JP2004196089A - 格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置 - Google Patents

格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートがシート設置面と格納用凹部内にあるときに、姿勢制御ワイヤが他の部材とからまないようにした格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置を提供する。
【解決手段】車両シートを、床面に設けたシート設置面に載置されるシート使用位置と、床面に凹設した格納用凹部に収納される格納位置とに回動移動可能とし、シートと床面との間に、シートが使用位置と位置にそれぞれ位置するときには弛み、使用位置と格納位置の間を回動中には伸張されて上記シートの姿勢を制御する姿勢制御ワイヤを張設した格納式車両用シート装置において、シートに車両左右方向の軸回りに回転自在に枢着され、かつ、姿勢制御ワイヤの中間部を係止するワイヤ係止部が形成されたテンショナーアームを具備し、ワイヤ係止部を、平面視で、姿勢制御ワイヤの両端を結ぶ直線からオフセットさせた姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
車両内の床面に、シート設置面と、該シート設置面の前方に位置する格納用凹部とを設け、シート設置面上に設置したシートを格納用凹部に格納可能とした車両用シート装置は従来より知られている(例えば、特許文献1)。この車両用シート装置では、シートは、座部と、ともに座部に対して左右方向の軸回りに回転自在な背凭れと前後の脚部とを具備しており、背凭れが座部に対して起立するとともに前後の脚部が座部に対して直交する使用体勢と、背もたれと前後の脚部を座部側に折り畳んだ折り畳み体勢とに変形可能となっている。
シートの前脚は、基端が床面に左右方向の軸回りに回転自在として枢着された回動ロッドの先端に固定されており、回動ロッドを後方の回動端まで回動させて、シートを使用体勢にすると、シートはシート設置面上で起立し、回動ロッドを前方の回動端まで回動させて、シートを折り畳み体勢にすると、シートは格納用凹部内に格納される。
【0003】
この車両用シート装置では、シートをシート設置面と格納用凹部との間で移動させる際に座部の姿勢を制御しないと、シートのシート使用位置や格納位置への移動をスムーズに行えなくなってしまう。
このような事態を回避するため、シートの座部と格納用凹部の内面とには姿勢制御ワイヤの両端がそれぞれ固着されている。この姿勢制御ワイヤは、シートがシート設置面と格納用凹部との間を移動中に、座部と格納用凹部から張力を受けて真っ直ぐに伸び、その時の張力により、座部の姿勢を制御するものである。
【0004】
しかし姿勢制御ワイヤは、シートがシート設置面と格納用凹部内にあるときは左右方向に弛んだ状態となるので、姿勢制御ワイヤの左右に位置する他の部材にからまるおそれがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−321410号公報
【0006】
【発明の目的】
本発明は、シートがシート設置面と格納用凹部内にあるときに、姿勢制御ワイヤが車両左右方向に弛んで、他の部材とからまないようにした格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置は、車両シートを、車両の左右方向の軸を中心に、上記床面に設けたシート設置面に載置されるシート使用位置と、上記床面に凹設した格納用凹部に収納される格納位置とに回動移動可能とし、上記シートと上記床面との間に、上記シートが上記シート使用位置と上記格納位置にそれぞれ位置するときには弛み、上記シート使用位置と上記格納位置の間を回動中には伸張されて上記シートの姿勢を制御する姿勢制御ワイヤを張設した格納式車両用シート装置において、上記シートに車両左右方向の軸回りに回転自在に枢着され、かつ、上記姿勢制御ワイヤの中間部を係止するワイヤ係止部が形成されたテンショナーアームを具備し、上記ワイヤ係止部を、平面視で、上記姿勢制御ワイヤの両端を結ぶ直線からオフセットさせたことを特徴としている。このように、テンショナー装置のワイヤ係止部を、平面視で姿勢制御ワイヤの両端を結ぶ直線からオフセットさせると、ワイヤ係止部によって姿勢制御ワイヤが左右方向に引っ張られ、その結果、姿勢制御ワイヤの左右方向の弛みが除去されるので、姿勢制御ワイヤは左右の他の部材にからまなくなる。
【0008】
上記ワイヤ係止部は、上記姿勢制御ワイヤが挿通されるワイヤ挿通孔であるのが好ましい。このようにワイヤ係止部をワイヤ挿通孔とすれば、姿勢制御ワイヤを確実に係止できるようになる。
【0009】
上記テンショナーアームが、上記シートに車両左右方向の第1軸回りに回転自在に枢着された第1テンショナーアームと、該第1テンショナーアーム上に第1軸と平行な第2軸回りに回転自在に枢着され、上記ワイヤ係止部が穿設された第2テンショナーアームとを具備しており、第2テンショナーアームの下端部が車両床面に当接するとき、上記第1テンショナーアームが上記第1軸を中心に上記シートに対して回動し、かつ、上記第1テンショナーアームが上記第2軸を中心に上記第2テンショナーアームに対して回動するのが好ましい。さらに、上記第2テンショナーアームの下端部が車両床面に当接するとき、該第2テンショナーアームが、該車両床面との接点を中心に回動して、該第2テンショナーアームの軸線が鉛直線に対して傾斜するようにしてもよい。このようにすると、第2テンショナーアームの下端部が車両床面に接触しても、第1テンショナーアーム(および第2テンショナーアーム)が第1軸及び第2軸を中心に回動するので、車両床面と第2テンショナーアームの間に生じた衝撃力が吸収される。そのため、車両床面や第2テンショナーアームが傷つくことはない。
【0010】
さらに、上記第1テンショナーアーム上の第2軸は、上記両アームの自由垂下状態において上記第1軸を通る鉛直線からオフセットしているのが好ましい。このようにすると、第2テンショナーアームと車両床面の接触角度の如何にかかわらず、第1テンショナーアーム(および第2テンショナーアーム)は必ず回転するようになる。
【0011】
上記第1テンショナーアームと第2テンショナーアームとの間に、上記姿勢制御ワイヤが伸長したときに、上記第2軸を中心にして互いの開き角度を大きくするように相対回動する上記第1テンショナーアームと第2テンショナーアームを、全体として直線状態となったときにその状態に保持するストッパ機構を設けるのが良い。このようにすると、シートがシート使用位置と格納位置の間を回動中に、第1テンショナーアームと第2テンショナーアームが自動的に直線状態に復帰するので、第1テンショナーアームと第2テンショナーアームを直線状態に復帰させるための付勢部材が不要となる。
【0012】
さらに、上記姿勢制御ワイヤの一方の端部を上記シートに車両左右方向の軸回りに回転自在に枢着し、この姿勢制御ワイヤの一方の端部に上記テンショナーアームを固定することにより、上記テンショナーアームを上記シートに対して回転自在とするのが実際的である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、車両1内の床面3には、シートSを設置するためのシート設置面3aと、シート設置面3aの直後に位置する格納用凹部3bとが設けられている。シート設置面3aには、4個の上下方向を向くストライカ5、7が左右一対として前後に並べて突設されており、格納用凹部3bの底面3b1の中央部には、1個の上下方向を向くストライカ9が突設されている。さらに、格納用凹部3bの底面3b1の前端部には、側面視略逆U字形をなす左右一対の支持金具11が固着されており、左右の支持金具11には、左右方向を向く回転軸13の左右両端部が回転自在に支持されている。この回転軸13の左右両端部からは側面視略L字形をなす回動ロッド15が延出しており、左右の回動ロッド15の中間部同士は左右方向を向く複数の補強材(図示略)によって連結されている。回動ロッド15は、格納用凹部3bの前壁3b2に接触し底面3b1に対して起立する前方の回動端(図2の実線参照)と、底面3b1と略平行な後方の回動端(図2の仮想線参照)との間を回動することができる。
【0014】
左右の回動ロッド15のそれぞれの先端部には、シートSの一部をなす後脚17の下端部がねじにより固定されている。左右の後脚17の上端部は、座部19の内部に埋設された左右の前後方向を向くフレーム21の後端部に、左右方向の軸回りに回動自在に枢着されており、後脚17は図2に実線で示す使用位置と図2に仮想線で示す折り畳み位置との間を回動することができる。後脚17の下端部には切欠部17aが形成されており、後脚17の切欠部17a近傍には後方のストライカ7と係脱可能なロック機構19が設けられている。
図3乃至図5に示すように、このロック機構19は、後脚17に対して左右方向の軸回りに回転自在で、ばね22により図3乃至図5の反時計方向に常時回転付勢され、さらに係合溝23aと腕部23bと係合部23cとを有するラッチ23と、左右方向の軸回りに回転自在で、ばね25により図3乃至図5の時計方向に常時回転付勢されているロック部材27と、その一端がロック部材27に固着された操作ワイヤW1とを具備している。
【0015】
ロック部材27は、ラッチ23と同一平面上に位置する当接部27aと、当接部27a及びラッチ23の側方に位置し、ラッチ23とは干渉しない取付部27bとを具備しており、この取付部27bに操作ワイヤW1の一端が固着されている。
このロック機構19では、ばね22の付勢力により、ラッチ23は常時は図4に示す非係合位置に位置し、ラッチ23の腕部23bは切欠部17aの入口を避けた位置にあるので、ストライカ9は切欠部17aに進入可能となっている。ストライカ9が切欠部17aに進入するとともに係合溝23aに係合すると、ストライカ9によりラッチ23が図4の時計方向に回転させられ、ラッチ23がロック部材27の当接部27aを押圧して、ロック部材27を図4の反時計方向に回転させる。ラッチ23が時計方向にさらに回転すると、ラッチ23の係合部23cとロック部材27の当接部27aが係合し、その瞬間にロック部材27の回動が止まり、ラッチ23は図5に示す係合位置に保持される。ラッチ23が係合位置に保持されると、ラッチ23の腕部23bがストライカ9に係合しつつ切欠部17aの入口を塞ぎ、ストライカ9が切欠部17aから抜け出せなくなるので、ストライカ9がラッチ23にロックされる。
この状態から操作ワイヤW1を引いてロック部材27を反時計方向に回転させると、ロック部材27の当接部27aとラッチ23の係合部23cの係合が解除され、ラッチ23がばね22の付勢力により反時計方向に回転して腕部23bが切欠部17aの入口から退避し、ラッチ23とストライカ9の係合が解除されるので(図4参照)、ストライカ9は切欠部17aから脱出可能となる。
【0016】
左右のフレーム21の前端部には、左右一対の前脚29の上端部がそれぞれ、左右方向の軸回りに回転自在に枢着されており、前脚29は、図2に実線で示す使用位置と図2に仮想線で示す折り畳み位置との間を回動することができる。前脚29の下端部には切欠部29aが形成されており、前脚29の切欠部29a近傍には前方のストライカ5と係脱可能なロック機構31が設けられている。このロック機構31は後脚17のロック機構19と類似のものであり、各部品(ばね33、ラッチ35、ばね37、ロック部材39、当接部39aを具備しており、ラッチ35は係合溝35aと腕部35bと係合部35cを具備している)の形状は後脚17のものとは多少異なるが、各部品の機能は後脚17のものと同じである。なお、前脚29のロック部材35には操作ワイヤW2の一端が固定されている。
【0017】
左右の前脚29のそれぞれの上端部には、略前後方向を向く左右一対のリンク部材41のそれぞれの前端部が、左右方向の軸回りに回転自在に枢着されており、左右のリンク部材41のそれぞれの後端部は、左右の後脚17のそれぞれの上端部に、左右方向の軸回りに回転自在に枢着されている。リンク部材41によって結合された前脚29と後脚17は同期しながら回動し、前脚29が使用位置に移動すると後脚17も使用位置に移動し、前脚29が折り畳み位置に移動すると後脚17も折り畳み位置に移動する。
さらに、左側の前脚29の上端部には、ガススプリング43のシリンダ43aの基端部が、左右方向の軸回りに回転自在に枢着されており、ガススプリング43の可動ロッド43bの先端部は、左側の後脚17の上下方向の中間部に左右方向の軸回りに回転自在として枢着されている。ガススプリング43は、その可動ロッド43bを、シリンダ43aから突出する方向に常時付勢している。
【0018】
座部19の下面の前後方向の中央部には、格納用凹部3bに設けられたストライカ9と係脱可能な係合部材45が、左右方向の軸回りに回転自在に枢着されている。この係合部材45は、係合位置(図2の位置)と、係合部材45の先端が座部19の下面に近づく退避位置(図示略)との間を回動することができ、座部19の下面との間に設けられた引張りばね47により、常時は係合位置に向けて付勢されている。さらに、係合部材45には操作ワイヤW3の一端が固着されており、この操作ワイヤW3が引かれると、係合部材45は退避位置に向かって回動する。
【0019】
座部19の後端部には、背凭れ49の下端部が左右方向の軸回りに回転自在に枢着されており、背凭れ49は図2に仮想線で示す起立位置と、座部19の上面に接触する折り畳み位置(図1参照)との間の任意の位置に回動することができる。図2に示すように、背凭れ49には操作ワイヤW4の一端が固着されている。
【0020】
以上の座部19、前脚29、後脚17、及び背凭れ49によりシートSが構成されており、このシートSは、背凭れ49が座部19に対して起立し、かつ、前脚29及び後脚17が使用位置に位置する使用体勢と、背凭れ49と前脚29と後脚17の全てが折り畳み位置に位置する折り畳み体勢に変形することができる。
【0021】
後脚17と前脚29の各ロック機構19、31に連係された操作ワイヤW1、W2の各ロック機構19、31と反対側の端部、係合部材45に連係された操作ワイヤW3の係合部材45と反対側の端部、及び背凭れ49に接続された操作ワイヤW4の背凭れ49と反対側の端部は、全て座部19に設けられた(図8参照)ロック操作力伝達機構51に接続されている。
【0022】
図9に示すように、このロック操作力伝達機構51は、上下方向の軸回りに回転自在な切替レバー53と、押圧レバー55と、ロック解除レバー57とを具備するものである。
回転軸53a回りに回転自在な切替レバー53には長孔53bが穿設されており、切替レバー53は、図9に示す非作動位置と、非作動位置より図9の時計方向側に回動した作動位置(図示略)との間を回動することができ、常時はばね59の付勢力により非作動位置に位置している。この切替レバー53には、背凭れ49から延びる操作ワイヤW4の端部が固定されている。
回転軸55a回りに回転自在な押圧レバー55には、操作ワイヤW5の一端が固着されており、この操作ワイヤW5の他端は、座部19の側面に設けられた図示しない解除スイッチに接続されている。この押圧レバー55は図9に示す非作動位置と、非作動位置より図9の反時計方向側に回動した作動位置(図示略)との間を回動でき、ばね63の付勢力により、常時は非作動位置に位置しており、解除スイッチを押すと、ばね63の付勢力に抗して押圧レバー55が作動位置に移動する。さらに、押圧レバー55には長孔55bが穿設されており、この長孔55bと切替レバー53の長孔53bの重合部分には連結ピン65が挿通している。
押圧レバー55と共通の回転軸55a回りに回転可能なロック解除レバー57には、後脚17と前脚29のロック機構19、31から延びる操作ワイヤW1、W2の端部と、係合部材45から延びる操作ワイヤW3の端部が固定されており、さらに、連結ピン65と接離可能な押圧面57aが形成されている。このロック解除レバー57は、図9に示すロック位置と、ロック位置より図9の反時計方向側に回動したロック解除位置(図示略)との間を回動でき、図示を省略したばねの付勢力により、常時はロック位置に位置している。
【0023】
このロック操作力伝達機構51は次のように動作する。
背凭れ49が起立位置にあるとき、操作ワイヤW4は牽引されず、切替レバー53は非作動位置にある。このとき、連結ピン65はロック解除レバー57の押圧面57aから離れているので、解除スイッチを押して押圧レバー55を作動位置に移動させても、連結ピン65は押圧面57aを押さず、ロック解除レバー57はロック位置に止まる。このため、背凭れ49が起立位置にあるときは、前脚29と後脚17のロック機構31、19とストライカ5、7のロック、及び係合部材45とストライカ9の係合を解除できない。
背凭れ49を折り畳み位置に移動させると、操作ワイヤW4が引かれ、切替レバー53が作動位置に移動し、連結ピン65が長孔55bの内部を押圧レバー55の回転軸55a側に移動するので、連結ピン65と押圧面57aが接触するようになる。この状態で解除スイッチを押して押圧レバー55を作動位置に移動させると、連結ピン65が押圧面57aを押し、ロック解除レバー57がロック解除位置に移動し、操作ワイヤW1、W2、W3を牽引するので、後脚17と前脚29のロック機構19、31とストライカ5、7のロック、及び係合部材45とストライカ9の係合が解除される。
【0024】
このようにロック操作力伝達機構51は、背凭れ49が起立位置にあるときは解除スイッチの操作を無効とし、背凭れ49が折り畳み位置にあるときは解除スイッチの操作を有効とするので、背凭れ49が起立位置にあるときは、前脚29と後脚17のロック機構31、19とストライカ5、7のロックが解除せず、着座時に不用意にロック機構31、19がロック解除しないので安全である。
【0025】
座部19の右側のフレーム21の前端部には左右方向を向く取付軸67(第1軸)(図11参照)が設けられており、この取付軸67には、姿勢制御ワイヤW6の一端に固定された固定金具69が、取付軸67回りに回転自在として枢着されている。姿勢制御ワイヤW6の他端部は、格納用凹部3bの前壁3b2に固着されたブラケット71に固定金具73を介して固着されている。
【0026】
さらに、固定金具69には、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77とからなるテンショナー装置79が取り付けられている。
第1テンショナーアーム75は、固定金具69に固着された本体75aと、本体75aの下端部から後方に延びる突片75bと、突片75bの下端から側方に延びる係止片(ストッパ機構)75cとを具備している。本体75aの上端部は上下方向を向いており、本体75aの中間部はほぼ左右方向を向き、本体75aの下端部は上下方向を向いている。さらに、第1テンショナーアーム75は左右方向に弾性変形可能となっている。
第2テンショナーアーム77は、本体77aの上端部に後方を向く突片(ストッパ機構)77bを設けた構成となっている。本体77aの上端部は上下方向を向いており、中間部はほぼ左右方向を向いており、下端部はほぼ上下方向を向いている。
【0027】
第1テンショナーアーム75の突片75bの先端部と第2テンショナーアーム77の突片77bの先端部は、両テンショナーアーム75、77の板厚方向に重合しており、両突片75b、77bの先端部同士がピン(第2軸)81により枢着されている。さらに、第2テンショナーアーム77の下端部に穿設したワイヤ挿通孔(ワイヤ係止部)77cには姿勢制御ワイヤW6が挿通しており、図12に示すように、このワイヤ挿通孔77cは、姿勢制御ワイヤW6の両端部同士を通る直線Aの側方にオフセットしている。
【0028】
次に、以上のような構成からなるシートSの動作について説明する。
シートSが折り畳み体勢であり、かつ、回動ロッド15が後方の回動端に位置するとき、シートSは、シートS全体が格納用凹部3b内に位置して座部19の下面が格納用凹部3bの底面3b1に接触する格納位置に位置する。この際、係合部材45がストライカ9に係合するので、シートSは格納位置から移動不能となる。
このように背凭れ49が折り畳み位置にあると、背凭れ49から延びる操作ワイヤW4は引かれた状態にあり、ロック操作力伝達機構51の切替レバー53が作動位置に位置しているので、解除スイッチを押すと、ロック操作力伝達機構51のロック解除レバー57が回転し、係合部材45、前脚29、及び後脚17に繋がる操作ワイヤW3、W2、W1が引かれる。すると、係合部材45が退避位置に移動するとともに、前脚29と後脚17のロック機構31、19のロック部材39、27が反時計方向に回転する。係合部材45が退避位置に移動すると、係合部材45とストライカ9の係合が解除されるので、回動ロッド15が前方に回動可能となる。
【0029】
係合部材45とストライカ9の係合解除後に、回動ロッド15を前方に回動させてシートSをシート使用位置側に移動させると、ガススプリング43の付勢力により、後脚17がフレーム21との間の開き角度を大きくする方向に回動する。ここで仮に、シートSのシート使用位置側への回動中に座部19の姿勢をなんら制御しないとすると、座部19の前端部が後端部に対して上方に大きく浮き上がり、フレーム21と後脚17の開き角度が使用体勢のときよりも大きくなってしまう。そして、このままの体勢でシートSをシート使用位置へ移動させると、前脚29の下端が車両1内の床面3に衝突し、前脚29のロック機構31やストライカ5が傷ついてしまう。
このため、回動中の座部19の姿勢を何ら制御しない場合は、シートSがシート使用位置近傍に達したら、使用者がガススプリング43の付勢力に抗して、座部19の前端部を下向きに強い力で押圧して座部19を略水平状態に戻す必要がある。
【0030】
しかし本実施形態では、シートSが、格納位置からシート使用位置側へ所定距離だけ離れた格納位置近傍に達すると、弛んでいた姿勢制御ワイヤW6に格納用凹部3bと座部19から張力が掛かり姿勢制御ワイヤW6が真っ直ぐになる。姿勢制御ワイヤW6は、シートSがシート使用位置から格納位置側へ所定距離だけ離れたシート使用位置近傍に達するまでの間、真っ直ぐの状態を保つので、シート使用位置近傍において、シートSの座部19は略水平状態に保たれ、かつ、前脚29と後脚17は使用位置近傍まで移動する。
シートSがシート使用位置側にさらに近づくと、姿勢制御ワイヤW6が弛むので、使用者は、シート使用位置近傍からシート使用位置の短い区間だけ、座部19の前端部を下向きに押さえて座部19を略水平状態に保ち、そのままシートSをシート使用位置まで移動させる。
シートSがシート使用位置に達すると、前脚29と後脚17が使用位置に位置するようになり、前脚29の下端部の切欠部29aに前方のストライカ5が進入するとともに、後脚17の下端部の切欠部17aに後方のストライカ7が進入して、対応するストライカ5、7とラッチ35、23同士が係合し、シートSがシート使用位置に保持される。
この後に背凭れ49を起こせば、シートSは使用体勢となり、使用者が着席可能となる。
【0031】
さらに、この状態から背凭れ49を折り畳み位置に戻して、解除スイッチの操作を有効とし、その後に解除スイッチを操作すると、前脚29と後脚17のロック部材39、27が図の反時計方向に回動し、ラッチ35、23が非係合位置に回転復帰するので、ストライカ5、7とラッチ35、23の係合が解除される。この後に、座部19を後方に押圧すると、回動ロッド15が後方に回動し、シートSが格納位置に向かって移動する。
【0032】
シートSを格納用凹部3bに格納する際には、座部19を略水平状態にして前脚29と後脚17を座部19側に折り畳む必要があるが、ここで仮に、シートSの格納位置への回動中に座部19の姿勢をなんら制御しないとすると、座部19の前端部が後端部に対して上方に大きく浮き上がり、フレーム21と後脚17が大きな開き角度を保ったまま、シートSが格納位置近傍に達してしまう。このため、座部19の姿勢を何ら制御しない場合は、シートSが格納位置近傍に達した際に、使用者が、ガススプリング43の付勢力に抗して、座部19の前端部を下向きに強い力で押圧して座部19を略水平状態に戻し、かつ、前脚29と後脚17を折り畳み位置近傍に移動させる必要があり、シート格納時の操作性が悪くなってしまう。
【0033】
しかし本実施形態では、シートSがシート使用位置近傍から格納位置近傍へ移動中に、格納用凹部3bと座部19から姿勢制御ワイヤW6に張力が掛かり、弛んでいた姿勢制御ワイヤW6が真っ直ぐになるので、シートSが格納位置近傍に達した際に座部19は自動的に略水平状態となり、前脚29と後脚17は自動的に折り畳み位置近傍に移動する。シートSをさらに格納位置側に近づけると、姿勢制御ワイヤW6が弛み、座部19に対して姿勢制御ワイヤW6から引っ張り力が掛からなくなるので、使用者が座部19の前端部を下向きに押さえることにより、座部19を略水平状態に保持し、そのままシートSを格納位置まで移動させる。シートSが格納位置に達すると、座部19の下面が格納用凹部3bの底面3b1に接触し、係合部材45がストライカ9と係合するので、シートSは格納位置に保持される。
【0034】
このように姿勢制御ワイヤW6を設けたことにより、シートSをシート使用位置及び格納位置に移動させる際に、使用者が座部19の前端部を下向きに押して、座部19を略水平状態に戻す必要がないので、姿勢制御ワイヤW6を設けない場合に比べて使用者の負担は小さく、シートSの操作性は良好となっている。
【0035】
このように姿勢制御ワイヤW6はシートSにとって有用なものであるが、シートSが格納位置側からシート使用位置近傍に達すると、姿勢制御ワイヤW6は左右方向に弛んでしまうため、姿勢制御ワイヤW6が左右に位置する他の部材に絡まるおそれがある。このような問題を解決するのがテンショナー装置79である。
即ち、図10乃至図13に示すように、シートSがシート使用位置において使用体勢になっているとき、係止片75cに突片77bが当接するので、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77は同方向を向き、テンショナー装置79は全体として直線状になっている。さらに、テンショナー装置79は、そのワイヤ挿通孔77cが直線Aに対して側方にオフセットしているので、ワイヤ挿通孔77cによって姿勢制御ワイヤW6が左右方向に引っ張られ、その結果、姿勢制御ワイヤW6の左右方向の弛みが除去され、姿勢制御ワイヤW6は左右の他の部材にからまなくなる。
【0036】
さらに、姿勢制御ワイヤW6の弛みを確実に除去するためには、取付軸67から第2テンショナーアーム77の下端までの距離を長くすることにより、取付軸67からワイヤ挿通孔77cまでの距離を長くすればよい。しかし、シートSが格納位置において折り畳み体勢になると、姿勢制御ワイヤW6の弛みが大きくなり、テンショナー装置79の自重によって、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77が上下方向を向こうとする。このため、上記のように取付軸67から第2テンショナーアーム77の下端までの距離を長くすると、座部19の取付軸67から格納用凹部3bの底面3b1までの上下方向距離が、取付軸67から直線状態のテンショナー装置79の下端までの距離より短くなってしまい、図14に示すように、シートSがシート使用位置側から格納位置に近づく際に、第2テンショナーアーム77の下端が格納用凹部3bの底面3b1に接触してしまう。
しかし、テンショナー装置79が上下方向を向くとき、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77が取付軸67及びピン81回りにそれぞれ回転自在となっているので、第2テンショナーアーム77の下端部が格納用凹部3bの底面3b1に接触すると、図15に示すように、第2テンショナーアーム77と第1テンショナーアーム75は、取付軸67及びピン81を中心に相対回転する。第1テンショナーアーム75及び第2テンショナーアーム77が相対回転すると、格納用凹部3b底面3b1と第2テンショナーアーム77の間に生じた衝撃力が吸収されるので、底面3b1や第2テンショナーアーム77が傷つくことはない。
第2テンショナーアーム77と底面3b1の接触の仕方によっては、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77が図16のように回転することがあるが、この場合も衝撃力を吸収できる。
【0037】
さらに、テンショナー装置79のピン81が、取付軸67を通る鉛直線Bに対して側方にオフセットしているので、第2テンショナーアーム77の下端部と底面3b1の接触角度の如何にかかわらず、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77は必ず相対回転する。
【0038】
なお、シートSが格納位置からシート使用位置に戻る際に、姿勢制御ワイヤW6には再び張力が掛かり、姿勢制御ワイヤW6は直線状態になる。そして、この時の姿勢ワイヤW6の張力により第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77は、底面3b1に接触した際とは逆方向に回転し、係止片75cと突片77bが接触することにより、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77は自動的に直線状態に復帰する。従って、第1テンショナーアーム75と第2テンショナーアーム77を直線状態に復帰させるための付勢部材が不要となっている。
【0039】
さらに本実施形態では、シートSがシート使用位置及び格納位置にあるときのロック機構31、19のロック解除を、単一のロック操作力伝達機構51によって行っているので、構造がシンプルで部品点数が少なくなっている。
また、シートSがシート使用位置及び格納位置にあるときのロック解除を、単一の解除スイッチにより行うので、操作性が良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、シートがシート設置面と格納用凹部内にあるときに、姿勢制御ワイヤが車両左右方向に弛まなくなるので、姿勢制御ワイヤが他の部材とからまなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両の側面図である。
【図2】車両内部の床面にシートが設置された状態と、シートが格納された状態を示す側面図である。
【図3】シートの前脚と後脚の拡大側面図である。
【図4】ストライカとラッチが非係合のときの後脚下端部の拡大側面図である。
【図5】ストライカとラッチが係合したときの後脚下端部の拡大側面図である。
【図6】ストライカとラッチが非係合のときの前脚下端部の拡大側面図である。
【図7】ストライカとラッチが係合したときの前脚下端部の拡大側面図である。
【図8】シートの座部の平面図である。
【図9】ロック操作力伝達機構の平面図である。
【図10】姿勢制御ワイヤの両端部の拡大斜視図である。
【図11】シートの前端部、姿勢制御ワイヤ、及びテンショナー装置の拡大側面図である。
【図12】姿勢制御ワイヤ、及びテンショナー装置の平面図である。
【図13】使用体勢にあるシートの側面図である。
【図14】シートが格納位置において折り畳み体勢にあるときのテンショナー装置の側面図である。
【図15】テンショナー装置が格納用凹部の床面に接触した時の状態を示す側面図である。
【図16】テンショナー装置が格納用凹部の床面に接触した時の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車両
3 床面
3a シート設置面
3b 格納用凹部
3b1 床面
3b2 前壁
5 7 9 ストライカ
11 支持金具
13 回転軸
15 回動ロッド
17 後脚
17a 切欠部
19 底部
21 フレーム
22 ばね
23 ラッチ
23a 係合溝
23b 腕部
23c 係合部
25 ばね
27 ロック部材
27a 当接部
29 前脚
29a 切欠部
31 ロック機構
33 ばね
35 ラッチ
35a 係合溝
35b 腕部
35c 係合部
37 ばね
39 ロック部材
39a 当接部
41 リンク部材
43 ガススプリング
43a シリンダ
43b 可動ロッド
45 係合部材
47 引張りばね
49 背凭れ
51 ロック操作力伝達機構
53 切替レバー
53a 回転軸
53b 長孔
55 押圧レバー
55a 回転軸
55b 長孔
57 ロック解除レバー
57a 押圧面
59 ばね
63 ばね
65 連結ピン
67 取付軸(第1軸)
69 固定金具
71 ブラケット
73 固定金具
75 第1テンショナーアーム
75a 本体
75b 突片
75c 係止片(ストッパ機構)
77 第2テンショナーアーム
77a 本体
77b 突片(ストッパ機構)
77c ワイヤ挿通孔(ワイヤ係止部)
79 テンショナー装置
81 ピン(第2軸)
S シート
W1 W2 W3 W4 W5 操作ワイヤ
W6 姿勢制御ワイヤ

Claims (7)

  1. 車両シートを、車両の左右方向の軸を中心に、上記床面に設けたシート設置面に載置されるシート使用位置と、上記床面に凹設した格納用凹部に収納される格納位置とに回動移動可能とし、上記シートと上記床面との間に、上記シートが上記シート使用位置と上記格納位置にそれぞれ位置するときには弛み、上記シート使用位置と上記格納位置の間を回動中には伸張されて上記シートの姿勢を制御する姿勢制御ワイヤを張設した格納式車両用シート装置において、
    上記シートに車両左右方向の軸回りに回転自在に枢着され、かつ、上記姿勢制御ワイヤの中間部を係止するワイヤ係止部が形成されたテンショナーアームを具備し、
    上記ワイヤ係止部を、平面視で、上記姿勢制御ワイヤの両端を結ぶ直線からオフセットさせたことを特徴とする格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  2. 請求項1記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、上記ワイヤ係止部が、上記姿勢制御ワイヤが挿通されるワイヤ挿通孔である格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  3. 請求項1または2記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、
    上記テンショナーアームが、
    上記シートに車両左右方向の第1軸回りに回転自在に枢着された第1テンショナーアームと、該第1テンショナーアーム上に第1軸と平行な第2軸回りに回転自在に枢着され、上記ワイヤ係止部が穿設された第2テンショナーアームとを具備しており、
    第2テンショナーアームの下端部が車両床面に当接するとき、上記第1テンショナーアームが上記第1軸を中心に上記シートに対して回動し、かつ、上記第1テンショナーアームが上記第2軸を中心に上記第2テンショナーアームに対して回動する格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、上記第2テンショナーアームの下端部が車両床面に当接するとき、該第2テンショナーアームが、該車両床面との接点を中心に回動して、該第2テンショナーアームの軸線が鉛直線に対して傾斜する上記格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、
    上記第1テンショナーアーム上の第2軸は、上記両アームの自由垂下状態において上記第1軸を通る鉛直線からオフセットしていている格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、
    上記第1テンショナーアームと第2テンショナーアームとの間に、上記姿勢制御ワイヤが伸長したときに、上記第2軸を中心にして互いの開き角度を大きくするように相対回動する上記第1テンショナーアームと第2テンショナーアームを、全体として直線状態となったときにその状態に保持するストッパ機構を設けた格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置において、上記姿勢制御ワイヤの一方の端部は上記シートに車両左右方向の軸回りに回転自在に枢着されており、この姿勢制御ワイヤの一方の端部に上記テンショナーアームを固定することにより、上記テンショナーアームを上記シートに対して回転自在とした格納式車両用シート装置における姿勢制御ワイヤのテンショナー装置。
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