JP2002224005A - 超音波式清掃方法およびその装置 - Google Patents

超音波式清掃方法およびその装置

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JP2002224005A JP2001029636A JP2001029636A JP2002224005A JP 2002224005 A JP2002224005 A JP 2002224005A JP 2001029636 A JP2001029636 A JP 2001029636A JP 2001029636 A JP2001029636 A JP 2001029636A JP 2002224005 A JP2002224005 A JP 2002224005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面等の主として面の汚れをその汚れの性質
如何にかかわらず所定の洗浄液にて円滑に且つ効率よく
除去し得ること。 【解決手段】 洗浄用の所定周波数の超音波を出力する
超音波振動子1,55と、この超音波振動子1,55を
移動可能に保持する振動子保持手段2,54とを備えて
いる。そして、超音波振動子1,55を洗浄箇所10
0,200に近接(当接させてもよい)させた状態を維
持しつつ、超音波振動子1,55の超音波出力面とこれ
に対向する洗浄箇所100,200との間に、所定の洗
浄液を常時送り込むと共に、振動子保持手段2,54を
当該洗浄箇所100,200に沿って移動させながら洗
浄し清掃するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波式清掃方法
およびその装置に係り、特に壁面若しくは床面等の面の
汚れを有効に洗浄する超音波式清掃方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】床面の機械による清掃方法は、例えば特
開昭62−167527号公報,特開平5−61545
号公報にみられるように、従来より種々のものが開発さ
れている。かかる従来例の多くは、床面の汚れを所定の
洗剤で擦りながら移動させるという手法のものであっ
て、その技術内容については清掃システムの自動化に関
するものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、清掃の対象たる
床面の汚れは、その多くが、水溶性物質によるものか又
は溶剤性物質(特定の溶剤に溶けるもの)によるものか
に、二分される。この場合、例えば溶剤性物質によるも
のに対しては、水を用いてもそのままでは落ちない。こ
のため、その清掃に際しては多くは適切な液を用い且つ
ブラシ等でこすって落とすという手法が採られている。
【0004】一方、上記従来技術による床面の清掃に際
しては、洗浄液の選択やブラシ等の使用に多くの労力を
要するという不都合が生じていた。又、上記従来例にあ
っては、床面を擦りながら移動するものであることか
ら、床面が傷つきやすいという不都合が常に存在してい
た。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、床面等の主として面の汚れをその汚れ
の性質如何にかかわらず所定の洗浄液にて円滑に且つ効
率よく除去し得ることを可能とした超音波式清掃方法お
よびその装置を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、洗浄用の所定周波数の超
音波を出力する超音波振動子と、この超音波振動子を移
動可能に保持する振動子保持手段とを備え、超音波振動
子を洗浄箇所に近接させた状態を維持しつつ、前述した
超音波振動子の超音波出力面とこれに対向する洗浄箇所
との間に所定の洗浄液を常時送り込むと共に、振動子保
持手段を当該洗浄箇所に沿って移動させという構成を採
っている。
【0007】このため、この請求項1記載の発明では、
床面又はテーブル面等を緩やかに当接しながら洗浄液上
を滑るようにして連続的に洗浄することができ、同時
に、超音波の振動およびキャビテーションを利用したも
のであることから、汚れの性質(水溶性又は溶剤性)の
如何に問わず床面等の被洗浄箇所を迅速に且つ円滑に洗
浄することができる。
【0008】請求項2乃至5記載の各発明では、洗浄用
の所定周波数の超音波を出力する超音波振動子と、この
超音波振動子を移動可能に保持する振動子保持手段とを
備え、超音波振動子の超音波出力面と被洗浄面との間の
間隙を所定の値に設定する間隙設定機構部を、前述した
振動子保持手段に設ける、という構成を共通の基本構成
として採用している。
【0009】このため、この請求項2乃至5記載の各発
明では、超音波振動子を内蔵した振動子保持手段を備え
ているので、外部から振動子保持手段を保持しても超音
波振動子の自由振動を維持することができ、このため、
超音波出力面からは効率良く所定の超音波を出力するこ
とができ、外部から所定の洗浄液を床面等の被洗浄箇所
に送り込むことにより、当該洗浄液を介して被洗浄箇所
を円滑に且つ洗浄することができ、特に間隙設定機構部
が有効に機能して、超音波振動子の超音波出力面と被洗
浄面との間隙が常時所定寸法に設定され維持されること
となり、かか点において、被洗浄面の位置が異なっても
超音波の振動エネルギーを被洗浄面に対して常に同一条
件で照射することができる。
【0010】ここで、前述した間隙設定機構部を、超音
波振動子の超音波出力面の周囲に配設された複数の突出
部により構成してもよい。このようにすると、側面から
供給される洗浄液を円滑に被洗浄面上に導入することが
でき、また、発生する気泡を有効に外部へ排出され得る
ので、気泡に起因した洗浄能力の低減を予め有効に排除
することができる。
【0011】更に、前述した間隙設定機構部を、球状部
材と、この球状部材を回転自在に保持する球状部材受け
部とにより構成してもよい。このようにすると、振動子
保持手段の移動が更に円滑となり、洗浄時の作業能率を
向上させることができる。
【0012】又、前述した振動子保持手段を可搬性ある
筒状体で構成すると共に、前述した超音波振動子を駆動
する電気系駆動制御部を可搬性筐体内に配設するように
構成してもよい。このようにすると、可搬性および汎用
性を更に高めることができ、被洗浄箇所が複数箇所に分
かれていても可搬性がよいことから能率よく洗浄作業を
行うことができる。
【0013】請求項6乃至8に記載の各発明では、前輪
と後輪とを備えた移動体と、この移動体に振動子保持手
段を介して搭載され被洗浄床面に向けて洗浄用の所定周
波数の超音波を出力する複数の超音波振動子とを備えて
いる。移動体には、各超音波振動子の超音波出力面と被
洗浄床面との間の間隙を所定の値に設定する間隙設定機
構を装備する、という構成を共通の基本的構成として採
用している。
【0014】このため、この請求項6乃至8に記載の各
発明では、前述した各発明と同様に洗浄液を被洗浄面に
供給することにより当該被洗浄床面をその汚れの性質
(水溶性又は溶剤性)の如何に問わず効率良く洗浄する
ことができる。又、前輪と後輪とを備えた移動体に複数
の超音波振動子を装備したので、移動しながら安定した
状態で被洗浄面の汚れを洗浄することができる。更に、
間隙設定機構が有効に機能して被洗浄面である床面等を
傷つけることなく迅速に洗浄することができる。
【0015】ここで、前述した移動体には、当該移動体
の移動方向の前方側から被洗浄床面に向けて所定の洗浄
液を送り込む洗浄液吐出手段と、被洗浄床面に吐出され
た洗浄液を洗浄方向の後方から回収する洗浄液回収手段
とを装備するように構成してもよい。このようにする
と、被洗浄面に対する洗浄液の補給を安定した状態で確
保し得るので、床面等の清掃作業を同一の条件で能率良
く行うことができる。
【0016】又、前述した振動子保持手段については、
これを所定幅の短冊状部材により構成すると共に、この
振動子保持手段上に複数の超音波振動子を少なくとも二
列にわたって千鳥状に配設し、この複数の超音波振動子
を搭載した振動子保持手段を、移動体の移動方向に交差
する方向に配置するようにしてもよい。
【0017】このようにすると、移動体の前輪と後輪と
の間隔を狭く設定することが可能となり、装置全体の小
型化および原価低減等を図ることができて都合がよい。
又可搬性も著しく改善される。
【0018】請求項9記載の発明では、前述した請求項
6又は7記載の超音波清掃装置において、前述した振動
子保持手段については、これを円盤状の保持板部で構成
すると共に、この振動子保持手段上のX−Y方向の二方
向に複数の超音波振動子を少なくとも二列にわたってそ
れぞれ千鳥状に配設する。更に、前述した移動体に、振
動子保持手段を被洗浄床面に平行な面内にて回転駆動す
る回転駆動機構を装備する、という構成を採っている。
【0019】このため、この請求項9記載の発明では、
移動体が床面等の被洗浄箇所を通過する間に、当該被洗
浄箇所上を複数の超音波振動子が数回繰り返しながら通
過することとなり、これがため、洗浄能力をより一層向
上させることができて都合がよい。
【0020】請求項10に記載の発明では、前述した請
求項7記載の超音波式清掃装置において、前述した移動
体に、洗浄液吐出手段用の液供給タンクを装備すると共
に、洗浄液回収手段にて床面から回収された洗浄液を一
時的に収納する汚水回収タンクを装備する、という構成
を採っている。
【0021】このため、この請求項10記載の発明で
は、前述した請求項7記載の各発明と同等の作用効果と
有し、更に、床面洗浄車として具現化した場合には、外
部からの洗浄液補給用のホースが不要であることから移
動体の自由移動が可能となり、かかる点において広範囲
の床面等の清掃作業を更に能率良く行うことができる。
【0022】請求項11記載の発明では、前述した請求
項10記載の超音波式清掃装置において、液供給タンク
が備えている給水管に流量調整弁を装備すると共に、こ
の流量調整弁に、移動体の移動速度に応じて洗浄液の吐
出量を調整する弁駆動制御手段を併設する、という構成
を採っている。
【0023】このため、この請求項11記載の発明で
は、前述した請求項10記載の各発明と同等の作用効果
と有し、更に、流量調整弁と弁駆動制御手段の相互作用
により、洗浄液の消費量を節約することができ、かかる
点において広範囲の床面等の清掃作業を更に長時間にわ
たって能率良く行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1乃至図2に基づいて説明す
る。この第1の実施形態は、本発明を実験テーブル等の
テーブル面の清掃に好適なハンディタイプのものについ
て実施した場合のものである。
【0025】図1乃至図2において、符号1は超音波振
動子を示す。この超音波振動子1としては、清掃に適し
た所定周波数(例えば、28〜100KHzの内の所定
周波数)の超音波を出力する柱状に形成されたランジュ
バン型のものが使用されている。この超音波振動子1
は、振動子保持手段としての可搬性ある筒状体2内に収
納され、その振動モード上に於ける節(振動偏位が零)
に相当する箇所で、鍔部3(図2参照)を介して筒状体
2に保持されている。このため、超音波振動子1は、筒
状体(振動子保持手段)2内では、その両端部が自由端
を構成している。
【0026】この振動子保持手段としての筒状体2は、
本実施例では素材としてプラスチックを使用している
が、内壁面を絶縁処理することにより鉄やアルミニュム
等の金属を使用してもよい。
【0027】符号9は、前述した超音波振動子1を駆動
する電気系駆動制御部を示す。この電気系駆動制御部9
は可搬性筐体10内に収納されている。又、この図2に
おいて、符号2aは、超音波振動子1の鍔部3を支持す
るための筒状体2の内径側に形成された内側段部を示
す。この内側段部2aと内部に収納された筒状部材5と
によって、超音波振動子1がその鍔部3を介して着脱自
在に保持されている。この場合、超音波振動子1の周囲
には、筒状部材5の内壁との間に例えば片側0.1[m
m]程度の隙間寸法が設定され、これによって、超音波
振動子1の自由振動が有効に保証された状態となってい
る。
【0028】このため、超音波振動子1は、その上下端
部が前述したように自由端となり、その軸方向には振動
を抑制する負荷が存在しないことから、効率よく所定の
超音波を出力し得るようになっている。ここで、筒状部
材5は、内側に一様に形成された切除部5Aを備えてい
る。そして、この切除部5Aに、超音波振動子1を駆動
する正負二本の配線部分が配設されている。
【0029】更に、図1乃至図2において、符号6は断
面逆T字状に形成された押さえ部材を示し、符号7はこ
の押さえ部材6が外部に飛び出すのを抑制するキャップ
部材を示す。このキャップ部材7は、ネジ機構7A部分
を介して前述した筒状体2に着脱自在に装着されてい
る。又、押さえ部材6は、その中央部が外部に突出して
おり、この中央突出部6Aの中心部分に、前述した超音
波振動子1を駆動制御するための駆動電力を供給する配
線1Kが敷設されている。
【0030】又、符号6Bは抑え部材6の外周囲に形成
された環状凹部で、シール用Oリング6Baを収納し、
これによって、キャップ部材7側の超音波振動子1部分
が防水されている。同様に、筒状体2の図2における下
端部の内径側周囲に環状凹部2Bが形成され、この環状
凹部2B内にシール用Oリング2Baが収納され、これ
によって、超音波振動子1部分の前述した超音波出力面
1A側の内部が防水されている。
【0031】更に、前述した筒状体(振動子保持手段)
2の図1(A)に於ける下端面には、超音波振動子1の
超音波出力面1Aと被洗浄面100との間の間隙Sを所
定の値に設定する間隙設定機構部2Aが設けられてい
る。この間隙設定機構部2Aは、本実施形態では図1
(A)(B)に示すように、等間隔に放射状に形成され
た六本の放射溝2Aaと、この放射溝2Aaによって形
成された六個の突出部2Abとにより構成されている。
【0032】このため、六本の放射溝2Aaについて
は、外径側面の開口面積Mが内径側面の開口面積mより
も大きく設定されている(図1(B)参照)。このた
め、洗浄液の流入・流出が円滑に行われることとなり、
洗浄動作を共に発生する気泡を円滑に外部に放出するこ
とができ、かかる点において超音波出力面1Aを囲む領
域に気泡がたまって超音波の伝搬が阻害され洗浄能力が
低下するという不都合を有効に排除することが可能とな
っている。
【0033】ここで、六本の各放射溝2Aaについて
は、例えば図2(B)に示すようにそれぞれ外周側が内
周側よりもより深くなるように切除してもよい。この場
合、各放射溝2Aaの底面側(床面清掃中は上側に位置
する)の傾斜面2Kが外側に行くに従い図2(B)に示
すように徐々に上方向に向かう状態に形成される。
【0034】このため、例えば床面の洗浄中にあって超
音波振動子1の超音波出力面1Aを囲む領域に発生する
気泡が外に出やすい状態と成っており、かかる点におい
て超音波出力面1Aを囲む領域に気泡が留まって超音波
の伝搬が阻害される(洗浄能力が低下する)という不都
合をより一層有効に排除することが可能となる。
【0035】この第1の実施形態にあっては、図2
(A)(B)に示すように超音波振動子1の超音波出力
面1Aは、突出部2Abの高さに合わせて予め間隙Sだ
け引っ込められて装備されている。又、超音波振動子1
の超音波出力面1Aの周囲に設定された六個の突出部2
Abの高さは同一高さに設定されている(ここで、突出
部2Abの数については、二個でも、三個又は四個でも
或いは七個以上であってもよい)。
【0036】又、図1において、符号11は洗浄液吐出
手段としての洗浄液吐出管を示す。この洗浄液吐出管1
1は、その液吐出口11Aが超音波出力面1Aと被洗浄
面100との間の方向に向けて配設されている。
【0037】更に、上述した構成において、被洗浄面1
00の超音波洗浄は以下の工程を経て実行される。
【0038】即ち、超音波振動子1の超音波出力面1A
を被洗浄面100に近接させた状態を維持しつつ、超音
波振動子1の振動面1Aとこれに対向する被洗浄面10
0との間に所定の洗浄液を常時送り込む。同時に、振動
子保持手段である筒状体2を当該被洗浄面100に沿っ
て移動させる。この場合、近接させた状態は、前述した
ように間隙設定機構部2Aによって維持される。
【0039】このため、この実施形態にあっては、超音
波振動子1の超音波出力面1Aと被洗浄面100との間
に向けて洗浄液が供給されると、筒状体(振動子保持手
段)2の移動如何にかかわらず当該筒状体2の先端部に
形成された放射溝2Aaからは洗浄液が自動的に超音波
出力面1A側に送り込まれる。
【0040】同時に超音波振動子1を稼働させることに
より、超音波振動に伴って汚れ箇所に生じるキャビテー
ションの作用(微小気泡の発生と破裂作用)によって、
当該箇所の汚れが有効に除去される。そして、かかる汚
れ除去効果は、連続的に可能であることを実験的にも確
認することが出来た。
【0041】このため、本実施形態にあっては、被洗浄
面100を円滑に且つ連続的に洗浄し清掃することがで
き、被洗浄面100が壁の場合でも同様に対応すること
ができ、かかる点において汎用性あるハンディタイプの
超音波式清掃装置を得ることができる。
【0042】(第2の実施形態)図3に第2の実施形態
を示す。この第2の実施形態は、上述した第1の実施形
態における間隙設定機構部2Aの変形例を示すものであ
る。
【0043】この図3に示す間隙設定機構部22Aは、
筒状体(振動子保持手段)22の円周上の四箇所に等間
隔に放射溝22Aaを設けると共に、その幅Wを同じく
筒状体(振動子保持手段)22の円周上における四個の
突出部22Abの幅wよりも大きく設定した点に特徴を
備えている。この場合、四個の各突出部22Abは、周
囲を円弧状に形成し、これによって洗浄液の流入,流出
時の抵抗を少なく設定している。その他の構成は、前述
した図1乃至図2の実施形態と同一となっている。
【0044】このようにしても、上述した第1の実施形
態と同等の作用効果を有するほか、更に、被洗浄面10
0における洗浄液の流入,流出をより円滑にすることが
でき、気泡が超音波振動子1の超音波出力面1Aからい
ち早く外部へ排出することができ、かかる点において、
稼働中に生じる気泡に起因して生じやすい超音波の伝播
力の低下を予め有効に排除することができて都合がよ
い。
【0045】(第3の実施形態)図4に第3の実施形態
を示す。この第3の実施形態は、上述した第1の実施形
態における間隙設定機構部2Aの他の変形例を示すもの
である。
【0046】この図4(第3の実施形態)に示す間隙設
定機構部23Aは、球状部材23Aaと、この球状部材
23Aaを回転自在に保持する半球状受け部23Abと
により構成され、筒状体(振動子保持手段)23の円周
上の四箇所に等間隔に装備されている。この場合、球状
部材受け部23Ab側には、球状部材23Aaを回転自
在に支持すると共にその離脱を防止するための薄板状の
球状部材係止板(図示略)が装備されている。
【0047】そして、この場合、四個の各球状部材23
Aaの突出量(突出寸法)は、前述した超音波振動子1
の超音波出力面1Aと被洗浄面100との間の間隙が寸
法Sとなるように設定されている。その他の構成は、前
述した図1の実施形態と同一となっている。
【0048】このようにしても、上述した第1の実施形
態と同等の作用効果を有するほか、更に、被洗浄面10
0における洗浄液の流入,流出をよりより一層円滑にす
ることができ、超音波出力面1Aに留まりやすい気泡を
超音波振動子1の超音波出力面1Aからより迅速に外部
へ排出することができ、かかる点において、稼働中に生
じる気泡に起因して超音波の伝播力の低下をより有効に
排除することができて都合がよい。
【0049】(第4の実施形態)図5に第4の実施形態
を示す。この図5に示す第4の実施形態は、前述した第
1の実施形態において装備した筒状体(振動子保持手
段)2に、洗浄液吐出手段の要部をなす洗浄液吐出管1
1を装備すると共に、吐出された洗浄液を回収する洗浄
液回収手段としての洗浄液回収機構31を装備した点に
特徴を備えている。
【0050】この洗浄液回収機構31は、液回収部31
A部分が、被洗浄面100に対して馬蹄形を成し、回収
液吸引部31Bおよび回収管31Cを介して使用済の洗
浄液を所定の汚水タンク(図示せず)へ回収し得るよう
になっている。この図5において、符号33は洗浄液吐
出管11および洗浄液回収機構31を前述した筒状体
(振動子保持手段)2に着脱自在に連結するための連結
機構を示す。その他の構成は前述した図1乃至図2(第
1の実施形態)の場合と同一となっている。
【0051】このようにしても、前述した第1の実施形
態と同等の作用効果を有するほか、更に、洗浄液吐出管
11および洗浄液回収機構31を同時に移動させること
ができることから、例えば洗浄液が途切れて洗浄作用が
中断する等の不都合がなくなり、かかる点において清掃
作業の作業性を大幅に向上させることが出来るという利
点がある。
【0052】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
を、図6に基づいて説明する。この第5の実施形態は、
前述した図1乃至図2における第1の実施の形態が、ハ
ンディタイプであるのに対して、四輪車型の移動体に本
発明を実施した点に特徴を備えている。以下、これを詳
述する。
【0053】まず、図6において、符号50は移動体を
示す。この移動体50は、移動用枠体51と、この移動
用枠体51に装備された一対の前輪52および一対の後
輪53とを備えている。又、移動用枠体51の前輪52
と後輪53との間に位置する部分に、振動子保持手段5
4が装備されている。符号51Aは、移動用枠体51に
装備された把手を示す。
【0054】この振動子保持手段54は、本実施形態で
は円盤状に形成された円盤状保持板部54Aと、この円
盤状保持板部54Aの周囲に固定装備された環状枠体5
4Bとを備えて構成され、後述する回転駆動機構60に
よって回転駆動されるようになっている。
【0055】この振動子保持手段54には、床面の一部
である被洗浄床面200に向けて洗浄用の所定周波数の
超音波を出力する複数(本実施形態では図7(A)に示
すように26本)の超音波振動子55が装備されてい
る。これらの超音波振動子55は、図7(A)に示すよ
うにその先端部が振動子保持手段54側から被洗浄床面
200に向けて突設された状態で装備されている。
【0056】この場合、各超音波振動子55は、本実施
形態では、振動子保持手段54上のX−Y方向の二方向
の各々に、少なくとも二列にわたってそれぞれ千鳥状に
(一方の列における超音波振動子55相互間の隙間を埋
める位置に)配設されている。ここで、二方向に配設さ
れた各超音波振動子55は、交差した状態であれば特に
直交した状態ではなくてもよい。
【0057】そして、振動子保持手段54と移動体50
との間には、各超音波振動子55の超音波出力面55A
と前述した被洗浄面(床面)200との間の間隙Sを所
定の値に設定する間隙設定機構56が装備されている。
この間隙設定機構56は、本実施形態にあっては、環状
の支持部材によって構成され、図6に示すように下端面
が移動体50の移動用枠体51上に固着され、その上端
面で、スラストベアリング57を介して振動子保持手段
54を回転自在に保持している。
【0058】また、この振動子保持手段54の前述した
環状枠体54Bには、前述した各超音波振動子55に駆
動用の所定の電力を伝達するブラシ機構58が装備され
ている。符号59は、このブラシ機構58を介して各超
音波振動子55に駆動電力を供給する振動子用電源を示
す。この振動子用電源59は、図6ではブラシ機構58
に近い上方部分に装備されている。
【0059】このブラシ機構58は、前述した環状枠体
54B上の固着された筒状の絶縁部材から成る電極保持
体58Aと、この電極保持体58Aの内壁面に装備され
た正極用および負極用の二個の環状電極58B,58C
と、この二個の各環状電極58B,58Cに当接し回転
動作中であっても連続して所定の駆動電力を伝達するブ
ラシ58e,58fとを備えた構成となっている。
【0060】そして、このブラシ58e,58fは、前
述した振動子用電源59に直接装備され、その先端部が
前述した二個の環状電極58B,58Cに向けて延設さ
れ且つ当該各環状電極58B,58Cに常時当接された
状態になっている。このため、振動子保持手段54が回
転動作中であっても、このブラシ機構58を介して前述
した超音波振動子55に所定の駆動電力を円滑に供給す
ることが可能となっている。
【0061】又、移動体50には、前述した振動子保持
手段54を被洗浄床面200に平行な面内にて回転駆動
する回転駆動機構60が装備されている。
【0062】この回転駆動機構60は、駆動モータ61
と、この駆動モータ61に装備された駆動プーリ62と
を備えている。符号63はモータ支持台を示す。又符号
64はモータ用電源部を示す。この内、駆動プーリ62
は、前述した振動子保持手段54の環状枠体54Bの外
周端部に当接され、この環状枠体54Bを回転駆動する
ことによって振動子保持手段54を所定の速度で回転駆
動し得るようになっている。
【0063】この場合、駆動モータ61は、図示しない
速度制御部からの指令に基づいてその回転速度が可変制
御されるようになっている。この回転速度が可変制御
は、移動体50の移動速度に連動して可変制御される場
合と、移動体50の移動速度には無関係にオペレータに
よって段階的に可変設定される場合の二種類の制御法が
組み込まれている。
【0064】更に、前述した移動体50には、当該移動
体50の移動方向の前方側から被洗浄床面200に向け
て所定の洗浄液を送り込む洗浄液吐出手段65が装備さ
れている。この洗浄液吐出手段65は、被洗浄床面20
0に向けて洗浄液を吐出する液吐出ノズル65Aと、こ
の液吐出ノズル65Aに洗浄液を送り込む洗浄液供給管
65Bと、この洗浄液供給管65Bに装備され後述する
液供給タンク66からの洗浄液の吐出量を調整する流量
調整弁65とを備えている。
【0065】液供給タンク66は、前述した液吐出ノズ
ル65Aに洗浄液供給管65Bを介して所定の洗浄液を
送り込むように構成されている。符号66Aは液供給タ
ンク66の上部に設けられた洗浄液補給管を示す。そし
て、洗浄液吐出手段65が備えている流量調整弁65C
には、移動体50の移動速度に応じて洗浄液の吐出量を
調整する弁駆動制御手段63が併設されている。
【0066】この弁駆動制御手段63は、移動体50の
前輪に装備された速度検出センサ63Aと、この速度検
出センサ63Aからの速度情報に基づいて流量調整弁6
5Cの開度を調整する流量調整制御部63Bとを備えて
いる。このため、被洗浄床面200の洗浄動作が開始さ
れた後は、移動速度の変化に伴って生じる洗浄中におけ
る洗浄液の途切れ等の不都合を予め有効に回避すること
ができる。
【0067】尚、本実施形態では、速度検出センサ63
Aを前輪に装備した場合を例示下が、移動体50の移動
速度を検出し得るものであればよいのであって、その装
備箇所を限定するものではない。
【0068】更に、前述した移動体50には、被洗浄床
面200に向けて吐出された洗浄液を移動体50の洗浄
方向の後方側から回収する洗浄液回収手段67が装備さ
れている。
【0069】この洗浄液回収手段67は、液回収ノズル
67Aと、この液回収ノズル67Aに連結され所定箇所
へ汚水を送りだす液回収管67Bと、この液回収管67
Bに装備された汚水回収用の液回収ポンプ67Cとを備
えている。符号68は、液回収ノズル67Aで回収され
る洗浄液を収納する汚水回収タンクを示す。
【0070】ここで、液回収ノズル67Aは、その開口
部分が、本実施形態では前述した振動子保持手段54か
ら突設された各超音波振動子55の全体を取り囲んだ状
態に配置されている(図示ぜず)。即ち、被洗浄床面2
00に吐出された使用済の洗浄液の全体を対象として、
適度の速度で吸引し得るように、被洗浄床面200の後
方を取り巻いた状態で配設されている。
【0071】一方、この場合、液回収ノズル67Aは、
その開口部分を移動体50の幅一杯に配置し、これに連
なる移動体50の両側面に、それぞれ前方に向けて軟質
の液回収用ガイド板を装備する構造としてもよい。
【0072】又、液回収ポンプ67Cについては、液回
収能力を調整する回収速度調整制御部(図示せず)を設
け、オペレータによって液回収ポンプ67Cの稼働速度
を適度に可変設定し得るようにしてもよい。或いは、前
述した流量調整制御部63Bと連動して、液吐出量に応
じて作動し、液回収ポンプ67Cの液回収能力を所定の
時間遅れをもって可変制御するように構成してもよい。
【0073】図6において、符号68Aは汚水回収タン
ク68から外部下方に向けて突設された汚水排出管を示
す。そして、この汚水排出管68Aの先端部には、汚水
排出バルブ68Bが装備されている。このため、汚水回
収タンク68に収納された汚水は、いつでも容易に外部
に向けて排出し得るようになっている。
【0074】次に、上記実施形態の動作について説明す
る。まず、各電源を投入して移動体50を移動させる
と、直ちにその速度を検出して弁駆動制御手段63が作
動し、洗浄液吐出手段65を駆動して所定量の洗浄液を
被洗浄床面200に向けて吐出する。
【0075】この被洗浄床面200上に洗浄液が供給さ
れると、この洗浄液を介して複数の各超音波振動子55
から発生する洗浄用の超音波が被洗浄床面200部分に
向けてシャワー状に吹きつけられ、当該被洗浄面200
部分の汚れ箇所ではキャビテーションの作用によって気
泡が発生し且つ破裂が連続的に生じ、同時に早い回数の
返し振動も加味され、これにより、汚れの性質の如何に
かかわらず、汚れ部分がかかる物理的な現象によって効
果的に除去される。
【0076】そして、移動体50の移動に伴って連続的
にかかる動作が繰り返され、床面等の広範囲の領域が円
滑に且つ非接触で効果的に清掃されることとなる。この
ため、繰り返し使用にあっても、本実施形態では非接触
による清掃(洗浄)であることから、被洗浄床面200
部分が傷つくことがなくなり、床面の損傷事故の発生を
大幅に低減することができる。
【0077】更に、振動子保持手段54部分が回転動作
した場合であっても、ブラシ機構58によって各超音波
振動子55には、振動子保持手段54部分が回転停止し
ている場合と全く同様に、駆動電力を円滑に且つ連続し
て印加される。このため、移動体50が移動しても或い
は停止していても、被洗浄床面200の同一箇所に繰り
返し重ねて超音波洗浄が行われることとなり、洗浄効果
をより一層高めることができる。
【0078】ここで、床面が傾斜面であって、汚水等を
自動的に廃棄し得る箇所にあっては、前述した洗浄液回
収手段67を上記実施形態の構成から省略してもよい。
また、予め一定の洗浄液等を一面に備えた領域を洗浄す
る場合、又は床面洗浄時にホース等で水又は所定の洗浄
液等を被洗浄面である床面等に連続的に噴射せしめる場
合等にあっては、前述した洗浄液吐出手段65,弁駆動
制御手段63および前述した洗浄液回収手段67をも、
その構成から省略してもよい。
【0079】複数の超音波振動子55については、本実
施形態では十字状に配置した場合を例示したが、図7
(B)に示すように一方向に一列に配置したものであっ
てもよい。この場合、本実施形態では図7(B)に示す
ように四列に千鳥状に配置した場合を例示したが、一列
であっても、或いは二列又は三列,或いは五列以上であ
ってもよい。ここで、符号74は、短冊状の振動子保持
手段を示す。
【0080】又、前述した回転駆動機構60は、振動子
保持手段54を回転駆動すると共にその回転速度につい
ても自在に制御し得るように構成した場合を例示した
が、十字状に配列された各超音波振動子55が任意の位
置で停止し得るように振動子保持手段54を停止制御し
得る構成としてもよい。ブラシ機構58については、同
等に機能するものであれば、図6のものとは異なった構
造のものであってもよい。
【0081】(第6の実施形態)次に、第6の実施形態
を図8に基づいて説明する。この図8に示す実施形態
は、前述した第5の実施形態の場合と異なり、まず、振
動子保持手段74を固定式として第5の実施形態におけ
る回転駆動機構60を構成からはずすと共に、複数の超
音波振動子55の配列を十字状ではなく四列で且つ横方
向に直線状に配列した点に特徴を備えている。
【0082】これを更に詳述する。この図8において、
符号70は移動体を示す。この移動体70は、前述した
第5の実施形態の場合と同様に、移動用枠体71と、こ
の移動用枠体71に装備された一対の前輪72および一
対の後輪73とを備えている。又、移動用枠体71の前
輪72と後輪73との間に位置する部分に、短冊状の振
動子保持手段74が装備されている。符号71Aは、移
動用枠体71に装備された把手を示す。
【0083】この短冊状の振動子保持手段74として
は、本実施形態では、図7(B)に示すように短冊状に
形成された板状部材が使用され、前述した移動体70の
幅方向に掛け渡された状態で進行方向に直交する方向に
配置されている(図6参照)。尚、交差する方向であれ
ば、必ずしも直交する方向でなくてもよい。
【0084】これを更に詳述すると、振動子保持手段7
4には、床面の一部である被洗浄床面200に向けて洗
浄用の所定周波数の超音波を出力する複数(本実施形態
では図7(B)に示すように40本)の超音波振動子5
5が、四列に別れて相互に千鳥状に配列されている。こ
れらの超音波振動子55は、前述したようにその先端部
が振動子保持手段74から床面(被洗浄床面200)に
向けて突設された状態で装備されている。
【0085】符号76は、前述した振動子保持手段74
を固定保持する保持手段固定機構を示す。この保持手段
固定機構76は、全体的に直方体の箱型状に形成された
機構部本体76Aと、この機構部本体76Aの上下の各
端部に左右に向かって突設された外側突設部76b,7
6cと、内部底辺側の両側に形成された内側突出部76
eとを備えている。符号76Dは上部の外側突設部76
bに装着された蓋部を示す。この蓋部76Dは絶縁部材
にて形成され、超音波振動子55用の駆動電力を供給す
るための中継端子77a,77bが、装備されている。
【0086】更に、前述した機構部本体76Aの内部に
は、内側突出部76eに係止された間隙設定機構78が
装備されている。この間隙設定機構78は、前述した間
隙設定機構56(図6参照)の場合と同様に、各超音波
振動子55の超音波出力面55Aと前述した被洗浄床面
200との間の間隙Sを所定の値に設定するように機能
するもので、予め調整されたものが装備されている。そ
の他の構成は、前述した第6の実施形態(図6)を同一
となっている。
【0087】このようにしても、前述した第6の実施形
態の場合において回転駆動機構60の動作を停止した場
合とほぼ同等の作用効果を有するほか、更に回転駆動機
構60が不要としたので、超音波振動子55部分の回転
がなくなり、これがため、回転駆動するために必要な空
間領域や手段(例えば駆動電力中継用のブラシ機構5
8)が不要となり、かかる点において、装置全体を大幅
に小型化することができ、更に製造原価を大幅に低減す
ることができ、加えて回転部分がなくなることから、耐
久性を大幅に増加させることができるという利点があ
る。
【0088】尚、上記図8の実施形態において、超音波
振動子55を四列に分けて合計40本を配列した場合を
例示したが、この列については、1列であっても2列,
3列,或いは5列以上であってももよい。又超音波振動
子55の数についても特に40本に限定するものではな
い。
【0089】更に、上記各実施形態において、超音波振
動子1,55と被洗浄面100,200との間に所定の
間隙Sを設ける場合について例示したが、この間隙Sに
代えて、例えば超音波の透過性のいい部材を面状に又は
フィルム状に充填し若しくは装備してもよい。又、この
場合、例えば第1乃至第2の実施形態にあって、間隙設
定機構部2A,22A,23Aについては、これをその
まま設けておいても,或いはこれらを削除して平坦面に
すると共にその面に面状に装備したものであってもよ
い。更に、これらの場合にあっては、そのいずれの場合
も、洗浄液を介して被洗浄面に近接し又は接する状態で
使用することについては、前述した各実施形態の場合と
同様である。
【0090】又、上記第5および第6の各実施形態にあ
っては、前輪52および後輪53を備えた移動体50に
複数の超音波振動子55を搭載した場合を例示したが、
従来のブラシ型の床面清掃車に、上述した超音波振動子
55およびこれに関連した付属機器を装備して超音波洗
浄の前又後にブラシ型洗浄機を作動させて床面を洗浄す
るように構成してもよい。このようにすると、床面をよ
り一層有効に洗浄する事ができて都合がよい。又、上記
各実施形態に装備された超音波振動子としては、ランジ
ュバン型のものを使用したが、同等に機能するものであ
れば、他のものであってもよい。又、使用周波数にして
も、用途に応じて1MHz前後のものを使用してもよ
い。
【0091】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、請求項1記載の発明では、床面等
の被洗浄箇所に向けて洗浄液を常時送り込む共にこの洗
浄液を介して所定の超音波を被洗浄箇所に照射するよう
にしたので、床面又はテーブル面等を緩やかに当接しな
がら洗浄液上を滑るようにして連続的に洗浄することが
でき、同時に、超音波の振動およびキャビテーションを
利用したものであることから、汚れの性質(水溶性又は
溶剤性)の如何に問わず床面等の被洗浄箇所を迅速に且
つ円滑に洗浄することができ、超音波振動子を押しつけ
ることがないため、床面等の被洗浄箇所を傷つけるとい
う不都合を有効に回避することができる、という従来に
ない優れた超音波式清掃方法を提供することができる。
【0092】請求項2乃至5記載にかかる各発明では、
超音波振動子を内蔵した振動子保持手段を備えているの
で、外部から振動子保持手段を保持しても超音波振動子
の自由振動を維持することができ、このため、超音波出
力面からは効率良く所定の超音波を出力することがで
き、外部から所定の洗浄液を床面等の被洗浄箇所に送り
込むことにより、当該洗浄液を介して被洗浄箇所を円滑
に洗浄することができ、壁面等も被接触状態で効率良く
洗浄することができ、特に間隙設定機構部が有効に機能
して、超音波振動子の超音波出力面と被洗浄面との間隙
が常時所定寸法に設定され維持されることとなり、かか
点において、被洗浄面の位置が異なっても超音波の振動
エネルギーを被洗浄面に対して常に同一条件で照射する
ことができ、更に、長時間に渡って継続して円滑に超音
波洗浄を継続することができる。
【0093】この場合、間隙設定機構部を、前記超音波
振動子の超音波出力面の周囲に設定された同一高さの複
数の突出部により構成すると、側面から供給される洗浄
液を円滑に被洗浄面上に導入することができ、また、発
生する気泡を有効に外部へ排出され得るので、気泡に起
因した洗浄能力の低減を予め有効に排除することができ
る。
【0094】又、間隙設定機構部を、球状部材と、この
球状部材を回転自在に保持する半球状受け部とにより構
成すると、振動子保持手段の移動が更に円滑となり、洗
浄時の作業能率を向上させることができる。更に、前述
した振動子保持手段を可搬性ある筒状体で構成すると共
に、超音波振動子を駆動する電気系駆動制御部を可搬性
筐体内に配設すると、可搬性および汎用性を更に強化す
ることが出来て都合がよい。
【0095】請求項6乃至8記載にかかる各発明では、
前述した請求項2記載の発明と同様に洗浄液を被洗浄面
に供給することにより当該被洗浄面をその汚れの性質
(水溶性又は溶剤性)の如何に問わず効率良く洗浄する
ことができ、更に、前輪と後輪とを備えた移動体に複数
の超音波振動子を装備したので、移動しながら安定した
状態で被洗浄面の汚れを効率良く洗浄することができ、
又、間隙設定機構が有効に機能して長時間にわたって非
接触で床面等の超音波洗浄を継続することができ、この
ため、被洗浄面である床面等を傷つけることなく迅速に
洗浄することができるという従来にない優れた超音波式
清掃装置を提供することができる。
【0096】この場合、移動体の移動方向の前方側から
被洗浄面に向けて所定の洗浄液を送り込む洗浄液吐出手
段と,被洗浄面に吐出された洗浄液を洗浄方向の後方か
ら回収する洗浄液回収手段とを移動体に装備すると、被
洗浄面に対する洗浄液の補給を安定した状態で確保し得
るので、床面等の清掃作業を同一の条件で能率良く行う
ことができる。
【0097】又、前述した振動子保持手段については、
これを所定幅の短冊状部材により構成すると共に、この
振動子保持手段上に複数の超音波振動子を少なくとも二
列にわたって千鳥状に配設し、この複数の超音波振動子
を搭載した前記振動子保持手段を、移動体の移動方向に
交差する方向に配置するように構成してもよい。このよ
うにすると、移動体の前輪と後輪との間隔を狭く設定す
ることが可能となり、装置全体の小型化および原価低減
等を図ることができて都合がよい。又可搬性も著しく改
善される。
【0098】請求項9記載の発明では、移動体に搭載し
た振動子保持手段を円盤状部材で構成すると共に、この
振動子保持手段上のX−Y方向の二方向に複数の超音波
振動子を少なくとも二列にわたってそれぞれ千鳥状に配
設し、更に振動子保持手段を床面に平行な面内にて回転
駆動する回転駆動機構を装備したことから、移動体が床
面等の被洗浄箇所を通過する間に、当該被洗浄箇所上を
複数の超音波振動子が数回繰り返しながら通過すること
となり、これがため、洗浄能力をより一層向上させるこ
とができて都合がよい。
【0099】請求項10記載の発明では、前述した請求
項7記載の超音波式清掃装置において、移動体に、洗浄
液吐出手段用の液供給タンクを装備すると共に、洗浄液
回収手段にて床面から回収された洗浄液を一時的に収納
する汚水回収タンクを装備したので、前述した請求項7
記載の各発明と同等の作用効果と有するほか外部からの
洗浄液補給用のホースが不要となり、同時に移動体の自
由移動が可能となるので、広範囲の床面等を対象として
面清掃を実行することができ、かかる点において広範囲
の床面等の清掃作業を更に能率良く行うことができる。
【0100】請求項11記載の発明では、前述した請求
項10記載の超音波式清掃装置において、液供給タンク
が備えている給水管に流量調整弁を装備すると共に、こ
の流量調整弁に、移動体の移動速度に応じて洗浄液の吐
出量を調整する弁駆動制御手段を併設する、という構成
を採っている。
【0101】このため、この請求項11記載の発明で
は、前述した請求項10記載の発明と同等の作用効果を
有するほか、更に、洗浄液の消費量を節約することがで
き、かかる点において広範囲の床面等の清掃作業を長時
間にわたって能率良く行うことができるという従来にな
い優れた超音波式清掃装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図で、図1
(A)は使用状態の一例を示す正面図、図1(B)は図
1(A)における超音波振動子および振動子保持手段の
超音波出力側の面を示す説明図である。
【図2】図1(A)に示す装置の断面図で、図2(A)
は一部省略した縦断面図、図2(B)は図2(A)の変
形例を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図で、図3
(A)は超音波振動子および振動子保持手段の先端部を
示す一部省略した縦断面図、図3(B)は図3(A)に
おける下端面(超音波振動子の超音波出力側の面)を示
す説明図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す図で、図4
(A)は超音波振動子および振動子保持手段の先端部を
示す一部省略した縦断面図、図4(B)は図4(A)に
おける下端面(超音波振動子および振動子保持手段の超
音波出力側の面)を示す説明図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す全体的な構成図
である。
【図7】図6(第5の実施形態)における複数の超音波
振動子の配列の例を示す図で、図7(A)は十字状に配
列した場合を示す説明図、図7(B)は同一方向で四列
に分けて配列した場合を示す説明図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す全体的な構成図
である。
【符号の説明】
1,55 超音波振動子 2,22,23 振動子保持手段としての筒状体 2A,22A,23A 間隙設定機構部 2Aa,22Aa 放射溝 2Ab,22Ab 突出部 9 電気系駆動制御部 10 可搬性筐体 11 洗浄液吐出手段としての洗浄液吐出管 23Aa 球状部材 23Ab 球状部材受け部 31 洗浄液回収手段としての洗浄液回収機構 50,70 移動体 51,71 移動枠体 54,74 振動子保持手段 54A 振動子保持手段の一部をなす円盤状の保持板部 56,78 間隙設定機構 60 回転駆動機構 63 弁駆動制御手段 63B 流量調整制御部 65 洗浄液吐出手段 65B 洗浄液供給管(給水管) 65C 流量調整弁 66 液供給タンク 67 洗浄液回収手段 68 汚水回収タンク 76 保持手段固定機構 100 被洗浄面 200 被洗浄床面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用の所定周波数の超音波を出力する
    超音波振動子と、この超音波振動子を移動可能に保持す
    る振動子保持手段とを備え、 前記超音波振動子を洗浄箇所に近接させた状態を維持し
    つつ、前記超音波振動子の超音波出力面とこれに対向す
    る洗浄箇所との間に、所定の洗浄液を常時送り込むと共
    に、前記振動子保持手段を当該洗浄箇所に沿って移動さ
    せることを特徴とした超音波式清掃方法。
  2. 【請求項2】 洗浄用の所定周波数の超音波を出力する
    超音波振動子と、この超音波振動子を移動可能に保持す
    る振動子保持手段とを備え、 前記超音波振動子の超音波出力面と被洗浄面との間の間
    隙を所定の値に設定する間隙設定機構部を、前記振動子
    保持手段に設けたことを特徴とする超音波式清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記間隙設定機構部を、前記超音波振動
    子の超音波出力面の周囲に設定された同一高さの複数の
    突出部により構成したことを特徴とする請求項2記載の
    超音波式清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記間隙設定機構部を、球状部材と、こ
    の球状部材を回転自在に保持する球状部材受け部とによ
    り構成したことを特徴とする請求項2記載の超音波式清
    掃装置。
  5. 【請求項5】 前記振動子保持手段を可搬性ある筒状体
    で構成すると共に、前記超音波振動子を駆動する電気系
    駆動制御部を可搬性筐体内に配設したことを特徴とする
    請求項2記載の超音波式清掃装置。
  6. 【請求項6】 前輪と後輪とを備えた移動体と、この移
    動体に振動子保持手段を介して搭載され被洗浄床面に向
    けて洗浄用の所定周波数の超音波を出力する複数の超音
    波振動子とを備え、 前記移動体に、前記各超音波振動子の超音波出力面と前
    記被洗浄床面との間の間隙を所定の値に設定する間隙設
    定機構を装備したことを特徴とする超音波式清掃装置。
  7. 【請求項7】 前輪と後輪とを備えた移動体と、この移
    動体に振動子保持手段を介して搭載され被洗浄床面に向
    けて洗浄用の所定周波数の超音波を出力する複数の超音
    波振動子とを備え、 前記移動体に、前記各超音波振動子の超音波出力面と前
    記被洗浄床面との間の間隙を所定の値に設定する間隙設
    定機構を装備し、 この移動体に、当該移動体の移動方向の前方側から前記
    被洗浄床面に向けて所定の洗浄液を送り込む洗浄液吐出
    手段と、前記被洗浄床面に吐出された洗浄液を洗浄方向
    の後方から回収する洗浄液回収手段とを装備したことを
    特徴とする超音波式清掃装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項6又は7記載の超音波式清掃
    装置において、 前記振動子保持手段を所定幅の短冊状部材により構成す
    ると共に、この振動子保持手段上に複数の超音波振動子
    を少なくとも二列にわたって千鳥状に配設し、この複数
    の超音波振動子を搭載した前記振動子保持手段を、前記
    移動体の移動方向に交差する方向に配置したことを特徴
    とする超音波式清掃装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項6又は7記載の超音波式清掃
    装置において、 前記振動子保持手段を、円盤状の保持板部を含む構成と
    すると共に、この円盤状の保持板部上のX−Y方向の二
    方向に複数の超音波振動子を少なくとも二列にわたって
    それぞれ千鳥状に配設し、 前記移動体に、前記振動子保持手段を被洗浄床面に平行
    な面内にて回転駆動する回転駆動機構を装備したことを
    特徴とする超音波式清掃装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項7記載の超音波式清掃装置
    において、 前記移動体に、前記洗浄液吐出手段用の液供給タンクを
    装備すると共に、前記洗浄液回収手段にて被洗浄床面か
    ら回収された洗浄液を一時的に収納する汚水回収タンク
    を装備したことを特徴とする超音波式清掃装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項10記載の超音波式清掃装
    置において、 前記液供給タンクが備えている給水管に流量調整弁を装
    備すると共に、この流量調整弁に、前記移動体の移動速
    度に応じて洗浄液の吐出量を調整する弁駆動制御手段を
    併設したことを特徴とする超音波式清掃装置。
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