JP2004240356A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャム発生時にユーザが操作すべき箇所をわかり易く表示することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】原稿の画像を読み取る原稿読取部7又は画像データを記録紙に記録する記録部10におけるジャムを検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段がジャムを検出した際に、装置全体の外観を表示する全体画像とジャム解除のために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とを表示手段に順次表示させる制御を行う制御手段と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】原稿の画像を読み取る原稿読取部7又は画像データを記録紙に記録する記録部10におけるジャムを検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段がジャムを検出した際に、装置全体の外観を表示する全体画像とジャム解除のために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とを表示手段に順次表示させる制御を行う制御手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくはジャムが発生した際にユーザが操作すべき箇所を報知する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ、コピー及びプリンタ機能を有する複合機が備える画像形成装置では、ジャム(紙詰まり)が発生した際に、その旨を報知すると共にそのジャムに対する対処方法を液晶表示装置等に表示することによりユーザのジャム解除操作を支援している。しかし、単にジャムに対する対処方法をメッセージで表示したのみでは、操作に不慣れなユーザにとってはジャムの発生部位を容易に特定できないため、メッセージに基づいてマニュアル等を見てジャム解除のための操作を行わなければならなかった。
【0003】
これに対し、図13に示すように、例えば「前面カバーを開けてください」等のジャムに対する対処方法を示したメッセージ61を表示すると共に、装置の立体イメージ62を表示することによりユーザにジャムの発生部位をわかり易く報知する記録装置のユーザインターフェースがある(例えば、特許文献1参照。)。この記録装置のユーザインターフェースによって表示される立体イメージ62は、図示するようにジャムの発生部位63を黒塗りし、開放された前面カバー64の輪郭を太線で描いて強調表示すると共に、前面カバー64の開く方向を矢印65によって示したものである。したがって、ユーザはこの立体イメージ62を見ることにより、ジャムの発生部位63の位置を容易に把握することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−356070号公報(第9頁、第19図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この記録装置のユーザインターフェースによって表示される立体イメージ62では、ジャムの発生部位63を表示するために前面カバー64は本来ユーザが目にする閉じた状態ではなく、開放された状態で表示される。そのため、ユーザがジャム解除のために操作すべき前面カバー64の取っ手等の位置をこの立体イメージ62から知ることができず、結局マニュアル等により取っ手等の位置を調べなければならないという問題点がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ジャム発生時にユーザが操作すべき箇所をわかり易く表示することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取部又は画像データを記録紙に記録する記録部におけるジャムを検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段がジャムを検出した際に、装置全体の外観を表示する全体画像とジャム解除のために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とを表示手段に順次表示させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記拡大画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記全体画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであり、前記拡大画像は、前記操作すべき箇所が相異なる表示形態で表示された第1の拡大画像及び第2の拡大画像からなり、前記制御手段は、前記全体画像、第1の拡大画像、及び第2の拡大画像を表示手段に順次表示させる制御を行うことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置をコピー機能、ファクシミリ機能、インターネットファクシミリ機能等を有する複合機に適用した場合について図面に基づいて説明する。図1に示すように、この画像形成装置1は、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、画像メモリ5、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)6、原稿読取部7、操作部8、報知部9、記録部10、ジャム検出センサ11、モデム12、NCU(Network Control Unit)13、及びLAN I/F(Local Area Network Interface)14を備えたものであって、各部2乃至14はバス15によって通信可能に接続されている。
【0011】
制御部2は、所定のプログラムに従ってこの画像形成装置1を構成する各部を制御するものである。
【0012】
ROM3には、制御部2によりこの画像形成装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムが格納されており、このROM3に格納されている各種プログラムに従って動作する制御部2が制御手段として機能する。具体的には、ジャム検出センサ11からの検出信号に基づいてジャムが発生したか否かを判断するための判断処理プログラムや、ジャムが発生した際に、ユーザが操作すべき箇所をわかり易く報知するための全体画像及び操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像を液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる処理を行うための画像表示処理プログラム等がROM3に格納されている。
【0013】
RAM4は、登録されたファクシミリ番号、メールアドレス、一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。また、ジャムが発生した際に、ユーザが操作すべき箇所をわかり易く報知するための全体画像及びユーザが操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像がそれぞれRAM4の所定領域に格納されている。全体画像は、ジャムが発生した際にユーザが操作すべき箇所がどこに位置するのかをわかり易く示すために、ジャム発生時の画像形成装置1の状態、すなわち、カバーや用紙カセットを閉じた状態で装置1の全体の外観を表示したものである。拡大画像は、全体画像において、ジャム発生箇所から詰まった用紙を取り除くために開放しなければならないカバーの開放レバーや用紙カセットの取っ手等の部分を拡大したものである。
【0014】
画像メモリ5は、原稿読取部7で読み取られた原稿の画像データ、ファクシミリ受信した画像データを一時的に格納する。
【0015】
コーデック6は、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号化(デコード)するものである。コーデック6は、具体的には画像メモリ5に蓄積されている画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、TIFF(Tagged Image FileFormat)方式等により符号化し、受信した画像データを復号化するものである。
【0016】
原稿読取部7は、自動原稿給送部(ADF:Automatic Document Feeder)及びフラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えており、CCD(Charge Coupled Device)により原稿の画像の読み取りを行う。
【0017】
操作部8は、ファクシミリ番号、記録部数等を入力するためのテンキー、原稿読取部7に載置された原稿のコピー実行命令及びファクシミリ送信を指示するためのスタートキー、各種設定を行うためのカーソルキー等から構成される操作キーを具備している。
【0018】
報知部9は、この画像形成装置1の状態に関する情報、各種操作指示入力画面、設定状態、動作状態等を表示する液晶表示装置9a、エラー発生時に点灯してその旨を報知するアラームランプ9b、及び各種エラー発生時等に警告音を鳴動してその旨を報知するスピーカ9cを具備している。また、液晶表示装置9aは制御部2の制御命令に従って予めRAM4に格納されている全体画像及び拡大画像を表示する表示手段として機能する。
【0019】
記録部10は、例えば電子写真方式のものからなり、原稿読取部7で読み取られた画像データ、ファクシミリ受信した画像データ等を記録紙に記録する。
【0020】
ジャム検出センサ11は、原稿読取部7の自動原稿給送部に載置された原稿が搬送される原稿搬送経路及び記録部10の備える用紙カセットから搬送される用紙が通過する用紙搬送径路に複数設けられたセンサであり、原稿読取部7又は記録部10において所定のタイミングで原稿又は用紙が搬送されたか否かを検出するジャム検出手段として機能する。なお、ジャム検出センサ11は具体的には、マイクロスイッチ、近接センサ、フォトセンサ等で構成することができる。
【0021】
モデム12は、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCU13は、電話回線を制御して電話をかけたり切ったりするための回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)16に接続されている。
【0022】
LAN I/F14は、LAN(Local Area Network)17とのインターフェイスを備えており、この画像形成装置1と同じくLAN17に接続されたクライアントPC18、メールサーバ19、ルータ20との通信が可能である。
【0023】
上記構成を備えた画像形成装置1は、原稿読取部7で読み取った画像データを記録紙に記録するコピー機能のほか、PSTN16を通じて他のG3ファクシミリ装置(不図示)とファクシミリ送受信するファクシミリ機能、インターネット21を通じて他のインターネットファクシミリ装置等(不図示)と原稿の画像データが添付された電子メールを送受信するインターネットファクシミリ機能を有している。
【0024】
以下、上記の機能を備える画像形成装置1においてジャムが発生した際に、ユーザがジャム解除のために操作すべき箇所を示した全体画像及び拡大画像を表示するための処理動作について、図2及び図3に示すフローチャートと、図4乃至図12に示す全体画像及び拡大画像に基づいて説明する。
【0025】
制御部2は、ジャム検出センサ11からの検出信号に基づいてジャムが発生したと判断した場合(S1:YES)、その検出信号を送出したジャム検出センサ11の位置からジャム発生箇所を特定し、ジャム発生箇所が装置本体内部であるか否かを判断する(S2)。制御部2は、ジャム発生箇所が装置本体内部であると判断した場合(S2:YES)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させてジャムが発生したことを報知し(S3)、予めRAM4の所定領域に格納されている全体画像、トップカバー開放レバー付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S4)。
【0026】
図4乃至図6は、装置本体内部においてジャムが発生した際に液晶表示装置9aに表示される全体画像及び拡大画像の一例である。図4に示すように、例えば「紙づまりです」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ31と、「トップカバー開放レバーを手前に引いて下さい」等のジャムの解除を行うために必要な操作を報知するためのメッセージ32が、装置全体の外観を示す全体画像33と共に液晶表示装置9aに表示されている。この全体画像33では、トップカバー34を開放するためにユーザが最初に操作すべき箇所であるトップカバー開放レバー35が、他の部分と異なる色、例えば他の部分が白黒表示であるのに対し当該レバー35が赤や青によって表示されている(以下、かかる表示を「異色表示」という。)。また、トップカバー開放レバー35の操作方向が矢印36によって示されている。したがって、全体画像33を見たユーザは、操作すべきトップカバー開放レバー35の装置全体に対する位置と、当該レバー35の操作方向を容易に把握することができる。なお、トップカバー開放レバー35を異色表示する代わりに、或いは異色表示すると共に反転表示や点滅表示するようにしてもよい。反転表示や点滅表示にすれば、液晶表示装置9aがカラーの液晶表示装置でなく白黒の液晶表示装置である場合に、その他の部分と識別可能となる。
【0027】
上記全体画像33を一定時間表示した後、図5及び図6に示すような第1の拡大画像37及び第2の拡大画像38も同じ時間で順次表示される。第1の拡大画像37は、全体画像33のトップカバー開放レバー35付近を拡大した画像である。第2の拡大画像38は、第1の拡大画像37と同様にトップカバー開放レバー35付近を拡大した画像であるが、トップカバー開放レバー35が異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてトップカバー開放レバー35の操作方向が矢印36によって示されている。このような全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38が、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示されることにより、ユーザは、全体画像33からトップカバー開放レバー35の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像37及び第2の拡大画像38からトップカバー開放レバー35のより正確な位置と当該レバー35を操作すべき方向を容易に把握することができる。なお、第1の拡大画像37においてトップカバー開放レバー35を異色表示や反転表示により表示しないのは、ユーザが目にする装置をそのまま表示するためであり、第1の拡大画像37と第2の拡大画像38との対比により、ユーザはトップカバー開放レバー35の正確な位置をより一層容易に把握することができる。また、第2の拡大画像38において、トップカバー開放レバー35は異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0028】
なお、本発明の実施の形態では全体画像33、第1の拡大画像37、第2の拡大画像38の順で表示されるようになっているが、全体画像33、第2の拡大画像38、第1の拡大画像37の順で表示されるようにしてもよい。また、全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38の表示時間は特に限定されるものではないが、ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるようにしてもよい。
【0029】
前記S4の処理動作に続いて、制御部2はトップカバー34の開閉を検出するためのセンサ(不図示)からの検出信号に基づいてトップカバー34が開放されたか否かを判断する(S5)。トップカバー34が開放されていないと判断したときには(S5:NO)、S4における全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38を液晶表示装置9aに再度表示させる。一方、トップカバー34が開放されたと判断したときには(S5:YES)、例えば「詰まっている用紙をゆっくりと引き出して下さい」等のトップカバー34が開放された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S6)。なお、前記メッセージと共に、例えばトップカバー34が開放され装置本体内部に詰まった用紙が取り除かれる様子を示した画像(不図示)を表示するようにしてもよい。
【0030】
ユーザによってジャム解除に必要な操作が行われた後、トップカバー34が閉じられると、制御部2は装置本体内部におけるジャムが解除されたか否かを装置本体内部に設置されているジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて判断し(S7)、ジャムが解除されていないと判断したときには(S7:NO)、前記S4乃至S6の処理動作を再度実行する。一方、制御部2はジャムが解除されたと判断したときには(S7:YES)、他にジャム発生箇所があるか否かを判断し(S8)、他にジャム発生箇所がなければ(S8:NO)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、ジャムが発生してからジャムが解除されるまでの間は、液晶表示装置9aはジャム解除に関する画像及びメッセージのみを表示し、コピー条件等の表示は行わない。
【0031】
一方、制御部2はS8において他にジャム発生箇所があると判断した場合(S8:YES)、或いは前記S2においてジャム発生箇所が装置本体内部ではないと判断した場合(S2:NO)、ジャム発生の検出信号を送出したジャム検出センサ11の位置からジャム発生箇所が用紙カセット内であるのか、或いは原稿搬送部であるのかを判断する(S11)。ジャム発生箇所が用紙カセット内であると判断した場合(S11:用紙カセット内)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させて用紙カセット内でジャムが発生したことを報知し(S12)、予めRAM4の所定領域に格納されている全体画像、用紙カセットの取っ手付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S13)。
【0032】
図7乃至図9は、用紙カセット41内でジャムが発生した際に液晶表示装置9aに順次繰り返し表示される全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47の一例である。図7に示すように、例えば「紙づまりです」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ44と、「用紙カセット2をゆっくりと引き出して下さい」等のジャムの解除を行うために必要な操作を報知するためのメッセージ45が、装置全体の外観を示す全体画像40と共に表示されている。全体画像40は、用紙カセット41内で発生したジャムを解除するために引き出さなければならない用紙カセット41がその取っ手42の部分を除いて異色表示され、併せて取っ手42の操作方向が矢印43によって示された画像である。なお、ここではユーザにジャムが発生した用紙カセット41の位置を報知するために、用紙カセット41の取っ手42ではなく用紙カセット41を異色表示しているが、図4に示したトップカバー開放レバー35のように、ユーザが操作すべき箇所である取っ手42の部分を異色表示や反転表示するようにしてもよい。第1の拡大画像46は、用紙カセット41の取っ手42付近が拡大された画像であり、全体画像40と同様に用紙カセット41がその取っ手42の部分を除いて異色表示された画像である。第2の拡大画像47は、用紙カセット41の取っ手42が異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてその操作方向が矢印43によって示されている。これらの全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47が液晶表示装置9aに順次表示されることにより、ユーザは、全体画像40から用紙カセット41の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像46と第2の拡大画像47から用紙カセット41を引き出すために操作しなければならない取っ手42の正確な位置とその操作方向を容易に把握することができる。
【0033】
なお、第1の拡大画像46では第1の拡大画像46と第2の拡大画像47との対比により、取っ手42の正確な位置をより一層容易に把握し易くするために、用紙カセット41を異色表示しているが、異色表示や反転表示等を行わず、図5に示した第1の拡大画像37と同様、ユーザが目にする装置をそのまま表示するようにしてもよい。また、第2の拡大画像47は、取っ手42が異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0034】
また、全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47の表示時間は特に限定されるものではないが、ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるように設定してもよい。また、表示の順序を変えて全体画像40、第2の拡大画像47、第1の拡大画像46の順で表示するようにしてもよい。
【0035】
前記S13の処理動作に続いて、制御部2はユーザによって用紙カセット41が引き出されたか否かを用紙カセット41の開閉を検出するためのセンサ(不図示)による検出信号に基づいて判断し(S14)、用紙カセット41が引き出されたと判断した場合(S14:YES)、例えば「詰まっている用紙を取り除いて下さい」等の用紙カセット41が引き出された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S15)。そして、制御部2は、ユーザによってジャム解除のための操作が行われて用紙カセット41が元に戻された際に、用紙カセット41内におけるジャムが解除されたか否か、すなわち詰まっていた用紙が取り除かれたか否かを、用紙カセット41の所定の部分に設置されているジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて判断し(S16)、用紙カセット41内のジャムが解除されたと判断した場合(S16:YES)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、制御部2は用紙カセット41内のジャムが解除されていないと判断した場合(S16:NO)、前記S13乃至S15の処理動作を再度実行する。
【0036】
制御部2は、前記S11において、ジャム発生箇所が原稿読取部7の原稿搬送経路であると判断した場合(S11:原稿搬送経路)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させて原稿搬送経路でジャムが発生したことを報知し(S17)、RAM4の所定領域から全体画像、原稿カバー開放レバー付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S18)。図10乃至図12は、原稿搬送経路においてジャムが発生した際に、液晶表示装置9aに表示される全体画像及び拡大画像の一例である。図10に示すように、例えば「原稿がつまりました」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ50と、「原稿カバー開放レバーを押し上げて下さい」等の原稿カバー49を開放するために必要な操作を報知するためのメッセージ51が、装置全体の外観を示す全体画像48と共に表示されている。この全体画像48では、ジャムを解除するために開放すべき原稿カバー49が異色表示されているが、反転表示や点滅表示するようにしてもよい。
【0037】
上記全体画像48を一定時間表示した後、図11及び図12に示すような第1の拡大画像52及び第2の拡大画像54も同じ時間で順次表示される。第1の拡大画像52は、原稿カバー49の原稿カバー開放レバー53付近を拡大した画像である。第2の拡大画像54は、第1の拡大画像52と同様に原稿カバー開放レバー53付近を拡大した画像であり、当該レバー53は異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてその操作方向が矢印55によって示されている。したがって、これらの全体画像48、第1の拡大画像52、及び第2の拡大画像54が液晶表示装置9aに順次繰り返し表示されることにより、ユーザは、全体画像48から原稿カバー49の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像52及び第2の拡大画像54から原稿カバー49を開放するために操作しなければならない原稿カバー開放レバー53の正確な位置とその操作方向を容易に把握することができる。なお、第2の拡大画像54は、原稿カバー開放レバー53が異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0038】
また、全体画像48、第1の拡大画像52、及び第2の拡大画像54の表示時間は特に限定されるものではないが、一般的ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるように設定してもよい。また、表示の順序を変えて全体画像48、第2の拡大画像54、第1の拡大画像52の順で表示するようにしてもよい。
【0039】
前記S18の処理動作に続いて、制御部2はユーザによって原稿カバー49が開放されたか否かを原稿カバー49の所定の位置に設置された原稿カバー49の開閉を検出するためのセンサ(不図示)からの検出信号に基づいて判断し(S19)、原稿カバー49が開放されたと判断した場合(S19:YES)、例えば「詰まっている原稿をゆっくりと引き出して下さい」等の原稿カバー49が開放された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S20)。そして、制御部2は、ユーザによってジャム解除のための操作が行われて原稿カバー49が閉じられた際に、原稿搬送経路に設置されたジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて原稿搬送経路におけるジャムが解除されたか否かを判断し(S21)、ジャムが解除されたと判断した場合(S21:YES)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、制御部2はジャムが解除されていないと判断した場合は(S21:NO)、前記S18乃至S20の処理動作を再度実行する。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、ジャムが発生した際に、装置全体の外観を示した全体画像とジャムを解除するために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とが表示手段により順次表示されるので、ユーザは全体画像から操作すべき箇所の装置全体に対する位置を把握すると共に、拡大画像から操作すべき箇所の正確な位置を容易に把握することができる。
【0041】
請求項2記載の画像形成装置によれば、ユーザが操作すべき箇所を拡大した拡大画像において、ユーザが操作すべき箇所がその他の部分と識別可能となるように異色表示や点滅表示等により表示され、併せてその操作方向が矢印によって示されているので、ユーザはその拡大画像を見て操作すべき箇所の正確な位置とその操作方向をより容易に把握することができる。
【0042】
請求項3記載の画像形成装置によれば、装置全体の外観を示した全体画像と、操作すべき箇所の表示形態が異なる第1の拡大画像と第2の拡大画像が順次表示されるので、ユーザは、全体画像からジャムが発生した際に操作すべき箇所の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像及び第2の拡大画像の対比から操作すべき箇所のより正確な位置とその操作方向をより一層容易に把握することができ、ジャム解除の操作に不慣れなユーザであっても、ジャム解除の操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ジャムが発生した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図3】ジャムが発生した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図4】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図5】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図6】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図7】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図8】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図9】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図10】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図11】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図12】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図13】従来の記録装置のユーザインターフェースにおいて、ジャム発生時に表示される立体イメージを示した図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 制御部
3 ROM
4 RAM
7 原稿読取部
9a 液晶表示装置
10 記録部
11 ジャム検出センサ
33、40、48 全体画像
36、43、55 矢印
37、46、52 第1の拡大画像
38、47、54 第2の拡大画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくはジャムが発生した際にユーザが操作すべき箇所を報知する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ、コピー及びプリンタ機能を有する複合機が備える画像形成装置では、ジャム(紙詰まり)が発生した際に、その旨を報知すると共にそのジャムに対する対処方法を液晶表示装置等に表示することによりユーザのジャム解除操作を支援している。しかし、単にジャムに対する対処方法をメッセージで表示したのみでは、操作に不慣れなユーザにとってはジャムの発生部位を容易に特定できないため、メッセージに基づいてマニュアル等を見てジャム解除のための操作を行わなければならなかった。
【0003】
これに対し、図13に示すように、例えば「前面カバーを開けてください」等のジャムに対する対処方法を示したメッセージ61を表示すると共に、装置の立体イメージ62を表示することによりユーザにジャムの発生部位をわかり易く報知する記録装置のユーザインターフェースがある(例えば、特許文献1参照。)。この記録装置のユーザインターフェースによって表示される立体イメージ62は、図示するようにジャムの発生部位63を黒塗りし、開放された前面カバー64の輪郭を太線で描いて強調表示すると共に、前面カバー64の開く方向を矢印65によって示したものである。したがって、ユーザはこの立体イメージ62を見ることにより、ジャムの発生部位63の位置を容易に把握することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−356070号公報(第9頁、第19図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この記録装置のユーザインターフェースによって表示される立体イメージ62では、ジャムの発生部位63を表示するために前面カバー64は本来ユーザが目にする閉じた状態ではなく、開放された状態で表示される。そのため、ユーザがジャム解除のために操作すべき前面カバー64の取っ手等の位置をこの立体イメージ62から知ることができず、結局マニュアル等により取っ手等の位置を調べなければならないという問題点がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ジャム発生時にユーザが操作すべき箇所をわかり易く表示することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取部又は画像データを記録紙に記録する記録部におけるジャムを検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段がジャムを検出した際に、装置全体の外観を表示する全体画像とジャム解除のために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とを表示手段に順次表示させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記拡大画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記全体画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであり、前記拡大画像は、前記操作すべき箇所が相異なる表示形態で表示された第1の拡大画像及び第2の拡大画像からなり、前記制御手段は、前記全体画像、第1の拡大画像、及び第2の拡大画像を表示手段に順次表示させる制御を行うことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置をコピー機能、ファクシミリ機能、インターネットファクシミリ機能等を有する複合機に適用した場合について図面に基づいて説明する。図1に示すように、この画像形成装置1は、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、画像メモリ5、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)6、原稿読取部7、操作部8、報知部9、記録部10、ジャム検出センサ11、モデム12、NCU(Network Control Unit)13、及びLAN I/F(Local Area Network Interface)14を備えたものであって、各部2乃至14はバス15によって通信可能に接続されている。
【0011】
制御部2は、所定のプログラムに従ってこの画像形成装置1を構成する各部を制御するものである。
【0012】
ROM3には、制御部2によりこの画像形成装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムが格納されており、このROM3に格納されている各種プログラムに従って動作する制御部2が制御手段として機能する。具体的には、ジャム検出センサ11からの検出信号に基づいてジャムが発生したか否かを判断するための判断処理プログラムや、ジャムが発生した際に、ユーザが操作すべき箇所をわかり易く報知するための全体画像及び操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像を液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる処理を行うための画像表示処理プログラム等がROM3に格納されている。
【0013】
RAM4は、登録されたファクシミリ番号、メールアドレス、一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。また、ジャムが発生した際に、ユーザが操作すべき箇所をわかり易く報知するための全体画像及びユーザが操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像がそれぞれRAM4の所定領域に格納されている。全体画像は、ジャムが発生した際にユーザが操作すべき箇所がどこに位置するのかをわかり易く示すために、ジャム発生時の画像形成装置1の状態、すなわち、カバーや用紙カセットを閉じた状態で装置1の全体の外観を表示したものである。拡大画像は、全体画像において、ジャム発生箇所から詰まった用紙を取り除くために開放しなければならないカバーの開放レバーや用紙カセットの取っ手等の部分を拡大したものである。
【0014】
画像メモリ5は、原稿読取部7で読み取られた原稿の画像データ、ファクシミリ受信した画像データを一時的に格納する。
【0015】
コーデック6は、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号化(デコード)するものである。コーデック6は、具体的には画像メモリ5に蓄積されている画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、TIFF(Tagged Image FileFormat)方式等により符号化し、受信した画像データを復号化するものである。
【0016】
原稿読取部7は、自動原稿給送部(ADF:Automatic Document Feeder)及びフラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えており、CCD(Charge Coupled Device)により原稿の画像の読み取りを行う。
【0017】
操作部8は、ファクシミリ番号、記録部数等を入力するためのテンキー、原稿読取部7に載置された原稿のコピー実行命令及びファクシミリ送信を指示するためのスタートキー、各種設定を行うためのカーソルキー等から構成される操作キーを具備している。
【0018】
報知部9は、この画像形成装置1の状態に関する情報、各種操作指示入力画面、設定状態、動作状態等を表示する液晶表示装置9a、エラー発生時に点灯してその旨を報知するアラームランプ9b、及び各種エラー発生時等に警告音を鳴動してその旨を報知するスピーカ9cを具備している。また、液晶表示装置9aは制御部2の制御命令に従って予めRAM4に格納されている全体画像及び拡大画像を表示する表示手段として機能する。
【0019】
記録部10は、例えば電子写真方式のものからなり、原稿読取部7で読み取られた画像データ、ファクシミリ受信した画像データ等を記録紙に記録する。
【0020】
ジャム検出センサ11は、原稿読取部7の自動原稿給送部に載置された原稿が搬送される原稿搬送経路及び記録部10の備える用紙カセットから搬送される用紙が通過する用紙搬送径路に複数設けられたセンサであり、原稿読取部7又は記録部10において所定のタイミングで原稿又は用紙が搬送されたか否かを検出するジャム検出手段として機能する。なお、ジャム検出センサ11は具体的には、マイクロスイッチ、近接センサ、フォトセンサ等で構成することができる。
【0021】
モデム12は、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCU13は、電話回線を制御して電話をかけたり切ったりするための回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)16に接続されている。
【0022】
LAN I/F14は、LAN(Local Area Network)17とのインターフェイスを備えており、この画像形成装置1と同じくLAN17に接続されたクライアントPC18、メールサーバ19、ルータ20との通信が可能である。
【0023】
上記構成を備えた画像形成装置1は、原稿読取部7で読み取った画像データを記録紙に記録するコピー機能のほか、PSTN16を通じて他のG3ファクシミリ装置(不図示)とファクシミリ送受信するファクシミリ機能、インターネット21を通じて他のインターネットファクシミリ装置等(不図示)と原稿の画像データが添付された電子メールを送受信するインターネットファクシミリ機能を有している。
【0024】
以下、上記の機能を備える画像形成装置1においてジャムが発生した際に、ユーザがジャム解除のために操作すべき箇所を示した全体画像及び拡大画像を表示するための処理動作について、図2及び図3に示すフローチャートと、図4乃至図12に示す全体画像及び拡大画像に基づいて説明する。
【0025】
制御部2は、ジャム検出センサ11からの検出信号に基づいてジャムが発生したと判断した場合(S1:YES)、その検出信号を送出したジャム検出センサ11の位置からジャム発生箇所を特定し、ジャム発生箇所が装置本体内部であるか否かを判断する(S2)。制御部2は、ジャム発生箇所が装置本体内部であると判断した場合(S2:YES)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させてジャムが発生したことを報知し(S3)、予めRAM4の所定領域に格納されている全体画像、トップカバー開放レバー付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S4)。
【0026】
図4乃至図6は、装置本体内部においてジャムが発生した際に液晶表示装置9aに表示される全体画像及び拡大画像の一例である。図4に示すように、例えば「紙づまりです」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ31と、「トップカバー開放レバーを手前に引いて下さい」等のジャムの解除を行うために必要な操作を報知するためのメッセージ32が、装置全体の外観を示す全体画像33と共に液晶表示装置9aに表示されている。この全体画像33では、トップカバー34を開放するためにユーザが最初に操作すべき箇所であるトップカバー開放レバー35が、他の部分と異なる色、例えば他の部分が白黒表示であるのに対し当該レバー35が赤や青によって表示されている(以下、かかる表示を「異色表示」という。)。また、トップカバー開放レバー35の操作方向が矢印36によって示されている。したがって、全体画像33を見たユーザは、操作すべきトップカバー開放レバー35の装置全体に対する位置と、当該レバー35の操作方向を容易に把握することができる。なお、トップカバー開放レバー35を異色表示する代わりに、或いは異色表示すると共に反転表示や点滅表示するようにしてもよい。反転表示や点滅表示にすれば、液晶表示装置9aがカラーの液晶表示装置でなく白黒の液晶表示装置である場合に、その他の部分と識別可能となる。
【0027】
上記全体画像33を一定時間表示した後、図5及び図6に示すような第1の拡大画像37及び第2の拡大画像38も同じ時間で順次表示される。第1の拡大画像37は、全体画像33のトップカバー開放レバー35付近を拡大した画像である。第2の拡大画像38は、第1の拡大画像37と同様にトップカバー開放レバー35付近を拡大した画像であるが、トップカバー開放レバー35が異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてトップカバー開放レバー35の操作方向が矢印36によって示されている。このような全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38が、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示されることにより、ユーザは、全体画像33からトップカバー開放レバー35の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像37及び第2の拡大画像38からトップカバー開放レバー35のより正確な位置と当該レバー35を操作すべき方向を容易に把握することができる。なお、第1の拡大画像37においてトップカバー開放レバー35を異色表示や反転表示により表示しないのは、ユーザが目にする装置をそのまま表示するためであり、第1の拡大画像37と第2の拡大画像38との対比により、ユーザはトップカバー開放レバー35の正確な位置をより一層容易に把握することができる。また、第2の拡大画像38において、トップカバー開放レバー35は異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0028】
なお、本発明の実施の形態では全体画像33、第1の拡大画像37、第2の拡大画像38の順で表示されるようになっているが、全体画像33、第2の拡大画像38、第1の拡大画像37の順で表示されるようにしてもよい。また、全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38の表示時間は特に限定されるものではないが、ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるようにしてもよい。
【0029】
前記S4の処理動作に続いて、制御部2はトップカバー34の開閉を検出するためのセンサ(不図示)からの検出信号に基づいてトップカバー34が開放されたか否かを判断する(S5)。トップカバー34が開放されていないと判断したときには(S5:NO)、S4における全体画像33、第1の拡大画像37、及び第2の拡大画像38を液晶表示装置9aに再度表示させる。一方、トップカバー34が開放されたと判断したときには(S5:YES)、例えば「詰まっている用紙をゆっくりと引き出して下さい」等のトップカバー34が開放された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S6)。なお、前記メッセージと共に、例えばトップカバー34が開放され装置本体内部に詰まった用紙が取り除かれる様子を示した画像(不図示)を表示するようにしてもよい。
【0030】
ユーザによってジャム解除に必要な操作が行われた後、トップカバー34が閉じられると、制御部2は装置本体内部におけるジャムが解除されたか否かを装置本体内部に設置されているジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて判断し(S7)、ジャムが解除されていないと判断したときには(S7:NO)、前記S4乃至S6の処理動作を再度実行する。一方、制御部2はジャムが解除されたと判断したときには(S7:YES)、他にジャム発生箇所があるか否かを判断し(S8)、他にジャム発生箇所がなければ(S8:NO)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、ジャムが発生してからジャムが解除されるまでの間は、液晶表示装置9aはジャム解除に関する画像及びメッセージのみを表示し、コピー条件等の表示は行わない。
【0031】
一方、制御部2はS8において他にジャム発生箇所があると判断した場合(S8:YES)、或いは前記S2においてジャム発生箇所が装置本体内部ではないと判断した場合(S2:NO)、ジャム発生の検出信号を送出したジャム検出センサ11の位置からジャム発生箇所が用紙カセット内であるのか、或いは原稿搬送部であるのかを判断する(S11)。ジャム発生箇所が用紙カセット内であると判断した場合(S11:用紙カセット内)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させて用紙カセット内でジャムが発生したことを報知し(S12)、予めRAM4の所定領域に格納されている全体画像、用紙カセットの取っ手付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S13)。
【0032】
図7乃至図9は、用紙カセット41内でジャムが発生した際に液晶表示装置9aに順次繰り返し表示される全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47の一例である。図7に示すように、例えば「紙づまりです」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ44と、「用紙カセット2をゆっくりと引き出して下さい」等のジャムの解除を行うために必要な操作を報知するためのメッセージ45が、装置全体の外観を示す全体画像40と共に表示されている。全体画像40は、用紙カセット41内で発生したジャムを解除するために引き出さなければならない用紙カセット41がその取っ手42の部分を除いて異色表示され、併せて取っ手42の操作方向が矢印43によって示された画像である。なお、ここではユーザにジャムが発生した用紙カセット41の位置を報知するために、用紙カセット41の取っ手42ではなく用紙カセット41を異色表示しているが、図4に示したトップカバー開放レバー35のように、ユーザが操作すべき箇所である取っ手42の部分を異色表示や反転表示するようにしてもよい。第1の拡大画像46は、用紙カセット41の取っ手42付近が拡大された画像であり、全体画像40と同様に用紙カセット41がその取っ手42の部分を除いて異色表示された画像である。第2の拡大画像47は、用紙カセット41の取っ手42が異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてその操作方向が矢印43によって示されている。これらの全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47が液晶表示装置9aに順次表示されることにより、ユーザは、全体画像40から用紙カセット41の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像46と第2の拡大画像47から用紙カセット41を引き出すために操作しなければならない取っ手42の正確な位置とその操作方向を容易に把握することができる。
【0033】
なお、第1の拡大画像46では第1の拡大画像46と第2の拡大画像47との対比により、取っ手42の正確な位置をより一層容易に把握し易くするために、用紙カセット41を異色表示しているが、異色表示や反転表示等を行わず、図5に示した第1の拡大画像37と同様、ユーザが目にする装置をそのまま表示するようにしてもよい。また、第2の拡大画像47は、取っ手42が異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0034】
また、全体画像40、第1の拡大画像46、及び第2の拡大画像47の表示時間は特に限定されるものではないが、ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるように設定してもよい。また、表示の順序を変えて全体画像40、第2の拡大画像47、第1の拡大画像46の順で表示するようにしてもよい。
【0035】
前記S13の処理動作に続いて、制御部2はユーザによって用紙カセット41が引き出されたか否かを用紙カセット41の開閉を検出するためのセンサ(不図示)による検出信号に基づいて判断し(S14)、用紙カセット41が引き出されたと判断した場合(S14:YES)、例えば「詰まっている用紙を取り除いて下さい」等の用紙カセット41が引き出された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S15)。そして、制御部2は、ユーザによってジャム解除のための操作が行われて用紙カセット41が元に戻された際に、用紙カセット41内におけるジャムが解除されたか否か、すなわち詰まっていた用紙が取り除かれたか否かを、用紙カセット41の所定の部分に設置されているジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて判断し(S16)、用紙カセット41内のジャムが解除されたと判断した場合(S16:YES)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、制御部2は用紙カセット41内のジャムが解除されていないと判断した場合(S16:NO)、前記S13乃至S15の処理動作を再度実行する。
【0036】
制御部2は、前記S11において、ジャム発生箇所が原稿読取部7の原稿搬送経路であると判断した場合(S11:原稿搬送経路)、アラームランプ9bを点灯させると共にスピーカ9cを鳴動させて原稿搬送経路でジャムが発生したことを報知し(S17)、RAM4の所定領域から全体画像、原稿カバー開放レバー付近を拡大した第1の拡大画像及び第2の拡大画像を読み出し、液晶表示装置9aに順次繰り返し表示させる(S18)。図10乃至図12は、原稿搬送経路においてジャムが発生した際に、液晶表示装置9aに表示される全体画像及び拡大画像の一例である。図10に示すように、例えば「原稿がつまりました」等のジャムの発生を報知するためのメッセージ50と、「原稿カバー開放レバーを押し上げて下さい」等の原稿カバー49を開放するために必要な操作を報知するためのメッセージ51が、装置全体の外観を示す全体画像48と共に表示されている。この全体画像48では、ジャムを解除するために開放すべき原稿カバー49が異色表示されているが、反転表示や点滅表示するようにしてもよい。
【0037】
上記全体画像48を一定時間表示した後、図11及び図12に示すような第1の拡大画像52及び第2の拡大画像54も同じ時間で順次表示される。第1の拡大画像52は、原稿カバー49の原稿カバー開放レバー53付近を拡大した画像である。第2の拡大画像54は、第1の拡大画像52と同様に原稿カバー開放レバー53付近を拡大した画像であり、当該レバー53は異色表示されると共に所定の時間間隔で点滅表示され、併せてその操作方向が矢印55によって示されている。したがって、これらの全体画像48、第1の拡大画像52、及び第2の拡大画像54が液晶表示装置9aに順次繰り返し表示されることにより、ユーザは、全体画像48から原稿カバー49の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像52及び第2の拡大画像54から原稿カバー49を開放するために操作しなければならない原稿カバー開放レバー53の正確な位置とその操作方向を容易に把握することができる。なお、第2の拡大画像54は、原稿カバー開放レバー53が異色表示と共に点滅表示されているが、反転表示により表示したり、異色表示のみ或いは点滅表示のみの表示としてもよい。
【0038】
また、全体画像48、第1の拡大画像52、及び第2の拡大画像54の表示時間は特に限定されるものではないが、一般的ユーザが各画像の内容を把握しつつ各画像同士の対比を容易に行うには、1〜5秒程度とするのが好ましく、それぞれの画像毎に表示時間を変えるように設定してもよい。また、表示の順序を変えて全体画像48、第2の拡大画像54、第1の拡大画像52の順で表示するようにしてもよい。
【0039】
前記S18の処理動作に続いて、制御部2はユーザによって原稿カバー49が開放されたか否かを原稿カバー49の所定の位置に設置された原稿カバー49の開閉を検出するためのセンサ(不図示)からの検出信号に基づいて判断し(S19)、原稿カバー49が開放されたと判断した場合(S19:YES)、例えば「詰まっている原稿をゆっくりと引き出して下さい」等の原稿カバー49が開放された後にユーザが行うべき操作についてのメッセージを液晶表示装置9aに表示させる(S20)。そして、制御部2は、ユーザによってジャム解除のための操作が行われて原稿カバー49が閉じられた際に、原稿搬送経路に設置されたジャム検出センサ11からの検出信号に基づいて原稿搬送経路におけるジャムが解除されたか否かを判断し(S21)、ジャムが解除されたと判断した場合(S21:YES)、液晶表示装置9aをジャム発生前の画面に戻し(S9)、ジャム解除のための処理動作を完了する。なお、制御部2はジャムが解除されていないと判断した場合は(S21:NO)、前記S18乃至S20の処理動作を再度実行する。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、ジャムが発生した際に、装置全体の外観を示した全体画像とジャムを解除するために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とが表示手段により順次表示されるので、ユーザは全体画像から操作すべき箇所の装置全体に対する位置を把握すると共に、拡大画像から操作すべき箇所の正確な位置を容易に把握することができる。
【0041】
請求項2記載の画像形成装置によれば、ユーザが操作すべき箇所を拡大した拡大画像において、ユーザが操作すべき箇所がその他の部分と識別可能となるように異色表示や点滅表示等により表示され、併せてその操作方向が矢印によって示されているので、ユーザはその拡大画像を見て操作すべき箇所の正確な位置とその操作方向をより容易に把握することができる。
【0042】
請求項3記載の画像形成装置によれば、装置全体の外観を示した全体画像と、操作すべき箇所の表示形態が異なる第1の拡大画像と第2の拡大画像が順次表示されるので、ユーザは、全体画像からジャムが発生した際に操作すべき箇所の装置全体に対する位置を把握し、第1の拡大画像及び第2の拡大画像の対比から操作すべき箇所のより正確な位置とその操作方向をより一層容易に把握することができ、ジャム解除の操作に不慣れなユーザであっても、ジャム解除の操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ジャムが発生した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図3】ジャムが発生した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図4】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図5】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図6】装置本体内部でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図7】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図8】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図9】用紙カセット内でジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図10】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される全体画像を示した図である。
【図11】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第1の拡大画像を示した図である。
【図12】原稿搬送部においてジャムが発生した際に液晶表示装置に表示される第2の拡大画像を示した図である。
【図13】従来の記録装置のユーザインターフェースにおいて、ジャム発生時に表示される立体イメージを示した図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 制御部
3 ROM
4 RAM
7 原稿読取部
9a 液晶表示装置
10 記録部
11 ジャム検出センサ
33、40、48 全体画像
36、43、55 矢印
37、46、52 第1の拡大画像
38、47、54 第2の拡大画像
Claims (3)
- 原稿の画像を読み取る原稿読取部又は画像データを記録紙に記録する記録部におけるジャムを検出するジャム検出手段と、該ジャム検出手段がジャムを検出した際に、装置全体の外観を表示する全体画像とジャム解除のために操作すべき箇所付近を拡大した拡大画像とを表示手段に順次表示させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記拡大画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記全体画像は、前記操作すべき箇所がその他の部分と識別可能に表示されたものであり、前記拡大画像は、前記操作すべき箇所が相異なる表示形態で表示された第1の拡大画像及び第2の拡大画像からなり、前記制御手段は、前記全体画像、第1の拡大画像、及び第2の拡大画像を表示手段に順次表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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