JP3763306B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、紙詰まりや通信エラー等のトラブルが発生した場合に、ユーザが行うべきトラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力する画像形成装置に関するものである。
コピー機能、ファクシミリ機能等を有する画像形成装置におてい、紙詰まり、通信エラー、各種設定操作がわからない等のトラブルが発生した場合に、ユーザが行うべきトラブル解除操作や設定操作を示すメッセージを液晶表示装置に表示するとともに、スピーカから音声ガイダンスを出力することにより、ユーザの操作を支援している。
かかるユーザの操作を支援するものとして、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載されている画像形成装置では、設定操作がわからないというトラブルが発生した場合、具体的には、液晶表示装置に設定ウインドが表示されてからユーザによって何ら操作が行われることなく一定時間が経過した場合に、ユーザが行うべき操作内容を示したガイダンスを液晶表示装置に表示させるとともに、スピーカから音声ガイダンスを出力させて、ユーザが行うべき操作(トラブル解除操作)を報知するようになっている。したがって、操作に不慣れなユーザでも設定操作を行うことができる。
特開平10−307512号公報
しかしながら、上記の画像形成装置における音声ガイダンスは、トラブルが発生してから一定時間経過後に出力されるため、操作に慣れているユーザがトラブル解除操作を行うような場合、あるトラブルに対しては便利であっても、他のトラブルに対しては音声ガイダンスがかえって耳障りとなることがある。
また、トラブルの解除操作が複数のステップからなる場合には、各ステップ毎にトラブル解除操作の難易度が異なるため、各ステップの操作毎に適切なタイミングで音声ガイダンスが出力されないという問題点があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、紙詰まりや通信エラー等のトラブルが発生した場合に、発生したトラブルの種類やトラブルの解除操作の難易度等に応じて、適切なタイミングでユーザが行うべきトラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、トラブルの種類毎に設定時間を記憶する記憶手段と、トラブルの発生を検出する検出手段と、該検出手段によりトラブルの発生を検出してから当該トラブルの種類に対応づけて予め前記記憶手段に記憶されている設定時間を経過した後に、当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力する出力手段と、前記記憶手段に記憶されている設定時間をトラブルの種類毎に設定変更する設定時間変更手段と、前記トラブル解除操作にかかった操作時間をカウントするカウント手段とを備え、前記設定時間変更手段は、カウントした前記操作時間が当該トラブルの種類に対応づけて前記記憶手段に記憶されている設定時間を越えた場合に、該設定時間を前記操作時間としてカウントした時間に設定変更することを特徴としている。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記記憶手段が記憶するトラブルの種類毎に設定された設定時間は、当該トラブルの解除操作が複数ステップからなる場合には、各ステップ毎に設定された設定時間で構成され、前記出力手段は、前記検出手段によりトラブルの発生を検出してから最初のステップに設定された設定時間を経過した後に最初のステップの音声ガイダンスを出力し、以降、前ステップのトラブル解除操作が完了してから当該ステップに設定された設定時間を経過した後に、当該ステップの音声ガイダンスを出力する処理を各ステップ毎に行い、前記設定時間変更手段は、前記記憶手段に記憶されている設定時間を各ステップ毎に設定変更することを特徴としている。
請求項記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記カウント手段は、前記複数ステップからなるトラブル解除操作にかかった操作時間を各ステップ毎にカウントし、前記設定時間変更手段は、前記カウント手段によりカウントした各ステップ毎の操作時間が前記記憶手段に記憶されている各ステップ毎に設定された設定時間を越えた場合に、該設定時間を前記操作時間としてカウントした時間に設定変更する処理を各ステップ毎に行うことを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置によれば、トラブル発生時から当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスが出力されるまでの設定時間をトラブルの種類毎に設定変更することができるので、トラブルの種類に応じて適切なタイミングでトラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力することが可能である。また、ユーザがトラブルの解除操作を行うのにかかった操作時間が、予め記憶されている設定時間を越えた場合に、設定時間が操作時間としてカウントした時間に自動的に設定変更されるので、ユーザのトラブル解除操作に対する慣れの度合いに応じて適切な時間に設定時間を設定変更することが可能である。
請求項に記載の画像形成装置によれば、トラブルの解除操作が複数ステップからなる場合に、各ステップ毎に設定時間を設定変更することができるので、各ステップ毎に適切なタイミングで音声ガイダンスを出力することが可能である。
請求項に記載の画像形成装置によれば、設定時間は実際にユーザが行ったトラブル解除操作にかかった時間に基づいて自動的に設定変更されるため、ユーザのトラブル解除操作に対する慣れの度合いに応じて、各ステップ毎に適切なタイミングで音声ガイダンスを出力することが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る画像形成装置1について図面に基づいて説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、原稿読取部4、操作部5、報知部6、画像メモリ10、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)11、記録部12、センサ13、RAM(Random Access Memory)14、通信部15、及びLAN I/F18を備えたものであって、各部2乃至18は、バス19によって通信可能に接続されている。
制御部2は、所定のプログラムに従って画像形成装置1を構成する各部を制御するものである。ROM3は、制御部2によりこの画像形成装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶している。ROM3に記憶されているプログラムは、具体的には、画像形成装置1においてトラブルが発生した場合に、ユーザが行うべきトラブルの解除操作の音声ガイダンスを行うための音声ガイダンス出力処理プログラムや、ユーザのトラブル解除操作にかかった操作時間をカウントするカウント処理プログラム等である。ここで、トラブルは、具体的には紙詰まり、通信エラー、紙切れ等であり、ユーザのトラブル解除操作は、所定のカバーを開放する操作や、キー操作、詰まっている用紙を取り除く操作等である。
原稿読取部4は、コピー、ファクシミリ送信、又はクライアントPC22用の画像データの読取りを行うために、原稿の画像を走査して画像データとして読み取るための部分である。この原稿読取部4は、自動原稿給送部(ADF:Automatic Document Feeder)、フラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えており、CCD(Charge Coupled Device)により原稿の画像を読取り、読取った画像データを所定の出力先に出力する。
操作部5は、画像形成装置1を使用する際に、この画像形成装置1に対する動作指示や設定等の入力を行うための部分であって、図示しないが、原稿の読取り開始を指示するためのスタートキー、コピー部数やファクシミリ番号等を入力するためのテンキーなど、各種操作キーを備えており、設定変更情報を入力するための入力手段として機能する。なお、この操作部5には、音声ガイダンスキー(不図示)が設けられており、ユーザは、スピーカ9から出力されるトラブルの解除操作の音声ガイダンスを聞き逃した場合や、聞き直したい場合に使用するものである。
報知部6は、画像形成装置1の動作状態や設定状態等の各種の情報をユーザに対して報知するための部分であって、ここでは、任意の文字や図形等を表示可能な液晶表示装置7と、点灯又は消灯により画像形成装置1の状態等を表示可能なLEDランプ8と、所定の警告音等を発してユーザに対する報知を行うスピーカ9とを有して構成されている。また、スピーカ9は、画像形成装置1においてトラブルが発生した場合に、ユーザが行うべき当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力するものであり、出力手段として機能する。
画像メモリ10は、原稿読取部4で読取られた原稿の画像データや、ファクシミリ送受信した画像データ等を一時的に格納する。コーデック11は、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。すなわち、画像データを送信などのためにMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等により符号化し、受信した画像データ等を復号する。
記録部12は、画像メモリ10から読み出された画像データの画像を所定の用紙に記録する部分であり、この記録部12における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット記録方式等のこの分野で公知の各種の記録方式を用いることができる。
センサ13は、紙詰まりや用紙切れ等のトラブルの発生を検出するものであり、このセンサ13及び該センサ13の検出結果に基づいてトラブルが発生したか否かを判断する制御部2が検出手段として機能する。このセンサ13は、画像形成装置1の各部に設けられており、具体的には原稿読取部4の原稿押圧部材(不図示)の開閉、操作部5からのキー操作の有無、原稿搬送路における原稿の有無、所定サイズの用紙が収納されている給紙カセットや用紙搬送路における用紙の有無等を検出する。また、センサ13は、ユーザによってトラブル解除操作が行われたか否かについても検出するものであり、センサ13及びセンサ13の検出結果に基づいて操作時間14cをカウントする制御部2がカウント手段として機能する。
RAM14は、画像形成装置1の動作処理に用いる設定情報や動作情報等の各種データを読出し及び書込み可能な状態で記憶している。具体的には、登録されたファクシミリ番号等の他に、音声データ14a、設定時間14b、操作時間14cを記憶している。ここで、音声データ14aは、画像形成装置1においてトラブルが発生した場合に、ユーザが行うべきトラブルの解除操作の音声ガイダンスをスピーカ9から出力するためのものであり、トラブルの種類毎の音声データ14aがこのRAM14に記憶されている。なお、トラブルの解除操作が複数ステップからなる場合には、当該トラブルの解除操作に対し、各ステップ毎の音声データ14aが記憶されている。なお、トラブルが発生した場合に、発生したトラブルの内容(種類)やそのトラブルの解除操作を示したメッセージを液晶表示装置7に表示されるための表示用データもこのRAM14に記憶されている。
設定時間14bは、センサ13によりトラブルの発生を検出してから、当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスの出力が開始されるまでの時間であり、トラブルの種類毎に予めRAM14に記憶されており、トラブルの種類毎に設定時間14bを記憶するRAM14が記憶手段として機能し、RAM14に記憶されている設定時間14bをトラブルの種類毎に設定変更する制御部2が設定時間変更手段として機能する。制御部2は、センサ13によりトラブルの発生を検出してから当該トラブルの種類に対応づけて予めRAM14に記憶されている設定時間14bを経過した後に、当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスをスピーカ9から出力させる。また、この設定時間14bは、トラブルの解除操作が複数ステップからなる場合には、各ステップ毎に設定された設定時間で構成されるようになっており、スピーカ9は、センサ13によってトラブルの発生を検出してから最初のステップに設定された設定時間14bを経過した後に、最初のステップの音声ガイダンスを出力し、以降、前ステップのトラブル解除操作が完了してから当該ステップに設定された設定時間14bを経過した後に、当該ステップの音声ガイダンスを出力する処理を各ステップ毎に行う。具体的には、用紙詰まりのトラブル解除操作が、カバーを開放する、詰まっている用紙を取り除く、カバーを閉じるのように、三つのステップからなるような場合には、10秒、20秒、8秒のように、各ステップ毎に設定時間14bが記憶されている。これに対し、用紙詰まりのトラブルが発生すると、センサ13によって当該トラブルの発生が検出されてから10秒を経過した後に、「カバーを開放してください」等の最初のステップの音声ガイダンスがスピーカ9から出力される。そして、ユーザによってカバーが開放されてから20秒を経過した後に、「詰まっている用紙を取り除いて下さい」等の音声ガイダンスがスピーカ9から出力され、ユーザによって詰まっていた用紙が取り除かれてから8秒を経過した後に、「カバーを閉じて下さい」等の音声ガイダンスがスピーカ9から出力される。
これらの音声ガイダンスの出力が開始されるまでの時間である設定時間14bは、操作部5から入力される入力情報に基づいて設定変更が可能であり、ユーザが使い易く、且つ音声ガイダンスが煩わしくならない程度の時間に任意に設定変更することができる。なお、設定時間14bを経過する前にトラブル解除操作が完了した場合には、トラブルの解除操作の音声ガイダンスは出力されない。したがって、トラブル解除操作に慣れているユーザは、設定時間14bを実際にトラブルの解除操作を行う場合にかかる時間よりも若干長めに設定しておくことにより、音声ガイダンスを出力させないようにするとともに、操作に不慣れな他のユーザがトラブル解除操作を行った場合には音声ガイダンスが出力されるようにすることも可能である。
操作時間14cは、ユーザがトラブル解除操作を行うのにかかった時間であり、具体的には、センサ13によってトラブルの発生を検出してから当該トラブルの解除操作が完了したことを検出するまでの時間であり、この操作時間14cは制御部2によってカウントされる。また、複数ステップからなるトラブルの解除操作にかかった操作時間14cは、各ステップ毎にカウントされるようになっており、最初のステップに対してはトラブルの発生を検出してから最初のステップのトラブル解除操作が完了するまでの時間がカウントされ、以降、前ステップのトラブル解除操作が完了してから当該ステップのトラブル解除操作が完了するまでの時間が操作時間14cとしてカウントされる。
ここで、設定時間14bは、上記の通り操作部5からの入力情報に基づいて設定変更することができるが、この操作時間14cに基づいて自動的に設定変更させることもできる。具体的には、発生したあるトラブルに対してカウントした操作時間14cが、当該トラブルの種類に対応づけて予めRAM14に記憶されている設定時間14bを越える場合に、制御部2は、該設定時間14bを操作時間14cとしてカウントした時間に設定変更する。例えば、設定時間14bが30秒に設定されているトラブル解除操作に対し、ユーザの当該トラブルの解除操作にかかった操作時間14cが35秒であるような場合、制御部2は、設定時間14bを30秒から35秒に設定変変更する。なお、複数ステップからなるトラブルの解除操作に対しても同様であり、各ステップ毎にこの処理が行われる。例えば、三つのステップからなるトラブル解除操作の設定時間14bが5秒、20秒、8秒であり、実際にトラブル解除操作にかかった操作時間14cが10秒、25秒、7秒であったとすると、最初のステップの設定時間14bは5秒から10秒に、次ステップの設定時間14bは20秒から25秒に設定変更され、最後のステップの設定時間14bはそのまま保持される。このように、操作時間14cが設定時間14bを越える場合に、該設定時間14bを操作時間14cとしてカウントした時間に設定変更することができるが、操作時間14cに基づく設定時間14bの設定変更はこれに限定されるものではなく、例えば最近の所定回数の操作時間14cの平均時間が設定時間14cを越えた場合に、該設定時間を前記平均時間に設定変更するようにしてもよい。
通信部15は、モデム16及びNCU(Network Control Unit)17を備えている。モデム16は、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCU17は、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)20に接続されている。
LAN I/F18は、LAN(Local Area Network)21とのインターフェイスを備えており、この画像形成装置1と同じくLAN21に接続されたクライアントPC22との通信が可能である。
複合機として上記の構成を備えた画像形成装置1によれば、コピー機能によって原稿読取部4で読取った原稿の画像を用紙に記録することができるほか、ファクシミリ機能によって他のG3ファクシミリ装置(不図示)と原稿の画像データをファクシミリ送受信し、スキャナ機能によって原稿読取部4で読取った原稿の画像データをクライアントPC22等に出力することができるようになっている。
以下、操作部5から入力される設定変更情報に基づいて設定時間14bを設定変更する場合について、図2に基づいて説明する。操作部5からRAM14に記憶されている設定時間14bを設定変更する旨の命令が入力された場合、制御部2は、まず音声ガイダンス設定変更画面23を液晶表示装置7に表示させる。この音声ガイダンス設定変更画面23には、ここでは、設定時間14bを設定変更したいトラブルの種類の選択を促すメッセージ、選択可能なトラブルの種類の一覧、トラブルの種類を選択するための入力キーを示すトラブル選択ボタン24、及び選択されたトラブルの種類を決定するための入力キーを示すセットボタン25等を含む情報が表示される。そして、この音声ガイダンス設定変更画面23において、トラブル選択ボタン24に対応する操作部5の操作キーが操作され、セットボタン25に対応する操作部5の操作キーが操作された場合には、制御部2は、液晶表示装置7に操作ステップ選択画面26を表示させる。
この操作ステップ選択画面26には、ここでは、複数のステップで構成されるトラブル解除操作に対し、設定時間14bを変更したいステップの選択を促すメッセージ、選択可能なステップ及び各ステップ毎に各々既に設定されている設定時間14bの一覧、いずれかのステップを選択するための入力キーを示すステップ選択ボタン27、選択されたステップを決定するための入力キーを示すセットボタン28等を含む情報が表示される。ここで、ステップ選択ボタン27に対応する操作部5の操作キーによっていずれかのステップが選択され、セットボタン28に対応する操作部5の操作キーが操作された場合には、制御部2は、設定時間変更画面29を液晶表示装置7に表示させる。
この設定時間変更画面29には、設定時間14bの入力を促すメッセージ、変更可能な設定時間14bの範囲、現在の設定時間14b、操作部5のテンキーによって入力される新たな設定時間14bを決定するための入力キーを示すセットボタン30等を含む情報が表示される。そして、この設定時間変更画面29において、操作部5のテンキーから任意の時間が入力され、セットボタン30に対応する操作部5の操作キーが操作されると、制御部2は、RAM14の設定時間14bを入力された時間に設定変更する。
以上説明したように、ユーザは、液晶表示装置7に表示される設定画面に従って、トラブルの種類毎に設定時間14bを個別に設定変更することができる。また、トラブル解除操作が複数のステップで構成されている場合には、各ステップ毎に音声ガイダンスの設定時間14bを容易に設定変更することができる。なお、ここでは各ステップ毎に設定時間14bを設定変更する場合について説明したが、例えば、音声ガイダンス設定変更画面23に表示される2以上のトラブルの種類又は全てのトラブルの種類に対して、設定時間14bを一括して同じ時間に設定変更したり、操作ステップ選択画面26に表示されているように、複数のステップで構成されているトラブル解除操作の各設定時間14bを2以上のステップ又は全てのステップについて一括して同じ時間に設定変更することも可能である。また、トラブルの解除操作が複数のステップで構成されていない場合には、音声ガイダンス設定変更画面23においてトラブルの種類が選択された後、設定時間変更画面29を表示させ、操作部5のテンキーによって入力される時間に設定時間14bを設定変更することができる。
以下、画像形成装置1におてい、トラブルが発生した場合に画像形成装置1において行われる処理動作について図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、ここでは、主にトラブル解除操作が複数のステップからなる場合について説明する。
画像形成装置1においてトラブルが発生した場合、制御部2は、まずセンサ13の検出結果に基づいて発生したトラブルの内容を判断し、トラブルの発生及びその内容をユーザに報知する(S1)。具体的には、スピーカ9から所定の警告音を鳴動させるとともに、液晶表示装置7に発生したトラブルの内容を示すメッセージを表示させ、「原稿が詰まりました」等のトラブルの内容を示す音声メッセージをスピーカ9から出力させる。したがって、ユーザは、警告音によりトラブルが発生したことを認識でき、液晶表示装置7に表示されるメッセージ及びスピーカ9から出力される音声メッセージにより、発生したトラブルの内容を容易に把握することができる。なお、音声メッセージの出力は、ここでは一回のみ行われるが、複数回繰り返し出力させるようにしてもよい。
続いて、制御部2は、例えば「原稿カバーを開けて下さい」等の最初のステップのトラブル解除操作を示すメッセージを液晶表示装置7に表示させる(S2)。なお、このメッセージは、上記のトラブルの内容を示すメッセージとともに表示させるようにしてもよい。そして、制御部2は、センサ13の検出結果に基づいて、当該ステップのトラブル解除操作が完了したか否かを判断する(S3)。ここでは、ユーザによって原稿カバーが開放されたか否かを判断する。そして、当該ステップのトラブル解除操作が完了していないと判断した場合には(S3:NO)、当該ステップの設定時間14bを経過したか否かを判断する(S4)。ここで判断される時間は、最初のステップのトラブル解除操作に対しては、トラブルの発生を検出してからの時間であり、2ステップ目以降のトラブル解除操作に対しては、前ステップのトラブル解除操作が完了してからの時間である。ここで、設定時間14bを経過していないと判断した場合には(S4:NO)、当該ステップの設定時間14bを経過するまで、S2及びS3の処理を繰り返し行う。そして、当該ステップのトラブル解除操作が完了したと判断した場合(S3:YES)、当該ステップのトラブル解除操作にかかった操作時間14cをRAM14の所定領域に記憶させる(S5)。ここでは、最初のステップのトラブル解除操作であるため、S1においてトラブルの発生を検出してから、最初のステップのトラブル解除操作が完了するまでの時間が操作時間14cとして記憶される。
次に、制御部2は、トラブルが解除されたか否かを判断する(S6)。具体的には、トラブルを解除するための全てのトラブル解除操作が完了したか否かをトラブルの内容及びセンサ13の検出結果に基づいて判断する。ここで、トラブルは解除されていない、すなわち、ユーザが行うべき次ステップのトラブル解除操作があると判断した場合(S6:NO)、次ステップのトラブル解除操作を示すメッセージを液晶表示装置7に表示させる(S2)。このようにして、制御部2は、トラブル解除操作が複数のステップからなる場合、各ステップ毎に予め設定された設定時間14bを経過するまでは各ステップ毎にS2乃至S5の処理を行う。
一方、制御部2は、当該ステップのトラブル解除操作が完了することなく(S3:NO)、当該ステップの設定時間14bを経過したと判断した場合(S4:YES)、液晶表示装置7によるトラブル解除操作を示すメッセージの表示に加え、当該ステップのトラブルの解除操作の音声ガイダンスをスピーカ9から出力させる(S7)。すなわち、当該ステップのトラブルの解除操作に対応する音声データ14aをRAM14から読出し、スピーカ9から出力させる。そして、制御部2は、センサ13の検出結果に基づいて当該ステップのトラブル解除操作が完了したか否かを判断し(S8)、当該ステップのトラブル解除操作が完了していないと判断した場合には(S8:NO)、S7に戻りスピーカ9に当該ステップのトラブルの解除操作の音声ガイダンスを繰り返し出力させる(S7)。そして、当該ステップのトラブル解除操作が完了したと判断した場合(S8:YES)、当該ステップのトラブル解除操作にかかった操作時間14cをRAM14に記憶させる(S5)。なお、ここで記憶される操作時間14cは、最初のステップに対しては、上記の通りトラブルが発生してから最初のステップのトラブル解除操作が完了するまでの時間であるが、2ステップ目以降は、前ステップのトラブル解除操作が完了してから当該ステップのトラブル解除操作が完了するまでの時間である。
制御部2は、このようにして当該ステップのトラブル解除操作が完了することなく設定時間14bを経過した場合、トラブル解除操作を示すメッセージの表示に加え、トラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力させる。そして、ユーザによって、発生したトラブルを解除するために必要な全てのトラブル解除操作が行われ、トラブルが解除されたと判断した場合(S6:YES)、自装置1が自動設定モードに設定されているか否かを判断する(S9)。すなわち、RAM14の設定時間14bが操作時間14cに基づいて制御部2によって自動的に設定変更されるモードになっているのか、或いは操作部5からの入力情報に基づいて設定変更されるモードになっているのかを判断する。ここで、制御部2は、自装置1が自動設定モードに設定されていると判断した場合(S9:YES)、S5において記憶したトラブル解除操作の操作時間14cが当該ステップの設定時間14bを越えているか否かを各ステップ毎に判断する(S10)。そして、操作時間14cが設定時間14bを越えていると判断した場合(S10:YES)、設定時間14bを設定変更する(S11)。具体的には、設定時間14bを操作時間14cとしてカウントした時間に設定変更する。なお、このS10以降の処理は、各ステップ毎に行われる。
一方、S9において、自動設定モードに設定されていない場合(S9:NO)、及び操作時間14cが設定時間14bを越えていないと判断した場合(S10:NO)、S11の処理は行わず、処理を終了する。
以上説明したように、予めRAM14に記憶されている設定時間14bを経過するまでは、液晶表示装置7によるメッセージの表示のみでトラブルの解除操作が報知され、設定時間14bを経過した後は、メッセージの表示に加えてトラブルの解除操作の音声ガイダンスが出力されるので、トラブル解除操作に手間取ったユーザ或いはトラブル解除操作に不慣れなユーザは、スピーカ9から出力される音声ガイダンスに従ってトラブル解除操作を行うことができる。なお、スピーカ9から出力される音声ガイダンスは、液晶表示装置7に表示されるメッセージと同一内容のものであってもよいが、液晶表示装置7に表示されるメッセージよりも更に詳細なトラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力する方が好適である。
また、この音声ガイダンスの出力が開始されるまでの設定時間14bは、自動設定モードに設定されていない場合(S9:NO)、図2に基づいて説明したように、ユーザが予め操作部5から設定しておくことができるので、操作に慣れているユーザがトラブル解除操作を行うような場合には、設定時間14bを長めに設定しておくことにより、必要以上に音声ガイダンスが出力されてトラブル解除操作がわかっているユーザに不快感を与えるのを防止することができる。一方、自動設定モードに設定されている場合も(S9:YES)、操作時間14cに基づいて設定時間14bが設定変更されるので、ユーザのトラブル解除操作の慣れ具合に応じて設定時間14bを自動的に設定変更することができる。
なお、図3に示すフローチャートでは、設定時間14bを経過した後は(S4:YES)、スピーカ9から当該ステップのトラブル解除操作が完了するまで繰り返し音声ガイダンスが出力されるようになっているが(S7、S8)、設定時間14bを経過した後に一度だけ音声ガイダンスをスピーカ9から出力させ、ユーザによって音声ガイダンスを聞き直すための所定の操作が行われた場合に、再度音声ガイダンスをスピーカ9から出力させるようにしてもよい。すなわち、図4に示すように、S7において当該ステップの音声ガイダンスが出力された後、制御部2は、当該ステップのトラブル解除操作が完了したか否かを判断し(S8)、トラブル解除操作が完了していないと判断した場合(S8:NO)、操作部5に設けられている音声ガイダンスキーを点滅させる(S13)。続いて、所定時間を経過した後に音声ガイダンスキーが押下されたか否かを判断し(S14)、音声ガイダンスキーが押下されたと判断した場合に(S14:YES)、再度スピーカ9から当該ステップの音声ガイダンスを出力させる(S15)。したがって、音声ガイダンスキーが押下された場合にのみ再度音声ガイダンスが出力されるので、必要以上に繰り返し音声ガイダンスが出力されてユーザの耳障りになるようなことはない。
また、RAM14に記憶されている設定時間14bが操作部5からの入力情報に基づいて設定変更されるのか、或いは操作時間14cに基づいて制御部2によって自動的に設定変更されるのかを、発生するトラブルの種類毎に設定できるようにしてもよい。なお、本発明を実施するための最良の形態の画像形成装置1で行われる音声ガイダンスは、紙詰まり、紙切れ、通信エラー等のトラブルに対して行われるものであるが、トラブルはこれらのものに限定されるものではなく、例えば、ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル等の各種設定を行う際に、その操作がわからないような場合もトラブルと見なし、音声ガイダンスが出力されるようにすることも当然可能である。
本発明は、画像形成装置に限定されることなく、ユーザによるトラブル解除操作や各種設定操作を音声にてガイダンスする種々の装置に適用することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態に係る画像形成装置の構成を示したブロック図である。 操作部からの入力情報に基づく設定時間の設定変更について説明するための図である。 トラブルが発生した場合に、画像形成装置において行われる処理動作を示したフローチャートである。 音声ガイダンスの出力処理の変形例における処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 制御部(MPU)
3 ROM
5 操作部
7 液晶表示装置
9 スピーカ
13 センサ
14 RAM
14a 音声データ
14b 設定時間
14c 操作時間

Claims (3)

  1. トラブルの種類毎に設定時間を記憶する記憶手段と、トラブルの発生を検出する検出手段と、該検出手段によりトラブルの発生を検出してから当該トラブルの種類に対応づけて予め前記記憶手段に記憶されている設定時間を経過した後に、当該トラブルの解除操作の音声ガイダンスを出力する出力手段と、前記記憶手段に記憶されている設定時間をトラブルの種類毎に設定変更する設定時間変更手段と、前記トラブル解除操作にかかった操作時間をカウントするカウント手段とを備え
    前記設定時間変更手段は、カウントした前記操作時間が当該トラブルの種類に対応づけて前記記憶手段に記憶されている設定時間を越えた場合に、該設定時間を前記操作時間としてカウントした時間に設定変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段が記憶するトラブルの種類毎に設定された設定時間は、当該トラブルの解除操作が複数ステップからなる場合には、各ステップ毎に設定された設定時間で構成され、前記出力手段は、前記検出手段によりトラブルの発生を検出してから最初のステップに設定された設定時間を経過した後に最初のステップの音声ガイダンスを出力し、以降、前ステップのトラブル解除操作が完了してから当該ステップに設定された設定時間を経過した後に、当該ステップの音声ガイダンスを出力する処理を各ステップ毎に行い、前記設定時間変更手段は、前記記憶手段に記憶されている設定時間を各ステップ毎に設定変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記カウント手段は、前記複数ステップからなるトラブル解除操作にかかった操作時間を各ステップ毎にカウントし、
    前記設定時間変更手段は、前記カウント手段によりカウントした各ステップ毎の操作時間が前記記憶手段に記憶されている各ステップ毎に設定された設定時間を越えた場合に、該設定時間を前記操作時間としてカウントした時間に設定変更する処理を各ステップ毎に行うことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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