JP2004218316A - 柱頭部の構築方法及び架設作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】張出架設工法において、架設作業車に改善を加え、橋脚上に形成する柱頭部の大きさを小さくし、柱頭部の張出部を受けるために橋脚の側面に設けるブラケットを不要とする。
【解決手段】右向きの張出架設作業車10aを載置可能な小面積の上面を有する柱頭部121を橋脚100上に構築し、左向きの架設作業車10bは主構11bの幅を狭めて柱頭部121上に設置し、橋体131、132を張出施工しつつ左右の架設作業車10a、10bを前進させ、左向きの架設作業車10bの主構11bの幅を広げることが可能となった位置で、あらかじめ介装しておいたレール横移動装置で主構11bを規定幅に拡げ、その後は通常の張出架設を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右2台の張出架設作業車を用いて橋桁を張出施工する張出工法による橋梁の施工において、橋脚上に構築する柱頭部の上面の大きさを最小限にして張出施工を可能にした柱頭部の構築方法及びこの方法の実施に用いる架設作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、左右2台の張出架設作業車を用いて橋桁を張出架設する工法において、橋脚上にコンクリート柱頭部を構築する場合、一般的な方法として橋脚側部にブラケット支保工を組み立て、その上に柱頭部の張出部の型枠を載置し、型枠内にコンクリートを打設して柱頭部を構築している。つまり、左右2台の張出架設作業車(ワーゲン)をそれぞれ載置することができる大きさの柱頭部を構築し、この柱頭部の上に左右2台の張出架設作業車を逆向きに載置し、橋体を交互に左右両側に張出架設する、片持張出架設工法により架橋するためである(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
岡田・六車著「コンクリート工学ハンドブック」朝倉書店:1981年
11月20日、p1192−1194、図33.24
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、張出架設作業車に工夫を施すことによって、橋脚上に形成する柱頭部を、最小限の大きさの上面を有する柱頭部とし、柱頭部の構築工事を容易にした技術を提供することを目的とする。すなわち、柱頭部は張出部のない柱頭部とし、この張出部を受けるためのブラケットを橋脚の側面に組み立てることを不要とし、小さな柱頭部から橋体の張出架設を行うことを可能とした、柱頭部の構築を最小限にする技術を提供する。
【0005】
また、本発明は上記技術を容易に実現することができる架設作業車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その技術手段は、張出架設作業車一台の4支持点を載置可能な小面積の上面を有する柱頭部を橋脚上に構築し、右向きの架設作業車はその主構を規定幅に設定して該柱頭部上に載置し、左向きの架設作業車はその主構の幅を狭めて前記右向きの架設作業車の内部に主構を設置して両作業車を橋軸方向に入り組ませておき、両架設作業車を用いて柱頭部から橋体を左右に張出施工しつつ両架設作業車をそれぞれ前進させ、左向きの架設作業車の主構が右向きの架設作業車の主構の間から抜け出た後、左向きの架設作業車の主構を横移動して規定幅に拡げることを特徴とする柱頭部の構築方法である。
【0007】
本発明では、橋脚上に小さな柱頭部を構築する。この柱頭部は左右の架設作業車のうち、1台の架設作業車のみを載置可能な大きさとする。例えば、橋脚の柱状部のみを上方に延長した大きさの柱頭部でよい。従って、橋脚の側部にブラケット支保工を組み立てて、大きな張出部を持つ柱頭部を構築することは不要となる。
【0008】
柱頭部上に左右の架設作業車の一方、例えば、右向きの架設作業車を通常の姿勢で柱頭部上に載置し、他方、例えば左向きの架設作業車の主構を幅狭にして右向きの作業車の主構の間に位置させ、左右の架設作業車の尾部を互いに交差させて載置する。架設作業車は、2連の主構を並列に主桁のウエブ直上に設けたレール上に載せ、主構に張り渡した横材から鋼棒を吊下して張出橋体又はその型枠等ををつり下げ施工する。従って、2連の主構の間は、空いている。本発明では、この右向きの架設作業車の主構間の空いている部分に左向きの架設作業車の主構を幅を狭めて載置する。
【0009】
この柱頭部上では、架設作業車の反力支持鋼棒をそれぞれ橋脚に取付け、張出橋体ブロックを柱状部コンクリートの左右に構築する。次に、左右の架設作業車を前進させる。
【0010】
上記幅狭の主構を有する左向きの架設作業車は、その主構が右向きの作業車の主構の間から抜け出した後、すなわち、左右の架設作業車相互の尾部の橋軸方向の重なりが解消した位置まで前進したとき、左向きの架設作業車の2連の主構の間隔を通常の架設作業車の規定幅に広げることができるようにした。この場合に、前記横移動する主構の走行レール下に、レール横移動装置を離脱可能に介装しておき、主構を横移動した後、この横移動装置を撤去することとすれば、上記幅広げを容易に実施をすることができ、好適である。
【0011】
また、本発明の第2の技術手段は、張出架設作業車一台の4支持点を載置可能な小面積の上面を有する柱頭部を橋脚上に構築し、左右の架設作業車のそれぞれ一方の主構を該柱頭部の橋幅方向所定位置に載置し、それぞれの架設作業車の他方の主構を橋幅方向所定位置より内側に載置して左右の架設作業車を橋軸方向に入り組ませておき、両架設作業車を用いて柱頭部から橋体を左右に張出施工しつつ両架設作業車をそれぞれ前進させ、左右の架設作業車相互の橋軸方向の入り組みが解除した後、左右の架設作業車の前記他方の主構をそれぞれ橋軸方向所定位置に横移動することを特徴とする柱頭部の構築方法である。
【0012】
ここで左右の架設作業車とは左向き及び右向きの2台の架設作業車をいう。上記第2の技術手段では、左右の2台の架設作業車はそれぞれ一方の主構を橋幅方向の正規の位置に載置し、それぞれ他方の主構を正規の位置より幅狭の位置に載置して左右の架設作業車を橋軸方向に入り組ませて、小さな柱頭部上に左右の架設作業車を据えつける。そして柱頭部から左右に橋体を張出し施工して左右2台の架設作業車をそれぞれ左右方向に前進させる。左右の架設作業車の橋軸方向の入り組みが解除した後、すなわち、左右の架設作業車の尾部の交差がない位置まで前進したとき、左右の架設作業車のそれぞれ2つの主構のうち規定位置から幅狭にしてあった主構をそれぞれ正規の位置に拡幅するように横移動させる。
【0013】
以上の主構の正規の位置とは、架設する橋対主桁のウエブ直上の位置である。
【0014】
上記第2の技術手段においても、横移動する主構の走行レール下に、レール横移動装置を離脱可能に介装しておき、主構を横移動した後、この横移動装置を撤去することとすれば、上記幅広げを容易に実施をすることができ、好適である。
【0015】
以上の本発明方法を好適に実施をすることができる本発明の装置は、主構相互間の間隔を拡縮可能に形成したことを特徴とする架設作業車である。この架設作業車は2連の主構の両方又は1方の主構を幅方向に移動可能にした架設作業車である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
まず、従来技術について、図15〜17を参照して説明する。図15、16は従来の柱頭部を形成する工程の側面図である。図15、16に示すように、立設された橋脚100の上に柱頭部120、121を構築するために、橋脚100の両横にブラケット110を設け、このブラケット110上に型枠111を載置して両側に張出部121aを持つ大きな柱頭部121を構築する。次いで図17に示すように、柱頭部121上に左右2台の張出架設作業車10a、10bを載置し、この架設作業車10a、10bから足場122、型枠123を吊下し、張出施工する橋体131、132、……を施工する。架設作業車10a、10bの主構11a、11bはそれぞれ柱頭部121に固定された左右の軌条12a、12b上に載置され、中央支持部13a、13b及び尾部14a、14bを軌条12a、12bにクランプされ、足場122、型枠123、現場打ちコンクリート131、132等の吊下物を、2連の主構に掛け渡されたビーム15a、15bから吊下している。現場打ちコンクリートの代わりにプレキャストコンクリートブロックを用いて施工する場合もある。以後、左右の架設作業車10a、10bは交互に前進し、左右バランスを取りながら橋体ブロックを左右交互に順次張出施工して延長してゆく。
【0018】
本発明は、図17に示すような大きな柱頭部を121を構築する技術を排除し、図15、16に示すような大がかりなブラケット110の施工を排除した技術を提供する。
【0019】
図10、11は本発明の実施例の柱頭部120、121を構築する工程を示す側面図である。本発明では、図10〜11に示すように、橋脚100上に柱頭部120を構築し、その上に、張出部を有しない小さな柱頭部121を形成する。
この柱頭部121は張出架設作業車1台の4支持点を載置可能な小面積の上面を有する柱頭部である。この柱頭部121上に一方の架設作業車は主構を規定幅位置に載置し、他方の架設作業車は主構の幅を狭めて前記作業車の内部に主構を設置する。従って、図15、16に示すような大規模なブラケット110を橋脚100の側部に設ける必要がなくなり、最小限の足場112のみを設けるだけでよい。
【0020】
図1〜図3は、本発明の第1の技術手段の実施例の工程を示す側面図、図4は図1の正面図(図1のA−A矢視図)、図5は図1の平面図である。
【0021】
図1及び図5から明らかなように、本発明では右向きの架設作業車10aは、図11で示した小さな柱頭部121上に軌条12aを固定し、その軌条12aに主構11aの固定部13a及び尾部14aが固定されている。架設作業車10aは主構11aが2列となっており、2連のそれぞれの主構11a、11aの中央部と尾部をそれぞれ軌条12aにクランプし、この2列の主構11a、11aの上に横ビーム15aを架け渡し、この横ビーム15aから吊下棒を吊下して足場や型枠を支持している。
【0022】
左向きの架設作業車10bは、図4、図5に示すように、右向きの架設作業車10aの2連の主構11a、11aの内側に狭い間隔で2列の軌条12b、12bを設置し、この2列の軌条12b、12b上にそれぞれ主構11b、11bを固定して、柱頭部121上に載置されている。この状態で、図1に示すように、柱頭部121の側面から左右の第1の張出桁橋131、132を施工する。
【0023】
この実施例では、右向きの架設作業車10aは通常の作業車と同様に用いて桁橋の張出架設を行う。左向きの作業車10bは、2連の主構11b、11bの幅を狭めて右向きの架設作業車10aの2連の主構11a、11aの内側に主構11b、11bを配設する。このようにすることによって、両方の架設作業車10a、10bを最小限の上面大きさを有する柱頭部120上に載置し、その位置から桁橋の張出施工をすることができる。
【0024】
図2は、図1に示す第1の張出桁橋131、132を施工した後、左右向きの架設作業車10a、10bがそれぞれ左右方向に前進し、第2の張出桁橋133、134を施工する工程を示している。架設作業車10a、10bは、まだ尾部14a、14bが互いに交差している状態にある。従って左向きの架設作業車の制約により、第2の張出架設桁橋133、134の大きさは第1の張出架設桁橋131、132と同様に質量が小さい。
【0025】
図3は、第3の張出桁橋135、136を施工する段階を示しており、図6はその平面図である。左右の架設作業車10a、10bは、尾部14a、14bが互いに交差しなくなった状態までそれぞれ前進している。第3の張出架設桁橋135、136を施工した段階で、左向きの架設作業車10bの2列の軌条12b、12bの間隔を拡げ、主構が正常な姿勢の架設作業車とする。
【0026】
左右向きの両架設作業車の尾部の重なりが解消した後、主構の幅を狭めた左向きの架設作業車10bの2連の主構11b、11bを規定幅に拡げる。以上のように構成したことにより、本発明では、1台の架設作業車を載置できる上面大きさを有する最小限の柱頭部121を構築するだけで、橋体の張出施工ができるようになった。
【0027】
左向きの架設作業車10bの2連の主構11b、11bの幅拡大工程を図3、図6を参照して説明する。図6に示すように、左向きの架設作業車10bの主構11b、11bを載置している2列の軌条12b、12bは相互の幅が狭い状態になっているが、これを規定幅に拡げて軌条12c、12cのようにする。このため図4に示すように、予め軌条12b、12bの下面には横移動装置50がそれぞれ前後に介装されている。また前後の横ビーム15b、15bと左右の主構11b、11bとの間にもそれぞれ横移動装置60が介装されている。
【0028】
軌条12bを横移動するとき、軌条12bを橋体から切り離す必要がある。架設作業車10bは主構11bの中央と尾部で軌条12にクランプされており、主構11bは前方に張り出してアンバランスに支持固定されている。従って、軌条12bを橋体から切り離すと架設作業車10bは前方に倒れ込む。これを防止するために、前方支持ジャッキ40を予め主構11bの先端側に取り付けておき、この前方支持ジャッキ40により主構11bの先端側を軌条12b上に支持させて横移動を行う。
【0029】
横移動装置50及び60を作動させて2列の軌条12b、12b及び2列の主構11b、11bの横移動を行う。図7は軌条12bを横移動させる横移動装置50の例を示す側面図、図8はその正面図である。
【0030】
横移動装置50は軌条12bの床面下側に介装されており、油圧シリンダ51を備えている。油圧シリンダ51はシリンダの尾部54を固定フレームに取付け、ロッド52の先端を軌条12bの底板に取り付けたブラケット53に結合している。油圧ポンプ55からの圧力油を供給することによって、軌条12bを矢印56方向にシフトする。ブラケット53は多数個を取り付けてあり、ロッド52の先端を順次付け替えて尺取り運動させる。軌条12bを横移動方向に案内するガイド板58(図8)は軌条12bの側面に取付部材57を介して取り付けられている。主構11bは軌条12b上に載置されたまま軌条12bと共に矢印56方向に横移動する。横移動が完了したら、この横移動装置50は撤去し、軌条12bは橋体上面に固定される。前方支持ジャッキ40は、縮小して主構に取り付けたままとする。
【0031】
図9は、主構11bを横移動する上側の横移動装置60の側面を示している。
横移動装置60は、油圧シリンダからなり、その尾端62を主構11bの上部部材64に取り付けたブラケットに結合し、ロッドの先端61を横梁15bに固定した固定部63に取り付けている。このロッドの先端61は、横移動に伴って順次取付け位置を変更して尺取り運動を行うようになっている。油圧ポンプ65は油圧シリンダを作動させるものである。
【0032】
以上の装置により、規定幅の状態に移動した2列の軌条12b、12bは桁橋のウエブ上に固定され、2列の主構11b、11bは、それぞれその上に載置され、以後左向きの架設作業車10bは右向きの架設作業車10aと全く同様に通常の架設作業車として張出架設を行う。
【0033】
図12、13、14は本発明の第2の技術手段の実施例の説明図で、図1〜図10で説明した第1の技術手段と異なる部分を説明するものである。図12、13、14は既に説明した第1の技術手段の図4、5、6にそれぞれ相当する正面図及び平面図であり、同一の部材には同一の参照番号を付してある。図12、図13がそれぞれ図4、図5と異なる点は、図4、図5では右向きの架設作業車10aの2連の主構11a、11aが正規の幅位置(主桁のウエブ直上)に載置され、左向きの架設作業車10bの2連の主構11b、11bが幅狭に載置されているのに対し、図12、13では右向きの架設作業車10aの2連の主構11a、11aのうち一方は正規の位置(主桁のウエブ直上)に載置され、他方が内側に位置しており、また、左向きの架設作業車10bは図4、図5では右向きの架設作業車10aの主構11a、11aの内側に載置されているのに対し、図12、13では左向きの架設作業車10bの2連の主構11b、11bのうち一方は正規の位置に載置され他方が内側に位置している点が異なる。
【0034】
そして図14に示すように、右向きの架設作業車10aも左向きの架設作業車10bもそれぞれ一方の主構11a、11bを矢印で示すように正規の位置に横移動するように構成したことである。
【0035】
なお、図7〜9に例示した横移動装置50、60は図12〜14に示す左右の架設作業車11a、11bの横移動する主構にもそれぞれ適用される。
【0036】
本発明の装置は、2連の主構相互間の間隔を拡縮可能に形成した架設作業車であって、上記実施例の図1〜6に示す架設作業車10b、又は図12〜14に示す架設作業車10a、10bがこれに該当する。これらの架設作業車は主構の軌条下に着脱自在な横移動装置50を介装しており、横ビームと主構との間に横移動装置60を備え、前方支持ジャッキ40を備えている。しかし本発明はこの実施例に限定されるものではなく、主構を横移動自在に構成したものであれば形式、構造、機構を問わないものである。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、次の様な利点がある。
1)柱頭部の張出部分を施工するために、従来、必要とされていた、大きな荷重を受けるブラケット支保工を橋脚に取付けることは不要となる。
2)従来、柱頭部形成時に施工していた柱頭部の張出部分は、張出架設作業車を利用して張出構築することができる。
3)従って、柱頭部構築のために必要であった工期を大幅に短縮することができ、コスト低減に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の工程を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例の工程を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例の工程を示す側面図である。
【図4】図1の正面図(図1のA−A矢視図)である。
【図5】図1の平面図である。
【図6】図3の平面図である。
【図7】下側の横移動装置の側面図である。
【図8】下側の横移動装置の正面図である。
【図9】上側の横移動装置の側面図である。
【図10】実施例の柱頭部構築工程を示す側面図である。
【図11】実施例の柱頭部構築工程を示す側面図である。
【図12】本発明の別の実施例を示す正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】主構の横移動装置を示す平面図である。
【図15】従来の柱頭部構築工程を示す側面図である。
【図16】従来の柱頭部構築工程を示す側面図である。
【図17】従来の張出架設の第1の張出桁橋施工時の側面図である。
【符号の説明】
10a、10b 張出架設作業車
11a、11b 主構
12a、12b、12c 軌条
13a、13b 中央支持部(固定部)
14a、14b 尾部
15a、15b 横ビーム(横梁)
40 前方支持ジャッキ
50 横移動装置
51 油圧シリンダ
52 ロッド
53 ブラケット
54 尾部
55 油圧ポンプ
56 矢印
57 取付部材
58 ガイド板
60 横移動装置
61 ロッドの先端
62 尾端
63 固定部
64 上部部材
65 油圧ポンプ
100 橋脚
110 ブラケット
111 型枠
112 足場
120、121 柱頭部
122 足場
123 型枠
131、132 第1の張出桁橋
133、134 第2の張出桁橋
135、136 第3の張出桁橋

Claims (4)

  1. 張出架設作業車一台の4支持点を載置可能な小面積の上面を有する柱頭部を橋脚上に構築し、右向きの架設作業車はその主構を規定幅に設定して該柱頭部上に載置し、左向きの架設作業車はその主構の幅を狭めて前記右向きの架設作業車の内部に主構を設置して両作業車を橋軸方向に入り組ませておき、両架設作業車を用いて柱頭部から橋体を左右に張出施工しつつ両架設作業車をそれぞれ前進させ、左向きの架設作業車の主構が右向きの架設作業車の主構の間から抜け出た後、左向きの架設作業車の主構を横移動して規定幅に拡げることを特徴とする柱頭部の構築方法。
  2. 張出架設作業車一台の4支持点を載置可能な小面積の上面を有する柱頭部を橋脚上に構築し、左右の架設作業車のそれぞれ一方の主構を該柱頭部の橋幅方向所定位置に載置し、それぞれの架設作業車の他方の主構を橋幅方向所定位置より内側に載置して左右の架設作業車を橋軸方向に入り組ませておき、両架設作業車を用いて柱頭部から橋体を左右に張出施工しつつ両架設作業車をそれぞれ前進させ、左右の架設作業車相互の橋軸方向の入り組みが解除した後、左右の架設作業車の前記他方の主構をそれぞれ橋軸方向所定位置に横移動することを特徴とする柱頭部の構築方法。
  3. 前記横移動する主構の走行レール下に、レール横移動装置を離脱可能に介装し、主構を横移動した後、該横移動装置を撤去することを特徴とする請求項1又は2記載の柱頭部の構築方法。
  4. 主構相互間の間隔を拡縮可能に形成したことを特徴とする架設作業車。
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