JP3916433B2 - ブリーザ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンには、クランクケース内に入ったブローバイガスを吸気系に戻すことにより未燃ガスを排出しないようにするためのブリーザ装置が設けられており、例えば実公平8−5298号公報に開示されている。
【0003】
また、ブリーザチャンバやサイクロン(遠心力分離装置)など複数のデバイスにより構成されたブリーザ装置があり、その一例を模式的に図3に示す。その図におけるエンジン1にあっては、シリンダヘッド及びシリンダブロックを一体にして示したエンジン本体2と、その上部に組み付けられたヘッドカバー3と、下部に組み付けられたオイルパン4とが示されている。ヘッドカバー3によりブリーザチャンバ6が形成され、そのブリーザチャンバ6に連なるようにサイクロン7が設けられている。ブリーザチャンバ6とサイクロン7とは、サイクロン7に設けられた側方突出管8を介して互いに連通している。
【0004】
エンジン本体2の下部に形成されているクランクケース11内には、ピストン5とシリンダの壁面との間から図の矢印Aに示されるように漏れ出たブローバイガスが存在している。クランクケース11内とブリーザチャンバ6内とがブリーザ通路12を介して互いに連通しており、クランクケース11内のブローバイガスが、図3の矢印Bに示されるように、ブリーザ通路12を介してブリーザチャンバ6内に送られる。
【0005】
ブリーザチャンバ6内に入ったブローバイガスは、図3の矢印Cに示されるように、ブリーザチャンバ6内を通過し、側方突出管8を介してサイクロン7内に入る。ブリーザチャンバ6内を通過する間に大粒のオイルが分離され、サイクロン7では、その中で生じる渦流による遠心力で、小粒のオイルが分離される。このようにしてオイルを分離されたブローバイガスが、サイクロン7の上部に設けられたブリーザ出口管9から図示されない圧力制御弁を介して吸気系のエアクリーナに戻される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した複数のデバイスを用いたブリーザ装置にあっては、各デバイス毎にブローバイガスからオイルを分離することから、それぞれオイルをオイルパン4に戻すための通路を設けている。図3に示したものでは、ブリーザチャンバ6の底面に開口し、その開口からオイルパン4に溜められている油中に至るオイルチャンバ用油戻し通路31が設けられていると共に、サイクロン7の底部に開口し、その開口からオイルパン4内の油中に至るサイクロン用油戻し通路32が設けられている。なお、各油戻し通路31・32は、エンジン本体2に設けた孔や、パイプにより形成されている。
【0007】
複数のデバイスを設けることにより、ブローバイガスからより細かな粒状のオイルまで分離して回収することができるが、図示例のように各デバイス毎に油戻し通路31・32を設けると、エンジン設計上の制約が増え、レイアウト性が悪化するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、ブローバイガスからのオイルの回収量を多くすると共にエンジン設計上の制約を増大させないようにしてレイアウト性を向上することを実現するために、本発明に於いては、クランクケース(11)内に漏出したブローバイガスを、ヘッドカバー(3)内に形成されたブリーザチャンバ(6)を介して、前記ブリーザチャンバ(6)に連設された遠心力分離装置(7)に流入させて前記ブローバイガスからオイルを分離するブリーザ装置において、前記ブリーザチャンバ(6)内のオイルを排出するための第1オイル排出路(13)と、前記遠心力分離装置(7)内のオイルを排出するための第2オイル排出路(14)と、前記第1オイル排出路(13)に前記第2オイル排出路(14)を連通させる連通路(15)とを有し、前記連通路(15)は、前記第2オイル排出路(14)から排出されるオイルを貯留可能なオイル溜部(15a)を有し、前記第2のオイル排出路(14)は、前記オイル溜部(15a)に貯留された油中に開口するものとした。
【0009】
これによれば、ブリーザ装置に複数のデバイスとしてブリーザチャンバ及び遠心力分離装置(サイクロン)を設けることにより、ブローバイガスからのオイル回収量を多くすることができる共に、それらにより回収したオイルをオイルパンに戻す経路を、連通路でまとめてから1本のオイル戻し通路で戻すことから、エンジン設計上の制約が増大せず、その結果エンジンレイアウト性が向上する。なお、ここで、「ブローバイガス逆流防止手段」とは、ブリーザチャンバから両オイル排出路を介して遠心力分離装置へブローバイガスが逆流することにより、遠心力分離装置の本来の遠心分離効果の機能が阻害されることを防止するためのものを意味する。
【0010】
特に、両オイル排出路の連通路にオイル溜部を設け、そのオイル溜部の油中に第2オイル排出路を開口させるという簡単な構造で、上記遠心力分離装置の本来の遠心分離効果の機能が阻害されることを防止することができる。また、前記連通路に、前記オイル溜部からあふれ出るオイルをオイルパンに戻すためのオイル戻し通路が開口し、前記オイル戻し通路の前記開口側とは相反する他端が前記オイルパンに貯留された油中に開口すると良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明が適用されたブリーザ装置を有するエンジンを示す模式図である。ブリーザ装置は、自動車用エンジン(ガソリン及びディーゼルエンジン)において、ブローバイガスを吸気系に戻して還流する時にブローバイガス中に含まれているオイルを分離するものである。
【0013】
図示例のエンジン1におけるシリンダヘッド及びシリンダブロックからなるエンジン本体2と、ヘッドカバー3と、オイルパン4と、ピストン5とは従来例の図3と同じであって良く、その詳しい説明を省略する。ヘッドカバー3内にブリーザチャンバ6が形成され、そのブリーザチャンバ6に連なるように遠心力分離装置としてのサイクロン7が設けられている。
【0014】
サイクロン7には、ブリーザチャンバ6とサイクロン7とを連通する連通路を形成する側方突出管8が、サイクロン7からブリーザチャンバ6内に向けて突設されている。また、サイクロン7の上部には、図示されない圧力制御弁及びエアクリーナに連通するブリーザ出口管9が、サイクロン7の天板を貫通するように設けられている。
【0015】
エンジン本体2には、その下部に形成されているクランク室11からブリーザチャンバ6に至るブリーザ通路12が設けられている。ピストン5とシリンダの壁面との間から図の矢印Aに示されるようにクランク室11に吹き出すブローバイガスが、ブリーザ通路12を介して図の矢印Bに示されるようにブリーザチャンバ6内に入り込む。
【0016】
ブリーザチャンバ6内のブローバイガスは、図の矢印Cに示されるように、ブリーザチャンバ6内を通過し、連通路8を介してサイクロン7内に入る。ブリーザチャンバ6内をブローバイガスが通過する時には、ブローバイガスに含まれている大粒のオイルが落下して分離される。
【0017】
サイクロン7は、図に示されるように逆円錐形(じょうご形)の部屋7aを有し、サイクロン7内に入ったブローバイガスが図の矢印Dに示されるようにブリーザ出口管9から外部に出ていく流れにより、部屋7a内では渦流が生じ、遠心力によりブローバイガスから粒子状のオイルを除去するものである。これにより、サイクロン7では、ブリーザチャンバ6内で分離できなかった小粒のオイルをブローバイガスから分離することができる。
【0018】
そして、ブリーザチャンバ6の底に溜まったオイルをオイルパン4に戻すために、ブリーザチャンバ6の底面に開口する第1オイル排出路13がエンジン本体2に形成されている。この第1オイル排出路13は、図示例ではエンジン本体2に孔を形成して設けたが、他の部材からなるパイプなどで形成されても良い。
【0019】
サイクロン7では、その部屋7aがじょうご形をしていることから、その底部にオイルが溜まる。その溜まったオイルをオイルパン4に戻すために、サイクロン7の下部から下方に向けて延出するパイプ状延出部7bが形成されており、そのパイプ状延出部7bにより第2オイル排出路14が形成されている。この第2オイル排出路14も、他の部材からなるパイプなどで形成されても良い。
【0020】
両オイル排出路13・14の下端は、図に示されるように1つの部屋からなる連通路15に開口している。これにより、第1オイル排出路13に第2オイル排出路14を連通路15を介して連通させている。この連通路15には、両オイル排出路13・14から滴下してくるオイルを溜めることができるオイル溜部15aが設けられている。そして、オイル溜部15aからあふれ出るオイルをオイルパン4に戻すために、連通路15の上部に開口するオイル戻し通路16が、図示例ではエンジン本体2に形成した孔と、その孔に連通するパイプとにより形成されている。
【0021】
このようにして構成されたブリーザ装置にあっては、ブリーザチャンバ6で分離したオイルが、第1オイル排出路13を介して、図の波線の矢印Eに示されるように連通路15内に落下する。また、サイクロン7で分離したオイルが、第2オイル排出路14を介して、図の波線の矢印Fに示されるように連通路15に向けて落下する。それら落下したオイルがオイル溜部15aに溜められる。そして、オイル溜部15aがオイルで満杯になるとオイルがあふれ出て、オイル戻し通路16を介して、図の矢印Gに示されるようにオイルパン4にオイルが戻される。
【0022】
なお、吸気側負圧によるブローバイガスの流れによりサイクロン7の圧力損失がブリーザチャンバ6よりも大きいことから、単に両排出路13・14を1本化しただけではブリーザチャンバ6内のブローバイガスが両排出路13・14を介してサイクロン7に入ってしまい、それによりサイクロン7内に流入するブローバイガスの流速が低下して遠心分離効果が低下してしまう。
【0023】
それに対して、図示例では、ブローバイガス逆流防止手段として、第2オイル排出路14を形成するサイクロン7の管状部の下端がオイル溜部15aに溜められたオイル中に没入するように設けられている。また、オイルパン4に対するサイクロン7の圧力損失により、図に示されるように、オイル溜部15aのオイルが差圧に応じて第2オイル排出路14を上昇する。したがって、両オイル排出路13・14間がオイルにより遮断されるため、上記したブリーザチャンバ6からサイクロン7へのブローバイガスの逆流を防止することができ、サイクロン7の本来の遠心分離効果の機能が阻害されることがない。
【0024】
また、オイル戻し通路16の下端もオイルパン4の油中に開口するようにされている。これにより、オイルパン4に対するブリーザチャンバ6の圧力損失によりオイルパン4のオイルがオイル戻し通路16を上昇し、ブリーザチャンバ6内とオイルパン4内とがオイルにより遮断され、オイル戻し通路16を介してブリーザチャンバ6内にブローバイガスが入り込むことがない。
【0025】
このようにして、両オイル排出路13・14を1つにまとめて、オイルをオイルパン4に戻すオイル戻し通路16を1本にすることができるため、ブリーザ装置を設けることによるエンジン設計上の制約に影響を及ぼさないようにして、エンジン各部位のレイアウトの自由度を向上することができる。
【0026】
なお、両オイル排出路13・14と連通路15とのレイアウトは上記したものに限定されない。例えば、第1オイル排出路13を図1の想像線に示されるようにオイル戻し通路16と一本化し、その途中に連通路15を接続するようにしても良い。
【0027】
また、上記図示例では連通路15をエンジン本体2(例えばシリンダヘッドまたはシリンダブロック)に設けたが、その場所を限定するものではない。例えば図2に示されるようにヘッドカバー3内に連通路17を設けることができる。なお、図2において、図1と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0028】
図2のものにあっては、ヘッドカバー3内に、その上下方向中間部にブリーザプレート18が設けられている。ヘッドカバー3内のブリーザプレート18に区切られた上側にサイクロン7と一体をなす側方突出管8が開口している。ブリーザプレート18に第1排出パイプ19の上端が接続されており、その第1排出パイプ19により第1オイル排出路13が形成されている。
【0029】
ヘッドカバー3内であって、シリンダヘッドの上面に、全面を閉じた箱状のオイル溜ケース20が設けられている。そのオイル溜ケース20の天板部に第1排出パイプ19の下端が接続されていると共に、サイクロン7の下部から下方に向けて延出形成されたパイプ状延出部7aがオイル溜ケース20の天板部を貫通して設けられている。また、オイル溜ケース20の側壁部には、その上部にオイル戻しパイプ21の一端(上端)が接続されており、オイル戻しパイプ21の他端(下端)は、上記図示例と同様に図示されないオイルパンの油中に没入するようにされている。
【0030】
この図示例のブリーザ装置にあっても、上記したものと同様に、ブリーザチャンバ6内をブローバイガスが通過する時に大粒のオイルが分離してブリーザプレート18上に落下する。そのようにしてブリーザプレート18上に溜められたオイルは第1オイル排出路13を介してオイル溜ケース20内に落下する。また、サイクロン7で分離された小粒のオイルが、第2オイル排出路14を介してオイル溜ケース20内に溜められる。オイル溜ケース20内には、オイル戻しパイプ21の開口までオイルが溜められ、それ以上のあふれ出たオイルがオイル戻し通路16を介してオイルパンに戻される。
【0031】
このブリーザ装置にあっても、オイル戻し通路16が1本であり、上記同様の効果を奏し得る。また、エンジン本体2側にオイル溜ケース20を設けないことから、エンジン本体2側の設計変更をすることなく、ブリーザチャンバ及びサイクロンを用いたブリーザ装置を設けることができ、汎用性が高い。なお、図示例ではサイクロン7(遠心力分離装置)とブリーザチャンバ6とを別部材で構成したが、それらを別部材にする必要はなく、一体に設けたものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】
このように本発明によれば、オイルパンへのオイル戻し通路を1本にすることができるため、ブリーザ装置を設けることによるエンジン設計上の制約に影響を及ぼさないようにして、エンジン各部位のレイアウトの自由度を向上することができる。また、各デバイス(例えばブリーザチャンバとサイクロン)から別々にオイル戻し通路をオイルパンまで設ける必要がないことから、ブリーザ装置の製造コストや重量を低減することができる。
【0033】
特に、両オイル排出路の連通路にオイル溜部を設け、そのオイル溜部の油中に第2オイル排出路を開口させるという簡単な構造で、遠心力分離装置の本来の遠心分離効果の機能が阻害されることを防止することができ、上記低コスト及び軽量化を容易に向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたブリーザ装置を有するエンジンを示す模式図。
【図2】本発明に基づく第2の例としてヘッドカバーを示す模式図。
【図3】従来のブリーザ装置を有するエンジンを示す模式図。
【符号の説明】
4 オイルパン
6 ブリーザチャンバ
7 サイクロン(遠心力分離装置)
7b パイプ状延出部(ブローバイガス逆流防止手段)
13 第1オイル排出路
14 第2オイル排出路
15・17 連通路
16 オイル戻し通路
Claims (2)
- クランクケース内に漏出したブローバイガスを、ヘッドカバー内に形成されたブリーザチャンバを介して、前記ブリーザチャンバに連設された遠心力分離装置に流入させて前記ブローバイガスからオイルを分離するブリーザ装置において、
前記ブリーザチャンバ内のオイルを排出するための第1オイル排出路と、前記遠心力分離装置内のオイルを排出するための第2オイル排出路と、前記第1オイル排出路に前記第2オイル排出路を連通させる連通路とを有し、
前記連通路は、前記第2オイル排出路から排出されるオイルを貯留可能なオイル溜部を有し、
前記第2のオイル排出路は、前記オイル溜部に貯留された油中に開口することを特徴とするブリーザ装置。 - 前記連通路に、前記オイル溜部からあふれ出るオイルをオイルパンに戻すためのオイル戻し通路が開口し、
前記オイル戻し通路の前記開口側とは相反する他端が前記オイルパンに貯留された油中に開口することを特徴とする請求項1に記載のブリーザ装置
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