JP3234085B2 - ビルトイン式チャイルドシートのロック機構 - Google Patents
ビルトイン式チャイルドシートのロック機構Info
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- JP3234085B2 JP3234085B2 JP01492594A JP1492594A JP3234085B2 JP 3234085 B2 JP3234085 B2 JP 3234085B2 JP 01492594 A JP01492594 A JP 01492594A JP 1492594 A JP1492594 A JP 1492594A JP 3234085 B2 JP3234085 B2 JP 3234085B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒンジピンを中心と
した跳ね上げ動作のもとで、シートバックの格納凹部に
格納可能なビルトイン式チャイルドシートを、使用位
置、格納位置でそれぞれ保持するビルトイン式チャイル
ドシートのロック機構に関する。
した跳ね上げ動作のもとで、シートバックの格納凹部に
格納可能なビルトイン式チャイルドシートを、使用位
置、格納位置でそれぞれ保持するビルトイン式チャイル
ドシートのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】子供の体形、姿勢等に合わせたチャイル
ドシートクッション(チャイルドクッション)、チャイ
ルドシートバック(チャイルドバック)の組み合わせを
有して形成され、走行時等における姿勢崩れ、飛び出し
等の防止により、子供の安全性を確保するチャイルドシ
ートが、たとえば、自動車等に広く提供されている。
ドシートクッション(チャイルドクッション)、チャイ
ルドシートバック(チャイルドバック)の組み合わせを
有して形成され、走行時等における姿勢崩れ、飛び出し
等の防止により、子供の安全性を確保するチャイルドシ
ートが、たとえば、自動車等に広く提供されている。
【0003】このようなチャイルドシートとして、たと
えば、チャイルドバックの前倒しのもとでシート本体へ
の着座者のアームレストとしても利用できるアームレス
ト兼用型の構成が知られている。このような兼用型のチ
ャイルドシートは、たとえば、チャイルドバックを伴
う、ヒンジピンを中心としたチャイルドクッションの跳
ね上げ動作のもとで、リヤシート等のシート本体の格納
凹部に格納可能な、いわゆるビルトイン式に構成されて
いる。
えば、チャイルドバックの前倒しのもとでシート本体へ
の着座者のアームレストとしても利用できるアームレス
ト兼用型の構成が知られている。このような兼用型のチ
ャイルドシートは、たとえば、チャイルドバックを伴
う、ヒンジピンを中心としたチャイルドクッションの跳
ね上げ動作のもとで、リヤシート等のシート本体の格納
凹部に格納可能な、いわゆるビルトイン式に構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車等に
おいては、発進、加速時や減速、停止時等における前後
方向への負荷が作用するため、これらに対する抵抗力
が、使用位置、格納位置でのチャイルドシートに要求さ
れる。そこで、使用位置、格納位置でチャイルドシート
をそれぞれ保持するロック機構を備えた構成が、公知の
チャイルドシートにおいて知られている。
おいては、発進、加速時や減速、停止時等における前後
方向への負荷が作用するため、これらに対する抵抗力
が、使用位置、格納位置でのチャイルドシートに要求さ
れる。そこで、使用位置、格納位置でチャイルドシート
をそれぞれ保持するロック機構を備えた構成が、公知の
チャイルドシートにおいて知られている。
【0005】このようなロック機構によれば、使用位
置、格納位置でのチャイルドシートのガタつきや格納位
置からの不意の飛び出し等が防止されるため、チャイル
ドシートへの着座者(幼児)やシート本体への着座者の
安全性および快適性が確保できる。
置、格納位置でのチャイルドシートのガタつきや格納位
置からの不意の飛び出し等が防止されるため、チャイル
ドシートへの着座者(幼児)やシート本体への着座者の
安全性および快適性が確保できる。
【0006】しかしながら、公知の構成においては、一
般に、使用位置、格納位置毎の個別のロック機構によっ
て、チャイルドシートの各位置が設定されるため、チャ
イルドシートの格納、引き出しに応じた個別の箇所、つ
まりは2箇所でのロック解除操作が要求される。このよ
うな、2箇所における個別の解除操作は、操作性を低下
させやすく、また、操作の煩雑化により、誤操作を招き
やすいため、安全上および操作上のいずれにおいても好
ましくない。
般に、使用位置、格納位置毎の個別のロック機構によっ
て、チャイルドシートの各位置が設定されるため、チャ
イルドシートの格納、引き出しに応じた個別の箇所、つ
まりは2箇所でのロック解除操作が要求される。このよ
うな、2箇所における個別の解除操作は、操作性を低下
させやすく、また、操作の煩雑化により、誤操作を招き
やすいため、安全上および操作上のいずれにおいても好
ましくない。
【0007】この発明は、1箇所での操作のもとで、使
用位置、格納位置でのロック解除を可能とするビルトイ
ン式チャイルドシートのロック機構の提供を目的として
いる。
用位置、格納位置でのロック解除を可能とするビルトイ
ン式チャイルドシートのロック機構の提供を目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の一実施例によれば、サポートピンが、ヒ
ンジピンから所定距離だけ離反した位置で、ヒンジピン
と平行に突設されるとともに、サポートピンをチャイル
ドシートの使用位置、格納位置での係合のもとで対応す
る各位置に保持する第1、第2のフックが、操作レバー
に連動するロックプレートにそれぞれ形成されている。
に、この発明の一実施例によれば、サポートピンが、ヒ
ンジピンから所定距離だけ離反した位置で、ヒンジピン
と平行に突設されるとともに、サポートピンをチャイル
ドシートの使用位置、格納位置での係合のもとで対応す
る各位置に保持する第1、第2のフックが、操作レバー
に連動するロックプレートにそれぞれ形成されている。
【0009】そして、サポートピンへの第1、第2のフ
ックのロック方向にロックプレートを偏倚するリターン
ばねの偏倚力に抗した、対応方向への操作レバーの操作
により、ロックプレートの第1、第2のフックが、サポ
ートピンとのロック解除方向にいずれも移動可能となっ
ている。
ックのロック方向にロックプレートを偏倚するリターン
ばねの偏倚力に抗した、対応方向への操作レバーの操作
により、ロックプレートの第1、第2のフックが、サポ
ートピンとのロック解除方向にいずれも移動可能となっ
ている。
【0010】
【作用】この発明によれば、チャイルドシートの使用位
置、格納位置におけるサポートピンのロック解除が、1
箇所のレバー操作のもとで行えるため、ロック解除操作
が煩雑化しない。
置、格納位置におけるサポートピンのロック解除が、1
箇所のレバー操作のもとで行えるため、ロック解除操作
が煩雑化しない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
ビルトイン式チャイルドシートのロック機構10において
は、サポートピン12が、ヒンジピン14から所定距離だけ
離反した位置でヒンジピンと平行に突出されている。
ビルトイン式チャイルドシートのロック機構10において
は、サポートピン12が、ヒンジピン14から所定距離だけ
離反した位置でヒンジピンと平行に突出されている。
【0013】図2に加えて図3を見るとわかるように、
(ビルトイン式)チャイルドシート16は、たとえば、チ
ャイルドシートクッション(チャイルドクッション)18
とチャイルドシートバック(チャイルドバック)20との
組み合わせを有して形成され、チャイルドバックが、チ
ャイルドクッションに対し、ヒンジとなる支持ロッド30
を介して、揺動可能に連結、支持されている。
(ビルトイン式)チャイルドシート16は、たとえば、チ
ャイルドシートクッション(チャイルドクッション)18
とチャイルドシートバック(チャイルドバック)20との
組み合わせを有して形成され、チャイルドバックが、チ
ャイルドクッションに対し、ヒンジとなる支持ロッド30
を介して、揺動可能に連結、支持されている。
【0014】そして、このようなチャイルドシート16に
おいては、図1、図3に示す使用位置からのヒンジピン
14を中心とした跳ね上げ動作のもとで、チャイルドクッ
ション18が、図4、図5に示すように、自動車のシー
ト、たとえば、リヤシート22のシートバック24に形成さ
れた格納凹部24a に、チャイルドバック20を伴って格納
可能となっている。
おいては、図1、図3に示す使用位置からのヒンジピン
14を中心とした跳ね上げ動作のもとで、チャイルドクッ
ション18が、図4、図5に示すように、自動車のシー
ト、たとえば、リヤシート22のシートバック24に形成さ
れた格納凹部24a に、チャイルドバック20を伴って格納
可能となっている。
【0015】なお、このようなチャイルドシート16は、
たとえば、図1、図3に示す使用位置でのチャイルドバ
ック20の前倒しのもとで、シートバック(シート本体)
24への着座者のアームレストとして兼用可能に構成され
ている。
たとえば、図1、図3に示す使用位置でのチャイルドバ
ック20の前倒しのもとで、シートバック(シート本体)
24への着座者のアームレストとして兼用可能に構成され
ている。
【0016】図1、図2に示すように、チャイルドクッ
ション18の骨格をなすクッションフレーム18a は、たと
えば、ヒンジピン14の突設されたブラケット26を後端部
の左右サイドにそれぞれ有して形成され、シートバック
24に対して固定された一対のベースブラケット28でのヒ
ンジピンの軸支によって、チャイルドクッションが、シ
ートバックに対して揺動可能に取り付けられている。
ション18の骨格をなすクッションフレーム18a は、たと
えば、ヒンジピン14の突設されたブラケット26を後端部
の左右サイドにそれぞれ有して形成され、シートバック
24に対して固定された一対のベースブラケット28でのヒ
ンジピンの軸支によって、チャイルドクッションが、シ
ートバックに対して揺動可能に取り付けられている。
【0017】そして、たとえば、チャイルドバック20の
バックフレーム20a の左右サイド間に架設、固定された
支持ロッド30の各端末が、バックフレームから延出さ
れ、ブラケット26による延出端の軸支によって、チャイ
ルドバックが、チャイルドクッション18に対して揺動可
能に連結、支持されている。通常、支持ロッド30は、ヒ
ンジピン14から特定の距離だけ離反した位置で軸支され
る。
バックフレーム20a の左右サイド間に架設、固定された
支持ロッド30の各端末が、バックフレームから延出さ
れ、ブラケット26による延出端の軸支によって、チャイ
ルドバックが、チャイルドクッション18に対して揺動可
能に連結、支持されている。通常、支持ロッド30は、ヒ
ンジピン14から特定の距離だけ離反した位置で軸支され
る。
【0018】ここで、図2を見るとよくわかるように、
この発明では、支持ロッド30がヒンジピン14より所定距
離だけ離反して配設されているのに着目し、支持ロッド
の各端末を更に延長して形成することで、各端末をベー
スブラケット28のガイド孔32に挿通されるサポートピン
12として形成している。
この発明では、支持ロッド30がヒンジピン14より所定距
離だけ離反して配設されているのに着目し、支持ロッド
の各端末を更に延長して形成することで、各端末をベー
スブラケット28のガイド孔32に挿通されるサポートピン
12として形成している。
【0019】ガイド孔32は、ヒンジピン14を中心とし、
ヒンジピン、サポートピン12間の距離を半径とする円弧
状で、使用位置、格納位置間におけるチャイルドクッシ
ョン18の揺動を保障する範囲にわたって形成されてい
る。
ヒンジピン、サポートピン12間の距離を半径とする円弧
状で、使用位置、格納位置間におけるチャイルドクッシ
ョン18の揺動を保障する範囲にわたって形成されてい
る。
【0020】そして、図1、図2および図5を見るとわ
かるように、この発明のビルトイン式チャイルドシート
のロック機構10においては、チャイルドクッション18、
つまりはチャイルドシート16の使用位置、格納位置に対
応する位置でサポートピン12をロック可能なロックプレ
ート34が、たとえば、ベースブラケット28に取り付けら
れている。
かるように、この発明のビルトイン式チャイルドシート
のロック機構10においては、チャイルドクッション18、
つまりはチャイルドシート16の使用位置、格納位置に対
応する位置でサポートピン12をロック可能なロックプレ
ート34が、たとえば、ベースブラケット28に取り付けら
れている。
【0021】ロックプレート34は、たとえば、図1、図
3に示すチャイルドシート16の使用位置に対応する位置
でサポートピン12に係合(ロック)する第1フック36
と、図4、図5に示す格納位置に対応する位置でサポー
トピンに係合する第2フック38とを有して形成されてい
る。
3に示すチャイルドシート16の使用位置に対応する位置
でサポートピン12に係合(ロック)する第1フック36
と、図4、図5に示す格納位置に対応する位置でサポー
トピンに係合する第2フック38とを有して形成されてい
る。
【0022】図1、図2を見るとわかるように、この発
明において、ロックプレート34は、たとえば、略対称的
に形成、配置された略く字形状の第1アーム40、第2ア
ーム42の組み合わせによって形成され、各アームに、第
1、第2のフック36、38 が個別に設けられている。第
1、第2のアーム40、42 は、たとえば、ベースブラケッ
ト28から突設された枢支ピン44、46 に対してそれぞれ枢
着され、対向端が、連結ピン48によって連動可能に連結
されている。
明において、ロックプレート34は、たとえば、略対称的
に形成、配置された略く字形状の第1アーム40、第2ア
ーム42の組み合わせによって形成され、各アームに、第
1、第2のフック36、38 が個別に設けられている。第
1、第2のアーム40、42 は、たとえば、ベースブラケッ
ト28から突設された枢支ピン44、46 に対してそれぞれ枢
着され、対向端が、連結ピン48によって連動可能に連結
されている。
【0023】ここで、このような構成においては、第1
アーム40に設けられた連結ピン48の挿通される第2アー
ム42の挿通孔50が、たとえば、長孔として形成される。
このように、挿通孔50を長孔とすれば、長孔内での連結
ピン48の移動のもとで、枢支ピン44、46 を中心とした第
1、第2のアーム40、42 の回動時における、各アームの
対向端間の回動軌跡のずれが保障されるため、第1、第
2のアームの同期した円滑な回動、つまりは円滑な連動
が容易に確保される。
アーム40に設けられた連結ピン48の挿通される第2アー
ム42の挿通孔50が、たとえば、長孔として形成される。
このように、挿通孔50を長孔とすれば、長孔内での連結
ピン48の移動のもとで、枢支ピン44、46 を中心とした第
1、第2のアーム40、42 の回動時における、各アームの
対向端間の回動軌跡のずれが保障されるため、第1、第
2のアームの同期した円滑な回動、つまりは円滑な連動
が容易に確保される。
【0024】なお、ロックプレートの第1、第2のアー
ム40、42 は、たとえば、図1に実線で示す第1、第2の
フック36、38 のロック位置と、一点鎖線で示す第1、第
2のフックのロック解除位置との間を回動可能に構成さ
れている。そして、第1、第2アーム40、42 の回動範囲
は、たとえば、挿通孔50の長さにより規定可能となって
いる。
ム40、42 は、たとえば、図1に実線で示す第1、第2の
フック36、38 のロック位置と、一点鎖線で示す第1、第
2のフックのロック解除位置との間を回動可能に構成さ
れている。そして、第1、第2アーム40、42 の回動範囲
は、たとえば、挿通孔50の長さにより規定可能となって
いる。
【0025】また、図1、図2に示すように、操作レバ
ーとなる延出片52が、たとえば、第2アーム42の端末に
一体的に設けられている。
ーとなる延出片52が、たとえば、第2アーム42の端末に
一体的に設けられている。
【0026】そして、第1、第2のアーム40、42 は、リ
ターンばね54によって、第1、第2のフック36、38 のロ
ック方向に偏倚されている。リターンばね54として、た
とえば、操作レバー(延出片)52に対するベースブラケ
ット28の上方位置と操作レバーとの間に張設された引張
コイルばねが利用できる。
ターンばね54によって、第1、第2のフック36、38 のロ
ック方向に偏倚されている。リターンばね54として、た
とえば、操作レバー(延出片)52に対するベースブラケ
ット28の上方位置と操作レバーとの間に張設された引張
コイルばねが利用できる。
【0027】このような構成のビルトイン式チャイルド
シートのロック機構10において、たとえば、図1、図3
に示すようなチャイルドクッション18の引き出された使
用位置を、チャイルドシート16の初期位置と仮定する。
この初期位置においては、図1に実線で示すように、サ
ポートピン12がガイド孔32の上方端に位置し、リターン
ばね(引張コイルばね)54の偏倚力のもとで、第1フッ
ク36によりロックされている。
シートのロック機構10において、たとえば、図1、図3
に示すようなチャイルドクッション18の引き出された使
用位置を、チャイルドシート16の初期位置と仮定する。
この初期位置においては、図1に実線で示すように、サ
ポートピン12がガイド孔32の上方端に位置し、リターン
ばね(引張コイルばね)54の偏倚力のもとで、第1フッ
ク36によりロックされている。
【0028】このような状態においては、第1フック36
でのロックによって、ヒンジピン14を中心としたサポー
トピン12の移動が規制されるため、チャイルドクッショ
ン18が使用位置に保持される。つまり、跳ね上げ方向へ
のチャイルドクッション18の揺動、および、チャイルド
クッションの沈み込み等が、第1フック36でのサポート
ピン12のロックによって阻止されるため、使用位置にお
ける、チャイルドシートのガタつきが確実に防止でき
る。
でのロックによって、ヒンジピン14を中心としたサポー
トピン12の移動が規制されるため、チャイルドクッショ
ン18が使用位置に保持される。つまり、跳ね上げ方向へ
のチャイルドクッション18の揺動、および、チャイルド
クッションの沈み込み等が、第1フック36でのサポート
ピン12のロックによって阻止されるため、使用位置にお
ける、チャイルドシートのガタつきが確実に防止でき
る。
【0029】そして、このような初期位置において、操
作レバー52をリターンばね54の偏倚力に抗して下方に押
し込むと、図1に一点鎖線で示すように、第1、第2の
アーム40、42 が同期して第1、第2のフック36、38 のロ
ック解除方向に回動され、これにより、第1フック36に
よるサポートピン12のロックが解除される。このロック
解除状態においては、サポートピン12が、ベースブラケ
ット28に対してフリーになるため、ガイド孔32に沿った
サポートピンの移動、つまりはチャイルドクッション18
の跳ね上げに伴うチャイルドシート16の格納動作が可能
となる。
作レバー52をリターンばね54の偏倚力に抗して下方に押
し込むと、図1に一点鎖線で示すように、第1、第2の
アーム40、42 が同期して第1、第2のフック36、38 のロ
ック解除方向に回動され、これにより、第1フック36に
よるサポートピン12のロックが解除される。このロック
解除状態においては、サポートピン12が、ベースブラケ
ット28に対してフリーになるため、ガイド孔32に沿った
サポートピンの移動、つまりはチャイルドクッション18
の跳ね上げに伴うチャイルドシート16の格納動作が可能
となる。
【0030】このとき、第1フック36によるロック解除
状態における、チャイルドクッション18の跳ね上げ動作
のもとで、サポートピン12を第1フック36との整列位置
から移動させた後、操作レバー52の操作力を解除すれ
ば、リターンばね54の偏倚力のもとで、第1、第2のア
ーム40、42 は、同期してロック方向に回動される。しか
しながら、第1、第2のフック36、38 は、使用位置、格
納位置のそれぞれで、サポートピン12をロックするにす
ぎないため、対応する位置以外にあるサポートピンに対
しては、その移動を妨げない。
状態における、チャイルドクッション18の跳ね上げ動作
のもとで、サポートピン12を第1フック36との整列位置
から移動させた後、操作レバー52の操作力を解除すれ
ば、リターンばね54の偏倚力のもとで、第1、第2のア
ーム40、42 は、同期してロック方向に回動される。しか
しながら、第1、第2のフック36、38 は、使用位置、格
納位置のそれぞれで、サポートピン12をロックするにす
ぎないため、対応する位置以外にあるサポートピンに対
しては、その移動を妨げない。
【0031】チャイルドクッション18の跳ね上げ動作に
伴って下方端方向に移動したサポートピン12が、たとえ
ば、第2アーム42のガイド面42a に接触すると、サポー
トピンの進行によるガイド面、つまりは第2アームの押
圧により、第2アームが第1アーム40を伴って、リター
ンばね54の偏倚力に抗して回動されるため、サポートピ
ンの移動が保障される。
伴って下方端方向に移動したサポートピン12が、たとえ
ば、第2アーム42のガイド面42a に接触すると、サポー
トピンの進行によるガイド面、つまりは第2アームの押
圧により、第2アームが第1アーム40を伴って、リター
ンばね54の偏倚力に抗して回動されるため、サポートピ
ンの移動が保障される。
【0032】そして、サポートピン12が、ガイド孔32の
下方端に到達して第2フック38に整列すると、リターン
ばね54の偏倚力のもとで第2アーム42が時計方向に回動
して、図5に示す第2フックでのサポートピンのロック
により、サポートピンの移動を規制するため、チャイル
ドクッション18、つまりはチャイルドシート16が、格納
凹部24a の内部の格納位置に設定、保持される(図4参
照)。
下方端に到達して第2フック38に整列すると、リターン
ばね54の偏倚力のもとで第2アーム42が時計方向に回動
して、図5に示す第2フックでのサポートピンのロック
により、サポートピンの移動を規制するため、チャイル
ドクッション18、つまりはチャイルドシート16が、格納
凹部24a の内部の格納位置に設定、保持される(図4参
照)。
【0033】このような、チャイルドシート16の格納位
置におけるロック時においては、サポートピン12の移動
がガイド孔32の下方端および第2フック38によって規制
されるため、チャイルドクッション18、つまりはチャイ
ルドシート16の不意な飛び出し、ガタつきが確実に防止
される。
置におけるロック時においては、サポートピン12の移動
がガイド孔32の下方端および第2フック38によって規制
されるため、チャイルドクッション18、つまりはチャイ
ルドシート16の不意な飛び出し、ガタつきが確実に防止
される。
【0034】また、このようなチャイルドシート16の格
納位置において、操作レバー52を再度押し込むと、枢支
ピン46を中心とする反時計方向への第1アーム42の回動
により、図5に一点鎖線で示すように、第2フック38で
のサポートピン12のロックが解除される。そして、サポ
ートピン12のロック解除状態においては、チャイルドク
ッション18が揺動自在になるため、サポートピンがガイ
ド孔32の上方端で第1フック36にロックされるまでチャ
イルドクッションを引き出せば、チャイルドシート16が
使用位置に、再度設定、保持される(図1、図3参
照)。
納位置において、操作レバー52を再度押し込むと、枢支
ピン46を中心とする反時計方向への第1アーム42の回動
により、図5に一点鎖線で示すように、第2フック38で
のサポートピン12のロックが解除される。そして、サポ
ートピン12のロック解除状態においては、チャイルドク
ッション18が揺動自在になるため、サポートピンがガイ
ド孔32の上方端で第1フック36にロックされるまでチャ
イルドクッションを引き出せば、チャイルドシート16が
使用位置に、再度設定、保持される(図1、図3参
照)。
【0035】上記のように、この発明のビルトイン式チ
ャイルドシートのロック機構10においては、サポートピ
ン12をチャイルドシート16の使用位置、格納位置でロッ
クする第1、第2のフック36、38 が、操作レバー52での
ロック解除操作の可能なロックプレート34に設けられて
いる。そして、ロックプレート34は、操作レバー52の操
作により、第1、第2のフック36、38 をいずれもロック
解除方向に同期して移動させるように構成されている。
ャイルドシートのロック機構10においては、サポートピ
ン12をチャイルドシート16の使用位置、格納位置でロッ
クする第1、第2のフック36、38 が、操作レバー52での
ロック解除操作の可能なロックプレート34に設けられて
いる。そして、ロックプレート34は、操作レバー52の操
作により、第1、第2のフック36、38 をいずれもロック
解除方向に同期して移動させるように構成されている。
【0036】つまり、この発明によれば、チャイルドシ
ート16の使用位置、格納位置のいずれにおいても、操作
レバー52の操作のもとで各位置でのサポートピン12のロ
ックが解除できるため、チャイルドシートの格納、引き
出しのための操作が煩雑化しない。
ート16の使用位置、格納位置のいずれにおいても、操作
レバー52の操作のもとで各位置でのサポートピン12のロ
ックが解除できるため、チャイルドシートの格納、引き
出しのための操作が煩雑化しない。
【0037】そして、操作レバー52によるロック解除操
作は、チャイルドシート16の使用位置、格納位置のいず
れにおいても、同一方向への操作で足りるため、この点
からも操作の煩雑化が防止でき、操作性が向上される。
作は、チャイルドシート16の使用位置、格納位置のいず
れにおいても、同一方向への操作で足りるため、この点
からも操作の煩雑化が防止でき、操作性が向上される。
【0038】更に、チャイルドシート16のロック解除操
作が、操作レバー52の単一方向への操作に限定されるた
め、操作レバーの誤操作が十分に防止できる。そのた
め、リヤシート22への着座者やチャイルドシート16に着
座した幼児の安全性、快適性が十分に確保できる。
作が、操作レバー52の単一方向への操作に限定されるた
め、操作レバーの誤操作が十分に防止できる。そのた
め、リヤシート22への着座者やチャイルドシート16に着
座した幼児の安全性、快適性が十分に確保できる。
【0039】また、ヒンジピン14と平行のサポートピン
12をブラケット26から突出させるとともに、ベースブラ
ケットのガイド孔32の上方端、下方端でサポートピンを
ロックする第1、第2のフック36、38 を、ロックプレー
ト34に設ければ足りるため、構成が複雑化しない。
12をブラケット26から突出させるとともに、ベースブラ
ケットのガイド孔32の上方端、下方端でサポートピンを
ロックする第1、第2のフック36、38 を、ロックプレー
ト34に設ければ足りるため、構成が複雑化しない。
【0040】そして、実施例のように、ロックプレート
34を、第1アーム40、第2アーム42に分割し、操作レバ
ー52の操作のもとで連動可能とすれば、ロック解除まで
の操作レバーのストロークが小さくなるとともに、第
1、第2のフック36、38 のロック、ロック解除動作が同
一のストロークで同期して行われるため、操作性が一層
向上される。
34を、第1アーム40、第2アーム42に分割し、操作レバ
ー52の操作のもとで連動可能とすれば、ロック解除まで
の操作レバーのストロークが小さくなるとともに、第
1、第2のフック36、38 のロック、ロック解除動作が同
一のストロークで同期して行われるため、操作性が一層
向上される。
【0041】ここで、実施例においては、第2アーム42
に操作レバー52が設けられ、操作レバーの押し込み操作
のもとで、第1、第2のフック36、38 によるサポートピ
ン12のロック解除が可能となっている。しかし、これに
限定されず、たとえば、図6に示すように、操作レバー
52を第1アーム40に設ける構成としてもよい。
に操作レバー52が設けられ、操作レバーの押し込み操作
のもとで、第1、第2のフック36、38 によるサポートピ
ン12のロック解除が可能となっている。しかし、これに
限定されず、たとえば、図6に示すように、操作レバー
52を第1アーム40に設ける構成としてもよい。
【0042】この場合、リターンばね54の偏倚力に抗し
た操作レバー52の引き上げ操作のもとで、第1アーム4
0、第2アーム42が、第1、第2のフック36、38 のロッ
ク解除方向にいずれも回動するため、操作レバー52を第
1アーム40に設けた構成においても、上記実施例と同様
に、操作レバーの単一化、操作性の改善が確実にはから
れる。
た操作レバー52の引き上げ操作のもとで、第1アーム4
0、第2アーム42が、第1、第2のフック36、38 のロッ
ク解除方向にいずれも回動するため、操作レバー52を第
1アーム40に設けた構成においても、上記実施例と同様
に、操作レバーの単一化、操作性の改善が確実にはから
れる。
【0043】また、実施例においては、リターンばね54
として引張コイルばねを例示しているが、第1、第2の
フック36、38 によるサポートピン12のロック方向に、第
1、第2のフック36、38 をそれぞれ偏倚すれば足りるた
め、これに限定されず、たとえば、圧縮コイルばね、ね
じりばね等の他の各種ばね部材をリターンばねとして利
用してもよい。
として引張コイルばねを例示しているが、第1、第2の
フック36、38 によるサポートピン12のロック方向に、第
1、第2のフック36、38 をそれぞれ偏倚すれば足りるた
め、これに限定されず、たとえば、圧縮コイルばね、ね
じりばね等の他の各種ばね部材をリターンばねとして利
用してもよい。
【0044】しかしながら、リターンばね54を引張コイ
ルばねとすれば、取り付け、配置にさほど広いスペース
を要しないとともに、操作レバー52、つまりはロックア
ーム34と固定部材のベースブラケット28とに対して、各
端末を直接的に係止すれば足りるため、構成の複雑化、
作業性の煩雑化が、確実に防止できる。
ルばねとすれば、取り付け、配置にさほど広いスペース
を要しないとともに、操作レバー52、つまりはロックア
ーム34と固定部材のベースブラケット28とに対して、各
端末を直接的に係止すれば足りるため、構成の複雑化、
作業性の煩雑化が、確実に防止できる。
【0045】なお、リターンばね54は、第1、第2のフ
ック36、38 によるサポートピン12のロック方向に、ロッ
クプレート34を偏倚すれば足りるため、その張設位置
は、図示の位置に限定されない。
ック36、38 によるサポートピン12のロック方向に、ロッ
クプレート34を偏倚すれば足りるため、その張設位置
は、図示の位置に限定されない。
【0046】そして、実施例では、図示のように、ベー
スブラケット28に突設、固定された枢支ピン44、46 に、
第1、第2のアーム40、42 をそれぞれ枢着しているが、
固定の枢支ピンに限定されず、たとえば、別体の枢支ピ
ンでの各アーム、ベースブラケット間の連結によって、
各アームをベースブラケットに対して回動可能に支持し
てもよい。
スブラケット28に突設、固定された枢支ピン44、46 に、
第1、第2のアーム40、42 をそれぞれ枢着しているが、
固定の枢支ピンに限定されず、たとえば、別体の枢支ピ
ンでの各アーム、ベースブラケット間の連結によって、
各アームをベースブラケットに対して回動可能に支持し
てもよい。
【0047】また、実施例においては、チャイルドバッ
ク20の支持ロッド30の端末をサポートピン12として利用
しているが、ヒンジピン14から離反した位置で、ヒンジ
ピンと平行して突出していれば足りるため、これに限定
されず、たとえば、図7に示すように、支持ロッドとは
別体のサポートピンを、ブラケット26に突設させる構成
としてもよい。
ク20の支持ロッド30の端末をサポートピン12として利用
しているが、ヒンジピン14から離反した位置で、ヒンジ
ピンと平行して突出していれば足りるため、これに限定
されず、たとえば、図7に示すように、支持ロッドとは
別体のサポートピンを、ブラケット26に突設させる構成
としてもよい。
【0048】しかしながら、サポートピン12として、支
持ロッド30の端末を利用すれば、部品点数が削減できる
ため、部品点数の増加、および、これに起因する構成の
複雑化が確実に防止される。
持ロッド30の端末を利用すれば、部品点数が削減できる
ため、部品点数の増加、および、これに起因する構成の
複雑化が確実に防止される。
【0049】更に、使用位置、格納位置間でのチャイル
ドシート16の揺動範囲に対応するガイド孔32への遊挿の
もとで、サポートピン12が配設されているが、これに限
定されず、たとえば、ガイド孔を省略する構成としても
よい。
ドシート16の揺動範囲に対応するガイド孔32への遊挿の
もとで、サポートピン12が配設されているが、これに限
定されず、たとえば、ガイド孔を省略する構成としても
よい。
【0050】しかしながら、ガイド孔32にサポートピン
12を遊挿する構成では、使用位置、格納位置からのチャ
イルドシート16の過剰な揺動が、ガイド孔の各端縁とサ
ポートピンとの係合のもとで規制されるため、ストッパ
等の別部材を設けることなく、チャイルドシートの揺動
規制が行える。従って、この点においても、部品点数の
増加が防止でき、チャイルドシートのロック機構10の構
成が、十分に簡素化できる。
12を遊挿する構成では、使用位置、格納位置からのチャ
イルドシート16の過剰な揺動が、ガイド孔の各端縁とサ
ポートピンとの係合のもとで規制されるため、ストッパ
等の別部材を設けることなく、チャイルドシートの揺動
規制が行える。従って、この点においても、部品点数の
増加が防止でき、チャイルドシートのロック機構10の構
成が、十分に簡素化できる。
【0051】そして、ヒンジピン14の軸支されるベース
ブラケット26にガイド孔32、ロックプレート34をそれぞ
れ設ければ、これら専用のブラケットを別部材として配
設する必要がないため、この点からも、構成の簡素化が
はかられる。
ブラケット26にガイド孔32、ロックプレート34をそれぞ
れ設ければ、これら専用のブラケットを別部材として配
設する必要がないため、この点からも、構成の簡素化が
はかられる。
【0052】ここで、実施例においては、ロックプレー
ト34を第1アーム40と第2アーム42とに分割している
が、第1フック36、第2フック38を操作レバー52の操作
のもとでいずれもロック解除方向に移動させればよいた
め、第1、第2のアームの組み合わせに限定されず、た
とえば、一端の枢着点を中心として回動される一体のロ
ックプレートに、第1、第2のフックをそれぞれ設ける
構成としてもよい。また、回動に限定されず、たとえ
ば、単一方向へのスライドのもとで、ロックプレートを
第1、第2のフック36、38 によるサポートピン12のロッ
クを解除させる構成としてもよい。
ト34を第1アーム40と第2アーム42とに分割している
が、第1フック36、第2フック38を操作レバー52の操作
のもとでいずれもロック解除方向に移動させればよいた
め、第1、第2のアームの組み合わせに限定されず、た
とえば、一端の枢着点を中心として回動される一体のロ
ックプレートに、第1、第2のフックをそれぞれ設ける
構成としてもよい。また、回動に限定されず、たとえ
ば、単一方向へのスライドのもとで、ロックプレートを
第1、第2のフック36、38 によるサポートピン12のロッ
クを解除させる構成としてもよい。
【0053】しかしながら、ロックプレート34を第1ア
ーム40、第2アーム42に分割し、連動した各方向への回
動のもとでロック解除可能とすれば、ロック解除までの
操作レバーのストロークが小さくなるとともに、第1、
第2のフック36、38 のロック、ロック解除動作が同一の
ストロークで同期して行われるため、操作性が一層向上
される。また、図1に示すように、サポートピン12の移
動軌跡を避けて、ロックプレート34、操作レバー52等が
配設できるため、この点からも、構成の複雑化が確実に
防止できる。
ーム40、第2アーム42に分割し、連動した各方向への回
動のもとでロック解除可能とすれば、ロック解除までの
操作レバーのストロークが小さくなるとともに、第1、
第2のフック36、38 のロック、ロック解除動作が同一の
ストロークで同期して行われるため、操作性が一層向上
される。また、図1に示すように、サポートピン12の移
動軌跡を避けて、ロックプレート34、操作レバー52等が
配設できるため、この点からも、構成の複雑化が確実に
防止できる。
【0054】また、操作レバー52は、第1、第2のアー
ム40、42 のいずれかと一体的な延出片として具体化され
ているが、操作レバーの所定操作のもとで、ロックプレ
ート34をロック解除方向に作動させれば足りるため、た
とえば、別体の操作レバー、ロックプレートを連動可能
に連結する構成としてもよい。
ム40、42 のいずれかと一体的な延出片として具体化され
ているが、操作レバーの所定操作のもとで、ロックプレ
ート34をロック解除方向に作動させれば足りるため、た
とえば、別体の操作レバー、ロックプレートを連動可能
に連結する構成としてもよい。
【0055】しかしながら、操作レバー52をロックプレ
ート34と一体的に設ければ、部品点数が削減できるた
め、この点からも、構成が簡素化される。
ート34と一体的に設ければ、部品点数が削減できるた
め、この点からも、構成が簡素化される。
【0056】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るビルトイ
ン式チャイルドシートのロック機構によれば、チャイル
ドシートの使用位置、格納位置のいずれにおいても、1
つの操作レバーの単一操作のもとで、各位置でのサポー
トピンのロックが解除できるため、操作レバーによるロ
ック解除操作が煩雑化しないとともに、ロック解除時の
操作性が向上される。
ン式チャイルドシートのロック機構によれば、チャイル
ドシートの使用位置、格納位置のいずれにおいても、1
つの操作レバーの単一操作のもとで、各位置でのサポー
トピンのロックが解除できるため、操作レバーによるロ
ック解除操作が煩雑化しないとともに、ロック解除時の
操作性が向上される。
【0058】また、チャイルドシートのロック解除操作
が、操作レバーの単一方向への操作に限定されるため、
操作レバーの誤操作が十分に防止できる。そのため、シ
ートへの着座者やチャイルドシートへの着座者の安全
性、快適性が十分に確保できる。
が、操作レバーの単一方向への操作に限定されるため、
操作レバーの誤操作が十分に防止できる。そのため、シ
ートへの着座者やチャイルドシートへの着座者の安全
性、快適性が十分に確保できる。
【0059】そして、ロックプレートを第1フックを有
する第1アームと、第2フックを有する第2アームとに
分割し、操作レバーの操作に連動して個別に回動可能と
すれば、ロック解除までの操作レバーのストロークが小
さくなるとともに、第1、第2のフックのロック、ロッ
ク解除動作が同一のストロークで同期して行われるた
め、操作性が一層向上される。
する第1アームと、第2フックを有する第2アームとに
分割し、操作レバーの操作に連動して個別に回動可能と
すれば、ロック解除までの操作レバーのストロークが小
さくなるとともに、第1、第2のフックのロック、ロッ
ク解除動作が同一のストロークで同期して行われるた
め、操作性が一層向上される。
【0060】また、サポートピンとして、支持ロッドの
端末を利用すれば、部品点数が削減できるため、部品点
数の増加、および、これに起因する構成の複雑化が確実
に防止される。
端末を利用すれば、部品点数が削減できるため、部品点
数の増加、および、これに起因する構成の複雑化が確実
に防止される。
【0061】更に、ヒンジピンの軸支されるベースブラ
ケットにガイド孔、ロックプレートをそれぞれ設けれ
ば、これら専用のブラケットを別部材として配設する必
要がないため、この点からも、ロック機構の構成が十分
に簡素化される。
ケットにガイド孔、ロックプレートをそれぞれ設けれ
ば、これら専用のブラケットを別部材として配設する必
要がないため、この点からも、ロック機構の構成が十分
に簡素化される。
【0062】そして、操作レバーをロックプレートと一
体的に設ければ、部品点数が削減できるため、この点に
おいても、構成が簡素化される。
体的に設ければ、部品点数が削減できるため、この点に
おいても、構成が簡素化される。
【0063】また、リターンばねを引張ばねとすれば、
取り付け、配置にさほど広いスペースを要しないととも
に、操作レバーと固定部材とに対して、各端末を直接的
に係止すれば足りるため、構成の複雑化、作業性の煩雑
化が、確実に防止できる。
取り付け、配置にさほど広いスペースを要しないととも
に、操作レバーと固定部材とに対して、各端末を直接的
に係止すれば足りるため、構成の複雑化、作業性の煩雑
化が、確実に防止できる。
【図1】チャイルドシートの使用位置における、この発
明に係るビルトイン式チャイルドシートのロック機構の
概略正面図である。
明に係るビルトイン式チャイルドシートのロック機構の
概略正面図である。
【図2】ビルトイン式チャイルドシートのロック機構の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図3】チャイルドシートの使用位置における、ビルト
イン式チャイルドシート付シートの概略側面図である。
イン式チャイルドシート付シートの概略側面図である。
【図4】チャイルドシートの格納位置における、ビルト
イン式チャイルドシート付シートの概略側面図である。
イン式チャイルドシート付シートの概略側面図である。
【図5】チャイルドシートの格納位置における、ビルト
イン式チャイルドシートのロック機構の概略正面図であ
る。
イン式チャイルドシートのロック機構の概略正面図であ
る。
【図6】この発明の変形例における、ビルトイン式チャ
イルドシートのロック機構の概略正面図である。
イルドシートのロック機構の概略正面図である。
【図7】この発明の別の変形例における、ビルトイン式
チャイルドシートのロック機構の分解斜視図である。
チャイルドシートのロック機構の分解斜視図である。
10 ビルトイン式チャイルドシートのロック機構 12 サポートピン 14 ヒンジピン 16 チャイルドシート 18 チャイルドシートクッション(チャイルドクッショ
ン) 20 チャイルドシートバック(チャイルドバック) 24a 格納凹部 28 ベースブラケット 30 支持ロッド 32 ガイド孔 34 ロックプレート 36、38 第1、第2のフック 40、42 第1、第2のアーム 52 操作レバー(延出片) 54 リターンばね(引張コイルばね)
ン) 20 チャイルドシートバック(チャイルドバック) 24a 格納凹部 28 ベースブラケット 30 支持ロッド 32 ガイド孔 34 ロックプレート 36、38 第1、第2のフック 40、42 第1、第2のアーム 52 操作レバー(延出片) 54 リターンばね(引張コイルばね)
Claims (8)
- 【請求項1】 前倒し可能なチャイルドシートバックの
連結されたチャイルドシートクッションが、チャイルド
シートバックと共にシート本体の格納凹部に格納可能
に、ヒンジピンを介して連結、支持されたビルトイン式
チャイルドシートにおいて、 サポートピンが、ヒンジピンから所定距離だけ離反した
位置で、ヒンジピンと平行に突設されるとともに、 ヒンジピンの回りで円弧状に移動するサポートピンを、
チャイルドシートの使用位置、格納位置での係合のもと
で対応する各位置に保持する第1、第2のフックが、操
作レバーに連動するロックプレートにそれぞれ形成さ
れ、 サポートピンへの第1、第2のフックのロック方向にロ
ックプレートを偏倚するリターンばねの偏倚力に抗し
た、対応方向への操作レバーの操作により、ロックプレ
ートの第1、第2のフックが、サポートピンとのロック
解除方向にいずれも移動されるビルトイン式チャイルド
シートのロック機構。 - 【請求項2】 前倒し可能なチャイルドシートバックの
連結されたチャイルドシートクッションが、チャイルド
シートバックと共にシート本体の格納凹部に格納可能
に、ヒンジピンを介して連結、支持されたビルトイン式
チャイルドシートにおいて、 サポートピンが、ヒンジピンから所定距離だけ離反した
位置で、ヒンジピンと平行に突設され、 操作レバーに連動するロックプレートが、略対称に配置
された略く字形状の第1、第2のアームの対向端の連結
により形成されるとともに、ヒンジピンの回りで円弧状
に移動するサポートピンを、チャイルドシートの使用位
置、格納位置での係合のもとで対応する各位置に保持す
る第1、第2のフックが、ロックプレートの各アームに
個別に形成され、 サポートピンへの第1、第2のフックのロック方向にロ
ックプレートを偏倚するリターンばねの偏倚力に抗し
た、対応方向への操作レバーの操作により、ロックプレ
ートの第1、第2のフックが、サポートピンとのロック
解除方向にいずれも同期して移動されるビルトイン式チ
ャイルドシートのロック機構。 - 【請求項3】 前倒し可能なチャイルドシートバックの
連結されたチャイルドシートクッションが、チャイルド
シートバックと共にシート本体の格納凹部に格納可能
に、ヒンジピンを介して連結、支持されたビルトイン式
チャイルドシートにおいて、 サポートピンが、ヒンジピンから所定距離だけ離反した
位置で、ヒンジピンと平行に突設され、 ヒンジピンの回りでヒンジピン、サポートピン間の距離
を半径とする円弧状でサポートピンの遊挿可能な幅のガ
イド孔が、ヒンジの軸支される固定のベースブラケット
に形成されるとともに、 サポートピンをチャイルドシートの使用位置、格納位置
での係合のもとで対応する各位置に保持する第1、第2
のフックが、操作レバーと連動可能にベースブラケット
に対して設けられたロックプレートに、それぞれ形成さ
れ、 サポートピンへの第1、第2のフックのロック方向にロ
ックプレートを偏倚するリターンばねの偏倚力に抗し
た、対応方向への操作レバーの操作により、ロックプレ
ートの第1、第2のフックが、サポートピンとのロック
解除方向にいずれも移動されるビルトイン式チャイルド
シートのロック機構。 - 【請求項4】 前倒し可能なチャイルドシートバックの
連結されたチャイルドシートクッションが、チャイルド
シートバックと共にシート本体の格納凹部に格納可能
に、ヒンジピンを介して連結、支持されたビルトイン式
チャイルドシートにおいて、 サポートピンが、ヒンジピンから所定距離だけ離反した
位置で、ヒンジピンと平行に突設され、 ヒンジピンの回りでヒンジピン、サポートピン間の距離
を半径とする円弧状でサポートピンの遊挿可能な幅のガ
イド孔が、ヒンジの軸支される固定のベースブラケット
に形成されるとともに、 操作レバーに連動するロックプレートが、略対称に配置
された略く字形状の第1、第2のアームの対向端の連結
により形成されて、各アームの個別の枢着のもとで、ベ
ースブラケットに対して取り付けられるとともに、ヒン
ジピンの回りで円弧状に移動するサポートピンを、チャ
イルドシートの使用位置、格納位置での係合のもとで対
応する各位置に保持する第1、第2のフックが、ロック
プレートの各アームに個別に形成され、 サポートピンへの第1、第2のフックのロック方向にロ
ックプレートを偏倚するリターンばねの偏倚力に抗し
た、対応方向への操作レバーの操作により、ロックプレ
ートの第1、第2のフックが、サポートピンとのロック
解除方向にいずれも同期して移動されるビルトイン式チ
ャイルドシートのロック機構。 - 【請求項5】 チャイルドシートバックをチャイルドシ
ートクッションに対して前倒し可能に支持する支持ロッ
ドの端末を所定長だけ延長し、当該延長端をサポートピ
ンとして形成する請求項1ないし4のいずれか記載のビ
ルトイン式チャイルドシートのロック機構。 - 【請求項6】 操作レバーが、ロックプレートと一体的
に形成された請求項1ないし5のいずれか記載のビルト
イン式チャイルドシートのロック機構。 - 【請求項7】 リターンばねが、操作レバー、ロックプ
レートの取り付けられる固定の基部材と操作レバー、ロ
ックプレートのいずれかとの間で張設された引張コイル
ばねである請求項1ないし6のいずれか記載のビルトイ
ン式チャイルドシートのロック機構。 - 【請求項8】 前倒し可能なチャイルドシートバックの
連結されたチャイルドシートクッションが、チャイルド
シートバックと共にシート本体の格納凹部に格納可能
に、ヒンジピンを介して連結、支持されたビルトイン式
チャイルドシートにおいて、 チャイルドシートバックをチャイルドシートクッション
に対して前倒し可能に支持する支持ロッドの端末が、所
定長だけ延長されてサポートピンとして形成され、 操作レバーに連動するロックプレートが、略対称に配置
された略く字形状の第1、第2のアームの対向端の連結
により形成されて、各アームの個別の枢着のもとで、ベ
ースブラケットに対して取り付けられるとともに、ヒン
ジピンの回りで円弧状に移動するサポートピンをチャイ
ルドシートの使用位置、格納位置での係合のもとで対応
する各位置に保持する第1、第2のフックが、ロックプ
レートの各アームに個別に形成されるとともに、第1、
第2のアームのいずれか一方と一体的に、操作レバーが
形成され、 サポートピンへの第1、第2のフックのロック方向にロ
ックプレートを偏倚可能に引張コイルばねから形成され
配置されたリターンばねの偏倚力に抗した、対応方向へ
の操作レバーの操作により、ロックプレートの第1、第
2のフックが、サポートピンとのロック解除方向にいず
れも移動されるビルトイン式チャイルドシートのロック
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01492594A JP3234085B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ビルトイン式チャイルドシートのロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01492594A JP3234085B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ビルトイン式チャイルドシートのロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205697A JPH07205697A (ja) | 1995-08-08 |
JP3234085B2 true JP3234085B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=11874545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01492594A Expired - Fee Related JP3234085B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | ビルトイン式チャイルドシートのロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234085B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4527498B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2010-08-18 | シロキ工業株式会社 | シート |
WO2024082685A1 (zh) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | 宁波宝贝第一母婴用品有限公司 | 一种任意旋转角度可联动释锁的儿童安全座椅 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP01492594A patent/JP3234085B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07205697A (ja) | 1995-08-08 |
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