JP2004244827A - 重量開閉体用起動ハンドル装置 - Google Patents

重量開閉体用起動ハンドル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】操作者の初期負荷が大幅に軽減され、開閉操作が軽快に行える重量開閉体用起動ハンドル装置を提供する。
【解決手段】固定枠体1に対して手動により開閉される重量開閉体2に固着される台座3と、台座3に回転可能に支持されて重量開閉体2の前面側に配置されるレバーハンドル4と、レバーハンドル4の回転軸部5に連結されて重量開閉体2の側面6の溝部7に収納されるキックアーム8とからなり、レバーハンドル4を重量開閉体2の中心側に回転させてキックアーム8を溝部7から突出させ、キックアーム8の先端部の操作体9によって固定枠体1の側面10を突き押し、重量開閉体2の側面6を固定枠体1の側面10から離反させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓部や出入り口部に装備され、手動操作で開閉されるサッシドア等の起動ハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遮音性能や冷暖房性能の向上のためにガラス板を内外二重にした開閉体が採用されて来ているが、このように重量が重くなった開閉体では、当然のことながら慣性抵抗が大きくなるため、開閉体を閉鎖位置から開放方向に駆動するとき、あるいは開放位置から閉鎖方向に駆動するときには、大きな初期駆動力を必要とする。
【0003】
しかしながら、従来の開閉体用ハンドル装置は、単に開閉体を横引き操作するための引手部材を開閉体の前面側に突出配備しただけのものであるか(例えば、特許文献1参照)、開閉体を建物などの固定枠体に錠止するロック手段を引手部材に併設しただけのものである(例えば、特許文献2参照)。そのため、女性や子供、老人は勿論として、成人男性であっても重量開閉体の開閉操作に難儀することがあった。
【0004】
【特許文献1】実公昭59―36613号公報
【特許文献2】特許第3276609号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目的は、操作者の初期負荷が大幅に軽減され、開閉操作が軽快に行える重量開閉体用起動ハンドル装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の重量開閉体用起動ハンドル装置は、固定枠体1に対して手動により開閉される重量開閉体2に固着される台座3と、台座3に回転可能に支持されて重量開閉体2の前面側に配置されるレバーハンドル4と、レバーハンドル4の回転軸部5に連結されて重量開閉体2の側面6の溝部7に収納されるキックアーム8とからなり、レバーハンドル4を重量開閉体2の中心側に回転させてキックアーム8を溝部7から突出させ、キックアーム8の先端部の操作体9によって固定枠体1の側面10を突き押し、重量開閉体2の側面6を固定枠体1の側面10から離反させる。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明の前記構成に加えて、ローラーで構成した操作体9をレバーハンドル4の回転軸部5と平行な枢軸11によってキックアーム8の先端部に連結する。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明の前記構成に加えて、回転軸部5からのレバーハンドル4の腕の長さを、回転軸部5からのキックアーム8の腕の長さよりも長く設定する。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明の前記構成に加えて、レバーハンドル4と台座3の間にハンドル用バネ12を装備し、キックアーム8と操作体9が前記溝部7内に収納された位置に保持される。
【0010】
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明の前記構成に加えて、台座3を重量開閉体2に固着する固着部材13を隠蔽するキャップ14を台座3の前面部に嵌め合わせ、キャップ14とレバーハンドル4の間に装備したキャップ用バネ15と、台座3に形成したカム面16a,16b,16c,16dによってキャップ14を台座3と正対する位置または台座3と直角な位置に誘導する。
【0011】
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明の前記構成に加えて、キックアーム8の操作体9によって重量開閉体2を固定枠体1から突き離すとき、レバーハンドル4の回転角度が垂直位置から90度未満に規制され、その回転終端においてレバーハンドル4が停止する。
【0012】
請求項7の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明の前記構成に加えて、キャップ14を台座3に嵌め合わせ被着した状態において、キャップ14の前面板部14bと台座3の前面部との間に余裕空間を残置し、キャップ14の前面板部14bと当接するキャップ押えリング36の後端面36aに、凸状の湾曲部と凹状の湾曲部を90度の位相間隔で交互に形成する。
【0013】
【発明の作用】重量開閉体2が固定枠体1の開口部17内を左右横方向に開閉移動するように配置され、請求項1の発明の起動ハンドル装置が重量開閉体2の右側の側部に装備され、閉鎖状態において重量開閉体2の側面6が固定枠体1の側面10に当接しているとき、レバーハンドル4の手掛け部4aはほぼ垂直状態に配置されている。ここで、レバーハンドル4の手掛け部4aを握ってレバーハンドル4が重量開閉体2の中心側に倒れるように回転させると、レバーハンドル4と一体にキックアーム8が台座3に対して回転し、キックアーム8の先端部が重量開閉体2の側面6の溝部7から旋回して突き出される。
【0014】
この突出動作の当初または過程において、キックアーム8の先端部の操作体9が固定枠体1の側面10を突き押す。この突き押しの反作用によって重量開閉体2は固定枠体1の側面から突き離され、重量開閉体2はレバーハンドル4をそのまま横引きすることによって所要開度まで開放され、あるいは全面開放される。前記したキックアーム8の突き押し作用によって、重量開閉体2の操作者は開放操作の開始当初に受ける負荷を軽減させられる。
【0015】
請求項1の発明の起動ハンドル装置を重量開閉体2の左右両方の側部に装備しておけば、重量開閉体2は開放操作時だけでなく、全面開放した後の閉鎖操作時においても、操作者の初期負荷を軽減させる。
【0016】
請求項2の発明の起動ハンドル装置では、レバーハンドル4の前記回転操作によってキックアーム8の先端部が重量開閉体2の前記溝部7から旋回して突出するとき、ローラーよりなる操作体9の円周面9aが固定枠体1の側面10に転接する。
【0017】
請求項3の発明の起動ハンドル装置では、レバーハンドル4の腕の長さとキックアーム8の腕の長さとの比に逆比例して、操作者がレバーハンドル4に与える駆動力が小さくなる。
【0018】
請求項4の発明の起動ハンドル装置では、キックアーム8はレバーハンドル4と台座3の間に装備したバネ12の作用によって重量開閉体2の中心側に向かって回転付勢され、操作体9は重量開閉体2の前記溝部7内に引き込み収納される。
【0019】
請求項5の発明の起動ハンドル装置では、キャップ14を適宜方向に回転させると、キャップ14とレバーハンドル4の間に装備したキャップ用バネ15と、台座3に形成したカム面16a,16b,16c,16dによって、キャップ14は台座3と正対する嵌合位置に誘導され、あるいは台座3と直角な退避位置に誘導される。
【0020】
請求項6の発明の起動ハンドル装置では、キックアーム8の操作体9によって重量開閉体2を固定枠体1から突き離したとき、レバーハンドル4は垂直位置から90度未満の回転位置で停止しており、手掛け部4aを握ってレバーハンドル4を横引きするとき、操作者の手が手掛け部4aから滑り抜けたりして操作のために加えた力が逃げたり、無効化されることがない。
【0021】
請求項7の発明の起動ハンドル装置では、キャップ14を台座3に嵌め合わせ被着した状態において、キャップ14の前面板部14bと台座3の前面部との間に余裕空間を残置すとともに、キャップ14の前面板部14bと当接するキャップ押えリング36の後端面36aに、凸状の湾曲部と凹状の湾曲部を90度の位相間隔で交互に形成してあり、円周方向に沿って後端面36aが波を打っているため、前記バネ15で付勢されたキャップ押えリング36とキャップ14の前面板部14bとの間には適度の弾性によるクリック作用がある。
【0022】
【発明の実施の形態】図示の実施例では、台座3は縦長の角形ブロック状に形成されており、台座3の中央部には軸受孔18が前後水平方向に貫通して形成されている。軸受孔18の基端部の内周面には、一対の扇形凹部19,19が直径方向に対向して、主体部分から段差を付けて形成されている。
軸受孔18に嵌められたセットリング20の基端部外周面には、一対の扇形凸部21,21が直径方向に対向して、主体部分から段差を付けて形成されている。
【0023】
セットリング20の中央孔22の内周面には90度間隔にスプライン突起23が形成され、レバーハンドル4の回転軸部5の外周面には90度間隔にスプライン溝24が形成されている。スプライン突起23をスプライン溝24に嵌めることによって、セットリング20がレバーハンドル4に相対回転不能に連結されている。扇形凹部19の中心角は扇形凸部21の中心角よりも30度大きく設定されており、扇形凹部19の端面19aに扇形凸部21の端面21aが当たることによって、台座3に対するレバーハンドル4の回転角度は30度に規制されている。
【0024】
レバーハンドル4の手掛け部4aは重量開閉体2の閉鎖位置では垂直状態にあり、重量開閉体2を固定枠体1から突き離したときには、垂直位置から30度回転した位置で回転停止している。そのため、レバーハンドル4を使用して重量開閉体2を横引きするとき、手掛け部4aから手が滑り抜けたりして、操作者が付加した力が逃げることがない。
【0025】
レバーハンドル4を使用して重量開閉体2を横引きするとき、操作者が付加した力が逃げず、横引き操作に有効に転化使用されるようにするためには、レバーハンドル4の手掛け部4aを正面から見たとき、進行方向に向かって凸に屈曲または湾曲するように形成するのが望ましい。
【0026】
前記回転軸部5には中心軸線に沿って断面角形の連動孔25が背面側から形成されており、連動孔25には断面角形の連動軸26が相対回転不能に嵌められている。連動軸26が相対回転不能に嵌められる角孔27は、キックアーム8の基端部にオフセット状に形成されている。キックアーム8の先端部に形成した割溝部28には、ローラーよりなる操作体9が嵌め込まれ、連動軸26と平行な枢軸11によってロックアーム8に回転可能に連結されている。
【0027】
台座3の軸受孔18とセットリング20の間の環状空間には、捻りコイルバネよりなるハンドル用バネ12の主体コイル部が嵌め込まれており、該バネ12の一方の直線端部12aは台座3側の受溝29に嵌め込まれ、バネ12の他方の直線端部12bはセットリング20の半径方向の小孔30に嵌め込まれている。このようなバネ配置のため、レバーハンドル4は、図2において時計回り方向に回転付勢されており、重量開閉体2を開放した後、レバーハンドル4から操作者が手を離すと、レバーハンドル4は図2の鎖線位置から実線位置に回転復帰し、キックアーム8と操作体9は鎖線位置から破線位置に回転復帰する。
【0028】
台座3の軸受孔18の前端部には、直径を縮小して軸受筒部31が形成されており、レバーハンドル4の回転軸部5の中間部には中径軸部5aが段差状に形成されている。この軸受筒部31と中径軸部5aの間の環状空間には、一対のスラストリング32,33がブッシュ状に嵌め込まれている。一方のスラストリング32の環状フランジ部32aは、軸受筒部31の後端面31aとセットリング20の前端面20aの間に挿入されている。他方のスラストリング33の環状フランジ部33aは、軸受筒部31の前端面31bに当接している。
【0029】
縦長の薄箱状のキャップ14は中央部には、台座3の軸受筒部31が相対回転可能に嵌められる円形孔34が形成されている。円形孔34の背面側には、軸受筒部31の外周面に当接する安定用環状フランジ部34aが形成されている。レバーハンドル4の回転軸部5の根元部には大径軸部35が形成されている。大径軸部35に嵌められたキャップ押えリング36は、内周面に直径方向に対向した一対の位置決め突起37が形成されている。大径軸部35の外周面に形成した一対の受溝38に位置決め突起37が嵌められることによって、キャップ押えリング36は軸方向には移動可能であるが、回転軸部5に対して相対回転不能である。
【0030】
台座3には大径軸部35の外側に環状溝39が形成されており、環状溝39には圧縮コイルバネよりなるキャップ用バネ15が嵌められている。キャップ押せリング36は、台座3の軸受筒部31の前端部に嵌められている。前記バネ15によって台座3方向に押されたキャップ押えリング36は、キャップ14の円形孔34の周縁部前面に当接している。
【0031】
台座3の上面3aの中央部には、前面に向かう程下向きに傾斜したカム面16aが形成され、台座3の下面3bの中央部には、前面に向かう程上向きに傾斜したカム面16bが形成されている。台座3の前面の上半分は、円形孔34に向かって後退するように傾斜したカム面16cに形成され、台座3の前面の下半分は、円形孔34に向かって後退するように傾斜したカム面16dが形成されている。
【0032】
台座3を重量開閉体2に固着する固着部材13はボルトであり、台座3の上下部に前後方向に形成した取付孔40に挿入される。これら取付孔40の形成位置は、図2に鎖線で示したようにレバーハンドル4の回転軸部5を中心にキャップ14を台座3に対して90度の角度に回転変位させたとき、取付孔40がキャップ14の外側に現れる位置になっている。
【0033】
台座3の背面の位置決めボス部41は、重量開閉体2の周辺枠体42の前面板部43の位置決め孔44に嵌められ、位置決めボス部41には筒状座金45が嵌められる。取付孔40から突出したボルト13にはナット46が嵌められ、筒状座金45を介してナット46が締め付けられる。
【0034】
このように台座3の固着作業に当たっては、キャップ14は台座3に対して直角な退避位置に置かれるのであるが、キャップ14を少し手前に引き出して若干回転させ、キャップ14の後面フランジ部14bを前記カム面16c,16dに当接させることによって、キャップ14にはカム面16c,16dの誘導作用とキャップ用バネ15の押圧作用が働くため、キャップ14は前記退避位置へ自動的に回転し、退避位置に保持されることになる。
【0035】
台座3の固着作業の終了後、キャップ14は台座3に対して整列する位置に戻され、キャップ用バネ15の押圧付勢によってキャップ14が台座3の前面部に嵌め合わされる。
このとき、完全に整列する位置に戻されなくても、キャップ14がその近くまで来れば、キャップ14の後面フランジ部14bが前記カム面16a,16bに当接するため、キャップ14はカム面16a,16bの誘導作用とキャップ用バネ15の押圧作用によって、キャップ14は整列位置へ自動的に回転し、台座3に嵌合した位置に保持される。
【0036】
重量開閉体2は二枚ガラス板のサッシドアであり、前記溝部7を画定する水平断面U字形の仕切り壁部47の対向47a,47bには、レバーハンドル4の前記連動軸26が嵌められる軸孔48,49を形成してある。そのため、キックアーム8の固着された連動軸26は、両持ちの安定した支持構造になっている。重量開閉体2の周辺枠体42の横架壁部の中央部には、キックアーム8と操作体9が出入りする通り抜け用開口部50を形成してあり、周辺枠体42の前面壁板部43には連動軸26の通し孔51を形成してある。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明の起動ハンドル装置では、レバーハンドル4を重量開閉体2の中心側に回転させると、キックアーム8が旋回して重量開閉体2の溝部7から突出し、キックアーム8の操作体9が固定枠体1の側面10を突き押すため、重量開閉体2の起動初期時の負荷が軽減され、重量開閉体2は女性や子供等の比較的非力な操作者によっても軽快に開放操作することができる。
【0038】
請求項2の発明の起動ハンドル装置では、キックアーム8が重量開閉体2の溝部7から旋回して突出するとき、ローラーよりなる操作体9の円周面9aが固定枠体1の側面10に転接するため、操作体9と固定枠体1との間の摩擦抵抗が軽減され、固定枠体1の側面10が傷つけられることなく、円滑な突き離し動作が確実になされる。
【0039】
請求項3の発明の起動ハンドル装置では、レバーハンドル4の腕の長さをキックアーム8の腕の長さよりも大きく設定してあるため、操作者が受ける初期負荷は一層低減され、レバーハンドル4による開放操作が格段に軽快になされる。
【0040】
請求項4の発明の起動ハンドル装置では、レバーハンドル4から操作者が手を離したとき、レバーハンドル4がハンドル用バネ12の作用によって重量開閉体2の中心側に向かって復帰付勢され、キックアーム8と操作体9が前記溝部7内に引き込まれるため、重量開閉体2の開放中にキックアーム8と操作体9が重量開閉体2の側面6より張出して邪魔な存在となることがない。
【0041】
請求項5の発明の起動ハンドル装置では、キャップ用バネ15と台座3のカム面16c,16dによって、キャップ14が台座3と直角となる退避位置に誘導及び保持されるため、キャップ14の存在に影響されずに台座3の固着作業を円滑に行うことができる。また、キャップ用バネ15と台座3のカム面16a,16bによって、キャップ14が台座3と正対する嵌合位置に誘導されるため、固着作業後の再嵌め合わせ操作も簡単になされる。
【0042】
請求項6の発明の起動ハンドル装置では、キックアーム8の操作体9によって重量開閉体2を固定枠体1から突き離したとき、レバーハンドル4は垂直位置から90度未満の回転位置で停止しており、レバーハンドル4を横引きするとき力が逃げないので、レバーハンドル4をそのまま横引きすることによって確実に重量開閉体2を開放操作することができる。
【0043】
請求項7の発明の起動ハンドル装置では、キャップ14の前面板部14bと台座3の前面部との間に余裕空間が残され、キャップ押えリング36の後端面36aに凸状の湾曲部と凹状の湾曲部が90度の位相間隔で交互に形成され、円周方向に沿って後端面36aが波を打っており、前記バネ15で付勢されたキャップ押えリング36とキャップ14の前面板部14bとの間には適度の弾性によるクリック作用があるため、キャップ14を台座3と正対する位置または台座3に直角な待機ないし退避位置に的確に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る起動ハンドル装置を装備した重量開閉体の閉鎖状態を示す概略的な正面図である。
【図2】図1の起動ハンドル装置の作動状態を示す正面図である。
【図3】図1の起動ハンドル装置の背面図である。
【図4】図1の起動ハンドル装置の重量開閉体への取付け状態を示す縦断面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図1の起動ハンドル装置においてキックアームが重量開閉体の溝部内に収納された状態を示す縦断面図である。
【図7】図1の起動ハンドル装置においてキックアームが固定枠体の側面を突き押した状態を示す縦断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図1の起動ハンドル装置に用いた台座の正面図である。
【図10】図9の台座の背面図である。
【図11】図9の台座の左側面図である。
【図12】図9の台座の平面図である。
【図13】図1の起動ハンドル装置に用いたセットリングの正面図である。
【図14】図13のセットリングの平面図である。
【図15】図13のC−C線断面図である。
【図16】図1の起動ハンドル装置に用いたキャップ押えリングの正面図である。
【図17】図16のD−D線断面図である。
【図18】図16のE−E線断面図である。
【図19】図1の起動ハンドル装置に用いたキャップの背面図である。
【図20】図1の起動ハンドル装置に用いたスラストリングの正面図である。
【図21】図1の起動ハンドル装置に用いたハンドル用バネの正面図である。
【図22】図21のハンドル用バネの左側面図である。
【図23】図1の起動ハンドル装置に用いたレバーハンドルの背面図である。
【図24】図23のレバーハンドルの要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定枠体
2 重量開閉体
3 台座
4 レバーハンドル
4a 握り部
5 レバーハンドルの回転軸部
6 重量開閉体の側面
7 重量開閉体の溝部
8 キックアーム8
9 キックアームの操作体
9a 操作体の円周面
10 固定枠体の側面
11 操作体の枢軸
12 ハンドル用バネ
13 固着部材
14 キャップ
15 キャップ用バネ
16a カム面
16b カム面
17 開口部

Claims (7)

  1. 固定枠体1に対して手動により開閉される重量開閉体2に固着される台座3と、台座3に回転可能に支持されて重量開閉体2の前面側に配置されるレバーハンドル4と、レバーハンドル4の回転軸部5に連結されて重量開閉体2の側面6の溝部7に収納されるキックアーム8とからなり、レバーハンドル4を重量開閉体2の中心側に回転させてキックアーム8を溝部7から突出させ、キックアーム8の先端部の操作体9によって固定枠体1の側面10を突き押し、重量開閉体2の側面6を固定枠体1の側面10から離反させるようにした重量開閉体用起動ハンドル装置。
  2. ローラーで構成した操作体9をレバーハンドル4の回転軸部5と平行な枢軸11によってキックアーム8の先端部に連結したことを特徴とする請求項1に記載の起動ハンドル装置。
  3. 回転軸部5からのレバーハンドル4の腕の長さを、回転軸部5からのキックアーム8の腕の長さよりも長く設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の起動ハンドル装置。
  4. レバーハンドル4と台座3の間にハンドル用バネ12を装備し、キックアーム8と操作体9が前記溝部7内に収納された位置に保持されるようにレバーハンドル4を回転付勢したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の起動ハンドル装置。
  5. 台座3を重量開閉体2に固着する固着部材13を隠蔽するキャップ14を台座3の前面部に嵌め合わせ、キャップ14とレバーハンドル4の間に装備したキャップ用バネ15と、台座3に形成したカム面16a,16b,16c,16dによって、キャップ14を台座3と正対する位置または台座3と直角な位置に誘導することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の起動ハンドル装置。
  6. キックアーム8の操作体9によって重量開閉体2を固定枠体1から突き離すとき、レバーハンドル4の回転角度が垂直位置から90度未満に規制され、その回転終端においてレバーハンドル4が停止することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の起動ハンドル装置。
  7. キャップ14を台座3に嵌め合わせ被着した状態において、キャップ14の前面板部14bと台座3の前面部との間に余裕空間を残置し、キャップ14の前面板部14bと当接するキャップ押えリング36の後端面36aに、凸状の湾曲部と凹状の湾曲部を90度の位相間隔で交互に形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の起動ハンドル装置。
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