JP3840586B2 - ロッカーカバー - Google Patents
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ロッカーカバーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、ロッカーカバーは図3の底面図、及び図4のA−A線断面図で示すような構造となっており、ロッカーカバー1内にプレート3が設けられて、このプレート3で仕切られた空間内に、ガス流速を遅くする空間R1と、複数の迂回板51a,51b,51cによりガス流速を速くする空間R2が形成されたものとなっており、ガス入口4から空間R1内に流れ込んだブローバイガスはガス流速が遅いために、オイルが自重で空間R1内で分離されることとなり、また、流速の速い空間R2では迂回板51a,51b,51cの壁にオイルミストを当て、吸着させてオイルミストを分離させ、出口管部2から外部へガスを排出するように構成されており、ブローバイガスの発生量が少ない運転条件下では、ブローバイガスと共に流れてくるオイルミストは良好に迂回板51a,51b,51cとか、その他、多孔板で良好に分離できるが、ブローバイガス大量発生域では、オイルはミスト状態ではなく液状の状態で流れてくるため、迂回板51a,51b,51cを通過したオイルが出口側空間R3に溜まり、この空間R3の油面が上昇して、オイルが出口管部2から外側へ持ち出されてしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、外部へ液状オイルが持ち出されることのないロッカーカバーを提供せんことを目的とし、その要旨は、側壁と該側壁の上面側を閉塞する上壁を有し、シリンダヘッド取付部側である下面側が開放されたロッカーカバーにおいて、前記上壁の下部に、該上壁に対して平行状に設けたプレートと、該プレートの上方であって該プレートに対して平行状に設けた第2プレートを配置して上下2層のブローバイガス通路を形成し、該第2プレートで区画された前記ブローバイガス通路の下層側をオイル分離空間、上層側をオイルミスト分離空間としたことである。
【0004】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は第1実施例であり、この図1は、前記図3のA−A線断面を示すものであり、ロッカーカバー1は、シリンダヘッドに取り付けられるシリンダヘッド取付部1a側が解放され、左側壁1bと右側壁1cの上面には上壁1dが形成されて、上面側が閉塞されており、また、上壁1dの右端側には更に立上壁1eが形成されて、立上壁1eから水平状に上部壁1fが形成され、上部壁1fの右端側に外側に突出して出口管部2が一体形成されたものとなっており、このロッカーカバー1の前記上壁1dの下部に、水平状にプレート3が配置されており、このプレート3は、上壁1dと平行状をなす水平片部3aと、水平片部3aの左端で垂直に立ち上がる垂直片部3bで断面L字状に形成されており、垂直片部3bの上端と上壁1d間にガス入口4が形成され、プレート3の水平片部3aとロッカーカバーの上壁1d間にはオイル分離空間R1が形成されたものとなっている。
【0005】
また、前記立上壁1eと上部壁1fで形成される小部屋内はオイルミスト分離空間R2となっており、このオイルミスト分離空間R2は、L字状の小プレート5で区画されて、その内部に迂回板6が垂設されたものとなっており、小プレート5は前記上壁1dとほぼ同一高さに配置されたものとなっており、本例では、下側のオイル分離空間R1の上方にオイルミスト分離空間R2が形成されたものとなっている。
【0006】
前記ガス入口4からオイル分離空間R1内に入ったブローバイガスは、オイル分離空間R1内では流速が遅く、ブローバイガス中のオイルはその自重により良好に落下してプレート3上に分離されるものであり、オイルが良好に分離された後に、ブローバイガスは立上壁1eに沿って上方へ向かい、オイルミスト分離空間R2内に入り、このオイルミスト分離空間R2内には迂回板6が設けられているため流速が速められて、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが迂回板6に当たり吸着され、良好にオイルミストがこのオイルミスト分離空間R2内で分離されるものであり、オイルミストが分離された後のガスが出口管部2から外部に流出されるものである。
【0007】
本例では、オイルミスト分離空間R2はオイル分離空間R1の上方に配置形成されているため、ブローバイガスが大量発生した運転条件下において、オイル分離空間R1内にオイルが溜まっても、このオイルは上方のオイルミスト分離空間R2内に流れ込むことはなく、従ってオイルが出口管部2から外部に持ち出されることはない。
【0008】
次に、図2は第2実施例を示す断面構成図であり、図2では、内部に設けられたプレート3の水平片部3aの右端側にガス入口4を形成し、さらにプレート3とロッカーカバー1の上壁1d間に、平行状に上部プレート7を設けたものであり、この上部プレート7とロッカーカバー1の上壁1d間の空間内をオイルミスト分離空間R2とし、上部プレート7とプレート3間の空間をオイル分離空間R1に形成したものであり、上部プレート7には複数の連通孔7aを形成させて、オイル分離空間R1とオイルミスト分離空間R2を、この連通孔7aで連通させており、また、オイルミスト分離空間R2内には流速を速くするために複数の迂回板6,6を設けたものである。
【0009】
このような構造においても、オイル分離空間R1の上方にオイルミスト分離空間R2が形成されているため、流速の遅いオイル分離空間R1内でブローバイガス中のオイルが良好に分離されて、オイル分離空間R1内にオイルが溜まった場合にも、オイルは上方のオイルミスト分離空間R2へは流れ込まないために、オイルミスト分離空間R2内に液状のオイルが溜まることはなく、オイルミスト分離空間R2内では高速でブローバイガスを流して良好に迂回板6の部分でオイルミストを分離させることができるものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、側壁と該側壁の上面側を閉塞する上壁を有し、シリンダヘッド取付部側である下面側が開放されたロッカーカバーにおいて、前記上壁の下部に、該上壁に対して平行状に設けたプレートと、該プレートの上方であって該プレートに対して平行状に設けた第2プレートを配置して上下2層のブローバイガス通路を形成し、該第2プレートで区画された前記ブローバイガス通路の下層側をオイル分離空間、上層側をオイルミスト分離空間としたことにより、ブローバイガスの大量発生時にオイル分離空間内にオイルが溜まっても、この溜まった液状のオイルが上方のオイルミスト分離空間に入り込むことはなく、オイルミスト分離空間内ではオイルミストのみを良好に分離させることができ、外部に液状のオイルが持ち出されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のロッカーカバーの断面構成図である。
【図2】 第2実施例のロッカーカバーの断面構成図である。
【図3】 従来のロッカーカバーの底面図である。
【図4】 図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ロッカーカバー
1d 上壁
2 出口管部
3 プレート
4 ガス入口
5 小プレート
6 迂回板
7 上部プレート
7a 連通孔
R1 オイル分離空間
R2 オイルミスト分離空間
Claims (1)
- 側壁と該側壁の上面側を閉塞する上壁を有し、シリンダヘッド取付部側である下面側が開放されたロッカーカバーにおいて、前記上壁の下部に、該上壁に対して平行状に設けたプレートと、該プレートの上方であって該プレートに対して平行状に設けた第2プレートを配置して上下2層のブローバイガス通路を形成し、該第2プレートで区画された前記ブローバイガス通路の下層側をオイル分離空間、上層側をオイルミスト分離空間としたロッカーカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02255799A JP3840586B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ロッカーカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02255799A JP3840586B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ロッカーカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000220436A JP2000220436A (ja) | 2000-08-08 |
JP3840586B2 true JP3840586B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=12086168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02255799A Expired - Fee Related JP3840586B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ロッカーカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3840586B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108301935B (zh) * | 2018-03-28 | 2024-02-20 | 潍柴动力股份有限公司 | 油气分离器壳体及柴油车 |
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1999
- 1999-01-29 JP JP02255799A patent/JP3840586B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000220436A (ja) | 2000-08-08 |
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