JP2004217202A - 幌のクロージャのためのカバー - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明の課題は、カブリオレ車両における、閉鎖のための容易な外からの取り扱い可能性を保証する、幌クロージャのためのカバーを提供することである。
【解決手段】 カバーシェル６は幌クロージャ１と結合されており、その際、この結合は係止突起部１１、および保持突起部８を介して行われ、従って、いつでも、幌の緊急操作の場合に、カバーシェルは幌クロージャから取り去ることができる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、請求項１の上位概念による、カブリオレ車両における、幌のクロージャ（閉鎖装置）のためのカバーに関する。

ドイツ連邦共和国特許公開第１９７ ２１ ２２９号明細書（特許文献１）から、カブリオレ車両のための幌クロージャが公知であり、この幌クロージャは、カバーするケーシングと、強固に結合されている。このケーシングと共に、この幌クロージャは、車両の幌フレームとねじ手段を介して結合されており、これらねじ手段が、クリップイン可能なケーシング板を用いてカバーされている。
ドイツ連邦共和国特許公開第１９７ ２１ ２２９号明細書

従って、本発明の課題は、カブリオレ車両における、閉鎖のための容易な外からの取り扱い可能性を保証する、幌クロージャのためのカバーを提供することである。

この課題は本発明に従い、請求項１の特徴よって解決される。従属請求項は、更に別の有利な特徴を内容としている。

本発明でもって主として達せられる利点は、カバーシェルが、いつでも、幌クロージャから解離可能に形成されていることにある。この目的で、このカバーシェルは、幌フレームに固定式に固定された幌クロージャを周囲で囲繞するケーシングから成り、このケーシングが、保持部および係止開口部を介して、少なくとも１つの対応する保持突起部および係止突起部でもって、このクロージャに、解離可能、且つ固定可能である。

このことによって、有利な方法で、クロージャが、カバーシェルの容易な取り去りによって外から取り扱い可能であり、且つ、操作部材がこのクロージャと結合されているというやり方で、例えば、幌の緊急操作が実施されることが達成される。

特に、カバーシェルは、走行方向Ｆで見て、後方の周縁部分において、成形されたポケット部として、クロージャ側の保持突起部のために形成された保持部を有している。このポケット部は、側方の壁部によって区画されており、これら壁部が、グリップ凹部の、ほぼ水平方向に整向された上にかぶさる壁部と結合されている。クロージャとの、このカバーシェルの結合は、先ず第一に、クロージャ側の保持突起部を介して行われる。

更に、本発明により、カバーシェルは、走行方向Ｆで見て、前方の、内側に位置する横ウェブにおいて、切欠き部の両方の側面に、係止突起部のための係止開口部を有している。クロージャにおけるカバーシェルの後に続く固定は、これら係止開口部内への係止突起部の係止を介して行われる。

カバーシェルとクロージャとの間の容易な係止、並びに強固な結合が行われるために、横ウェブは、長手方向ウェブを介して、このカバーシェルの前方の外縁部に対して支持されており、且つ、これら長手方向ウェブの間の領域が、あたかも弾性的に形成されている。更に、この横ウェブは、係止開口部の領域において、クロージャの係止突起部のための平面状の挿入斜面部を有している。従って、係止フックがカバーシェルを固定するために最適な保持機能を生じさせることは可能となり、しかも、クロージャからのカバーシェルの取り去りも、簡単な方法で可能である。

カバーシェルは、幌クロージャ上の１つのカバー位置を占めるために、保持突起部を介して、このシェルの傾斜位置においてポケット部内に差し込まれた状態で保持されており、
且つ、このシェルが、幌クロージャ上のカバー位置において、係止突起部を介して、上方への押圧によって、係止開口部内へとクリップイン可能である。

本発明の実施例を図に示し、且つ、以下で詳しく説明する。

幌クロージャ１は、フロントガラスフレーム３に設けられた連接板（Kulisse）でもって、移動可能なクロージャフック２を介して、カブリオレ用幌を固定するために使用され、その際、このクロージャ１が、幌フレーム４と、このクロージャ１の穿孔５内において保持されているねじ手段を介して結合されている。

車両の室内に向かって、クロージャ１をカバーするために、カバーシェル６が配置されており、このカバーシェルは、このクロージャ１のための、周囲で囲繞するケーシングＧを形成している。このカバーシェル６は、クロージャ側の保持突起部８のための保持部７、並びに、クロージャ側の係止突起部１１のための係止開口部９、１０を備えている。この保持部７は、このカバーシェル６の周縁部分Ｒ１における、走行方向Ｆで見て、後方に存在するいわゆるポケット部から成り、且つ、側方の壁部１２、１３によって区画されており、これら壁部が、上側で、グリップ凹部１５の、上にかぶさる壁部１４と結合されている。これら係止開口部９、１０は、横ウェブ１６内において、このクロージャフック２のための切欠き部２０の両方の側面に設けられている。この横ウェブ１６は、長手方向ウェブ１７、１８を介して、このカバーシェル６の起立された外縁部１９に対して支持されている。これら長手方向ウェブ１７、１８の間で、この横ウェブ１６は、これら係止突起部１１がこれら係止開口部９、１０内へと係止可能である程に、弾性的に形成されている。

係止開口部９、１０内への係止突起部１１の挿入が容易に可能となるために、これら係止開口部９、１０は、面Ｘ−Ｘ内において、平面状の挿入斜面部２１を備えている。

幌クロージャ１との、カバーシェル６の結合のために、先ず第一に、保持突起部８がポケット形状の保持部７内へと、傾斜姿勢において挿入され、且つ次いで、このカバーシェル６が、前方の端部でもって、矢印方向Ａにおいて上方へ押圧され、従って、係止突起部１１が係止開口部９、１０内へと引っ掛かる。この係止突起部１１の自由な端部は、この目的で、例えば、傾斜部２２を備えている。

取付け可能なカバーシェルを共に示した、幌クロージャの透視図的な図である。 保持突起部および係止突起部を有する幌クロージャの断面図である。 カバーシェルの内側図である。 図３の線ＩＶ−ＩＶに沿った断面図である。

符号の説明

１ 幌クロージャ
２ クロージャフック
３ フロントガラスフレーム
４ 幌フレーム
５ 穿孔
６ 穿孔
７ 保持部、 ポケット部
８ 保持突起部
９ 係止開口部
１０ 係止開口部
１１ 係止突起部
１２ 壁部
１３ 壁部
１４ 壁部
１５ グリップ凹部
１６ 横ウェブ
１７ 長手方向ウェブ
１８ 長手方向ウェブ
１９ 外縁部
２０ 切欠き部
２１ 挿入斜面部
２２ 傾斜部
Ａ 矢印方向
Ｇ ケーシング
Ｉ カバー位置
Ｒ１ 周縁部分

Claims (7)

1. 車両室内に調製されたカバーシェルを用いての、カブリオレ車両における、幌のクロージャのためのカバーにおいて、
   カバーシェル（６）が、幌フレーム（４）に固定式に固定された幌クロージャ（１）を周囲で囲繞するケーシング（Ｇ）から成り、このケーシングが、保持部（７）および係止開口部（９、１０）を介して、少なくとも１つの対応する保持突起部（８）および係止突起部（１１）でもって、このクロージャ（１）に、解離可能であり、且つこのクロージャに固定可能であるように構成されていることを特徴とするカバー。
2. カバーシェル（６）は、走行方向Ｆで見て、後方の周縁部分（Ｒ１）において、成形されたポケット部として、クロージャ側の保持突起部（８）のために形成された保持部（７）を有していることを特徴とする請求項１に記載のカバー。
3. ポケット部材は、側方の壁部（１２、１３）によって区画されており、これら壁部が、グリップ凹部（１５）の、ほぼ水平方向に整向された、上にかぶさる壁部（１４）と結合されていることを特徴とする請求項１または２に記載のカバー。
4. カバーシェル（６）は、走行方向Ｆで見て、前方の、内側に位置する横ウェブ（１６）において、切欠き部（２０）の両方の側面に、係止突起部（１１）のための係止開口部（９、１０）を有していることを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載のカバー。
5. 横ウェブ（１６）は、長手方向ウェブ（１７、１８）を介して、このカバーシェル（６）の前方の外縁部（１９）に対して支持されており、且つ、これら長手方向ウェブ（１７、１８）の間の領域が、弾性的に形成されていることを特徴とする請求項４に記載のカバー。
6. 横ウェブ（１６）は、係止開口部（９、１０）の領域において、クロージャ（１）の係止突起部（１１）のための平面状の挿入斜面部（２１）を有していることを特徴とする請求項１から５のいずれか一つに記載のカバー。
7. カバーシェル（６）は、幌クロージャ（１）上の１つのカバー位置（Ｉ）を占めるために、保持突起部（８）を介して、このシェル（６）の傾斜位置においてポケット部（７）内において差し込まれた状態で保持されており、
   且つ、このシェル（６）が、幌クロージャ（１）上のカバー位置（ＩＩ）において、係止突起部（１１）を介して、係止開口部（９、１０）内へとクリップイン可能であるように構成されていることを特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載のカバー。
   

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