JPH1071929A - シートベルトのガイド構造 - Google Patents

シートベルトのガイド構造

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JPH1071929A
JPH1071929A JP8232285A JP23228596A JPH1071929A JP H1071929 A JPH1071929 A JP H1071929A JP 8232285 A JP8232285 A JP 8232285A JP 23228596 A JP23228596 A JP 23228596A JP H1071929 A JPH1071929 A JP H1071929A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可倒式のシートバックをシートベルトと干渉
させずに容易に前倒しにできるシートベルトのガイド部
構造を提供する。 【解決手段】 クオータパネル24に回動可能に支持さ
れたベルトガイド33のロックプレート37は、シート
バック11側面のロックストライカ13と係合し、シー
トバック11を回動させる際に向きが変わる。これによ
り、シートベルトSを支持するガイドレバー36の向き
が変わり、シートバック11を前倒しにする際にはシー
トベルトSをシートバック11の回動領域の外に案内
し、シートバック11とシートベルトSとの干渉を回避
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の可倒式シ
ートにおけるシートベルトのガイド部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の可倒式のシートに備えら
れたシートベルトの取り廻しについて、自動車の後部座
席を例に図11及び図12に基づいて説明する。自動車
の後部座席に備えられた可倒式シートバック1を倒すに
は、シートバック1に設けられたノブ2を引き上げ、車
体本体のホイールハウストリム3に備えたストライカ4
とシートバック1とのロック装置5(図12参照)との
係合を解除して前方着座面側に倒す。この後部座席のシ
ートベルトSは、シートバック1の上方の車体内壁の開
口6から引き出され、シートバック1の前方を通って着
座面1a下部の車体フロアへと架け渡されている。従っ
て、シートバック1を倒す際には、車体本体サイド部の
クオータパネル7における開口6の前方に設けられたフ
ック8にシートベルトSを引っかけ、シートバック1と
シートベルトSとが干渉しないようにしてから行わねば
ならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のものに
おいては、シートバック1を倒す際に、その都度、シー
トベルトSをフック8に引っかける作業が必要であり、
面倒である。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、可倒式のシートバックをシートベルトと干渉させず
に容易に前倒しにできるシートベルトのガイド構造の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<請求項1の発明>上記目的を達成するため、請求項1
に係る発明は、前方へ向けて倒伏可能なシートバックに
装着されるシートベルトにおいて、このシートベルトの
途中位置にはベルトガイドが挿通され、かつこのベルト
ガイドは、常にはシートベルトを前記シートバックの前
方を上下に架け渡す位置に保持し、シートバックの倒伏
時にはこの倒伏動作に連動してシートバックの側方へ変
位しシートベルトをシートバックの側方位置を中継させ
ることで、シートベルトをシートバックとの干渉を回避
させうる構成となっていることを特徴とするものであ
る。
【0006】<請求項2の発明>また、請求項2に係る
発明は、上記請求項1記載のガイド構造において、ベル
トガイドには、シートバック側との解離可能な係止手段
と、ベルトガイドに対するロック手段とが備えられ、常
にはこのロック手段がベルトガイドをロック状態とする
ことで、前記係止手段のシートバックに対する係止状態
をロック状態に保持することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>上記した請求項1記載の構成では、
シートベルトはベルトガイドによって通常時にはシート
バックの前方を上下に通過している。一方、シートバッ
クを倒伏させる場合には、この倒伏動作に連動してベル
トガイドがシートバックの側方へ移動する。これによっ
て、シートベルトはシートバックの側方を中継した後、
下方に導かれるため、シートバックとの干渉が自動的に
回避される。このように、シートバックの回動動作に伴
ってシートベルトが自動的にシートバックの回動領域か
ら回避されるので、従来のようにシートベルトをフック
に引っ掛ける作業を要せず、シートバックの倒伏操作が
容易になる。
【0008】<請求項2の発明>請求項2の発明によれ
ば、通常時はベルトガイドがロック状態のまま係止手段
によってシートバック側と係合しているため、シートバ
ックは倒伏不能な状態となっている。つまり、ベルトガ
イドの姿勢保持と同時にシートバックのロックが達成さ
れているため、これらを個別に行う場合に比べて部品点
数の削減、構成の簡素化が併せて達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
に基づいて説明する。 <実施形態1>図1ないし図7は本発明の実施形態1を
示す。自動車用リヤシート10における可倒式のシート
バック11は、通常は、図1に示すように、その背面を
車体本体20に支持されて着座可能な状態となってお
り、必要に応じて、図2に示すように、前倒しにしてト
ランクルーム21と車内とを連通させることができるよ
うになっている。
【0010】シートバック11の背後に位置するトリム
ボード22には、シートベルトSの引き出し口22aが
形成されている。この引き出し口22aからは、その一
端側が図示しない車体に取り付けた巻き取り装置に対し
自動巻き取り及び繰り出し可能に巻回されたシートベル
トSが引き出されており、シートバック11の前方を上
下に通過した後、他端側はホイールハウストリム23と
シートクッション12の間に通されて図示しない固定部
材によって車体フロアに固定されている。
【0011】車体本体20において、シートバック11
の側面と対面するクオータパネル24には、図3に示す
ように、その上端面と側面とに開口する凹部25が形成
され、その内部に本発明シートベルトのガイド構造を適
用したベルト案内装置30が設けられている。また、こ
の凹部25には、外観保持のためにカバー60にて開口
している凹部25を覆うことができるようになってい
る。
【0012】凹部25の側部開口に対する奥壁25aに
は、図3に示すように、上下に一対の回動支持部31,
32が張り出しており、両者に形成した貫通孔31a,
32a内にベルトガイド33のシャフト部34が回動可
能に支持されている。上方側回動支持部31の貫通孔3
1aには、シャフト部34を軸と直交する方向から押し
込めるように切欠き31bが形成されている。また、下
方側回動支持部32の奥壁25a側には、ピン孔32b
が形成されており、後述のロックピン35を挿入できる
ようになっている。
【0013】シャフト部34はその上端がカバー60の
切欠き開口60aを介して凹部25外に出るようになっ
ており、その凹部25外に出た上端には、軸方向と直交
する方向に延びるガイドレバー36が一体的に備えられ
ている。ガイドレバー36には、シートベルトSが挿通
できる大きさのスリット36aが形成されている。ガイ
ドレバー36は、次述のロックプレート37の回動動作
に伴い、クオータパネル24からシートバック11の背
もたれ面11aに沿って延びる向き(図1、図4参照)
と、それより約90度旋回してクオータパネル24に沿
って延びる向き(図2、図5参照)との間で変位可能で
ある。
【0014】ガイドレバー36は、シートバック11に
沿って延びた状態では、図1に示すように、シートベル
トSをシートバック11の背もたれ面11a上に上下方
向に延びるように案内し、また、クオータパネル24に
沿って延びた状態では、図2に示すように、シートベル
トSがシートバック11の回動領域から退避するように
案内する。尚、このスリット36aは、シートベルトS
がよじれないように支持する役割も果たす。
【0015】シャフト部34の下端部には、図3に示す
ように、ロックプレート37が一体的に備えられてい
る。このロックプレート37をシャフト部34の軸方向
がらガイドレバー36と重ね合わせて見た状態を図6、
図7に示す。ロックプレート37の一部は、通常時には
図6に示すように、カバー60のカバースリット60b
から突出するようになっており、この通常時において突
出する部分にはシートバック11側に設けられたロック
ストライカ13を係合させるための係止溝37bが形成
されている。また、ロックプレート37における係止溝
37bを挟む部分は第1、第2の張り出し部38,39
となっている。
【0016】このロックストライカ13は、シートバッ
ク11における背面角部であって、凹部25と対向する
位置に切り欠き形成された凹所11b内に縦向きの棒状
に設けられている(図4参照)。
【0017】ロックプレート37はシートバック11が
通常の状態にあるときには、図6に示す向きとなり、こ
の状態から図2に示す前倒し状態にシートバック11を
回動させると、ロックストライカ13が図6の矢印方向
に移動して第1張り出し部38を押しながらロックプレ
ート37を回転させ、図7に示すように両者の係合が外
れる。このロックプレート37の回転の際には、ガイド
レバー36も同方向に回転することとなり、シートベル
トSをシートバック11回動領域から退避させる。
【0018】シートバック11を前倒しにした状態から
着座状態に戻すと、ロックストライカ13は図7の矢印
の方向に進む。すると、ロックストライカ13が第2張
り出し部39を押しながらロックプレート37を回転さ
せ、シートバック11が車体本体20に当接して位置が
決められると図6に示す状態となる。この際、ガイドレ
バー36も同方向に回転され、シートベルトSをシート
バック11の背もたれ面11a上に案内する。
【0019】逆に、シートバック11を前倒し状態から
着座可能な状態にすると、ロックストライカ13は図7
の矢印の方向に進む。すると、ロックストライカ13が
第2張り出し部39を押しながらロックプレート37を
回転させ、シートバック11が車体本体20に当接して
位置が決められると図6に示す状態となる。この際、ガ
イドレバー36も同方向に回転され、シートベルトSを
シートバック11の背もたれ面11a上に案内する。
【0020】ロックプレート37は、図4に示すよう
に、シャフト部34を挟んで張り出し部38,39の反
対側に、ピン通し孔37aを有している。ピン通し孔3
7aは、シートバック11を着座可能な状態にした際
に、図4に示すように、上記した下方側回動支持部32
のピン孔32bと対面するように形成され、この対面し
た状態でロックピン35を両孔37a,32bに連通さ
せるとロックプレート37が回動不能にロックされる。
【0021】ロックピン35は、クランク状に形成さ
れ、シャフト部34の軸中心に形成された空洞部34a
にその一端側が収容されている。空洞部34aは、シャ
フト部34上端の上部開口34bとシャフト部34の途
中の長形開口34cとの間にわたって形成されている。
ロックピン35の一端側は、上述の通り、空洞部34a
内を通って上部開口34bから突出し、その突出した部
分に形成した雄ネジにノブ35aを螺合させてある。ロ
ックピン35の中間部は、長形開口34cから外部に延
び、その先の他端が上記した両孔37a,32bに挿通
可能となっている。ロックピン35全体を、ノブ35a
をつまんで引き上げると、ロックピン35の先端がピン
孔32bから外れてロックが解除され、図5に示すよう
に、ロックプレート37が自由に回動できるようになっ
ている。このロックプレート37が自由に回動できるか
否かにより、ロックストライカ13の移動が規制されて
シートバック11を前倒し可能か、前倒し不能にロック
されるかが決まる。
【0022】ベルトガイド33には、図3に示すよう
に、シートバック11を前倒しにした状態でロックプレ
ート37の向きが変わらないように付勢するコイルバネ
40が設けられている。コイルバネ40は、コイル状に
巻いた素線の両端をコイルの接線方向に延ばすようにし
て形成されている。コイルバネ40は、コイル巻き部を
シャフト部34に貫通され、その一端が凹部25内壁
に、他端がロックプレート37に取り付けられ、ロック
プレート37を図7の時計回り方向に付勢している。
【0023】次に、本実施形態の作用について説明す
る。リヤシート10が通常の着座可能な状態となってい
るとき、図4に示すように、ロックピン35が両孔37
a,32bを貫通し、ロックプレート37が回動不能な
状態となっている。このため、第1張り出し部38がシ
ートバック11のロックストライカ13と係合してシー
トバック11が前倒しされないようにロックされ、ガイ
ドレバー36はクオータパネル24からシートバック1
1の回動領域内に延び、シートベルトSをシートバック
11の背もたれ面11a側に案内する。
【0024】シートバック11を前倒しにするには、以
下のように行う。ノブ35aをつまんでロックピン35
全体を引き上げる。すると、ロックピン35の先端がピ
ン孔32bから外れてロックが解除され、ロックプレー
ト37が自由に回動できるようになる。シートバック1
1を前方に押し倒す。すると、ロックストライカ13に
押されたロックプレート37の回動に伴いベルトガイド
33が回動し、シートベルトSをシートバック11の回
動領域から側方に外れたところに案内する。これによ
り、シートバック11はシートベルトSと干渉しなくな
り、容易に前倒し状態にすることができる。シートバッ
ク11を起こさない限り、ベルトガイド33はコイルバ
ネ40によって同じ状態に維持され、シートバック11
側に延びることはない。また、従来のものでは、ホイー
ルハウストリム23からストライカが大きく突出して見
栄えがよくなかったが、本実施形態のものでは、カバー
60のスリット36aからロックプレート37が僅かに
突出するだけなので、見栄えもよい。
【0025】リヤシート10を着座可能な状態に戻すに
は、シートバック11を起こす方向に回動させ、車体本
体20に突き当たるまで後方に押し倒す。すると、車体
本体20に突き当たる間際でベルトガイド33がロック
ストライカ13に押されて回動し、シートベルトSをシ
ートバック11の背もたれ面11a上に案内した状態と
なる。この状態で、ノブ35aを押し下げると、ベルト
ガイド33が回動不能となることでシートバック11も
前倒しできないようにロックされ、もとの着座可能な状
態となる。
【0026】このように、本実施形態のベルトガイド3
3装置は、シートバック11を倒伏させる操作の際に、
シートベルトSをわざわざ退避させなくとも、倒伏動作
と連動して自動的に退避動作がなされるため、操作性に
優れる。また、ロックプレート37は、シートベルトS
の架け渡し方向を変える部分と、シートバック11の不
用意な倒伏を規制するためのロック機構部分の両方を兼
用する構成となっているので、余分なスペースをとらな
い。
【0027】<実施形態2>図8ないし図10は本発明
の実施形態2を示す。この実施形態2は、実施形態1の
ガイドレバー36が水平方向に回転するのに対し、垂直
方向にガイドレバー36が回動する構成としたものであ
る。以下、実施形態1と同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略し、異なる構
成のみを説明する。
【0028】凹部25の車体前方に向いている内側面
は、凹部上方開口から更に上方へと繋がっており、クオ
ータパネル24の段部内壁面をなし、そこには支持棒4
1が前方に突き出るように設けられ、この支持棒41に
ガイドレバー42が回動可能に支持されている。
【0029】ガイドレバー42の一端には、上記した支
持棒41を通す貫通孔42aが形成され、他端にはシー
トベルトSを挿通可能なスリット36aが貫通孔42a
と同方向に貫通するように形成されている。また、ガイ
ドレバー42の下端面には、貫通孔42aよりも若干ス
リット36a側にオフセットさせた位置に、連結クラン
ク43の一端と回動可能に連結される連結突部42bが
設けられている。ガイドレバー42は、この連結クラン
ク43を介して後述の回動プレート44と連動し、水平
方向に延びた状態(図9参照)と垂直方向に延びた状態
(図10参照)とに切り替わる。ガイドレバー42は、
水平方向に延びた状態では、シートベルトSをシートバ
ック11の背もたれ面11a上に上下方向に延びるよう
に案内し、また、垂直方向に延びた状態では、シートベ
ルトSがシートバック11の回動領域から退避するよう
に案内する。
【0030】凹部25内の奥壁25a下方側には、基部
45が片持ち梁状に形成されている。基部45の固定端
側上面には形成された一対の対向片46,46には、回
動プレート44が回動可能に支持されている。回動プレ
ート44は、図9に示すように、断面L字状となった一
片の先端に回動軸44aを備えて対向片46に回動可能
に支持され、他片が下向きに延びるように取り付けられ
ている。また、回動プレート44の上面側には、連結ク
ランク43と回動可能に連結される連結突部44bが設
けられ、ガイドレバー42と連動するようになってい
る。さらに、回動プレート44の下向きの片は、次述の
ロックプレート47のカム当接面48と摺接する。ま
た、回動軸44aには、コイルバネ49が設けられ、回
動プレート44がカム当接面48と離れずに摺接するよ
うに付勢している。
【0031】ロックプレート47にはシャフト50が貫
通しており、そのシャフト50を基部45の貫通孔45
a内に回動可能に支持させてある。ロックプレート47
には、実施形態1と同様に第1張り出し部38と第2張
り出し部39とが備えられ、両張り出し部38,39が
シートバック11のロックストライカ13と当接するよ
うになっている。上記したロックプレート47のカム当
接面48は、図9に示すように、ロックプレート47の
上方面側を掘り下げ、厚さ方向で回動プレート44との
当接位置を変えることができるようになっている。
【0032】このカム当接面48の構造とあわせて本実
施形態の作用を以下に説明する。リヤシート10が着座
可能状態では、図9に示すように、カム当接面48の最
下面48aと回動プレート44が当接した状態になる。
この状態で、ガイドレバー42は連結クランク43を介
して回動プレート44に支持され、同図に示すように水
平状態となる。これにより、シートベルトSは、シート
バック11の背もたれ面11a上に案内される。シート
バック11を前倒し状態とすると、ロックプレート47
が回転し、回動プレート44がカム当接面48の斜面部
48bに摺接して持ち上げられ、図10に示すように、
最上面48cに乗り上がる。この際、ガイドレバー42
は回動プレート44と連動し、同図に示すように、垂直
状態となって支持される。これにより、シートベルトS
は、シートバック11の回動領域から外れて、シートバ
ック11の前倒し作業の邪魔にはならない。
【0033】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0034】(1)上記実施形態1及び実施形態2で
は、リヤシート10にベルトガイド33が備えられてい
るが、例えば、スポーツカーなどの2人乗り用自動車の
シートに適用してもよい。
【0035】(2)また、上記実施形態1及び実施形態
2では、シートバックの動作に連動してベルトガイドを
回動させる構成となっているが、例えば、ロックピンを
引き上げる動作に連動してベルトガイドを回動させる構
成としてもよい。従って、本発明に係る「シートバック
の倒伏動作に連動して」の概念は、ピンを引き上げる動
作を含んだ一連のシートバックを倒伏させるために必要
な動作に起因しての意味である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のベルト案内装置を備えたリヤシー
トを示す斜視図である。
【図2】同リヤシートを前倒しにした状態を示す斜視図
である。
【図3】ベルト案内装置の分解斜視図である。
【図4】シートベルトをシートバック上に案内した状態
の一部破断斜視図である。
【図5】シートベルトを退避させた状態を示す一部破断
斜視図である。
【図6】図4におけるVI矢視図である。
【図7】図5におけるVII矢視図である。
【図8】実施形態2のベルト案内装置の分解斜視図であ
る。
【図9】同ベルト案内装置がシートベルトをシートバッ
ク上に案内した状態を示す正面図である。
【図10】シートベルトを退避させた状態を示す正面図
である。
【図11】従来のシートベルトの取り廻しを示す斜視図
である。
【図12】そのシートベルトを退避させた状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
11…シートバック 11a…背もたれ面 13…ロックストライカ(係止手段) 20…車体本体 30…ベルト案内装置 32b…ピン孔(ロック手段) 33…ベルトガイド 35…ロックピン(ロック手段) 37…ロックプレート 37a…ピン通し孔(ロック手段) 42…ガイドレバー(ベルトガイド) 43…連結クランク 44…回動プレート 47…ロックプレート(係止手段) S…シートベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方へ向けて倒伏可能なシートバックに
    装着されるシートベルトにおいて、 このシートベルトの途中位置にはベルトガイドが挿通さ
    れ、かつこのベルトガイドは、常にはシートベルトを前
    記シートバックの前方を上下に架け渡す位置に保持し、
    シートバックの倒伏時にはこの倒伏動作に連動してシー
    トバックの側方へ変位しシートベルトをシートバックの
    側方位置を中継させることで、シートベルトをシートバ
    ックとの干渉を回避させうる構成となっていることを特
    徴とするシートベルトのガイド構造。
  2. 【請求項2】 ベルトガイドには、シートバック側との
    解離可能な係止手段と、ベルトガイドに対するロック手
    段とが備えられ、常にはこのロック手段がベルトガイド
    をロック状態とすることで、前記係止手段のシートバッ
    クに対する係止状態をロック状態に保持することを特徴
    とする請求項1記載のシートベルトのガイド構造。
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