JPH11288205A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11288205A
JPH11288205A JP10103735A JP10373598A JPH11288205A JP H11288205 A JPH11288205 A JP H11288205A JP 10103735 A JP10103735 A JP 10103735A JP 10373598 A JP10373598 A JP 10373598A JP H11288205 A JPH11288205 A JP H11288205A
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JP
Japan
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image forming
closing
forming apparatus
main body
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JP10103735A
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Masafumi Takiguchi
雅史 滝口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体の前部の開口を開放又は閉
鎖する第1の開閉体と第2の開閉体を有し、付勢部材に
よって第2の開閉体を閉位置に向けて付勢することによ
り、第2の開閉体を第1の開閉体に圧接させ、第1の開
閉体に連動して第2の開閉体を回動させることのできる
画像形成装置において、付勢部材の占めるスペースを小
さくする。 【解決手段】 第2の開閉体3を付勢する付勢部材とし
てねじりコイルばね65を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成要素を収
容した画像形成装置本体と、下部側を回動中心として画
像形成装置本体に対して回動開閉可能に支持された開閉
体とを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、印刷機、プリンタ、ファク
シミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複
合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は、
開閉体を開位置に回動させ、画像形成装置本体の開口を
開放することによって、その内部に収容された画像形成
要素の修理や交換、或いはジャム処理などのメンテナン
ス作業を容易に行うことができる。
【0003】ところが、画像形成装置本体内に収容され
る画像形成要素が大型化し、これに伴って画像形成装置
本体の上記開口が大きく形成されていると、この開口を
閉鎖又は開放する開閉体も大型化する。このような大型
の開閉体を開位置に回動させると、その開閉体が作業者
の側に大きく張り出すことになるため、画像形成装置本
体内の画像形成要素から作業者までの距離が大きくな
る。このため、作業者は、所定のメンテナンス作業を行
うとき、画像形成装置本体内に大きく手を伸ばし、不自
然な姿勢をとらなくてはならず、その作業能率が低下す
る。
【0004】そこで、開閉体を第1の開閉体と第2の開
閉体に分け、これらの開閉体を画像形成装置本体に対し
て同じ向きに回動開閉可能に支持し、第1の開閉体の回
動中心を第2の開閉体の回動中心よりも上方に配置した
画像形成装置が提案されている。このように開閉体を二
分することにより、両開閉体を開いたとき、これらの開
閉体が作業者の側へ張り出す量を少なくでき、作業者は
楽にメンテナンス作業を行うことが可能となる。
【0005】その際、付勢部材によって、第2の開閉体
をその閉方向に付勢し、その第2の開閉体を第1の開閉
体に圧接させ、第1の開閉体の開閉に連動して第2の開
閉体を回動開閉させることができるように構成すると、
第1の開閉体を回動操作するだけで、第2の開閉体を開
閉させることができ、その操作性を高めることができ
る。
【0006】そこで、従来提案されている上記画像形成
装置においては、上記付勢部材として引張コイルばねを
用い、その一端を画像形成装置本体に係止すると共に、
他端を第2の開閉体に係止して、第2の開閉体をその閉
方向に付勢している。ところが、この構成によると、引
張コイルばねが大きなスペースを占め、しかも第2の開
閉体の回動に伴って引張コイルばねが伸縮しながら大き
な空間中を作動するので、この空間中に画像形成要素を
配置できず、画像形成装置の設計自由度が狭められる欠
点を免れない。しかも、第1の開閉体を閉じたまま、第
2の開閉体だけを開位置に回動させたとき、引張コイル
ばねが外部に大きく露出するので、これにユーザが手を
触れたり、何らかの物が突き当ると、引張コイルばねが
塑性変形し、そのばね機能が害されるおそれもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、第1の開閉体と第2の開閉体を設けること
による効果をそのまま生かすことでき、しかも付勢部材
として引張コイルばねを用いた場合の上記欠点を除去し
た画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像形成要素を収容した画像形成装置本体
と、下部側を回動中心として前記画像形成装置本体に対
して回動開閉可能に支持された第1の開閉体と、該第1
の開閉体の回動中心よりも下方の位置を回動中心とし
て、該第1の開閉体と同じ向きに、前記画像形成装置本
体に対して回動開閉可能に支持された第2の開閉体と、
該第2の開閉体をその閉方向に付勢し、当該第2の開閉
体を第1の開閉体に対して圧接させる付勢部材とを具備
し、該第2の開閉体を第1の開閉体に圧接させることに
より、第1の開閉体の開閉動作に連動して、第2の開閉
体を回動開閉させ、第1及び第2の開閉体の開閉動作に
より、画像形成装置本体の開口を開放又は閉鎖する画像
形成装置において、前記付勢部材としてねじりコイルば
ねを用いたことを特徴とする画像形成装置を提案する
(請求項1)。
【0009】その際、上記請求項1に記載の画像形成装
置において、前記ねじりコイルばねのコイル部を、前記
第2の開閉体の回動中心とは異なる画像形成装置本体部
分に支持すると有利である(請求項2)。
【0010】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記第2の開閉体が開閉体本体と、こ
れに固定された保持部材とを有し、該保持部材が、画像
形成装置本体の本体フレームに固定された取付ブラケッ
トに回動可能に枢着され、前記ねじりコイルばねの各端
部が前記保持部材と取付ブラケットに係止されており、
前記取付ブラケットを本体フレームに固定する前に、該
取付ブラケットと、これに枢着された保持部材と、ねじ
りコイルばねと、保持部材に固定された開閉体本体とが
ユニットとして組付けられていると有利である(請求項
3)。
【0011】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、第2の開閉体を開位置に
回動させたとき、画像形成装置本体内の画像形成要素の
動作を停止させるインターロックスイッチを画像形成装
置本体に設け、該インターロックスイッチが第2の開閉
体の回動開閉動作によって作動するように、当該インタ
ーロックスイッチの位置を設定すると有利である(請求
項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即し
てより具体的に明らかにする。
【0013】図1は、カラープリンタとして構成された
画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。ここ
に示した画像形成装置は、机の上面や床面などの設置面
に不動に載置される画像形成装置本体1と、この画像形
成装置本体1に後述するように回動開閉可能に枢支され
た第1及び第2の開閉体2,3とを有し、これらの開閉
体2,3は図2に示すように開放される。画像形成装置
本体1は、画像形成装置の不動筐体を構成し、本例の画
像形成装置本体1は、本体フレーム14と、これを覆う
外装カバー15とから成る。
【0014】かかる画像形成装置本体1の本体フレーム
14には、外装カバーを兼ねるユニットケース5に複数
のプロセス要素を一体的に組付けて成るプロセスユニッ
ト4が着脱可能に装着されている。このプロセスユニッ
ト4は、プロセスカートリッジとも称せられるものであ
る。
【0015】図1において、プロセスユニット4のユニ
ットケース5に回転自在に支持されたベルトプーリ6,
7には、潜像担持体の一例を構成する無端ベルト状の感
光体8が巻き掛けられている。潜像担持体として、ドラ
ム状の感光体や、誘電体ドラム又は誘電体ベルトなどを
用いることもできる。またこの感光体8に対向した位置
には帯電チャージャ9より成る帯電装置が配置され、こ
の帯電チャージャ9もユニットケース5に支持されてい
る。
【0016】一方、画像形成装置本体1の本体フレーム
14には、レーザ書き込みユニット10として構成され
た露光装置と、回転型のカラー現像装置11と、ブラッ
ク現像装置12とがそれぞれ支持されている。レーザ書
き込みユニット10は、図示していないレーザ光源と光
学系をユニットケース13に収めたユニットより成り、
画像形成動作時に、そのユニットケース13の出射口か
らレーザ光Lが出射して、感光体表面に至り、その表面
を露光する。
【0017】カラー現像装置11は、イエロー現像器1
1Y,マゼンタ現像器11M及びシアン現像器11Cを
一体的に組付けたユニットとして構成され、その全体
が、画像形成装置本体1の本体フレーム14に対して回
転可能に支持されている。イエロー現像器11Y、マゼ
ンタ現像器11M、シアン現像器11C及びブラック現
像装置12は、それぞれ現像ローラを有し、その各現像
器とブラック現像装置12にはイエロー、マゼンタ、シ
アン及びブラックの各色の現像剤が収容されている。現
像剤としては、トナーとキャリアを有する二成分系現像
剤、又はキャリアを有さない一成分系現像剤のいずれを
用いてもよい。また現像剤として液状のものを用いるこ
ともできるが、図示した例では粉体状の一成分系現像剤
が用いられている。
【0018】画像形成動作時に、ベルトプーリ7が図示
していない駆動装置によって回転駆動されることによ
り、感光体8は矢印Aで示す時計方向に回転駆動され
る。このとき除電装置の一例である除電ランプ16によ
って感光体表面が除電作用を受け、次いで帯電チャージ
ャ9より成る帯電装置によって感光体表面が一様に帯電
され、その帯電面が、レーザ書き込みユニット10から
出射する光変調されたレーザ光Lによって露光され、こ
れによって感光体表面に、書込み情報に対応した第1の
静電潜像が形成される。
【0019】このとき、カラー現像装置11の第1の現
像器、本例ではイエロー現像器11Yが感光体8の表面
に対向して位置し、このイエロー現像器11Yの現像ロ
ーラに担持された現像剤によって上述の第1の静電潜像
がイエロートナー像として可視像化される。このとき現
像ローラは、感光体8に対して現像剤を介して当接し、
又は離間して位置し、接触又は非接触現像法によって静
電潜像が可視像化される。また、このときブラック現像
装置12は感光体8の表面から離間し、現像動作を行う
ことはない。
【0020】一方、ユニットケース5には、互いに離間
して配置された適数の、本例では2本のベルトプーリ1
7,18が回転自在に支持され、これらのベルトプーリ
17,18には、中間転写体の一例である無端状の中間
転写ベルト19が巻き掛けられ、一方のベルトプーリ1
7が図示していない駆動装置によって駆動されることに
より、中間転写ベルト19が矢印B方向に回転駆動され
る。この中間転写ベルト19と感光体8は、転写部20
の部位で互いに当接し、この部位における中間転写ベル
ト19の裏面側には転写手段の一例である転写ブラシ2
1の先端が当接している。かかる転写ブラシ21と前述
の除電ランプ16もユニットケース5に支持されてい
る。転写手段として、転写ローラや、転写ブレード又は
コロナ放電器などを用いることもできる。
【0021】前述のように感光体8の表面に形成された
イエロートナー像が転写部20に至ったとき、転写ブラ
シ21には、そのトナーと逆極性の電圧が印加され、こ
れによって感光体8表面のトナー像が中間転写ベルト1
9の表面に転写される。
【0022】トナー像を転写した後の感光体表面には、
転写されずに残されたトナーが付着しており、かかる転
写残トナーは、ユニットケース5に支持されて感光体8
に当接したクリーニング部材22によって掻き取り除去
される。このようにして感光体表面から除去された転写
残トナーは、ユニットケース5に一体に組付けられたク
リーニングケース23内に落下する。クリーニング部材
22とクリーニングケース23は、感光体用のクリーニ
ング装置24を構成する。クリーニングケース23に落
下した転写残トナーは、ユニットケース5に着脱可能に
装着された廃トナー容器25に搬送される。
【0023】上述のようにして表面を清掃された感光体
表面は再び除電ランプ16により除電作用を受けた後、
帯電チャージャ9によって一様に帯電され、次いでその
帯電面にレーザ書き込みユニット10から出射するレー
ザ光Lを照射され、感光体表面に第2の静電潜像が形成
される。この静電潜像がカラー現像装置11を通ると
き、該装置11の回転によって、第2の現像器、本例で
はマゼンタ現像器11Mが感光体8に対向しており、こ
れによって、その第2の静電潜像がマゼンタトナー像と
して可視像化される。このトナー像も、先に説明したと
ころと全く同様に転写ブラシ21の作用によって、先に
イエロートナー像の転写された中間転写ベルト19の表
面に、当該イエロートナー像に重ね合されて転写され
る。マゼンタトナー像を転写した後の感光体8の表面に
残留するトナーも、クリーニング部材22によって感光
体表面から除去される。
【0024】全く同様にして、感光体表面には、第3及
び第4の静電潜像が順次形成され、これらの各静電潜像
が感光体表面に対向したシアン現像器11Cとブラック
現像装置12によって、それぞれシアントナー像とブラ
ックトナー像として順次可視像化され、これらが中間転
写ベルト19の表面に、先に転写されたトナー像に重ね
合せられて順次転写される。感光体表面は、各トナー像
の転写ごとに、クリーニング部材22によって転写残ト
ナーを除去され、その表面が清掃される。このようにし
て、中間転写ベルト19の表面には、フルカラートナー
像が形成される。ブラックトナー像の形成時には、ブラ
ック現像装置12が感光体8の表面に近づけられ、所定
の現像動作を実行する。
【0025】一方、画像形成装置本体1を構成する本体
フレーム14の下部には給紙装置27が配置され、その
給紙カセット28には、紙又はプラスチックシートなど
から成る記録媒体Pがスタックされ、その最上位の記録
媒体に圧接した給紙ローラ29の回転によって、その記
録媒体Pが1枚ずつ矢印C方向に給送される。このよう
にして給送された記録媒体Pは、第1の開閉体2とユニ
ットケース5にそれぞれ回転自在に支持された一対の搬
送ローラ30,30Aと、第1の開閉体2に支持された
レジストローラ対31の回転によって搬送され、中間転
写ベルト19の表面に形成されたフルカラートナー像に
整合するタイミングで中間転写ベルト19と、これに対
置された転写手段の一例である転写ローラ32との間の
ニップ部に送り込まれる。このとき転写ローラ32に印
加された、トナーと逆極性の電圧の作用によって、中間
転写ベルト19の表面のフルカラートナー像が記録媒体
Pの表面に一括して転写される。転写手段の一例を構成
する転写ローラ32は、第1の開閉体2に回転自在に支
持され、記録媒体Pを介して中間転写ベルト19に当接
する。かかる転写ローラの代りに、コロナ放電器、ブラ
シ又はブレードなどの適宜な転写手段を採用することも
できる。
【0026】給紙カセット12を出て転写ローラ32に
向かう記録媒体Pは、ユニットケース5により構成され
た用紙ガイド33と、これに対向する第2の開閉体3の
用紙ガイド34及び第1の開閉体2の用紙ガイド35と
の間に区画された用紙搬送経路中を搬送される。
【0027】フルカラートナー像を転写された記録媒体
Pは、中間転写ベルト19を離れた後、画像形成装置本
体1の本体フレーム14に支持された定着装置36の定
着ローラ37と加圧ローラ38との間を通り、このとき
熱と圧力の作用によって、そのトナー像が記録媒体Pの
表面に定着される。定着装置36を出た記録媒体Pは、
画像形成装置本体1の外装カバー15の上壁によって形
成された排紙部39に、画像面を下に向けて排出され
る。
【0028】一方、フルカラートナー像を記録媒体Pに
転写した後に中間転写ベルト19上に残留する転写残ト
ナーは、中間転写ベルト用のクリーニング装置40によ
って除去される。このクリーニング装置40は、ベルト
プーリ17に巻き掛けられた中間転写ベルト部分の表面
に先端部を圧接したクリーニング部材41を有し、中間
転写ベルト19上の転写残トナーは、このクリーニング
部材41によって掻き取られ、中間転写ベルト19の表
面が清掃される。クリーニング部材41は、ユニットケ
ース5の一部によって形成されたクリーニングケース4
2内に配置され、かかるクリーニング部材41の基端部
がユニットケース5に揺動自在に支持されたアーム(図
示せず)に固定されている。クリーニング部材41によ
って中間転写ベルト19から掻き取られた転写残トナー
は、廃トナー容器25に搬送されて収容される。
【0029】クリーニング部材41は、上記アームの揺
動によって中間転写ベルト表面に対して接離自在となっ
ていて、中間転写ベルト19の表面に各トナー像が転写
されるとき、クリーニング部材41は中間転写ベルト表
面から離間している。中間転写ベルト表面のフルカラー
トナー像を記録媒体Pに転写した後、その表面に残留す
るトナーを清掃するときだけ、アームの揺動によってク
リーニング部材41の先端部が中間転写ベルト19の表
面に圧接し、その転写残トナーを掻き取り除去する。
【0030】また第1の開閉体2には、手差しテーブル
43を有する手差しユニット44が付設され、この手差
しテーブル43上に、手操作によって記録媒体を載置
し、その記録媒体を転写ローラ32とこれが対向する中
間転写ベルト部分に送り込むこともできる。手差しユニ
ット44の非使用時には、これが図1に鎖線で示すよう
に折り畳まれる。
【0031】以上の説明は、記録媒体P上にフルカラー
画像を形成するときの画像形成動作であるが、カラー現
像装置11を構成する各現像器及びブラック現像装置1
2のいずれか1つだけを使用して単色画像を形成した
り、2色又は3色の画像を形成することもできる。
【0032】上述の画像形成装置を操作する操作者は、
通常、この画像形成装置の図1における右側の領域に立
って所定の操作を行う。すなわち、図1における右側の
画像形成装置面がその前面(正面側)である。操作者が
画像形成装置本体の正面側に向かい合ったとき、操作者
の右側となる画像形成装置の部位を「右」、操作者の左
側となる画像形成装置の部位を「左」と称することにす
る。
【0033】図示した画像形成装置は、前述のように、
第1の開閉体2と第2の開閉体3を有し、第1の開閉体
2はその下部側の第1の支軸45のまわりに回動可能に
画像形成装置本体1に枢支されている。この例では、第
1の開閉体2の下部の左右の部位に突出する一対の脚部
46が画像形成装置本体1の本体フレーム14に突設さ
れた同心状の各支軸45に回動自在に支持されている。
図2にはフレーム本体14を一部破断して示してある
が、該本体14の左右の側板14A,14B(図3参
照)が第1の支軸45のところまで延びていて、その左
右の側板14A,14Bにそれぞれ同心状の第1の支軸
45が突設され、ここに第1の開閉体2の左右の脚部4
6にそれぞれ形成された孔が回転自在に嵌合している。
【0034】なお、プロセスユニット4も後述するよう
に画像形成装置本体1に対して回動可能に支持され、そ
の回動中心が、中間転写ベルト19を巻き掛けた下側の
ベルトプーリ18の中心軸18Aとなっていて、その中
心軸18Aと第1の支軸45が同心状に位置し、各脚部
46は、左右の側板14A,14Bよりも、左右方向の
外側に位置して、プロセスユニット4は左右の側板14
A,14Bの間に位置している。
【0035】また後述するように本例の第2の開閉体3
は、開閉体本体47と、その左右の部位に固定されたア
ーム状の一対の保持部材48,48A(図3及び図4参
照)とから成り、これらの保持部材48,48Aが、画
像形成装置本体1に設けられた同心状の一対の第2の支
軸49(図3参照)を介して画像形成装置本体1に対し
て回動開閉可能に支持されている。この点に関しては後
に詳しく説明する。このように第2の開閉体3も、その
下部側が画像形成装置本体1に対して回動可能に支持さ
れており、第2の支軸49は、第1の支軸45よりも下
方に位置している。第1の支軸45の中心軸線と第2の
支軸49の中心軸線は互いに平行に画像形成装置の左右
方向に延びている。
【0036】さらに、本例の画像形成装置には、第2の
開閉体3を図1に示した閉位置に向けて付勢し、その第
2の開閉体3を第1の開閉体2に対して圧接させる付勢
部材を有している。この付勢部材の作用により、第2の
開閉体3が、第1の開閉体2をその閉位置に向けて押圧
するように、その第1の開閉体2に圧接する。この付勢
部材についても後に詳しく説明する。
【0037】通常、第1及び第2の開閉体2,3は図1
に示した閉位置を占め、これによって画像形成装置本体
1の前部側の開口50(図2)が閉鎖されている。この
とき、第1の開閉体2は図示していないロック装置によ
ってその閉位置に保持され、第2の開閉体3も、上述の
付勢部材によって付勢されて第1の開閉体2に圧接して
閉位置に保持される。
【0038】第1の開閉体2を開くときは、上述のロッ
ク装置のロックを解除し、その第1の開閉体2を第1の
支軸45のまわりに画像形成装置本体1の手前側、すな
わち図1の右方に回動させ、図2に示した開位置にもた
らす。第1の開閉体2を第1の支軸45の中心軸線を回
転中心として前方側へ回動させるのである。このとき、
第2の開閉体3は、前述の付勢部材の作用により、第1
の開閉体2に圧接しているので、第2の開閉体3は第1
の開閉体2と共に、第2の支軸49のまわりに画像形成
装置本体1の前方側に回動し、図2に示した開位置にも
たらされる。第2の開閉体3は、第1の開閉体2と同じ
向きの前方側へ、第2の支軸49の中心軸線を回動中心
として前方側に回動するのである。
【0039】より具体的に示すと、第1の開閉体2を開
き始めると、図2に示した第1の開閉体2の突部51の
先端が、第2の開閉体3に形成された傾斜状の案内部5
2を摺動しながら、その第2の開閉体3を、前述の付勢
部材の作用に抗して押圧し、これによって第2の開閉体
3も開位置へ向けて回動し始める。さらに第1の開閉体
2を開いて行くと、第2の開閉体3の案内部52と前述
の用紙ガイド34の境部53が第1の開閉体2の突部5
1の面を摺動し、第2の開閉体3が図2に示した開位置
にもたらされる。境部53に図示していないローラを支
持し、このローラが突部51の面を転動するように構成
すると、第2の開閉体3をより一層円滑に回動させるこ
とができる。
【0040】第1及び第2の開閉体2,3が図2に示し
た開位置を占れめば、これらが図示していないストッパ
によってこの位置に止められ、第1の開閉体2から手を
離しても第1の開閉体2の自重によって、両開閉体2,
3はその開位置に保持される。図示していないばねなど
によって、第1の開閉体2を開位置に向けて付勢するよ
うにすれば、そのばね力の作用も加わって、両開閉体
2,3を開位置に保持できる。
【0041】このようにして、画像形成装置本体1の前
部の開口50が開放され、その内部の要素の修理や交
換、或いは用紙搬送経路に詰まった記録媒体を除去する
ジャム処理などのメンテナンス作業を行うことができ
る。その際、図示した例では、前述のように、プロセス
ユニット4をベルトプーリの中心軸18Aのまわりに前
方側、すなわち図2における時計方向に回動させること
ができ、しかもそのプロセスユニット4を画像形成装置
本体1から外すこともできる。これによって、プロセス
ユニット4を容易に交換できると共に、そのプロセスユ
ニット4よりも奥側に位置する現像装置11,12など
の画像形成要素の補修やその交換も容易に行うことがで
きる。
【0042】再び第1の開閉体2をその第1の支軸45
まわりに奥側、すなわち図2の反時計方向に回動させて
図1に示した閉位置にもたらし、これをロックすること
ができる。このときも第2の開閉体3は付勢部材の作用
で第1の開閉体2に圧接しているので、先に説明した動
作と逆の動作が行われ、第2の開閉体3は第1の開閉体
2に連動して図1に示した閉位置に回動する。このよう
にして画像形成装置本体1の前部の開口50を閉鎖する
ことができる。
【0043】以上のように、本例の画像形成装置は、プ
ロセスユニット4、これを構成するプロセス要素、或い
は現像装置11,12などの画像形成要素を収容した画
像形成装置本体1と、下部側を回動中心として画像形成
装置本体1に対して回動開閉可能に支持された第1の開
閉体2と、該第1の開閉体2の回動中心よりも下方の位
置を回動中心として、該第1の開閉体2と同じ向きに、
画像形成装置本体1に対して回動開閉可能に支持された
第2の開閉体3と、該第2の開閉体3をその閉方向に付
勢し、当該第2の開閉体3を第1の開閉体に対して圧接
させる付勢部材とを具備し、該第2の開閉体3を第1の
開閉体2に圧接させることにより、第1の開閉体2の開
閉動作に連動して、第2の開閉体3を回動開閉させ、第
1及び第2の開閉体2,3の開閉動作により、画像形成
装置本体の開口50を開放又は閉鎖するように構成され
ている。
【0044】また、図1に示した画像形成装置において
は、画像形成装置本体1の下部に給紙部を構成する給紙
装置27が配置され、画像形成装置本体1の上部に排紙
部39が配置されていて、その給紙部から排紙部39に
略上下方向に延びる用紙搬送経路が位置し、かつその上
部領域に定着装置36が位置している。しかも、その用
紙搬送経路が、画像形成装置本体1にセットされたプロ
セスユニット4の案内面33と、閉位置を占めた第1及
び第2の開閉体2,3の用紙ガイド34,35によって
区画形成され、第1及び第2の開閉体2,3を開位置に
回動させることによって用紙搬送経路を開放することが
できるように構成されている。
【0045】給紙部と排紙部39を上述のように配置す
ることにより、用紙搬送経路の長さを短かくすることが
できるが、使用する記録媒体Pのサイズが大きくなる
と、中間転写ベルト19を大きく構成しなければならな
い。従って、作業者が画像形成装置本体1の開口50を
開放して、ジャム処理やプロセスユニット4の交換作業
などを行えるようにするには、画像形成装置本体1の前
部の開口50も大きくする必要がある。
【0046】その際、この開口50を閉鎖する開閉体を
1つの開閉体として構成したとすると、これを開位置に
回動させたとき、これが前方側(図2の右方)、すなわ
ち作業者の側に大きく突出するため、作業者は大きく手
を伸ばし、不自然な姿勢をとらないと、画像形成装置本
体1内の画像形成要素に手が届かない。このため、その
作業能率が低下する。
【0047】これに対し、図示した画像形成装置のよう
に、開閉体を第1の開閉体2と第2の開閉体3に二分
し、これらをそれぞれ異なった回動中心のまわりに回動
させるように構成することにより、これらの開閉体2,
3を開位置にもたらしたとき、これらが画像形成装置本
体1の手前側、すなわち作業者の側へ張り出す量を少な
くでき、画像形成装置本体1内の画像形成要素に容易に
アクセスすることが可能となる。
【0048】その際、第1の開閉体2の回動中心、図2
の例では第1の支軸45を、第2の開閉体3の回動中
心、同じく図1の例では第2の支軸49よりも、奥側、
すなわち開閉体2,3を基準として、画像形成装置本体
1の内部側に配置することにより、両開閉体2,3の回
動開閉時に、これらが干渉することを防止しつつ、これ
らの開閉体2,3を開位置にもたらしたときのその手前
側への突出量をより一層小さくすることができ、画像形
成装置本体の手前側に位置する作業者が、より楽に画像
形成装置本体内の画像形成要素にアクセスすることがで
きる。
【0049】また、第1及び第2の開閉体2,3を設
け、第1の開閉体2の開閉動作に連動して第2の開閉体
3が回動開閉するように構成するには、前述のように第
2の開閉体3をその閉位置に向けて付勢する付勢部材を
設け、その第2の開閉体3が、第1の開閉体2を、その
閉位置の方向に押圧するように構成する必要がある。
【0050】ここで、従来提案されている画像形成装置
においては、上述の付勢部材として、図1及び図2に鎖
線で示したように、画像形成装置本体1と第2の開閉体
3との間に張設された引張コイルばね54が用いられて
いた。ところが、このような引張コイルばね54は画像
形成装置本体1内で大きなスペースを占める。このた
め、この引張コイルばね54が他の画像形成要素と干渉
しないようにするために、画像の設計自由度が狭められ
る。しかも、第1の開閉体2を閉じ、第2の開閉体3だ
けを開位置に回動させると、その引張コイルばね54が
外部に対して大きく露出し、その露出した引張コイルば
ね54に作業者の手やその他の物が強く当ると、そのば
ね54が塑性変形し、ばね機能が低下する欠点を免れな
い。
【0051】そこで、本例の画像形成装置においては、
上述の付勢部材として、引張コイルばね54ではなく、
ねじりコイルばねが用いられている。以下に、これに関
連する構成と作用の具体例を明らかにする。
【0052】図3及び図4に示し、かつ先に簡単に説明
したように、第2の開閉体3は例えば樹脂より成る開閉
体本体47と、その左右の部位に固定された一対の保持
部材48,48Aとを有している。この開閉体本体47
は、これが図1に示すように閉じ状態で、手前側の外装
面を構成する外装板55と、その内側面に一体に構成さ
れた補強リブ56と、その内側面に一体に構成された多
数のガイドリブ57とから成り、そのガイドリブ57の
先端縁によって、前述の用紙ガイド34と案内部52と
が形成されている。
【0053】一対の保持部材48,48Aは、例えば金
属などの高剛性材料により構成され、これらの保持部材
48,48Aは、互いに左右対称に形成されているの
で、一方の保持部材48だけを説明する。
【0054】この保持部材48は、その一方の端部58
が、ねじ59によって、開閉体本体47の補強リブ56
に固定されている。
【0055】一方、画像形成装置本体1の本体フレーム
14には、例えば金属より成る取付ブラケット61が固
定され、この取付ブラケット61に固定された前述の第
2の支軸49に、保持部材48の他方の端部60が回動
可能に枢着されている。取付ブラケット61は、本体フ
レーム14に、例えばねじ62によって固定されること
により、画像形成装置本体1の一部を構成し、かかる取
付ブラケット61に、例えば金属より成る第2の支軸4
9が、例えばかしめによって固定され、この第2の支軸
49に保持部材48の他方の端部60に形成された孔が
回転自在に嵌合している。このとき、第2の支軸49に
は図示していない止め輪、例えばEリングが係止され、
これによって保持部材48が第2の支軸49から外れる
ことが阻止される。保持部材48は、その一方の端部5
8と他方の端部60が、第2の支軸49の中心軸線を中
心とした円弧状に形成された中間部63を介して一体に
連結され、これらによって一体の保持部材48が形成さ
れている。
【0056】また取付ブラケット61には、上述の第2
の支軸49とは異なる位置に、例えば金属の棒から成る
ばね保持ピン64が、例えばかしめによって固定され、
このばね保持ピン64に、ねじりコイルばね65のコイ
ル部66が嵌合し、これによってこのねじりコイルばね
65が画像形成装置本体1に対して支持されている。か
かるねじりコイルばね65の各端部67,68は、保持
部材48と取付ブラケット61にそれぞれ係止されてい
る。図示した例では、保持部材48自体を切り起こして
形成した係止部69と、同じく取付ブラケット61を切
り起こして形成して係止部70に、ねじりコイルばね6
5の各端部67,68がそれぞれ係止されている。
【0057】他方の保持部材48Aも、これを画像形成
装置の右側、すなわち図3の矢印R方向から見た図5に
示すように、上述したところと全く同様に画像形成装置
本体に枢支され、かつ全く同様にねじりコイルばねが設
けられている。図5においては、図3及び図4に示した
各要素に対応する各要素及び各部分には、同じ符号を付
してある。
【0058】上述のように第2の開閉体3が画像形成装
置本体1に対して回動可能に支持され、しかもその第2
の開閉体3は、ねじりコイルばね65によってその閉位
置へ向けて付勢され、前述の作用を奏することができ
る。
【0059】ここで、付勢部材としてねじりコイルばね
65を用いると、図5からも判るように、これを小さな
空間に配置でき、しかも第2の開閉体3が回動したとき
も、そのねじりコイルばね65は狭いスペース内を作動
する。このため、このねじりコイルばね65の近傍に配
置される各種要素の配設自由度を支障なく高めることが
できる。しかも、図5に鎖線で示すように、第2の開閉
体3だけを開位置に回動させても、ねじリコイルばね6
5は第2の支軸49の近傍の空間に配置されているだけ
であるため、このねじりコイルばね65が外部に対して
大きく露出することはなく、作業者の手や物がねじりコ
イルばね65に触れる可能性は極めて低く、従って従来
の引張コイルばね54のように、これが塑性変形する可
能性を確実に低減できる。
【0060】また前述のように、本例の画像形成装置に
おいては、ねじりコイルばね65のコイル部66が、第
2の支軸49とは異なる画像形成装置本体部分に設けら
れたばね保持ピン64に支持されている。すなわち、ね
じりコイルばね65のコイル部66が、第2の開閉体3
の回動中心とは異なる画像形成装置本体部分に支持され
ている。これにより、コイル部66を取付ブラケット6
1の面に近づけて配置でき、これに伴ってばね保持ピン
64の突出量を小さく留めることができ、ねじりコイル
ばね65をコンパクト化して画像形成装置本体に組付け
ることができる。図には示していないが、コイル部66
の近傍には、画像形成装置の各種要素が配置されること
が多いため、ねじりコイルばね65を小さくまとめて配
置することにより、その近傍の要素とねじりコイルばね
65との干渉を防止でき、画像形成装置の設計自由度を
高めることができる。
【0061】ねじりコイルばね65のコイル部66を、
第2の支軸49に巻き掛けてねじりコイルばね65を支
持することもできるが、このようにすると、第2の支軸
49には、保持部材48も支持されるので、コイル部の
幅(コイル部の軸線方向の長さ)と、保持部材48の厚
さの分が、取付ブラケット61の面から突出することに
なり、これに対応させて第2の支軸49の長さを大きく
設定する必要がある。これによって、この支軸49とね
じりコイルばね65が画像形成装置本体の幅方向(左右
方向)に大きくなり、その近傍に配置される要素が、第
2の支軸49やねじりコイルばね65に干渉するおそれ
を生じる。このため、画像形成装置の設計自由度が狭め
られる不具合を免れない。図示した例では、このような
不具合も回避できるのである。
【0062】なお、ねじりコイルばね65のコイル部6
6を、第2の支軸49から離れて位置するばね保持ピン
64に支持すると、第2の開閉体3を回動開閉すると
き、図5の実線と鎖線とから判るように、ねじりコイル
ばね65の一方の端部67と保持部材48の係止部69
との係合位置は、ねじりコイルばね65のコイル部以外
の腕の部分に沿って移動する。
【0063】ところで、第2の開閉体3を画像形成装置
本体1に取付けるとき、先ず取付ブラケット61を本体
フレーム14にねじ62によって固定すると共に、保持
部材48を開閉体本体47にねじ59によって固定し、
次いでその保持部材48を取付ブラケット61の第2の
支軸49に嵌合し、さらにその第2の支軸49に止め輪
を取付けて保持部材48が第2の支軸49から外れない
ようにし、その後、ねじりコイルばね65を取付ブラケ
ット61と保持部材48に取付けるのが普通である。こ
のようにして各要素を組付けても、その組付け作業を行
うことができるが、本体フレーム14に固定された取付
ブラケット61の近傍には、その本体フレーム14が近
接して位置しているので、取付ブラケット61を本体フ
レーム14に固定してから、保持部材48をその第2の
支軸49に取付け、さらに止め輪をその支軸49に係止
し、次いでねじりコイルばね65を組付ける作業は大変
やりずらく、その作業性が低下する。
【0064】そこで、本例の画像形成装置においては、
取付ブラケット61を本体フレーム14に固定する前
に、その各取付ブラケット61の第2の支軸49に、各
保持部材48,48Aを枢着し、止め輪をその各第2の
支軸49に嵌着して各保持部材48,48Aが各第2の
支軸49から外れないようにすると共に、各ばね保持ピ
ン64に各ねじりコイルばね65のコイル部66を嵌合
し、その各端部67,68を係止部69,70に係合
し、さらに各保持部材48,48Aに開閉体本体47を
固定して、これらを一体的なユニットとして組付けるよ
うに構成されている。
【0065】取付ブラケット61を本体フレーム14に
固定する前に、その取付ブラケット61と、これに枢着
された保持部材48,48Aと、ねじりコイルばね65
と、保持部材48,48Aに固定された開閉体本体47
が、図4に示したように、ユニット71として組付けら
れているのである。このように、取付ブラケット61を
本体フレーム14に固定する前に各要素を組付けるの
で、本体フレーム14に邪魔されることなく楽にこれら
の要素を組付けることができる。次いで、このユニット
71の各取付ブラケット61をねじ62によって本体フ
レーム14に固定するのである。このように効率的に第
2の開閉体3とこれに関連する要素を取付けることがで
きる。
【0066】また図5に示すように、画像形成装置本体
1の本体フレーム14にはインターロックスイッチ72
が固定支持されており、その作動レバー73は、第2の
開閉体3が図1に示した閉位置を占めたとき、保持部材
48Aの突部74によって押される。このとき、インタ
ーロックスイッチ72は閉状態(オン状態)となり、画
像形成装置の各要素が前述のように作動することができ
る。
【0067】これに対し、第2の開閉体3が図3に鎖線
で示すように開位置(図2の位置)に回動すると、保持
部材48の突部74はインターロックスイッチ72の作
動レバー73から離れ、これによってそのインターロッ
クスイッチ72は開状態(オフ状態)となる。これによ
り、画像形成装置の各要素が作動している時に、第2の
開閉体3を開いても、インターロックスイッチ72がオ
フ状態となり、画像形成装置の各要素はその作動を自動
的に停止し、操作者ないしは作業者に対する安全性が確
保される。第2の開閉体3を開けば、画像形成装置の要
素、例えばモータが絶対に作動せず、よって操作者が不
用意に第2の開閉体3を開いてしまったようなときも、
安全性を確保できるのである。
【0068】上述のように、本例の画像形成装置におい
ては、第2の開閉体3を開位置に回動させたとき、画像
形成装置本体内の画像形成要素の動作を停止させるイン
ターロックスイッチ72を画像形成装置本体1に設け、
該インターロックスイッチ72が第2の開閉体3の回動
開閉動作によって作動するように、当該インターロック
スイッチ72の位置を設定することにより、作業者ない
しは操作者の安全性を確保したのである。
【0069】以上、本発明の好ましい実施形態例を説明
したが、本発明は図示した形式以外の各種形態の画像形
成装置にも広く適用できるものである。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、付勢部材としてねじりコイルばねを用いたので、そ
のねじりコイルばねを小さなスペースに収めることがで
き、これによって画像形成装置の設計自由度を高めるこ
とができる。しかも第2の開閉体だけを開位置にもたら
したとき、ねじりコイルばねが外部に対して大きく露出
することなく、そのねじりコイルばねに手や物が触れる
可能性を低くすることができ、付勢部材の長寿命化を達
成できる。
【0071】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
ねじりコイルばねと他の要素との干渉のおそれをなく
し、画像形成装置の設計自由度を高めることができる。
【0072】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
取付ブラケットを本体フレームに固定する前に、該取付
ブラケットと、これに枢着された保持部材と、ねじりコ
イルばねと、保持部材に固定された開閉体本体とがユニ
ットとして組付けられているので、取付ブラケットと保
持部材の組付けや、ねじりコイルばねの組付けを容易に
行うことができる。
【0073】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
画像形成装置の稼動中に第2の開閉体を開いたときも、
操作者ないしは作業者に対する安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示した第1及び第2の開閉体を開位置に
回動させたときの断面図である。
【図3】第2の開閉体の保持部材と開閉体本体を分離
し、かつねじりコイルばねを離脱して示した、第2の開
閉体の支持構造を説明する斜視図である。
【図4】第2の開閉体の開閉体本体と保持部材の取付け
状態を示す平面図である。
【図5】図3の矢印Rの側から第2の開閉体と、その支
持構造を見たときの部分断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 第1の開閉体 3 第2の開閉体 14 本体フレーム 47 開閉体本体 48 保持部材 48A 保持部材 50 開口 61 取付ブラケット 65 ねじりコイルばね 67 端部 68 端部 71 ユニット 72 インターロックスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成要素を収容した画像形成装置本
    体と、下部側を回動中心として前記画像形成装置本体に
    対して回動開閉可能に支持された第1の開閉体と、該第
    1の開閉体の回動中心よりも下方の位置を回動中心とし
    て、該第1の開閉体と同じ向きに、前記画像形成装置本
    体に対して回動開閉可能に支持された第2の開閉体と、
    該第2の開閉体をその閉方向に付勢し、当該第2の開閉
    体を第1の開閉体に対して圧接させる付勢部材とを具備
    し、該第2の開閉体を第1の開閉体に圧接させることに
    より、第1の開閉体の開閉動作に連動して、第2の開閉
    体を回動開閉させ、第1及び第2の開閉体の開閉動作に
    より、画像形成装置本体の開口を開放又は閉鎖する画像
    形成装置において、 前記付勢部材としてねじりコイルばねを用いたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ねじりコイルばねのコイル部を、前
    記第2の開閉体の回動中心とは異なる画像形成装置本体
    部分に支持した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の開閉体が開閉体本体と、これ
    に固定された保持部材とを有し、該保持部材が、画像形
    成装置本体の本体フレームに固定された取付ブラケット
    に回動可能に枢着され、前記ねじりコイルばねの各端部
    が前記保持部材と取付ブラケットに係止されており、前
    記取付ブラケットを本体フレームに固定する前に、該取
    付ブラケットと、これに枢着された保持部材と、ねじり
    コイルばねと、保持部材に固定された開閉体本体とがユ
    ニットとして組付けられている請求項1又は2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 第2の開閉体を開位置に回動させたと
    き、画像形成装置本体内の画像形成要素の動作を停止さ
    せるインターロックスイッチを画像形成装置本体に設
    け、該インターロックスイッチが第2の開閉体の回動開
    閉動作によって作動するように、当該インターロックス
    イッチの位置を設定した請求項1乃至3のいずれかに記
    載の画像形成装置。
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