JP2004191533A - 画像形成装置 - Google Patents

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亨 小澤
Akihiro Ouchi
章弘 大内
Satoshi Koshiro
聡 小城
Hidenori Matsumoto
英紀 松本
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Abstract

【課題】必要最小限の設置スペースにて設置可能で、ジャム処理やメンテナンスを汎用性をもって容易に行う。
【解決手段】装置本体1に着脱自在に配設される作像ユニット2と、装置本体1のうち前記作像ユニット2の下部に配設されてシートを供給し且つユニット本体3aに対して着脱自在なシートトレイ3bを有する一若しくは複数段のシート供給ユニット3と、装置本体1のうち略鉛直方向に延びるシート搬送路6を有し、前記シート供給ユニット3から供給されたシートを作像ユニット2による作像部位に搬送した後に排出するシート搬送系7とを備え、装置本体1が、その頂部及びその底部に開口1a,1bを有し、作像ユニット2及び各シート供給ユニット3のシートトレイ3bを装置本体1から離脱させたときに、前記頂部開口1a及び底部開口1bと連通し且つシート搬送路6に面した空間部8を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、特に、装置本体に作像ユニット及びシート供給ユニットを有し、シート供給ユニットからのシートを略鉛直方向に搬送して作像ユニットに導いた後に排出する態様の画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における画像形成装置としては、装置本体にプロセスカートリッジ等の作像ユニットを配設すると共に、この作像ユニットの下部にシート供給ユニットを配設し、シート供給ユニットからのシートを作像ユニットへ略垂直搬送した後、作像ユニットによる作像済みのシートを排出する態様が既に知られている。
この種の画像形成装置にあっては、装置本体の側面にシート搬送路を開放するための開放扉を設け、シート搬送路でのジャム処理やメンテナンスを行う方式が採用されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−156775号公報(従来の技術の欄,図8)
【特許文献2】
特開平7−179234号公報(発明の構成の欄,図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の画像形成装置にあっては、開放扉の開放スペースを確保するという観点からすれば、装置本体を壁際設置することが困難になってしまい、画像形成装置の設置スペースが不必要に嵩むという技術的課題が見られる。
【0005】
このような技術的課題を解決するために、装置本体のユーザ操作側にシート搬送路を設け、装置本体の手前側にシート供給ユニットのシートカセットの着脱蓋を開閉自在に設け、この着脱蓋を開放することにより、シートカセットの着脱並びにシート搬送路でのジャム処理など行うようにした技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
ところが、このタイプにあっては、シート供給ユニットからのシート搬送路を装置本体の手前側に配置しなければならないため、シートカセットを着脱する際には一旦着脱蓋を開放した後にシートカセットの着脱操作を行うことが必要になり、シートカセットの着脱操作が面倒になるばかりか、装置本体の奥側にシート搬送路を配置する態様などには全く適用できず、画像形成装置の汎用性にかけるという不具合もある。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、必要最小限の設置スペースにて設置可能で、ジャム処理やメンテナンスを汎用性をもって容易に行うことができる画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、装置本体1に着脱自在に配設される作像ユニット2と、装置本体1のうち前記作像ユニット2の下部に配設されてシートを供給し且つユニット本体3aに対して着脱自在なシートトレイ3bを有する一若しくは複数段のシート供給ユニット3と、装置本体1のうち略鉛直方向に延びるシート搬送路6を有し、前記シート供給ユニット3から供給されたシートを作像ユニット2による作像部位に搬送した後に排出するシート搬送系7とを備え、装置本体1が、その頂部及びその底部に開口1a,1bを有し、作像ユニット2及び各シート供給ユニット3のシートトレイ3bを装置本体1から離脱させたときに、前記頂部開口1a及び底部開口1bと連通し且つシート搬送路6の少なくとも一部に面した空間部8を形成することを特徴とするものである。
【0008】
このような技術的手段において、装置本体1は、標準仕様のボックス本体11のみの態様に限られず、このボックス本体11の下部にオプションユニット12を配設した態様も含む。
また、作像ユニット2には、作像するためのユニットを広く意味し、電子写真方式のプロセスカートリッジに限られず、静電記録方式のプロセスカートリッジや、インクジェット方式の記録カートリッジなどが各種態様がある。
更に、シート供給ユニット3には、装置本体1に標準装備されるもののほか、オプションユニット12として用いられるいずれをも含む。
【0009】
更にまた、作像ユニット2は装置本体1に対し、また、シート供給ユニット3のシートトレイ3bはユニット本体3aに対して着脱自在であるが、ここでいう「着脱自在」とは、対象物(作像ユニット2,シートトレイ3b)が装着位置から離脱自在であれば、装着位置から完全に取り外せる態様に限られず、装着位置から取り外されることなく、引出自在である態様をも含む趣旨である。
尚、シートトレイ3bが装着位置から完全に取り外せる様態の場合、シートトレイ挿入口からも空間部8に手を挿入し易く、ジャム処理やシート搬送系のメンテナンスが容易に行えることは無論のこと、例えば、頂部開口12から目視しながらシートトレイ挿入口から手を挿入してシート搬送系のメンテナンス等を行えば、目視の方向と手の挿入方向とが異なるので作業性が向上する点で好ましい。
【0010】
また、シート搬送系7は、装置本体1のうち略鉛直方向に延びるシート搬送路6を有し、シート供給ユニット3から供給されたシートを搬送するものであれば、シート搬送路6の配設位置は装置本体1の側面、背面など任意の位置で差し支えな
い。
【0011】
更に、装置本体1は頂部開口1a及び底部開口1bを備えていることを要する。
ここで、頂部開口1aの代表的態様としては、作像ユニット2の着脱操作開口を兼用し、開閉蓋13にて開閉されるものが挙げられる。
但し、頂部開口1は通常作像ユニット2の着脱操作開口を兼用するが、これに限られず、着脱操作開口と別個に設けたものでもよい。
一方、底部開口1bは、オプションユニット12であるシート供給ユニット3を装備可能とする構成であり、装置システムを拡張できる点で好ましい。
例えば標準仕様の画像形成装置であれば、装置本体1であるボックス本体11そのものに底部開口1bが開設されていることは勿論、オプションユニット12を付加した拡張仕様の画像形成装置であれば、装置本体1の底部がオプションユニット12そのものになるため、オプションユニット12であるシート供給ユニット3のユニット本体3a自体に底部開口1bが開設されていることを要する。
【0012】
また、空間部8は、シート搬送路6でのジャム処理やシート供給ユニット3のシート送出装置14のメンテナンスを行うための作業スペースであり、頂部開口1a及び底部開口1bに連通し、かつ、シート搬送路6の少なくとも一部に面していることを要する。
ここで、「シート搬送路6の少なくとも一部に面して」とは、例えばフィーダ等を設置した場合には、当該部分がシート搬送路6に面していない場合を想定したものである。
更に、空間部8を確保するという観点からすれば、シート供給ユニット3のユニット本体3aは、上壁及び下壁に連通開口を備えていることが必要である。
【0013】
また、オプションユニット12としてのシート供給ユニット3とボックス本体11との間の好ましい態様としては、オプションユニット12としてのシート供給ユニット3は、標準仕様のボックス本体11に対して位置決め可能な位置決め機構を備えているものが挙げられる。
更に、オプションユニット12であるシート供給ユニット3としては、多段に配設可能な位置決め機構を備えていることが好ましい。
ここでいう「位置決め機構」とは、例えば位置決めピンとこれが嵌合する位置決め孔とを備えたものなど適宜選定して差し支えない。
【0014】
また、シート供給ユニット3は通常シートを送出するためのシート送出装置14を備えている。
このとき、シート供給ユニット3は、ユニット本体3aとシートトレイ3bとに跨ってシート送出装置14の構成要素を分離して備えていることが好ましく、シート送出装置14を分離することで、シート送出性能及びシートトレイ3bの着脱操作性を容易に確保することができる。
更に、シート送出装置14の好ましい態様としては、シート送出装置14のユニット本体3a側要素は姿勢変化可能に配設されているものが挙げられる。このような姿勢変化により、空間部8でのジャム処理などの作業スペースをより広く確保することができる。
ここで、前記ユニット本体3a側要素の姿勢変化態様については、所定の回動軸(単数若しくは複数)を中心に回動退避したり、折曲部を境に折曲自在に変化する等適宜選定して差し支えない。また、姿勢変化角度についても、空間部8でのジャム処理などの作業スペースが確保される範囲であれば任意に設定して差し支えない。
【0015】
また、本発明を電子写真方式の画像形成装置として構築する場合、その代表的態様としては、作像ユニット2は電子写真方式を採用したプロセスカートリッジであり、装置本体1に、プロセスカートリッジの像担持体2aに対して静電潜像が書き込まれる露光装置4を固定的に配設した態様が挙げられる。
【0016】
このような電子写真方式の画像形成装置の安全対策上好ましい態様としては、プロセスカートリッジ(作像ユニット)2又はシート供給ユニット3の少なくとも一つのシートトレイ3bが離脱された条件下で、露光装置4への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置5を備えた態様が挙げられる。
この電源遮断装置5は、ユーザに対する露光装置4による頂部開口1a、底部開口1b及びシートトレイ3b挿入口からの光漏出を回避するものである。
【0017】
また、電子写真方式の画像形成装置の安全対策上好ましく、かつ、ロードホワイルラン機能(いずれのシートトレイ3bが抜かれた状態でも、印字を可能とする機能)を確保する態様としては、プロセスカートリッジ(作像ユニット)2が離脱された条件下で、露光装置4への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置5と、各シート供給ユニット3のユニット本体3aからシートトレイ3bを離脱させた際に、少なくともユニット本体3aのシートトレイ3b挿入口と露光装置4の光路とを結ぶ視界が遮断せしめられる遮光部材9を設けたものが挙げられる。
この態様によれば、電源遮断装置5が頂部開口1aからの光漏出を回避すると共に、遮光部材9が少なくともシートトレイ3b挿入口からの光漏出を回避する。
ここで、遮光部材9としては、底部開口1bからの光漏出をも回避できる態様であることが好ましいが、必ずしも底部開口1bからの光漏出を回避できる態様である必要はない。
なぜならば、画像形成装置は通常の設置状態では底部開口1bを塞いでおり、しかも、画像形成装置のうち、重量の重い態様にあっては、例えばメンテナンス時に装置を転倒配置することはほとんど考えられないため、このようなタイプの画像形成装置にあっては、底部開口1bから光が漏出するという事態は考え難く、遮光部材9にて底部開口1bからの光漏出を回避しなければならないという要請は少ないからである。
【0018】
これに対し、軽量の画像形成装置にあっては、例えばメンテナンス時において装置を転倒配置することはあり得るため、底部開口1bからの光漏出を回避しなければならないという要請は強い。
このような場合の好ましい態様としては、複数段のシート供給ユニット3を備えた態様において、複数段のシート供給ユニット3のうち、少なくとも一つのシートトレイ3bが装着されているときには露光装置4への電源供給が許容され、プロセスカートリッジ(作像ユニット)2又はシート供給ユニット3の全てのシートトレイ3bが離脱されたときに露光装置4への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置5を備え、各シート供給ユニット3のユニット本体3aからシートトレイ3bを離脱させた際に、ユニット本体3aのシートトレイ3b挿入口と露光装置4の光路とを結ぶ視界が遮断せしめられる遮光部材9を設けたものが挙げられる。
この態様によれば、遮光部材9がシートトレイ3b挿入口からの光漏出を回避すると共に、電源遮断装置5が頂部開口1a及び底部開口1bからの光漏出を回避する。従って、ロードホワイルラン機能を確保しながら、ユーザに対する露光装置4による光漏出を確実に回避することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2及び図3は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、画像形成装置は、装置筐体を構成する装置本体110を有している。
本例では、前記装置本体110は、標準仕様の装置筐体であるボックス本体111と、このボックス本体111の下部に配設されるオプションユニット112としての二段のシート供給ユニット20(具体的には20c,20d)のユニット本体21とで構成されている。
【0020】
本実施の形態において、装置本体110のボックス本体111内には画像形成部120が搭載されており、このボックス本体111の頂部には排出シートが収容されるシート排出部130が設けられると共に、このボックス本体111のうち画像形成部120の下方には標準装備ユニットである例えば二段のシート供給ユニット20(具体的には20a,20b)が配置されている。
そして、装置本体110(ボックス本体111及びオプションユニット112)内には、シート供給ユニット20(20a〜20d)から供給されたシートを搬送するシート搬送路36が設けられており、このシート搬送路36は画像形成部120を通過した後にボックス本体111の排出口38部位まで延びている。
【0021】
ここで、画像形成部120は、例えば電子写真方式のもので、像担持体としての感光体ドラム54と、この感光体ドラム54を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、この帯電装置56により帯電された感光体ドラム54に、光により静電潜像を書き込む露光装置58と、この露光装置58により形成された感光体ドラム54上の潜像を現像剤により可視像化する現像装置60と、この現像装置60による現像剤像を用紙等のシートに転写する例えば転写ロールからなる転写装置62と、感光体ドラム54上に残存する現像剤をクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置63と、転写装置62により転写されたシート上の現像剤像をシートに転写させる例えば加熱ロールと加圧ロールとからなる定着装置64とで構成されている。
【0022】
本実施の形態では、露光装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、シート供給ユニット20(20a〜20d)と平行で、ボックス本体111の正面近傍に配置され、現像装置60内を横切って感光体ドラム54を露光する。
また、現像装置60は感光体ドラム54に対向する現像ロール66を有する。
更に、本実施の形態では、電子写真方式の複数のデバイスを一体化したプロセスカートリッジ68が用いられており、本例では、プロセスカートリッジ68は、感光体ドラム54、帯電装置56、現像装置60及びクリーニング装置63を一体化したものである。
【0023】
また、シート排出部130はボックス本体111に対して傾斜する傾斜部131を有し、この傾斜部131に頂部開口52を開設すると共に、この頂部開口52を開閉カバー50にて開閉するようになっている。
ここで、傾斜部131は排出口38部分が低く、正面方向(図2の右方向)に向けて徐々に高くなるように傾斜している。そして、開閉カバー50は傾斜部131の下端を中心に回転自在であるようにボックス本体111に支持されている。
特に、本例では、プロセスカートリッジ68はシート排出部130の傾斜部131の直近下方に配置されており、頂部開口52はプロセスカートリッジ68の着脱操作開口を兼用するもので、開閉カバー50を開放した際に、プロセスカートリッジ68が頂部開口52を通じて着脱操作されるようになっている。
【0024】
更に、本実施の形態において、シート搬送路36は装置本体110の背面側において略鉛直方向に延びる鉛直搬送路を有し、この鉛直搬送路には感光体ドラム54の上流側にレジストロール40が設けられ、また、排出口38の近傍には排出ロール42が配置されている。尚、シート搬送路36に面して位置する感光体ドラム54と転写装置(転写ロール)62、及び、定着装置64も搬送部材として機能する。
従って、シート供給ユニット20から供給されたシートは、シート搬送路36のレジストロール40により一時停止され、所定のタイミングでプロセスカートリッジ68の画像転写部位に送られて像転写され、しかる後に、定着装置64を経て排出ロール42によりシート排出部130に排出される。
【0025】
また、シート供給ユニット20(20a〜20d)は基本的に同様な構成を有しているが、標準装備のシート供給ユニット20a,20bのうち、上段のシート供給ユニット20aのシート容量が下段のシート供給ユニット20bに比べて少なく設定されている。
例えばオプションユニット112であるシート供給ユニット20(20c,20d)を例に挙げると、シート供給ユニット20は、図2及び図4に示すように、ユニット本体21と、このユニット本体21に対して着脱自在に装着され且つシートが収容されるシートカセット(シートトレイ)22とを備えている。
ここで、シートカセット22は、ユニット本体21に対して摺動自在に装着され、本例では、正面方向(図2中右方向)に完全に引き出されるようになっている。
【0026】
そして、シート供給ユニット20の奥側にはシートカセット22内のシートを送出するフィーダ(シート送出ユニット)23が設けられており、このフィーダ23は、シートを繰り出すナジャーロール24と、このナジャーロール24のシート送出方向側に設けられるフィードロール26及びこのフィードロール26に対向配置されてシートを一枚ずつ捌くリタードロール28とを備えている。
更に、シート供給ユニット20のフィーダ23に対してシート送出方向側には夫々対構成の搬送ロール30(30a,30b)が設けられている。尚、この搬送ロール30はオプションユニット112のシート供給ユニット20(20c,20d)のみに装備されている。
【0027】
より詳細に述べると、ユニット本体21は、図4に示すように、ボックス状のユニット本体枠70を有し、このユニット本体枠70の上壁及び下壁に連通開口71,72を開設すると共に、ユニット本体枠70の手前壁にはカセット挿入口73を開設し、更に、シート搬送方向上部に突出部74を備えている。
ここで、ユニット本体枠70には起立可能な支持板86が揺動自在に設けられており、通常は水平姿勢にてナジャーロール24及びフィードロール26を支持している。一方、前記突出部74には搬送ロール30が設けられている。
【0028】
より具体的に述べると、図5(a)(b)及び図6に示すように、ナジャーロール24、フィードロール26及び支持板86からなるサブユニット85は例えばフィードロール26軸を中心に揺動すると共に、このサブユニット85全体は前記搬送ロール30aを揺動支点とする揺動アーム87にて揺動支持されている。
従って、本実施の形態では、フィーダ23は、図5(a)に示すように、通常時にはナジャーロール24及びフィードロール26を略水平姿勢に保っており、サブユニット85全体を起立させる場合には、図5(b)及び図6に示すように、サブユニット85を手で押し上げるようにすれば、搬送ロール30a軸を揺動支点としてサブユニット85全体を斜め姿勢に起立させシート搬送路36を開放することができる。
【0029】
また、図4に示すように、上記搬送ロール30の上方には防護カバー76が設けられている。
この防護カバー76は搬送ロール30を上方から覆っているため、シート供給ユニット20上に装置本体110であるボックス本体111を重ねるときに搬送ロール30が損傷するのを防止でき、しかも、作業者の安全を確保することができる。
また、防護カバー76の内側にはガイド部78がリブ状に突出して形成されており、下流からのシートを搬送ロール30へと案内搬送するようになっている。尚、本例では、防護カバー76及びガイド部78はユニット本体枠70と一体に形成されている。
【0030】
更に、ユニット本体枠70の側面内側には駆動モータ80が配設されている。この駆動モータ80は、ギア列82を介してナジャーロール24、フィードロール26及び搬送ロール30に駆動可能に連結されており、図示外の制御装置からの指令に基づいて駆動する。
このように、シート供給ユニット20の駆動系をユニット本体枠70内に有し、駆動伝達系が分割されることがないため、各ロール24,26,30への駆動伝達を円滑に行うことができる。
尚、符号84は駆動モータ80に電力を供給すると共に装置本体110(図2参照)からの制御信号を伝達するためのコネクタである。
【0031】
また、シートカセット22は、図2及び図4に示すように、カセット枠体32を有し、このカセット枠体32の挿入方向奥側にリタードロール28を支持している。
このカセット枠体32内にはエンドガイド90が前後方向に移動自在に設けられており、シートカセット22内のシートの後端位置を規制するようになっている。
更に、カセット枠体32の底部にはシート積載板92が揺動自在に配設されており、シートの残量に応じて上下動し、このシート積載板92には、シート積載板92の最上位に積層されたシートの搬送位置を常に保つための制御機構が設けられている。
尚、カセット枠体32は予め形状が固定されていてもよいし、固定枠体に対して摺動自在な補助枠体を設け、この補助枠体を伸ばすことによりカセット枠体32の長さ寸法を可変設定するようにしてもよい。
【0032】
更に、本実施の形態では、オプションユニット112であるシート供給ユニット20(20c,20d)は、図3及び図4に示すように、ユニット本体21の上壁に複数の位置決めピン141を有し、ユニット本体21の下壁のうち前記位置決めピン141に対応した箇所には図示外の位置決め孔を有している。
尚、ボックス本体111の底部は標準装備のシート供給ユニット20bのユニット本体21がそのまま露呈しており、このユニット本体21の下壁には前述したのと同様な位置決め孔が開設されている。
従って、本実施の形態によれば、オプションユニット112であるシート供給ユニット20(20c,20d)は、位置決めピン141と位置決め孔とからなる位置決め機構によって相互に位置決めされて状態で多段に配設される。
一方、シート供給ユニット20cは、その位置決めピン141をボックス本体111底部の位置決め孔に係合させることにより、相互に位置決めされた状態でボックス本体111に付加配設される。
【0033】
更に、本実施の形態では、頂部開口52の開閉及びプロセスカートリッジ68の着脱により働くインタロック機構200が設けられている。
このインタロック機構200は例えば図7(a)(b)に示すように構成されている。
同図において、開閉カバー50は頂部開口52を開閉動作するものであり、この開閉カバー50の先端には動作用突起501が突出形成されている。
また、プロセスカートリッジ68には案内突起681が突出形成されており、装置本体110(ボックス本体111)内には図示外のカーリッジガイドが設けられ、このカートリッジガイドには前記案内突起681が摺動自在に嵌合する案内溝151が形成されている。
このとき、案内突起681は、案内溝151に係合し、装着されようとするプロセスカートリッジ68を、装置本体110(ボックス本体111)内の定位置に導くものである。
【0034】
また、インタロック機構200は、開閉カバー50に設けられた動作用突起501及びプロセスカートリッジ68の案内突起681に係合可能なリンク機構210と、このリンク機構210の動作に連動してオンオフ動作するスイッチ機構230とを備えている。
ここで、リンク機構210は、固定部材211、スプリング212及び第1〜第3のリンクアーム221〜223にて構成されている。
固定部材211はスプリング212の一端を装置本体110に固定し、第1リンクアーム221は一端が前記スプリング212の他端に連結され、略中央に設定される移動回転中心を中心として揺動するようになっている。
また、第2リンクアーム222は移動自在に設けられ、その一部に第1リンクアーム221を回転支持すると共に、一部に係止突片224を突出形成したものである。
更に、第3リンクアーム223は略中央付近を装置本体110に回転支持し、その一端側を前記案内溝151面して配置し、前記他端を第2リンクアーム222の係止突片224に係合させるようにしたものである。
また、スイッチ機構230は、スイッチ本体231及びスイッチレバー232からなり、例えばスイッチレバー232が押し下げられたときに接点が閉じ、スイッチレバー232の押下が終わると接点が開くようになっている。
【0035】
このようなインタロック機構200において、例えば図7(a)に示すように、プロセスカートリッジ68が装置本体110内の定位置に装着されておらず、案内溝151において案内突起681が第3リンクアーム223の端部を終端側に押していない場合には、第2リンクアーム222は第1リンクアーム221を介してスプリング212により付勢され、固定部材211側に移動する。
このとき、開閉カバー50を閉じたとしても、開閉カバー50の動作用突起501と第1リンクアーム221とは非当接状態に保たれる。
このため、スイッチ機構230のスイッチレバー232が押し下げられることはない。
【0036】
また、例えば図7(b)に示すように、プロセスカートリッジ68が装置本体110内の定位置に装着されると、案内溝151において、案内突起681が第3リンクアーム223の端部を終端側に移動させるため、第3リンクアーム223が二点鎖線位置から実線位置へと回転し、これに伴って、第2リンクアーム222が図中右方向へと移動する。
すると、第1リンクアーム221はスプリング212の付勢力に抗しながら、第2リンクアーム222に追従して図中右方向に移動せしめられ、第1リンクアーム221が開閉レバー50の動作用突起501と当接可能な位置に設定される。
この状態において、開閉カバー50が閉じられると、動作用突起501が第1リンクアーム221に当接し、これをスイッチレバー232側に押す。すると、第1リンクアーム221は第2リンクアーム222の支点を中心に回転し、スイッチレバー232を押下げ、スイッチ機構230の接点を閉じる。
このように、このインタロック機構200は、プロセスカートリッジ68が装置本体110の定位置に装着され、かつ、開閉カバー50が閉じられた条件下において、スイッチ機構230の接点を閉じることになり、これ以外の条件では、スイッチ機構230の接点を開放状態に保つことになる。
【0037】
更に、本実施の形態では、シート供給ユニット20(20a〜20d)のシートカセット22の着脱により働くインタロック機構250が設けられている。
このインタロック機構250は、例えば図8(a)(b)に示すように、ユニット本体21側にスイッチ機構260(スイッチ本体261+スイッチレバー262)を固定的に設け、シートカセット22が定位置から離脱された状態では、図8(a)に示すように、シートカセット22の先端部とスイッチ機構260とを非当接状態に保ち、一方、シートカセット22が定位置に装着された状態では、図8(b)に示すように、シートカセット22の先端部の一部とスイッチ機構260のスイッチレバー262とを当接させ、スイッチ機構260の接点を閉じるようにしたものである。
従って、このインタロック機構250は、いずれかのシート供給ユニット20においてシートカセット22が定位置から離脱した場合には、当該シート供給ユニット20のスイッチ機構260の接点を開放状態に保つ。
【0038】
また、本実施の形態に係る画像形成装置において、露光装置の電源制御系を図9(a)に示す。
同図において、符号58は露光装置、300が露光装置58の電源装置であり、この電源装置300にはインタロック機構200,250のスイッチ機構230,260(各シート供給ユニット20毎に設けられている)の信号が取り込まれる。
このとき、スイッチ機構230,260のいずれかが接点を開放したままであれば、電源装置300はその電源供給を遮断するようになっている。
【0039】
従って、本実施の形態では、図9(b)に示すように、プロセスカートリッジ68を取り外した場合には、開閉カバー50の開閉動作に拘わらず、インタロック機構200の働きにより、露光装置58への電源供給が遮断される。
また、いずれかのシート供給ユニット20において、シートカセット22を離脱すると、インタロック機構250の働きにより、露光装置58への電源供給が遮断される。
このため、プロセスカートリッジ68が装着された状態において、各シート供給ユニット20のシートカセット22全てが装着されていれば、インタロック機構200,250の働きにより、露光装置58への電源供給は確保される。
【0040】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置におけるジャム処理又はメンテナンス処理例について説明する。
今、図10に示すように、例えばシート供給ユニット20(20b)からシートSを送り出す過程において、ジャムした場合を例に挙げて説明する。
このとき、ジャム処理の手順としては、以下の▲1▼〜▲4▼が挙げられる。
▲1▼開閉カバー50を開けてプロセスカートリッジ68を取り出す。
▲2▼ ジャム処理に対応するシート供給ユニット20(20b)及びそれよりも上段に位置するシート供給ユニット20(ここでは20a)のシートカセット22を引き抜く。
▲3▼ フィーダ23のうち、ナジャーロール24及びフィードロール26が含まれるサブユニット85を必要に応じて斜め姿勢に回転退避させる(図5(a)(b)及び図6参照)。
▲4▼ 頂部開口52から手を入れてジャムしたシートSを取り除く、あるいは、シートカセット22を取り出したカセット挿入口73(図4参照)からジャムしたシートSを取り除く。
【0041】
このようなジャム処理過程において、▲1▼▲2▼の操作を行うと、装置本体110内でジャムしたシートSの周辺にジャム処理のための作業空間が確保される。
▲3▼の操作は、シート搬送路36を開放する必要がある場合、頂部開口52から手を挿入してジャム処理を行う際に、最上段のシート供給ユニット20aのフィーダ23部分が邪魔になる場合に行う操作であり、必要がなければ、この▲3▼の操作を省略してもよい。
更に、▲4▼の操作を行うに当たって、頂部開口52又はシートカセット22のカセット挿入口73のいずれからジャム処理を行うかはユーザの自由である。
【0042】
また、例えば上から二段目のシート供給ユニット20bにおけるフィーダ23のメンテナンス処理(例えばナジャーロール24やフィードロール26の交換)を行うような場合にも、上述したのと同様な手順を踏めばよい。
但し、メンテナンス処理としては、フィーダ23部分を見ながら処理する方が作業しやすいため、例えばシートカセット22のカセット挿入口73から手を挿入し、頂部開口52からフィーダ23部分をチェックしながらメンテナンス処理を行うことが好ましい。
この場合、目視の方向と手の挿入方向とが異なるので、作業性が向上する点で好ましい。
尚、頂部開口52から見ながら、同時に手を挿入してメンテナンス処理を行えることは勿論である。
【0043】
更に、ジャム処理位置やメンテナンス処理位置が例えば最下段のシート供給ユニット20d付近である場合には、プロセスカートリッジ68を取り出し、かつ、全てのシート供給ユニット20のシートカセット22を取り外すことが必要になる。
このとき、装置本体110の頂部開口52から底部開口(ここではシート供給ユニット20dの下壁に開設した連通開口)に連通する空間部が確保されるため、ユーザは頂部開口52から空間部に手を入れ、ジャム処理又はメンテナンス処理を行うことが可能である。
【0044】
また、このようなジャム処理やメンテナンス処理においては、頂部開口52又はカセット挿入口73が開放されることになるが、本実施の形態では、図9(b)に示すように、頂部開口52又はカセット挿入口73が開放されている条件下では、インタロック機構200,250の働きにより、露光装置58への電源供給が遮断される。
このため、頂部開口52やカセット挿入口73から露光装置58による光が漏出するという懸念は生じない。
【0045】
◎実施の形態2
図11は実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。
同図において、画像形成装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、シート供給ユニット20のシートカセット22の着脱を検知するインタロック機構270が実施の形態1と異なっている。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施の形態で用いられるインタロック機構270は、図11及び図12(a)(b)に示すように、装置本体110の側方に、下端の揺動支点271を中心として揺動する揺動レバー272を、各シート供給ユニット20(20a〜20d)のシートカセット22位置に跨るように配設し、この揺動レバー272には各シートカセット22に対向して突出する係合片273〜276を設けると共に、この揺動レバー272を付勢スプリング278にてシートカセット22側に付勢し、更に、揺動レバー272の揺動自由端に対応する部位にスイッチ機構280(スイッチ本体281+スイッチレバー282)を配設し、揺動レバー272が略鉛直姿勢位置に付勢されたときにスイッチ機構280の接点を開放するものである。
尚、係合片273〜276は下から順に次第に長く設定されており、各係合片273〜276の先端部は円弧状当接部277として形成され、シートカセット22との接触抵抗を低減するようになっている。
【0046】
従って、このインタロック機構270において、シート供給ユニット20(20a〜20d)のうち、いずれかのシートカセット22が装着されている場合には、揺動レバー272の係合片273〜276のいずれかがシートカセット22の壁面に当接するため、揺動レバー272は、図12(a)に点線で示すように、略垂直姿勢から傾斜した傾斜姿勢に保たれ、スイッチ機構280に押し付けられてスイッチ機構280の接点が閉じる。
一方、全てのシート供給ユニット20のシートカセット22が離脱された場合には、揺動レバー272の各係合片273〜276はいずれもシートカセット22の壁面に当接しないため、揺動レバー272は、図12(a)に実線で示すように、付勢スプリング278の付勢力により、揺動レバー272が略垂直姿勢位置に移動してスイッチ機構280から離間した状態になり、スイッチ機構280の接点が開放状態になる。
【0047】
また、本実施の形態に係る画像形成装置において、露光装置の電源制御系を図13(a)に示す。
同図において、符号58は露光装置、300が露光装置58の電源装置であり、この電源装置300にはインタロック機構200,270のスイッチ機構230,280の信号が取り込まれる。
このとき、スイッチ機構230,280の接点が開放したままであれば、実施の形態1と同様に、電源装置300はその電源供給を遮断するようになっている。
【0048】
従って、本実施の形態では、図13(b)に示すように、プロセスカートリッジ68を取り外した場合には、開閉カバー50の開閉動作に拘わらず、インタロック機構200の働きにより、露光装置58への電源供給が遮断される。
また、いずれかのシート供給ユニット20において、シートカセット22が装着されていれば、インタロック機構270の働きにより、露光装置58への電源供給は確保される。
このため、例えばシート補給などの要請で、いずれかのシートカセット22が抜かれた状態でも、露光装置58への電源供給が確保され、印字動作を継続して行うことが可能になる。
よって、使用可能なシート供給ユニット20が一つでもあれば印字動作を可能にする機能であるロードホワイルラン(Load While Run)機能が要請される場合に、本実施の形態であれば有効に対応することができる。
尚、全てのシート供給ユニット20のシートカセット22が取り外されると、インタロック機構270の働きにより、露光装置58への電源供給が遮断される。
【0049】
また、本実施の形態にあっては、使用可能なシート供給ユニット20が一つでもあれば印字動作を可能にするため、図14に示すように、いずれかのシート供給ユニット20(20a〜20d)のシートカセット22が取り外されたとしても、露光装置58による露光動作が継続して行われることになる。
このとき、シートカセット22が取り外されたカセット挿入口73(図4参照)が開放されることになるが、このカセット挿入口73から露光装置58による光が漏出する懸念が生じ、安全対策上好ましくない。
【0050】
そこで、本実施の形態では、露光装置58による光がシートカセット22を取り外したカセット挿入口73から漏出しないように、装置本体110(ボックス本体111)内に遮光板310を配設する手法が採用されている。
この遮光板310は、例えば露光装置58の光路と各シート供給ユニット20のカセット挿入口73とを結ぶ視界(図14中、EP(1)〜EP(3)からの視界)を遮断する位置に配設されていればよい。また、底部開口(シート供給ユニット20dの連通開口72(図4参照)に相当)からの視界(図14中、EP(4)からの視界)はインターロック機構270の働きにより露光装置58に電源供給されないので問題とならない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、装置本体に対し作像ユニット及びシート供給ユニットのシートトレイを着脱自在に構成し、作像ユニットやシート供給ユニットのシートトレイを装置本体から離脱した際に、装置本体の頂部から底部にかけて連通する空間部を確保するようにしたので、装置本体側面に開放扉などの開閉機構を設けなくとも、装置本体の頂部開口若しくはシートトレイ挿入口から前記空間部を介してシート搬送路やシート送出装置付近にユーザの手を挿入することができる。
このため、装置自体を壁際に設置することが可能になり、装置の設置スペースを最小限に抑えながら、ジャム処理やシート搬送系のメンテナンスを容易に行うことができる。
更に、装置本体側面に開放扉などの開閉機構を設ける態様にあっては、開放部の存在により装置本体全体が脆弱になるため、装置本体の高剛性化あるいは補強部材の追加により、コストアップ及び装置の大型化を招いていたが、本発明を適用すれば、コストの低減及び装置の小型化に寄与することができる。
【0052】
また、本発明は、装置本体内に大きな空間部を確保する態様であるため、例えばレーザ走査装置等の露光装置を用いた電子写真方式の画像形成装置にあっては、前記空間部を通じて頂部開口やシートトレイ挿入口から露光装置による光が漏出する懸念がある。
ところが、本発明にあっては、露光装置への電源供給が必要に応じて遮断せしめられる電源遮断装置や、漏出光が遮断せしめられる遮光部材を設置することにより、ユーザに対する露光装置による漏出光を簡単に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
【図3】実施の形態1で用いられる装置本体の構成例を示す説明図である。
【図4】実施の形態1で用いられるシート供給ユニットの構成例を示す説明図である。
【図5】(a)(b)はシート供給ユニットにおけるフィーダ23のサブユニット部分の挙動を示す説明図を示す
【図6】フィーダ23のサブユニットの起立状態を示す斜視説明図である。
【図7】(a)(b)は装置本体の頂部開口における開閉及びプロセスカートリッジの着脱を検知するインタロック機構の一例を示す説明図で、(a)は頂部開口開放時でプロセスカートリッジ離脱時の状態を示し、(b)は頂部開口閉鎖時でプロセスカートリッジ装着時の状態を示す説明図である。
【図8】(a)(b)はシート供給ユニットのシートカセットの着脱を検知するインタロック機構の一例を示す説明図で、(a)はシートカセット離脱時の状態を示し、(b)はシートカセット装着時の状態を示す説明図である。
【図9】(a)はインタロック機構による露光装置の電源制御系の一例を示す説明図、(b)はインタロック機構の動作状態を示す説明図である。
【図10】実施の形態1に係る画像形成装置に対して行われるジャム処理、メンテナンス処理の操作例を示す説明図である。
【図11】実施の形態2に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
【図12】(a)は図11中A方向から見た矢視図、(b)は(a)中B方向から見た矢視図である。
【図13】(a)は実施の形態2で用いられるインタロック機構による露光装置の電源制御系の一例を示す説明図、(b)はインタロック機構の動作状態を示す説明図である。
【図14】実施の形態2で用いられる遮光板の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1…装置本体,1a…頂部開口,1b…底部開口,2…作像ユニット,2a…像担持体,3…シート供給ユニット,3a…ユニット本体,3b…シートトレイ,4…露光装置,5…電源遮断装置,6…シート搬送路,7…シート搬送系,8…空間部,9…遮光部材,11…ボックス本体,12…オプションユニット,13…開閉蓋,14…シート送出装置

Claims (13)

  1. 装置本体に着脱自在に配設される作像ユニットと、
    装置本体のうち前記作像ユニットの下部に配設されてシートを供給し且つユニット本体に対して着脱自在なシートトレイを有する一若しくは複数段のシート供給ユニットと、
    装置本体のうち略鉛直方向に延びるシート搬送路を有し、前記シート供給ユニットから供給されたシートを作像ユニットによる作像部位に搬送した後に排出するシート搬送系とを備え、
    装置本体は、その頂部及びその底部に開口を有し、作像ユニット及び各シート供給ユニットのシートトレイを装置本体から離脱させたときに、前記頂部開口及び底部開口と連通し且つシート搬送路の少なくとも一部に面した空間部を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    装置本体は、標準仕様のボックス本体のみを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    装置本体は、標準仕様のボックス本体と、このボックス本体の下部に配設されるオプションユニットとしてのシート供給ユニットのユニット本体とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、
    装置本体の頂部開口は作像ユニットの着脱操作開口を兼用し、開閉蓋にて開閉されるものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置において、
    シート供給ユニットのユニット本体は、上壁及び下壁に連通開口を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3記載の画像形成装置において、
    オプションユニットとしてのシート供給ユニットは、標準仕様のボックス本体に対して位置決め可能な位置決め機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項3記載の画像形成装置において、
    オプションユニットとしてのシート供給ユニットは、多段に配設可能な位置決め機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1記載の画像形成装置において、
    シート供給ユニットは、ユニット本体とシートトレイとに跨ってシート送出装置の構成要素を分離して備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    シート送出装置のユニット本体側要素は姿勢変化可能に配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1記載の画像形成装置において、
    作像ユニットは電子写真方式を採用したプロセスカートリッジであり、装置本体に、プロセスカートリッジの像担持体に対して静電潜像が書き込まれる露光装置を固定的に配設したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    プロセスカートリッジ又はシート供給ユニットの少なくとも一つのシートトレイが離脱された条件下で、露光装置への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10記載の画像形成装置において、
    プロセスカートリッジが離脱された条件下で、露光装置への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置と、各シート供給ユニットのユニット本体からシートトレイを離脱させた際に、少なくともユニット本体のシートトレイ挿入口と露光装置の光路とを結ぶ視界が遮断せしめられる遮光部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項10記載の画像形成装置のうち、複数段のシート供給ユニットを備えた態様において、
    複数段のシート供給ユニットのうち、少なくとも一つのシートトレイが装着されているときには露光装置への電源供給が許容され、プロセスカートリッジ又はシート供給ユニットの全てのシートトレイが離脱されたときに露光装置への電源供給が遮断せしめられる電源遮断装置を備え、
    各シート供給ユニットのユニット本体からシートトレイを離脱させた際に、ユニット本体のシートトレイ挿入口と露光装置の光路とを結ぶ視界が遮断せしめられる遮光部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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