JPH08263705A - 自動改札装置 - Google Patents

自動改札装置

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Publication number
JPH08263705A
JPH08263705A JP7061191A JP6119195A JPH08263705A JP H08263705 A JPH08263705 A JP H08263705A JP 7061191 A JP7061191 A JP 7061191A JP 6119195 A JP6119195 A JP 6119195A JP H08263705 A JPH08263705 A JP H08263705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
passerby
ticket gate
antenna
transmitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP7061191A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Tsuji
誠一郎 辻
Makoto Takahashi
誠 高橋
Kousuke Takeda
浩佐 武田
Reiko Taguma
玲子 田熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7061191A priority Critical patent/JPH08263705A/ja
Publication of JPH08263705A publication Critical patent/JPH08263705A/ja
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンテナからの電波を妨害することなく、無線
カードを使用する通行者が容易にアンテナ部分を認識で
き、通行がスムーズになる自動改札装置を提供する。 【構成】本体2上の無線カードとの間において無線通信
を行なうためのアンテナ15と対応する部分に、光が照
射されることにより通行者が無線カードをかざす位置を
図柄によって案内表示する表示部17を設け、この表示
部17を本体2上のポール部8に設置された光源20に
よって光を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電車やバス
などの交通機関の駅に設置され、通行者の所持する改札
情報を無線によって送受信する機能を有する記録媒体を
利用して自動的に改札処理する無線式の自動改札装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、たとえば、鉄道関係において、改
札業務の省力化を目的として、鉄道などの施設の入場口
あるいは出場口などに設けられ、施設を利用する利用者
(通行者)が施設に入場あるいは出場する際、または、
施設の乗換えを行なう際、利用者が携帯する乗車券(磁
気式記録媒体)を取込んで検査し、乗車券が正当であれ
ば利用者の通過を許可し、不当であれば利用者の通過を
阻止する自動改札装置が導入されている。
【0003】この種の自動改札装置は、入場、出場、あ
るいは乗換えの際に、利用者によって投入口に投入され
た乗車券の片面(裏面)に形成された磁気記録部に記録
されている磁気情報(たとえば、入場駅および有効な料
金などの改札情報)を読取り、この読取った情報に基づ
いて利用者の通過の許可あるいは阻止を決定し、その乗
車券に所定の処理、たとえば、券面に対する印刷処理
や、磁気記録部に対する磁気記録処理などを施した後、
その乗車券を取出口に排出するものである。
【0004】また、最近、改札情報を無線によって送受
信する機能を有する無線カード(無線式記録媒体)を用
いることにより、自動改札装置に乗車券を投入すること
なく、自動改札装置に設けられたアンテナ部分に無線カ
ードをかざすだけで、改札情報の読み書き(送受信)を
行ない、改札処理を行なうことを可能とした無線式の自
動改札装置の開発が進んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
無線カード対応の無線式の自動改札装置は、まだ一般的
に周知されておらず、利用する通行者はどこに無線カー
ドをかざしたらよいのかとまどうようなことが少なくな
い。そのため、通行がスムーズにいかなくなるおそれが
あった。
【0006】そこで、本発明は、アンテナからの電波を
妨害することなく、無線式の記録媒体を使用する通行者
が容易にアンテナ部分を認識でき、通行がスムーズにな
る自動改札装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動改札装置
は、通行者に携帯され無線通信機能を有する記録媒体と
の間で無線によって改札情報の送受信を行なうことによ
り前記記録媒体の正否を判定し、その判定結果に応じて
前記通行者の通行可否を決定する自動改札装置におい
て、装置本体の上部に設けられ、前記記録媒体との間に
おいて無線通信を行なうためのアンテナと、このアンテ
ナを介して前記記録媒体との間で無線通信によって改札
情報の送受信を行なう送受信手段と、この送受信手段で
受信した改札情報に基づき前記記録媒体の正否を判定
し、その判定結果に応じて前記通行者の通行可否を決定
する通行可否決定手段と、前記装置本体の上面で前記ア
ンテナと対応する部位に設けられ、光が照射されること
により前記通行者が前記記録媒体を提示する位置を案内
表示する表示部と、この表示部と相対向する上部に所定
距離離れて設置され、前記表示部に対して光を照射する
光源とを具備している。
【0008】また、本発明の自動改札装置は、通行者に
携帯され無線通信機能を有する記録媒体との間で無線に
よって改札情報の送受信を行なうことにより前記記録媒
体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の
通行可否を決定する自動改札装置において、装置本体の
上部に設けられ、前記記録媒体との間において無線通信
を行なうためのアンテナと、このアンテナを介して前記
記録媒体との間で無線通信によって改札情報の送受信を
行なう送受信手段と、この送受信手段で受信した改札情
報に基づき前記記録媒体の正否を判定し、その判定結果
に応じて前記通行者の通行可否を決定する通行可否決定
手段と、前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する
部位に設けられ、光が照射されることにより前記通行者
が前記記録媒体を提示する位置を所定の図柄によって案
内表示する表示部と、この表示部と相対向する上部に所
定距離離れて設置され、前記表示部に対して光を照射す
る光源とを具備している。
【0009】また、本発明の自動改札装置は、通行者に
携帯され無線通信機能を有する記録媒体との間で無線に
よって改札情報の送受信を行なうことにより前記記録媒
体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の
通行可否を決定する自動改札装置において、装置本体の
上部に設けられ、前記記録媒体との間において無線通信
を行なうためのアンテナと、このアンテナを介して前記
記録媒体との間で無線通信によって改札情報の送受信を
行なう送受信手段と、この送受信手段で受信した改札情
報に基づき前記記録媒体の正否を判定し、その判定結果
に応じて前記通行者の通行可否を決定する通行可否決定
手段と、前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する
部位に設けられ、光が照射されることにより前記通行者
が前記記録媒体を提示する位置を案内表示する表示部
と、前記装置本体の上部に立設され、通行者の通路を定
義するための枠体と、この枠体の前記表示部と相対向す
る部位に設置され、前記表示部に対して光を照射する光
源とを具備している。
【0010】また、本発明の自動改札装置は、通行者が
投入する改札情報が磁気的に記録されている磁気式記録
媒体を受入れる受入手段と、この受入手段で受入れた磁
気式記録媒体から前記改札情報を読取る読取手段と、装
置本体の上部に設けられ、通行者が携帯する改札情報を
無線によって送受信する無線通信機能を有する無線式記
録媒体との間において無線通信を行なうためのアンテナ
と、このアンテナを介して前記無線式記録媒体との間で
無線通信によって改札情報の送受信を行なう送受信手段
と、この送受信手段の動作をオンあるいはオフ状態に設
定するスイッチ手段と、前記読取手段で読取った改札情
報あるいは前記送受信手段で受信した改札情報に基づき
前記磁気式記録媒体あるいは前記無線式記録媒体の正否
を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の通行可否
を決定する通行可否決定手段と、前記装置本体の上面で
前記アンテナと対応する部位に設けられ、光が照射され
ることにより前記通行者が前記無線式記録媒体を提示す
る位置を案内表示する表示部と、この表示部と相対向す
る上部に所定距離離れて設置され、前記スイッチ手段が
前記送受信手段の動作をオン状態に設定したとき点灯
し、前記表示部に対して光を照射する光源とを具備して
いる。
【0011】さらに、本発明の自動改札装置は、通行者
が投入する改札情報が磁気的に記録されている磁気式記
録媒体を受入れる受入手段と、この受入手段で受入れた
磁気式記録媒体から前記改札情報を読取る読取手段と、
装置本体の上部に設けられ、通行者が携帯する改札情報
を無線によって送受信する無線通信機能を有する無線式
記録媒体との間において無線通信を行なうためのアンテ
ナと、このアンテナを介して前記無線式記録媒体との間
で無線通信によって改札情報の送受信を行ない、かつ、
正常な動作が可能か否かを自己診断する自己診断機能を
有する送受信手段と、この送受信手段の動作をオンある
いはオフ状態に設定するスイッチ手段と、前記読取手段
で読取った改札情報あるいは前記送受信手段で受信した
改札情報に基づき前記磁気式記録媒体あるいは前記無線
式記録媒体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記
通行者の通行可否を決定する通行可否決定手段と、前記
装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設けら
れ、光が照射されることにより前記通行者が前記無線式
記録媒体を提示する位置を案内表示する表示部と、この
表示部と相対向する上部に所定距離離れて設置され、前
記スイッチ手段が前記送受信手段の動作をオン状態に設
定したとき点灯し、前記表示部に対して光を照射する光
源と、前記送受信手段における自己診断の結果、正常な
動作が不可能な場合は前記光源を消灯せしめる制御手段
とを具備している。
【0012】
【作用】無線式記録媒体との間において無線通信を行な
うためのアンテナ部分に、光が照射されることにより通
行者が記録媒体を提示する位置を案内表示する表示部を
設け、この表示部をそれと相対向する上部に設置された
光源によって光を照射することにより、アンテナからの
電波を妨害することなく、無線式記録媒体を使用する通
行者が容易にアンテナ部分を認識でき、通行がスムーズ
になるとともに、無線式記録媒体の使用の可、不可も視
覚的に容易に確認できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1、図2は、本実施例に係る磁気式記
録媒体としての磁気式乗車券および無線式記録媒体とし
ての無線カード(無線式乗車券)の両方を併用できる自
動改札装置の外観構成を概略的に示すものである。自動
改札装置1は、通常、2台1組として駅の改札口などに
設置され、両者の間に通行者が通行する通路が形成され
る。
【0014】自動改札装置本体2の上面の一端部には、
たとえば、有効期間や利用区間などの改札情報が磁気エ
ンコード記録された磁気式乗車券(定期券や普通乗車券
など)が投入される投入口3が設けられ、他端部には、
投入口3から受入れた磁気式乗車券を排出する取出口4
が設けられている。なお、上記投入口3には、そこを開
閉するシャッタ(図示しない)が設けられている。
【0015】本体2上の投入口3の前方には、通行者が
携帯し、たとえば、有効期間や利用区間などの改札情報
を無線通信によって送受信する機能を備えた無線カード
との間で改札情報などを送受信するアンテナ部5が設け
られている。
【0016】本体2上の取出口4の前方には、通行者や
駅員などに対して案内を行なうための案内表示部6が設
けられている。また、本体2の通路側の側面の両端部に
は、それぞれ通行者の通行を制御する開閉可能なドア
7,7が設けられており、通行可否の判定結果に基づ
き、このドア7,7が開閉制御されるようになってい
る。
【0017】本体2の上部には、通行者の通路を定義す
るための枠状のポール部(枠体)8が立設されている。
そして、ポール部8および本体2の各通路側の側面に
は、通行者検知手段としての複数の光学的なセンサ、た
とえば、出口検知器9,10、進入検知器11,12、
および、中央通過検知器13がそれぞれ設けられてい
る。出口検知器9は、投入口3の部分を通過する通行者
を検知し、出口検知器10は、案内表示部6の部分を通
過する通行者を検知し、進入検知器11は、アンテナ部
5の部分を通過する通行者を検知し、進入検知器12
は、取出口4の部分を通過する通行者を検知し、中央通
過検知器13は、通路の中央部を通過する通行者を検知
するものである。
【0018】また、ポール部8上には、本装置の動作状
態(小児券の投入、無効券の投入や機器の異常など)を
表示する状態表示部14が設けられている。アンテナ部
5は、たとえば、図3に示すように、通行者が携帯する
無線カードCとの間で無線通信を行なうための送受信用
のアンテナ15、このアンテナ15を囲繞するアンテナ
カバー16、このアンテナカバー16のアンテナ15と
相対向する部位に設けられ、通行者が無線カードCをか
ざす位置を案内表示する表示部17、通行可否の判定結
果に基づき通行の可否を案内表示する表示部18が設け
られた構成となっている。
【0019】表示部17は、たとえば、半透明のプラス
チック板の裏面に、光が照射されることにより所定色の
光を発する発光物質(蛍光塗料など)によって、図3に
示すような、無線カードCのマークや無線カードCをか
ざす位置を案内表示する図柄19が形成されていて、後
述する光源20からの光が照射されることにより、この
図柄19が発光して表示部17の表面に浮き出て、通行
者が無線カードCをかざす位置を案内表示するようにな
っている。
【0020】なお、上記図柄19は必ずしも必要とせ
ず、無くともよい。その場合、たとえば、表示部17の
裏面全体に光が照射されることにより所定色の光を発す
る発光物質を塗布しておけばよい。このようにしても、
上記同様の作用効果が期待できる。
【0021】また、表示部17は、必ずしも発光物質を
用いる必要がなく、光が照射されることにより、その光
を反射させる反射板としてもよい。ポール部8の上記表
示部17と相対向する部位には、図1に示すように、光
源(ランプなど)20が設けられており、この光源20
が点灯することにより、その光で上記表示部17の表面
を照射するようになっている。
【0022】図4は、本体2の内部構成を概略的に示す
ものである。すなわち、投入口3と取出口4との間に
は、投入口3から投入された磁気式乗車券Pを取出口4
へ搬送するための搬送路21が形成されている。搬送路
21上には、複数の検知器22,23,24,25が設
けられており、これらによって搬送路21上を搬送され
る磁気式乗車券Pの通過が検知されるようになってい
る。各検知器22〜25は、たとえば、光源と受光素子
とからなる光学的なセンサであり、磁気式乗車券Pが光
源と受光素子との間を通過したときの遮光により磁気式
乗車券Pを検知するようになっている。
【0023】搬送路21上には、投入口3から取出口4
までの間に、磁気式乗車券Pの磁気記録部に記録されて
いる磁気情報を読取る読取手段としての読取ヘッド(磁
気ヘッド)26,27、磁気式乗車券Pの磁気記録部に
対して磁気情報を書込む書込手段としての書込ヘッド
(磁気ヘッド)28,29、磁気式乗車券Pに記録した
磁気情報を読取る読取手段としての読取ヘッド(磁気ヘ
ッド)30,31が設けられている。
【0024】各読取・書込ヘッド26〜31には、搬送
路21として所定の間隔をあけ、かつ、それぞれの間隔
を保持するように、それぞれ回転ローラ32〜37が設
けられている。
【0025】なお、各読取・書込ヘッド26〜31は、
磁気式乗車券Pが表裏どちらかの状態で投入されたとき
にも、裏面の磁気記録部に対して磁気情報の読取り、お
よび、書込みが可能なように、搬送路21の上下にそれ
ぞれ1対ずつ設けられている。
【0026】搬送路21上には、磁気式乗車券Pを振り
分ける振分ゲート38,39が設けられている。振分ゲ
ート38は、普通乗車券とそれ以外のもので後処理が異
なるため、磁気式乗車券Pをその幅に応じて、たとえ
ば、ストアードフェアカード(以下、SFカードと略称
する)などはSF処理部40側に、普通乗車券はサーマ
ルプリンタ41、および、入鋏パンチ42側にそれぞれ
振り分けるためのものである。振分ゲート39は、投入
された磁気式乗車券Pが排出すべきものであった場合
に、その乗車券Pを取出口4の方向に振り分け、また、
投入された磁気式乗車券Pが集札すべきものであった場
合に、その乗車券Pを集札部43の方向へ振り分けるも
のである。
【0027】図5は、上記のように構成された自動改札
装置の制御系統の構成を示すものである。すなわち、こ
の制御系統は、自動改札装置全体の制御を司るCPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)51、CP
U51の制御プログラムなどを記憶しているROM(リ
ード・オンリ・メモリ)52、磁気式乗車券Pあるいは
無線カードCから読取った情報の記憶、あらかじめ選択
可能に作成された複数の表示パターンの記憶、および、
制御プログラムのバッファとして情報を記憶する記憶手
段としてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)5
3、磁気式乗車券Pあるいは無線カードCの使用が開始
された入場駅(あるいは、入場駅に対応した入場駅コー
ド)に対応した運賃情報を記憶している運賃メモリ5
4、前記読取ヘッド26,27,30,31を制御する
読取回路55、前記書込ヘッド28,29を制御する書
込回路56、前記光源20をオン,オフ制御するランプ
制御回路57、無線カード処理機能オン,オフスイッチ
58、前記検知器22〜25などの検知出力に基づき磁
気式乗車券Pの搬送状況などを検知する乗車券検知回路
59、前記搬送路21などの搬送系を駆動する搬送用モ
ータ60を制御する搬送制御回路61、前記ドア7を駆
動するドア開閉機構62を制御するドア制御回路63、
前記検知器9〜13の検知出力に基づき通行者の通過状
況を検知する人間検知制御回路64、前記表示部6,1
8を駆動制御する表示制御回路65、無線カードCとの
間で前記アンテナ15を介して改札情報の送受信を行な
う送受信回路66、および、本装置を制御する図示しな
いホスト装置との間で情報の伝送を行なう伝送制御回路
67などから構成されている。
【0028】ここに、上記無線カード処理機能オン,オ
フスイッチ58は、たとえば、送受信回路66の動作を
オンあるいはオフ状態に設定することにより、無線カー
ドCの処理機能をオンあるいはオフするためのスイッチ
であり、係員のみが操作できるように、本体2内の所定
位置に設けられている。
【0029】図6は、無線カードCの構成を概略的に示
すものである。すなわち、無線カードCは、全体的な制
御を司るCPU71、CPU71の制御プログラムおよ
び改札情報などを記憶したデータメモリ72、送受信切
換部73、自動改札装置1からの各種情報を受信する受
信部74、受信部74からの受信信号を復調する復調部
75、送信情報を変調する変調部76、変調部76によ
って変調された信号を電波に変換して自動改札装置1に
向けて送信する送信部77、および、各部に必要な電力
を供給するバッテリ78などを具備している。
【0030】データメモリ72に記憶する改札情報は、
たとえば、定期券として用いる場合、所有者を特定する
IDコード、発券番号、利用区間、有効期間、男女の性
別、子供,大人の区別、前回の利用時間などとなってい
る。
【0031】なお、無線カードCの上述した各要素は、
1つあるいは複数のICチップで構成され、1つの基板
上に配置されて全体形状をカード状としている。次に、
上記のような構成において、図7に示すフローチャート
を参照して動作を説明する。
【0032】まず、図示しない電源スイッチが投入され
ると、CPU51は、無線カード処理機能オン,オフス
イッチ(無線スイッチ)58の状態をチェックし(S
1)、オフ状態にあれば、磁気式乗車券Pのみの処理で
あると判断して、ポール部8の光源20を消灯するとと
もに(S2)、投入口3のシャッタを開き(S3)、磁
気式乗車券Pの投入を待機する(S4)。
【0033】この状態において、投入口3に磁気式乗車
券Pが投入されると、その磁気式乗車券Pに対する判定
処理が行なわれる(S5)。すなわち、投入された磁気
式乗車券Pは、搬送路21によって取出口4へと搬送さ
れるが、その搬送途中において、読取ヘッド26(また
は27)によって、磁気式乗車券Pに磁気記録されてい
る改札情報が読取られ、読取回路55を介してCPU5
1に送られる。
【0034】CPU51は、上記読取情報から、その磁
気式乗車券Pの有効性を判定し、その判定の結果、有効
であれば、書込回路56を介して書込ヘッド28(また
は29)を制御することにより、磁気式乗車券Pに対し
て入場日時および入場駅などの入場情報を書き込む。
【0035】こうして処理された磁気式乗車券Pは、取
出口4へ排出され(S6)、取出口4から磁気式乗車券
Pが抜き取られるのを待機する(S7)。なお、ステッ
プS5の判定処理において、磁気式乗車券Pが有効でな
いと判定された場合、CPU51は、ドア制御回路63
にドア閉命令を送ることにより、進行方向側のドア7を
閉じて通行者の通行を阻止し、表示制御回路65を介し
て案内表示部6にドア閉となった理由などを表示する。
【0036】一方、前記ステップS1において、無線カ
ード処理機能オン,オフスイッチ58がオン状態にあれ
ば、CPU51は、無線カードCの処理をも行なうもの
と判断し、まず、送受信回路66に対して自己診断動作
開始命令を送ることにより、正常な動作が可能か否かの
自己診断を行なわせる(S8)。
【0037】この自己診断の結果、正常な動作が不可能
の場合、CPU51は、前記ステップS2に進み、前述
した磁気式乗車券Pのみの処理と同様な処理を行なう。
上記自己診断の結果、正常な動作が可能の場合、CPU
51は、ポール部8の光源20を点灯するとともに(S
9)、投入口3のシャッタを開き(S10)、磁気式乗
車券Pおよび無線カードCのいずれも使用可能な状態と
する。
【0038】次に、CPU51は、送受信回路66を介
してアンテナ15の出力をチェックすることにより、ア
ンテナ部5の表示部17上に無線カードCが存在するか
否かをチェックし(S11)、無線カードCが存在しな
ければ、磁気式乗車券Pが投入されたか否かをチェック
する(S12)。
【0039】このチェックの結果、磁気式乗車券Pが投
入されない場合、ステップS11に戻り、磁気式乗車券
Pが投入された場合、ポール部8の光源20を消灯して
(S13)、前記ステップS5に進み、前述した磁気式
乗車券Pのみの処理と同様な処理を行なう。
【0040】ステップS11において、無線カードCが
存在すれば、ポール部8の光源20を消灯するとともに
(S14)、投入口3のシャッタを閉じて(S15)、
磁気式乗車券Pの投入を禁止し、無線カードCに対する
判定処理が行なわれる(S16)。すなわち、送受信回
路66は、アンテナ15を介して無線カードCとの間で
通信を開始することにより、無線カードCのデータメモ
リ72に記憶されている改札情報を読取り、CPU51
に送る。
【0041】CPU51は、上記読取情報から、その無
線カードCの有効性を判定し、その判定の結果、有効で
あれば、無線カードCのデータメモリ72に対して入場
日時および入場駅などの入場情報を書込むために、送受
信回路66からアンテナ15を介して無線カードCに対
して上記入場情報を送信する。
【0042】なお、ステップS16の判定処理におい
て、無線カードCが有効でないと判定された場合、CP
U51は、ドア制御回路63にドア閉命令を送ることに
より、進行方向側のドア7を閉じて通行者の通行を阻止
し、表示制御回路65を介して案内表示部6にドア閉と
なった理由などを表示する。
【0043】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、アンテナからの電波を妨害することなく、無線カー
ドを使用する通行者が容易にアンテナ部分を認識でき
る。一般に、無線カードシステムでは、金属や電気的な
要因によって電波が遮閉される恐れがあるため、安定し
た指向性を確保するためにアンテナ部はシールドしては
いけない。
【0044】一方、無線カードシステムに馴染んでいな
い通行者が無線カードを使用する場合、どこに無線カー
ドをかざしたらよいのかわからない、どの自動改札装置
が無線カード対応なのかわからない、といった問題が発
生する場合が想定できる。また、駅係員が自動改札装置
別に無線処理機能をオン,オフするような場合、どの自
動改札装置が機能有りなのか視覚的に明確にわかること
が必要と思われる。
【0045】本来ならば、アンテナ部分が使用可能時に
はランプなどで点灯し、使用不可時には消灯するような
表示が行なわれることが望ましい。しかしながら、上記
のような理由からアンテナ部分の周辺には電気的な回路
は配置できない。
【0046】そこで、本実施例では、無線カードCとの
間において無線通信を行なうためのアンテナ15と対応
する部分に、光が照射されることにより通行者が無線カ
ードCをかざす位置を図柄19によって案内表示する表
示部17を設け、この表示部17を本体2上のポール部
8に設置された光源20によって光を照射することによ
り、アンテナ15から放射される電波を妨害することな
く、無線カードCを使用する通行者が容易にアンテナ1
5の部分を認識でき、通行がスムーズになるとともに、
無線カードCの使用の可、不可も視覚的に容易に確認で
きる。
【0047】また、アンテナ15に無線カードCをかざ
したときに、光源20からの光を遮ることから、無線カ
ードCをかざした位置が正しかったことを通行者が容易
に認識できるといった効果も得られる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
ンテナからの電波を妨害することなく、無線式の記録媒
体を使用する通行者が容易にアンテナ部分を認識でき、
通行がスムーズになる自動改札装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動改札装置の外観を
概略的に示すもので、(a)図は上から見た平面図、
(b)図は内側から見た側面図。
【図2】自動改札装置の外観を概略的に示す斜視図。
【図3】アンテナ部を詳細に示すもので、(a)図は上
から見た平面図、(b)図は側面図。
【図4】自動改札装置の内部構成を概略的に示す構成
図。
【図5】制御系統の構成を概略的に示すブロック図。
【図6】無線カードの構成を概略的に示すブロック図。
【図7】動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…自動改札装置、2…自動改札装置本体、3…投入
口、4…取出口、5…アンテナ部、7…ドア、8…ポー
ル部(枠体)、9〜13…検知器、15…アンテナ、1
6…アンテナカバー、17…表示部、19…図柄、20
…光源、21…搬送路、26,27…読取ヘッド、2
8,29…書込ヘッド、51…CPU、52…ROM、
53…RAM、55…読取回路、56…書込回路、57
…ランプ制御回路、58…無線カード処理機能オン,オ
フスイッチ、62…ドア開閉機構、63…ドア制御回
路、66…送受信回路、P…磁気式乗車券、C…無線カ
ード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田熊 玲子 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通行者に携帯され無線通信機能を有する
    記録媒体との間で無線によって改札情報の送受信を行な
    うことにより前記記録媒体の正否を判定し、その判定結
    果に応じて前記通行者の通行可否を決定する自動改札装
    置において、 装置本体の上部に設けられ、前記記録媒体との間におい
    て無線通信を行なうためのアンテナと、 このアンテナを介して前記記録媒体との間で無線通信に
    よって改札情報の送受信を行なう送受信手段と、 この送受信手段で受信した改札情報に基づき前記記録媒
    体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の
    通行可否を決定する通行可否決定手段と、 前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設
    けられ、光が照射されることにより前記通行者が前記記
    録媒体を提示する位置を案内表示する表示部と、 この表示部と相対向する上部に所定距離離れて設置さ
    れ、前記表示部に対して光を照射する光源と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】 通行者に携帯され無線通信機能を有する
    記録媒体との間で無線によって改札情報の送受信を行な
    うことにより前記記録媒体の正否を判定し、その判定結
    果に応じて前記通行者の通行可否を決定する自動改札装
    置において、 装置本体の上部に設けられ、前記記録媒体との間におい
    て無線通信を行なうためのアンテナと、 このアンテナを介して前記記録媒体との間で無線通信に
    よって改札情報の送受信を行なう送受信手段と、 この送受信手段で受信した改札情報に基づき前記記録媒
    体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の
    通行可否を決定する通行可否決定手段と、 前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設
    けられ、光が照射されることにより前記通行者が前記記
    録媒体を提示する位置を所定の図柄によって案内表示す
    る表示部と、 この表示部と相対向する上部に所定距離離れて設置さ
    れ、前記表示部に対して光を照射する光源と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】 通行者に携帯され無線通信機能を有する
    記録媒体との間で無線によって改札情報の送受信を行な
    うことにより前記記録媒体の正否を判定し、その判定結
    果に応じて前記通行者の通行可否を決定する自動改札装
    置において、 装置本体の上部に設けられ、前記記録媒体との間におい
    て無線通信を行なうためのアンテナと、 このアンテナを介して前記記録媒体との間で無線通信に
    よって改札情報の送受信を行なう送受信手段と、 この送受信手段で受信した改札情報に基づき前記記録媒
    体の正否を判定し、その判定結果に応じて前記通行者の
    通行可否を決定する通行可否決定手段と、 前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設
    けられ、光が照射されることにより前記通行者が前記記
    録媒体を提示する位置を案内表示する表示部と、 前記装置本体の上部に立設され、通行者の通路を定義す
    るための枠体と、 この枠体の前記表示部と相対向する部位に設置され、前
    記表示部に対して光を照射する光源と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  4. 【請求項4】 通行者が投入する改札情報が磁気的に記
    録されている磁気式記録媒体を受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた磁気式記録媒体から前記改札情
    報を読取る読取手段と、 装置本体の上部に設けられ、通行者が携帯する改札情報
    を無線によって送受信する無線通信機能を有する無線式
    記録媒体との間において無線通信を行なうためのアンテ
    ナと、 このアンテナを介して前記無線式記録媒体との間で無線
    通信によって改札情報の送受信を行なう送受信手段と、 この送受信手段の動作をオンあるいはオフ状態に設定す
    るスイッチ手段と、 前記読取手段で読取った改札情報あるいは前記送受信手
    段で受信した改札情報に基づき前記磁気式記録媒体ある
    いは前記無線式記録媒体の正否を判定し、その判定結果
    に応じて前記通行者の通行可否を決定する通行可否決定
    手段と、 前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設
    けられ、光が照射されることにより前記通行者が前記無
    線式記録媒体を提示する位置を案内表示する表示部と、 この表示部と相対向する上部に所定距離離れて設置さ
    れ、前記スイッチ手段が前記送受信手段の動作をオン状
    態に設定したとき点灯し、前記表示部に対して光を照射
    する光源と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
  5. 【請求項5】 通行者が投入する改札情報が磁気的に記
    録されている磁気式記録媒体を受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた磁気式記録媒体から前記改札情
    報を読取る読取手段と、 装置本体の上部に設けられ、通行者が携帯する改札情報
    を無線によって送受信する無線通信機能を有する無線式
    記録媒体との間において無線通信を行なうためのアンテ
    ナと、 このアンテナを介して前記無線式記録媒体との間で無線
    通信によって改札情報の送受信を行ない、かつ、正常な
    動作が可能か否かを自己診断する自己診断機能を有する
    送受信手段と、 この送受信手段の動作をオンあるいはオフ状態に設定す
    るスイッチ手段と、 前記読取手段で読取った改札情報あるいは前記送受信手
    段で受信した改札情報に基づき前記磁気式記録媒体ある
    いは前記無線式記録媒体の正否を判定し、その判定結果
    に応じて前記通行者の通行可否を決定する通行可否決定
    手段と、 前記装置本体の上面で前記アンテナと対応する部位に設
    けられ、光が照射されることにより前記通行者が前記無
    線式記録媒体を提示する位置を案内表示する表示部と、 この表示部と相対向する上部に所定距離離れて設置さ
    れ、前記スイッチ手段が前記送受信手段の動作をオン状
    態に設定したとき点灯し、前記表示部に対して光を照射
    する光源と、 前記送受信手段における自己診断の結果、正常な動作が
    不可能な場合は前記光源を消灯せしめる制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動改札装置。
JP7061191A 1995-03-20 1995-03-20 自動改札装置 Pending JPH08263705A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5185471B1 (ja) * 2011-09-09 2013-04-17 パナソニック株式会社 通信システム、通信装置、通信方法、通信プログラム及び電気機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5185471B1 (ja) * 2011-09-09 2013-04-17 パナソニック株式会社 通信システム、通信装置、通信方法、通信プログラム及び電気機器
US9331749B2 (en) 2011-09-09 2016-05-03 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Communication system, communication apparatus, communication method, communication program and electric device

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