JP2004208551A - コンバインにおける穀粒のサンプリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】性状を測定する穀粒のサンプリング装置を、導入部32によって穀粒を含む扱降物を扱室8側から導入し、導入部32内において送風装置33によって導入部32の入口38側に向かって選別風を送風せしめ、扱降物から穀粒を選別して回収装置15に送り込み、送り込まれた選別後の穀粒を回収装置15が捕捉して穀粒の性状を測定する測定装置19側に送り出す構成とした。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、脱穀された穀粒の水分量等の性状を測定するべく脱穀後の穀粒を回収するコンバインにおける穀粒のサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001−78537号 公報
上記特許文献1には、脱穀機の上手側に穀粒の性状として水分値を測定する穀粒水分測定装置を設けたコンバインが記載されている。そして該水分測定装置は、穀稈掻込搬送装置から入口漏斗に供給される穀稈が、入口漏斗に供給される際に落下する穀粒を入口漏斗に形成された開口部分から取り出し、粉砕式や近赤外線式の水分センサに供給し、穀粒の水分値を検出するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記特許文献1に記載されている穀粒水分測定装置においては、穀粒とともにわら屑等も入口漏斗の開口部分を介して水分センサに供給されるため、わら屑等が穀粒水分測定装置側に詰まったり、水分センサによってわら屑等を穀粒とともに測定し、検出値の信頼性が低下する等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置は、扱室8内の扱胴11により穀粒を脱穀する脱穀装置4と、該脱穀装置4によって脱穀された穀粒の性状を測定する測定装置19と、脱穀穀粒から性状測定される穀粒を捕捉して測定装置19側に送り出す回収装置15とを設けるとともに、上記回収装置15と脱穀装置4との間に、脱穀装置4側から穀粒を導入し、導入された穀粒を前記回収装置15に案内する導入部32を設けたコンバインにおいて、該導入部32を、穀粒を含む扱降物を扱室8側から導入する構成とし、導入部32内において導入部32の入口38側に向かって選別風を送風せしめる送風装置33を設け、扱降物から穀粒を選別して回収装置15に送り込むことを第1の特徴としている。
【0005】
第2に回収装置15を脱穀装置枠4aの外側に取り付けるとともに、導入部32から導入される余剰穀粒を脱穀装置4側に還流させる還流部34を設け、導入部32が測定用の穀粒を、脱穀装置4の内側から脱穀装置4の外側の回収装置15に案内し、且つ還流部34が回収装置15側に送られる導入部32からの余剰穀粒を脱穀装置4側に還流させることを特徴としている。
【0006】
第3に回収装置15が、回転する円板に穿設されて、円板に向かって落下する穀粒を収容する収容孔24を備えてなり、該収容孔24に向かって導入部32を開口させ、上記収容孔24を超えた穀粒を収容孔24側に案内する案内部47を、収容孔24を挟んで導入部32の開口部39に対向させて設けたことを特徴としている。
【0007】
第4に回収装置15が、回転する円板に穿設されて、円板に向かって落下する穀粒を収容する収容孔24を備えてなり、該収容孔24の周縁に、傾斜した落下案内面48を形成せしめたことを特徴としている。
【0008】
第5に回収装置15が、回転する円板に穿設されて、円板に向かって落下する穀粒を収容する収容孔24を備えてなり、該収容孔24の円板の径方向の長さを、円板の回転方向の長さに比較して短くし、収容孔24を回転方向に長尺な形状としたことを特徴としている。
【0009】
第6に導入部32における穀粒の出口近傍に、穀粒を収容孔24に弾力的に案内するとともに、余剰穀粒を還流部34側に送り出す案内板52を設けたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を採用した水分測定ユニットを搭載したコンバインの側面図であり、クローラ式の走行装置1上に機体フレーム2が支持されており、該機体フレーム2の前方に前処理部3が昇降自在に支持されている。そして前処理部3の後方には機体フレーム2上に搭載されて脱穀装置4が設けられており、圃場内の穀稈は、前処理部3により刈り取られて扱ぎ深さが調節され、脱穀装置4に搬送され、脱穀装置4において脱穀される。
【0011】
なお前処理部3と脱穀装置4との間にはフィードチェーン6が設けられており、従来同様穀稈は、前処理部3における扱深さ搬送体7からフィードチェーン6に受け継がれて脱穀装置4側に搬送される。また上記脱穀装置4は、従来同様、穀稈の脱穀を行う扱室8と、該扱室8内において脱穀された扱降物から穀粒を選別する選別室9とを備え、上記扱室8の下方に選別室9が配置されて構成されている。
【0012】
そして扱室8内に回転自在に扱胴11が回転駆動自在に内装されているとともに、選別室9内に揺動選別体12が前後揺動自在に設けられており、前処理部3により刈り取られた穀稈をフィードチェーン6によって扱胴11の外側方を前後方向(軸心方向)に移動させ、この移動時に搬送される穀稈の穂先を扱胴11に挿入供給し、穂先の移動に伴って扱胴11によって順じ脱穀を行わせる。
【0013】
この後、脱穀後の扱降物を揺動選別体12に落下させ、揺動選別体12や選別風を発生せしめる送風ファン13,排塵ファン14等によって扱降物から穀粒を選別し、この脱穀選別後の穀粒を脱穀装置4から、図2に示される穀粒タンク16に移送し、一時的に貯蔵する構造となっている。
【0014】
なお図1,図2に示されるように、扱室8と選別室9との間には、扱胴11の内側の側方から下方に至るように位置し、扱降物を濾過して選別室9側に送り出す扱網17が設けられており、これにより選別室9には扱網17により、わら屑等がある程度取り除かれた扱降物が送出され、選別室9側の選別負荷を軽減している。
【0015】
一方脱穀装置4における扱胴11の内側(穀粒タンク16側)の側壁4aの外側方には、扱胴11の前端側における扱網17の外側の穀粒の落下経路中において扱網17から落下する穀粒を捕捉し、捕捉された穀粒の水分量を測定する水分測定ユニット20が設けられており、該水分測定ユニット20によって脱穀された穀粒の性状として穀粒の水分量を測定することが可能となっている。
【0016】
なお本実施形態のコンバインには、圃場内をマトリックス状に仮想的に分割し、区切られた各区画(仮想枠)内の収穫量を測定する従来公知の収量測定装置(図示しない)が搭載されており、刈取り脱穀作業を行うととともに、収穫量の測定を行うことが可能となっている。
【0017】
このとき上記収量測定装置は収穫した穀粒の重量を測定するが、各仮想枠における正確な収穫量を算出するためには穀粒の性状、特に水分量を補正する必要がある。このため本実施形態のコンバインは、上記水分測定ユニット20により穀粒の性状として水分量を測定し、測定された水分量に基づき収穫量の値を補正することによって、より正確な収穫量を検出することができるように構成されている。
【0018】
一方上記水分測定ユニット20は、図3,図4に示されるように、脱穀装置4の前記側壁4aに着脱自在に取り付けられる支持枠25に、扱網17から落下する穀粒を捕捉する穀粒のサンプリング装置18と、該サンプリング装置18によって捕捉された穀粒の水分量を測定する水分測定装置19とが取り付けられ、全体をケース30によって覆ったた構造となっている。
【0019】
このとき上記水分測定装置19は、対向するローラR1,R2間の処理位置P1に供給される穀粒を粉砕処理し、粉砕された穀粒の抵抗値を測定することにより、供給された穀粒の水分量を測定する構造となっており、このため前記サンプリング装置18は、穀粒を捕捉して1粒づつ、水分測定装置19の上記対向するローラR1,R2間(処理位置P1)に供給する構造となっている。
【0020】
次に上記水分測定装置19の構造について詳細に説明する。該水分測定装置19は、前記支持枠25における測定装置取付部25aをベースとして構成されており、該測定装置取付部25aに、前記2つのローラR1,R2が周面が対向して回動自在に軸支されている。また各ローラR1,R2には互いに噛合するギヤG1,G2が設けられており、一方のギヤR1が測定装置取付部25aに固定されるモータM1の駆動軸に軸支された駆動ギヤG3と噛合している。
【0021】
これにより水分測定装置19は、上記モータM1を駆動することによって、両ローラR1,R2が回転駆動され、両ローラR1,R2間の近傍の前記処理位置P1に供給されて配される穀粒を両ローラR1,R2間に送込み、該穀粒を両ローラR1,R2の周面において挟持して押し潰して粉砕処理を行う。このとき両ローラR1,R2は直接接することはなく、共に押し潰された穀粒に接触する。
【0022】
そして両ローラR1,R2の少なくとも押し潰された穀粒と接触する部分(周面)は金属からなり、各ローラR1,R2の穀粒との接触部分は電極となっている。これにより上記水分測定装置19は、上記のように穀粒の粉砕処理を行った後、両ローラR1,R2間に流れる電流を測定することによって、粉砕された穀粒の抵抗値を測定し、該抵抗値によって処理位置P1に供給される穀粒の水分量の測定を行う。
【0023】
なおサンプリング装置18と水分測定装置19との間には、サンプリング装置18によって捕捉された穀粒を水分測定装置19側に搬送して案内する管(ノズル)28が設けられており、該ノズル28の先端が、上記処理位置P1の近傍位置に位置している。これによりサンプリング装置18によって捕捉された穀粒は、サンプリング装置18からノズル28を介して水分測定装置19の処理位置P1の近傍に搬送され、前述のように水分量の測定が行われる。
【0024】
このときノズル28の先端側には、図4,図5に示されるように、両ローラR1,R2の両側面側に位置する2つの対向するプレート30からなるガイド31が、ノズル28側に固定されて設けられており、上記処理位置P1は、ローラR1,R2の周面とガイド31によって囲まれ、サンプリング装置18から処理位置P1の近傍に供給される穀粒のローラR1,R2の側面側への落下が防止されている。
【0025】
以上に示される構造により、コンバインは走行時に振動等が発生するが、先端が上記処理位置P1の近傍に位置するノズル28によって、水分測定される穀粒が水分測定装置19の処理位置P1の近傍に確実に配送されるとともに、ガイド31によって処理位置P1の近傍に供給される穀粒が、ローラR1,R2の側方から落下する等の不都合が防止され、穀粒は処理位置P1から両ローラR1,R2間に確実に噛み込まれる。
【0026】
このためコンバイン等のように振動等を伴う走行体に、本水分測定ユニット20を取り付けた場合でも、処理位置P1に供給される穀粒の性状(本実施形態においては水分量)の測定ミスが防止され、水分測定装置19は、穀粒の水分量を供給順に順次測定することができる。
【0027】
なお本実施形態においては水分測定装置19が、穀粒に対して所定の処理(粉砕処理)を行い性状(水分量)の測定を行う構造であるため、ノズル28の先端を処理位置P1の近傍に配置しているが、特別な処理を行わずに性状(水分量等)測定を行う測定装置をに使用する場合は、測定位置の近傍にノズル28の先端を配置する必要がある。また本実施形態においては水分測定装置を性状の測定装置として使用しているが、食味等他の性状を測定する測定装置を使用してもよい。
【0028】
次に前述のサンプリング装置18の構造について説明する。図3,図4,図6に示されるように、上記サンプリング装置18は、前述の支持枠25のサンプリング装置取付部25bをベースに構成されており、脱穀装置4側から穀粒を導入する筒状の導入部32と、該導入部32により導入された穀粒を捕捉する回収装置15と、後述するように上記導入部32内に選別風を送風せしめる送風装置(ブロア)33と、余剰穀粒(後述する)を導入部32側から受け継ぎ、脱穀装置4側に還流させる筒状の還流部34とを備えている。
【0029】
上記導入部32は角パイプ状をなし、サンプリング装置取付部25bにボルト36を介して取り付けられたL字状をなす板状のブラケット37に固定されている。なおボルト36は、支持枠25をブラケット37と共締めして前述の脱穀装置4の側壁4aに固定している。
そして導入部32の脱穀装置4側の端面と、導入部32の底板32Uにおける回収装置15側の端部がそれぞれ開口しており、脱穀装置4側の端面(入口)38から穀粒を導入し、導入部32の底板の開口部(排出口)39から導入した穀粒を回収装置15側に排出する構成となっている。
【0030】
このとき導入部32は、入口38側より排出口39側の方が下方に位置するように傾斜して設けられており、傾斜角度は籾の安息角度(45°)以上に設定されている。これにより穀粒の導入通路が籾の安息角度以上に傾斜せしめられ、入口38から導入される穀粒が導入部32内に滞留することなく自重で円滑に出口39側に落下する。
【0031】
また導入部32の底板32Uにおける入口38側の端部は、支持枠25における側壁4aとの取付面より、脱穀装置4側に突出しており、水分測定ユニット20が脱穀装置4側に取り付けられた状態において、前記脱穀装置4の側壁4aに形成された水分測定用の穀粒の取り出し用の取出し孔41を介して、扱室8内に突出する。
【0032】
これにより導入部32は、扱網17から落下する穀粒を、扱室8内に突出する底板32Uが下方から掬うように取り入れ、導入部32の入口38から測定に十分な量の穀粒を導入部32内に導入することが可能となっている。ただし導入部32は扱室8側から穀粒を導入するため、導入部32には、穀粒のみではなく、扱胴11による脱穀直後の穀粒にわら屑等が混入した扱降物が導入される。
【0033】
一方上記ブロア33は前述のブラケット37側に取り付けられており、下方に向かって開口する吸入ダクト42を介してエアを吸引して、送風口43から風を送り出す構造となっている。そして前述の導入部32の上面32aは一部が垂直(支持枠25を脱穀装置4側に取り付けた状態で、脱穀装置4の側壁4aに略平行)に立ち上がり、且つ開口する立上り部44を構成しており、上記送風口43は該立上り部44の開口部44a内に挿入されて取り付けられている。
【0034】
これによりブロア33からの風は、立上り部44の開口部44aを介して、導入部32の入口38に向かって導入部32内に送風され、導入部32に導入される扱降物からわら屑等を入口側に向かって送り戻すことによって穀粒のみを選別し、選別された穀粒のみ排出口39側に送られる。すなわちブロア33は、導入部32内に、上記のように扱降物から穀粒のみを選別する選別風を送風し、導入部32は、該選別風によって穀粒のみを排出口39から排出させることができる。
【0035】
このときブロア33を、下方に向かって開口する吸入ダクト42を介してエアを吸入する構成としたことによって、エアの吸入時に誤って大きな屑等をブロア33内に取り込むことが防止され、上記ブロア33は導入部32内に安定して選別風を供給することが可能となっている。
【0036】
一方前述の回収装置15は、支持枠25のサンプリング装置取付部25bに固定されるベース21と、該ベース21側に固定されるモータ22と、該モータ22の駆動軸22aに軸支されて、上記ベース21上に回転駆動自在に配置される円板状の回転体23とを備えて構成されている。そして回収装置15は、回転体23と導入部32の底板32Uとが略平行となるように、傾斜してサンプリング装置取付部25bに取り付けられている。
【0037】
このとき上記回転体23は、図7に示されるように、回転体23の周縁に中心に向かって凹状に切欠けられた収容孔24が90度毎に合計4つ形成されている。このときベース21は回転体23の下面を覆っている。また導入部32の底板32Uは、回転体23のモータ22による回転駆動によって前述の排出口39と各収容孔24とが、回転体23の上面の最下端部分の近傍において順次1つづつ向き合うように、回転体23の上面の前方側を、回転体23の最下端より若干後方に至るまで覆っている。
【0038】
これにより導入部32内において選別風によって選別されて排出口39から排出される穀粒は、収容孔24側に排出され、排出口39と収容孔24とが向き合う時点(回転体23の最下端近傍)で、収容孔24内に収容され、回転体23は、以上のようにして穀粒の捕捉を行う。
【0039】
一方上記ベース21には、収容孔24の回転軌跡中に、収容孔24を下方側に開口させる孔部26が、上記排出口39に対して所定角度偏位されて設けられているとともに、該孔部26に前述のノズル28の基端部側が取り付けられており、これにより上記回転体23の回転時には、収容孔24が所定のサイクルで順に孔部26上を通過し、各収容孔24が孔部26の上方に位置し、当該収容孔24の下方が開口すると、収容孔24に収容されている穀粒が、回転方向の前方側の収容孔24より順に孔部26に落下してノズル28に送られ、水分測定装置19に供給され、前述のように水分量の測定が行われる。
【0040】
なお導入部32における回転体23側の端部は、排出口39に向かって穀粒の流通路(導入部32の内部)が狭まるように傾斜した端板46によって覆われている。このとき該端板46は排出口39の前端縁をなすとともに、底板32Uより回転体23側に突出して回転体23の外周縁の外側に達しており、すなわち収容孔24を挟んで排出口39に対向するように位置している。
【0041】
これにより端板46まで到達した穀粒は端板46との当接によって端板46により排出口39側に弾かれ、狭められた通路によって排出口39に集中的に送られ、回転体23の上面に安定して排出される。なお底板32Uの排出口39側を上方に湾曲又は屈曲させ、穀粒の流通路をさらに狭めて、排出口39からの穀粒の排出をさらに集中的に行わせるように構成することもできる。
【0042】
また上記端板46は、導入部32の底板32Uより回転体23側への突出部分が、回転体23の上面に案内されたにもかかわらず、収容孔24に収容されず、収容孔24を超えた穀粒と当接するため、端板46における上記底板32Uより回転体23側への突出部分が案内部47として、穀粒が回転体23の周縁を超えることを規制し、該穀粒を収容孔24に案内し、回転体23による穀粒の捕捉ミスを防止する。
【0043】
一方図7,図8に示されるように、収容孔24は、回転体23の回転方向の前方側及び中心側(軸心側)が、C面取り又はR面取りされて傾斜した落下案内面48を構成しており、回転方向の後方側が、略直角にエッジをなすエッジ部として構成されている。これにより回転前方側及び中心側の落下案内面48によって、穀粒を収容孔24内に案内し、回転方向の後方側のエッジ部49によって、収容孔24内に収容される穀粒が立ち姿勢になることや、該穀粒の飛び出しを防止し、穀粒を損傷させることなく、安定して収容孔24内に収容させることができるように構成されている。
【0044】
なお回転体23が前述のように導入部32の底面32Uに沿って傾斜して設けられているため、収容体の上面に配される穀粒は、回転体23の周縁側に滑り、収容孔24側に移動するため、収容孔24に円滑に収容される。また本コンバインは籾の収穫を前提としており、通常籾は平均して長さが7.29mm,幅が3.27mm,厚さが2.28mmであり、このため本実施形態においては、回転体23の厚さtを、籾が1つの収容孔24に上下に複数入ることが無い3〜4mmとしている。
【0045】
また収容孔24は、直径10mmの円を、該円の中心を回転体23の周縁に通過させて切り取った、回転方向の長さwが概ね10mm,径方向の長さ(半径)rが5mmで回転方向に長尺な略半円形状をなしている。そして回転体23の上記厚さと、収容孔24の上記形状サイズによって、収容孔24内には、穀粒が1粒のみ収容され、一度に複数の穀粒を水分測定装置19側に送り、同時に2粒の穀粒の水分量を測定するという不都合を防止している。
【0046】
一方図4に示されるように、支持枠25側には、回転体23の上面の導入部32(底板32U)に覆われていない後方側の少なくとも一部、又は全てを覆うカバー51が、支持枠25側に固定されて設けられているとともに、カバー51の端部(回転方向の後方側端部)に、前述の排出口39の近傍に位置するように、回転体23の上面に対して垂直方向にゴム板からなる案内板52がカバー51側に取り付けられている。
【0047】
これによりカバー51が回転体23の上面を最下端をやや過ぎた部分から覆い、収容孔24に収容された穀粒は、カバー51に対応する部分においてはカバー51により、導入部32に対応する部分においては底板32Uによって、それぞれ収容孔24からの飛び出しが防止される。また回転体23の裸出部分においては、収容孔24に収容されずに回転体23の上面に残る穀粒や、完全に収容孔24に収容されていない穀粒を、案内板52がスクレーパとして弾力的に収容孔24に案内し、穀粒を収容孔24に強制的に収容する。
【0048】
以上により扱室8側から導入部32に導入される穀粒を含む扱降物は、導入部32内において穀粒のみが選別され、この選別された穀粒が回転体23の上面に案内され、わら屑等の混入が防止された状態で回転する回転体23の各収容孔24に順次収容される。このとき前述の回転体23の厚さにより収容孔24内への上下方向の複数の穀粒(籾)の収容や、収容孔24の形状サイズによって複数の穀粒(籾)が並んで収容されること等が防止され、各収容孔24には穀粒が1粒づつ収容される。
【0049】
また前述の収容孔24の落下案内面48によって穀粒は回転する回転体23の収容孔24に円滑に案内されて収容され、且つ収容孔24のエッジ部49により、一旦収容された穀粒の収容孔24からの飛び出し等が防止されている。さらに収容孔24に収容されずに回転体23の上面に残る穀粒や、完全に収容孔24に収容されていない穀粒は案内板52によって収容孔24に強制的に収容される。
【0050】
これらにより収容体23上に排出供給される穀粒は、収容孔24への収容ミス(捕捉ミス)が防止され、収容体23上への供給順に順次収容孔24に収容され、すなわち収容体23上への供給順に水分測定装置19に供給される。そして水分測定装置19側においては、前述のように供給順に水分量の測定が行われ、また穀粒の導入部32への導入を扱胴11の前端側において行うため、結局穀粒は脱穀順に水分量が測定される。
【0051】
このとき水分測定装置19には、わら屑等の混入が防止された状態で1粒づつ順に穀粒が供給されるため、複数の穀粒の水分量を一度に測定したり、わら屑等を穀粒とともに測定する等の不都合が防止され、測定される穀粒の水分量の信頼性は高い。
【0052】
また選別風によって導入部32内の穀粒の落下速度が低下するため、回転体23への供給速度が低下し、収容孔24への収容が安定して行われるとともに、測定される穀粒の収穫位置の特定を正確に行うことができる。
【0053】
以上のように、上記水分量の測定結果の信頼性の向上とともに、所定の収穫位置の穀粒の水分量の測定が正確に行われるため、圃場内における所定位置の穀粒の収穫量を、上記のように正確に測定された水分量に基づき補正することによって、より正確な収穫量を検出することができる。
【0054】
一方1つの収容孔24に収容(捕捉)する穀粒は、同時期に脱穀されて回転体23上に排出供給される複数の穀粒の中の1つでよく、また上記回転体23も1つの収容孔24には、同時期に排出供給される穀粒の1つのみ捕捉する構成となっている。したがっ捕捉された穀粒以外の同時期に排出供給される穀粒は余剰となり、すなわち回転体23上には、この余剰となった穀粒(余剰穀粒)が発生する。このため本水分測定ユニット20は、この余剰穀粒を還流部34を介して脱穀装置4の扱室8又は選別室9に戻すことによって、水分量の測定に必要な穀粒のみ粉砕処理するように構成されている。
【0055】
上記還流部34は、図3,図4,図6に示されるように、角パイプ状をなし、支持枠25のサンプリング装置取付部25bに固定され、前述の籾の安息角度(45°)以上の傾斜角度で傾斜せしめらている。
【0056】
このとき還流部34の上端部(回転体23側の端部)が漏斗状に広がり開口して上記余剰穀粒に入口53を構成し、回転体23の下方の周縁部分を覆っている。また下端部(脱穀装置4の側壁4a側の端部)も通路を狭めて開口して、上記余剰穀粒の出口54を構成し、脱穀装置4の側壁4aに穿設された還流孔56に挿入されている。なお還流部34の下端側(出口54側)は、脱穀装置4の側壁4aにボルト55を介して着脱自在に固定されている。
【0057】
これにより導入部32により導入された穀粒における上記余剰穀粒は、回転体23の上面から端板46(案内部47)の側方より落下して還流部34に送られ、還流部34の出口54から脱穀装置4(扱室8側)に戻される。このとき還流部34が籾の安息角度(45°)以上の傾斜角度で傾斜しているため、還流部34内における穀粒の滞留が防止され、余剰穀粒は円滑に脱穀装置4側に戻される。
【0058】
このとき回転体23の上面の穀粒は案内板52によって、回転体23の下端側、すなわち案内部47側に案内されるため、余剰穀粒も案内板52によって回転体23の下端側に案内され、還流部34に円滑に送り出され、回転体23の上面に穀粒が残存することが防止される。
【0059】
そして上記余剰穀粒の還流処理によって、水分量が測定される穀粒以外の穀粒は、粉砕処理されることなく脱穀装置4側に戻され、最終的に収穫されるため、測定のための収穫量の減少を最小限に抑えることができ、収量測定の誤差も小さくなる。
【0060】
以上のように水分測定ユニット20は支持枠25にアッセンブル化されて構成されており、支持枠25は前述のブラケット37をサンプリング装置取付部25bに取り付けるボルト36と、還流部34の出口54側の端部を脱穀装置4の側壁4aに取り付けるボルト55によって、脱穀装置4側に着脱自在に取り付けられている。
【0061】
これにより水分測定ユニット20をアッセンブルとして脱穀装置4側に容易に着脱自在に取り付けることができ、水分測定ユニット20の後付けや、水分測定ユニット20単体のメンテナンス等を容易に行うことができる。またサンプリング装置18から水分測定装置19までの距離が短くなるため、ノズル28内への穀粒の滞留を防止することができ、導入部32から導入される穀粒を円滑にサンプリング装置18から水分測定装置19に円滑に送り出すことができる。
【0062】
また脱穀装置4の外側に設けられるため、脱穀装置4内の選別性能に悪影響を与えることが無く、さらに水分測定ユニット20側へのわら屑等の堆積も防止され、水分測定ユニット20のメンテナンスをより容易に行うことができる。
【0063】
なお上記実施形態においては、水分測定ユニット20を脱穀装置4から取り外す際に、ボルト36を緩めると、支持枠25とブラケット37とが分離する場合があるため、前述のブラケット37を前述のボルト36以外でも支持枠25側に固定することによって、水分測定ユニット20を完全にアッシー化することができ、水分測定ユニット20の着脱をさらに容易に行うことができる。
【0064】
また上記実施形態においては、サンプリング装置18を水分測定装置19とを近接させてユニット化(アッセンブル化)して、上記のような効果を得るように構成しているが、本サンプリング装置18を、図9に示されるように、サンプリング装置18と水分測定装置19とが離反しているタイプのものに、採用することもできる。
【0065】
この場合も上記同様にサンプリング装置18が、穀粒を確実に1粒づつサンプリングすることができるとともに、測定のための収穫量の減少を最小限に抑えることができる。なお水分測定装置19側において、ノズル28の先端を水分測定装置19の処理位置又は測定位置に近接させて配置し、さらに前述同様のガイド31を設けてもよく、この場合も前述同様に、振動を伴う走行体(コンバイン等)においても穀粒の測定ミスを防止することができる。なお図9において、図2と同一符号は同一部品であり、同一の機能の説明は割愛する。
【0066】
また前述のように本コンバインは穀粒として籾を収穫することを前提としているため、導入部32や還流部34の傾斜角度を籾の安息角度(45°)より大きくしているが、籾の安息角度は他の穀粒、例えば白米や小麦、燕麦、玄米、ライ麦等に比較して大きく、このため、他の穀粒を収穫した場合も、導入部32や還流部34の上記傾斜角度により、導入部32や還流部34内への穀粒の滞留は防止される。ただし収穫する穀粒に応じて、導入部32や還流部34の傾斜角度を変更してもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の構造によると、送風装置による選別風により、導入部に導入される扱降物から穀粒が選別されて回収装置に送られるため、わら屑等の回収装置側への導入が防止されるとともに、わら屑等が取り除かれて穀粒が回収装置に捕捉され、性状の測定が行われ、わら屑等の回収装置側への詰まり等が防止される他、測定装置によってわら屑等を穀粒とともに測定する等の不都合が防止され、測定装置による測定結果によって収穫された穀粒の性状をより正確に分析することができるという効果がある。また選別風によって穀粒の落下速度が低下するため、測定される穀粒の収穫位置の特定が正確に行われ、所定の収穫位置の穀粒の性状測定が正確に行われるという効果もある。
【0068】
このとき回収装置を脱穀装置枠の外側に取り付けることによって、回収装置のメンテナンスや、回収装置の後付け等を容易に行うことができるほか、還流部によって余剰穀粒を脱穀装置側に還流させることによって、測定される穀粒以外の穀粒が脱穀装置側に戻されるため、測定のための収穫量の減少を最小限に抑えることができるという利点がある。
【0069】
一方回収装置を、円板に向かって落下する穀粒を、回転する円板に穿設さた収容孔に収容する構成とした場合、収容孔に向かって導入部を開口させ、上記収容孔を超えた穀粒を収容孔側に案内する案内部を、収容孔を挟んで開口部に対向させて設けることによって、導入部から回収装置側に排出された穀粒が上記収容孔を挟んだ開口部の反対側に跳ねたりした場合であっても、案内部が穀粒を収容孔に再度案内するため、回収装置による穀粒の捕捉ミスを減少させ、測定精度を向上させることができるという利点がある。
【0070】
このとき収容孔の周縁に、傾斜した落下案内面を形成せしめることによって、回転状態の円板の収容孔に、穀粒を安定して収容することができ、回収装置による穀粒の捕捉ミスさらに防止することができるという効果がある。
【0071】
また収容孔の円板の径方向の長さを、円板の回転方向の長さに比較して短くし、収容孔を回転方向に長尺な形状とすることにより、収容孔内に複数の穀粒が入ることが防止され、収容孔に1個の穀粒のみを収容することができるため、一度に複数の穀粒の性状測定を行う不都合が防止され、穀粒の性状測定を安定且つ正確に行うことができる。
【0072】
そして導入部における穀粒の出口近傍に、穀粒を収容孔に弾力的に案内するとともに、余剰穀粒を還流部側に送り出す案内板を設けることによって、例えば回収装置を構成する円板上に残る穀粒又は完全に収容孔に入っていない穀粒を案内板が弾力的に案内して収容孔に送り入れること等が可能であり、回収装置は穀粒の捕捉ミスを防止して捕捉を安定して行うことができる他、案内板によって余剰穀粒を円滑に還流部側に送り出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置を部分的に断面としたコンバインの要部側面図である。
【図2】脱穀装置部分の要部正面図である。
【図3】水分測定ユニットの正面図である。
【図4】水分測定ユニットの側面図である。
【図5】処理位置部分の要部斜視図である。
【図6】サンプリング装置の正面図である。
【図7】収容体単体の平面図である。
【図8】収容体における収容孔部分の断面図である。
【図9】水分測定装置をサンプリング装置から離反させて機体フレーム上に配置した状態を示す脱穀装置部分の要部正面図である。
【符号の説明】
4 脱穀装置
4a 側壁(脱穀装置枠)
8 扱室
11 扱胴
15 回収装置
19 水分測定装置(測定装置)
23 回転体(円板)
24 収容孔
32 導入部
33 ブロア(送風装置)
34 還流部
38 導入部の入口
39 排出口(導入部の開口部)
48 落下案内面
52 ゴム板(案内板)
Claims (6)
- 扱室(8)内の扱胴(11)により穀粒を脱穀する脱穀装置(4)と、該脱穀装置(4)によって脱穀された穀粒の性状を測定する測定装置(19)と、脱穀穀粒から性状測定される穀粒を捕捉して測定装置(19)側に送り出す回収装置(15)とを設けるとともに、上記回収装置(15)と脱穀装置(4)との間に、脱穀装置(4)側から穀粒を導入し、導入された穀粒を前記回収装置(15)に案内する導入部(32)を設けたコンバインにおいて、該導入部(32)を、穀粒を含む扱降物を扱室(8)側から導入する構成とし、導入部(32)内において導入部(32)の入口(38)側に向かって選別風を送風せしめる送風装置(33)を設け、扱降物から穀粒を選別して回収装置(15)に送り込むコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
- 回収装置(15)を脱穀装置枠(4a)の外側に取り付けるとともに、導入部(32)から導入される余剰穀粒を脱穀装置(4)側に還流させる還流部(34)を設け、導入部(32)が測定用の穀粒を、脱穀装置(4)の内側から脱穀装置(4)の外側の回収装置(15)に案内し、且つ還流部(34)が回収装置(15)側に送られる導入部(32)からの余剰穀粒を脱穀装置(4)側に還流させる請求項1のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
- 回収装置(15)が、回転する円板(23)に穿設されて、円板(23)に向かって落下する穀粒を収容する収容孔(24)を備えてなり、該収容孔(24)に向かって導入部(32)を開口させ、上記収容孔(24)を超えた穀粒を収容孔(24)側に案内する案内部(47)を、収容孔(24)を挟んで導入部(32)の開口部(39)に対向させて設けた請求項1又は2のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
- 回収装置(15)が、回転する円板(23)に穿設されて、円板(23)に向かって落下する穀粒を収容する収容孔(24)を備えてなり、該収容孔(24)の周縁に、傾斜した落下案内面(48)を形成せしめた請求項1又は2又は3のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
- 回収装置(15)が、回転する円板(23)に穿設されて、円板(23)に向かって落下する穀粒を収容する収容孔(24)を備えてなり、該収容孔(24)の円板の径方向の長さを、円板の回転方向の長さに比較して短くし、収容孔(24)を回転方向に長尺な形状とした請求項1又は2又は3又は4のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
- 導入部(32)における穀粒の出口近傍に、穀粒を収容孔(24)に弾力的に案内するとともに、余剰穀粒を還流部(34)側に送り出す案内板(52)を設けた請求項2又は3又は4又は5のコンバインにおける穀粒のサンプリング装置。
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