JP2005225376A - ロック機構付き車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートバックを起立させることで操作機構が空回り状態になる誤操作防止機構を有し、その機構が簡易な構造になっている車両用シートを提供する。
【解決手段】 シートクッション2を車両フロアにロックするロック機構5と、そのロック機構5を解除する際に操作される操作機構7とを有する車両用シート1であって、操作機構7は、帯状のストラップ70を有し、かつ操作範囲が所定範囲に限定されている構成である。そしてシートバック3を起立させた際にはストラップ70に遊び70fが生じ、操作範囲での操作力が遊び70fによってロック機構5側へ伝達されず、シートバック3を伏倒させた際には遊び70fが解消されて操作範囲での操作力がロック機構5側に伝達可能な状態にされる構成になっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シートクッションを車両フロアにロックするロック機構と、そのロック機構を解除する際に操作される操作機構とを有するロック機構付き車両用シートに関する。
車両用シートは、従来様々な構成のものが知られている。例えば特許文献1に記載の車両用シートが知られている。
特許文献1に記載の車両用シートは、シートクッションを車両フロアにロックするロック機構と、そのロック機構を解除する際に操作される操作機構とを有している。
またシートクッションの座面上には、伏倒可能にシートバックが取付けられている。そしてシートバックと操作機構との間には、シートバックを伏倒させないとロック機構が解除できないようにする誤操作防止機構が設けられている。
誤操作防止機構は、シートバックを起立させた際に操作機構を空回り状態にする構成であって、シートバックを起立させている状態で操作機構を操作してもロック機構を解除できない構成であった。
特開2001−347864号公報
しかし特許文献1に係る誤操作防止機構は、複雑な構造になっていた。すなわちシートバックを伏倒させることで引張られるワイヤーと、そのワイヤーによって位置関係が変わる複数のレバーとブラケットとを有していた。そして複数のレバーとブラケットとの間に設けられていた複数の軸と長穴との位置関係が変わることで、操作機構が空回りする状態から操作できる状態へと切替えられる複雑な構造になっていた。
そこで本発明は、シートバックを起立させることで操作機構が空回り状態になる誤操作防止機構を有し、その機構が簡易な構造になっているロック機構付き車両用シートを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるロック機構付き車両用シートであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、操作機構は、帯状または線状のストラップを有し、かつ操作範囲が所定範囲に限定されている構成である。そしてシートクッションの座面上に伏倒可能なシートバックを起立させた際にはストラップに遊びが生じ、操作範囲での操作力が遊びによってロック機構側へ伝達されず、シートバックを伏倒させた際には遊びが解消されて操作範囲での操作力がロック機構側に伝達可能な状態にされる構成になっている。
すなわちシートバックを起立させることで、ストラップに遊びが生じる。そしてその遊びによって操作機構が空回り状態になる。そのためシートバックを起立させた状態においてロック機構が解除される誤操作が防止され得る。そしてその機構(誤操作防止機構)は、ストラップの遊びによって構成されている。したがって誤操作防止機構は、簡易な構造になっている。
請求項2に記載の発明によると、シートクッションと、シートクッション上に伏倒自在に回動するシートバックと、シートクッションを車両フロアに対しロックするロック機構と、ロック機構を解除操作する解除部材と、解除部材に一端が連結された屈曲自在な配索体と、配索体の他端の操作範囲を所定の範囲内に規制する規制手段とを備え、配索体の他端を任意に操作してロック機構を解除する車両用シートであって、配索体の中途には、シートバックの回動に連係して現出する遊びが設けられている。そしてシートバックが起立状態にあるときは配索体の他端を操作しても遊びは解消されず、かつ、シートバックが伏倒状態にあるときは遊びが解消され、配索体の他端を操作してロック機構を解除できるように設定されている。
すなわちシートバックを起立させることで、配索体に遊びが生じる。そしてその遊びによって操作機構が空回り状態になる。そのためシートバックを起立させた状態においてロック機構が解除される誤操作が防止され得る。そしてその機構(誤操作防止機構)は、配索体の遊びによって構成されている。したがって誤操作防止機構は、簡易な構造になっている。
請求項3に記載の発明によると、シートクッションを使用位置と収納位置とに移動可能に支持する移動支持機構を有する。そしてシートクッションを使用位置から収納位置へ移動させる際には、操作機構のストラップを引張ってロック機構を解除し、同ストラップを引張ることでシートクッションを使用位置から収納位置へ移動させ得る構成になっている。
すなわち操作機構のストラップは、ロック機構を解除する際に利用されると同時に、シートクッションを使用位置から収納位置へ移動させる際にも利用される。
したがってストラップは、複数の機能を有している。そのため車両用シートの部材点数を軽減させることができる。また操作性を向上させることもできる。
請求項4に記載の発明によると、ストラップの二点間には、その二点間を弾性的に連結する弾性部材が設けられている。そしてシートバックを起立させた際には、弾性部材の弾性力によって二点間に遊びが生じ、シートバックを伏倒させた際には、弾性部材が弾性変形して遊びが解消される構成になっている。
すなわち遊びが生じた際におけるストラップの二点間以外の部分は、弾性部材によって引張られている。
したがってストラップは、遊びが生じた際においてもバタつくことが防止され得る。そしてバタつきに伴なう干渉音の発生が抑制され得る。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜4にしたがって説明する。
車両用シート1は、図1に示すようにシートクッション2とシートバック3を有している。そしてシートクッション2の下側面には、一対の前脚40と一対の後脚41が回動可能に取付けられている。
また車両用シート1は、車両フロア10に設けられたアンカー11,12にロックする(係止する)ロック機構5を有している。そしてロック機構5を解除可能な状態と解除不能な状態とに切替える解除機構6と、解除機構6を操作する操作機構7とを有している。
そしてシートクッション2と車両フロア10の間には、シートクッション2を使用位置と収納位置とに移動可能に支持する移動支持機構(8)が設けられている。
シートクッション2とシートバック3は、それぞれ枠状のフレーム20,30と、発泡ウレタンなどから成るパッド21,31と、パッド21,31の外表面を覆う表皮22,32とを有している。
フレーム20とフレーム30の間には、リクライニング機構(23,33)が設けられている。リクライニング機構は、フレーム20に固定されたベース23と、ベース23に対して回動可能に取付けられた回転盤33とを有している。そして回転盤33にフレーム30が固定されている。かくしてシートバック3は、リクライニング機構を介してシートクッション2の座面上に対して伏倒自在に取付けられている。
前脚40と後脚41は、フレーム20に対して傾動可能に取付けられており、折畳み可能な構成になっている。
ロック機構5は、図2に示すようにフック50を有している。フック50は、前脚40または後脚41の下端部に回動可能に取付けられている。そして回動することでアンカー11,12に対して係止する構成になっている。
解除機構6は、図2に示すように前側の解除機構6aと後側の解除機構6bと解除レバー(解除部材)60とを有している。
解除レバー60は、操作機構7によって操作される部材であって、フレーム20側に回動可能に取付けられている。フレーム20には、図4に示すように左右方向に延出する回動軸68が回動可能に取付けられている。そして回動軸68の左右略中心位置において解除レバー60が固定されている。そして図2に示すように解除レバー60の先端部に操作機構7のストラップ70が取付けられている。
また回動軸68の左右両端には、図3に示すように連動レバー68a,68bが固定されている。連動レバー68aは、回動軸68とともに回動することで前側の解除機構6aに操作力を伝達する構成になっており、連動レバー68bは、後側の解除機構6bに操作力を伝達する構成になっている。
前側の解除機構6aは、図2に示すようにワイヤー63,69とベルクランク64と従動レバー65とポール67とを有している。
ワイヤー63は、一端が連動レバー68aに取付けられている。そして他端がベルクランク64に取付けられている。ベルクランク64は、回動部64aを中心にフレーム20に対して回動可能に取付けられている。
従動レバー65は、先端部にベルクランク64へ(図面厚み奥側へ)張り出す張出部65aを有している。そして張出部65aが従動レバー65によって押し上げられることで従動レバー65が傾動する構成になっている。
ワイヤー69は、一端が従動レバー65に取付けられている。そして他端がポール67に取付けられている。ポール67は、前脚40に対して傾動可能に取付けられている。
ポール67は、回動部67aを中心に回動する構成であり、フック50aに向けて張出しているストッパー67bを有している。ストッパー67bは、ポール67の傾動によってフック50に対して当接位置が変わる。そして当接位置が変わることで、フック50aを傾動可能な状態と傾動不能な状態とに切替える。
したがって前側の解除機構6aは、前側のロック機構5aを解除可能な状態と解除不能な状態とに切替える構成になっている。
後側の解除機構6bは、図2に示すように従動上側リンク61と従動下側リンク62とを有している。
従動上側リンク61は、上端部61aがフレーム20に対して傾動可能に取付けられている。一方、従動下側リンク62は、下端部62aが後脚41に対して傾動可能に取付けられている。そして従動上側リンク61の下端部と従動下側リンク62の上端部62bとが回動可能でかつ位置ズレ可能に連結されている。
また従動下側リンク62は、フック50bに向けて張出しているストッパー62cを有している。ストッパー62cは、従動下側リンク62とともに傾動することでフック50bに対して当接する位置が変わる。そして当接位置が変わることで、フック50bを傾動可能な状態と傾動不能な状態とに切替える。
したがって後側の解除機構6bは、後側のロック機構5bを解除可能な状態と解除不能な状態とに切替える構成になっている。
操作機構7は、図2に示すようにストラップ(配索体)70と弾性部材71とを有している。
ストラップ70は、帯状であって屈曲自在な構成になっている。そしてストラップ70は、シートクッション2内とシートバック3内に配索されている。そして下端部70eが解除レバー60の先端に取付けられており、上端部側が図4に示すようにシートバック3に形成された開口部36からシートバック3の外へ引き出されている。
ストラップ70は、上端部先端に把持部70aを有しており、把持部70aと下端部70eの間には、規制部70bと遊び70fとを有している。
把持部70aは、図4に示すようにストラップ70の先端を折返してリング状に形成された構成になっており、シートバック3の背面からシートバック3の外へ引き出された位置に配設されている。
規制部70bは、図2に示すようにリング状に形成されている。そして規制部70bが掛け止められる掛止部35がシートバック3のフレーム30側に設けられている。掛止部35は、図4に示すようにシートバック3の内部に設けられている。そして規制部70bのリング内に掛止部35が通された状態で、規制部70bが掛止部35に掛け止められている。したがってストラップ70の上端側は、規制部70bと掛止部35との協働によって操作範囲が規制されている。
かくしてストラップ70の他端の操作範囲を所定の範囲内に規制する規制手段が規制部70bと掛止部35によって構成されている。
遊び70fは、図2に示すようにシートバック3を起立させた状態においてストラップ70の一部に生じる弛みによって構成されている。そして遊び70fは、図3に示すようにシートバック3を伏倒させることで解消される構成になっている。
すなわちストラップ70の中途には、シートバック3の回動に連係して現出する遊び70fが設けられている。
弾性部材71は、図2に示すように帯状のゴム材またはバネ材から形成されている。弾性部材71は、ストラップ70の所定の二点70c,70d間、例えばシートクッション2内の所定の二点70c,70d間に連結されている。そして長さが二点70c,70d間の長さよりも短い構成になっている。
したがって弾性部材71は、二点70c,70d間を弾性的に近接させ、二点70c,70d間に遊び70f(弛み)を形成している。そして弾性部材71は、ストラップ70の上端側を常に弾性的に下方に付勢している。そして規制部70bが掛止部35によって移動規制されているため、ストラップ70の上端側は、自由状態において最も下方へ移動した初期位置に位置決めされている。
また弾性部材71は、図3に示すようにシートバック3を伏倒させた際において弾性的に伸ばされる構成になっている。すなわちシートバック3を伏倒させることでストラップ70が解消機構34によって押され、その押し力によって弾性部材71が弾性的に伸ばされる構成になっている。そして遊び70f(弛み)が伸びて、遊び70fが解消される構成になっている。
解消機構34は、図4に示すように棒部材34aを有している。そして棒部材34aの左右両端が左右の回転盤33のそれぞれに取付けられている。したがってシートバック3を傾倒させることで回転盤33が回転し、棒部材34aが回転盤33とともに揺動する。
そして棒部材34aは、図2に示すようにシートバック3を起立させた際には、ストラップ70から離間した下方位置に位置する。そして図3に示すようにシートバック3を伏倒させた際には、ストラップ70を押す後方位置に位置する。このため解消機構34は、棒部材34aによってストラップ70を押し、遊び70fを解消する。
そしてこの時、ストラップ70の上端側は、初期位置に位置決めされる。
移動支持機構(8)は、図1に示すように収納用リンク8を有する。収納用リンク8は、下端部80が車両フロア10に凹設された収納部13の底面に傾動可能に取付けられている。そして収納用リンク8の上端部と後脚41の下端部とが一体状に連結されている。
したがってシートクッション2は、収納用リンク8を下端部80中心に回転させ、これと同時に後脚41を徐々に折畳むことで、図1の実線に示す使用位置から収納部13内の収納位置へと移動する。
また後脚41と前脚40との間には、後脚41を折畳むことで前脚40を折畳むリンク機構が設けられている(図示省略)。そのためシートクッション2を使用位置から収納位置へ移動させたることで前脚40も同時に折畳まれる。
以下に、シートバック3を伏倒させないとロック機構5が解除できない機構(誤操作防止機構)について説明する。
先ず、シートバック3を起立させた状態について説明する。
図2に示すようにシートバック3を起立させると、ストラップ70には遊び70fが生じる。そして把持部70aを引張った際には、弾性部材71が弾性的に伸び、遊び70fが小さくなる。しかしストラップ70の操作範囲は、規制部70bと掛止部35との協働によって所定範囲に規制されている。そのため遊び70fが完全に解消され、その後にストラップ70がさらに引張られることが防止されている。
したがってストラップ70に加えられた操作力は、解除機構6に伝達されず、操作機構7が空回りする状態になっている。かくしてロック機構5が解除されることが防止されている。
次に、シートバック3を伏倒させた状態について説明する。
図3に示すようにシートバック3をシートクッション2の座面上に伏倒させると、解消機構34がストラップ70を後方に押す。これにより弾性部材71が弾性的に伸び、遊び70fが解消される。
この状態で把持部70aを利用してストラップ70を引っ張る。これによりストラップ70が解除レバー60を回動し、解除機構6a,6bがロック機構5a,5bを解除可能な状態にし、ロック機構5a,5bがロック解除される。
次に、シートクッション2を使用位置から収納位置へ移動させる方法について説明する。先ず、上記したようにロック機構5a,5bを解除させる。そしてその状態においてストラップ70の把持部70aをさらに後方に引張る。これによりシートクッション2が移動支持機構(8)を利用して収納位置へ移動する。
以上のようにして車両用シート1が構成されている。
すなわちシートバック3を起立させることで、図2に示すようにストラップ70に遊び70fが生じる。そしてその遊び70fによって操作機構7が空回り状態になる。そのためシートバック3を起立させた状態においてロック機構5が解除される誤操作が防止され得る。そしてその機構(誤操作防止機構)は、ストラップ70の遊び70fによって構成されている。したがって誤操作防止機構は、簡易な構造になっている。
また操作機構7のストラップ70は、ロック機構5を解除する際に利用されると同時に、シートクッション2を使用位置から収納位置へ移動させる際にも利用される(図1参照)。
したがってストラップ70は、複数の機能を有している。そのため車両用シート1の部材点数を軽減させることができる。また操作性を向上させることもできる。
また遊び70fが生じた際におけるストラップ70の二点70c,70d間以外の部分は、図2に示すように弾性部材71によって引張られている。
したがってストラップ70は、遊び70fが生じた際においてもバタつくことが防止され得る。そしてバタつきに伴なう干渉音の発生が抑制され得る。
またストラップ70の先端部は、図2,3に示すように弾性部材71の弾性力によって常に初期位置側へ付勢されている。そのため操作機構7は、使用勝手が良くなっている。
また遊び70fは、図2に示すように常に二点70c,70d間に発生する。そのため遊び70fを好適な位置に発生させることができる。例えば遊び70fを外部から視因困難な位置に発生させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2を図5にしたがって説明する。
実施の形態2に係る車両用シートは、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかしストラップ70は、図2に示す規制部70bに代えて図5に示す二つの規制部72を有し、この点において実施の形態1と異なっている。
規制部72は、ストラップ70の所定の二箇所に取付けられている。そして規制部72は、掛止部35を通り抜けることができない構成になっている。したがってストラップ70は、二つの規制部72と掛止部35によって操作範囲が所定範囲に規制されている。
(実施の形態3)
実施の形態3を図6,7にしたがって説明する。
実施の形態3に係る車両用シートは、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態3に係る操作機構7は、図6,7に示す遊び73eと弾性部材73c,73dとを有し、これらの点において実施の形態1と異なっている。
操作機構7は、図6に示すように第一のストラップ70Aと第二のストラップ70Bを有している。そしてストラップ70A,70B間に付勢機構73を有している。
付勢機構73は、二つの取付片73a,73bと二つの弾性部材73c,73dを有している。そして一のストラップ70A,70Bが一の取付片73a,73bを貫通し、貫通した先端が他の取付片73b,73aに連結固定されている。
弾性部材73c,73dは、例えばスプリングバネから構成されており、取付片73a,73b間に設置されている。そして弾性部材73c,73dの軸中心にストラップ70A,70Bが通されている。したがってストラップ70A,70Bは、取付片73a,73b間において並設された部分を有しており、この並設部分において遊び70eが構成されている。
以下に、操作機構7の操作について説明する。
操作機構7は、シートバックを伏倒させることで、第一のストラップ70A側が上方に引張られる。これにより弾性部材73c、73dが図7に示すように弾性的に縮められる。そしてストラップ70A,70Bの並設部分(遊び73e)が解消される。これにより取付片73a,73bが一体に移動可能な状態になる。そのためストラップ70に加えられた操作力が解除機構に伝達可能な状態になる。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜3に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)実施の形態1〜3に係るストラップは、帯状の構成のものであった。しかしストラップは、線状の構成のものであっても良い。
(2)実施の形態1〜3に係る解消機構34は、図2,3に示すようにシートバック3とともに回動する棒部材34aを有する構成であった。しかし解消機構は、シートバックの回動によって出没する出没部材を有し、その出没部材の出没によってストラップが押される構成であってもよい。
車両用シートの左側面図である。 左側方からの車両用シートの一部断面拡大図である。 左側方からの車両用シートの一部断面拡大図である。 左後方側からの車両用シートの斜視図である。 実施の形態2に係るストラップの一部拡大側面図である。 実施の形態3に係る遊びと弾性部材の拡大図である。 実施の形態3に係る遊びと弾性部材の拡大図である。
符号の説明
1…車両用シート
2…シートクッション
3…シートバック
5,5a,5b…ロック機構
6,6a,6b…解除機構
7…操作機構
8…収納用リンク
34…解消機構
40…前脚
41…後脚
50,50a,50b…フック
60…解除レバー(解除部材)
70,70A,70B…ストラップ(配索体)
70a…把持部
70b,72…規制部
71,73c,73d…弾性部材

Claims (4)

  1. シートクッションを車両フロアにロックするロック機構と、そのロック機構を解除する際に操作される操作機構とを有するロック機構付き車両用シートであって、
    前記操作機構は、帯状または線状のストラップを有し、かつ操作範囲が所定範囲に限定されている構成であり、
    シートクッションの座面上に伏倒可能なシートバックを起立させた際には前記ストラップに遊びが生じ、前記操作範囲での操作力が前記遊びによって前記ロック機構側へ伝達されず、前記シートバックを伏倒させた際には前記遊びが解消されて前記操作範囲での操作力が前記ロック機構側に伝達可能な状態にされる構成になっていることを特徴とするロック機構付き車両用シート。
  2. シートクッションと、
    当該シートクッション上に伏倒自在に回動するシートバックと、
    前記シートクッションを車両フロアに対しロックするロック機構と、
    当該ロック機構を解除操作する解除部材と、
    当該解除部材に一端が連結された屈曲自在な配索体と、
    前記配索体の他端の操作範囲を所定の範囲内に規制する規制手段とを備え、
    前記配索体の他端を任意に操作して前記ロック機構を解除する車両用シートであって、
    前記配索体の中途には、シートバックの回動に連係して現出する遊びが設けられ、
    シートバックが起立状態にあるときは前記配索体の他端を操作しても当該遊びは解消されず、かつ、シートバックが伏倒状態にあるときは当該遊びが解消され、前記配索体の他端を操作して前記ロック機構を解除できるように設定されていることを特徴とするロック機構付き車両用シート。
  3. 請求項1に記載のロック機構付き車両用シートであって、
    シートクッションを使用位置と収納位置とに移動可能に支持する移動支持機構を有し、前記シートクッションを前記使用位置から前記収納位置へ移動させる際には、操作機構のストラップを引張ってロック機構を解除し、同ストラップを引張ることで前記シートクッションを前記使用位置から前記収納位置へ移動させ得る構成になっていることを特徴とするロック機構付き車両用シート。
  4. 請求項1または3に記載のロック機構付き車両用シートであって、
    ストラップの二点間には、その二点間を弾性的に連結する弾性部材が設けられており、シートバックを起立させた際には、前記弾性部材の弾性力によって前記二点間に遊びが生じ、前記シートバックを伏倒させた際には、前記弾性部材が弾性変形して前記遊びが解消される構成になっていることを特徴とするロック機構付き車両用シート。


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