JP2001310165A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JP2001310165A
JP2001310165A JP2000130917A JP2000130917A JP2001310165A JP 2001310165 A JP2001310165 A JP 2001310165A JP 2000130917 A JP2000130917 A JP 2000130917A JP 2000130917 A JP2000130917 A JP 2000130917A JP 2001310165 A JP2001310165 A JP 2001310165A
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ultrasonic horn
horn
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JP2000130917A
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Noriyuki Kitaori
典之 北折
Takahisa Yamashiro
高久 山城
Kiyoteru Osawa
清輝 大沢
Masayasu Sato
雅安 佐藤
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動の効果を十分発揮し、汚れた衣類
などを一般の家庭で容易に洗浄することのできる超音波
洗浄装置を提供する。 【解決手段】 超音波振動子16に超音波ホーン17,
18が連設されてなる超音波振動部3を備え、前部超音
波ホーン18の先端面18Aに被洗浄物を接触させて被
洗浄物の洗浄を行う超音波洗浄装置1であって、前部超
音波ホーン18の先端面18Aを除く略全体が被洗浄物
案内カバー4で囲まれている。被洗浄物案内カバー4の
カバー部20の先端には、被洗浄物を滑るための被洗浄
物案内リング部22が形成されている。このような構成
により、超音波振動を有効に被洗浄物に伝搬させて洗浄
効果が高く、しかも超音波ホーンへ使用者が触れること
を防止できる超音波洗浄装置1を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波洗浄装置に関
し、さらに詳しくは、例えば織物や繊維製品などを洗浄
する家庭用の超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波振動を用いて繊維製品など
を洗浄する技術としては、特開昭63−66372号公
報及び特開平10−328472号公報のそれぞれに開
示されたものが知られている。これらの公報に開示され
た洗浄技術は、洗浄液中に被洗浄物(繊維製品など)を
浸漬させた状態で、振動子も洗浄液中に入れて、超音波
発振器で発生させた超音波振動を被洗浄物に伝搬させる
ことにより、被洗浄物に付着した汚れなどを除去しよう
とするものである。
【0003】また、他の超音波洗浄技術としては、実公
平7−5904号公報に開示された超音波洗浄機があ
る。この超音波洗浄機は、装置本体に超音波振幅拡大ホ
ーンを突出させ、超音波振幅拡大ホーンの先端から洗浄
液を噴霧する構成となっている。この超音波洗浄機で洗
浄を行うには、突出する超音波振幅拡大ホーンの先端を
繊維製品に軽く当て、洗浄液を噴霧しつつ前後左右にホ
ーン先端を移動させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭63−66372号公報及び特開平10−32
8472号公報に開示された超音波を用いる洗浄装置
は、取り扱いが難しいことから、一般の家庭での実用化
が困難であった。このように取り扱いが難しい理由は、
振動子に手や衣類などの物体を接触させると、振動が阻
害されて洗浄効果が大幅に減少するためである。また、
これらの洗浄装置では、振動子を洗浄液中へ浸漬させて
用いるため、被洗浄物と振動子との適切な接触が図りに
くいとう問題点があった。
【0005】また、実公平7−5904号公報に開示さ
れた超音波洗浄機にあっては、超音波振幅拡大ホーンが
突出しているため、使用者に超音波振幅拡大ホーンが直
接接触し易く、使用者に超音波振動の不快感や恐怖感を
与えるという問題点がある。特に、超音波洗浄を行う場
合、ホーン先端と被洗浄物との接触の度合いによって洗
浄力が異なるため、突出した超音波振幅拡大ホーンを用
いて洗浄を行うには、熟練を要するという問題点があ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、超音波の効果を
十分発揮し、汚れた衣類などを一般の家庭で容易に洗浄
することができる超音波洗浄装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、超音波振動子
と超音波ホーンとでなる超音波振動部を備え、超音波ホ
ーンの先端部に被洗浄物を接触させて被洗浄物の洗浄を
行う超音波洗浄装置であって、超音波ホーンの先端面を
除いて略全体が被洗浄物案内カバーで囲まれていること
を特徴としている。
【0008】このような構成の本発明では、被洗浄物案
内カバーが超音波ホーンの先端面を除いて囲んでいるた
め、使用者が超音波ホーンの先端部に直接触れることを
防止することができる。このため、使用者に超音波振動
の不快感や恐怖感を与えるのを防止する作用がある。被
洗浄物は、超音波洗浄装置を当てる際に、被洗浄物案内
カバーで超音波ホーンの先端面へ導かれるように案内さ
れる。このため、本発明では、使用者の熟練の度合いに
よることなく、誰でも容易且つ確実に洗浄を行うことが
可能になる。
【0009】また、本発明は、超音波振動子に超音波ホ
ーンが連設されてなる超音波振動部を備え、前記超音波
ホーンの先端部に被洗浄物を接触させて被洗浄物の洗浄
を行う超音波洗浄装置であって、先端に開口部が形成さ
れた被洗浄物案内カバー内に、超音波ホーンがその先端
面が開口部に臨むように収納され、開口部が超音波伝搬
性フィルムで閉塞されていることを構成としている。
【0010】このような構成の本発明では、被洗浄物案
内カバーの先端の開口部が超音波伝搬性フィルムで閉塞
されているため、使用者が超音波ホーンの先端に直接触
れることが防止できる。超音波ホーンの先端面での超音
波振動は、超音波伝搬性フィルムを介して被洗浄物側に
伝搬されるため、効率のよい洗浄を行うことが可能であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超音波洗浄装
置の詳細を図面に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0012】(実施形態1)図1は本発明に係る超音波
洗浄装置の実施形態1を示す断面図である。本実施形態
1の超音波洗浄装置1は、装置本体2と、装置本体2に
設けられた超音波振動部3と、超音波振動部3を取り囲
む被洗浄物案内カバー4とから大略構成されている。
【0013】装置本体2は、図1に示すように、合成樹
脂でなる略円筒形状のケーシング5に、電池収納部6
と、駆動回路部7と、スイッチ部8と、駆動確認灯とし
ての発光ダイオード9とが内蔵されている。また、ケー
シング5の後端部には、電池収納部6を閉塞する裏蓋1
0が装着されている。一方、ケーシング5の前端部には
超音波振動部3が支持されている。また、ケーシング5
の前端部は円筒形状に形成されており、その外周面には
被洗浄物案内カバー4と螺合する雄ネジ部12が形成さ
れている。
【0014】超音波振動部3は、ケーシング5の前端開
口部11にフランジ部材13を介して支持されている。
超音波振動部3は、圧電体14,15を接合させてなる
超音波振動子16と、この超音波振動子16の後端面に
接合された後部超音波ホーン17と、超音波振動子16
の前端面に接合された所定長さ寸法の前部超音波ホーン
18とからなる。これら後部超音波ホーン17及び前部
超音波ホーン18は、超音波振動子16の前後に分割さ
れているが、両方を備えることにより超音波ホーンが構
成されている。後部超音波ホーン17及び前部超音波ホ
ーン18は、超音波振動子16の振動を特定の周波数に
変えたり、振動を強くするために振動を伝え易い金属で
形成されている。また、前部超音波ホーン18は、ケー
シング5の前端部から前方へ突出するように設定されて
いる。
【0015】なお、圧電体14,15には、図示しない
電極が接続されており、電源から電力が供給され得るよ
うになっている。また、本実施形態1においては、超音
波振動部3におけるフランジ部材13を取り付ける位置
は、振動の節が存在する位置であり、具体的には圧電体
15の前側に設定されている。さらに、超音波振動子1
6は圧電体に関するものを挙げたが、本実施形態を実施
する上での振動装置はこれに限定されるものではなく、
機械的振動発生装置や水晶振動子のように、実質的に振
動を発生する機構を有するものであれば良い。
【0016】本実施形態1では、このように超音波ホー
ンの振動の節に当たる位置を支持することにより、超音
波振動の減衰量の少ない保持構造を得ることができる。
【0017】被洗浄物案内カバー4は、図1に示すよう
に、合成樹脂でなる略円筒形状である。この被洗浄物案
内カバー4の後部4Aは、ケーシング5の前端部を螺挿
可能にする内径寸法を有し、内周面にケーシング5の前
端部に形成された雄ネジ部12に螺合する雌ネジ部19
が形成されている。
【0018】また、被洗浄物案内カバー4の後部4Aよ
り前側には、ケーシング5から突出する前部超音波ホー
ン18を取り囲むように形成されたカバー部20と、カ
バー部20を取り囲むように形成された把持部21とが
設けられている。カバー部20外径寸法は、前方に向け
て漸次短くなるように設定されている。カバー部20の
先端の開口縁20Aには、断面形状が略円形の被洗浄物
案内リング部22が周回するように形成されている。そ
して、被洗浄物案内カバー4の後部4Aをケーシング5
の前端部に螺合することにより、ケーシング5の前端開
口部11の端面と被洗浄物案内カバー4とで、フランジ
部材13を挟持して超音波振動部3を保持するようにな
っている。
【0019】なお、図3に示すように、前部超音波ホー
ン18は、これを取り囲む被洗浄物案内リング部22や
カバー部20とは非接触であり、前部超音波ホーン18
の超音波振動が減衰されにくい構造となっている。具体
的には、前部超音波ホーン18と被洗浄物案内カバー4
のカバー部20との間には0.1〜8mmの非接触クリ
アランスがある。さらに、被洗浄物案内カバー4は、曲
げ強さが0.1kgf/mm(9.8×10N/m
)以上に設定されている。
【0020】本実施形態1では、図1及び図2に示すよ
うに、前部超音波ホーン18の先端面18Aは、被洗浄
物案内リング部22の先端面と略面一に設定されている
が、被洗浄物案内リング部22の先端面より後側に位置
するように設定してもよい。具体的には、前部超音波ホ
ーン18の先端面18Aが、カバー部20の先端から突
出する距離をaとすると、−5mm≦a≦10mmの範
囲が好ましく、特に好ましくは−5mm≦a≦0mmで
ある。この範囲に突出距離aを設定することにより、使
用者が熟練を要せず効率的な洗浄が可能となる。即ち、
前部超音波ホーン18の先端がカバー部20よりも前方
に突出している場合は、被洗浄物である布面に前部超音
波ホーン18を強く押し当ててしまうことにより超音波
振動を弱めてしまう虞れがあるため、カバー部20(本
実施形態1では被洗浄物案内リング部22)の先端が布
面に当たることにより前部超音波ホーン18の先端面1
8Aに布面が強く当たらないようにしている。また、本
実施形態1では、被洗浄物案内カバーに対する超音波ホ
ーンの先端の突出寸法aが、−5mm≦a≦10mmの
範囲で設定されていることにより、超音波ホーンと被洗
浄物との間に例えば洗浄液などの液体を介在させる適切
な間隙を確保することができ、洗浄効率を向上すること
が可能となる。なお、前部超音波ホーン18の先端がカ
バー部20の先端よりも前方へ突出する構成も本発明の
適用範囲であり、この場合も、カバー部20によって使
用者が前部超音波ホーン18に触れることを抑制するこ
とができる。
【0021】以上説明した被洗浄物案内カバー4の使用
については、上記形態を固定的に使用する場合も、着脱
によって取り付ける場合も適用をうけるものである。ま
た、被洗浄物案内カバー4の材質については、例えば熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属、パルプ、窯物などが
使用できるが、本実施形態の目的であるホーンの先端部
に直接触れることを防止する目的を発現できるものであ
れば、特にこれらに限定されるものではない。
【0022】このような構成の本実施形態1では、被洗
浄物案内リング部22の外側面が湾曲しているため、例
えば衣類などの被洗浄物を案内する曲面を有している。
このため、被洗浄物案内リング部22の湾曲面が被洗浄
物の上を円滑に滑ることができ、被洗浄物を前部超音波
ホーン18の先端面18Aに確実に接触もしくは対向さ
せることが可能となる。このため、被洗浄物と前部超音
波ホーン18の先端面18Aとの間に例えば洗浄液など
の液体が介在されることにより、被洗浄物の汚れを確実
に除去することが可能となる。
【0023】以上、本実施形態1の超音波洗浄装置1の
構成について説明したが、次にこの超音波洗浄装置1の
操作方法及び作用・動作について説明する。
【0024】本実施形態1の超音波洗浄装置1を用いて
例えば衣類の洗浄を行う場合、超音波洗浄装置1の装置
本体2を手で持ち、スイッチ部8をオンにすることによ
り、超音波振動部3を駆動することができる。洗浄液に
浸して洗浄液を含ませた衣類を用意し、被洗浄物案内リ
ング部22を衣類の布面に当て、この被洗浄物案内リン
グ部22を布面上で滑らせることにより、前部超音波ホ
ーン18の先端面18Aに確実且つ適切に接触させるこ
とができる。前部超音波ホーン18の先端面18Aでの
超音波振動は、洗浄液を介して布面に伝搬して汚れを除
去することが可能となる。
【0025】本実施形態1の超音波洗浄装置1では、前
部超音波ホーン18を被洗浄物案内カバー4のカバー部
20が取り囲んでいるため、使用者が前部超音波ホーン
18に直接接触するのを防止する作用がある。また、本
実施形態1では、被洗浄物案内リング部22が衣類の布
面上を滑って、結果的に前部超音波ホーン18の先端面
18Aを布面の所定の箇所へ案内することができる。
【0026】なお、本実施形態1においては、電源とし
て電池収納部6に収納される電池(コードレスのハンデ
ィタイプで使用)の他に、図1に示すような電源ジャッ
ク部24に外部電源を接続するコンセントタイプで使用
することが可能である。これにより、使い勝手がよくな
り、また、操作性と高い安全性のポータブルな操作が可
能となる。
【0027】次に、本実施形態1の超音波洗浄装置1を
用いて行った洗浄効果の評価結果を説明する。なお、本
実験例では、圧電体14,15として、PbZrO
PbTiOとの固溶体であるPZTを主成分とする円
柱状圧電体(直径15mmで厚さ4mm)に厚さ方向に
分極処理をしたものを用い、アルミニウム製の後部超音
波ホーン17及び前部超音波ホーン18で、トルクレン
チにて50kg・cmの力をかけて挟み込んでなるラン
ジュバン超音波振動子(超音波振動部3)を用意した。
なお、前部超音波ホーン18の長さ寸法は、32.8m
m、後部超音波ホーン17の長さ寸法は14.3mmに
設定した。また、後部超音波ホーン17の直径は、15
mmに設定した。そして、共振周波数は、50kHz
で、出力5Wであった。また、被洗浄物案内カバー4は
ウレタン樹脂で成形し、カバー部20の厚さ寸法は約
1.2mmに設定した。
【0028】(測定方法) ◎洗浄による満足度の評価 主婦十人に、任意の泥汚れの木綿の白色の靴下を市販の
液体洗剤をかけながら、本実施形態1の超音波洗浄装置
1を用いて洗浄してもらい、アンケートによって満足度
を評価した。評価は、満足、やや満足、どちらとも言え
ない、不満足の4段階から選択してもらった。
【0029】◎使用に伴う不快感の評価 洗浄による満足度の評価と同様に、アンケートによって
評価を得た。
【0030】使用に伴い、手が触れたり、使用上見た目
で評価してもらい、評価内容は、問題ない、やや不安、
不快の3段階から選択したもらった。
【0031】(実施例1) 前部超音波ホーン18のカ
バー部20からの突き出し寸法を、−1mmに設定し
た。
【0032】(実施例2) 前部超音波ホーン18のカ
バー部20からの突き出し寸法を、−5mmに設定し
た。
【0033】(実施例3) 前部超音波ホーン18のカ
バー部20からの突き出し寸法を、+10mmに設定し
た。
【0034】(比較例1) 前部超音波ホーン18のカ
バー部20からの突き出し寸法を、20mmに設定し
た。
【0035】(比較例2) 前部超音波ホーン18のカ
バー部20からの突き出し寸法を、−10mmに設定し
た。
【0036】評価結果は、表1の通りである。
【0037】
【表1】 上記表1から考察されることは、前部超音波ホーン18
のカバー部20からの突き出し寸法が、−5mm程度で
は、満足度が高く且つ不快感に問題がないが、これより
も前部超音波ホーン18が引っ込んだ状態では、不快感
はないものの満足度が低くなる。また、その突き出し寸
法が10mm程度になると満足度は比較的高いものの、
不快感は多くなっている。これは、前部超音波ホーン1
8の先端部に使用者の手が直接触れることにより不快感
を感じるためである。
【0038】(実施形態2)図4及び図5は、本発明に
係る超音波洗浄装置の実施形態2を示している。なお、
本実施形態2の構成は、上記した実施形態1におけるカ
バー部20の先端部分の構造のみを変えたものであり、
他の部分の構成は実施形態1と同様である。このため、
カバー部20の先端部の構造のみの説明をして、他の部
分の説明を省略する。
【0039】図4及び図5に示すように、本実施形態2
におけるカバー部20の先端には、実施形態1と略同様
な構造の被洗浄物案内リング部22が形成されている。
この被洗浄物案内リング部22の先端面には、図4に示
すように、周回するように複数の突起23が間欠的に突
設されている。また、本実施形態2においては、前部超
音波ホーン18の先端面18Aは、被洗浄物案内リング
部22の先端面と面一となるように配置されている。
【0040】本実施形態2では、被洗浄物案内リング部
22の先端面から突起23が突設されているため、被洗
浄物である衣類の布面に突起23が当たることにより、
前部超音波ホーン18の先端面18Aと布面とが強く当
接するのを防止することができる。このため、前部超音
波ホーン18を布面で強く押さえてしまうことが防止で
き、前部超音波ホーン18の超音波振動を最適に維持す
ることが可能となる。よって、本実施形態2では、超音
波洗浄の効率を高めることができる。また、洗浄液を供
給しつつ布面を超音波洗浄する場合には、布面の被洗浄
部分と前部超音波ホーン18の先端面18Aとの間に、
洗浄液の流れる僅かな間隙を形成することができるた
め、洗浄液の流動性が良好となり、洗浄効率の向上を図
ることができる。また、突起23が被洗浄物案内リング
部22の先端面より突設されているため、使用者が前部
超音波ホーン18の先端面18Aに直接触れにくくな
り、使用者に不快感を与えることを防止することができ
る。
【0041】(実施形態3)図6及び図7は、本発明に
係る超音波洗浄装置の実施形態3を示している。本実施
形態3は、上記した実施形態1におけるカバー部20の
構造を変えたものであり、他の部分の構成は実施形態1
と略同様である。
【0042】本実施形態3は、カバー部20が先端側へ
向けて漸次径寸法が短くなるように設定されると共に、
カバー部20の先端部に湾曲した曲面20Cを備えてい
る。この曲面20Cは、超音波洗浄装置1を操作した際
に、被洗浄物である布面に前部超音波ホーン18の先端
部18Aが沿うように案内する作用がある。また、曲面
20Cは、湾曲した形状であるため布面上を滑り易くす
る作用がある。
【0043】また、本実施形態3においては、カバー部
20を前後に移動させる図示しないカバー駆動手段を備
えている。図6は、超音波洗浄装置1を使用する状態を
示しており、カバー部20の先端と前部超音波ホーン1
8の先端面18Aとが略面一になっている。また、図7
は、超音波洗浄装置1を使用しない状態を示しており、
カバー部20の先端より前部超音波ホーン18の先端面
18Aが内側に位置するように設定されている。このた
め、超音波洗浄装置1を使用しない場合に、使用者は前
部超音波ホーン18の先端面18Aを直接触れることを
防止できる。このようにカバー部20を移動させるカバ
ー駆動手段は、超音波振動部3の駆動と同期してカバー
部20を後退させる駆動を行う構成としてもよいし、使
用者が任意にカバー部20を手動で前後に移動させる構
成としてもよい。なお、超音波振動部3の駆動をカバー
部20の後退時のみに行う構成とすることにより、消費
電力を低減することが可能となる。
【0044】(実施形態4)図8及び図9は、本発明に
係る超音波洗浄装置の実施形態4を示している。本実施
形態4は、上記した実施形態1におけるカバー部20の
構成を変えたものであり、他の部分の構成は実施形態1
と略同様であるためその説明は省略する。
【0045】図8に示すように、本実施形態4の超音波
洗浄装置のカバー部20の先端部には、前後に出没可能
な可動筒部20Bが設けられている。この可動筒部20
Bの後端部には、可動電極24が設けらている。また、
カバー部20側には、可動電極24が後退したときに可
動電極24と接触するように、固定電極25が設けらて
いる。さらに、可動筒部20Bは、カバー部20側との
間に介在されたコイルスプリング26により、前方へ向
けて付勢されている。このため、カバー部20を被洗浄
物である布面などに当てていない状態では、可動筒部2
0Bはカバー部20から突出するようになっている。こ
のとき、可動筒部20Bの先端は、図8に示すように、
前部超音波ホーン18の先端面18Aよりも前方へ突出
するように設定されている。また、カバー部20を布面
などに当てている状態では、図9に示すように、可動筒
部20Bは、カバー部20に対して相対的に後退して、
可動電極24が固定電極25に接触して、駆動回路を導
通状態にして超音波振動部3へ電力を供給するようにな
っている。なお、本実施形態4の他の部分の構成は、上
記した実施形態1と略同様である。
【0046】本実施形態4では、超音波洗浄装置1を使
用するときに、可動筒部20Bがカバー部20側へ押し
込められたときだけ、超音波振動部3が駆動されるた
め、消費電力を節約することが可能となる。また、使用
時以外は、前部超音波ホーン18はカバー部20及び可
動筒部20Bで囲まれているため、前部超音波ホーン1
8に使用者などが直接触れることがない。このため、使
用者などが超音波振動を直接受けることがなく、不快感
や恐怖感を及ぼすことを回避することができる。
【0047】(実施形態5)図10は、本発明に係る超
音波洗浄装置の実施形態5を示している。本実施形態5
は、上記した実施形態1におけるカバー部20及び前部
超音波ホーン18の形状を変えたものであり、他の部分
の構成は実施形態1と略同様であるためその説明は省略
する。
【0048】図10に示すように、本実施形態5のカバ
ー部20の形状は略直方体形状であり、先端面20Cが
細長い長方形状となっている。この先端面20Cには、
細長い開口部20Aが形成されている。カバー部20内
に収容された前部超音波ホーン18の形状は、板形状に
設定されている。本実施形態5では、前部超音波ホーン
18の先端面18Aの形状が細長い長方形状であるた
め、被洗浄物である布面の広い範囲を超音波洗浄するこ
とが可能となる。このため、本実施形態5の超音波洗浄
装置1では、洗浄面積の広い被洗浄物に対して効率的な
洗浄を行うことが可能となる。
【0049】(実施形態6)図11は、本発明に係る超
音波洗浄装置の実施形態6を示している。本実施形態6
は、上記した実施形態1におけるカバー部20の先端の
開口部20Aを閉塞するように、カバー部20の先端面
に、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)でな
る、超音波伝搬性フィルムとしての樹脂フィルム27を
貼り付けたものである。本実施形態6における他の構成
は、上記した実施形態1と同様であるため、その説明を
省略する。
【0050】本実施形態では、樹脂フィルム27の厚さ
を14μmに設定しており、超音波伝搬性を阻害しない
ようにしている。このように樹脂フィルム27を貼り付
けたことにより、使用者が前部超音波ホーン18を直接
触れることを防止できる。また、前部超音波ホーン18
の先端面18Aでの超音波振動は、樹脂フィルム27を
介して被洗浄物へ伝搬されるため、効率のよい洗浄を行
うことが可能である。さらに、被洗浄物を洗浄するため
の洗浄液や汚れなどが前部超音波ホーン18に付着する
ことを防止できるため、メンテナンスに手間のかからな
い超音波洗浄装置を実現することができる。
【0051】(実施形態7)図12は、本発明に係る超
音波洗浄装置の実施形態7を示している。本実施形態7
は、同図に示すように、カバー部20の内壁面と前部超
音波ホーン18との間の空隙28を通して洗浄液を被洗
浄物29へ供給する構成である。なお、図示しないが、
装置本体2側には洗浄液供給部が設けられている。この
洗浄液供給部は、超音波振動部3の駆動に同期して駆動
されるようになっている。本実施形態7における他の構
成は、上記した実施形態1と同様である。
【0052】本実施形態では、洗浄液を供給しつつ前部
超音波ホーン18の先端面18Aを被洗浄物29に接触
させることができ、効率的な洗浄が可能となる。
【0053】(実施形態8)図13は、本発明に係る超
音波洗浄装置の実施形態8を示している。本実施形態8
は、図13に示すように、カバー部20の内部に洗浄液
供給路30が形成された構成である。本実施形態8の超
音波洗浄装置における他の構成は、上記した実施形態1
と同様である。
【0054】本実施形態8においても、装置本体2側に
洗浄液を供給する図示しない洗浄供給部が設けられてお
り、上記した実施形態7と同様に超音波振動部3と同期
して洗浄液供給部が駆動されるように設定されている。
本実施形態8においては、カバー部20内に洗浄液供給
路30が形成されているため、洗浄液が前部超音波ホー
ン18へ与える影響を極力少なくすることができる。
【0055】以上、実施形態1〜実施形態8について説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
構成の要旨に付随する各種の変更が可能である。例え
ば、上記各実施形態では、超音波振動子として圧電体1
4,15を用いたが、磁性体を用いた磁歪振動子を適用
することも可能である。また、上記した各実施形態で
は、被洗浄物案内カバー4と装置本体2のケーシング5
とを別体として形成したが、一体的に成形したものを用
いてもよい。さらに、被洗浄物案内カバー4は、漸次径
寸法を小さくする形状を少なくとも有するカバー形状で
あればよく、径寸法がほとんど同一または漸次径寸法が
大きくなる形状を有するカバーであってもその一部に寸
法形状が漸次小さくなる部分を持ったカバーも前記各実
施形態に含まれることは勿論である。
【0056】なお、上記した各実施形態の被洗浄物案内
カバー4のカバー部20に貫通した孔を複数形成しても
良く、また、ホーンを被うカバーは複数の毛やブラシな
どで形成しても良いことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、使用者に超音波振動の不快感や
恐怖感を与えるのを防止する効果がある。また、本発明
によれば、被洗浄物が被洗浄物案内カバーで超音波ホー
ンの先端面へ導かれるため、使用者に熟練を要求するこ
となく、誰でも容易且つ確実に洗浄が行えるという効果
がある。
【0058】請求項2記載の発明によれば、被洗浄物を
案内する曲面を有するため、被洗浄物案内カバーの先端
の湾曲面が被洗浄物の上を円滑に滑ることができ、被洗
浄物を超音波ホーンの先端面に確実に接触もしくは対向
させることが可能となる。このため、被洗浄物と超音波
ホーンの先端面との間に例えば洗浄液などの液体が介在
されることにより、被洗浄物の汚れなどを確実に除去す
ることができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、被洗浄物案
内リング部が被洗浄物の上を滑って結果的に超音波ホー
ンの先端面を被洗浄物の所定の箇所へ案内することが容
易になる。このため、効率的かつ操作性の高い超音波洗
浄装置を実現することができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、被洗浄物案
内カバーの先端開口部の周辺に突設された突起が超音波
ホーンの先端面と被洗浄物との間の適切な距離を保持す
ることができるため、例えば洗浄液などの液体が流通す
る流路を確保することができ、汚れなどを効率よく除去
する効果がある。
【0061】請求項5記載の発明によれば、ホーンの突
き出し量aが−5mm以上0mm以下までの間では、超
音波ホーンと被洗浄物との間に洗浄液などの液体を介在
させる適切な間隙を確保できるため、洗浄効率を向上さ
せる効果がある。また、ホーン突き出し量aが0mmよ
り大きく+10mm以下の場合は、取り扱いにくい場合
があるものの、先端部がよく見えるため、作業の熟知に
より洗浄効率を向上させる効果がある。
【0062】請求項6記載の発明によれば、被洗浄物案
内カバーを超音波ホーンに非接触にすることにより、超
音波振動源で発生した超音波振動を減衰させることなく
有効に超音波洗浄に用いることができる。また、本発明
では、振動の節の部分で保持しているため、超音波振動
に影響を与えずに超音波ホーンを支持することができ
る。
【0063】請求項7記載の発明によれば、超音波ホー
ンと被洗浄物案内カバーとの間には0.1〜8mmの非
接触クリアランスを有するので、ホーンがカバーに当た
って洗浄効果が低下したり、それらの隙間に被洗浄物等
が入って洗浄力が低下することがなく、常に安定した洗
浄効果を得ることができる。
【0064】請求項8記載の発明によれば、被洗浄物案
内カバーは曲げ強さが0.1kgf/mm(9.8×
10N/m)以上であるので、超音波洗浄装置を手
で確実に保持することができ、使い勝手が良い。
【0065】請求項9記載の発明によれば、装置を使用
しているときにのみ被洗浄物案内カバーを後退させて超
音波ホーンの先端面が被洗浄物に接触し得る状態にする
ことができるため、使用者が誤って超音波ホーンに直接
触れることを防止する効果がある。
【0066】請求項10記載の発明によれば、被洗浄物
案内カバーが後退されたときにのみ超音波振動を発生さ
せることができる。
【0067】請求項11記載の発明によれば、洗浄液を
供給しつつ超音波ホーンを被洗浄物に接触させることが
できるため、効率的な洗浄を簡単に行えるという効果が
ある。
【0068】請求項12記載の発明によれば、被洗浄物
案内カバーの先端の開口部が超音波伝搬性フィルムで閉
塞されているため、使用者が直接超音波ホーンに触れる
ことを防止できる。また、超音波ホーンの先端面での超
音波振動は超音波伝搬性フィルムを介して被洗浄物側に
伝搬されるため、効率のよい洗浄を行えるという効果が
ある。また、超音波伝搬性フィルムより超音波ホーンへ
洗浄液などが浸入することがないため、メンテナンスを
容易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態1を示
す断面図である。
【図2】実施形態1の超音波洗浄装置におけるカバー部
及び前部超音波ホーンの断面図である。
【図3】実施形態1の超音波洗浄装置におけるカバー部
分及び前部超音波ホーンの正面図である。
【図4】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態2のカ
バー部及び前部超音波ホーンの正面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態3のカ
バー部及び前部超音波ホーンの使用状態の断面図であ
る。
【図7】実施形態3の超音波洗浄装置におけるカバー部
及び前部超音波ホーンの不使用状態の断面図である。
【図8】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態4のカ
バー部及び前部超音波ホーンの不使用状態の断面図であ
る。
【図9】実施形態4の超音波洗浄装置におけるカバー部
及び前部超音波ホーンの使用状態の断面図である。
【図10】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態5を
示す要部の斜視図である。
【図11】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態6を
示す要部の断面図である。
【図12】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態7を
示す要部の断面図である。
【図13】本発明に係る超音波洗浄装置の実施形態8を
示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 超音波洗浄装置 2 装置本体 3 超音波振動部 4 被洗浄物案内カバー 5 ケーシング 11 前端開口部 13 フランジ部 14,15 圧電体 16 超音波振動子 18 前部超音波ホーン 20 カバー部 20A 開口部 20B 可動筒部 20C 曲面 22 被洗浄物案内リング部 23 突起 24 可動電極 25 固定電極 27 樹脂フィルム 29 被洗浄物 30 洗浄液供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 清輝 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 佐藤 雅安 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B155 AA02 CD04 CD20 GA25 3B201 AA46 AB52 BA01 BA22 BB84 BB85 BB86 BB94 CC21 5D107 BB11 CC04 FF03 FF07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子に超音波ホーンが連設され
    てなる超音波振動部を備え、前記超音波ホーンの先端部
    に被洗浄物を接触させて被洗浄物の洗浄を行う超音波洗
    浄装置であって、 前記超音波ホーンの先端面を除く略全体が被洗浄物案内
    カバーで囲まれていることを特徴とする超音波洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記被洗浄物案内カバーは、前記超音波
    振動子から前記超音波ホーンの先端に向けて漸次径寸法
    が短くなる形状を少なくとも有し、且つカバー先端の外
    側面が湾曲して前記超音波ホーンの前記先端面に被洗浄
    物を案内する曲面を有することを特徴とする請求項1記
    載の超音波洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記被洗浄物案内カバーの先端に、前記
    超音波ホーンの先端を露呈させる開口部が形成されると
    共に、前記開口部の開口縁に沿って断面が略円形もしく
    は方形の被洗浄物案内リング部が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の超音波洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記被洗浄物案内カバーの先端に、前記
    超音波ホーンの先端を露呈させる開口部が形成されると
    共に、前記開口部の周辺に間欠的に複数の突起が突設さ
    れ、前記超音波ホーンの先端が前記突起の先端より装置
    内側方向に位置することを特徴とする請求項1記載の超
    音波洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記被洗浄物案内カバーに対する超音波
    ホーンの先端の突出寸法aは、−5mm≦a≦10mm
    の範囲で設定されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の超音波洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記超音波ホーンは、振動の節に当たる
    位置を除いて前記被洗浄物案内カバーに非接触であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の超音波洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記超音波ホーンと前記被洗浄物案内カ
    バーとの間には0.1〜8mmの非接触クリアランスを
    有することを特徴とする請求項6記載の超音波洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 前記被洗浄物案内カバーは曲げ強さが
    0.1kgf/mm以上であることを特徴とする請求
    項6又は請求項7記載の超音波洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記被洗浄物案内カバーは、前記超音波
    ホーンに対して相対的に後退可能であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の超音波洗浄
    装置。
  10. 【請求項10】 前記被洗浄物案内カバーの後退動作に
    伴って前記超音波振動に電力を供給可能にする駆動スイ
    ッチを備えることを特徴とする請求項9記載の超音波洗
    浄装置。
  11. 【請求項11】 前記被洗浄物案内カバーの内側面又は
    外側面に沿って、前記超音波ホーンの先端に洗浄液を供
    給する洗浄液供給路が設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の超音波洗浄
    装置。
  12. 【請求項12】 超音波振動子に超音波ホーンが連設さ
    れてなる超音波振動部を備え、前記超音波ホーンの先端
    部に被洗浄物を接触させて被洗浄物の洗浄を行う超音波
    洗浄装置であって、 先端に開口部が形成された被洗浄物案内カバー内に、前
    記超音波ホーンがその先端面が前記開口部に臨むように
    収納されると共に、前記開口部が超音波伝搬性フィルム
    で閉塞されていることを特徴とする超音波洗浄装置。
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