JP2000150439A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

Info

Publication number
JP2000150439A
JP2000150439A JP10326918A JP32691898A JP2000150439A JP 2000150439 A JP2000150439 A JP 2000150439A JP 10326918 A JP10326918 A JP 10326918A JP 32691898 A JP32691898 A JP 32691898A JP 2000150439 A JP2000150439 A JP 2000150439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
wafer
cleaned
cleaning liquid
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10326918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000150439A5 (ja
Inventor
Masao Yoshida
正夫 吉田
Koji Ato
浩司 阿藤
Fumitoshi Oikawa
文利 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP10326918A priority Critical patent/JP2000150439A/ja
Publication of JP2000150439A publication Critical patent/JP2000150439A/ja
Publication of JP2000150439A5 publication Critical patent/JP2000150439A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない洗浄液で効果的な洗浄が行え、スポン
ジ等の消耗部品が不要で、ウエハを清浄な状態で乾燥が
可能で、例え半導体ウエハが大径化しても洗浄プロセス
タイムが長くならず、装置の小型化も図れる洗浄装置を
提供する。 【解決手段】 半導体ウエハWの上下面に対して所定の
隙間39−1,2を介して対向する上下部材10,30
を具備する。上下部材10,30には半導体ウエハWの
上下面に液膜を形成するに必要な洗浄液を供給する洗浄
液供給路13,33を設置し、且つ液膜中に超音波振動
を印加する超音波振動子15,35を取り付ける。上下
部材10,30間に収納した半導体ウエハWの上下面に
形成される液膜中に超音波振動を加えることで半導体ウ
エハWに付着しているダストを洗浄して取り除く。バル
ブ50−1,50−2,51の切り換えにより、不活性
ガスをウエハWに供給することによりウエハWを清浄な
状態で乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハや大型
液晶板等の被洗浄物を洗浄する洗浄装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ等の高集積化が進むにつれ
て回路の配線が微細化し、このため半導体ウエハ等上に
許容される残留ダストの数・大きさも十分小さいもので
なければならなくなり、従ってこの半導体ウエハ等を効
果的に洗浄する洗浄装置が必要になっている。
【0003】この種の洗浄装置としては以下に示すバッ
チ式超音波洗浄装置と枚葉式洗浄装置とがある。
【0004】〔バッチ式超音波洗浄装置〕この洗浄装置
は、多数枚の半導体ウエハを一度に洗浄する構造のもの
であり、図5に示すように、大きな槽101の中に多数
枚の半導体ウエハWを収納したカゴ103を浸漬し、槽
101に設けた超音波振動子107を駆動して槽内10
1の洗浄液に超音波を加え、これによって半導体ウエハ
Wの表面に付着しているダストを取り除くものである。
【0005】〔枚葉式洗浄装置〕この洗浄装置は半導体
ウエハを1枚ずつ洗浄する構造のものであり、例えば図
6に示すように、回転駆動させている1枚の半導体ウエ
ハWの上下面に、ノズル115から洗浄液を供給しなが
ら、回転する円柱型ブラシ111,111を擦り付けて
ダストを取り除く構造のものや、図7に示すように、回
転駆動させている1枚の半導体ウエハWの表面に、ノズ
ル125から洗浄液を供給しながら、回転するペンシル
型ブラシ121を擦り付け、且つ該ペンシル型ブラシ1
21を取り付けたアーム123を矢印a方向に揺動する
ことで半導体ウエハWの上面全体にペンシル型ブラシ1
21を接触させることでダストを取り除く構造のもの等
がある。
【0006】また枚葉式洗浄装置の中には、図8に示す
ように、回転駆動させている半導体ウエハWの表面に、
洗浄液噴射用ノズル131を半導体ウエハWの略半径方
向に揺動させつつ該ノズル131から噴出した洗浄液を
吹き付け、これによって半導体ウエハW表面のダストを
取り除く構造のものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記各従
来例には以下のような問題点があった。 図5に示すバッチ式超音波洗浄装置の場合、半導体ウ
エハWの大径化に伴い、槽101の容積が大きくなり過
ぎ、これによって洗浄液の入れ替え時間が長くなって
洗浄プロセスタイムの短縮化が図れない。洗浄液の使
用量が増えてコストがかかってしまう。
【0008】またある半導体ウエハWから取り除かれた
パーティクルが汚染源となって再び隣り合わせた半導体
ウエハWに付着してしまう恐れがある。
【0009】図6,図7,図8に示す枚葉式洗浄装置
の場合、半導体ウエハWは線又は1点で洗浄されるた
め、半導体ウエハWの大径化に伴い、洗浄プロセスタイ
ムが長くなってしまう。また図6,図7に示す枚葉式洗
浄装置の場合、円柱型ブラシ111,111やペンシル
型ブラシ121を構成するスポンジの耐久寿命が半導体
ウエハWの大面積化に反比例して短くなる。
【0010】また従来の枚葉式洗浄装置によるウエハの
乾燥は、ウエハを高速で回転させ、発生する遠心力によ
る水切りによって行なっている。しかしながら乾燥の
際、水分と空気中酸素の影響により、ウエハ表面にウォ
ーターマークが発生し、プロセス性能を悪化させる要因
となっている。
【0011】さらにウエハ回転の手法及びウエハ保持部
の形状によっては、高速回転時にウエハの周囲に気流を
発生させ、装置内部に付着していたパーティクル等を巻
き上げ、ウエハ表面に付着させ、プロセス性能を低下さ
せる現象も発生する。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、少ない洗浄液で効果的な洗浄が行え、
スポンジ等の消耗部品が不要であり、また例え半導体ウ
エハが大径化しても洗浄プロセスタイムが長くならず、
さらに装置の小型化も図れる洗浄装置を提供することに
ある。
【0013】また本発明の他の目的は、被洗浄物乾燥時
のプロセス性能の悪化条件を排除して被洗浄物を清浄な
状態で乾燥できる洗浄装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる洗浄装置は、薄板状の被洗浄物の上下
面に対して所定の隙間を介して対向する上下部材を具備
し、該上下部材にはそれぞれ被洗浄物の上下面に液膜を
形成するに必要な洗浄液を供給する洗浄液供給手段を設
置し、且つ該上下部材の両者又は何れか一方には前記液
膜中に超音波振動を印加する超音波振動子を取り付け、
前記上下部材間に収納した被洗浄物の上下面に形成され
る液膜中に超音波振動を加えることで被洗浄物に付着し
ているダストを洗浄して取り除くことを特徴とする。ま
た本発明は、前記被洗浄物を制御された速度で回転又は
移動させる手段を設け、該手段によって被洗浄物を回転
又は移動しながら洗浄を行なうことを特徴とする。また
本発明は、前記洗浄液の流路を利用して前記被洗浄物の
上下面に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段を設
け、該不活性ガスの流れにより被洗浄物の上下面を清浄
な状態で乾燥させることを特徴とする。また本発明は、
前記超音波振動子の種類を二種類以上とし、各種類の超
音波振動子毎に異なる周波数域の超音波振動を被洗浄物
に与えることを特徴とする。また本発明は、洗浄液とし
て、複数種類の液体を具備し、該複数種類の液体を選択
して前記洗浄液供給手段に供給する洗浄液選択手段を設
けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる枚葉式の超音波洗浄装置の概略側断面図である。
同図に示すようにこの洗浄装置は、上部材10と下部材
30とを具備して構成されている。上部材10と下部材
30の間には、ウエハWの外周を均等な位置で保持し且
つ回転させるためのウエハ回転保持部材37を4個90
°間隔で設けている(図1ではウエハWの1つの直径方
向に位置させた2つのウエハ回転保持部材37,37の
み図示している)。なおウエハ回転保持部材37は3個
又はそれ以上でも構わない。また上部材10と下部材3
0は、図示しない昇降手段により昇降可能に構成されて
いる。
【0016】各ウエハ回転保持部材37は駆動手段(サ
ーボモータ)38の回転動力により制御装置40の制御
信号で制御された各々等しい回転数で自転し、ウエハW
の外周に当接してウエハWを所定の回転数に回転可能に
設置されている。また各ウエハ回転保持部材37はシリ
ンダー式の駆動手段41の動力によりウエハWの直径方
向に水平移動し(制御装置40の制御信号による)、こ
れによってウエハWの保持・開放を行なう。
【0017】図2は上部材10の下面11(又は下部材
30の上面31)を示す図である。同図及び図1に示す
ように上部材10は、その下面11が平面状であって、
その外形寸法が半導体ウエハWの外形寸法よりも若干大
きく形成されている。またこの上部材10の中央には洗
浄液供給路13が設けられている。また図1及び図2に
示すように、上部材10の下面11には超音波振動子群
15−1と超音波振動子群15−2とがそれぞれ直径方
向に1列に所定の間隔で中央で交差するように埋め込ま
れその表面が下面11上に露出している。
【0018】次に下部材30は、その上面31が平面状
であって、その外形寸法が前記上部材10の下面11と
略同一外形寸法に形成されている。またこの下部材30
にも上部材10と同様に、その中央に洗浄液供給路33
が設けられ、また上部材10と同様に、図1及び図2に
示すようにその上面31に超音波振動子群35−1と超
音波振動子群35−2とが1列となって中央で交差する
ように埋め込まれその表面が上面31上に露出してい
る。
【0019】超音波振動子群15−1,35−1は20
0〜500kHz程度の周波数で振動可能で、超音波振
動子群15−2,35−2は1000〜1200kHz
程度の周波数で振動可能となっており、ウエハWの膜
種、配線ルール、配線パターンにより選択又は切り換え
が可能に構成されている。
【0020】そして図1に示すようにこの実施形態にお
いては、ウエハWの外周を4個のローラ型のウエハ回転
保持部材37で保持することで、ウエハWと上下部材1
0,30との間に所定寸法の隙間39−1,39−2を
確保している。なお回転するウエハWの全面に均一に超
音波振動が行き渡る様にするため、超音波振動子群15
−1,15−2,35−1,35−2の発生させる超音
波の周波数と振幅を考慮し、ウエハWとの距離を最適距
離に保てる様、必要に応じ下面11及び上面31の所定
部分に起伏又は凹凸を設け、その起伏又は凹凸の部分に
それぞれ超音波振動子群15−1,15−2,35−
1,35−2を設置しても良い。即ち要は図9に示すよ
うに、下面11(又は上面31)に取り付ける超音波振
動子,の超音波の周波数や振幅が異なる場合に、そ
れぞれウエハWとの距離L1,L2を最適距離(最適な
洗浄効果を得る距離)に保てる様に下面11(又は上面
31)に起伏又は凹凸を設けてその起伏又は凹凸の部分
にそれぞれ超音波振動子群,を設置するものであれ
ば良い。さらに隙間39−1,39−2を上部材10,
下部材30を昇降させることで調整しても良い。
【0021】一方前記洗浄液供給路13,33には、配
管60が接続されており、該配管60の上流側は3本に
分岐して、それぞれ洗浄薬液供給源と、超純水供給源
と、不活性ガス(この実施形態ではN2)供給源に接続
されている。各供給源の下流側の配管には、それぞれバ
ルブ50−2,50−1,51と、逆止弁52とが取り
付けられている。これらバルブ50−2,50−1,5
1は制御装置40によって駆動されるように構成されて
おり(図では図示の都合上、両者を結ぶ線の記載は省略
している)、何れかのバルブ50−2,50−1,51
を開くことで、洗浄薬液又は超純水又は不活性ガスが洗
浄液供給路13,33に供給される。ここで洗浄薬液供
給源と超純水供給源とこれらのバルブ50−2,50−
1及び逆止弁52とが洗浄液選択手段を構成し、また不
活性ガス供給源とそのバルブ51と逆止弁52とが不活
性ガス供給手段を構成している。
【0022】次にこの洗浄装置の動作を説明する。ポリ
ッシング装置等によってその表面研磨などの処理の終わ
った半導体ウエハWは図示しないロボットハンドなどに
よって洗浄装置内に搬送され、駆動手段41によって外
方に移動していた各ウエハ回転保持部材37を駆動手段
41を駆動することで内側に移動してウエハWの外周を
保持せしめ、ロボットハンドから受け渡しを行なう。ロ
ボットハンドを待機位置に戻す。
【0023】次に下部材30と上部材10とをウエハW
に所定の隙間39−1,39−2をあけて接近させる。
【0024】次にバルブ50−1やバルブ50−2を開
くことで両洗浄液供給路13,33から洗浄液(超純水
や薬液など)を各々所定量供給することで、隙間39−
1及び隙間39−2にそれぞれ液膜を形成する。上下の
洗浄液の流量は、少なくとも洗浄液の流れによる表面張
力によって半導体ウエハWの上下全面に常に液膜が保て
る程度の厚みとなるように調整されている。
【0025】なお図では省略したが、上部材10及び/
又は下部材30の各々の外周近傍にはウエハ回転保持部
材37の箇所を除いて各々下方及び/又は上方に延びる
上記液膜の過度な流出を防ぐための堰を設けている。
【0026】そしてこの状態で前記両超音波振動子15
−1,35−1を駆動して液膜となっている洗浄液に超
音波振動を加え、ウエハWの洗浄を開始する。
【0027】ウエハWの洗浄開始に合わせ、各駆動手段
38を回転駆動することによりウエハWを所定の速度で
回転させる。これによりウエハ全面に超音波が印加され
た洗浄液が供給される。
【0028】所定の時間、超音波振動子15−1,35
−1を使用した洗浄を行なった後に、必要に応じ、超音
波振動子15−2,35−2への切り換えを行なう場合
もある。この際、ウエハWの回転速度や隙間39−1,
39−2の寸法や流量を変更して洗浄を行なうことも可
能である。
【0029】ウエハ洗浄の際に使用される洗浄液は、バ
ルブ50−1,50−2の働きにより、超純水、薬液の
選択切り換えが可能で、設定されたプロセスに応じ、切
り換えを行なう。
【0030】これによって半導体ウエハWの上下面に付
着しているダストは、前記洗浄液の流れ及び該洗浄液に
加えられる超音波振動によって効果的に取り除かれ、外
部に排出される。
【0031】本洗浄装置にウエハWの乾燥を行なわせる
必要がある場合は、バルブ50−1,50−2を閉じ、
バルブ51を開くように切り換えることにより、ウエハ
Wの上下面にN2等の不活性ガスを供給する。
【0032】ウエハWの乾燥をより効率的に行なうため
に、例えば不活性ガスが80℃以上の高温になるように
加温を行なったり、ウエハWの回転速度が1000rp
m以上の高速回転速度となるように乾燥プロセス条件を
制御することもある。
【0033】以上本発明の一実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば
以下のような種々の変形が可能である。
【0034】図3に示すように、上部材10に復液供
給路21を設け、一度排出した洗浄液からダストを取り
除いた復液又は別の処理工程で使用した後の復液を供給
するように構成しても良い。ポリッシング装置等によっ
て研磨した直後の半導体ウエハWは汚染の程度が高く、
洗浄液として例えば純水を用いる必要はないので、例え
ば洗浄開始時は一度処理に用いた復液を用い、半導体ウ
エハWの汚染度が低くなった段階で洗浄液供給路13か
ら超純水を供給するように切り換えても良い。
【0035】また復液供給路21を設けず、洗浄液供給
路13,33によって当初復液を供給し、次に純水を供
給するように切り換えても良い。また純水と復液の使い
分けは他にも種々の方法が考えられる。
【0036】また上記実施形態では洗浄液として超純水
と洗浄薬液を使用したが、洗浄液はこれらのものに限定
されない。即ち洗浄液は、超純水、イオン水、オゾン
水、酸性薬液、塩基性薬液、有機溶材、水素水等であれ
ばよく、これら複数種類の液体を選択して洗浄液供給路
13,33に供給するように構成すれば良い。
【0037】図3に示すように、下部材30に排液路
41を設け、該排液路41から排液するように構成して
も良い。このように構成すれば、中央の洗浄液供給路1
3,33から供給された洗浄液が外周に至る前にその一
部を排液できる。半導体ウエハWの中央のみが特に汚染
されているような場合は効果的である。
【0038】上記実施形態では洗浄液供給手段として
上下部材10,30の中央にそれぞれ設けた洗浄液供給
路13,33に洗浄液を供給するように構成したが、他
の手段によって上下部材10,30の間に洗浄液を供給
するように構成しても良い。
【0039】上記実施形態ではウエハWを回転させる
手段として、ウエハWの外周側面をウエハ回転保持部材
37によって挟み込んで保持し、該ウエハ回転保持部材
37を回転させ、その摩擦力により、ウエハWを回転さ
せる例を挙げたが、例えば図4に示すように、回転円板
90にウエハWの外周側面を保持する爪91を設け、回
転円板90の回転軸92を中空軸としてなる中空軸サー
ボモータ(駆動手段)95の該中空軸内に下部材30を
貫通して管路33を形成する構造とする例も考えられ
る。なお配管60やバルブ50−1,2,51等の記載
はこの図では省略している。また図では省略するが、爪
91は開閉可能に構成されており、ウエハWの把持・離
脱が行なえるように構成されている。
【0040】なお、回転中心はウエハWの中心位置に限
らず、中心位置からずらし、偏心した回転運動を行なっ
たり、スクロール運動や、直線的な水平移動を繰り返す
方法等、プロセス中のウエハWの回転・移動の方法は、
ウエハWの設置平面内を移動するものであれば特に限定
はされない。
【0041】上記実施形態では上下部材10,30の
両者に超音波振動子15−1,15−2,35−1,3
5−2を取り付けたが、半導体ウエハWの上下面の何れ
か一方の面を主として洗浄するような場合は、上下部材
10,30の何れか一方のみに超音波振動子を取り付け
ても良い。
【0042】上記実施形態では被洗浄物として半導体
ウエハを用いたが、液晶板などの他の各種被洗浄物にも
適用できることは言うまでもない。
【0043】上記実施形態ではウエハWを接触保持す
るウエハWの回転保持手段(37,91)を用いたが、
ベルヌーイ効果を利用したウエハWの回転保持手段を用
いても良い。
【0044】洗浄液供給路13,33に洗浄液の温度
制御装置を設け、洗浄液の温度を所定の温度にコントロ
ールしても良い。或いは上下部材10,30の表面(下
面11と上面31)近傍にヒータを埋め込み、洗浄液の
温度をコントロールしても良い。
【0045】また上下部材10,30に複数の洗浄液
供給路を設けて、各々の供給路から供給する洗浄液の供
給流量を制御するようにしても良い。
【0046】また上記実施例では超音波振動子15(1
5−1,2),35(35−1,2)は直接洗浄液に触
れるように構成したが、上下部材10,30の表面(下
面11と上面31)に他の超音波振動板を設け、この板
に超音波振動子15,35を取り付けて超音波振動子1
5,35の振動を板に伝えるようにしても良い。さらに
板の材質を耐薬液材にすれば、洗浄液として薬液を使う
場合、板の腐食を防げ、また超音波振動子15,35は
直接洗浄液に触れないので、超音波振動子15,35の
腐食は生じない。また上記実施形態では超音波振動子1
5,35から超音波の指向はウエハWに対し垂直に入射
しているが、超音波振動子15,35を斜めに取り付け
可能にして超音波の指向を可変できるようにしても良
い。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 被洗浄物の上下面に液膜を形成する程度の洗浄液を供
給するだけで洗浄できるので、使用する洗浄液の量が少
なくてすむ。
【0048】被洗浄物の上下面に付着しているダスト
は、常に新しい洗浄液の供給及び該洗浄液に加えられる
超音波振動によって効果的に取り除かれるので高い洗浄
効果が得られる。
【0049】スポンジ等の消耗部品が不要であり、メ
ンテナンスも容易である。
【0050】たとえ被洗浄物が大径化してもプロセス
タイムが長くなることはない。
【0051】清浄な不活性ガスを用いて被洗浄物を乾
燥させるため、被洗浄物を清浄に乾燥できる。
【0052】洗浄液中に被洗浄物を浸漬した状態で該
洗浄液に超音波振動を加える構造であるにもかかわら
ず、図5に示すような従来の浸漬型の洗浄装置に比べて
その大きさを大幅に小型化できる。また被洗浄物を清浄
に乾燥できる。従って浸漬型の洗浄機であるにもかかわ
らず容易にポリッシング装置室内等に設置することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる枚葉式の超音波洗
浄装置の概略側断面図である。
【図2】上部材10の下面11(又は下部材30の上面
31)を示す図である。
【図3】他の実施形態にかかる枚葉式の超音波洗浄装置
の概略側断面図である。
【図4】他の実施形態にかかる枚葉式の超音波洗浄装置
の概略側断面図である。
【図5】従来のバッチ式超音波洗浄装置の一例を示す図
である。
【図6】従来の枚葉式洗浄装置の一例を示す図である。
【図7】従来の枚葉式洗浄装置の一例を示す図である。
【図8】従来の枚葉式洗浄装置の一例を示す図である。
【図9】超音波振動子,の取り付け状態を示す要部
概略断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被洗浄物) 10 上部材 13 洗浄液供給路(洗浄液供給手段) 15−1,2 超音波振動子(群) 30 下部材 33 洗浄液供給路(洗浄液供給手段) 35−1,2 超音波振動子(群) 39−1,2 隙間 37 ウエハ回転保持部材(回転又は移動させる手段) 38 駆動手段(回転又は移動させる手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 文利 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB24 AB34 AB44 BA13 BA15 BB02 BB22 BB45 BB62 BB82 BB85 BB92 BB93 BB95 BB96 CB12 CC12 CC13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の被洗浄物の上下面に対して所定
    の隙間を介して対向する上下部材を具備し、 該上下部材にはそれぞれ被洗浄物の上下面に液膜を形成
    するに必要な洗浄液を供給する洗浄液供給手段を設置
    し、 且つ該上下部材の両者又は何れか一方には前記液膜中に
    超音波振動を印加する超音波振動子を取り付け、 前記上下部材間に収納した被洗浄物の上下面に形成され
    る液膜中に超音波振動を加えることで被洗浄物に付着し
    ているダストを洗浄して取り除くことを特徴とする洗浄
    装置。
  2. 【請求項2】 前記被洗浄物を制御された速度で回転又
    は移動させる手段を設け、該手段によって被洗浄物を回
    転又は移動しながら洗浄を行なうことを特徴とする請求
    項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記被洗浄物の上下面に、不活性ガスを
    供給する不活性ガス供給手段を設け、該不活性ガスの流
    れにより被洗浄物の上下面を乾燥させることを特徴とす
    る請求項1記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動子の種類を二種類以上と
    し、各種類の超音波振動子毎に異なる周波数域の超音波
    振動を被洗浄物に与えることを特徴とする請求項1記載
    の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄液として複数種類の液体を具備し、
    該複数種類の液体を選択して前記洗浄液供給手段に供給
    する洗浄液選択手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の洗浄装置。
JP10326918A 1998-11-17 1998-11-17 洗浄装置 Pending JP2000150439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326918A JP2000150439A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10326918A JP2000150439A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000150439A true JP2000150439A (ja) 2000-05-30
JP2000150439A5 JP2000150439A5 (ja) 2005-07-21

Family

ID=18193220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10326918A Pending JP2000150439A (ja) 1998-11-17 1998-11-17 洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000150439A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224005A (ja) * 2001-02-06 2002-08-13 Suzuki Motor Corp 超音波式清掃方法およびその装置
US7047989B2 (en) * 2001-07-16 2006-05-23 Akrion Technologies, Inc. Sonic-energy cleaner system with gasified fluid
US7156111B2 (en) 2001-07-16 2007-01-02 Akrion Technologies, Inc Megasonic cleaning using supersaturated cleaning solution
JP2007261251A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、液滴吐出記録装置の製造方法、液滴吐出ヘッドの洗浄方法
US7306002B2 (en) 2003-01-04 2007-12-11 Yong Bae Kim System and method for wet cleaning a semiconductor wafer
JP2010003912A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Fujitsu Ltd 洗浄装置、洗浄方法及び電子デバイスの製造方法
JP2010123884A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224005A (ja) * 2001-02-06 2002-08-13 Suzuki Motor Corp 超音波式清掃方法およびその装置
US7047989B2 (en) * 2001-07-16 2006-05-23 Akrion Technologies, Inc. Sonic-energy cleaner system with gasified fluid
US7156111B2 (en) 2001-07-16 2007-01-02 Akrion Technologies, Inc Megasonic cleaning using supersaturated cleaning solution
US7578302B2 (en) 2001-07-16 2009-08-25 Akrion Systems, Llc Megasonic cleaning using supersaturated solution
US7306002B2 (en) 2003-01-04 2007-12-11 Yong Bae Kim System and method for wet cleaning a semiconductor wafer
JP2007261251A (ja) * 2006-02-28 2007-10-11 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、液滴吐出記録装置の製造方法、液滴吐出ヘッドの洗浄方法
JP2010003912A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Fujitsu Ltd 洗浄装置、洗浄方法及び電子デバイスの製造方法
JP2010123884A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100278425B1 (ko) 얇은 디스크 세척장치
JP4709346B2 (ja) ウェーハエッジの洗浄装置
KR100886022B1 (ko) 기판세정장치
JP3331168B2 (ja) 洗浄方法および装置
JP3704260B2 (ja) 基板洗浄装置および基板洗浄方法
JPH0878368A (ja) ワークの処理方法および装置
JP2011526084A (ja) デュアルチャンバメガソニック洗浄器
JP3326656B2 (ja) 回転式半導体基板処理装置及び回転式半導体基板処理方法
JP2000150439A (ja) 洗浄装置
JP2001053040A (ja) 研磨装置および研磨方法
WO2000034992A1 (fr) Procede et appareil de traitement de plaquettes
JPH08255776A (ja) 洗浄装置および洗浄方法
JP2002177911A (ja) 基板洗浄装置および基板洗浄方法
JP2998259B2 (ja) ディスク保持装置及びそれを用いたディスク処理方法
TWI776884B (zh) 清洗半導體矽片的裝置和方法
JP2022052913A (ja) 洗浄装置
JP2005142309A (ja) 基板の洗浄方法、洗浄装置および洗浄システム
JP2000150439A5 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JPH11238714A (ja) 洗浄方法
JPH1064868A (ja) 基板洗浄装置および基板洗浄方法
JP2002075944A (ja) 液中基板浸漬装置および液中基板浸漬処理方法
JP3753591B2 (ja) 基板洗浄装置
JP2000296368A (ja) 洗浄装置
JPH11219881A (ja) 基板処理装置
JP4023907B2 (ja) 基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030