JP2004220116A - 自動改札機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無効な非接触記録媒体を投入して改札を通行する不正を防止する。
【解決手段】投入口3の手前に第1アンテナ11を設け、回収経路7内に第2アンテナ12と、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されるのを規制する第1シャッタ31と、回収経路7に投入された非接触トークン30が回収箱6に回収されるのを規制する第2のシャッタ32とを設ける。そして、第1アンテナ11によって読み取られた非接触トークン30の情報に基づいて非接触トークン30を回収すると判定し、かつ、出場可能と判定すると、第1シャッタを開いて非接触トークン30を回収経路7に投入させ、第2アンテナ12によって読み取られた情報が第1アンテナ11によって読み取られた情報と一致しているか否かを判定し、一致していると判定すると、第2シャッタ12を開いて非接触トークン30を回収するとともに通行を許可する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅等に設置される非接触式の自動改札機に関し、特に、非接触記録媒体を回収する機能を備えた自動改札機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
非接触式の自動改札機は、非接触記録媒体に記録された情報を非接触で読み取って通行の許可または禁止の処理を行うものである。このような自動改札機では、一般に、非接触記録媒体として非接触カードや非接触トークンが用いられている。しかし、非接触カードや非接触トークンは通信回路やメモリなどを内蔵しており、製造コストが高いために、1回使用限りで廃棄処分される普通乗車券として利用すると、運用コストが高くなるという問題がある。
【0003】
そこで、上記の問題を解決するために、普通乗車券として利用した非接触記録媒体を出場時に回収することで、非接触記録媒体を再利用可能にする自動改札機が、例えば下記の特許文献1に記載されている。この自動改札機では、自動改札機の本体上面に設けた交信部によって非接触記録媒体に記録された情報を読み取り、読み取った情報を基に出場用の演算処理を行う。そして、演算処理の結果、その非接触記録媒体が使用し尽くされたと判定し、つまり、その非接触記録媒体を回収すべきであると判定し、かつ、出場可能と判定した場合に、非接触記録媒体を回収するための回収箱へ通じる投入口を開き、投入口の内側に設けたセンサによって非接触記録媒体が投入口に投入されたことが検出されると、扉を開いて通行を許可する。このような自動改札機によれば、非接触記録媒体を出場時に回収するので、非接触記録媒体を再利用することができ、運用コストを低下させることが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−123212号公報 (第2−3頁、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された自動改札機では、センサによって非接触記録媒体が投入口に投入されたことが検出されると、扉を開いて通行を許可するので、演算処理において回収すべきであると判定し、かつ、出場可能と判定した非接触記録媒体以外の別の非接触記録媒体や偽の非接触記録媒体のような、無効な非接触記録媒体が投入口に投入されても、センサによってそれが検出され、扉を開いて通行を許可してしまう。このため、交信部に非接触記録媒体をかざして記録された情報を読み取らせ、投入口を開かせた後に、無効な非接触記録媒体を投入口に投入して改札機を通行する不正が行われるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解決するものであって、その課題とするところは、無効な非接触記録媒体を投入して改札機を通行する不正を防止することが可能な自動改札機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、非接触記録媒体に記録された情報を非接触で読み取って通行の許可または禁止の処理を行うとともに、当該非接触記録媒体を回収する非接触式の自動改札機において、非接触記録媒体が投入される投入口と、投入口から投入された非接触記録媒体を回収する回収箱と、投入口から回収箱へと通じる回収経路とを設ける。また、非接触記録媒体が投入口から回収経路に投入されることを規制する第1のシャッタと、回収経路に投入された非接触記録媒体が回収箱に回収されることを規制する第2のシャッタと、回収経路に投入される前の非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第1の読取部と、回収経路に投入された非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第2の読取部とを設ける。さらに、第1の読取部の読み取り結果に基づいて非接触記録媒体を回収すると判定し、かつ、入出場可能と判定すると、第1のシャッタを開き、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かを判定して、一致していると判定すると、第2のシャッタを開くとともに通行を許可する制御部を設ける。なお、「入出場可能と判定する」とは、非接触記録媒体が出場時に回収される運用の場合は、出場可能と判定することであり、非接触記録媒体が入場時に回収される運用の場合は、入場可能と判定することである。
【0008】
このようにすると、回収経路への投入前に回収すると判定し、かつ、入出場可能であると判定した非接触記録媒体の情報と同一の情報を記録した非接触記録媒体が投入口から回収経路へ投入された場合にのみ、第2のシャッタを開いて非接触記録媒体を回収箱に回収することができるとともに、通行を許可して利用者を通行させることができる。このため、回収すると判定し、かつ、入出場可能であると判定した非接触記録媒体以外の別の非接触記録媒体や偽の非接触記録媒体のような、無効な非接触記録媒体が回収経路に投入されても、これを回収しないとともに、利用者を通行させることもないので、無効な非接触記録媒体を投入して改札機を通行する不正を防止することが可能となる。
【0009】
また、本発明においては、非接触記録媒体に記録された情報には、入出場可否を判定するための改札情報と、非接触記録媒体を個別に識別するための識別情報とが含まれていて、第1の読取部は、非接触記録媒体の改札情報と識別情報とを読み取り、第2の読取部は、非接触記録媒体の識別情報を読み取るようにしてもよい。この場合、制御部は、非接触記録媒体を回収するか否かの判定を、前記第1の読取部によって読み取られた前記識別情報に基づいて行い、入出場可否の判定を、前記第1の読取部によって読み取られた前記改札情報に基づいて行い、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かの判定を、第2の読取部によって読み取られた識別情報および第1の読取部によって読み取られた識別情報に基づいて行う。なお、「入出場可否の判定」とは、非接触記録媒体が出場時に回収される運用の場合は、出場可否を判定することであり、非接触記録媒体が入場時に回収される運用の場合は、入場可否を判定することである。
【0010】
このように第2の読取部によって読み取られた識別情報が、第1の読取部によって読み取られた識別情報と一致しているか否かを判定することで、識別情報によって非接触記録媒体を個別に識別できるので、回収すると判定し、かつ、入出場可能であると判定した非接触記録媒体と同一の非接触記録媒体が投入口から回収経路へ投入された場合にのみ、非接触記録媒体を回収箱に回収することができるとともに、通行を許可して利用者を通行させることができる。このため、無効な非接触記録媒体を投入して改札機を通行する不正を確実に防止することが可能となる。また、第2の読取部が識別情報のみを読み取り、一致しているか否かの判定を識別情報のみに基づいて行うことで、非接触記録媒体の全ての情報を読み取って全ての情報について一致しているか否かの判定をする場合に比べ、非接触記録媒体の回収経路への投入後に、読み取りにかかる時間と判定にかかる時間を短縮することができ、通行を許可または禁止するまでの全体の処理時間を短縮することができる。
【0011】
また、本発明では、他の実施形態として、制御部は、第1の読取部の読み取り結果に基づいて非接触記録媒体を回収すると判定すると、第1のシャッタを開き、第2の読取部の読み取り結果に基づいて入出場可能と判定し、かつ、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致していると判定すると、第2のシャッタを開くとともに通行を許可する。
【0012】
このようにすると、回収すると判定した非接触記録媒体の情報と同一の情報を記録した非接触記録媒体が投入口から回収経路へ投入され、かつ、入出場可能であると判定した場合にのみ、第2のシャッタを開いて非接触記録媒体を回収箱に回収することができるとともに、通行を許可して利用者を通行させることができる。このため、無効な非接触記録媒体が回収経路に投入されても、これを回収しないとともに、利用者を通行させることもないので、無効な非接触記録媒体を投入して改札機を通行する不正を防止することが可能となる。
【0013】
また、本発明では、上記の他の実施形態において、第1の読取部は、非接触記録媒体の識別情報を読み取り、第2の読取部は、非接触記録媒体の改札情報と識別情報とを読み取るようにしてもよい。この場合、制御部は、非接触記録媒体を回収するか否かの判定を第1の読取部によって読み取られた識別情報に基づいて行い、入出場可否の判定を、第2の読取部によって読み取られた改札情報に基づいて行い、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かの判定を、第2の読取部によって読み取られた識別情報および第1の読取部によって読み取られた識別情報に基づいて行う。
【0014】
このように第1の読取部が識別情報のみを読み取ることで、非接触記録媒体の回収経路への投入前に、読み取りにかかる時間を短縮することができる。さらに、情報が一致しているか否かの判定を識別情報のみに基づいて行うことで、非接触記録媒体の全ての情報について一致しているか否かの判定をする場合に比べ、通行を許可または禁止するまでの全体の処理時間を短縮することができる。また、非接触記録媒体の回収経路への投入後に、第2の読取部が改札情報を読み取ることで、改札情報の読み取りを回収経路内で安定に行うことができる。
【0015】
また、本発明においては、上記の構成に加えて、非接触記録媒体を返却する返却口と、第1のシャッタと第2のシャッタとの間で回収経路から分岐して返却口へと通じる返却経路と、第2のシャッタによって回収箱に回収されることを規制された非接触記録媒体が返却経路に進入することを規制する第3のシャッタとを設けてもよい。このような構成において、制御部は、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致していないと判定すると、第2のシャッタを開かずに第3のシャッタを開くとともに、通行を禁止する。
【0016】
このようにすると、無効な非接触記録媒体が投入口から回収経路に投入された場合に、無効な非接触記録媒体を返却して、直ちに次の非接触記録媒体を受け付けることができる。
【0017】
また、本発明においては、第1の読取部は、回収経路に投入されていない非接触記録媒体と非接触に通信する第1のアンテナを有していて、当該第1のアンテナが非接触記録媒体を検知する検知範囲を、投入口が含まれるように設定するのが好ましい。
【0018】
このようにすると、回収される非接触記録媒体を第1のアンテナにかざす必要はなく、直接投入口に投入するだけで、第1のアンテナが非接触記録媒体と通信を行い、第1の読取部が非接触記録媒体の情報を読み取るので、回収される非接触記録媒体の取り扱いが単純になり、利用者の利便をはかることができる。
【0019】
また、本発明においては、上記の構成に加えて、第1のシャッタの開閉を検知する第1のシャッタ検知センサと、第2のシャッタの開閉を検知する第2のシャッタ検知センサと、非接触記録媒体が第1のシャッタを通過したことを検知する第1の通過検知センサと、非接触記録媒体が第2のシャッタを通過したことを検知する第2の通過検知センサとを設けるのが好ましい。このような構成において、制御部は、第1のシャッタを開く前に、第2のシャッタ検知センサによって第2のシャッタが閉じていることが検知されたか否かを確認し、閉じていることが検知されたと確認すると、第1のシャッタを開き、第1の通過検知センサによって非接触記録媒体が第1のシャッタを通過したことが検知されると、第1のシャッタを閉じ、第2のシャッタを開く前に、第1のシャッタ検知センサによって第1のシャッタが閉じていることが検知されたか否かを確認し、閉じていることが検知されたと確認すると、第2のシャッタを開き、第2の通過検知センサによって非接触記録媒体が第2のシャッタを通過したことが検知されると、第2のシャッタを閉じる。
【0020】
このように一方のシャッタが閉じているのを確認した後、もう一方のシャッタを開くことで、第2の読取部によって読み取られた情報が第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かの判定が行われずに、非接触記録媒体が回収箱に入り込むのを防止することができる。また、非接触記録媒体がそれぞれのシャッタを通過したことを確認した後、それぞれのシャッタを即座に閉じることで、情報が一致しているか否かの判定中に、次の非接触記録媒体が回収経路に入り込み、判定が正常に行われなくなるのを防止することができる。
【0021】
さらに、本発明においては、制御部は、第1のシャッタを開いた後、所定時間経過する間に第1の通過検知センサによって非接触記録媒体が第1のシャッタを通過したことが検知されなければ、第1のシャッタを閉じるのが好ましい。
【0022】
このようにすると、非接触記録媒体の情報を第1の読取部によって読み取らせた後、非接触記録媒体が投入口から回収経路へ投入されなかった場合に、直ちに次の非接触記録媒体を受け付けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明に係る自動改札機の一例を示した外観図であり、図1は同自動改札機の平面図、図2は同自動改札機を図1におけるZ方向から見た側面図、図3は同自動改札機の投入口付近の回収経路を示す断面図である。図1において、100と101は通路Rを挟んで並置された2台の自動改札機であって、このうち、100が本発明の実施形態に係る自動改札機である。なお、本例では、自動改札機100、101は、非接触記録媒体に記録された情報を非接触で読み取って通行の許可または禁止の処理を行う非接触式の自動改札機である。また、非接触記録媒体としては、非接触カード20(図3に図示)と非接触トークン30(図3に図示)とが用いられる。X、Yは通行方向を表しており、Xは出場方向、Yは入場方向である。ここでは、利用者が乗車駅で非接触カード20または非接触トークン30を自動改札機にかざして入場し、降車駅では非接触カード20を自動改札機にかざし、非接触トークン30は自動改札機に投入して出場する運用の場合を例に挙げる。この場合、自動改札機100は、X方向へ出場する利用者の非接触カード20がかざされ、また非接触トークン30が投入される自動改札機である。一方、自動改札機101は、Y方向へ入場する利用者の非接触カード20または非接触トークン30がかざされる自動改札機であって、非接触トークン30は投入されない。
【0024】
自動改札機100において、1は自動改札機100の本体、2はX方向へ出場する利用者に対して各種の案内を行う表示部、3は非接触トークン30が投入される投入口である。11は本発明における第1のアンテナ(以下、第1アンテナと記す)であって、非接触カード20または非接触トークン30と非接触に通信を行う。4a、4bは通路Rの通行を許可または禁止するために開閉する扉であって、自動改札機101の扉4c、4dと連動して開閉する。具体的には、扉4a〜4dは、図1に示すように常時開かれた状態(実線で示す状態)となっていて、X方向へ出場する利用者が非接触カード20を自動改札機100にかざし、または非接触トークン30を投入口3に投入して、後述するように自動改札機100で出場可能と判定されると、全ての扉4a〜4dは開いたままの状態に維持され、出場不可能と判定されると、扉4bと扉4dとは開いたままで、扉4aと扉4cとが閉じられる(点線で示す状態)。また、Y方向へ入場する利用者が非接触カード20または非接触トークン30を自動改札機101にかざして、後述するように自動改札機101で入場可能と判定されると、全ての扉4a〜4dは開いたままの状態に維持され、入場不可能と判定されると、扉4aと扉4cとは開いたままで、扉4bと扉4dとが閉じられる(点線で示す状態)。
【0025】
図2において、5は本体1の側面に複数設けられた利用者検知センサであって、通路Rを通行する利用者を検知する。6は投入口3から投入された非接触トークン30を回収する回収箱、7は投入口3から回収箱6へと通じる回収経路である。投入口3から投入された非接触トークン30は、自重により回収経路7を通過して回収箱6に入り込んで行く。なお、回収箱6は2つ備わっていて、回収経路7はそれぞれの回収箱6へ通じるように分岐している。8は回収経路7に投入された非接触トークン30等を返却する返却口である。投入口3の付近の回収経路7には、図3に示すように、本発明における第2のアンテナ(以下、第2アンテナと記す)12が設けられていて、これは回収経路7に投入された非接触トークン30(破線で図示)と非接触に通信を行う。これに対して、前述の第1アンテナ11は回収経路7に投入される前の非接触トークン30(実線で図示)と非接触に通信を行う。12aは第2アンテナ12が非接触トークン30と通信を行う前にこれを検知する検知範囲を示している。11aは第1アンテナ11が非接触トークン30または非接触カード20と通信を行う前にこれらを検知する検知範囲を示している。この検知範囲11aは、投入口3が含まれるように設定されている。
【0026】
31は本発明における第1のシャッタ(以下、第1シャッタと記す)であって、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されることを規制する。32は本発明における第2のシャッタ(以下、第2シャッタと記す)であって、回収経路7に投入された非接触トークン30が回収箱6に回収されることを規制する。33は本発明における第3のシャッタ(以下、第3シャッタと記す)であって、第2シャッタ32によって回収箱6に回収されることを規制された非接触トークン30が、返却経路9に進入することを規制する。なお、返却経路9は、第1シャッタ31と第2シャッタ32との間で回収経路7から分岐して返却口8へと通じている。上記3つのシャッタ31〜33は、図3では全て閉まっている状態にあり、紙面に対して垂直な方向へスライド移動して開き、非接触トークン30を通過させる。
【0027】
41は本発明における第1のシャッタ検知センサ(以下、第1シャッタ検知センサと記す)であって、第1シャッタ31の開閉を検知する。42は本発明における第2のシャッタ検知センサ(以下、第2シャッタ検知センサと記す)であって、第2シャッタ32の開閉を検知する。これらのシャッタ検知センサ41、42はフォトマイクロセンサから構成されていて、それぞれのシャッタ31、32が閉じているときはOFF状態になり、開いているときはON状態になる。
【0028】
51は本発明における第1の通過検知センサ(以下、第1通過検知センサと記す)であって、非接触トークン30が第1シャッタ31を通過したことを検知する。52は本発明における第2の通過検知センサ(以下、第2通過検知センサと記す)であって、非接触トークン30が第2シャッタ32を通過したことを検知する。これらの通過検知センサ51、52は拡散反射型のフォトセンサから構成されていて、非接触トークン30が回収経路7を通ってそれぞれの前に来ると非接触トークン30を検知してON状態となり、非接触トークン30がそれぞれの前を通り過ぎるとOFF状態に戻る。つまり、このON状態からOFF状態への切り替り信号によって、非接触トークン30がそれぞれのシャッタ31、32を通過したことが検知される。
【0029】
次に、図1に示す自動改札機101において、102は自動改札機100の本体、103はY方向へ入場する利用者に対して各種の案内を行う表示部、104は入場用アンテナであって、非接触カード20または非接触トークン30と非接触に通信を行う。4c、4dは通路Rの通行を許可または禁止するために開閉する扉であって、上述したように自動改札機100の扉4a、4bと連動して開閉する。なお、この自動改札機101は、入場時に非接触トークン30の回収を行わないので、自動改札機100における非接触トークン30の投入口3や回収箱6、および回収経路7等は設けられていない。
【0030】
上述した2台の自動改札機100、101にかざされる非接触カード20は、本体がプラスチック等から形成されていて、図3に示すように、本体の内部に回路装置20aがモールドされている。回路装置20aは、後述するように、アンテナやメモリ等を備えている。このような非接触カード20は、定期券や回数券やプリペイドカードのように反復使用する乗車媒体として駅の窓口または自動発行機で発行される。なお、反復使用する乗車媒体としては、非接触カード20のほかに、腕時計形状の非接触記録媒体や、非接触カード機能付き携帯電話機等が用いられることがある。
【0031】
一方、自動改札機101にかざされ、自動改札機100に投入される非接触トークン30は、非接触カード20と同様に、本体がプラスチック等から形成されていて、本体の内部に回路装置30aがモールドされている。回路装置30aは、後述するように、アンテナやメモリ等を備えている。このような非接触トークン30は、普通乗車券のような1回使用限りの乗車媒体として自動券売機で発行され、出場時に自動改札機100に投入されることで回収される。なお、図3では非接触トークン30は円形となっているが、これに代えて、例えば8角形や6角形の非接触トークンを用いてもよい。
【0032】
図4は、上記の自動改札機100と非接触カード20と非接触トークン30の電気的構成を示すブロック図である。自動改札機100において、10は自動改札機100の各部を制御するCPUであって、本発明における制御部を構成する。このCPU10には、非接触カード20や非接触トークン30に記録された情報に基づき後述する幾つかの判定を行うための判定部10aと、前述の2つのシャッタ31、32が開いてからの時間を計測するタイマ10bとが備わっている。13は駅の係員室に設置された上位コンピュータHと通信を行う通信部である。14はROMやRAMから構成されるメモリであって、ROMにはCPU10の動作プログラム等が記録されていて、RAMには乗車情報等が記録される。2は前述の表示部である。15はスピーカ等から構成される音声出力部であって、利用者に対して音声によって各種の案内を行う。16は扉制御部であって、前述の扉4a〜4dを開閉するためのモータ(図示省略)の駆動を制御する。なお、扉4a、4bを開閉するためのモータは自動改札機100に設けられているが、扉4c、4dを開閉するためのモータは自動改札機101に設けられている。CPU10は、この扉制御部16によって扉4a〜4dを開閉する。17は自動改札機100の各部へ電力を供給する電源部である。
【0033】
21は第1アンテナ制御部であって、前述の第1アンテナ11が非接触カード20または非接触トークン30に対して情報の送信または受信を行うようにこのアンテナ11を制御する。22は第2アンテナ制御部であって、前述の第2アンテナ12が非接触トークン30に対して情報の送信または受信を行うようにこのアンテナ12を制御する。また、第1アンテナ制御部21や第2アンテナ制御部22は、それぞれが制御するアンテナ11、12を介して非接触カード20または非接触トークン30の情報を読み取ったり、非接触カード20または非接触トークン30に情報を書き込んだりするリーダライタ機能を有している。第1アンテナ制御部21と第1アンテナ11とは、本発明における第1の読取部を構成し、第2アンテナ制御部22と第2アンテナ12とは、本発明における第2の読取部を構成する。31aは第1シャッタ制御部であって、前述の第1シャッタ31を開閉するためのソレノイド(図示省略)の駆動を制御する。32aは第2シャッタ制御部であって、前述の第2シャッタ32を開閉するためのソレノイド(図示省略)の駆動を制御する。33aは第3シャッタ制御部であって、前述の第3シャッタ33を開閉するためのソレノイド(図示省略)の駆動を制御する。CPU10は、これらのシャッタ制御部31a、32a、33aによって3つのシャッタ31、32、33を開閉する。41は前述の第1シャッタ検知センサ、42は前述の第2シャッタ検知センサ、51は前述の第1通過検知センサ、52は前述の第2通過検知センサである。なお、自動改札機100には、これらのほか、前述の利用者検知センサ5等が設けられているが、図4では図示を省略している。
【0034】
非接触カード20において、20bは各部を制御するCPU、20cはROMやRAMから構成されるメモリである。メモリ20cのROMには、CPU20bの動作プログラム等が記録されていて、RAMには、改札を通行するための改札情報や、非接触カード20を個別に識別するための識別情報等が記録される。なお、改札情報とは、例えば非接触カード20が定期券として使用される場合は、乗車区間、経由駅、使用開始日、使用期限等を示す情報のことである。自動改札機100のCPU10は判定部10aにより、改札情報に基づいて出場可否を判定する。また、識別情報とは、非接触記録媒体の種類を示す媒体コードと、非接触カード20の照合を行うためのIDナンバー等を示す情報のことである。自動改札機100のCPU10は判定部10aにより、識別情報の媒体コードから、非接触記録媒体が非接触カードであって、例えば定期券として使用されていると認識し、これを回収しない媒体と判定する。20dは自動改札機100の第1アンテナ11または自動改札機101のアンテナ104と通信を行うアンテナである。20eはアンテナ制御部であって、アンテナ20dが自動改札機100、101に対して情報の送信または受信を行うようにこのアンテナ20dを制御する。なお、前記のCPU20bは省略することも可能である。
【0035】
非接触トークン30において、30bは各部を制御するCPU、30cはROMやRAMから構成されるメモリである。メモリ30cのROMには、CPU30bの動作プログラム等が記録されていて、RAMには、改札を通行するための改札情報や、非接触トークン30を個別に識別するための識別情報等が記録される。なお、改札情報とは、乗車駅、金額、乗車日等を示す情報のことである。自動改札機100のCPU10は、改札情報に基づいて判定部10aにより出場可否を判定する。また、識別情報とは、非接触記録媒体の種類を示す媒体コードと、非接触トークン30の照合を行うためのIDナンバー等を示す情報のことである。自動改札機100のCPU10は判定部10aにより、識別情報の媒体コードから非接触記録媒体が非接触トークンであって普通乗車券として使用されていると認識し、これを回収する媒体と判定する。また、CPU10は判定部10aにより、識別情報のIDナンバーから、後述するように第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報が、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報と一致しているか否かを判定する。30dは自動改札機100のアンテナ11、12または自動改札機101のアンテナ104と通信を行うアンテナである。30eはアンテナ制御部であって、アンテナ30dが自動改札機100、101に対して情報の送信または受信を行うようにこのアンテナ30dを制御する。なお、前記のCPU30bは省略することも可能である。
【0036】
図5〜図7は、自動改札機100に非接触トークン30が投入される場合における、自動改札機100の動作を説明する図である。以下、図5と図6によって自動改札機100の動作状態を説明し、図7によって自動改札機100の動作タイミングを説明する。最初に、利用者が通路R(図1)を通ってX方向へ出場する場合、所持している非接触記録媒体が非接触トークン30であれば、利用者は、この非接触トークン30を自動改札機100の投入口3に投入するために、自動改札機100に近づいて行く。このとき、図1に示す自動改札機100、101の扉4a〜4dは全て開かれている。そして、利用者が非接触トークン30を投入口3に近づけ、非接触トークン30が、図5(a)に示すように、第1アンテナ11の検知範囲11aに入ると、第1アンテナ11が非接触トークン30のアンテナ30dと交信を開始し、この交信によって第1アンテナ制御部21が非接触トークン30のメモリ30cに記録されている改札情報と識別情報とを読み取る(図7のT1)。なお、読み取った情報は、随時メモリ14に格納される。
【0037】
第1アンテナ制御部21が非接触トークン30の改札情報と識別情報とを読み取ると、CPU10は判定部10aにより、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報に基づいて非接触記録媒体を回収するか否かを判定する。ここで、識別情報から非接触記録媒体が非接触トークンであることを認識すると、これを回収すると判定する。続いて、第1アンテナ制御部21によって読み取られた改札情報に基づいて利用者の出場可否を判定する。そして、金額等が正常であって出場可能と判定すると、第1シャッタ31を開く(図7のT2)。これにより、第1シャッタ検知センサ41がOFF状態からON状態になり、非接触トークン30が、図5(b)に示すように、投入口3から回収経路7に投入される。なお、CPU10が出場可能と判定すると、第1アンテナ制御部21は、出場に関する情報(例えば非接触トークン30が普通乗車券として使用し尽くされたこと等)を非接触トークン30のメモリ30cに書き込む。
【0038】
一方、出場可否の判定において、金額が不足している等の理由により出場不可能と判定すると、CPU10は、図5(c)に示すように、第1シャッタ31を閉じたままにする。これにより、非接触トークン30を投入口3に投入しても、非接触トークン30は投入口3から略半分出た状態となり、回収経路7に投入されることが阻止される。また、CPU10は自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じる(図7のT21)。これにより、利用者は通行が禁止され、通路Rを通ってX方向へ出場できなくなる。この後しばらくすると、閉じられた扉4a、4cは次の利用者に備えるために、CPU10によって再び開かれる(図7のT22)。
【0039】
図5(b)に示したように、非接触トークン30が回収経路7に投入されて来ると、この非接触トークン30は自重によって第1シャッタ31を通過して行くので、第1通過検知センサ51が非接触トークン30を検知してOFF状態からON状態になる(図7のT3)。また、非接触トークン30は第2アンテナ12の検知範囲12aに入るので、第2アンテナ12が非接触トークン30のアンテナ30dと交信を開始し、この交信によって第2アンテナ制御部22が非接触トークン30のメモリ30cに記録されている識別情報を読み取る(図7のT4)。なお、読み取った情報は、随時メモリ14に格納される。そして、図6(d)に示すように、非接触トークン30が第1シャッタ31を完全に通過すると、第1通過検知センサ51は非接触トークン30を検知しなくなってOFF状態に戻り(図7のT5)、この第1通過検知センサ51の信号の切り替りを受けて、CPU10は第1シャッタ31を閉じる(図7のT6)。これにより、第1シャッタ検知センサ41がON状態からOFF状態に戻る。なお、第1シャッタ31を通過した非接触トークン30は、第2シャッタ32に受け止められて停止し、回収箱6に入り込むことを阻止される。
【0040】
第2アンテナ制御部22が非接触トークン30の識別情報を読み取ると、CPU10は判定部10aにより、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致しているか否かを判定する。ここで、第1アンテナ制御部21によって識別情報が読み取られた非接触トークン30と同一の非接触トークン30が回収経路7に投入されていれば、識別情報が一致していると判定し、第2シャッタ32を開く(図7のT7)。これにより、第2シャッタ検知センサ42がOFF状態からON状態になる。また、非接触トークン30が、図6(e)に示すように、自重によって第2シャッタ32を通過して行くので、第2通過検知センサ52が非接触トークン30を検知してOFF状態からON状態になる(図7のT8)。そして、非接触トークン30が第2シャッタ32を完全に通過すると、第2通過検知センサ52は非接触トークン30を検知しなくなってOFF状態に戻り(図7のT9)、この第2通過検知センサ52の信号の切り替りを受けて、CPU10は第2シャッタ32を閉じる(図7のT10)。これにより、第2シャッタ検知センサ42がON状態からOFF状態に戻る。第2シャッタ32を閉じた後、CPU10は自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにしておく(図7のT101)。これにより、利用者は通行が許可され、通路Rを通ってX方向へ出場できるようになる。この後、非接触トークン30は、図6(e)に点線で示す30zのように回収箱6に回収される。そして、回収された非接触トークン30は、係員により取り出されてメモリ30cに記録している情報が書き換えられた後、再度自動券売機へ装填されて再利用される。
【0041】
一方、第1アンテナ制御部21によって識別情報が読み取られた非接触トークン30以外の別の非接触トークンや、偽の非接触トークン等が回収経路7に投入されて、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致していないと判定すると、CPU10は、第2シャッタ32を開かずに第3シャッタ33を開く(図7のT71)。これにより、別の非接触トークン等が、図6(f)に示すように、自重によって第3シャッタ33を通過して返却経路9へ入り、点線で示す30yのように返却口8に返却される。なお、別の非接触トークン等が第3シャッタ33を通過したことは図示しないセンサによって検知され、このセンサから検知信号を受けると、CPU10は第3シャッタ33を閉じる(図7のT72)。第3シャッタ33を開くと、CPU10は、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じる(図7のT711)。これにより、利用者は通行が禁止され、通路Rを通ってX方向へ出場できなくなる。この後しばらくすると、閉じられた扉4a、4cは次の利用者に備えるために、CPU10によって再び開かれる(図7のT712)。
【0042】
上述した自動改札機100の動作は、通路Rを通ってX方向へ出場する利用者が非接触トークン30を所持している場合の動作である。これに対して、X方向へ出場する利用者が非接触カード20を所持している場合の動作を以下に説明する。最初に、利用者は、非接触カード20を自動改札機100の第1アンテナ11にかざすために、自動改札機100に近づいて行く。このとき、自動改札機100、101の扉4a〜4dは全て開かれている。そして、利用者が非接触カード20をかざして、非接触カード20が第1アンテナ11の検知範囲11aに入ると、第1アンテナ11が非接触カード20のアンテナ20dと交信を開始し、この交信によって第1アンテナ制御部21が非接触カード20のメモリ20cに記録されている改札情報と識別情報とを読み取る。
【0043】
第1アンテナ制御部21が非接触カード20の改札情報と識別情報とを読み取ると、CPU10は判定部10aにより、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報に基づいて非接触記録媒体を回収するか否かを判定する。ここで、識別情報から非接触記録媒体が非接触カードであることを認識すると、これを回収しないと判定する。続いて、第1アンテナ制御部21によって読み取られた改札情報に基づいて利用者の出場可否を判定する。そして、乗車区間等が正常であって出場可能と判定すると、第1シャッタ31を閉じたままにしておくとともに、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにしておく。これにより、利用者は通行が許可され、通路Rを通ってX方向へ出場できるようになる。なお、CPU10が出場可能と判定すると、第1アンテナ制御部21は、出場に関する情報(例えば非接触カード20が定期券として使用されていれば、出場日時等)を非接触カード20のメモリ20cに書き込む。一方、乗車区間等が正常ではなく出場不可能と判定すると、第1シャッタ31を閉じたままにし、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じる。これにより、利用者は通行が禁止され、通路Rを通ってX方向へ出場できなくなる。
【0044】
次に、図1で利用者が通路Rを通ってY方向へ入場する場合の動作を以下に説明する。最初に、利用者は、所持している非接触カード20または非接触トークン30を自動改札機101の入場用アンテナ104にかざすために、自動改札機101に近づいて行く。このとき、自動改札機100、101の扉4a〜4dは全て開かれている。そして、利用者が非接触カード20または非接触トークン30をかざして、これらがアンテナ104の検知範囲に入ると、アンテナ104が非接触カード20のアンテナ20dまたは非接触トークン30のアンテナ30dと交信を開始し、この交信によって自動改札機101に設けられている内部回路(図示省略)が非接触カード20または非接触トークン30の改札情報を読み取る。そして、読み取った改札情報に基づいて利用者の入場可否を判定し、入場可能と判定すると、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにしておく。これにより、利用者は通行が許可され、通路Rを通ってY方向へ入場できるようになる。なお、入場可能と判定すると、入場に関する情報(例えば入場日時等)が非接触カード20のメモリ20cまたは非接触トークン30のメモリ30cに書き込まれる。一方、入場不可能と判定すると、自動改札機100の扉4bと自動改札機101の扉4dを閉じる。これにより、利用者は通行が禁止され、通路Rを通ってY方向へ入場できなくなる。
【0045】
図8および図9は、自動改札機100の動作を示すフローチャートであって、CPU10によって実行される手順を示している。図8において、最初に、CPU10は自動改札機100、101の扉4a〜4d(図1)を全て開いて待機している。この状態から、利用者によって非接触カード20が第1アンテナ11にかざされ、または、非接触トークン30が投入口3に近づけられると、第1アンテナ11がその非接触記録媒体のアンテナと交信を行う。これにより、CPU10は、第1アンテナ交信有りと判定し(ステップS1:YES)、第1アンテナ制御部21によってその非接触記録媒体の改札情報と識別情報とが読み取られる(ステップS2)。そして、判定部10aにより、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報に基づいて非接触記録媒体を回収するか否かを判定する(ステップS3)。ここで、第1アンテナ11と交信した非接触記録媒体が非接触カード20であれば、識別情報から非接触記録媒体が非接触カードであることを認識し、これを回収しないと判定する(ステップS3:NO)。続いて、第1アンテナ制御部21によって読み取られた改札情報に基づいて出場可能か否かを判定する(ステップS4a)。ここで、非接触カード20の改札情報が正常で出場可能と判定すると(ステップS4a:YES)、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにして、利用者の通行を許可する。そして、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0046】
一方、非接触カード20の改札情報が正常でなく出場不可能と判定すると(ステップS4a:NO)、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS5)、利用者の通行を禁止する。そして、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。なお、ステップS1へ戻る際、閉じている扉4a、4cは開いておく(以下の処理でステップS1へ戻る際も、同様に閉じている扉4a、4cは開いておく)。
【0047】
ステップS3において、第1アンテナ11と交信した非接触記録媒体が非接触トークン30であれば、識別情報から非接触記録媒体が非接触トークンであることを認識し、これを回収すると判定する(ステップS3:YES)。続いて、第1アンテナ制御部21によって読み取られた改札情報に基づいて出場可能か否かを判定する(ステップS4b)。ここで、非接触トークン30の改札情報が正常でなく出場不可能と判定すると(ステップS4b:NO)、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS5)、利用者の通行を禁止する。そして、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0048】
一方、非接触トークン30の改札情報が正常で出場可能と判定すると(ステップS4b:YES)、第2シャッタ検知センサ42がOFF状態であるか否かを確認する(ステップS6)。そして、第2シャッタ検知センサ42がOFF状態であることを確認すると(ステップS6:YES)、第2シャッタ32が閉じていると判断して、第1シャッタ31を開く(ステップS7)。これにより、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されるようになる。第1シャッタ31を開くと、第1通過検知センサ51がON状態からOFF状態になったか否かを判定する(ステップS8)。このとき、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されていると、非接触トークン30は自重によって第1シャッタ31を通過し、その直後に第1通過検知センサ51がOFF状態からON状態になった後OFF状態に戻るので、この場合は、ON状態からOFF状態になったと判定し(ステップS8:YES)、第1シャッタ31を閉じる(ステップS9)。
【0049】
一方、ステップS8において、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されていないと、第1通過検知センサ51はOFF状態のままなので、この場合は、ON状態からOFF状態になっていないと判定し(ステップS8:NO)、第1シャッタ31が開いてからの時間を計測しているタイマ10bを参照して、第1シャッタ31を開いてから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS10)。ここで、所定時間経過していなければ(ステップS10:NO)、再び、第1通過検知センサ51がON状態からOFF状態になったか否かを判定する(ステップS8)。そして、第1通過検知センサ51がON状態からOFF状態にならないまま(ステップS8:NO)、所定時間が経過すると(ステップS10:YES)、非接触トークン30は投入されなかったと判断して、第1シャッタ31を閉じる(ステップS11)。また、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS12)、利用者の通行を禁止する。この後は、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0050】
非接触トークン30が第1シャッタ31を通過して、第1シャッタ31を閉じると(ステップS9)、第2アンテナ12と非接触トークン30との間で交信が有るか否かを判定する(図9のステップS13)。ここで、非接触トークン以外の異物が回収経路7に投入されていると、第2アンテナ12はその異物とは交信できないので、この場合は、第2アンテナ交信なしと判定して(ステップS13:NO)、第3シャッタ33を開き(ステップS16)、その異物を返却経路9を通して返却口8に返却する。そして、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS17)、利用者の通行を禁止する。この後は、次の非接触記録媒体を受け付けるために図8のステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0051】
ステップS13において、非接触トークン30が回収経路7に投入され、第2アンテナ12が非接触トークン30のアンテナ30dと交信を行っていると、第2アンテナ交信有りと判定し(ステップS13:YES)、第2アンテナ制御部22によって非接触トークン30の識別情報が読み取られる(ステップS14)。そして、判定部10aにより、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致しているか否かを判定する(ステップS15)。ここで、ステップS2で第1アンテナ制御部21によって識別情報が読み取られた非接触トークン30以外の別の非接触トークンや、偽の非接触トークン等が回収経路7に投入されていると、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報と、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報とが一致しないので、この場合は、一致していないと判定する(ステップS15:NO)。そして、第3シャッタ33を開いて(ステップS16)、別の非接触トークン等を返却経路9を通して返却口8に返却し、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS17)、利用者の通行を禁止する。この後は、次の非接触記録媒体を受け付けるために図8のステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0052】
一方、ステップS15において、ステップS2で第1アンテナ制御部21によって識別情報が読み取られた非接触トークン30と同一の非接触トークン30が回収経路7に投入されていると、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報と第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報とが一致するので、この場合は、識別情報が一致していると判定する(ステップS15:YES)。そして、第1シャッタ検知センサ41がOFF状態であるか否かを確認し(ステップS18)、第1シャッタ検知センサ41がOFF状態であることを確認すると(ステップS18:YES)、第1シャッタ31が閉じていると判断して、第2シャッタ32を開く(ステップS19)。これにより、非接触トークン30が第2シャッタ32を通過するようになる。
【0053】
第2シャッタ32を開くと、第2通過検知センサ52がON状態からOFF状態になったか否かを判定する(ステップS20)。このとき、非接触トークン30が自重によって第2シャッタ32を通過していると、その直後に第2通過検知センサ52がOFF状態からON状態になった後OFF状態に戻るので、この場合は、ON状態からOFF状態になったと判定し(ステップS20:YES)、第2シャッタ32を閉じる(ステップS21)。この後は、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにして、利用者の通行を許可し、次の非接触記録媒体を受け付けるために図8のステップS1へ戻って、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。また、第2シャッタ32を通過した非接触トークン30は、回収経路7を通過して行き、回収箱6に回収される。
【0054】
一方、ステップS20において、非接触トークン30が自重によって第2シャッタ32を通過していないと、第2通過検知センサ52はOFF状態のままなので、この場合は、ON状態からOFF状態になっていないと判定し(ステップS20:NO)、第2シャッタ32が開いてからの時間を計測しているタイマ10bを参照して、第2シャッタ32を開いてから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS22)。このとき、所定時間経過していなければ(ステップS22:NO)、再び、第2通過検知センサ52がON状態からOFF状態になったか否かを判定する(ステップS20)。そして、第2通過検知センサ52がON状態からOFF状態にならないまま(ステップS20:NO)、所定時間が経過すると(ステップS22:YES)、回収経路7内で非接触トークン30が詰まる等の異常が発生したと判断し、その異常に対処するために第2シャッタ32を閉じて(ステップS23)、第3シャッタ33を開く(ステップS24)。そして、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS25)、利用者の通行を禁止する。この後は、第3シャッタ33を開いたことによって、非接触トークン30が返却口8に返却されれば、次の非接触記録媒体を受け付けるために図8のステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。一方、非接触トークン30が返却口8に返却されなければ、通信部13によって係員室に設置された上位コンピュータHに回収経路7内で異常が発生したことを通知する。そして、係員がこの通知を確認して、回収経路7内の異常に対処すると、次の非接触記録媒体を受け付けるために図8のステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0055】
上記の手順によると、回収経路7への投入前に回収すると判定し、かつ、出場可能であると判定した非接触トークン30の識別情報と同一の識別情報を記録した非接触トークン、つまり、投入前の非接触トークン30と同一の非接触トークン30が投入口3から回収経路7へ投入された場合にのみ、第2シャッタ32を開いて非接触トークン30を回収箱6に回収することができるとともに、通行を許可して利用者を通行させることができる。このため、回収すると判定し、かつ、出場可能であると判定した非接触トークン30以外の別の非接触トークンや偽の非接触トークンのような、無効な非接触トークンが回収経路7に投入されても、これを回収しないとともに、利用者を通行させることもないので、無効な非接触トークンを投入して改札機を通行する不正を確実に防止することが可能となる。
【0056】
また、第2アンテナ制御部22が識別情報のみを読み取り、一致しているか否かの判定を識別情報に基づいて行うことで、非接触トークン30の全ての情報を読み取って全ての情報について一致しているか否かの判定をする場合に比べ、非接触トークン30の回収経路7への投入後に、読み取りにかかる時間と判定にかかる時間を短縮することができ、通行を許可または禁止するまでの全体の処理時間を短縮することができる。
【0057】
また、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致しないと判定すると、第2シャッタ32を開かずに第3シャッタ33を開くことで、識別情報が一致しない無効な非接触トークンが投入口3から回収経路7に投入された場合に、無効な非接触トークンを返却し、直ちに次の非接触記録媒体を受け付けることができる。
【0058】
また、シャッタ検知センサ41、42によって一方のシャッタ31、32が閉じているのを確認した後、もう一方のシャッタ31、32を開くことで、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致しているか否かの判定が行われずに、非接触トークン30が回収箱6に入り込むのを防止することができる。また、通過検知センサ51、52によって非接触トークン30がそれぞれのシャッタ31、32を通過したことを確認して、それぞれのシャッタ31、32を即座に閉じることで、識別情報が一致しているか否かの判定中に、次の非接触トークン30が回収経路7に入り込み、判定が正常に行われなくなるのを防止することができる。
【0059】
また、第1シャッタ31を開いた後、所定時間経過する間に第1通過検知センサ51によって非接触トークン30が第1シャッタ31を通過したことが検知されなければ、第1シャッタ31を閉じることで、非接触トークン30の情報を第1アンテナ制御部21によって読み取らせた後、非接触トークン30が投入口3から回収経路7へ投入されなかった場合に、直ちに次の非接触記録媒体を受け付けることができる。
【0060】
また、第2シャッタ32を開いた後、所定時間経過する間に第2通過検知センサ52によって非接触トークン30が第2シャッタ32を通過したことが検知されなければ、第2シャッタ32を閉じることで、非接触トークン30が回収経路7内で詰まる等の異常が発生した場合に、第2シャッタ32によって回収経路7を塞ぐので、回収経路7内の異常に的確に対処することができる。また、第3シャッタ33を開くことで、異常となった非接触トークン30を返却口8に返却して、直ちに次の非接触記録媒体を受け付けることができる。
【0061】
さらに、第1アンテナ11が非接触記録媒体を検知する検知範囲11aを、投入口3が含まれるように設定したことで、非接触トークン30を第1アンテナ11にかざす必要はなく、直接投入口3に投入するだけで、第1アンテナ11が非接触トークン30と通信を行い、第1アンテナ制御部21が非接触トークン30の情報を読み取るので、非接触トークン30の取り扱いが単純になり、利用者の利便をはかることができる。
【0062】
以上述べた実施形態においては、非接触トークン30を回収経路7に投入させる前に、出場可能か否かの判定を行う場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定するものではなく、非接触トークン30を回収経路7に投入させた後に、出場可能か否かの判定を行ってもよい。図10および図11は、この場合の自動改札機100の動作を示すフローチャートである。図中、図8および図9と同一ステップには同一符号を付してある。図10において、CPU10は、第1アンテナ11が非接触記録媒体のアンテナと交信を行うと、第1アンテナ交信有りと判定し(ステップS1:YES)、第1アンテナ制御部21によってその非接触記録媒体の識別情報が読み取られる(ステップS2a)。
【0063】
そして、判定部10aにより、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報に基づいて非接触記録媒体を回収するか否かを判定する(ステップS3a)。ここで、第1アンテナ11と交信した非接触記録媒体が非接触カード20であれば、識別情報から非接触記録媒体が非接触カードであることを認識し、これを回収しないと判定する(ステップS3a:NO)。このように判定すると、第1アンテナ制御部21によって非接触カード20の改札情報が読み取られ(ステップS3b)、読み取られた改札情報に基づいて出場可能か否かを判定する(ステップS3c)。ここで、非接触カード20の改札情報が正常でなく出場不可能と判定すると(ステップS3c:NO)、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS3d)、利用者の通行を禁止する。そして、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。一方、ステップS3cにおいて、非接触カード20の改札情報が正常で出場可能と判定すると(ステップS3c:YES)、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにして、利用者の通行を許可する。そして、次の非接触記録媒体を受け付けるためにステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。
【0064】
ステップS3aにおいて、第1アンテナ11と交信した非接触記録媒体が非接触トークン30であれば、識別情報から非接触記録媒体が非接触トークンであることを認識し、これを回収すると判定する(ステップS3a:YES)。このように判定すると、第2シャッタ検知センサ42がOFF状態であるか否かを確認し(ステップS6)、OFF状態であることを確認すると(ステップS6:YES)、第1シャッタ31を開く(ステップS7)。これにより、非接触トークン30が投入口3から回収経路7に投入されるようになる。この後、図8および図9において説明した手順と同様に、ステップS8〜ステップS13の処理を実行して行く。
【0065】
図11のステップS13において、第2アンテナ12が非接触トークン30のアンテナ30dと交信を行うと、第2アンテナ交信有りと判定し(ステップS13:YES)、第2アンテナ制御部22によって非接触トークン30の改札情報と識別情報とが読み取られる(ステップS14a)。そして、第2アンテナ制御部22によって読み取られた改札情報に基づいて出場可能か否かを判定する(ステップS14b)。ここで、非接触トークン30の改札情報が正常でなく出場不可能と判定すると(ステップS14b:NO)、第3シャッタ33を開いて(ステップS16)、非接触トークン30を返却経路9を通して返却口8に返却し、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS17)、利用者の通行を禁止する。この後は、次の非接触記録媒体を受け付けるために図10のステップS1へ戻り、第1アンテナ11が次の非接触記録媒体と交信するのを待つ。一方、ステップS14bにおいて、非接触トークン30の改札情報が正常で出場可能と判定すると(ステップS14b:YES)、第2アンテナ制御部22によって読み取られた識別情報が、第1アンテナ制御部21によって読み取られた識別情報と一致しているか否かを判定する(ステップS15)。なお、この識別情報の一致の判定(ステップS15)は、出場可否の判定(ステップS14b)の前に実行してもよい。ここで、識別情報が一致していないと判定すると(ステップS15:NO)、第3シャッタ33を開いて(ステップS16)、投入された非接触トークン等を返却口8に返却し、自動改札機100の扉4aと自動改札機101の扉4cを閉じて(ステップS17)、利用者の通行を禁止する。
【0066】
ステップS15において、識別情報が一致していると判定すると(ステップS15:YES)、第1シャッタ検知センサ41がOFF状態であるか否かを確認し(ステップS18)、第1シャッタ検知センサ41がOFF状態であることを確認すると(ステップS18:YES)、第2シャッタ32を開く(ステップS19)。これにより、非接触トークン30が第2シャッタ32を通過して、回収箱6に回収される。この後は、図9において説明した手順と同様に、ステップS20〜ステップS21の処理を実行する。そして、ステップS21を実行した後、自動改札機100、101の扉4a〜4dを全て開いたままにして、利用者の通行を許可する。なお、ステップS22〜ステップS25の処理も、図9において説明した手順と同様に実行する。
【0067】
このような手順によると、回収すると判定した非接触トークン30が投入口3から回収経路7へ投入され、かつ、出場可能であると判定した場合にのみ、第2シャッタ32を開いて非接触トークン30を回収箱6に回収することができるとともに、通行を許可して利用者を通行させることができる。このため、無効な非接触トークンが回収経路7に投入されても、これを回収しないとともに、利用者を通行させることもないので、無効な非接触トークンを投入して改札機を通行する不正を防止することが可能となる。また、第1アンテナ制御部21が識別情報のみを読み取ることで、非接触トークン30の回収経路7への投入前に、読み取りにかかる時間を短縮することができる。さらに、情報が一致しているか否かの判定を識別情報のみに基づいて行うことで、非接触トークン30の全ての情報について一致しているか否かの判定をする場合に比べ、通行を許可または禁止するまでの全体の処理時間を短縮することができる。また、非接触トークン30の回収経路7への投入後に、第2アンテナ制御部22が改札情報を読み取ることで、改札情報の読み取りを回収経路7内で安定に行うことができる。
【0068】
上記実施形態においては、第2アンテナ制御部22によって読み取られた非接触トークン30の情報が、第1アンテナ制御部21によって読み取られた非接触トークン30の情報と一致しているか否かの判定(ステップS15)を、識別情報に基づいて行っているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、非接触トークン30の改札情報を、または、非接触トークン30に記録されている全ての情報を、第1アンテナ制御部21に読み取らせるとともに、第2アンテナ制御部22に読み取らせ、両者が読み取った情報の一致の有無によって判定してもよい。つまり、回収経路7への投入前と投入後に非接触トークンの情報を読み取り、投入前に情報を読み取った非接触トークンと投入後に情報を読み取った非接触トークンとが同一のものであるか否かを判定できればよい。
【0069】
また、上記実施形態においては、非接触トークン30を、普通乗車券のような1回使用限りの乗車媒体として使用する場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではなく、非接触トークン30を、回数券等のように反復使用する乗車媒体として使用してもよい。この場合、非接触トークン30を回収するか否かの判定(図8のステップS3または図10のステップS3a)は、識別情報と改札情報とに基づいて行う。例えば、非接触トークン30を回数券として使用する場合は、改札情報に含まれている有効回数が0以外のときは、非接触トークン30を回収しないと判定し、有効回数が0になったときに、非接触トークン30を回収すると判定すればよい。
【0070】
また、上記実施形態においては、本発明における第1の読取部および第2の読取部を、アンテナ11、12と、リーダライタ機能を有するアンテナ制御部21、22とから構成した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。第1の読取部および第2の読取部の構成としては、電波による無線通信、光通信、電磁結合、電磁誘導等の通信方式によって非接触記録媒体と非接触に通信を行い、非接触記録媒体の情報を読み取ることができる構成であればよい。
【0071】
また、上記実施形態においては、自動改札機100の扉4a、4bおよび自動改札機101の扉4c、4dは、常時開かれた状態であって利用者の通行を許可している例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではなく、これらの扉4a〜4dは、常時閉じられた状態にあって利用者の通行を禁止していてもよい。この場合、出場方向Xに対して後方にある扉4b、4dは、例えば、利用利用者の接近を検知するセンサを設けることによって、利用者が非接触記録媒体を第1アンテナ11に近づける前に開くようにしてもよい。また、出場方向Xに対して前方にある扉4a、4cは、図8および図9に示した手順では、図8のステップS4aで出場可能と判定した(ステップS4a:YES)後と、図9のステップS21で第2シャッタ32を閉じた後に開けばよく、図10および図11に示した手順では、図10のステップS3cで出場可能と判定した(ステップS3c:YES)後と、図11のステップS21で第2シャッタ32を閉じた後に開けばよい。
【0072】
また、上記実施形態においては、本発明に係る自動改札機を、利用者の通行を許可または禁止するために開閉する扉を備えた扉式の自動改札機に適用した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば、通行を許可するときは回転可能となり、通行を禁止するときはロックがかかって回転しなくなるターンスタイルを備えたターンスタイル式の自動改札機にも適用することが可能である。
【0073】
さらに、上記実施形態においては、降車駅での出場時に非接触トークン30を回収する場合を例に挙げているが、本発明はこのような運用だけに限定するものではない。例えば、全区間が単一料金であるような場合は、乗車駅での入場時に非接触トークン30を回収して入場を許可するというような運用も考えられるので、このような場合にも適用することが可能である。なお、その場合は、非接触トークン30の改札情報に基づいて出場可否ではなく入場可否を判定する。
【0074】
【発明の効果】
本発明によれば、回収経路への投入前に回収すると判定し、かつ、入出場可能であると判定した非接触記録媒体以外の無効な非接触記録媒体が回収経路に投入されても、これを回収しないとともに、通行を許可して利用者を通行させることもないので、無効な非接触記録媒体を投入して改札機を通行する不正を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動改札機の一例を示した平面図である。
【図2】同自動改札機を図1におけるZ方向から見た側面図である。
【図3】同自動改札機の投入口付近の回収経路を示す断面図である。
【図4】同自動改札機と非接触記録媒体の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】同自動改札機の動作状態を説明する図である。
【図6】同自動改札機の動作状態を説明する図である。
【図7】同自動改札機の動作タイミングを説明する図である。
【図8】同自動改札機の動作を示すフローチャートである。
【図9】同自動改札機の動作を示すフローチャートである。
【図10】他の実施形態を示すフローチャートである。
【図11】他の実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 投入口
4a〜4d 扉
6 回収箱
7 回収経路
8 返却口
9 返却経路
10 CPU
10a 判定部
10b タイマ
11 第1アンテナ
11a 検知範囲
12 第2アンテナ
20 非接触カード
21 第1アンテナ制御部
22 第2アンテナ制御部
30 非接触トークン
31 第1シャッタ
32 第2シャッタ
33 第3シャッタ
41 第1シャッタ検知センサ
42 第2シャッタ検知センサ
51 第1通過検知センサ
52 第2通過検知センサ
100 自動改札機

Claims (8)

  1. 非接触記録媒体に記録された情報を非接触で読み取って通行の許可または禁止の処理を行うとともに、当該非接触記録媒体を回収する非接触式の自動改札機において、
    非接触記録媒体が投入される投入口と、
    前記投入口から投入された非接触記録媒体を回収する回収箱と、
    前記投入口から前記回収箱へと通じる回収経路と、
    非接触記録媒体が前記投入口から前記回収経路に投入されることを規制する第1のシャッタと、
    前記回収経路に投入された非接触記録媒体が前記回収箱に回収されることを規制する第2のシャッタと、
    前記回収経路に投入される前の非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第1の読取部と、
    前記回収経路に投入された非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第2の読取部と、
    前記第1の読取部の読み取り結果に基づいて非接触記録媒体を回収すると判定し、かつ、入出場可能と判定すると、前記第1のシャッタを開き、前記第2の読取部によって読み取られた情報が前記第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かを判定して、一致していると判定すると、前記第2のシャッタを開くとともに通行を許可する制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  2. 請求項1に記載の自動改札機において、
    非接触記録媒体に記録された情報には、入出場可否を判定するための改札情報と、非接触記録媒体を個別に識別するための識別情報とが含まれ、
    前記第1の読取部は、非接触記録媒体の前記改札情報と前記識別情報とを読み取り、
    前記第2の読取部は、非接触記録媒体の前記識別情報を読み取り、
    前記制御部は、非接触記録媒体を回収するか否かの判定を、前記第1の読取部によって読み取られた前記識別情報に基づいて行い、入出場可否の判定を、前記第1の読取部によって読み取られた前記改札情報に基づいて行い、前記第2の読取部によって読み取られた情報が前記第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かの判定を、前記第2の読取部によって読み取られた前記識別情報および前記第1の読取部によって読み取られた前記識別情報に基づいて行うことを特徴とする自動改札機。
  3. 非接触記録媒体に記録された情報を非接触で読み取って通行の許可または禁止の処理を行うとともに、当該非接触記録媒体を回収する非接触式の自動改札機において、
    非接触記録媒体が投入される投入口と、
    前記投入口から投入された非接触記録媒体を回収する回収箱と、
    前記投入口から前記回収箱へと通じる回収経路と、
    非接触記録媒体が前記投入口から前記回収経路に投入されることを規制する第1のシャッタと、
    前記回収経路に投入された非接触記録媒体が前記回収箱に回収されることを規制する第2のシャッタと、
    前記回収経路に投入される前の非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第1の読取部と、
    前記回収経路に投入された非接触記録媒体の情報を非接触で読み取る第2の読取部と、
    前記第1の読取部の読み取り結果に基づいて非接触記録媒体を回収すると判定すると、前記第1のシャッタを開き、前記第2の読取部の読み取り結果に基づいて入出場可能と判定し、かつ、前記第2の読取部によって読み取られた情報が前記第1の読取部によって読み取られた情報と一致していると判定すると、前記第2のシャッタを開くとともに通行を許可する制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動改札機。
  4. 請求項3に記載の自動改札機において、
    非接触記録媒体に記録された情報には、入出場可否を判定するための改札情報と、非接触記録媒体を個別に識別するための識別情報とが含まれ、
    前記第1の読取部は、非接触記録媒体の前記識別情報を読み取り、
    前記第2の読取部は、非接触記録媒体の前記改札情報と前記識別情報とを読み取り、
    前記制御部は、非接触記録媒体を回収するか否かの判定を前記第1の読取部によって読み取られた前記識別情報に基づいて行い、入出場可否の判定を、前記第2の読取部によって読み取られた前記改札情報に基づいて行い、前記第2の読取部によって読み取られた情報が前記第1の読取部によって読み取られた情報と一致しているか否かの判定を、前記第2の読取部によって読み取られた前記識別情報および前記第1の読取部によって読み取られた前記識別情報に基づいて行うことを特徴とする自動改札機。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動改札機において、
    非接触記録媒体を返却する返却口と、
    前記第1のシャッタと前記第2のシャッタとの間で前記回収経路から分岐して前記返却口へと通じる返却経路と、
    前記第2のシャッタによって前記回収箱に回収されることを規制された非接触記録媒体が前記返却経路に進入することを規制する第3のシャッタと、を備え、前記制御部は、前記第2の読取部によって読み取られた情報が前記第1の読取部によって読み取られた情報と一致していないと判定すると、前記第2のシャッタを開かずに前記第3のシャッタを開くとともに、通行を禁止することを特徴とする自動改札機。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自動改札機において、
    前記第1の読取部は、前記回収経路に投入されていない非接触記録媒体と非接触に通信する第1のアンテナを有していて、当該第1のアンテナが非接触記録媒体を検知する検知範囲を、前記投入口が含まれるように設定したことを特徴とする自動改札機。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の自動改札機において、
    前記第1のシャッタの開閉を検知する第1のシャッタ検知センサと、
    前記第2のシャッタの開閉を検知する第2のシャッタ検知センサと、
    非接触記録媒体が前記第1のシャッタを通過したことを検知する第1の通過検知センサと、
    非接触記録媒体が前記第2のシャッタを通過したことを検知する第2の通過検知センサと、を備え、
    前記制御部は、前記第1のシャッタを開く前に、前記第2のシャッタ検知センサによって前記第2のシャッタが閉じていることが検知されたか否かを確認し、閉じていることが検知されたと確認すると、前記第1のシャッタを開き、前記第1の通過検知センサによって非接触記録媒体が前記第1のシャッタを通過したことが検知されると、前記第1のシャッタを閉じ、前記第2のシャッタを開く前に、前記第1のシャッタ検知センサによって前記第1のシャッタが閉じていることが検知されたか否かを確認し、閉じていることが検知されたと確認すると、前記第2のシャッタを開き、前記第2の通過検知センサによって非接触記録媒体が前記第2のシャッタを通過したことが検知されると、前記第2のシャッタを閉じることを特徴とする自動改札機。
  8. 請求項7に記載の自動改札機において、
    前記制御部は、前記第1のシャッタを開いた後、所定時間経過する間に前記第1の通過検知センサによって非接触記録媒体が前記第1のシャッタを通過したことが検知されなければ、前記第1のシャッタを閉じることを特徴とする自動改札機。
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