JPH11266668A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH11266668A
JPH11266668A JP7789398A JP7789398A JPH11266668A JP H11266668 A JPH11266668 A JP H11266668A JP 7789398 A JP7789398 A JP 7789398A JP 7789398 A JP7789398 A JP 7789398A JP H11266668 A JPH11266668 A JP H11266668A
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JP
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grain
grains
threshing
moisture
tank
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Application number
JP7789398A
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English (en)
Inventor
Koji Yamagata
山形  浩司
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Susumu Onishi
大西  進
Susumu Tsunoda
進 角田
Kakuji Kawaguchi
覚次 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Original Assignee
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
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Publication date
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Publication of JPH11266668A publication Critical patent/JPH11266668A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱穀粒の水分を検出する水分検出機構を備え
るコンバインにおいて、脱穀部に存在する脱穀粒に極力
等しい水分を有するとともに塵埃混入が少ない脱穀粒を
採取させながら水分検出できるようにする。 【解決手段】 脱穀機10から穀粒タンク20に脱穀粒
を供給する供給装置21からの脱穀粒を回転羽根32に
よって穀粒タンク20の内部に飛散させる。水分検出機
構50の脱穀粒取入れ用のサンプリングスクリュー51
を、穀粒タンク20の内部に配置して、回転羽根32に
よって穀粒タンク内に飛散された脱穀粒を受け入れるよ
うに構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機からの脱穀
粒が供給装置によって穀粒タンクに送りこまれるように
構成するとともに、刈取り収穫作業を適切に行わせるた
めに脱穀粒の水分を検出する水分検出機構を備えてある
コンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインとして、従来、たとえば
特開平5‐7419号公報に示されるものがあった。す
なわち、水分検出機構としての水分値検出手段を選別装
置の一番回収部の側部に設けるとともに、水分値検出手
段の検出情報に基づいて変速可能な最高速度を変更設定
する最高速度牽制手段を設け、脱穀粒の水分値が大きい
時には変速可能な走行最高速度が低速側に設定されて刈
取り収穫作業を行い、脱穀粒の水分値が小さい時には変
速可能な走行最高速度が高速側に設定されて刈取り収穫
作業を行うようにされたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水分検出技術の
場合、水分検出機構が一番回収部のうちの搬送作用が及
びにくくて脱穀粒滞留が発生しやすい部分で脱穀粒を取
り入れる状態になっていた。このため、水分検出機構に
取り入れられて検出された脱穀粒の水分が、脱穀部に送
り込まれる穀稈に付着している穀粒の水分とはかなり異
なったものになり、脱穀対象穀稈に対してこれに付着す
る穀粒の水分に適応した駆動回転数の扱胴を作用させら
れないなど、穀粒水分に適した刈取り収穫作業が行いに
くくなることがあった。また、脱穀粒にワラ屑などの塵
埃が混入していた場合、水分検出機構に塵埃が入り込ん
で検出不良が発生したり、故障が発生したりすることが
あった。本発明の目的は、脱穀処理などの処理を行うべ
き穀稈に付着している穀粒と極力等しい水分を有する脱
穀粒を水分検出機構に取り入れさせながら、かつ、脱穀
粒にワラ屑などが混入していても検出不良や故障を発生
しにくくしながら水分検出させられるとともにその割り
には構造面などで有利に得られるコンバインを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕脱穀機からの脱穀粒が供給装置に
よって穀粒タンクに送りこまれるように構成するととも
に、刈取り収穫作業を適切に行わせるために脱穀粒の水
分を検出する水分検出機構を備えてあるコンバインにお
いて、前記供給装置からの脱穀粒を前記穀粒タンクの内
部に飛散させる飛散手段が備えられるとともに、前記水
分検出機構の穀粒受入れ部が、前記飛散手段によって飛
散された穀粒を受け入れるように設置されている。
【0006】〔作用〕脱穀機から供給装置によって供給
されて飛散手段によって穀粒タンクの内部に飛散される
脱穀粒が水分検出機構の穀粒受入れ部に受入れられて水
分検出される。これにより、水分検出機構は、脱穀機か
ら穀粒タンクに貯留されるべく常に流動していて脱穀部
に存在する穀粒と極力等しい水分を有する脱穀粒を取り
入れて水分検出する。脱穀粒が混入するワラ屑などの塵
埃と共に供給装置によって送り込まれても、飛散手段に
よってタンク内に飛散されることによって選別作用を受
け、水分検出機構の穀粒受入れ部には混入する塵埃がな
くなるとか少なくなった状態で受け入れられる。すなわ
ち、脱穀粒が塵埃と共に穀粒タンクに送り込まれても、
その塵埃混入の割には混入塵埃がなくなるとか少なくな
った状態の脱穀粒を水分検出機構に採取させられる。
【0007】〔効果〕水分検出機構には脱穀部における
穀粒と極力等しい水分を有する脱穀粒の水分を検出さ
せ、たとえば脱穀対象穀稈に対してこれの穀粒が有する
水分に極力適応した駆動回転数の扱胴を作用させて低水
分であれば能率よく脱穀処理しながら、高水分であれば
割れとか胚芽部脱落とかの穀粒損傷を発生しにくくして
脱穀処理しながら刈取り収穫作業できるなど、穀粒水分
に適切な刈取り収穫作業が精度よく行える。脱穀粒にワ
ラ屑などが混入していても、水分検出機構には塵埃混入
がないとか少ない状態での脱穀粒を取り入れさせて故障
や検出不良が生じにくい状態で水分検出を行わせ、検出
水分に基づいての扱胴駆動速度の自動調節とか人為調節
とかを精度よく行わせられるなど、この面からも穀粒水
分に適切な刈取り収穫作業が精度よく行える。穀粒タン
クを選別用の容器に利用して比較的構造簡単にかつ比較
的安価に得られる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記飛散手段からの穀粒を反射させて前記穀粒受入
れ部に向けて飛ばす反射部が備えられている。
【0010】〔作用〕飛散手段から飛散して選別作用を
受けた穀粒を反射部で反射させ、反射部から飛散するこ
とによる選別作用を受けさせて水分検出機構に取り入れ
させるものである。これにより、飛散手段から飛散した
穀粒を水分検出機構に直接に受入れさせるに比し、飛散
による選別作用を多く受けさせて混入塵埃をより少なく
した状態で脱穀粒を水分検出機構に受け入れさせられ
る。
【0011】〔効果〕水分検出機構には脱穀粒を塵埃混
入がより少ない状態で取り入れさせて故障や検出不良が
一層生じにくい状態で水分検出を行わせ、検出水分に基
づく適切な刈取り収穫作業がより精度よく行える。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記飛散手段が、前記供給装置からの穀粒を
穀粒タンク内に飛散させて供給するものである。
【0014】〔作用〕穀粒を飛散手段によって穀粒タン
ク内に飛散させ、穀粒がタンク内の広範囲に分散して穀
粒の溜まらないタンク内スペースができないとかできに
くいようにしながら穀粒の貯留ができるとともに、その
飛散によって選別作用を受けて混入塵埃がなくなるとか
少なくなった状態の穀粒を水分検出機構の穀粒受入れ部
に受入れさせ、水分検出機構に検出不良や故障が発生し
にくい状態で水分検出を行わせられる。
【0015】〔効果〕タンク内スペースを穀粒貯留に無
駄なく使用して極力多くの穀粒を貯留できるとともに、
水分検出機構に検出不良や故障が発生しにくい状態で水
分検出を行わせて水分検出に基づく適切な刈取り収穫作
業を精度よく行える。穀粒を貯留用に飛散させる飛散手
段を水分検出の選別用に利用して簡単な構造にかつ安価
に得られる。
【0016】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0017】〔構成〕請求項1〜3のいずれか1項によ
る発明の構成において、穀粒を受け止め回収して前記穀
粒受入れ部に落下案内する傾斜案内面を有する案内体が
前記穀粒受入れ部の上方に設けられるとともに、前記案
内体の下端と前記穀粒受入れ部との間に、前記穀粒受入
れ部に供給された穀粒の余剰分が穀粒受入れ部から落下
排出されることを許容する間隙を設けられている。
【0018】〔作用〕飛散穀粒が比較的少なくて水分検
出機構の穀粒受入れ部に直接受け止められない場合で
も、案内体の傾斜案内面によって受け止め回収されて水
分検出機構の穀粒受入れ部に落下案内される。案内体や
水分検出機構の穀粒受入れ部に多量の脱穀粒が受け止め
られても、余剰分の穀粒は前記隙間から落下していき、
案内体や水分検出機構の穀粒受入れ部に受け止められた
脱穀粒が案内体どうしにわたるブリッジ状態になった
り、案内体と水分検出機構の穀粒受入れ部とにわたるブ
リッジ状態になって穀粒受入れ部の上に詰まり、水分検
出機構による穀粒取り入れが不能になるという事態が発
生することを防止できる。
【0019】〔効果〕穀粒の飛散状況や飛散量などにか
かわらず、水分検出機構の穀粒受入れ部に穀粒をスムー
ズに送り込んで水分検出を確実に行わせ、水分検出に基
づく適切な刈取り収穫作業を確実に行える。
【0020】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0021】〔構成〕請求項1〜4のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記水分検出機構の前記穀粒受
入れ部からの穀粒に作用する計測部が前記穀粒タンクの
外側に設置されている。
【0022】〔作用〕水分検出機構の計測部を穀粒タン
ク内に設置すると、穀粒貯留の可能なタンク容量が計測
部のために減少するが、この穀粒貯留量の減少を防止し
ながら水分検出機構を装備するものである。
【0023】〔効果〕タンク内に飛散される脱穀粒が水
分検出機構に取り入れられて故障や検出不良が発生しに
くい状態で水分検出されるものを、穀粒貯留の可能なタ
ンク容量が極力大で、貯留された脱穀粒の取り出しに必
要な作業中断回数を少なく済ませて能率よく収穫作業で
きる状態に得られる。
【0024】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0025】〔構成〕請求項1〜5のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記水分検出機構の前記穀粒受
入れ部と、この穀粒受入れ部からの穀粒に作用する計測
部とを接続して穀粒受入れ部からの穀粒を計測部に供給
する管路が備えられている。
【0026】〔作用〕水分検出機構の穀粒受入れ部と計
測部のうちの穀粒受入れ部を、飛散穀粒の受け入れが行
われるようにタンクに取り付け、計測部を穀粒受入れ部
に対しては管路を介して穀粒供給されるように接続しな
がら、穀粒受入れ部から離してタンクに取り付けると
か、穀粒受入れ部からもタンクからも離して走行機体に
取り付けることを可能にする。
【0027】〔効果〕水分検出機構の穀粒受入れ部には
タンク内に飛散する穀粒を受け入れさせて水分検出を故
障や検出不良が発生しにくいように行わせるものであり
ながら、計測部を穀粒受入れ部よりも低レベルに配置し
て計測部の点検や修理を行いやすくしたり、計測部を穀
粒タンクから離れた個所に存在する走行機体のデッドス
ペースに配置して水分検出機構の装備のためにコンバイ
ン全体の長さや横幅が増大することを防止したりでき
る。
【0028】請求項7による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0029】〔構成〕請求項1〜6のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記穀粒タンクにタンク内穀粒
を搬出するアンローダが備えられている。
【0030】〔作用〕穀粒タンクに貯留された脱穀粒を
アンローダによってタンク外に搬出するものである。
【0031】〔効果〕水分検出機構に塵埃混入による故
障や検出不良が生じにくい状態で水分検出を行わせて検
出水分に基づく適切な刈取り収穫作業を精度よく行える
ものが、穀粒タンクからの穀粒取り出しがアンローダに
よって楽に能率よく行える状態に得られる。
【0032】請求項8による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0033】〔構成〕請求項1〜6のいずれか1項によ
る発明の構成において、前記穀粒タンクにタンク内穀粒
を袋詰めするための穀粒排出筒が備えられている。
【0034】〔作用〕穀粒排出筒を使用することによ
り、穀粒タンクに貯留された脱穀粒を籾袋に取り出する
ことができる。
【0035】〔効果〕水分検出機構に塵埃混入による故
障や検出不良が生じにくい状態で水分検出を行わせて検
出水分に基づく適切な刈取り収穫作業を精度よく行える
ものが、穀粒タンクに回収された脱穀粒の袋詰めが楽に
能率よく行える状態に得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、稲、
麦などの植立穀稈を引起し装置1によって引き起こし処
理しながらその植立穀稈の株元をバリカン型刈取り装置
2によって切断し、刈取り穀稈を搬送装置3によって機
体後方側に搬送する刈取り前処置装置4を、クローラ式
走行装置5によって自走するとともに運転座席6などが
存在する運転部、運転座席6の下方に位置する原動部を
有する走行機体の前部にリフトシリンダ7によって機体
横向きの軸芯まわりで上下に揺動させて昇降操作するよ
うに連結してある。前記刈取り前処置装置4の後方に位
置する脱穀機10を前記走行機体に設けるとともに、前
記搬送装置3からの刈取り穀稈を脱穀機10によって脱
穀処理するように構成してある。前記運転部及び原動部
の後側で前記脱穀機10の横側に位置する穀粒タンク2
0を前記走行機体に設けるとともに、脱穀機10からの
脱穀粒を供給装置21によって穀粒タンク20に供給し
て貯留するように構成し、穀粒タンク20に貯留された
脱穀粒を、穀粒タンク20の底部内に位置する底スクリ
ュー22と、穀粒タンク20の底部の後側に連設してあ
るアンローダ23とによって穀粒タンク20から搬出す
るように構成し、もってコンバインを構成してある。
【0037】前記脱穀機10は、図3に示す如く構成し
てある。すなわち、前記刈取り前処置装置4の搬送装置
3からの刈取り穀稈の穂先側を脱穀フィードチェーン1
1によって扱室12の扱胴13と受網14との間に供給
して機体前後向きの軸芯まわりで回動する前記扱胴13
によって脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェー
ン11によって扱室12の後部に位置する排稈口12a
から扱室外に搬出するように脱穀部を構成してある。前
記排稈口12aから排出されるワラ屑などの脱穀塵埃を
揺動選別装置15が一体揺動自在に備えている移送体1
5aによって機体後方側に移送させながら脱穀機横向き
の軸芯まわりで回動する回転処理胴16によってほぐし
処理し、脱穀塵埃から穀粒を取り出すように再処理部を
構成してある。扱室12から受網14を通して落下供給
される処理物、及び、再処理部から落下する処理物を前
記揺動選別装置15によって扱胴回転軸芯に沿う方向に
機体後方側に搬送しながら比重選別処理し、揺動選別装
置15の前端部の下方に位置する唐箕17が供給する選
別風によって風選別処理し、選別塵埃を選別風と共に排
塵口10aから脱穀機外に排出したり、排塵ファン18
によって吸引して脱穀機外に排出するように選別部を構
成してある。この選別部の底部に水平向きの1番スクリ
ューコンベア19aと2番スクリューコンベア19bと
を備えさせるとともに、揺動選別装置15からの1番処
理物を前記1番スクリューコンベア19aによって脱穀
機横外側に搬出するように構成し、揺動選別装置15か
らの2番処理物を前記2番スクリューコンベア19bに
よって脱穀機横外側に搬出してこの2番スクリューコン
ベア19bに連動する還元装置19cに供給し、この還
元装置19cによって脱穀機横外側で扱室前付近に揚送
して脱穀機内に放出することによって受網14と脱穀機
横側壁との間を通して揺動選別装置15の前端側に還元
するように構成し、もって前記脱穀機10を構成してあ
る。
【0038】前記走行機体の前記原動部にエンジン8を
設け、このエンジン8からの伝動構造を図4に示す如く
構成することにより、クローラ走行装置5、刈取り前処
置装置4、脱穀機10などの駆動を可能にしてある。す
なわち、エンジン8の出力軸8aの回動力をベルトテン
ションクラッチ24を介して走行用主変速装置25の入
力軸25aに伝達し、この走行用主変速装置25の出力
軸25bの回動力を走行用ミッションケース26に導入
してこの走行用ミッションケース26の内部に位置する
走行用副変速装置(図示せず)、前後進切換え装置(図
示せず)、操向クラッチ(図示せず)などを介してクロ
ーラ走行装置5の左右一対のクローラ駆動スプロケット
5aに伝達するように構成してある。前記走行用主変速
装置25の出力軸25bの回動力をベルトテンションク
ラッチ27を介して前処理駆動軸28に伝達し、この前
処理駆動軸28の回動力を前記引起し装置1の駆動部、
前記刈取り装置2の駆動部、前記搬送装置3の駆動部の
それぞれに分岐させて伝達するように構成してある。エ
ンジン8の前記出力軸8aの回動力をベルトテンション
クラッチで成る脱穀クラッチ29を介して脱穀駆動軸3
0に伝達し、この脱穀駆動軸30の回動力を前記扱胴1
3の駆動部、前記唐箕17の駆動部、前記揺動選別装置
15の駆動部、前記1番スクリューコンベア19aの駆
動部、前記2番スクリューコンベア19bの駆動部、前
記排塵ファン18の駆動部、前記脱穀フィードチェーン
11の駆動部のそれぞれに分岐させて伝達するように構
成してある。
【0039】図6及び図7に示すように、前記1番スク
リューコンベア19aのスクリュー軸の一端側にベベル
ギヤ機構31を介してスクリュー軸が連動していて1番
スクリューコンベア19aから動力伝達されて駆動され
るように構成した機体上下向きの縦スクリューコンベア
19dを穀粒タンク20の後部の横側に設け、この縦ス
クリューコンベア19dと、脱穀機10の選別部の底部
に水平向きに位置する横スクリューコンベアとしての前
記1番スクリューコンベア19aとによって前記供給装
置21を構成してある。前記縦スクリューコンベア19
dのスクリュー軸の上端部に回転羽根で成る飛散手段3
2を一体回転自在に取り付けるとともに、この飛散手段
32は、縦スクリューコンベア19dのスクリュー軸に
よって回転駆動され、縦スクリューコンベア19dの搬
送終端部に到達した脱穀粒に放擲作用してこの脱穀粒を
縦スクリューコンベア19dの吐出口19eから穀粒タ
ンク20の内部に飛散させるように構成して、脱穀機1
0から穀粒タンク20に脱穀粒を次の如く供給するよう
に構成してある。すなわち、供給装置21が1番スクリ
ューコベンア19aによって脱穀粒を脱穀機10の選別
部から横外側に搬出し、縦スクリューコンベア19dに
よって脱穀機10と穀粒タンク20との間を穀粒タンク
20の上部まで揚送する。供給装置21の縦スクリュー
コンベア19dからの脱穀粒を飛散手段32が穀粒タン
ク20の内部の広範囲に分散させて落下させる。
【0040】図4に示すように、前記エンジン8のアク
セル装置40の操作部に連動させた電動アクセルモータ
41と、前記アクセル装置40とによって前記扱胴13
の駆動回転数を変更する扱胴変速機構42を構成してあ
る。すなわち、アクセルモータ41を正回転又は逆回転
方向に駆動されるように操作する。すると、アクセル装
置40がアクセルモータ41の駆動力によって操作さ
れ、エンジン8を減速側や増速側に速度調節してその出
力軸8aの回転速度を遅くしたり、速くしたりする。こ
れにより、扱胴変速機構42は、アクセルモータ41の
駆動操作を行えば、エンジン8の回転速度を変更するこ
とによって扱胴13の駆動回転速度を低速側に変更した
り、高速側に変更したりする。
【0041】図5に示すように、前記扱胴変速機構42
のアクセルモータ41に収穫制御手段43を連係させる
とともに、この収穫制御手段43に水分検出機構50を
連係させてある。
【0042】図7に示すように、前記水分検出機構50
は、前記穀粒タンク20の内側のタンク前側壁部20a
の内面近くに位置する左右一対のサンプリングスクリュ
ー51,51で成る穀粒受入れ部と、穀粒タンク20の
外側の前記タンク前側壁部20aの外面側に取り付けた
計測部50aとによって構成してある。図7及び図8に
示すように、前記一対のサンプリングスクリュー51,
51は、前記飛散手段32によって穀粒タンク20の内
部に飛散された脱穀粒のうちの供給装置21の吐出口1
9eから前記前側壁部20aの方に直接に飛散した脱穀
粒と、穀粒タンク10の機体横外側の横側壁部20bの
内面側で反射して前記前側壁部20aの方に飛散した脱
穀粒とをサンプリングスクリュー51,51の間で受け
止めるように配置するとともに、前記計測部50bに備
えてある電動モータ52によって機体前後向きの軸芯5
1aまわりで回転方向Aに回転駆動され、受け止めた脱
穀粒をサンプリングスクリュー51どうしの噛み合い回
転による送り作用によってサンプリングスクリュー51
どうしの間に機体前後向きの一列の穀粒列に並べてこの
穀粒列の脱穀粒を一粒ずつ計測部50aに送り込むよう
に構成してある。前記計測部50aは、前記電動モータ
52によって回転方向Bに回転駆動される一対の電極回
転体53,53、両電極回転体53,53及び前記収穫
制御手段43に連係している計測制御部54などを備
え、前記サンプリングスクリュー51からの脱穀粒を一
粒ずつ回転する電極回転体53どうしの間に導入して両
電極回転体53によって押しつぶし、その押しつぶし状
態での両電極回転体53の間の電気抵抗を計測制御部5
4によって計測するとともに計測結果を収穫制御手段4
3に出力するように構成してある。これにより、水分検
出機構50は、飛散手段32によって穀粒タンク20の
内部に飛散され、飛散による選別作用を受けてワラ屑な
どの塵埃の混入がないとか少なくなった状態の脱穀粒を
穀粒受入れ部51によって受入れるとともに計測部50
aに送り込み、この計測部50aによって脱穀粒を一粒
ずつ押しつぶしてその電気抵抗を計測し、電気抵抗の大
きさを脱穀粒が含有している水分の値として検出すると
ともに収穫制御手段43に出力する。電極回転体53に
よって電気抵抗の計測を行った後の破砕穀粒は電極回転
体53どうしの間から落下させ、計測部ケースの排出口
57から穀粒タンク20の外側に排出する。
【0043】収穫制御手段43は、マイクロコンピュー
タで成り、水分検出機構50の計測制御部54からの情
報と、予め設定してある制御プログラムとに基づいて前
記扱胴変速制御機構42を自動的に操作することによっ
て扱胴13の駆動回転速度を次の如く自動的に変更する
ように構成してある。すなわち、水分検出機構50によ
る検出電気抵抗の値に基づいて脱穀粒の含有水分の値を
演算するとともにその含有水分値が25%未満である
か、25%以上であるかを判断する。その含有水分値が
25%未満であると判断した場合、扱胴13を高速回転
駆動させるべき信号を扱胴変速機構42に出力してアク
セルモータ41をアクセルアップ側に駆動操作させ、脱
穀機10の有する脱穀処理能力が一般クラスであるコン
バインの場合には扱胴13の駆動回転速度を約480r
pmに、脱穀機10の有する脱穀処理能力が大である高
能率化の大型クラスであるコンバインの場合には扱胴1
3の駆動回転速度を約500rpmにそれぞれ速度調節
する。そして、脱穀粒の含有水分が25%以上であると
判断した場合、扱胴13を低速回転駆動させるべき信号
を扱胴変速機構42に出力してアクセルモータ41をア
クセルダウン側に駆動操作させ、前記一般クラスのコン
バインの場合も、前記大型クラスのコンバインの場合に
も扱胴13の駆動回転速度を約400rpmにそれぞれ
減速調節する。
【0044】つまり、穀粒タンク20に飛散させて供給
される脱穀粒を水分検出機構50に取り入れてその含有
水分を検出し、その検出含有水分が25%未満の低水分
である場合には、脱穀処理するべき刈取り穀稈に付着す
る穀粒が含有する水分も低水分であるとして、収穫制御
手段43に扱胴変速機構42を高速側に自動操作させる
ことによって扱胴13の駆動回転速度を高速側に自動的
に速度調節させ、脱穀粒に割れとか、胚芽部脱落とかの
損傷を生じにくくしながら能率よく脱穀処理させ、種子
用穀粒を収穫する場合には前記損傷がないとか少なくて
発芽率の高い状態に能率よく収穫し、食用穀粒を収穫す
る場合には前記損傷がないとか少なくて食味及び品質の
優れた状態に能率よく収穫するなど、低含有水分に適切
な状態での刈取り収穫作業を行っていける。水分検出機
構50による検出含有水分が25%以上の高水分である
場合には、脱穀処理するべき刈取り穀稈に付着する穀粒
が含有する水分も高水分であるとして、収穫制御手段4
3に扱胴変速機構42を低速側に自動操作させることに
よって扱胴13の駆動回転速度を低速側に自動的に速度
調節させ、脱穀粒に割れとか、胚芽部脱落とかの損傷を
生じにくくしながら脱穀処理させ、種子用穀粒を収穫す
る場合には前記損傷がないとか少なくて発芽率の高い状
態に収穫し、食用穀粒を収穫する場合には前記損傷がな
いとか少なくて食味及び品質の優れた状態に収穫するな
ど、高含有水分に適切な状態での刈取り収穫作業を行っ
ていける。
【0045】〔別実施形態〕図9は、別の実施形態を備
える水分検出構造を示す。すなわち、穀粒タンク20の
内側の機体内側のタンク横側壁部20cの内面側付近に
配置した穀粒受入れ部51と、穀粒タンク20の外側の
前記タンク横側壁部20cの外面側に取り付けた計測部
50aとにより、水分検出機構50を構成してある。穀
粒タンク20の内部の複数個所に反射体60を設けると
ともに、図6及び図7に示す飛散手段32と同様の飛散
手段32によって穀粒タンク20の内部の右前部に向け
て飛散された脱穀粒は、前記反射体60で反射してこの
反射体60から水分検出機構50の穀粒受入れ部51に
向けて飛散するように構成してある。この水分検出機構
50の穀粒受入れ部51は、図8に示す水分検出機構5
0の穀粒受入れ部51と同様に駆動自在な一対のサンプ
リングスクリュー51,51で成り、両サンプリングス
クリュー51,51の作用により、飛散手段32からの
脱穀粒を受け入れるとともに計測部50aに一粒ずつ送
り込むように構成してある。計測部50aは、図5及び
図8に示す水分検出機構50の計測部50aと同様に駆
動自在な一対の電極回転体53,53によって脱穀粒を
一粒ずつ押しつぶして電極回転体53の間の電気抵抗を
計測するように構成してある。これにより、水分検出機
構50は、飛散手段32によって反射体60に向けて飛
散されることによって選別作用を受け、この後さらに反
射体60から穀粒受入れ部51に向けて飛散されること
によって選別作用を受けた脱穀粒を取り入れて水分検出
する。
【0046】図10及び図11は、さらに別の実施形態
を備える水分検出機構50を示し、この水分検出機構5
0は、穀粒タンク20の内側に配置した穀粒受入れ部5
1と、この穀粒受入れ部51の一端側にビニールホース
など、可撓性を有する管で成る管路61によって接続す
るとともに穀粒タンク20から離れた運転部の横側に配
置した計測部50aとによって構成してある。これら水
分検出機構50の穀粒受入れ部51は、図5及び図8に
示す水分検出機構50の穀粒受入れ部51と同様に駆動
自在な一対のサンプリングスクリュー51,51で成
り、両サンプリングスクリュー51,51の作用によ
り、飛散手段32からの脱穀粒を受け入れるととも一粒
ずつ管路61に送り込むように構成してある。管路61
は、穀粒受入れ部51からの脱穀粒をこれの自重下降に
よって計測部50aに供給するように構成してある。こ
れら水分検出機構50の計測部50aは、図5及び図8
に示す水分検出機構50の計測部50aと同様に駆動自
在な一対の電極回転体53,53によって脱穀粒を一粒
ずつ押しつぶして電極回転体53の間の電気抵抗を計測
するように構成してある。
【0047】両水分検出機構50,50のうちの図10
に示す方の水分検出機構50の穀粒受入れ部51は、穀
粒タンク20の前側壁部20aの内面側に配置した一対
の駆動自在なサンプリングスクリュー51,51で成
り、図6及び図7に示す飛散手段32と同様の飛散手段
32によって穀粒タンク20の内部に飛散された脱穀粒
のうちのタンク横側壁部20bで反射してこのタンク横
側壁部20bからタンク前側壁部20aに向かって飛散
した脱穀粒と、飛散手段32からタンク前側壁部20a
に直接に向かって飛散した脱穀粒とを受け入れるように
構成してある。図11に示す方の水分検出機構50の穀
粒受入れ部51は、穀粒タンク20の機体内側の横側壁
部20cの内面側に配置した一対の駆動自在なサンプリ
ングスクリュー51,51で成り、図6及び図7に示す
飛散手段32と同様の飛散手段32によって穀粒タンク
20の内部に飛散されてタンク内に位置する複数個の反
射体60で反射し、この反射体60からタンク横側壁部
20cの方に向かって飛散した脱穀粒を受け入れるよう
に構成してある。
【0048】図12は、さらに別の実施形態を備える水
分検出構造を示す。すなわち、水分検出機構50の穀粒
受入れ部としてのサンプリングスクリュー51の上方近
くに配置した一対の案内体62,62を穀粒タンク20
の側壁部の内面側に支持させてある。各案内体62は、
サンプリングスクリュー51が位置する方の側面に傾斜
案内面62aを備える板体で成り、前記飛散手段32か
ら穀粒受入れ部50aに向かって飛散された脱穀粒、あ
るいは、タンク側壁部とか反射体60で反射してサンプ
リングスクリュー51に向かって飛散した脱穀粒を前記
傾斜案内面62aによって受け止め回収してサンプリン
グスクリュー51に落下案内するように構成してある。
各案内体62の下端とサンプリングスクリュー51の外
周側との間に間隙63を設けてある。両サンプリングス
クリュー51,51は、図12に示す回転方向Aに回転
駆動され、サンプリングスクリュー51どうしの間に脱
穀粒を一列に並べて取り入れ、この穀粒列を形成する穀
粒群以外の脱穀粒に対してはこれを横外側に排出する作
用を行いながらその穀粒群を計測部50aに送り込むこ
とにより、案内体62及びサンプリンブスクリュー51
の上に多量の脱穀粒が載った場合には、サンプリングス
クリュー51どうしの間に一列に並んで取り入れられる
に足る量の脱穀粒以外の余剰分の脱穀粒がサンプリング
スクリュー51の前記排出作用によってサンプリングス
クリュー51どうしの間から落下排出されることを許容
する大きさに前記各間隙63の大きさを設定してある。
つまり、サンプリングスクリュー51で成る穀粒受入れ
部51に向かって飛散する脱穀粒が比較的少ない場合で
も、案内体62が脱穀粒を受け止め回収して穀粒受入れ
部51に供給し、水分検出機構50には確実に脱穀粒を
採取させて水分検出させるようにしてある。その割に
は、案内体62及び穀粒受入部51に多量の脱穀粒が載
ることがあっても、その脱穀粒のうちの水分検出機構5
0に採取されない余剰分の脱穀粒は案内体62及び穀粒
受入れ部51から自ずと落下していき、案内体62や穀
粒受入れ部51に載った脱穀粒が案内体62どうしにわ
たるブリッジ状態になったり、案内体62と穀粒受入れ
部51とにわたるブリッジ状態になって穀粒受入れ部5
1の上に詰まることを防止しながら水分検出させるよう
にしてある。
【0049】図13は、さらに別の実施形態を備える水
分検出機構50を示す。水分検出機構50の前記計測部
50aの穀粒排出部から穀粒排出管路65を自走機体の
機体フレーム64の下側付近まで延出させてある。すな
わち、水分検出機構50が前記一対の電極回転体53,
53によって電気抵抗の計測を行った後の破砕穀粒を穀
粒搬出管路65によって圃場に落下するように落下案内
させ、破砕穀粒が自走機体のフレーム上に落下して溜ま
ることを防止しながら作業できるようにしてある。
【0050】図14は、さらに別の実施形態を備える水
分検出機構50を示す。すなわち、この水分検出機構5
0は、穀粒タンク20に取り付けた水分検出部55と、
この水分検出部55に電線群66によって接続するとと
もに穀粒タンク20から離して自走機体に設置した計測
制御部56とによって構成してある。そして、水分検出
部55には、前記サンプリングスクリュー51と同様の
サンプリングスクリュー51で成る穀粒受入れ部と、前
記電極回転体53と同様の電極回転体53と、サンプリ
ングスクリュー51及び電極回転体53を回転駆動する
電動モータ52とを備えさせ、計測制御部56には、前
記電動モータ52を制御するモータ制御部と、前記電極
回転体53どうしの間の電気抵抗を計測する電子制御部
とを備えさせてある。前記電線群66には、前記電動モ
ータ52と前記モータ制御部とを接続する電線、前記電
極回転体53と前記電子制御部とを接続する電線、コネ
クター部67のそれぞれを備えさせてある。前記コネク
ター部67は、電線群66を前記水分検出部55に接続
する検出部側電線群部分と、前記計測制御部56に接続
する計測部側電線群部分とに分離させたり、両電線群部
分を接続したりするものである。すなわち、水分検出機
構50を装備する際に、計測制御部56を高温、多湿の
状態になりやすい穀粒タンク20から離れた個所に故障
が発生しにくいように設置することを可能にしてある。
また、水分検出機構50に故障が発生した場合、コネク
ター部67によって水分検出部55と計測制御部56と
を容易に分離させ、水分検出部55と計測制御部56の
いずれに故障が発生したかを判断するとか、水分検出部
55や計測制御部56を交換したり修理したりすること
が容易にできるようにしてある。
【0051】図15及び図16は、別の実施形態を備え
る穀粒タンク20を示し、この穀粒タンク20は、タン
ク本体20aと、このタンク本体20aの底部に機体前
後方向に並んで連設する2個の袋詰めホッパー部20
b,20bとによって形成してある。前記飛散手段32
は、供給装置20からの脱穀粒を2個の前記袋詰めホッ
パー部20b,20bに極力均等に入るようにタンク本
体20aの内部に飛散させるように構成してある。各袋
詰めホッパー部20bに、スライドシャッター68aを
有する穀粒排出筒68を備えさせるとともに、各袋詰め
ホッパー部20bの下方に、一対の袋支持杆69,69
によって籾袋70を吊り下げ支持するように構成した袋
保持部を設けてある。すなわち、前記各袋保持部に保持
される籾袋70の穀粒出入れ口を穀粒排出筒68に装着
することにより、穀粒タンク20に貯留された脱穀粒を
籾袋70に取り出して袋詰めできるようにしてある。水
分検出機構50は、図7及び図8に示す前記水分検出機
構50と同様の穀粒受入れ部51と、計測部50aとに
よって構成してある。すなわち、タンク本体20aの一
端側の内側に位置する一対の駆動自在な一対のサンプリ
ングスリュー51,51で成る穀粒受入れ部51と、タ
ンク本体20aの外側に位置する一対の駆動自在な電極
回転体53,53などを備える計測部50aとで成り、
前記飛散手段32によってタンク内に飛散された脱穀粒
を一対のサンプリングスリュー51,51によって受け
止めて計測部50aに一粒ずつ送り込み、計測部50a
で脱穀粒を一粒ずつ押しつぶしてその電気抵抗を計測す
る。
【0052】水分検出機構50による検出結果に基づい
て扱胴13の駆動回転速度を自動的に調節させる自動制
御を行わせるように構成する他、水分検出機構50によ
る検出結果に基づいて扱胴変速機構42を人為的に操作
することにより、扱胴13の駆動回転速度を検出水分値
に適したものに調節して刈取り収穫作業を行うように構
成するコンバインにも本発明は適応できる。また、水分
検出機構50による検出結果に基づいて扱胴13の駆動
回転速度を自動的に調節させたり、人為的に調節したり
構成する他、走行装置5、1番スクリューコンベア19
a、2番スクリューコンベア19b、脱穀フィードチェ
ーン11など各種装置の駆動速度を検出水分値に適応し
たものに自動的に調節させたり、人為的に調節して刈取
り収穫作業を行うように構成するコンバインの場合にも
本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】コンバイン全体の平面図
【図3】脱穀機の断面図
【図4】伝動構造のブロック図
【図5】扱胴駆動速度制御のブロック図
【図6】供給装置の説明図
【図7】穀粒タンクの断面図
【図8】水分検出機構の説明図
【図9】別の実施形態を備える水分検出構造を示す平面
【図10】別の実施形態を備える水分検出機構の平面図
【図11】別の実施形態を備える水分検出機構の平面図
【図12】別の実施形態を備える水分検出構造の正面図
【図13】別の実施形態を備える水分検出機構の説明図
【図14】別の実施形態を備える水分検出機構の説明図
【図15】袋詰め用の穀粒タンクが設けられているコン
バイン全体の側面図
【図16】袋詰め用の穀粒タンクの平面図
【符号の説明】
10 脱穀機 20 穀粒タンク 20b,60 反射部 21 供給装置 23 アンローダ 32 飛散手段 50 水分検出機構 50a 計測部 51 穀粒受入れ部 61 管路 62 案内体 62a 傾斜案内面 63 間隙 68 穀粒排出筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 嘉之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 大西 進 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 角田 進 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 川口 覚次 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀機からの脱穀粒が供給装置によって
    穀粒タンクに送りこまれるように構成するとともに、刈
    取り収穫作業を適切に行わせるために脱穀粒の水分を検
    出する水分検出機構を備えてあるコンバインであって、 前記供給装置からの脱穀粒を前記穀粒タンクの内部に飛
    散させる飛散手段が備えられるとともに、前記水分検出
    機構の穀粒受入れ部が、前記飛散手段によって飛散され
    た穀粒を受け入れるように設置されているコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記飛散手段からの穀粒を反射させて前
    記穀粒受入れ部に向けて飛ばす反射部が備えられている
    請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記飛散手段が、前記供給装置からの穀
    粒を穀粒タンク内に飛散させて供給するものである請求
    項1又は2記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 穀粒を受け止め回収して前記穀粒受入れ
    部に落下案内する傾斜案内面を有する案内体が前記穀粒
    受入れ部の上方に設けられるとともに、前記案内体の下
    端と前記穀粒受入れ部との間に、前記穀粒受入れ部に供
    給された穀粒の余剰分が穀粒受入れ部から落下排出され
    ることを許容する間隙を設けられている請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記水分検出機構の前記穀粒受入れ部か
    らの穀粒に作用する計測部が前記穀粒タンクの外側に設
    置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコン
    バイン。
  6. 【請求項6】 前記水分検出機構の前記穀粒受入れ部
    と、この穀粒受入れ部からの穀粒に作用する計測部とを
    接続して穀粒受入れ部からの穀粒を計測部に供給する管
    路が備えられている請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のコンバイン。
  7. 【請求項7】 前記穀粒タンクにタンク内穀粒を搬出す
    るアンローダが備えられている請求項1〜6のいずれか
    1項に記載のコンバイン。
  8. 【請求項8】 前記穀粒タンクにタンク内穀粒を袋詰め
    するための穀粒排出筒が備えられている請求項1〜6の
    いずれか1項に記載のコンバイン。
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