JP4528409B2 - 自動改札機 - Google Patents

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JP4528409B2 JP2000083773A JP2000083773A JP4528409B2 JP 4528409 B2 JP4528409 B2 JP 4528409B2 JP 2000083773 A JP2000083773 A JP 2000083773A JP 2000083773 A JP2000083773 A JP 2000083773A JP 4528409 B2 JP4528409 B2 JP 4528409B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄道を含む交通機関の駅等の入場口もしくは出場口に設置され、利用者の通行を制御する自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道などの交通機関の駅には、特開2000−20762号公報に記載されるような自動改札機の設置が予定される。この自動改札機は、利用者により投入口に投入される磁気情報が記録されている乗車券を受け取って搬送し、乗車券に記録されている磁気情報を読み取り、進行方向前方の返却口に乗車券を返却する。利用者の通行(駅構内への入場又は駅構外への出場)の可否は磁気情報に基づく利用情報により判定され、通行可のときは扉(ドア)を開けて利用者の通行を許可し、通行不可のときはドアを閉じて利用者の通行を阻止する。また、機器トップカバーに設けられた表示パネルで注意等の案内を表示したり、スピーカーでの音声案内を行う構成となっている。
【0003】
さらに、この自動改札機は、上記した磁気乗車券の処理機能に加えて無線通信機能を備え、無線通信可能なICカードタイプの乗車券との間で無線通信を行い、磁気乗車券と同様に利用情報の読み取り、無線乗車券を携帯する利用者の通行可否の判定を行う構成も備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような自動改札機は、機器単体であると、利用者の一方向(例えば、入場改札用の通路)の通行制御を行うのみであるため、改札用と集札用の2方向の通路を形成するためには、自動改札機を2台一組で設置しなければならない。したがって、各通路に2台ずつの自動改札機を設置しなければならない、言い換えれば通路と通路の間には2台の自動改札機を並べて設置することになり、駅の改札コーナーにおける自動改札機の占有率が増加してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、改札機の設置スペースを大幅に減少させるとともに、無線式乗車券との通信を確実に行うことのできる自動改札機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、この自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、前記第2の無線通信手段が、前記所定通路とは異なる方向の通路に沿い通行する第2の利用者が携帯する第2の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第2の利用者の通行の可否を判断する実行可能な第2の判断手段と、前記第2の受信手段で受信した利用情報に基づいて、第2の無線乗車券が前記許可手段で通行を許可された第1の利用者に携帯されている前記第1の無線乗車券と同じであるか否かを判断する第3の判断手段と、この第3の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じであると判断したとき、前記第2の判断手段による通行可否判断の実行を禁止する禁止手段と、前記第3の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じではないと判断したとき、前記第2の判断手段による通行可否判断を実行させる制御手段と、を具備し、前記制御手段は、許可された利用者が当該自動改札機の中央部の前記人間検知センサで検知されたか否かを判断し、ドアの開閉又は利用者に対して通過案内を行うことを特徴とする。
【0007】
また、請求項4に係る自動改札機は、通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、前記第2の無線通信手段で無線通信した第2の無線乗車券が前記許可手段で通行を許可された第1の無線乗車券と同じであり、かつ前記第1の無線通信手段による第1の無線乗車券との無線通信から所定時間内であるか否かを判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段にて無線通信した第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じでありかつ所定時間内であると判断したとき、第2の無線通信手段で無線通信したものは第1の無線乗車券であるとし当該無線乗車券を携帯する利用者に対して前記所定通路とは異なる方向の通路への通行を禁止する禁止手段と、前記第2の判断手段にて無線通信した第2の無線乗車券が通行を許可された第1の無線乗車券とは同じでないと判断したとき、前記第2の無線通信手段による無線通信結果に基づいて第2の利用者の通行の可否を判断する第3の判断手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項6記載の自動改札機は、通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ設けられた第1及び第2の無線通信手段と、これら第1及び第2の無線通信手段の近傍に設けられた磁気乗車券を投入する第1及び第2の投入口と、前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、前記第1の投入口への磁気乗車券の投入を禁止する第1の投入禁止手段と、前記第1の投入口と同様に前記自動改札機本体の一方側に設けられ、所定の通路に沿い通行する利用者に携帯される無線乗車券と無線通信する第1の無線通信手段と、前記自動改札機本体の他方側に設けられ、前記所定通路とは異なる通路に沿い通行する利用者から磁気乗車券が投入される第2の投入口と、この第2の投入口への磁気乗車券の投入を禁止する第2の投入禁止手段と、前記第2の投入口と同様に前記自動改札機本体の他方側に設けられ、前記異なる通路に沿い通行する利用者に携帯される無線乗車券と無線通信する第2の無線通信手段と、前記第1の投入口もしくは前記第2の投入口に投入された磁気乗車券、前記第1の無線通信手段もしくは前記第2の無線通信手段で無線通信した無線乗車券に記録されている利用情報に基づいて各乗車券を携帯する利用者の通行を許可する許可手段と、前記第1の投入口に磁気乗車券が投入されたとき、または前記第1の無線通信手段で無線乗車券との無線通信を行ったとき、前記第2の投入禁止手段を駆動して第2の投入口への磁気乗車券の投入を禁止し、かつ前記第2の無線通信手段による無線乗車券との無線通信を禁止する制御手段と、前記第1の投入口に投入された磁気乗車券、または前記第1の無線通信手段で無線通信した無線乗車券の利用情報に基づいて前記許可手段が利用者の通行を許可した際、前記制御手段で無線通信が禁止された前記第2の無線通信手段の無線通信禁止を解除し、この解除後に当該自動改札機の中央部の前記人間検知センサが利用者の到達を検知したときに、前記第2の投入禁止手段を駆動して第2の投入口への磁気乗車券の投入禁止を解除する解除手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は、この発明の自動改札機(無線通信機の筐体)10の外観概略を示す斜視図である。
【0011】
自動改札機10は、磁気式の乗車券が投入される投入口12、この投入口12に投入された乗車券が後述する搬送機構により搬送され返却される返却口14を備えている。この返却口14と投入口12との間でありかつ返却口14近傍には利用者に対して通行可否の案内などを表示する判定表示部16が設けられている。自動改札機10の上面17(トップカバー、17a、17b)には仕切部18が設けられている。この仕切部18は図1に示すとおり、装置の両端の投入口12近傍においては通路の進行方向aと平行に形成されているが、装置中央部においては通路方向aとは非平行(通路側に広がる斜め方向)となっている。また、この仕切部18には、人間(通過)検知センサ20、22、24、26が設けられている。自動改札機10側面にも人間(通過)検知センサ28、30、32、34が設けられ、上下の各人間(通過)検知センサ20と28、22と30、24と32、26と34で利用者を検知することにより利用者の通行状況を判断することができる。また、自動改札機10の側面には利用者に対する音声案内を行う音声案内スピーカ36、投入口12に投入された磁気乗車券の内回収された乗車券を集積し機器から着脱可能な集積箱38が設けられ、正面には当該機器が使用可能であるのか否かを表示する通路表示部40が設けられている。
【0012】
さらに、自動改札機10には、無線式の乗車券と無線通信(送信、受信)を行う無線通信部としての無線アンテナ(無線通信機器)42、無線乗車券(無線機器)の提示もしくは磁気乗車券の投入に関する案内表を行う案内表示部44(必要に応じ入力を受け付けるタッチパネルに置き換えても良い)が設けられている。無線アンテナ42は、利用者の進行方向について、投入口12の後段に設けられている。無線アンテナ42と案内表示部44は、投入口12とともに自動改札機本体10において当該無線アンテナ42と案内表示部44、投入口12を利用する利用者の通路側に設けられている。すなわち、図1においては、自動改札機本体10の左側通路寄りではなく右側の通路寄りに設けられている。また、精算利用などを選択入力する選択釦46が設けられており、この釦が操作されることにより、無線乗車券と磁気乗車券との利用情報を組み合わせて当該自動改札機10の通過判定が行われる。
【0013】
なお、上記は図1中右側略半分についての説明であり、図1中左側略半分については説明していないが、図1中左側略半分は同右側略半分と同様な構成、機能となっているため説明を省略する。
【0014】
上記仕切部18はトップカバー17上に設けられ、隣の通路の利用者が誤って無線式の乗車券を提示してしまうことを防止するとともに、図1中右側略半分と左側略半分とを仕切るためのものであり、トップカバー17から突設した形状となっている。
【0015】
また、自動改札機10にはドア48が設けられており、乗車券が無効であった場合にはこのドア48を閉じて利用者を停止させる。
【0016】
図2は、自動改札機10の側面とともに、その一部の内部構造の断面を概略的に示す図である。
【0017】
ここで、この自動改札機10で処理する磁気乗車券は1サイズのものとし、具体的には普通乗車券(近距離券、回数券他、いわゆるエドモンソン券)とし、普通乗車券以外のタイプについては無線乗車券(例えば、現行の定期券、金額券(ストアードフェアカード)、回数券カード、長距離券など)とする。つまり、この自動改札機10で処理する乗車券は、磁気乗車券としての普通乗車券と無線乗車券の2種類とする。また、各乗車券は、乗車券を識別するIDコード、乗車可能駅、下車可能駅(もしくは乗車可能駅からの利用料金)、自動改札機で処理された日時、定期券については利用可能な区間、期間などの利用情報が記憶可能に構成されている。なお、上記の通り、磁気乗車券を1サイズに定することにより、磁気乗車券の搬送機構を簡略化させることができる。
【0018】
磁気乗車券は、利用者により投入口12に投入されることにより搬送機構50で搬送される。搬送機構50は、磁気乗車券は磁気ヘッドとプラテンローラとで構成される磁気読み取り機構52と磁気書き込み機構54、書き込み確認機構56、磁気読み取り機構52の読み取り結果に基づいて磁気乗車券の表裏を揃える反転機構58、さらに、磁気乗車券に日付などを印字する印刷機構60、磁気乗車券にパンチ孔を開けるパンチ機構62、磁気乗車券を一時保留するストッパ64を備え、搬送ベルトで磁気乗車券を保持し各機構間を搬送するとともに、返却口14に搬送するものである。なお、ストッパ64で一時保留されていた磁気乗車券は、利用者が返却口14近傍、人間(通過)検知センサ22と30を通過した時点で集積箱38に集積される。
【0019】
上記の通り、投入された磁気乗車券は搬送機構50により搬送されるが、搬送機構50で磁気乗車券を搬送できないときには、投入口12に設けられた投入口シャッタ65をその回転軸を中心に時計回り方向に回転させて磁気乗車券の投入を禁止する。
【0020】
上記磁気読み取り機構52で読み取られた磁気乗車券もしくは無線アンテナ42で読み取った無線乗車券の利用情報に基づいて、乗車券が有効であると判定されたときにはドア開閉駆動部66によりドア48は開けられ、乗車券が無効であると判定されたときにはドア開閉駆動部66によりドア48を閉じられる。
【0021】
なお、図1で説明したように、投入口12は図2について、自動改札機本体10の奥側ではなく手前側に設けられており、投入口12に投入された磁気乗車券を搬送する搬送機構50も同様に図2において自動改札機本体10の奥側ではなく手前側に設けられている(図4のレイアウト参照)。
【0022】
また、保守用コントロールパネル67を備え、パネルを操作することにより磁気/無線乗車券の読み取り結果、各種設定状況などを表示させることができる。
【0023】
さらに、各種プログラム、メモリを備え、これまでに説明してきた各構成からの出力を受け、これに基づく各構成の各種制御などを行う主制御部を含むコントロール部68、このコントロール部68他各構成に電源を供給する電源70とを備えている。
【0024】
図3は、この発明の自動改札機並びに無線乗車券の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、この発明の自動改札機は、コントロール部68等に主制御部100、主制御部100の各種プログラムが記憶されるROM102、各種データを一時記憶するRAM104、各駅間の運賃を記憶し、乗車券利用の適否を判断するために使用される運賃メモリ106を備えている。また、読取記録部108は、読取用及び記録用の磁気ヘッド52、54、56を制御し、磁気乗車券に磁気記録されたデータを読み出したり、磁気乗車券に所定のデータを磁気記録したりする。搬送制御部110は、搬送機構50による磁気乗車券の搬送を制御する。さらに、この搬送制御部110は、投入口12に設けられた投入口シャッタ65を制御して、磁気乗車券の投入を禁止したりする。印刷制御部112は、サーマルヘッド(印刷機構)60を制御して、磁気乗車券に入場日時、入場駅などの所定の情報を印字記録する。
【0025】
券検知センサ監視部114は、搬送機構50に沿って設けられ、乗車券の有無、通過状況を検知する複数の券検知センサ116からの券検知信号をチェックし、搬送機構50による磁気乗車券の搬送状態を監視する。人検知センサ監視部118は、人間検知センサ20,…,34からの人間検知信号をチェックし、自動改札機に沿って通行する利用者の通過状況、存在状況を監視する。ドア機構制御部120は、ドア開閉駆動部66によるドア48の開閉駆動を制御する。表示制御部122は、判定表示部16、通路表示部40、案内表示部44等の各種表示部の表示を制御する。パンチ制御部124は、搬送機構50に沿って所定位置に設けられたパンチ機構62によるパンチ処理のタイミング等を制御する。保留制御部126は、搬送機構50に沿って所定位置に設けられたストッパ64による磁気乗車券の保留を制御する。トップカバー開閉監視部128は、トップカバー17aの開閉状態を検知するトップカバーセンサ130及びトップカバー17bの開閉状態を検知するトップカバーセンサ132からの検知信号をチェックし、トップカバー17a,17bの開閉状態を監視する。電源制御部134は、電源部70による電源供給等を制御する。
【0026】
保守用コントロールパネル制御部136は、保守用コントロールパネル67から入力された設定等に基づき自動改札機を制御する。また、この保守用コントロールパネル制御部136は、保守用コントロールパネル67による保守対象の切り替えも制御する。例えば、図1中右側半分のトップカバー17aだけが開いた状態では(トップカバー開閉監視部128によりトップカバー17の開閉状態は監視されている)、保守用コントロールパネル制御部136は保守用コントロールパネル67による保守対象を図1中右側の改札処理部に切り替え、逆に、図1中左側半分のトップカバー17bだけが開いた状態では、保守用コントロールパネル制御部136は保守用コントロールパネル67による保守対象を図1中左側の集札処理部に切り替える。さらに、トップカバー17a及び17bの両方が開いた状態では、保守用コントロールパネル制御部136は保守用コントロールパネル67による保守対象を改札処理部及び集札処理部の両方に切り替える。
【0027】
モード切替スイッチ138は、自動改札機のモードを切り替える。モードには、磁気専用モード、無線専用モード、及び磁気/無線併用モードがある。モード切替スイッチ138により磁気専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気乗車券のみとなる。このとき、通路表示部40には、磁気乗車券のみが処理対象であることが案内表示される。この場合、有効な無線乗車券であっても通行は許可されなくなる。モード切替スイッチ138により無線専用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は無線乗車券のみとなる。このとき、通路表示部40には、無線乗車券のみが処理対象であることが案内表示される。さらに、このとき投入口12に設けられた投入口シャッタ65が搬送制御部110の制御により閉じて、投入口12に磁気乗車券を投入できなくする。モード切替スイッチ138により磁気/無線併用モードに切り替えられると、自動改札機による改札処理及び集札処理の対象は磁気乗車券及び無線乗車券の両方となる。このとき、通路表示部40には、磁気乗車券及び無線乗車券の両方が処理対象であることが案内表示される。
【0028】
無線通信制御部140は、無線アンテナ42の送受信パワー等を制御したり、無線アンテナ42で受信したデータを復調して主制御部100の制御の下、RAM104へ転送、記憶させる。また、RAM104に記憶されているデータを変調して無線アンテナ42から送信させる。ネットワーク通信制御部142は、外部ネットワークとの通信を制御し、当改札機のデータを他の自動改札機へ送信などを行う。監視盤I/F144は、外部に設置される監視盤146と自動改札機のインターフェースとして機能する。また、監視盤146にも、先に説明したモード切替スイッチ138と同様なモード切替スイッチ148が設けられている。この監視盤146に設けられたモード切替スイッチ146も、自動改札機毎にモードを切り替えることができる。
【0029】
自動改札機10の無線アンテナ42から送信されたデータは、無線乗車券200の無線アンテナ202で受信され、変調/復調部204で復号され、制御部206で処理される。また、この無線乗車券200には、制御部206を動作させるための各種プログラム、駅システムを利用するための利用情報(乗車券固有の識別情報としてのIDコード、現行の定期券相当のものであれば利用可能な区間、期間の情報。現行の金額カード相当のものであれば発行時の金額情報など)が記録されているROM(メモリ)208、プログラム実行時のデータ、無線アンテナで受信したデータを一時記憶するとともに、利用駅名、現行の金額カード相当のものであればその残高を不揮発状態で記憶するRAM(メモリ)210、制御部206の動作によりROM208もしくはRAM210のデータを表示する表示部212が設けられている。
【0030】
なお、磁気乗車券の構成については、現行使用されている普通乗車券と同様であるため説明を省略する。
【0031】
図4を参照して、上記した自動改札機の設置例について説明する。図4に示すように、複数台の自動改札機10a,10b,10c,10dが駅構外と駅構内の境界に設置される。このとき、各自動改札機の間が、改集札用の共通の通路A,B,Cとなる。なお、両端の自動改札機には、改札処理部もしくは集札処理部の一方が搭載される。
【0032】
各自動改札機10には、投入口12(及び搬送機構50)並びに返却口14、判定表示部16、無線アンテナ42、案内表示部44等の構成要件がそれぞれ改札側並びに集札側に設けられている。これらは同様の機能を有するものであるが、以下説明においては集札側の構成を、投入口12’(及び搬送機構50’)並びに返却口14’、判定表示部16’、無線アンテナ42’、案内表示部44’等と記載する。なお、これら各構成要件(利用者により操作される、または利用者への案内を行う構成要件)は、自動改札機10bに示すように、通路に沿う改札機の中央線bよりもそれぞれ機器を利用する利用者が通過する通路側に設けられ、隣の通路からは操作し難くい(遠く)位置に配置されている(例えば、無線乗車券の無線通信エリアが遠くなるように構成されている)。
【0033】
自動改札機10bを利用し磁気乗車券で入場する場合、利用者は通路Aに沿い駅構外側から進入し、投入口12に磁気乗車券を投入する。投入された磁気乗車券は、搬送機構50により搬送され、読取用の磁気ヘッド52により磁気乗車券に記録されている利用情報データを読み取る。主制御部100は、磁気乗車券から読み取った利用区間(利用可能料金)、期間を含む利用情報データと運賃メモリ106に記録されているデータとを比較して通行の可否を判定する。利用条件を満たす場合には通行可と判断し、記録、読取用の磁気ヘッド54、56で必要に応じて磁気乗車券に対して入場駅名、当該機器の号機番号、利用時刻を含むデータが記録、確認される。また、必要に応じて、磁気乗車券に印刷機構60による印刷処理及びパンチ機構62によるパンチ処理等を施し、返却口14から排出する。このとき、判定表示部16は通行可を示す青色等に点灯する。利用条件を満たさない場合には通行不可と判断し、磁気乗車券をそのまま返却口14から返却するとともに、ドア48を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構内への進入を禁止する)。このとき、判定表示部16は通行禁止を示す赤色等に点灯する。
【0034】
自動改札機10bを利用し無線乗車券で改札処理を受ける場合、利用者は通路Aに沿い駅構外側から進入し、無線アンテナ42に無線乗車券をかざす。このとき、無線乗車券と無線アンテナ42との間の交信により、無線乗車券に記録された利用区間、期間を含む利用情報データが読み出される。主制御部100は、無線乗車券から読み出された利用情報データと運賃メモリ34に記録されたデータとを比較して通行の可否を判定する。利用条件を満たした場合には通行可と判断し、判定表示部16は青色に点灯する。このとき、必要に応じて無線乗車券に対して入場駅名、当該機器の号機番号、利用時刻を含むデータが記録される。利用条件を満たさない場合には通行不可と判断し、ドア48を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構内への進入を禁止する)。このとき、判定表示部16は赤色に点灯する。
【0035】
自動改札機10bを利用し磁気乗車券で集札処理を受ける場合には、利用者は通路Bに沿い駅構内側から進入し、投入口12’に磁気乗車券を投入する。投入された磁気乗車券は、改札処理時同様に利用情報データが読み出され、主制御部100’により、読み出されたデータと運賃メモリ34’に記録されたデータとが比較されて通行の可否が判定される。通行可の場合は、磁気乗車券を集積箱38’に回収、集積する。このとき、判定表示部16’は青色に点灯する。通行不可の場合は、そのまま磁気乗車券を返却口14’から排出するとともに、ドア48’を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構外へ出場を禁止する)。このとき、判定表示部16’は赤色に点灯する。
【0036】
自動改札機10bを利用し無線乗車券で集札処理を受ける場合、利用者は通路Aに沿い駅構内側から進入し、無線アンテナ42’に無線乗車券をかざす。このとき、改札処理時同様に無線乗車券と無線アンテナ42’との交信により、無線乗車券に記録されたデータが読み出され、必要に応じて、無線乗車券に対して所定のデータが記録される。主制御部100’は、無線乗車券から読み出されたデータと、運賃メモリ34’に記録されたデータとを比較して、通行の可否を判定する。通行可の場合、判定表示部16’は青色に点灯する。通行不可の場合は、ドア48’を閉じて利用者の通行を阻止する(駅構外への出場を禁止する)。このとき、判定表示部16’は赤色に点灯する。
【0037】
上記のケース全てにおいて、通行不可の場合の自動改札機の号機番号を含め、全ての自動改札機の判定結果並びに利用された乗車券のデータが監視盤146に通知される。
【0038】
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、自動改札機における乗車券の改札処理について説明する。
【0039】
図5は、図4における自動改札機10bを使用し、通路Aを通過して駅構内へ入場する際の処理を示すものである。
【0040】
まず、自動改札機10bの改札側(駅構外から駅構内への入場側)の投入口12は、磁気乗車券が投入可能なように投入口シャッタ65が解放される。また、自動改札機10b改札側の無線アンテナ42は無線乗車券に対して応答信号を送信するよう要求信号を送信する。
【0041】
この状態において、主制御部100により自動改札機10b改札側投入口12に磁気乗車券が投入されたか(S500)、自動改札機10b改札側の無線アンテナ42で無線乗車券からの応答信号を検出したか(S502)について、いずれが先であったかが判断される。この判断により、無線乗車券からの応答信号を先に検出したと判断されたとき、自動改札機10aについて、投入口シャッタ65を閉じさせ、かつ無線アンテナ42の無線乗車券への応答信号要求を禁止させる。これにより、通路Aを通って駅構内から駅構外への通行を禁止する。また、通路Aは改札処理中である旨表示部40にて進入禁止の表示を行う。さらに、自動改札機10b改札側表示部44にて無線乗車券を処理中である旨の表示を行うとともに、同投入口シャッタ65を閉じて磁気乗車券の投入を禁止する(S504)。
【0042】
次に、主制御部100は、無線乗車券からの固有のIDコードを含む利用情報から構成される応答信号に基づいて通過の可否を判断する。すなわち、無線乗車券の利用条件が利用区間と期間とで規定されているものであれば、ROM102もしくはRAM104に記憶されている自動改札機が設置されている駅の位置情報、当日の日付情報に基づいて、当該駅が利用区間内に含まれているか、また当日が利用期間内であるか否かが判断される。また、無線乗車券の利用条件が利用金額により規定されるものであれば、利用可能な残高が残っているかもしくは初乗り料金程度の所定料金を引き去り残高が残っているか否かが判断される。さらに、いずれの場合においても前回の利用が正しく出場処理されたものであるか否かも判断される。(S506)。
【0043】
これら判断に基づいて、利用条件が利用区間と期間とで規定されるものであれば、当該駅が利用区間内に含まれ、かつ当日が利用期間内であるとき、利用条件が利用金額により規定されるものであれば(所定)残額があるときで、前回正しく出場処理された場合であるときに自動改札機10bにて通路Aからの駅構内への入場が許可される(S506のY)。
【0044】
なお、入場が許可されないとき(S506のN)は表示部16にて入場を許可しない旨の案内表示を行い(S508)、ドア48を閉じて通過を禁止する(S510)。この通過禁止後、人間検知センサ20〜34で利用客を検知しなくなった(改札機間の通路から利用者が退いた)とき、自動改札機10b改札側の投入口シャッタ65を閉じた状態で先に無線アンテナ42による無線乗車券の受付禁止状態を解除し、S502での無線乗車券の検知が可能な状態とし、無線乗車券の受付禁止解除後、投入口シャッタ65を解放して磁気乗車券の投入禁止を解除する。
【0045】
自動改札機10bにて通路Aからの入場が許可されたとき、無線アンテナ42から無線乗車券に対して入場処理時刻並び当該改札機の号機番号(残額を処理した際には新たな残額など)を送信するとともに、無線アンテナ42で受信した応答信号に含まれるIDコードを入場処理時刻(もしくはIDコードを受信した時刻)とともに自動改札機10bの集札側(RAM104)にのみ送信し、自動改札機10b改札側の無線アンテナ42で受信したIDコードである旨記憶させる(S512)。
【0046】
なお、この自動改札機10b集札側へのIDコードの送信は、自動改札機10b自体の幅(通路間の筐体幅であり、改札側と集札側の搬送機構を隣り合わせず、ずらすことにより、従来2台の筐体を設置していたものを1台とすることにより略半分の幅となっている)が狭く、自動改札機10bの改札側で処理された無線乗車券が自動改札機10bの集札側の無線アンテナ42’と通信してしまい、誤って集札側の自動改札機10bで再度処理されてしまうことを防止するために行われるものである。
【0047】
従って、通路Bが通路A同様に改札通路として動作(自動改札機10cの投入口シャッタ65が解放され、無線アンテナ42が要求信号を送信し、かつ、自動改札機10bの投入口シャッタ65’が閉じ、無線アンテナ42’が要求信号を送信していない状態)しているときには、自動改札機10bの無線アンテナ42’が通信を行っていないため自動改札機10bの改札側で処理された無線乗車券と再度通信することがないのでIDコードの送信を省略しても良い。また、自動改札機10bの改札側と集札側とで同一のメモリ(RAM104)を共用(共有)しそれぞれのデータを記憶させている場合には、IDコードを送信、転送するのではなく、当該メモリにIDコードを記憶させるように構成しても良い。
【0048】
上記無線乗車券の改札処理が終了したとき、まず最初にS504で禁止した無線乗車券の受付を解除することとする。すなわち、自動改札機10bの改札側の無線アンテナ42から無線乗車券に対する応答信号の要求信号の送信を再開することとする(S514)。
【0049】
ここで、上記S506で駅構内への入場が許可された利用者が自動改札機10bの中央部の人間検知センサ(22と30、もしくは22と30、24、32)で検知されたか否かが判断され(S516)、検知されていない(利用者が中央部の人間検知センサまで到達していない)ときにはS502に戻り無線乗車券の検知がなされたか否かが判断される。なお、このとき、一定時間(例えば3秒程度)経過しても中央部の人間検知センサまで利用者が到達せず中央部の人間検知センサで利用者を検知できない場合には表示部16にて駅構内に前進するよう通過の案内を行う。
【0050】
自動改札機10bの中央部の人間検知センサ(22と30、もしくは22と30、24、32)で利用者の到達を検知したときには、自動改札機10b改札側投入口シャッタ65を解放し投入口12への磁気乗車券の投入禁止を解除する(S518)。解除後は、S500に戻り磁気乗車券もしくは無線乗車券の検知処理に戻る。
【0051】
上述したように、自動改札機に投入される磁気乗車券の受付処理については、先行する利用者が中央部の人間検知センサを通過するまで磁気乗車券の投入を禁止しているため、磁気乗車券が前方に搬送された場合であっても先行する利用者が誤って磁気乗車券を取り違えてしまうことを防止することができる。また、自動改札機に投入されず取り違いの発生しない無線乗車券については、その利用情報が有効であると判定された時点で(磁気乗車券の受付に先立ち)次の無線乗車券の受付処理を再開するよう構成したため、無線乗車券を受け付けない禁止時間を最小とすることができ利用者の流動性(単位時間当たりの処理件数)を向上させることができる。
【0052】
他方、券検知センサ20〜34により、無線乗車券より先に磁気乗車券が投入口12に投入されたこと検出したとき(S500)、S504同様、自動改札機10aについて、投入口シャッタ65’を閉じさせ、かつ無線アンテナ42’の無線乗車券への応答信号要求を禁止させる。また、通路Aは改札処理中である旨表示部40’にて進入禁止の表示を行う。さらに、自動改札機10b改札側表示部44にて磁気乗車券を処理中である旨の表示を行うとともに、同投入口シャッタ65を閉じて次の利用者による磁気乗車券の投入を禁止する(S520)。
【0053】
磁気乗車券が投入されると、搬送機構50で搬送されるとともに、磁気ヘッド52で記録されている磁気情報が読み取られ、反転機構58で磁気乗車券の磁気面が下側に揃えられる。読み取られた磁気情報は無線乗車券の利用情報の判定処理(S506)と同様に処理される(S522)。
【0054】
判定処理の結果、駅構内への入場が許可されないとき(S522のN)には、磁気ヘッド54、56での処理は行わず、表示部16にて入場を許可しない旨の案内表示を行い(S524)、ドア48を閉じて通過を禁止し(S526)、その後S510のときと同様に無線乗車券、磁気乗車券の受付が順次再開される。
【0055】
自動改札機10bにて通路Aからの入場が許可されるとき(S522のY)には、搬送機構50の搬送に従い、磁気ヘッド54、56にて磁気乗車券に対して入場処理時刻並び当該改札機の号機番号(残額を処理した際には新たな残額など)のデータの書き込み処理が行われ、返却口14に返却される。なお、S512においてはIDコードを転送したが、磁気乗車券についてはかざす(提示する)だけでは処理を行わず投入口12’への磁気乗車券の投入動作が必要であるため、誤って投入されることがないのでここでは転送しない。
【0056】
自動改札機10bにて通路Aからの入場が許可されるとき(S522のY)、または磁気ヘッド56にて磁気乗車券に対してデータの書き込みが行われたとき、磁気乗車券の投入を禁止した状態で無線アンテナ42による無線乗車券の受付禁止状態を解除する(S528)。解除後、返却口14に設けられている券検知センサ116の検知に基づいて、返却口14から利用者により磁気乗車券が抜き取られたか否かが判断される(S530)。磁気乗車券が抜き取られていないと判断された場合には、S502にて無線乗車券の検知(応答信号を受信)の有無が判断される。また、磁気乗車券が抜き取られた判断された場合には投入口シャッタ65を解放し、無線乗車券の受付禁止解除に続き次の利用者による磁気乗車券の投入禁止を解除する(S532)。
【0057】
また、自動改札機10bが改札処理可能な状態(駅構外から駅構内への入場処理が可能な状態)であって、自動改札機10a(利用者が駅構内から駅構外へ出場する際に動作する集札側の自動改札機)が磁気乗車券並びに無線乗車券を受け付け禁止としている状態であるとき、S500、S502の各ステップにて磁気乗車券並びに無線乗車券を受け付けていないときには前回の改札処理から一定時間(例えば3〜5秒程度)経過したか否かが判断される(S534)。この判断の結果、一定時間経過しているときには、自動改札機10aの投入口シャッタ65’を閉じた状態で先に無線アンテナ42’による無線乗車券の受付禁止状態を解除し(S536)、S502での無線乗車券の検知が可能な状態になる。その後、無線乗車券の受付禁止解除に続き、投入口シャッタ65’を解放して投入口12’への磁気乗車券の投入禁止を解除する(S538)ことにより、S500での磁気乗車券の投入が可能な状態になる。これは、利用者の進行方向について投入口12’の後段に無線アンテナ42’が設けられているためであり、これにより無線乗車券を携帯する利用者の後に磁気乗車券を携帯する利用者が続く場合に、磁気乗車券を携帯する利用者が投入口12’に投入可能であるとして無線乗車券携帯利用者の後ろから手を伸ばしてに磁気乗車券を投入しようとしたとしても、そのときには既に無線乗車券に対する無線処理が開始されているため磁気乗車券が先に処理されることはなく、利用者と乗車券の順序が入れ違うといった問題が解決できる。
【0058】
次に、図6に示すフローチャートを参照しながら、自動改札機10bの集札側(通路Bを通って駅構内から駅構外へ出場する場合)における無線乗車券の処理について説明する。
【0059】
図6は、図5にて示す自動改札機10bの改札側の処理が行われている際における自動改札機10b集札側の無線乗車券の処理を示すものである。
【0060】
自動改札機10bの集札側は、自動改札機10a(集札側改札機)と同様に動作するものであり、自動改札機10cの改札側が動作し通路Bを改札通路として駅構外から駅構内へ入場する利用者の入場可否を判定しているときには投入口シャッタ65’を閉じて磁気乗車券の投入を禁止しかつ無線アンテナ42’による要求信号の送信は行わず無線乗車券の受付けを禁止する。また、自動改札機10bの集札側は、利用者により通路Bが集札通路として利用されているときもしくは通路Bが集札通路及び改札通路として利用可能なときには、投入口シャッタ65’を解放(開けて)して投入口12’へ磁気乗車券を投入可能にするとともに無線アンテナ42’による無線乗車券への応答要求信号を送信するものである。
【0061】
自動改札機10b集札側においては、自動改札機10bの改札側から無線乗車券のIDコードが送信、転送される(S600)。
【0062】
IDコードが送信、転送されると、自動改札機10b集札側は主制御部100’にて通路Bが集札通路として利用されているか否かを判断する(S602)。この判断により、通路Bが改札通路として利用されていると判断されたとき(S602のN)には自動改札機10b改札側から送信されるIDコードの記憶を行わずにS600に戻る。これは、通路Bが改札通路として利用されているときには自動改札機10b集札側の無線アンテナ42’は無線乗車券との通信を行っていないので、自動改札機10bの改札側で処理された無線乗車券との通信を行うことがなく2重処理をしないためである。
【0063】
S602の判断により、通路Bが集札通路として利用されていると判断されたとき(S602のY)には、自動改札機10bの改札側から送信、転送された無線乗車券のIDコードをRAM104’に記憶する(S604)。RAM104’に記憶されたIDコードは、送信、転送されてから所定時間(例えば5秒程度)経過したとき主制御部100’の制御によりRAM104’から消去される(S606)。なお、この消去は時間経過で消去されるのではなく、所定個数(例えば2、3個)のIDコードを最新のもののみ記憶する構成、方法であってもよく、また時間経過で削除する構成と所定個数のみを記憶する構成とを組み合わせても良い。
【0064】
RAM104’に自動改札機10bの改札側で処理された無線乗車券のIDコードが記憶されている状態において、自動改札機10b集札側の無線アンテナ42で無線乗車券と通信し、無線乗車券のIDコードを受信したか否かが判断される(S608。図5のS502と同様)。
【0065】
S608の判断にて、無線乗車券のIDコードを受信していない(利用者により無線乗車券が提示されていない)と判断されたときにはS600に戻る。S608の判断により、無線乗車券のIDコードを受信したと判断されたときには、受信した無線乗車券のIDコードとRAM104’で記憶している自動改札機10bの改札側から送信、転送された無線乗車券のIDコードとを比較する(S610)。
【0066】
S610での比較の結果、両方のIDコードが一致していると判断されたとき(S612)、S608で集札側無線アンテナ42’が受信した無線乗車券の情報は、集札側無線アンテナ42’とは反対側の改札側無線アンテナ42等で改札処理された後に利用者により誤って集札側無線アンテナ42’に提示された無線乗車券のものであると判断し、無線乗車券への2重処理を防止するためここで受信した無線乗車券に対しては処理を行わない(通行可否の判断の実行を禁止する)。そして、通路Bのドア48’を閉じて集札通路(駅構内から駅構外への通行)の通行を阻止するとともに、表示部44’もしくは16’にて無線乗車券が無効ではないが通行を阻止する旨の表示(例えば、「しばらくお待ち下さい」等の表示)を行う。この通行禁止と表示は各制御部の制御により所定時間(3〜5秒程度)経過後に解除、消去(消勢)される。なお、この表示の解除(もしくはRAM104’からのIDコードの削除)後に前述S608で受信したIDコードと同一の無線乗車券と再度無線通信した場合にはRAM104’に一致するIDコードが記憶されていないため、IDコード不一致となりS614の処理が行われる(通行可否の判断が実行される)。
【0067】
図5のS512にて送信、転送されたIDコードを上記S610にて使用することにより、自動改札機10の幅が狭く、改札(一方)側無線アンテナ42で受信処理した無線乗車券(の利用情報)を集札(他方)側無線アンテナ42’で受信してしまった場合であっても、改札(一方)側無線アンテナ42で受信したIDコード等乗車券のユニークなデータに基づいて集札(他方)側無線アンテナ42’での受信、処理を行わないように構成したので、改札(入場)処理直後に誤って集札(出場)処理をしてしまうといった無線乗車券への不要な2重処理を防止することができるものである。
【0068】
なお、表示部44’、66’にて「しばらくお待ち下さい」等の表示がなされている状態であっても、この状態は無線乗車券の利用(利用情報)に誤り、不備があったための異常状態ではない。また、このケースのように誤って無線乗車券が提示された場合には当該利用者は既に駅構内に進んでしまい自動改札機10bから立ち去ってしまっている可能性が高い。そこで、このケースにおいては、「しばらくお待ち下さい」等の表示状態のリセットを速やかに行う(無線乗車券の受付処理の再開を優先させる)ため、同表示がなされている状態であっても、S610で比較した無線乗車券とは異なるIDコードの無線乗車券と受信し(S608、S608、S612のN)、この無線乗車券が有効であり通行を許可できる場合においては、速やかに同表示を消して、利用者の通行を促す表示に切り替え制御する。これにより、無線乗車券の受付中止時間を最小限にすることができる。
【0069】
S610での比較の結果、RAM104’で記憶しているものではない無線乗車券のIDコードを受信していると判断されたときには、当該無線乗車券の利用情報に基づいて当該無線乗車券を所持する利用者の通行の可否を判定する(S614)。
【0070】
なお、S614以降の無線乗車券への処理、並びに磁気乗車券が投入された際の処理については図5の改札処理とほぼ同様であり、「改札」等を「集札」等に置き換えることにより説明できるため説明を省略する。
【0071】
また、反対に、図6におけるIDコードのチェック処理は、図5のS506等でも同様に行われるが、説明の重複を避けるため省略する。
【0072】
また、本発明の実施態様においては、改札(一方)側無線アンテナ42で受信処理した 無線乗車券の利用情報を同一筐体の集札(他方)側無線アンテナ42’で受信しないように構成した。これは、利用者が誤って無線乗車券を提示してしまう可能性の高い無線アンテナとしては、同一筐体で反対側の無線アンテナであることが考えられるためである。しかしながら、他の複数台の自動改札機の改札側もしくは集札側に対して受信処理した無線乗車券の利用情報を送信する構成としてもよい。
【0073】
本発明は、自動改札機本体の一方側に設けられている改札用無線アンテナ42の無線乗車券との無線通信により利用者の通行を許可したときにおいて、他方側に設けられている隣の通路用の集札用無線アンテナ42’で通行を許可した利用者の無線乗車券と無線通信したときには、利用者により改札のために提示された無線乗車券が誤って集札用無線アンテナ42’にも提示されたと判断して、当該無線乗車券との無線通信を行わないようにしたものである。この構成により、利用者の意志によらず集札用無線アンテナ42’で集札処理が行われて利用者は正当に駅構内に入場したにも拘わらず無線乗車券に出場データが記録されてしまい、システム、乗車券のデータ上では出場状態(未入場)となり、利用者が出場する際に入場データなしと判定され不正入場と判定されてしまうことを防止することができる。
【0074】
また、上記構成同様、無線乗車券との無線通信を禁止するとともに集札用無線アンテナ42’の無線通信で通行を制御する隣の通路からの利用者の出場を一時的に禁止するものである。このように出場を一時的に禁止することにより、利用者と次の利用者との間で処理間隔を開けることができるので、自動改札機で無線通信している無線乗車券データと無線乗車券を携帯している利用者との組み合わせの取り違いを防止することができる。
【0075】
さらに、本発明においては、無線乗車券もしくは磁気乗車券の受付処理により、改札側もしくは集札側において無線乗車券との無線通信と磁気乗車券の投入が禁止され、これを解除するときに、無線乗車券との無線通信を先に解除し、その後に磁気乗車券の投入を解除するように構成している。この構成により、無線乗車券を携帯する利用者の若干後(もしくは横)に磁気乗車券を携帯する利用者が続く場合において、磁気乗車券を携帯する利用者が投入口に投入可能であるとして無線乗車券携帯利用者の後ろから手を伸ばしてに磁気乗車券を投入しようとしたとしても、そのときには既に無線乗車券に対する無線処理が開始されているため磁気乗車券が先に処理されることはなく、利用者と乗車券との順序の入れ違い防止することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動改札機、自動改札方法によれば、既に通行を許可している無線乗車券が誤って再提示されてしまった場合であってもこれを認識し、無線乗車券との無線通信を誤りなく確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動改札機の外観概略を示す斜視図。
【図2】本発明の自動改札機の側面とともに一部の内部構造を示す図。
【図3】本発明の自動改札機の概略構成を示すブロック図。
【図4】本発明の自動改札機の設置例を示す図。
【図5】本発明の自動改札機における乗車券処理を示す図。
【図6】本発明の自動改札機におけるIDコードのチェック処理を示す図。
【符号の説明】
10…自動改札機、12…投入口、14…返却口、16…判定表示部、17…トップカバー、18…仕切部、20、22、24、26、28、30、32、34…人間(通過)検知センサ、36…音声案内スピーカ、38…集積箱、40…通路表示部、42…無線アンテナ(無線通信機器)、44…案内表示部、46…選択釦、48…ドア、50…搬送機構、52…磁気読み取り機構、54…磁気書き込み機構、56…書き込み確認機構、58…反転機構、60…印刷機構、62…パンチ機構、64…ストッパ、65…投入口シャッタ、66…ドア開閉駆動部、67…保守用コントロールパネル、68…コントロール部、70…電源、100…主制御部、102…ROM、104…RAM

Claims (6)

  1. 通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
    この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、
    この自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、
    この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、
    前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、
    前記第2の無線通信手段が、前記所定通路とは異なる方向の通路に沿い通行する第2の利用者が携帯する第2の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第2の利用者の通行の可否を判断する実行可能な第2の判断手段と、
    前記第2の受信手段で受信した利用情報に基づいて、第2の無線乗車券が前記許可手段で通行を許可された第1の利用者に携帯されている前記第1の無線乗車券と同じであるか否かを判断する第3の判断手段と、
    この第3の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じであると判断したとき、前記第2の判断手段による通行可否判断の実行を禁止する禁止手段と、
    前記第3の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じではないと判断したとき、前記第2の判断手段による通行可否判断を実行させる制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、
    許可された利用者が当該自動改札機の中央部の前記人間検知センサで検知されたか否かを判断し、ドアの開閉又は利用者に対して通過案内を行うことを特徴とする自動改札機。
  2. 各無線乗車券に乗車券毎に固有な識別情報を記憶させておき、当該自動改札機は、無線乗車券から識別情報を受信する手段と、この受信した無線乗車券の識別情報を記憶する
    記憶手段とを備え、
    前記第3の判断手段が前記記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じであるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の自動改札機。
  3. 通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
    この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、
    前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、
    この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、
    前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、
    前記第2の無線通信手段が、前記所定通路とは異なる方向の通路に沿い通行する第2の利用者が携帯する第2の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第2の利用者の通行の可否を判断する実行可能な第2の判断手段と、
    この第2の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じであると判断したとき、前記所定通路とは異なる方向の通路への利用者の通行を禁止する禁止手段と、
    前記第2の判断手段にて第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じではないと判断したとき、前記第2の無線通信手段による第2の無線乗車券との無線通信結果に基づいて第2の利用者の通行の可否を判断する第3の判断手段と、
    前記禁止手段の通行禁止を解除する解除手段と、
    この解除手段の解除後に前記第2の無線通信手段にて第1の無線乗車券と同じであると判断された第2の無線乗車券と再度無線通信したとき、この再度の無線通信結果に基づいて利用者の通行の可否を判断する通行可否判断手段と、
    この通行可否判断手段で通行可と判断したとき、第2の利用者の通行を許可する通行許可手段と、
    を具備したことを特徴とする自動改札機。
  4. 通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
    この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、
    前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、
    この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、
    前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、
    前記第2の無線通信手段で無線通信した第2の無線乗車券が前記許可手段で通行を許可された第1の無線乗車券と同じであり、かつ前記第1の無線通信手段による第1の無線乗車券との無線通信から所定時間内であるか否かを判断する第2の判断手段と、
    この第2の判断手段にて無線通信した第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じでありかつ所定時間内であると判断したとき、第2の無線通信手段で無線通信したものは第1の無線乗車券であるとし当該無線乗車券を携帯する利用者に対して前記所定通路とは異なる方向の通路への通行を禁止する禁止手段と、
    前記第2の判断手段にて無線通信した第2の無線乗車券が通行を許可された第1の無線乗車券とは同じでないと判断したとき、前記第2の無線通信手段による無線通信結果に基づいて第2の利用者の通行の可否を判断する第3の判断手段とを具備したことを特徴とする自動改札機。
  5. 通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
    この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ配置された第1及び第2の無線通信手段と、
    前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、
    この仕切部に設けられ、前記通路に沿い通行する利用者を検知する人間検知センサと、
    前記第1の無線通信手段が、所定の通路に沿い通行する第1の利用者が携帯する第1の無線乗車券から受信した利用情報に基づき、第1の利用者の通行の可否を判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段にて通行可と判断したとき、第1の利用者の通行を許可する許可手段と、
    前記第2の無線通信手段による無線通信に基づいて、無線通信した第2の無線乗車券が前記許可手段で通行を許可された第1の利用者に携帯されている前記第1の無線乗車券と同じであるか否かを判断する第2の判断手段と、
    この第2の判断手段にて無線通信した第2の無線乗車券が第1の無線乗車券と同じであると判断したとき、第1の利用者の前記所定通路とは異なる方向の通路への通行を禁止する禁止手段と、
    この禁止手段による通行禁止を所定時間後に解除する解除手段と、
    前記禁止手段により通行が禁止されているときにおいて、第2の無線通信手段の無線通信に基づいて前記第2の判断手段が第1の無線乗車券ではないものとの無線通信したと判断したときには当該無線通信結果に基づいて利用者の通行の可否を判断する第3の判断手段と、
    この第3の判断手段で通行可と判断したときには、前記解除手段による通行禁止の解除に優先して利用者の通行を許可する第2の許可手段とを具備したことを特徴とする自動改札機。
  6. 通路に沿って配置された1個の自動改札機本体と、
    この自動改札機本体の通路方向の両端部で、かつ、通路側にそれぞれ設けられた第1及び第2の無線通信手段と、
    これら第1及び第2の無線通信手段の近傍に設けられた磁気乗車券を投入する第1及び第2の投入口と、
    前記自動改札機本体の上面において前記第1及び第2の無線通信手段から中央部までは当該自動改札機の通路の進行方向に沿って形成されているが、自動改札機の中央部において接続された仕切部と、
    前記第1の投入口への磁気乗車券の投入を禁止する第1の投入禁止手段と、
    前記第1の投入口と同様に前記自動改札機本体の一方側に設けられ、所定の通路に沿い通行する利用者に携帯される無線乗車券と無線通信する第1の無線通信手段と、
    前記自動改札機本体の他方側に設けられ、前記所定通路とは異なる通路に沿い通行する利用者から磁気乗車券が投入される第2の投入口と、
    この第2の投入口への磁気乗車券の投入を禁止する第2の投入禁止手段と、前記第2の投入口と同様に前記自動改札機本体の他方側に設けられ、前記異なる通路に沿い通行する利用者に携帯される無線乗車券と無線通信する第2の無線通信手段と、
    前記第1の投入口もしくは前記第2の投入口に投入された磁気乗車券、前記第1の無線通信手段もしくは前記第2の無線通信手段で無線通信した無線乗車券に記録されている利用情報に基づいて各乗車券を携帯する利用者の通行を許可する許可手段と、
    前記第1の投入口に磁気乗車券が投入されたとき、または前記第1の無線通信手段で無線乗車券との無線通信を行ったとき、前記第2の投入禁止手段を駆動して第2の投入口への磁気乗車券の投入を禁止し、かつ前記第2の無線通信手段による無線乗車券との無線通信を禁止する制御手段と、
    前記第1の投入口に投入された磁気乗車券、または前記第1の無線通信手段で無線通信した無線乗車券の利用情報に基づいて前記許可手段が利用者の通行を許可した際、前記制御手段で無線通信が禁止された前記第2の無線通信手段の無線通信禁止を解除し、この解除後に当該自動改札機の中央部の前記人間検知センサが利用者の到達を検知したときに、前記第2の投入禁止手段を駆動して第2の投入口への磁気乗車券の投入禁止を解除する解除手段と、
    を具備したことを特徴とする自動改札機。
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