト35をもってカバー部材30が枠体23に取り付けられていることにより、シール38が周壁部25先端面に押し付けられて、前記閉空間36の気密性が外部に対して確保されることになっている。
【0043】
前記外壁部33は、図8、図9に示すように、フランジ部32全周から外に向かって膨らんでその内部に凹所39を形成している。この凹所39は、カバー部材30の横方向(図8中、左右方向)略半分を占める横方向一方側(図8中、右側)領域においては、大きく見て二段階に亘って階段状に深くなるようになっており、その際形成される段差部40は、凹所39のうちの最下凹所41を区画することになっている。本実施形態においては、この最下凹所41は、その下部側において、カバー部材30の横方向一方側の範囲に亘ってできるだけ広げられている一方、それよりも上方側においては、上方に向かうに従って徐々にその横方向の間隔が狭まることになっている。この段差部40には、全周に亘って取り付け溝42が形成されていると共に、その取り付け溝42の外周側において複数の取り付け突部43が設けられている。
【0044】
また、外壁部33は、図3、図5、図6に示すように、波状に湾曲されている。このため、カバー部材30が枠体23に取付けられている状態においては、外壁部33は、前記シリンダブロック2における枠体23の仕切壁部26を基準として、その下方側においては、その下方側から上方側に向かうに従ってシリンダブロック2の幅方向内方(図5中、左方向)に向かうように湾曲し、その仕切壁部26よりも上方側においては、その仕切壁部26から上方側に向かうに従ってシリンダブロック2の幅方向外方(図5中、右方向)に向かうように湾曲しており、外壁部33の面積(冷却面積)は、平板のものに比して増大されている。
【0045】
一方、外壁部33には、図2、図7に示すように、膨らみ部44が形成され、その膨らみ部44にブローバイガス排出口45が形成されている。膨らみ部44は、カバー部材30の横方向他方側(図中、左側)において、カバー部材30の上部をその厚み方向外方(シリンダブロックの幅方向外方)に向けて膨らますことにより形成されており、ブローバイガス排出口45は、膨らみ部44を上下に貫通して、外壁部33の横方向他方側における凹所39内と外部とを連通している。このブローバイガス排出口45には、PCVバルブ46が装着され、そのPCVバルブ46を介してブローバイガス供給ホース47が接続されており、それらによりブローバイガスが吸気マニホールド13に供給されることになっている(図1も参照)。
【0046】
前記隔壁プレート31は、図3、図5〜図9に示すように、前記カバー部材30内において、前記最下凹所41を覆うように配設されて、前記閉空間36を内室48と外室49とに区画している。この隔壁プレート31の外周縁形状は、前記段差部40の形状に対応しており、その隔壁プレート31の内面には、全周縁部において取り付け溝50が形成されていると共に、その取り付け溝50の外周側において、前記複数の取り付け突部43に対応して、複数の取り付け部51(取り付け孔が形成)が形成されている。この隔壁プレート31は、その取り付け溝50を形成する外周側溝壁が、前記段差部40における取り付け溝42内に嵌合される一方、段差部40の取り付け溝42の内周側溝壁が隔壁プレート31の取り付け溝50内に嵌合されおり(インロー嵌め込み構造)、さらには、各取り付け突部43と各取り付け部51とは、嵌合された状態で、留め具(プッシュナット、スナップ等)により固定されている。これにより、外壁部33と隔壁プレート31との間に、カバー部材30の横方向(シリンダブロック2(エンジン本体1)の長手方向)に広く且つカバー部材30の厚み方向(シリンダブロック2の幅方向)に狭い(例えば4mm前後)外室49が形成され、その外室49は、外部に対して気密性が確保されることになっている。
【0047】
この隔壁プレート31も、前記外壁部33に対応して、波状に湾曲されている。このため、前記外室49は、カバー部材30の厚み方向(シリンダブロック2の幅方向)において一定の狭い間隔を保持しつつ、下方側から上方側に向かって延び、その際、その外室49の隙間は、外壁部33及び隔壁プレート31の波状湾曲に基づき蛇行して連続することになっている(図3、図5、図6参照)。
【0048】
前記隔壁プレート31には、帯板状の仕切壁部53が同じ材料をもって一体的に成形されている。仕切壁部53は、隔壁プレート31の表面から板面が起立するようにしつつ、その隔壁プレート31を横方向に横切って延びており、傾斜に関しても、仕切壁部53は、枠体23における仕切壁部26に対応するべく、カバー部材30の横方向他方側(図8中、左側)から横方向一方側(図8中、右側)に向かうに従って下方に下がるように傾斜されている。このため、隔壁プレート31をカバー部材30に取付けた状態で該カバー部材30を枠体23に取付けたときには、この仕切壁部53の先端面と枠体23の仕切壁部26の先端面とが当接することになっている。これにより、両仕切壁部53、26は、ひとつの仕切壁となって前記内室48を上下二室に区画し、内室48は、第1の内室54と、その第1の内室54よりも上側に位置する第2の内室55とに区画されることになっている。
また、この仕切壁部53には、その最低位置においてドレン孔56が形成されている。このドレン孔56は、小孔として形成されており、このドレン孔56により、仕切壁部53の上面を案内されて流れてくるオイルを第1の内室54に排出できることになっている。
尚、仕切壁部53は、隔壁プレート31に対して複数のリブ57をもっても一体化されており、この複数のリブ57により仕切壁部53の起立状態が補強されることになっている。
【0049】
前記隔壁プレート31には、図3、図5、図6、図8、図9に示すように、ブローバイガス導入口58とブローバイガス導出口59とが形成されている。ブローバイガス導入口58は、前記仕切壁部53よりも下方側であって、前記外室49の底面よりも上方に離間された位置に位置されて、第1の内室54と外室49とを連通している。このブローバイガス導入口58は、前記小孔状のドレン孔56に比してかなり大きな面積をもって長孔状に形成されており、その配置は、その長軸がカバー部材30の横方向に向くように設定されている。ブローバイガス導出口59は、仕切壁部53の上方側であって隔壁プレート31の上部に位置されている。このブローバイガス導出口59は、ブローバイガス導入口58よりも大きな面積をもって長孔状に形成されており、このブローバイガス導出口59により、第2の内室55と外室49とが連通されている。
【0050】
前記隔壁プレート31には、前記仕切壁部53の下側において、オイル排出口たるドレン孔60が形成されている。このドレン孔60の周縁部には、隔壁プレート31から第1の内室54側に突出する筒体61が設けられており、このドレン孔60により第1の内室54と外室49の下部とが連通されている。これは、ボルダの口金の如く、筒体61により流れの収縮程度を高めて損失ヘッドを高め、ブローバイガスが、ドレン孔60よりもブローバイガス導入口58から優先してブローバイガスを外室49内に導入できるようにし、その一方、オイルの吹き上げによりドレン孔60が塞がれて、オイルが排出されなくなることを防止しているのである。このドレン孔60は、ブローバイガス導入口58に対してカバー部材30の横方向に並設されて配置されており、このドレン孔60は、外室49側においては、隔壁プレート31のうち、下方に向かうに従ってカバー部材30の厚み方向外方(シリンダブロック2の幅方向外方)に向けて突出する面部分に開口されている。
【0051】
尚、本実施形態においては、図1に示すように、シリンダヘッド6及びシリンダブロック2に新規エア導入通路62が形成され、その一端が、バイパス管63を通じて新規エアを導入するシリンダヘッドカバー7内に連通される一方、その他端がクランクケース5内に連通されている。これにより、図1波線矢印に示すように、新規エアもブローバイガス流入口29を通じて第1の内室54に流入されることになっている。
【0052】
このようなオイルセパレート部20においては、概略的に述べれば、図12に示すように、クランクケース側からのオイルミストを含むブローバイガスが、第1の内室54、外室49、第2の内室55で、順次、オイル分離処理を受けることになっており、限られた一定の領域において、3つのオイル分離処理領域がコンパクトに組み込まれている。
【0053】
具体的に説明する。先ず、オイルミストを含むブローバイガス(実線矢印で示す)は、図3に示すように、クランクケース5側からブローバイガス流入口29を介して第1の内室54内に流入する。これにより、ブローバイガスは仕切壁部26及び仕切壁部53にぶつかって方向が変えられることになり、ブローバイガス中に含まれるオイルミストは、ブローバイガスの流れに追従できずに分離され、さらには、オイルミスト同士が凝集することになる。このため、これらは、重力に基づき、ブローバイガス流入口29からクランクケース5(オイルパン)内に戻されることになる。しかも、仕切壁部26,53によりブローバイガスの流れの方向が変えられた後は、ブローバイガス導入口58までの間において、オイルミストに対して重力沈降分離が行われ、その重力沈降分離に基づきオイルミストの分離が行われる。
【0054】
次に、第1の内室54のブローバイガスは、ブローバイガス導入口58から外室49内に導入される。このブローバイガスの導入が行われると、先ず、ブローバイガスは、図10に示すように、外壁部33に衝突して流れの方向が上方側に変えられることになり、オイルミストは、ここでも、ブローバイガスから分離される。
【0055】
また、この外室49では、ブローバイガス導入口58を経て流れの方向が変えられたブローバイガスは、外室49を上方側に流動することになるが、この流動の際、外室49が、極力、シリンダブロックの幅方向外方側に位置されてシリンダブロック2の幅方向において狭くされていること(偏平状とされていること)から、オイルミストを含むブローバイガスは、外壁部33を介して効果的に冷却される。これにより、ブローバイガス中に含まれるオイルミストの凝集が促進され、オイル64として外室49の下部に溜まることになる。この場合、外壁部33が波状に湾曲されて広い冷却面積が確保されていることから、オイルミストの凝集効果は、より高められる。
【0056】
さらに、外室49では、上方に向かって蛇行しており、オイルミストは、隔壁プレート31の内面及び外壁部33内面に付着することになり、そのオイルミストの付着に基づく隔壁プレート31の内面及びカバー部材30の内面の濡れにより、新たに流れてくるブローバイガス中のオイルミストが吸着されることになる。勿論、この外室49の隙間が蛇行して連続していることに基づき、邪魔板同様、オイルミストの凝集、分離等をも促すことができることになる。
【0057】
さらにまた、シリンダブロックの幅方向において狭い外室49内では、オイルミストが高い濃度となり、これにより、オイルミスト同士の凝集が促されてオイル粒子径が成長される。このため、このオイル粒子径の成長により、オイルは、ブローバイガスから分離されることになる。このことは、外室49のシリンダブロックの長手方向長さが、上方に向かうほど狭まっていることに基づき(図8参照)、一層、効果あるものとなる。
【0058】
加えて、上述のオイル分離に基づき、オイルが外室49内に下側から徐々に溜まって、オイルの液位がブローバイガス導入口58及びドレン孔60の高さにまで至り、それを超えると、オイル64は、ドレン孔60等から第1の内室54に排出され、以後、外室49においては、常時、ブローバイガス導入口58及びドレン孔60の下縁までオイル64が溜まった状態となるが、この状態で、ブローバイガス導入口58からブローバイガスが導入されると、そのブローバイガス中のオイルミストは、ブローバイガス導入口58の下縁まで溜まっているオイルと接触されて、そのオイルに吸着(凝集)され、オイルミストはブローバイガスから分離される。この場合、ブローバイガス導入口58が、その長軸をカバー部材30の横方向に向くように配置していることは、導入されるブローバイガスと溜まったオイルとの接触面積を高めて、溜まったオイルにオイルミストを吸着するために大きく貢献することになる。
勿論、このとき、これによって、オイルの液位がブローバイガス導入口58及びドレン孔60の下縁を超えたときには、その超えた分のオイルが、ドレン孔等から第1の内室54に排出(オーバーフロー)される。また、外室49の上方側で分離されたオイルは、隔壁プレート31内面等を伝って降下するが、ドレン孔60が、隔壁プレート31の内面のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロック2の幅方向外方に突出する面部分に開口されることから、オイルは、図6、図11の破線矢印で示すように、円滑にドレン孔60に導かれる。
【0059】
このように、外室49内における複数種類の分離処理に基づき、オイルミストは、オイルとして、効果的にブローバイガスから分離されることになる。
【0060】
次に、外室49内のブローバイガスは、図3に示すように、ブローバイガス導出口59を介して第2の内室55に導かれる。これにより、チャンバー(空間)効果に基づきブローバイガスの速度が低下され、重力沈降に基づきオイルミストが分離される。このようにして分離されたオイルミストは互いに凝集されてオイルとなり、そのオイルは、仕切壁部26,53の上面により案内されて、最終的に仕切壁部53におけるドレン孔56から第1の内室54に排出される。一方、オイルミストが除去されたブローバイガスは、ブローバイガス排出口45からPCVバルブ46、ブローバイガス供給ホース47を介して吸気マニホールド13内に供給される。
【0061】
したがって、当該オイルセパレータ部20においては、第1の内室54、外室49、第2の内室55が設けられて、大きく見て3つのオイル分離処理領域を有することになり、これらによりオイルの分離性能を高めることができることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るオイルセパレータ構造が適用されたエンジン本体を示す説明図。
【図2】実施形態に係るオイルセパレータユニットがシリンダブロック側壁に取付けられた状態を示す図。
【図3】図2のA−A線拡大断面図。
【図4】実施形態に係るオイルセパレータ取付け構造を示す図。
【図5】図3の要部拡大図。
【図6】図2のB−B線拡大断面図。
【図7】図2のC−C線拡大断面図。
【図8】実施形態に係るオイルセパレータユニットの内面を示す図。
【図9】実施形態に係るオイルセパレータユニットの取付け状態を説明する説明図。
【図10】実施形態に係るオイルセパレータユニットにおけるブローバイガスの流れを説明する一部破断斜視図。
【図11】実施形態に係るオイルセパレータユニットにおけるオイルの回収を説明する一部破断斜視図。
【図12】本発明を概念的に説明する概念図。
【符号の説明】
2 シリンダブロック
2a 一方の側壁
5 クランクケース
20 オイルセパレータ部
22 オイルセパレータユニット
23 枠体
24 凹所
26 仕切壁部
29 ブローバイガス流入口
31 隔壁プレート
36 閉空間
45 ブローバイガス排出口
48 内室
49 外室
54 第1の内室
55 第2の内室
56 ドレン孔
58 ブローバイガス導入口
59 ブローバイガス導出口
60 ドレン孔(オイル排出口)
61 筒体

Claims (31)

  1. シリンダブロックの側壁に、凹所が外部に開口するようにして形成され、前記凹所の開口周縁部に該凹所開口を覆うようにカバー部材が取付けられて、該凹所と該カバー部材とによりオイル分離のために利用される閉空間が形成されているオイルセパレータ構造において、
    前記閉空間内に隔壁が配設されて、該閉空間内が、前記シリンダブロックの幅方向内方側に位置される内室と、該内室よりも該シリンダブロックの幅方向外方側に位置される外室とに区画され、
    前記内室内に仕切壁が、前記隔壁と前記凹所の底部とを跨ぐように配設されて、該内室内が第1の内室と第2の内室とに区画され、
    前記第1の内室内に、クランクケース内に連通させるためのブローバイガス流入口が臨まされ、
    前記第2の内室内にブローバイガス排出口が臨まされ、
    前記隔壁に、前記第1の内室と前記外室とを連通させるブローバイガス導入口と、前記外室と前記第2の内室とを連通させるブローバイガス導出口とが形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  2. 請求項1において、
    前記カバー部材の板面が、曲面をもって形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  3. 請求項1において、
    前記カバー部材が、シリンダブロックの幅方向外方に全体的に膨らまされて内部に凹所を有する構造とされ、
    前記隔壁が前記カバー部材の凹所内に収納されて、前記外室が該カバー部材内に形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  4. 請求項3において、
    前記隔壁及び前記カバー部材が波状に形成されて、該隔壁と該カバー部材とが形成する外室の隙間が、前記ブローバイガス導入口側から前記ブローバイガス導出口側に向けて蛇行するように連続している、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  5. 請求項4において、
    前記第1の内室が前記第2の内室の下方側に位置され、
    前記ブローバイガス導入口が前記ブローバイガス導出口の下方側に位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  6. 請求項5において、
    前記ブローバイガス導入孔が、前記隔壁のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロックの幅方向外方に向けて突出する面部分に開口されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  7. 請求項5において、
    前記隔壁が、前記カバー部材内にシリンダブロックの長手方向一方側おいて収納されて、前記外室が前記カバー部材内におけるシリンダブロックの長手方向一方側に形成され、
    前記カバー部材の上部に、シリンダブロックの長手方向他方側おいて、前記ブローバイガス排出口が形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  8. 請求項5において、
    前記隔壁が、前記カバー部材内にシリンダブロックの長手方向一方側おいて収納されると共に、シリンダブロックの長手方向において、上方に向かうほど短くされて、前記外室が、シリンダブロックの長手方向において、上方に向かうほど狭くなるように設定されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  9. 請求項5において、
    前記隔壁に、前記仕切壁の下側において、前記オイル排出口が形成され、
    前記オイル排出口の周縁部に、前記シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  10. 請求項9において、
    前記オイル排出口が、前記隔壁のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロックの幅方向外方に向けて突出する面部分に開口されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  11. 請求項5において、
    前記ブローバイガス流入口が前記第1の内室の下側に位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  12. 請求項3において、
    前記ブローバイガス導入口が、前記外室の底面から離間させた位置に位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  13. 請求項11において、
    前記ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  14. 請求項1において、
    前記仕切壁が、そのシリンダブロックの長手方向一方側の高さ位置が該シリンダブロックの長手方向他方側の高さ位置よりも低くなるように傾斜され、
    前記仕切壁に、前記シリンダブロックの長手方向一方側において、前記第1の内室と前記第2の内室とを連通するドレン孔が形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  15. 請求項14において、
    前記カバー部材が、前記シリンダブロックの幅方向外方に全体的に膨らまされて内部に凹所を有する構造とされ、
    前記隔壁が前記カバー部材の凹所内に収納されて、前記外室が該カバー部材内に形成され、
    前記仕切壁が、前記シリンダブロックにおける凹所底部から起立する仕切壁部と、前記隔壁から起立する仕切壁部とを当接させることにより構成されている、ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  16. 請求項11において、
    前記隔壁が、前記カバー部材内にシリンダブロックの長手方向一方側おいて収納されて、前記外室が前記カバー部材内におけるシリンダブロックの長手方向一方側に形成され、
    前記カバー部材の上部に、シリンダブロックの長手方向他方側おいて、前記ブローバイガス排出口が形成され、
    前記隔壁に、前記仕切壁の下側において、前記オイル排出口が形成され、
    前記オイル排出口の周縁部に、前記シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられ、
    前記ブローバイガス導入口及びオイル排出口が、前記隔壁のうち、下方に向かうに従ってシリンダブロックの幅方向外方に向けて突出する面部分に開口され、
    前記仕切壁が、前記シリンダブロックにおける凹所底部から起立する仕切壁部と、前記隔壁から起立する仕切壁部とを当接させることにより構成されている、ことを特徴とするオイルセパレータ構造。
  17. シリンダブロックの側壁に形成される凹所を覆って、該凹所と協働してオイル分離のために利用される閉空間を形成するオイルセパレータユニットであって、
    内部に凹所を有し、前記シリンダブロックの凹所周縁部に取付けたとき、前記閉空間がシリンダブロックの幅方向外方に膨らむカバー部材と、
    前記カバー部材の内面に、該カバー部材の凹所内において保持され、前記凹所周縁部に前記カバー部材を取付けたとき、前記閉空間内を、前記シリンダブロックの幅方向内方側に位置される内室と、該内室よりも該シリンダブロックの幅方向外方側に位置される外室とに区画する隔壁と、
    前記隔壁に一体化され、前記凹所周縁部に前記カバー部材を取付けたとき、前記凹所内の構成部に当接して、該内室内を、クランクケース内に連通する第1の内室とブローバイガス排出口に連なる第2の内室とに区画する仕切壁と、を備え、
    前記隔壁に、前記第1の内室と前記外室とを連通させるためのブローバイガス導入口と、前記外室と前記第2の内室とを連通させるためのブローバイガス導出口とが形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  18. 請求項17において、
    前記隔壁及び前記カバー部材が波状に形成されて、該隔壁と該カバー部材とが形成する外室の隙間が、前記ブローバイガス導入口側から前記ブローバイガス導出口側に向けて蛇行するように連続している、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  19. 請求項18において、
    前記第1の内室が前記第2の内室の下方側に位置され、
    前記ブローバイガス導入口が前記ブローバイガス導出口の下方側に位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  20. 請求項19において、
    前記ブローバイガス導入孔が、前記隔壁のうち、下方に向かうに従って前記カバー部材の厚み方向外方に向けて突出する面部分に開口されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  21. 請求項19において、
    前記隔壁が、前記カバー部材内に該カバー部材の横方向一方側おいて収納されて、前記外室が前記カバー部材内における該カバー部材の横方向一方側に形成され、
    前記カバー部材の上部に、該カバー部材の横方向他方側おいて、前記ブローバイガス排出口が形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  22. 請求項19において、
    前記隔壁が、前記カバー部材内に該カバー部材の横方向一方側おいて収納されると共に、該カバー部材の横方向において、上方に向かうほど短くされて、前記外室が、該カバー部材の横方向において、上方に向かうほど狭くなるように設定されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  23. 請求項19において、
    前記隔壁に、前記仕切壁の下側において、前記オイル排出口が形成され、
    前記オイル排出口の周縁部に、前記シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  24. 請求項23において、
    前記オイル排出口が、前記隔壁のうち、下方に向かうに従って前記カバー部材の厚み方向外方に向けて突出する面部分に開口されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  25. 請求項17において、
    前記ブローバイガス導入口が、前記外室の底面から離間させた位置に位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  26. 請求項24において、
    前記ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  27. 請求項17において、
    前記仕切壁が、前記カバー部材の横方向一方側の高さ位置が該カバー部材の横方向他方側の高さ位置よりも低くなるように傾斜され、
    前記仕切壁に、前記カバー部材の横方向方向一方側において、前記第1の内室と前記第2の内室とを連通するドレン孔が形成されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  28. 請求項17において、
    前記仕切壁が、前記カバー部材の凹所内に収まるように設定されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  29. 請求項22において、
    前記カバー部材の上部に、シリンダブロックの長手方向他方側おいて、前記ブローバイガス排出口が形成され、
    前記隔壁に、前記仕切壁の下側において、前記オイル排出口が形成され、
    前記オイル排出口の周縁部に、前記シリンダブロックの凹所内方に向けて延びる筒体が設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  30. 請求項22において、
    前記ブローバイガス導入口及び前記オイル排出口が、前記外室の底面から離間させた位置において、並設された状態で位置されている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
  31. 請求項30において、
    前記ブローバイガス導入口が、長孔とされて、その長孔の長軸が略水平となるように設けられている、
    ことを特徴とするオイルセパレータユニット。
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