JP2004195429A - 蒸気洗浄及び超音波洗浄装置 - Google Patents

蒸気洗浄及び超音波洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被洗浄物の素材に応じて、超音波振動による洗浄と蒸気による洗浄を同時に行うことができる洗浄装置もしくは適宜いずれかを選択して行うことができる洗浄装置を提供すること。
【解決手段】超音波振動を発生させる超音波振動発生部21と、該超音波振動発生部21に連結されてなり、超音波振動を被洗浄物50に伝搬させて被洗浄物50の洗浄を行う超音波ホーン22とを有する超音波洗浄手段20と、水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部33と、前記水を収容するタンク31と、該タンク31内の水を前記蒸気発生部33に供給する水供給部32と、前記蒸気発生部33によって発生させられた蒸気を排出し、被洗浄物50に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口34とを有する蒸気洗浄手段30とを設けて、前記蒸気排出口34は前記超音波ホーン22を併設して形成した。
【選択図】 図2

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波洗浄機能と蒸気洗浄機能の双方の機能を有する洗浄装置に関する。
【0001】
【従来の技術】
超音波振動を利用して被洗浄物を洗浄する技術は、特に繊維製品等の布を洗浄するものとして、洗浄液の中に布を浸漬させた状態で超音波ホーンをこの浸漬された布に当接し、発振された超音波振動を被洗浄物に伝搬させて被洗浄物に付着した汚れを除去するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0002】
しかし、超音波振動を利用して洗浄する方法は、基本的に超音波によって得られるジェット水流を布に噴射して洗浄するものであるため、布等の被洗浄物及び超音波ホーンの両方を水に浸漬して行う必要がある。したがって、家庭で超音波洗浄を行う場合には、布等を水に浸漬するために洗面器や洗面台等に水をはるなどの手間がかかり取り扱いが面倒であった。また、超音波による洗浄のうち、超音波ホーンを直接被洗浄物にあてて洗浄する方法は、布等の柔軟性を有する素材にしか利用することができず汎用性が低いという問題点もあった。
【0003】
一方、蒸気によって被洗浄物を洗浄する技術は、基本的には、水を加熱して蒸気を発生させ、この高温の蒸気を直接被洗浄物に噴射して汚れを落とすものである。蒸気によって洗浄する方法は、高温な蒸気を直接被洗浄物に当てることができるので、特に油を含んだ汚れや付着した後時間が経過した頑固な汚れを溶融し、浮き上がらせて除去することができるという有利な効果を有する(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
しかし、織物や編物といった布製品は、繊維が複雑に交絡しているため、汚れが繊維の中まで入り込んでしまっていて蒸気が直接当たらない場所が多数発生すること等から蒸気によっては効果的な洗浄をすることができない場合があるという問題点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−11424号公報
【特許文献2】
特開2000−316769号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、布等の洗浄を行う際に水等に浸漬することなく、超音波洗浄を行うことができる洗浄装置を提供することにある。また、被洗浄物の素材に応じて、超音波振動による洗浄と蒸気による洗浄を同時に行うことができる洗浄装置もしくは適宜いずれかを選択して行うことができる洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する手段】
以上のような問題点を解決するために、請求項1記載の発明が採った手段は、超音波振動を発生させる超音波振動発生部21と、該超音波振動発生部21に連結されてなり、超音波振動を被洗浄物50に伝搬させて被洗浄物50の洗浄を行う超音波ホーン22とを有する超音波洗浄手段20と、水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部33と、前記水を収容するタンク31と、該タンク31内の水を前記蒸気発生部33に供給する水供給部32と、前記蒸気発生部33によって発生させられた蒸気を排出し、被洗浄物50に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口34とを有する蒸気洗浄手段30とを備え、前記蒸気排出口34は前記超音波ホーン22に併設されていることを特徴とする蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100、とするものである。
【0008】
さらに、請求項2記載の発明が採った手段は、超音波振動を発生させる超音波振動発生部21と、該超音波振動発生部21に連結されてなり、超音波振動を被洗浄物50に伝搬させて被洗浄物50の洗浄を行う超音波ホーン22とを有する超音波洗浄手段20と、水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部33と、前記水を収容するタンク31と、該タンク31内の水を前記蒸気発生部33に供給する水供給部32と、前記蒸気発生部33によって発生させられた蒸気を排出し、被洗浄物50に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口34とを有する蒸気洗浄手段30とを備え、前記蒸気排出口34は前記超音波ホーン22の先端に設けられてなり、蒸気を前記超音波ホーン22の先端から排出可能に形成されてなることを特徴とする蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100、とするものである。
【0009】
さらに、請求項3に記載された発明が採った手段は、超音波洗浄手段20及び蒸気洗浄手段30とを同時に起動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100、とするものである。
【0010】
さらに、請求項4に記載された発明が採った手段は、超音波洗浄手段20又は蒸気洗浄手段30のいずれかを選択して起動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100、とするものである。
【0011】
さらに、請求項5に記載された発明が採った手段は、超音波洗浄手段20と蒸気洗浄手段30は分離可能に形成されてなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100、とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、超音波振動による洗浄と蒸気による蒸気洗浄とを同時に又は一方のみを選択して行える蒸気洗浄及び超音波洗浄装置である。そのために本発明は、超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段の双方の洗浄手段を有している。
【0013】
超音波洗浄手段は、超音波振動を発生させる超音波振動発生部とこの超音波振動発生部によって発生された振動を被洗浄物に伝搬させる超音波ホーンとを備えている。超音波振動発生部の機構については、特に限定するものではなく、圧電体によって超音波振動子を振動させるものや水晶振動子によって振動を発生させるもの、さらには機械的に振動を発生させるものであってもよい。超音波ホーンは超音波振動を伝達しやすい素材で作製されていて、超音波振動発生部によって発生した振動を被洗浄物に伝搬できるものであればよい。
【0014】
一方、蒸気洗浄手段は、水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部と、該水を収容するタンクと、該タンク内の水を蒸気発生部に供給する水供給部と、前記蒸気発生部によって発生された蒸気を排出し被洗浄物に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口とを備えている。蒸気発生部は、水を加熱して蒸気を発生させることができるものであればよく、水を加熱する方法やその加熱装置の構造等は限定されない。水を収容するタンクは、蒸気にする水を収容できるものであれば、その大きさや形状についても特に限定するものではない。また、本体と取り外し可能であっても取り外しができないものであってもかまわない。水供給部は、タンク内の水を蒸気発生部に供給する機能を有する部分である。供給手段は特に限定するものではないが、一般的にはポンプが考えられる。蒸気排出口は、蒸気発生部によって発生された蒸気を外部に排出するための穴からなる。この穴から排出された蒸気を被洗浄物に噴射させて洗浄することになる。蒸気排出口は、ブラシの先端に設けることもできるし、延長ノズルの先端に形成することもある。
【0015】
これら超音波洗浄手段の超音波ホーンと蒸気排出口は併設して設けることにより、被洗浄物に対して狭い範囲で同時に蒸気洗浄と超音波洗浄を行うことができるようになる。布等の繊維製品を洗浄する場合には、蒸気による洗浄を行った直後に超音波による洗浄を行うようにすれば、蒸気によって繊維に水が溜まった状態で超音波を当てることができるので、繊維製品を水に浸すことなく洗浄させることができる。また、蒸気によって布の温度が高くなるので、布の温度を高温に保ったまま超音波洗浄を行うこともできるようになる。また、蒸気排出口を超音波ホーンの先端に設けて、超音波ホーンの先端から蒸気を排出することができるように設けてもかまわない。このように形成すれば、同一箇所で蒸気洗浄と超音波洗浄を行うことができる。
【0016】
また、超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段は、必ずしも同時に起動させる必要はなく、被洗浄物の素材や形状に応じていずれかのみを起動させて洗浄させることができる。例えば、キッチン廻りや外壁などのように比較的硬い表面を有する被洗浄物を洗浄する場合には、超音波洗浄手段で洗浄することが適当でない場合があるので、その場合には蒸気洗浄手段のみを起動させて蒸気のみによる洗浄を行うことができる。一方、非常に汚れが強いため、布等を強力な洗浄液に浸漬させて超音波洗浄を行いたい場合は、蒸気洗浄手段は必要ないので超音波のみを起動させて洗浄することもできる。なお、超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段は分割可能に形成してそれぞれ単独で用いることができるように形成してもかまわない。
【0017】
さて、以上のように構成される蒸気洗浄及び超音波洗浄装置のうち、最適と思われる実施例について、図に従って説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は、実施例1における蒸気洗浄及び超音波洗浄装置を表す図である。図2は、実施例1における超音波洗浄装置1の断面図である。
【0019】
本実施例における蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100は、超音波洗浄手段20と蒸気発生手段30とを備えており、これら手段が中空に形成されたケーシング10内に収められている。超音波洗浄手段20は、超音波振動発生部21と超音波ホーン22とからなる。超音波振動発生部21は、振動により超音波を発生する単数又は複数の超音波振動子23と、この超音波振動子23に振動を加えるための発振回路、増幅器等からなる(図示しない)。超音波振動子23の素材については特に限定するものではないが、圧電セラミック、フェライトなどの磁歪素子や粉末冶金等の超磁歪素子が用いられる。超音波ホーン22は、超音波振動発生部21に接合されてなり、超音波振動発生部21によって得られた振動を超音波ホーン22の先端を通して被洗浄物50へ伝搬することができる。超音波発生手段20は、超音波ホーン22の先端がケーシング10の前端部からわずかに前方に突出するようにケーシング内に設定されている。なお、超音波ホーン22には、超音波振動子23の特定の周波数を変更したり振動を強くしたりすることができる機能を設けてもよい。
【0020】
蒸気洗浄手段30は、水を収容するタンク31と、該タンク31内の水を供給する水供給部32と、供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部33と、前記蒸気発生部33によって発生させられた蒸気を排出し被洗浄物50に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口34と、を備えている。タンク31は、ケーシング10の後端部に取り付けられており、水の残量が一目でわかるように透明の収納容器で形成されている。水供給部32はポンプ手段を有しており、タンク31内の水を吸引して蒸気発生部33に送ることができる。蒸気発生部33は、加熱ヒーターを備えており、この加熱ヒーターによって水を蒸気に変換させる機能を有する。そして、蒸気排出口34は、蒸気発生部33によって発生させられた蒸気を外部に排出する役割を有している。この蒸気排出口34は、ケーシング10の前端部に超音波ホーン22と併設して設けられている。
【0021】
さらに、超音波発生手段20及び蒸気発生手段30に電源を供給するための電源コードがケーシング10の後端部から延設されていて家庭用電源から電力を供給することができる。なお、電力源としては、家庭用電源に限られるものではなく、例えば、電池などを利用して電源を得ても差し支えないし、充電装置を備え付けても問題はない。そして、得られた電気により超音波洗浄手段20又は蒸気洗浄手段30を起動させるスイッチ部41と起動を確認するための発光ダイオード42を備えている。このスイッチ部41には、電源をオンオフさせる機能のほかに、超音波発生手段20及び蒸気発生手段30を同時に起動させたり、又は選択して起動することができる切り替えスイッチとしての機能をも有する。なお、このスイッチにもしくは別のスイッチを設けて、超音波振動発生部21の振動の周波数を変更したり、又は蒸気発生手段30の蒸気に吐出能力を変更することができるようにしてもよい。
【0022】
以上のように構成された蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100は、以下のようにして使用される。被洗浄物50として布50を洗浄する場合には、図3に示したように、蒸気洗浄手段30と超音波洗浄手段20を同時に起動させて、蒸気排出口34から蒸気を発生させるとともに超音波ホーンに超音波振動を与える。そして布50に、まず蒸気排出口34によって高温の蒸気を当てて汚れを落としやすくする。その後、蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100を布上を図の矢印の方向にスライドさせながら、超音波ホーン22を布に当設させて超音波振動を布に伝搬して超音波による汚れの除去を行う。このとき超音波ホーン22と蒸気排出口34は併設されているので、まず、蒸気排出口34の蒸気によって布が湿り、水が布の上に溜まる。この溜まった水が布の廻りに浸透する前にすぐさま超音波ホーン22を布に当てることによって、溜まった水によってジェット水流が発生し、布を超音波洗浄できるようになる。よって、従来のごとく布を水に浸すことなく単に布の上をスライドさせるだけで、蒸気洗浄のみならず超音波洗浄をも行うことができる。勿論、図4のように従来のごとく超音波洗浄手段30のみを起動させて布を水に浸透させた状態で洗浄することもできる。また、図5のように被洗浄物50としてキッチン廻りの換気扇カバー等の洗浄のように超音波洗浄を行う必要がない場合には、蒸気洗浄手段30のみを起動させて洗浄を行うこともできる。なお、蒸気洗浄手段30のみを起動させる場合には、図6のように被洗浄物50としてガラスなどを洗浄する場合には、ブラシユニットを取り付けて使用することができる。このようなブラシユニットを設ければ、蒸気排出口34がブラシの先端に形成され、特に広い平面を洗浄する場合に有効である。また、図7のように延長用のノズルを設ければ、ノズルの先端に蒸気排出口34を設けることができるため、手の届きづらい場所を洗浄させることができるようになる。
【0023】
(実施例2)
図8に実施例2における蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100の断面図が示されている。実施例2においては、ケーシング10が略先端部で分割可能に形成されており、後方のケーシング10aには、蒸気洗浄手段30が収められており、前方のケーシング10bには超音波洗浄手段20が納められている。蒸気洗浄手段30の構成は、水を収容するタンク31と、該タンク31内の水を供給する水供給部32と、供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部33とがケーシング10bからなる点は実施例1と同様である。第1の蒸気排出口34aは後方のケーシング10aの先端に設置されている。
【0024】
一方、超音波洗浄手段20は、前方のケーシング10bに収められていて、超音波ホーン22は、前方のケーシング10bの前端に配置されている。超音波ホーン22の先端には、蒸気を排出する穴が形成されていて、第2の蒸気排出口34bを形成しており、前方のケーシング10bと後方のケーシング10bを接続した場合に第1の蒸気排出口34aから排出された蒸気が超音波ホーン22の第2の蒸気排出口34bへ導くことができるように連通した蒸気通路が形成されている。なお、図示しないが、前方のケーシング10bと後方のケーシング10aと一体化することにより、超音波洗浄手段20に電源が供給されるようになっている。
【0025】
以上のように形成された蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100は、後方のケーシング10bと前方のケーシング10aを結合させて使用すれば、超音波ホーン22から超音波振動を発生させつつ、超音波ホーン22の先端から蒸気を吐出することができ、超音波洗浄と蒸気洗浄を同一箇所において同時に行うことができる。このように超音波ホーン22の先端に蒸気排出口34bを設けることにより、超音波ホーン22が当接している場所に蒸気で水をためることができるので、水が布の廻りに浸透する前に超音波洗浄を行うことができる。
【0026】
なお、実施例1と同様に、超音波発生手段のみを起動して超音波洗浄のみを行うことは差し支えないし、さらに、図9のように前方のケーシング10bを外して後方のケーシング10bに収納された蒸気洗浄手段のみを用いて蒸気洗浄装置として使用することもできる。
【0027】
(実施例3)
図10、図11には、実施例3に蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100の側面図が示されている。実施例3における蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100の蒸気洗浄手段30は、水を収容するタンクと、該タンク内の水を供給する水供給部と、供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部とが収められている(図示しない。)。蒸気発生部には、延長ノズルが取り付けられていて、延長ノズルの先端から蒸気を排出することができるように形成されている。したがって、蒸気洗浄手段は、延長ノズルの先端が蒸気排出口34cとして機能し、単体で蒸気洗浄装置として使用することができる。
【0028】
一方、超音波洗浄手段30は、別体に形成された前記延長ノズルと嵌合可能なケーシング10cに超音波振動発生部21と超音波ホーン22が収められている。さらに、このケーシング10cには、独自の電源を供給可能とするために電池を収納する電池ケースを備えており、この電池に収納された電池の電力の供給を制御するオンオフのスイッチが設けられている。したがって、超音波洗浄手段20は、単独で超音波振動発生部21を起動させることができ、超音波洗浄装置として使用することができる。
【0029】
また、超音波洗浄手段20には延長ノズルをケーシング10cへ嵌合した場合にノズルの蒸気排出口34cから超音波ホーン22の穴へ蒸気が通過するような蒸気通路が形成されている。さらに、超音波ホーン22の先端には、延長ノズルを嵌合した場合に蒸気を排出できるように穴が形成されていて、延長ノズルからの蒸気を超音波ホーン22の先端から排出することができるように形成されている。このときは超音波ホーン22の先端の穴が蒸気排出口34dを形成することになる。
【0030】
以上にように形成された実施例3における蒸気洗浄及び超音波洗浄装置100は、ケーシング10cを延長ノズルから分離させた状態で単独で超音波洗浄装置として使用することもでき、一方、蒸気洗浄手段30も蒸気洗浄装置として単独で使用することもできる。また、延長ノズルにケーシング10cを嵌合させて双方を起動すれば、超音波ホーン22に超音波振動を発生させつつ、超音波ホーン22の先端から蒸気を発生することができ、超音波洗浄と蒸気洗浄を同時に行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段を有することにより、被洗浄物に応じて超音波洗浄と蒸気洗浄を同時にまたはいずれかを選択して洗浄することができ、素材に応じてより効率的かつ効果的な洗浄を行うことができるようになる。また、超音波ホーンと蒸気排出口を併設させたり、もしくは超音波ホーンの先端に蒸気排出口を設けることで、被洗浄物の近傍もしくは同一箇所において同時に両手段による洗浄を行うことができるようになる。したがって、特に布等を洗浄する場合には、蒸気によって布に発生した水をそのまま利用して超音波洗浄を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置を示す側面図である。
【図2】図1の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置の内部断面を表す図である。
【図3】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置の使用状態を示す図である。
【図4】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置の別の使用状態を示す図である
【図5】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置のさらに別の使用状態を示す図である。
【図6】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置のさらに別の使用状態を示す図である。
【図7】実施例1に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置のさらに別の使用状態を示す図である。
【図8】実施例2に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置の内部断面を表す図である。
【図9】実施例2に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置のケーシングを分割した寿状態の内部断面を表す図である
【図10】実施例3に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置を示す図である。
【図11】実施例3に係る蒸気洗浄及び超音波洗浄装置の超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段とを分離した状態を示す図である。
【符号の説明】
20 超音波洗浄手段
21 超音波振動発生部
22 超音波ホーン
30 蒸気洗浄手段
31 タンク
32 水供給部
33 蒸気発生部
34 蒸気排出口
50 被洗浄物
100 蒸気洗浄及び超音波洗浄装置

Claims (5)

  1. 超音波振動を発生させる超音波振動発生部と、該超音波振動発生部に連結されてなり、超音波振動を被洗浄物に伝搬させて被洗浄物の洗浄を行う超音波ホーンとを有する超音波洗浄手段と、
    水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部と、前記水を収容するタンクと、該タンク内の水を前記蒸気発生部に供給する水供給部と、前記蒸気発生部によって発生させられた蒸気を排出し被洗浄物に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口とを有する蒸気洗浄手段とを備え、
    前記蒸気排出口は前記超音波ホーンに併設されていることを特徴とする蒸気洗浄及び超音波洗浄装置。
  2. 超音波振動を発生させる超音波振動発生部と、該超音波振動発生部に連結されてなり、超音波振動を被洗浄物に伝搬させて被洗浄物の洗浄を行う超音波ホーンとを有する超音波洗浄手段と、
    水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生部と、前記水を収容するタンクと、該タンク内の水を前記蒸気発生部に供給する水供給部と、前記蒸気発生部によって発生させられた蒸気を排出し被洗浄物に蒸気を当てて洗浄を行う蒸気排出口とを有する蒸気洗浄手段とを備え、
    前記蒸気排出口は前記超音波ホーンの先端に設けられてなり、蒸気を前記超音波ホーンの先端から排出可能に形成されてなることを特徴とする蒸気洗浄及び超音波洗浄装置。
  3. 超音波洗浄手段及び蒸気洗浄手段とを同時に起動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置。
  4. 超音波洗浄手段又は蒸気洗浄手段のいずれかを選択して起動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置。
  5. 超音波洗浄手段と蒸気洗浄手段は分離可能に形成されてなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の蒸気洗浄及び超音波洗浄装置。
    【0001】
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