JP2005304426A - 全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 全稈投入型コンバインの扱胴を構造簡単な駆動構造によって駆動することができるようにする。
【解決手段】 エンジン3の出力軸に伝動ベルト60を介して入力軸50aが連動された伝動ケース50を、フィーダ21の下方で自走機体に設けてある。伝動ケース50の自走機体前後向きの出力軸に連結された出力プーリ61と、扱胴31の回転支軸31cに連結された扱胴駆動プーリ51とにわたって伝動ベルト63を巻回してある。伝動ベルト63は、ガイドプーリ62によってフィーダ21を横側に迂回するように案内されている。
【選択図】 図7
【解決手段】 エンジン3の出力軸に伝動ベルト60を介して入力軸50aが連動された伝動ケース50を、フィーダ21の下方で自走機体に設けてある。伝動ケース50の自走機体前後向きの出力軸に連結された出力プーリ61と、扱胴31の回転支軸31cに連結された扱胴駆動プーリ51とにわたって伝動ベルト63を巻回してある。伝動ベルト63は、ガイドプーリ62によってフィーダ21を横側に迂回するように案内されている。
【選択図】 図7
Description
本発明は、自走機体の横一側部に設けたエンジンを備え、刈取穀稈の全体を扱室に供給して自走機体前後向きの軸芯まわりで回動する扱胴によって脱穀処理する脱穀機を、自走機体の前記エンジンが位置する側とは反対側の横側部に設けるとともに、刈取穀稈の全体を前記脱穀機に供給するフィーダを、前記脱穀機の機体前部に上下揺動自在に連結した全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置に関する。
上記コンバインにおいて、従来、たとえば特許文献1に示されるように、エンジン10の出力軸10aの駆動力がベルト伝動機構42、カウンター軸41を介して伝達されるカウンターケース43を備えるとともに、このカウンターケース43の第1出力軸44にベルト伝動機構47を介して入力軸46が連動したギアケース45の出力部を扱胴17の回転支軸に連結して、扱胴17を駆動するように脱穀機駆動装置を構成されたものがあった。
従来の脱穀駆動装置を採用すると、伝動ケースが数多く必要になるなどにより、コスト高になっていた。
本発明の目的は、経済面での有利化を図りながら、かつ、機体の大型化を防止しながら扱胴を駆動することができる全稈投入型コンバインの脱穀駆動装置を提供することにある。
本第1発明にあっては、自走機体の横一側部に設けたエンジンを備え、刈取穀稈の全体を扱室に供給して自走機体前後向きの軸芯まわりで回動する扱胴によって脱穀処理する脱穀機を、自走機体の前記エンジンが位置する側とは反対側の横側部に設けるとともに、刈取穀稈の全体を前記脱穀機に供給するフィーダを、前記脱穀機の機体前部に上下揺動自在に連結した全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置において、
前記扱胴の回転支軸に一体回動自在に連結された扱胴駆動プーリ、及び、前記エンジンから駆動力が入力されるように構成して前記フィーダの下方で自走機体に設けた伝動ケース、前記伝動ケースに自走機体前後向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された出力プーリ、伝動ベルトが前記フィーダを横側に迂回するように伝動ベルトに対して案内作用するガイドプーリ、前記出力プーリと前記扱胴駆動プーリと前記ガイドプーリとにわたって巻回した伝動ベルトを備えてある。
前記扱胴の回転支軸に一体回動自在に連結された扱胴駆動プーリ、及び、前記エンジンから駆動力が入力されるように構成して前記フィーダの下方で自走機体に設けた伝動ケース、前記伝動ケースに自走機体前後向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された出力プーリ、伝動ベルトが前記フィーダを横側に迂回するように伝動ベルトに対して案内作用するガイドプーリ、前記出力プーリと前記扱胴駆動プーリと前記ガイドプーリとにわたって巻回した伝動ベルトを備えてある。
すなわち、フィーダの下方に形成されるスペースを伝動ケースの設置用に利用して前記伝動ケースを設け、前記伝動ケースに自走機体前後向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された出力プーリと、前記ガイドプーリと、扱胴の回転支軸に連結の扱胴駆動プーリとにわたって巻回した伝動ベルトを備えてあるものだから、伝動ケースの必要数を少なく済ませながら、かつ、伝動ケースを設けるための特別なスペースを自走機体に備えることを不要にしながら、エンジンの駆動力を扱胴の回転支軸に伝達することができる。
従って、本第1発明によれば、エンジンの駆動力を扱胴の回転支軸に伝達して扱胴を駆動することができるものでありながら、伝動ケースの数が少ないとともに伝動ベルトを備えて成るように伝動構造の簡略化を図ってコストダウンすることができる。
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記扱胴を、扱胴回動軸芯が前記フィーダの自走機体横方向での中心より前記エンジンが位置する側とは反対の自走機体横側に偏在する状態に配置し、前記ガイドプーリを、前記伝動ベルトが前記フィーダを前記エンジンが位置する側の横側に迂回するように伝動ベルトに対して案内作用するように構成してある。
すなわち、扱胴回動軸芯がフィーダの自走機体横方向での中心よりエンジンが位置する側とは反対の自走機体横側に偏在する状態に扱胴を配置し、ガイドプーリの案内作用によって伝動ベルトがフィーダをエンジン側の横側に迂回するように構成してあるものだから、ガイドプーリを自走機体のエンジン側とは反対の横外側に極力寄せながら、ガイドプーリと扱胴駆動プーリとの間隔を伝動上で必要な間隔にすることができる。
従って、本第2発明によれば、ガイドプーリが自走機体のエンジン側とは反対の横外側に極力寄り、脱穀機と原動部とによって決まる自走機体の横幅が極力狭くなったコンパクトな状態に得ることができる。
本第3発明にあっては、本第1又は第2発明の構成において、前記伝動ケースの前記エンジンが位置する側とは反対の横側部に自走機体横向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された第2出力プーリを備え、前記脱穀機の前記エンジンが位置する側とは反対の横外側に、唐箕駆動プーリ、コンベヤ駆動プーリ、選別装置駆動プーリを設けるとともに、前記第2出力プーリから前記唐箕駆動プーリ、前記コンベヤ駆動プーリ、前記選別装置駆動プーリに伝動するように構成してある。
すなわち、伝動ケースの前記横側部に自走機体横向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された第2出力プーリを備え、脱穀機のエンジン側とは反対の横外側に、唐箕駆動プーリ、コンベヤ駆動プーリ、選別装置駆動プーリを設けるとともに、前記第2出力プーリから唐箕駆動プーリ、コンベヤ駆動プーリ、選別装置駆動プーリに伝動するように構成してあるものだから、脱穀機の扱胴以外の唐箕、コンベヤ、選別装置に対する伝動構造を、自走機体のエンジン側とは反対の横外側にまとめて配置することができる。
従って、本第3発明によれば、脱穀機の扱胴以外の唐箕、コンベヤ、選別装置に対する伝動構造が自走機体のエンジン側とは反対の横外側に位置し、この伝動構造を点検や修理する際、自走機体の横外側から容易に取り扱って楽に能率よく作業することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,2,3に示すように、クローラ式走行装置1によって自走するように構成し、かつ、運転座席2が装備された乗用型運転部、運転座席2の下方に位置するエンジン3が装備された原動部を備えた自走機体の機体フレーム4上に、自走機体の前記エンジン3が位置する横一側部とは反対側の横側部に位置するように配置した脱穀機D、及び、前記原動部の後方に位置するように配置した袋詰め部10を設け、回転リール23を有した刈取り前処理部20のフィーダ21の後端部を前記脱穀機Dの機体前端部に回動自在に連結するとともに、前記フィーダ21にリフトシリンダ5を連動させて、稲などを収穫する全稈投入型コンバインを構成してある。
図1,2,3に示すように、クローラ式走行装置1によって自走するように構成し、かつ、運転座席2が装備された乗用型運転部、運転座席2の下方に位置するエンジン3が装備された原動部を備えた自走機体の機体フレーム4上に、自走機体の前記エンジン3が位置する横一側部とは反対側の横側部に位置するように配置した脱穀機D、及び、前記原動部の後方に位置するように配置した袋詰め部10を設け、回転リール23を有した刈取り前処理部20のフィーダ21の後端部を前記脱穀機Dの機体前端部に回動自在に連結するとともに、前記フィーダ21にリフトシリンダ5を連動させて、稲などを収穫する全稈投入型コンバインを構成してある。
すなわち、リフトシリンダ5を駆動すると、このリフトシリンダ5がフィーダ21を脱穀機Dに対して上下に揺動操作して刈取り前処理部20を分草具22などが地面上近くに位置した下降作業状態と、分草具22などが地面上から高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。刈取り前処理部20を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈取り前処理部20は、分草具22によって植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分草し、分草具22からの刈り取り対象の植立穀稈の穂先側を回動する回転リール23によってプラットホーム24の内部に位置するオーガ25の方に掻き寄せながら、株元側をプラットホーム24の前端部に位置するバリカン型の刈取装置26によって刈取り、刈取穀稈を機体横向きの軸芯周りで回動する前記オーガ25によって横送りし、これによって前記フィーダ21の入り口の前方に到達した刈取穀稈をオーガ25と共に回動する棒状の掻き送り爪(図示せず)によってフィーダ21に掻き込み、フィーダ内に入った刈取穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダ内で回動駆動されるフィーダコンベヤ27によってフィーダ21に沿わせて後方上方に搬送して脱穀機Dの機体内に送り込む。脱穀機Dは、刈取穀稈を脱穀処理し、脱穀粒を袋詰め部10の穀粒タンク11に供給し、脱穀排ワラを脱穀機体の後部から放出する。袋詰め部10は、脱穀機Dからの脱穀粒を貯留する前記穀粒タンク11、この穀粒タンク11の下部に機体前後方向に並ぶ複数のホッパー部それぞれに設けた袋詰め吐出筒12、穀粒タンク11の下方に位置する袋支持杆13及び袋受けデッキ14を備えて構成してあり、袋支持杆13の基端側に空の穀粒袋を装着して収納しておき、この穀粒袋を袋支持杆13の基端側から先端側に取り出して袋詰め吐出筒12に装着することにより、穀粒タンク11の穀粒が袋詰め吐出筒12から穀粒袋に吐出されて袋詰めすることができるようになっている。
脱穀機Dについてさらに詳述すると、図4に示すように、この脱穀機Dは、脱穀機体内の上部に位置する扱室30、この扱室30に脱穀機体前後向きの軸芯Xまわりで回動自在に設けた扱胴31などを備えた脱穀部A、前記扱室30の下方に駆動揺動自在に位置する揺動選別装置32などを備えた選別部B、選別室の底部に設けた脱穀機体横向きの1番スクリューコンベヤ33及び2番スクリューコンベヤ34、脱穀機体の前記袋詰め部10が位置する方の横外側に設けた搬送装置35及び還元搬送装置36、前記扱室30の送塵口37や前記選別部Bからのワラ屑を細断処理して脱穀機体の後方に落下放出するように扱室後部の下方に駆動回動自在に設けた細断チョッパー38を備えて構成してある。
脱穀部Aは、前記フィーダコンベヤ27によって扱室30の入り口に送り込まれた刈取穀稈の株元から穂先までの全体を扱胴31の前端部に位置する螺旋状の掻き込み羽根31aによって扱室30に掻き込み、この掻き込み羽根31aからの刈取穀稈を回動する扱胴31の扱歯31bによって扱室内を後方側に搬送しながら脱穀処理し、脱穀粒などの脱穀処理物を受網39を通して落下させ、脱穀排ワラを扱室30の後部に位置する送塵口37から排出する。
選別部Bは、扱室30の受網39から落下した脱穀処理物を前記揺動選別装置32によって受け止め、この揺動選別装置32によって脱穀機体後方向きに搬送しながら、この揺動選別装置32のグレンパン32a、チャフシーブ32b、ストローラック32c、グレンシーブ32dによる揺動選別と、揺動選別装置32の前端側の下方に位置する唐箕40によって供給される選別風とによって穀粒とワラ屑などの塵埃とに選別し、穀粒を揺動選別装置32から落下させ、塵埃を前記細断チョッパー38に供給する。
前記1番スクリューコンベヤ33は、選別部Bからの1番処理物を受け止めて脱穀機体の横外側に搬送し、前記搬送装置35は、スクリューコンベヤで成り、1番スクリューコンベヤ33からの処理物を揚送して袋詰め部10の穀粒タンク11に供給するように構成してある。
前記2番スクリューコンベヤ34は、選別部Bからの2番処理物を受け止めて脱穀機体の横外側に搬送し、前記還元搬送装置36は、スクリューコンベヤで成り、2番スクリューコンベヤ34からの処理物を脱穀機体の横外側で前方上方に揚送し、搬送終端部に至った処理物を脱穀機体の横側壁に位置する投入口42から脱穀機体内に吐出して揺動選別装置32の始端部に位置する前記グレンパン32aの始端側に落下供給するように構成してある。
図5に示すように、前記扱胴31は、扱胴回動の軸芯Xが揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心Yより脱穀機体横側壁の前記投入口42が位置する側とは反対側に偏在する状態に配置してある。図6に示すように、揺動選別装置32における選別作用部としてのグレンパン32aの上面側の揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心Yより前記投入口42が位置する側に偏った部位に、対処理物ストッパー部材43を設けてある。この対処理物ストッパー部材43は、グレンパン32aの処理面上に立設した帯板材で成り、対処理物ストッパー部材43の両横側でグレンパン上に位置する処理物が対処理物ストッパー部材43を越えてこの対処理物ストッパー部材43の一方の横側から他方の横側に移動することを抑制するようにグレンパン上を揺動選別装置32の脱穀機体横幅方向に移動する処理物に対してストッパー作用するように構成してある。また、この対処理物ストッパー部材43は、対処理物ストッパー部材43と、揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心Yとの間隔Lが揺動選別装置32による処理物移送方向下手側に至るほど小になる状態に揺動選別装置32による処理物移送方向に対して傾斜させてあり、対処理物ストッパー部材43と、これに近い方向の揺動選別装置32の横枠32eとの間でのグレンパン上の処理物を処理物移送方向下手側に至るほど揺動選別装置32の脱穀機体横方向に拡散しやすくしている。
尚、図6に示すガイド板44は、グレンパン32aの終端側で処理物を揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心側に向けて流動するように案内するものである。
尚、図6に示すガイド板44は、グレンパン32aの終端側で処理物を揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心側に向けて流動するように案内するものである。
これにより、扱胴31は、扱胴回動軸芯Xより下側において扱胴32が偏在する側から揺動選別装置32の脱穀機体横方向での中心側に向かって回動する方向に回動するため、受網39からグレンパン32aに落下供給される脱穀処理物は扱胴下側のその回動方向に飛散し、選別部Bからの還元処理物が投入口42からグレンパン32aに吐出されるが、扱胴31の揺動選別装置32に対する偏在によって脱穀処理物がグレンパン上に脱穀機体横方向に分散して処理物層が極力薄くなる状態で存在して、さらに、対処理物ストッパー部材43のために扱室30からの脱穀処理物と選別部Bからの還元処理物とが混合しにくくて穀粒とワラ屑の混在が抑制された状態でグレンパン上に存在して選別処理される。対処理物ストッパー部材43とこれに近い選別装置横枠32aの間でグレンパン上に存在する処理物がグレンパン後方側に至るほど脱穀機体横方向に拡散して選別しやすくなる状態で選別処理される。
図3,7に示すように、扱胴31を、扱胴31の回動軸芯Xがフィーダ21の自走機体横方向での中心Zよりエンジン3が位置する側とは反対の自走機体横側に偏在する状態に配置し、図4,7に示すように、前記フィーダ21の基端側の下方で自走機体の機体フレーム4上に伝動ケース50を設け、図7,9に示すように、脱穀機体の前側壁の外面側に、扱胴31の回転支軸31cに対して一体回動自在に連結された扱胴駆動プーリ51を設け、脱穀機体の前記エンジン3が位置する側とは反対側の横側壁の外面側に、一対の唐箕駆動プーリ52a,52b、1番スクリュー駆動プーリ53、2番スクリュー駆動プーリ54、選別装置駆動プーリ55、チョッパー駆動プーリ57、伝動プーリ74を設け、図7,8,9に示す如くエンジン3からの駆動力を前記伝動ケース50によって脱穀機Dの扱胴31と、その他とに分配して伝達するように構成してある。
すなわち、エンジン3の出力軸3aの駆動力を、伝動ベルト60を介して前記伝動ケース50のエンジン側の横側部に自走機体横向きの軸芯まわりで回動自在に支持されている入力軸50aに伝達するように構成し、前記伝動ケース50の機体横方向での中間部に自走機体前後向きの軸芯まわりで回動自在に支持されているとともに伝動ケース50から自走機体後方向きに突出している出力軸50bに一体回動自在に連結している第1出力プーリ61、前記扱胴駆動プーリ51、脱穀機Dの前側壁に遊転自在に設けた複数個のガイドプーリ62、前記第1出力プーリ61の近くに位置するテンションプーリ73にわたって伝動ベルト63を巻回してある。
前記伝動ケース50のエンジン3が位置する側とは反対の横側部に自走機体横向きの軸芯まわり回動自在に支持された出力軸50cと一体回動する第2出力プーリ64と、前記1番コンベヤ駆動プーリ53と、前記伝動プーリ57と、前記2番コンベヤ駆動プーリ54と、ガイドプーリ75とにわたって伝動ベルト65を巻回してある。前記1番コンベヤ駆動プーリ53と一体回動する一対の出力プーリ53a,53bの一方53aと、前記一方の唐箕駆動プーリ52aとにわたって伝動ベルト66を巻回し、前記1番コンベヤ駆動プーリ53と一体回動する一対の出力プーリ53a,53bの他方53bと、前記他方の唐箕駆動プーリ52bとにわたって伝動ベルト67を巻回し、伝動ベルト66と67を、揺動切り換え操作自在なテンション輪装置68によって択一的に伝動緊張状態に切り換え操作するように構成してある。前記伝動プーリ74と一体回動自在な出力プーリ74aと、前記選別装置駆動プーリ55と、ガイドプーリ69とにわたって伝動ベルト70を巻回してある。選別装置駆動プーリ55と一体回動自在な出力プーリ55aと、チョッパー駆動プーリ57と、ガイドプーリ71とにわたって伝動ベルト72を巻回してある。チョッパー駆動プーリ57は、細断チョッパー38の回転支軸に対してギヤ連動されている。
すなわち、エンジン3の駆動力を伝動ベルト60によって伝動ケース50に伝達してこの伝動ケース50によって扱胴系と、選別系とに分岐させ、扱胴系の駆動力を第1出力プーリ61によって伝動ケース50からこれの後方側に取り出し、前記ガイドプーリ62によってフィーダ21をエンジン3が位置する側の横側に迂回するように案内されながら回動する伝動ベルト63によって扱胴駆動プーリ51に伝達するようになっている。選別系の駆動力を第2出力プーリ64によって伝動ケース50からこれのエンジン側とは反対の横側に取り出して各伝動ベルト65,66,67,70,72によって唐箕駆動プーリ52、1番コンベヤ駆動プーリ53、2番コンベヤ駆動プーリ54、選別装置駆動プーリ55、チョッパー駆動プーリ57に伝達するようになっている。唐箕40は、前記一対の伝動ベルト66,67の緊張切り換えによって高速状態と低速状態に変速して駆動するようになっている。
前記搬送装置35は、1番スクリューコンベヤ33から動力伝達して駆動するようになっている。前記還元搬送装置36は、2番スクリューコンベヤ34から動力伝達して駆動するようになっている。
前記搬送装置35は、1番スクリューコンベヤ33から動力伝達して駆動するようになっている。前記還元搬送装置36は、2番スクリューコンベヤ34から動力伝達して駆動するようになっている。
3 エンジン
21 フイーダ
30 扱室
31 扱胴
31c 扱胴の回転支軸
51 扱胴駆動プーリ
52a,52b 唐箕駆動プーリ
53,54 コンベヤ駆動プーリ
55 選別装置駆動プーリ
63 伝動ベルト
61 出力プーリ
62 ガイドプーリ
64 第2出力プーリ
D 脱穀機
Z フィーダの中心
21 フイーダ
30 扱室
31 扱胴
31c 扱胴の回転支軸
51 扱胴駆動プーリ
52a,52b 唐箕駆動プーリ
53,54 コンベヤ駆動プーリ
55 選別装置駆動プーリ
63 伝動ベルト
61 出力プーリ
62 ガイドプーリ
64 第2出力プーリ
D 脱穀機
Z フィーダの中心
Claims (3)
- 自走機体の横一側部に設けたエンジンを備え、刈取穀稈の全体を扱室に供給して自走機体前後向きの軸芯まわりで回動する扱胴によって脱穀処理する脱穀機を、自走機体の前記エンジンが位置する側とは反対側の横側部に設けるとともに、刈取穀稈の全体を前記脱穀機に供給するフィーダを、前記脱穀機の機体前部に上下揺動自在に連結した全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置であって、
前記扱胴の回転支軸に一体回動自在に連結された扱胴駆動プーリ、及び、前記エンジンから駆動力が入力されるように構成して前記フィーダの下方で自走機体に設けた伝動ケース、前記伝動ケースに自走機体前後向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された出力プーリ、伝動ベルトが前記フィーダを横側に迂回するように伝動ベルトに対して案内作用するガイドプーリ、前記出力プーリと前記扱胴駆動プーリと前記ガイドプーリとにわたって巻回した伝動ベルトを備えてある全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置。 - 前記扱胴を、扱胴回動軸芯が前記フィーダの自走機体横方向での中心より前記エンジンが位置する側とは反対の自走機体横側に偏在する状態に配置し、前記ガイドプーリを、前記伝動ベルトが前記フィーダを前記エンジンが位置する側の横側に迂回するように伝動ベルトに対して案内作用するように構成してある請求項1記載の全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置。
- 前記伝動ケースの前記エンジンが位置する側とは反対の横側部に自走機体横向きの軸芯まわりで駆動回動自在に支持された第2出力プーリを備え、前記脱穀機の前記エンジンが位置する側とは反対の横外側に、唐箕駆動プーリ、コンベヤ駆動プーリ、選別装置駆動プーリを設けるとともに、前記第2出力プーリから前記唐箕駆動プーリ、前記コンベヤ駆動プーリ、前記選別装置駆動プーリに伝動するように構成してある請求項1又は2記載の全稈投入型コンバインの脱穀機駆動装置。
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JP2013153684A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Kubota Corp | コンバイン |
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JP2016144401A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | ヤンマー株式会社 | コンバイン伝動構造 |
CN109429734A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-08 | 湖南省农友农业装备股份有限公司 | 一种脱粒设备 |
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