JP2004188954A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の副走査方向の送り距離が大距離の場合でも精度良く記録媒体を移動させることのできるインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】複数のノズルから記録媒体Pに向けてインク滴を吐出する記録ヘッドHと、前記記録ヘッドHを主走査方向に沿って移動させる記録ヘッド移動手段と、前記記録媒体Pを副走査方向に沿って移動させる記録媒体移動手段と、前記記録ヘッドHを前記記録ヘッド移動手段によって移動させる過程で、少なくともいずれか一つのノズルからインク滴を吐出して前記記録媒体Pに所定のマークMを記録するマーク記録手段と、前記記録媒体Pに対して一定の距離をもって配置されると共に前記記録ヘッド移動手段によって記録ヘッドHと共に移動され、前記マーク記録手段により記録されたマークMを検出するマーク検出手段16とを有し、前記記録媒体移動手段による記録媒体Pの移動量を、前記マーク検出手段16が検出信号を検出した位置を基準として決定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは、記録媒体を副走査方向に移動させる際の送り精度を向上させたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体上にインク滴を噴射して所望の画像を記録するインクジェット記録装置では、インク滴を噴射する記録ヘッドを記録媒体上で主走査方向に移動させ、1ライン記録する毎に記録媒体を主走査方向と直交する副走査方向に移動させる動作を繰り返す。
【0003】
従来、記録媒体の副走査方向への移動は、ステッピングモータによる間歇的な送り動作により行われるものや、ロータリーエンコーダを備えたDCモータを使用するものが一般的である。前者の場合、記録ヘッドが主走査方向に沿って1ライン記録する毎に、予め決定されたパルス数をステッピングモータに加え、そのときのステップ数を送り距離として、記録媒体を副走査方向に所定量移動させるようにしている(特許文献1)。また、後者の場合、記録媒体を副走査方向に送り移動する際の移動量をロータリーエンコーダのパルス数として読み取り、所定の送り量が得られるパルス数をカウントして制御するようにしている(特許文献2)。
【0004】
更に、記録媒体を副走査方向に移動させるための送りローラの回転軸上にロータリーエンコーダを配置し、このパルス数をカウントすることにより送り量を制御するものもある(特許文献3)。
【0005】
【特許文献1】特開平11−334160号公報
【特許文献2】特開昭59−171664号公報
【特許文献3】特開平4−19149号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、高画質の画像を高速で記録するため、記録ヘッドのノズル数が増え、記録ヘッドのノズル列に沿う長さが長くなるに従い、記録媒体の副走査方向の送り量も長くなり、これに伴って、送り精度の改善が必須となってきている。例えば従来、画像の記録方法として、画像をブロック毎に印画することにより、バンディングの発生のない高品質の画像を得る方法が研究されているが、このような記録方法は記録媒体を副走査方向に一度に大距離の送り距離で移動させなくてはならず、飛躍的に送り精度の向上が求められるため、実際的にはこのような方法での印画は行われていないのが実情である。
【0007】
これは、インクジェット記録装置では、上記したように、記録媒体の送り量を、記録媒体の送りローラを回転駆動させるステッピングモータのパルス数や、ロータリーエンコーダのパルス数をカウントすることにより間接的に把握しているにすぎないため、実際の記録媒体の送り量との間に誤差が生じ、この誤差が原因で、特にブロック間に白スジが発生すること等によって画像品質を劣化させるためである。
【0008】
即ち、パルス数のカウントにより把握される記録媒体の送り量は、ステッピングモータにしろ、ロータリーエンコーダを使用したDCサーボモータにしろ、送りローラの径や、送りローラの軸心位置の誤差、また、記録媒体の厚みの差、送りローラと記録媒体との間の滑り等の多くの要因により、真の記録媒体の送り量を表しておらず、これが実際の記録媒体の送り量との間に誤差を生じ、白スジ等を発生させる原因となる。このような問題は、送りローラの回転軸上にロータリーエンコーダを装着した場合、改善傾向にはあるが、送り量の増大に対して十分な改善効果は得られていない。
【0009】
そこで、本発明の課題は、記録媒体の副走査方向の送り距離が大距離の場合でも精度良く記録媒体を移動させることのできるインクジェット記録装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
【0012】
請求項1記載の発明は、複数のノズルから記録媒体に向けてインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを主走査方向に沿って移動させる記録ヘッド移動手段と、前記記録媒体を副走査方向に沿って移動させる記録媒体移動手段と、前記記録ヘッドを前記記録ヘッド移動手段によって移動させる過程で、少なくともいずれか一つのノズルからインク滴を吐出して前記記録媒体に所定のマークを記録するマーク記録手段と、前記記録媒体に対して一定の距離をもって配置されると共に前記記録ヘッド移動手段によって記録ヘッドと共に移動され、前記マーク記録手段により記録されたマークを検出するマーク検出手段とを有し、前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を、前記マーク検出手段が検出信号を検出した位置を基準として決定するようにしたことを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0013】
請求項2記載の発明は、前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によってマークが検出される近傍までは高速で移動させ、マーク近傍からは低速で移動させることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置である。
【0014】
請求項3記載の発明は、記録媒体の移動量を記憶する記憶手段を有し、前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によりマークが正常に検出されなかった場合、前記記憶手段に記憶された前回までの移動量に基づいて記録媒体を移動させることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置である。
【0015】
請求項4記載の発明は、前記マーク検出手段がマークを検出するまでの前記記録媒体の副走査方向の移動距離は、本来副走査方向に移動すべき移動量よりも少ないことを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置である。
【0016】
請求項5記載の発明は、記録媒体の移動量を検出する移動量検出手段を有し、前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段が検出信号を検出した位置を基準として前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を決定する場合と、前記移動量検出手段からの検出信号のみに基づいて前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を決定する場合とを切り替える切り替え手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0017】
請求項6記載の発明は、前記マーク検出手段は、記録媒体の有無を検出する記録媒体検出手段及び/又は記録媒体に対する記録ヘッドの双方向の位置合わせを行う双方向位置検出手段を兼用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0018】
請求項7記載の発明は、前記マーク記録手段は、複数の異なるノズルからインク滴を吐出して前記記録媒体に複数のマークを一度に記録すると共に、前記マーク検出手段は、前記複数の各マークを検出し、前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によって検出された各マークの位置から、前記記録ヘッドのノズルピッチから算出される距離間隔からの検出誤差が最小となる位置を算出推定し、該算出推定された位置を基準位置として移動量を決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0019】
請求項8記載の発明は、前記マークは、前記記録媒体上の印画領域から外れた部分に記録されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0020】
請求項9記載の発明は、前記マークは、前記記録ヘッドの主走査によって記録される領域よりも記録媒体の搬送方向上流側に記録されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0021】
請求項10記載の発明は、前記記録ヘッドは複数のヘッドからなり、該複数のヘッドのうち、インク滴を吐出することにより前記記録媒体に所定のマークを記録するためのノズルを有するヘッドは、他ヘッドに対して記録媒体の搬送方向上流側に1ノズル間隔分以上ずれて設けられていることを特徴とする請求項9記載のインクジェット記録装置である。
【0022】
請求項11記載の発明は、前記マーク記録手段は、前記マークを記録するノズルに対し、走査方向に沿ってマークを記録するに必要な距離だけデータを1に変更することを特徴とする請求項10記載のインクジェット記録装置である。
【0023】
請求項12記載の発明は、前記マーク記録手段は、前記マークを記録するノズルの近傍のノズルに対し、0フィルすることを特徴とする請求項10又は11記載のインクジェット記録装置である。
【0024】
請求項13記載の発明は、前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し主走査方向に沿って斜めとなるように配置されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0025】
請求項14記載の発明は、前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し略垂直となるように配置されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0026】
請求項15記載の発明は、前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し略垂直となるように配置されると共に、前記発光素子、前記集光レンズ及び前記記録媒体の配置は、前記発光素子の副走査方向のチップサイズをk、前記集光レンズと前記発光素子との間の距離をa、前記集光レンズと前記記録媒体表面との間の距離をb、前記マークの副走査方向に沿うピッチ幅をmとしたとき、k×b<a×mの条件を満たすことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置である。
【0027】
請求項16記載の発明は、前記マークの色は、イエローであることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0028】
請求項17記載の発明は、前記発光素子は青色LEDであり、前記受光素子は青色に感度を有する受光素子であることを特徴とする請求項16記載のインクジェット記録装置である。
【0029】
請求項18記載の発明は、前記マークは、主走査方向に沿った直線状のラインであることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のインクジェット記録装置である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の概要を示す構成図である。図中、Hは記録ヘッドであり、ここでは例えばYMCK4色の各色に対応した4つのヘッドh1〜h4からなるものを示しているが、記録ヘッドHを構成するヘッドの数は特に限定されない。
【0032】
各ヘッドh1〜h4の下面には、多数のノズル(図示せず)が記録ヘッドHの主走査方向と直交する方向に沿って一列に配列されており、インクジェット記録装置本体内に設けられた制御部10により駆動制御されるヘッドドライバ11によって各ヘッドh1〜h4の各ノズルからそれぞれ所定のタイミングでインクを微小液滴状のインク滴として、図1における下方向に吐出制御することで、このノズル面に対向配置される記録媒体P上に所望の画像を記録形成する。
【0033】
記録ヘッドHは、図示しないキャリッジに搭載されており、各ヘッドh1〜h4が一体となって、制御部10によって駆動制御されるモータドライバ12によって主走査モータ13が駆動され、主走査方向に沿って双方向に移動可能とされている。本実施形態では、これら制御部10、モータドライバ12、主走査モータ13によって本発明の記録ヘッド移動手段を構成している。
【0034】
記録媒体Pは、副走査モータ15によって回転駆動される一対の送りローラR1、R2の間に挟持されており、制御部10によって駆動制御されるモータドライバ14によって副走査モータ15が駆動されることで、記録ヘッドHの走査方向と直交する副走査方向(図示左方向)に沿って所定量ずつ間歇的に搬送されるようになっている。本実施形態では、これら制御部10、モータドライバ14、副走査モータ13、送りローラR1、R2によって本発明の記録媒体移動手段を構成している。
【0035】
ここで、本発明に係るインクジェット記録装置では、記録ヘッドHを、上記記録ヘッド移動手段によって主走査方向に沿って移動させる過程で、上記制御部10によりヘッドドライバ11が駆動制御されることにより、少なくともいずれか一つのノズルからインク滴を吐出させて、記録媒体P上に所定のマークMを記録するように制御する。本実施形態では、これら制御部10、ヘッドドライバ11、記録ヘッドHによって本発明のマーク記録手段を構成している。
【0036】
記録媒体Pに記録されるマークMは、記録ヘッドHが主走査方向に移動する過程でインク滴を吐出することによって記録可能であり、また、後述するマーク検出手段によって検出可能なものであればどのような形態のものであってもよいが、ここでは、主走査方向に沿って一定長さ(例えば1.0mm)を有する直線状のライン(線)として記録されるようにしている。マークMをこのようなライン状のマークとすれば、記録ヘッドHを1走査するだけで容易に記録することができ、また、後述するマーク検出手段による検出が正確に行え、これにより記録媒体Pの移動をより精度良く行うことができる。
【0037】
また、本実施形態に示すように複数のヘッドh1〜h4からなる記録ヘッドHの場合、マークMを記録するヘッドは、いずれか一つのヘッド(例えばヘッドh4)であればよく、また、インク滴を吐出するノズルは、その一つのヘッドのうちのいずれか一つのノズルからであればよい。
【0038】
マークMを記録する際の色は、複数色のインクを複数ヘッドを用いて画像記録するものにあっては、Y(イエロー)のインクを用いて記録すると、記録媒体P上においてマークMが目立ちにくくなるために好ましい。また、複数のヘッドから濃淡それぞれのインクを吐出可能としたものでは、淡色のYインクを用いると、より目立ちにくくなるために好ましい。
【0039】
また、マークMを記録する領域は、画像に影響を与えないようにするために、図2に示すように、記録媒体Pの副走査方向に沿う両側部にそれぞれ印画を行わない非印画領域を有する「縁あり画像」を記録する場合には、この記録媒体Pの印画領域から外れた非印画領域にマークMを記録することが好ましい。この場合、両側部の各非印画領域のそれぞれにマークMを記録してもよいが、いずれか一方の非印画領域のみ、具体的には後述するマーク検出手段が設けられる側のみに記録すればよい。
【0040】
図1に示すように、記録ヘッドHの主走査方向に沿ういずれか一方の端部には、本発明のマーク検出手段としての光学式センサ16が設けられている。この光学式センサ16は、図3に示すように、筐体161内に、開口162を通して記録媒体P表面に向けて斜めに検出光を照射する発光素子163と、該検出光を記録媒体Pの表面に集光収束する集光レンズ164と、検出光が記録媒体P表面で反射した反射光を集光収束する集光レンズ165と、該集光レンズ165により集光された検出光を受光する受光素子166とを備えた反射型センサからなり、記録媒体P上に照射された検出光が、移動している記録媒体P上のマークMを通過した時の光量変化を検出することで、このマークMを検出するようになっている。光学式センサ16からの出力信号は、制御部10に入力され、この制御部10においてマークMの検出の有無が判別される。
【0041】
マークMがYインクにより記録されている場合には、この光学式センサ16に使用される発光素子163としては、マークMの検出を良好に行えるように青色LED(波長460nm〜500nm)を用いることが好ましく、また、受光素子166には青色、即ち上記青色LEDが発する波長の光に感度を有する受光素子であることが好ましい。このような受光素子166には一般にフォトセンサが用いられる。
【0042】
このマーク検出手段としての光学式センサ16は、記録媒体Pの有無、即ち記録媒体Pが記録ヘッドHによる記録位置まで搬送されているか否かを検出するための記録媒体検出手段としてのセンサを兼用していることは好ましい態様であり、この記録媒体検出手段としてのセンサを兼用することで、部品点数が削減され、コストの低減化を図ることができる。
【0043】
また、この光学式センサ16は、記録媒体Pに対する記録ヘッドHの双方向の位置合わせを行うための双方向位置検出手段としてのセンサを兼用していることも好ましい態様である。即ち、記録ヘッドHは主走査方向に沿って移動する際に、この光学式センサ16によって記録媒体Pの両側縁の位置を検出することで、記録ヘッドHの双方向の位置合わせを行うが、光学式センサ16をこのためのセンサとして兼用することで、上記同様、部品点数が削減され、コストの低減化を図ることができる。
【0044】
もちろん、光学式センサ16は、上記記録媒体検出手段としてのセンサと上記双方向位置検出手段としてのセンサの両方を兼用していると、更に部品点数の削減を図り得るために好ましい。
【0045】
なお、図3に示す光学式センサ16は、発光素子163から出射されて受光素子166において受光される検出光の光軸L1、L2が、副走査方向に沿って角度θを持って対向するように配置されているが、これに限らず、図7に示すように、記録媒体Pの表面に対して主走査方向に沿って斜めとなるように配置されるようにしてもよい。すなわち、発光素子163と受光素子166は、光軸L1とL2が角度θを持って主走査方向に沿って対向するように配置される。このように検出光の光軸L1、L2が記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向に沿って斜めとなることで、副走査方向に沿う記録媒体P表面の高さ位置の変動の影響を受けにくくなり、受光素子166によって誤差の少ない検出が可能となる。
【0046】
次に、画像記録方式の一例である図4に示すブロック印画方式の説明図を用いて本発明の構成について更に説明する。ここでは説明の便宜上、複数のヘッドh1〜h4を備えた記録ヘッドHのうちの一つのヘッド(図4中ではこれを符号hとする)の動作のみに着目し、記録媒体は図示省略して説明する。
【0047】
図4に示すブロック印画方式は、No.1ノズルからNo.mノズルまでのノズル数mのヘッドhを用いて、各ノズル間の隙間を4パスで埋めていくことで1ブロックを印画する場合の印画方式を例示している。ここではヘッドhを主走査方向に沿う図示右方向への移動(スキャン)時にインク滴を吐出して印画を行うものとして説明しており、図中、特にNo.1ノズルを●(黒丸)で示し、その他のノズルを○(白丸)で表現している。
【0048】
ヘッドhのn回目のスキャン(これをnスキャンと表現する)において、各ノズルからインク滴を吐出してm本のラインを印画した後、続いて同一ヘッドhによりn+1スキャンを行うべく、記録媒体移動手段の動作によって記録媒体を副走査方向に所定量移動させる。図4では説明の便宜上、この記録媒体の移動をヘッドhのnスキャン目の位置からn+1スキャン目の位置への図示右下方向への移動によって表現している。
【0049】
この印画方式では、n+1スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、nスキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+2スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+1スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+3スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+2スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動され、n+4スキャン目では、ヘッドhのNo.1ノズルにより印画されるラインは、n+3スキャン目のNo.2ノズルによって印画されたラインに隣接するように記録媒体が移動される。ここで、例えばnスキャンからn+1スキャンへの移動時に、No.1ノズルにより印画されるラインをnスキャン時のNo.2ノズルにより印画されたラインに隣接するようにしているのは、4パスによって印画される隣接する4本のラインが、同一のノズルから吐出されるインク滴によって印画されないようにし、ヘッドhのノズルから吐出されるインク滴の着弾ずれによる誤差等にばらつきを持たせるためである。
【0050】
以上4回の動作(4パス)によって、nスキャン目に印画されたライン間の隙間はすべて埋められ、これにより1ブロックの印画が終了する。この4パス動作時の記録媒体の移動は、比較的短い小距離の移動であるが、4パスによって1ブロックの印画が終了すると、次に2ブロック目の印画を上記同様の動作によって行うために、記録媒体を、図示するようにヘッドhによるn+4スキャン目の位置まで移動させる。このときの移動は比較的長い大距離の移動となる。
【0051】
例えば、ヘッドhのノズル数を128個、ノズル間隔を140μmとすると、上記のように4パス動作を行う場合、そのうちの3回の記録媒体の移動は、140+140/4=175μmとなる小距離の移動となり、4回目毎に、(128−4)×140+140/4=17395μmとなる大距離の移動となる。
【0052】
従来ではこの大距離移動時に、送り誤差によってブロック間に白スジが発生する等の画像品質の劣化が見られたが、本発明では、印画中に、いずれか一つのノズルから上記した通りマークMを記録媒体上に記録しておき、以下の動作によって記録媒体を精度良く移動させるようにしている。なお、マークMの記録は、大距離移動の前、例えば上記ブロック印画の場合には1ブロック印画中に、少なくとも1つ記録されればよく、また、特定のノズルから特定のタイミングで記録されるようにすれば、印画中のいずれのタイミングで行うようにしてもよい。図4では、1ブロック印画中の最初のスキャン時に、ヘッドhにおける副走査方向に沿う最も後端側に位置するNo.mノズルから主走査方向に沿って一定長さを有するライン状のマークMを非印画領域に記録した場合を示している。
【0053】
図5は、記録媒体の大距離移動時、例えばヘッドhによる1ブロック印画時の最終のn+3スキャン目から次のブロック印画時の最初のn+4スキャン目への制御動作を示すフローチャートである。このフローチャート及び図1、図4を参照しつつ制御動作を説明する。
【0054】
4パスによる1ブロックの印画が終了すると、制御部10はモータドライバ14を駆動制御して副走査モータ15を高速で駆動させ、マークMが記録された位置が記録ヘッドHに設けられている光学式センサ16の近傍まで来るように、記録媒体Pを副走査方向に沿って高速で移動させる(S1)。
【0055】
本実施形態では、図1に示すように、送りローラR1又はR2に記録媒体Pの移動量を検出するための移動量検出手段としてのエンコーダ17が設けられている。マークMが特定のノズルから特定のタイミングで記録されるようにすれば、そのおおよその位置は予め判っているため、記録媒体Pを移動する際のエンコーダ17のパルス数をカウントすることにより、マークMが光学式センサ16によって検出される近傍まで近づいたかどうかを検知することができる。
【0056】
制御部10は、エンコーダ17のパルス数のカウントにより、マークMが光学式センサ16によって検出される近傍まで記録媒体Pが移動したことを検知すると(S2)、光学式センサ16によってマークMを正確に検出するために、今度は副走査モータ15の駆動を低速に切り替え、記録媒体Pを低速で移動させる(S3)。このようにマークMが検出される近傍までは記録媒体Pを高速で移動させ、検出近傍まで来たときに低速で移動させるようにすることは、マークMを正確に検出可能としながらも移動時間を短縮でき、これにより記録時間の短縮化を図ることができるために好ましい態様である。
【0057】
記録媒体Pの移動時は、記録ヘッドHは光学式センサ16から出射される検出光が記録媒体P(ここでは記録媒体Pの非印画領域)に記録されたマークM上を通過する位置に待機しており、やがて、このマークMが光学式センサ16により検出され、検出信号が制御部10に送られる(S4)。
【0058】
このマークMが検出された時点で、制御部10はエンコーダ17のカウント値からこのマークMの位置を検知すると共に、それまでエンコーダ17のパルス数をカウントしていたカウント数をリセットする(S5)。なお、このカウント数は図1に示すように制御部10から記憶部18に記憶される。
【0059】
次いで制御部10は、このマークMの検出信号の検出位置を、記録媒体Pを大距離移動させる際の基準位置とする。即ち、制御部10は、更にモータドライバ14を駆動制御して副走査モータ15を駆動させることにより記録媒体Pを副走査方向に移動させ、上記検出位置から新たにエンコーダ17のパルス数のカウントを開始する。マークMは特定のノズルから特定のタイミング(図4ではヘッドhのNo.mノズルから1ブロックの最初のスキャン時)で記録されるため、このマークMの検出位置から記録媒体Pを何カウント移動させれば、次のブロックを印画する際の最初のスキャン(図4のn+4スキャン目)を行うべき適正な位置まで移動するかが判る。
【0060】
制御部10には、この適正位置までのカウント数(指定カウント数)が記憶されており、ここで制御部10は、エンコーダ17のパルス数をカウントすることにより、マークMの検出位置から記録媒体Pを指定カウント数移動させる(S6)。光学式センサ16から実際に記録媒体P上に記録されたマークMを検出した位置までの距離は、一度調整されてしまえば、光学式センサ16とマークMの記録位置で固定されているため、周囲の環境や送りローラR1、R2等の機構的誤差によらず一定である。従って、記録媒体Pを副走査方向に、ヘッド長に近い大距離移動させる場合でも、少量の移動誤差しか生じないことになり、大距離の移動に対し、飛躍的に送り誤差を低減することができるようになる。これにより記録ヘッドHにより次のブロックの印画を開始しても、先に印画されたブロックとの間に白スジ等の発生なく印画を行うことができる。
【0061】
なお、マークMを検出すべき位置まで記録媒体Pを移動させたにもかかわらず、何らかの理由により記録媒体P上にマークMが記録されなかったり、記録されたマークが消えてしまった等によって、上記ステップS4において光学式センサ16によりマークMが正常に検出されなかった場合、制御部10は前回までの移動量に基づいて記録媒体Pを移動させるようにしている。即ち、記憶部18には、前述したように、前回マークMを検出するまでのエンコーダ17のカウント数が記憶されているため、この記憶されているカウント数と上記指定カウント数とから前回の記録媒体Pの大距離移動時の移動量が判る。従って、制御部10は、マークMが正常に検出されなかった場合でも、前回までの移動量に基づいてモータドライバ14及び副走査モータ15を駆動制御することにより、大きな誤差を生じることなく記録媒体Pを移動させることができる。
【0062】
また、光学式センサ16が記録媒体P上に記録されているマークMを検出するまでの記録媒体Pの副走査方向の移動距離は、本来副走査方向に移動すべき移動量、即ち、上述したブロック印画の場合、次のブロックの印画を行うために大距離移動させる際の移動量よりも少ないことが好ましい。これにより、記録媒体P上に記録されているマークMを光学式センサ16によって検出する際に、マークMを副走査方向に沿う一方向から行うことになるため、検出精度の向上を図ることができる。
【0063】
以上の説明では、記録媒体Pを副走査方向に大距離移動させる際に、記録媒体P上に記録されたマークMを光学式センサ16によって検出し、この検出信号の検出位置を基準にして記録媒体移動手段による記録媒体Pの移動量を決定するようにしているが、記録媒体Pを副走査方向に移動させる際の図1に示すエンコーダ17からのパルス数をカウントすることによって、このカウント数のみに基づいて記録媒体移動手段による記録媒体Pの移動量を決定する場合とを適宜切り替え可能とすることも好ましい。
【0064】
この場合、制御部10において、記録媒体移動手段による記録媒体Pの移動量を決定する方法として上記いずれかの場合に切り替える切り替え手段を設けておき、例えば、高画質記録でスジムラを最小に抑えたい場合には、記録媒体P上に記録されたマークMを検出した検出信号の検出位置を基準として移動量を決定し、高速記録で画質より印画時間を優先したい場合には、エンコーダ17からのパルスのカウント数のみに基づいて移動量を決定するようにすれば、前者の場合には送り精度の良い記録媒体Pの移動を行うことができ、後者の場合には記録媒体Pの移動時間を短縮して速度向上を図ることができる効果がある。
【0065】
また、記録媒体P上に記録されるマークMは、複数の異なるノズルからインク滴を吐出することにより、記録媒体P上に複数のマークMを一度に記録するようにすることも好ましい。通常、記録ヘッドのノズルは、各ノズルから真っ直ぐにインク滴が吐出することを前提として、設計段階においてそのノズルピッチが一定間隔となるように設定されているが、実際に製造される記録ヘッドは、ノズル毎の形状のばらつきやノズル毎のインク吐出速度、吐出角度のばらつき等の発生によって、記録媒体上に着弾するインク滴が正規の位置からずれている場合があり、このような着弾位置のずれを生じているノズルから吐出されたインク滴によりマークMを記録し、この検出位置を基準として記録媒体を大距離移動させた場合、誤差を生ずるおそれがある。複数の異なるノズルから記録媒体P上に複数のマークMを一度に記録することで、ノズル毎に発生しているずれによる誤差の発生を抑制することができ、送り精度のより一層の向上を図ることができる。
【0066】
この態様について図6を用いて更に説明する。図6は、隣接する5つのノズルからインク滴を一度に吐出することにより、5つのライン状のマークM1〜M5を記録した場合を示している。これにより記録されるマークM1〜M5は、本来、隣接する5つのノズルピッチの設計値となるはずである。図6において、このノズルピッチの設計値から算出された正規に5本のマークが記録されるべき想定位置を実線で示す。想定位置はノズルピッチが等間隔の距離で並んでいる。しかし、実際のマークM1〜M5は、ノズル毎のインク滴の着弾位置のずれの発生により、図示するように互いの距離間隔が異なっている。なお、実線で示す上記想定位置は、あくまで図1に示す制御部10内での処理であり、現実に記録媒体P上に表示されるものではない。
【0067】
図1に示すように記録ヘッドHに設けられた光学式センサ16は、記録媒体Pの副走査方向の移動により、記録媒体P上に記録されたマークM1〜M5の位置を順に検出する。図6において、この光学式センサ16によってマークM1〜M5が検出された検出位置を1点鎖線で示す。
【0068】
ここで、図1に示す制御部10は、上記想定位置と検出位置との間の誤差G1〜G5を検出する。この誤差G1〜G5は、副走査方向に沿う上記想定位置に対する位置によって正又は負の誤差量として検出される。例えば、図6において誤差G1、G2、G5は正の誤差量を持ち、誤差G3、G4は負の誤差量を持っていると見ることができる。
【0069】
次いで制御部10は、上記誤差G1〜G5の和を算出し、この値が最小となる上記想定位置の位置を推定する。これにより、上記ノズルピッチから算出される距離間隔である想定位置からの上記検出位置の検出誤差が最小となる位置が割り出される。そして、制御部10は、この算出推定された想定位置を基準として記録媒体Pの移動量を決定し、モータドライバ14を駆動制御して副走査モータ15を駆動させ、記録媒体Pを移動させる。これにより、記録ヘッドのノズル毎のばらつきに起因するマークMの検出位置の誤差を最小に抑えることができ、記録媒体Pを送り精度良く移動させることが可能となる。
【0070】
以上の説明では、マークMは、図2に示したように、記録媒体P上の印画領域から外れた非印画領域に記録されるようにしたが、記録媒体Pの幅一杯にまで画像記録が行われる「縁なし画像」を形成する場合には、記録媒体Pの全面が印画領域となるため、非印画領域にマークMを記録してこれを検出する上記態様は利用できない。このため、「縁なし画像」を形成する場合には、このマークMは、記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも、記録媒体Pの搬送方向上流側に記録されることが好ましい。
【0071】
記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも記録媒体Pの搬送方向上流側は、記録ヘッドHによって未だ記録が行われていない領域であり、この領域にマークMが記録されれば、その後、記録媒体Pが副走査方向に搬送されることによって、光学式センサ16がマークM上を通過する際に、このマークMを検出することが可能である。しかも、その後、記録ヘッドHの主走査によって画像が記録されることにより、上記マークMを画像中に埋めてしまい、画像中において視認しづらくすることができる。
【0072】
マークMを記録ヘッドHの主走査によって記録される領域よりも記録媒体Pの搬送方向上流側に記録する場合に好ましい記録ヘッドHの構成について、図8を用いて説明する。なお、図1と同一符号は同一構成を示し、ここでの説明は省略する。
【0073】
図8に示すように、4つのヘッドh1〜h4からなる記録ヘッドHのうち、インク滴を吐出することにより記録媒体PにマークMを記録するためのノズルを有するヘッド(ここではヘッドh4とするが、特に問わない。)は、他のヘッドh1〜h3に対して、記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)の上流側に所定量(D)ずれて設けられている。このずれ量Dは、多くなると書き出し書き終わりでのオーバーヘッドが多くなり、印画時間に悪影響を与えるため、マークMを記録するためのヘッドh1の1ノズル間隔分以上であり、好ましくは1ノズル間隔分以上N/5ノズル間隔分以下とすることである。但し、Nは1ヘッド当たりのノズル数とする。
【0074】
このように記録ヘッドHのうちのマークMを記録するためのノズルを有するヘッドh4が、他のヘッドh1〜h3に対して記録媒体Pの搬送方向上流側に1ノズル分以上ずれて設けられていることにより、このヘッドh4によって、記録媒体Pの搬送方向上流側に、そのずれ量D分だけ先行的にマークMが記録される。このように先行的にマークMが記録される領域は、記録媒体P上において未だ記録が行われていない領域であるため、記録媒体Pが副走査方向に搬送されることで、光学式センサ16によって検出が可能となる。そして、その後、記録ヘッドHが主走査されることによって、記録媒体P上に記録されたマークMは画像中に埋められることになる。
【0075】
このようにしてマークMが記録される領域は、「縁なし画像」の印画領域内であるため、その後の記録ヘッドHの主走査によって画像中に埋められるとはいえ、画像への影響を極力少なくする意味でも、マークMは光学式センサ16によって検出するに足る十分小さなエリアに記録されるべきである。このように十分小さなエリアにマークMを記録するには、マークMを記録するためのノズルに対応するデータを、主走査方向に沿ってマークMを記録するに必要な距離だけ1(=インク吐出on)に変更制御することが好ましい。特に、この「縁なし画像」を記録する場合に用いられるマークMは、1つのノズルからのインク吐出のみで形成される直線状のライン1本によって形成されることが、十分小さなエリアに記録可能であることからより好ましいものとなる。
【0076】
また、マークMが画像から明確に区別されて記録されることで、光学式センサ16による検出を確実に行えるようにするため、該マークMを記録するノズルの近傍のノズルに対し、0フィル(=インク吐出off)するように制御することが好ましい。
【0077】
前述したように、送り精度を確保する目的でマークMを複数記録した場合には、光学式センサ16による検出光のスポット径は、各マークMの副走査方向に沿う間隔よりも小さくし、マークMを記録するノズルに対応するデータを、主走査方向に沿ってマークMを記録するに必要な距離だけ1(=インク吐出on)に変更制御することが好ましい。これにより、マークMは十分小さなエリアに記録されると共に、複数のマークMの各々を検出光によって確実に検出することが可能となる。
【0078】
これらノズルの制御は、制御部10(図1に示す)によって行われる。
【0079】
ところで、反射型センサからなる光学式センサ16では、発光素子163から出射された検出光は、集光レンズ164を通って、図3に示すように記録媒体Pの表面に対して斜めに入射し、その反射光が集光レンズ165を通って受光素子166において受光されるため、発光素子163から記録媒体Pに向けて出射された検出光の光軸L1と記録媒体Pから受光素子166に向けて反射された検出光の光軸L2とは角度θを持って対向している。この場合、記録媒体P上にインクが載ることでコックリングが起きたり、皺がよったり、記録媒体Pとその裏面側に配置されるプラテンとの間に空気が入って記録媒体Pが記録ヘッドH側へ浮き上がったりする等の様々な要因によって、記録媒体Pの表面が波打ったような状態であると、記録媒体P表面で反射した検出光が受光素子166によって適正に受光されず、検出誤差を発生させる原因となる。
【0080】
このような原因によって記録媒体P表面の高さの変動が生じた場合でも、正確なマークMの検出を行うことができる点でより好ましい光学式センサ16について説明する。
【0081】
このような光学式センサ16は、検出光の光軸L1、L2が、記録媒体Pの表面に対して略垂直となるように配置されることである。検出光の光軸L1、L2が記録媒体Pの表面に対して略垂直となることで、記録媒体Pの表面の高さに変動が生じても、副走査方向の検出光の受光位置に大きな変動を生じることがなく、検出精度に大きな影響を及ぼすことがないため、正確なマークMの検出が可能となる。
【0082】
ここで略垂直とは、発光素子から記録媒体Pの表面に向けて出射された検出光の光軸L1と、記録媒体Pの表面から受光素子に向けて反射した検出光の光軸L2とのなす角度θが±10°の範囲にあることをいう。
【0083】
かかる光学式センサ16の構成について、図9〜図11に基づいて説明する。
【0084】
図9は、発光素子163と受光素子166とを近接させて記録媒体Pの表面に対してほぼ平行となるように並設している。発光素子163から出射された検出光は、集光レンズ164Aを通って記録媒体Pの表面に対して略垂直に入射される。集光レンズ164Aの手前(発光素子163及び受光素子166の配設側)にはウェッジレンズ167が配設されており、発光素子163から集光レンズ164Aを通って記録媒体Pの表面に向けて照射される検出光を一部規制している。これにより、記録媒体Pの表面で略垂直方向に反射した反射光は、同じく集光レンズ164Aを通過した後、ウェッジレンズ167を通過して、発光素子163と並設されている受光素子166に入射して受光される。
【0085】
図10は、図9におけるウェッジレンズ167の代わりにプリズム168を用いた例を示している。この場合、発光素子163から集光レンズ164Aを通って記録媒体Pの表面に向けて略垂直に照射される検出光は、プリズム168によって一部規制され、記録媒体Pの表面で略垂直方向に反射した反射光は、同じく集光レンズ164Aを通過した後、プリズム168を通過して、発光素子163と並設されている受光素子166に入射して受光される。
【0086】
ここでは受光素子166と発光素子163とを並設しているが、この態様によれば、プリズム168の構成によって反射光の取り出し位置を自由に設定できる利点があり、受光素子166の配置の自由度を向上させることができる。
【0087】
図11(a)は、発光素子163と受光素子166とで共通の集光レンズ164Bを用いているが、この集光レンズ164Bは、図11(b)に示すように、発光素子163からの入射光を記録媒体Pの表面に集光収束する領域164Bと、記録媒体Pからの反射光を受光素子166に向けて集光収束する領域164Bとに分割形成されている。図11(b)は集光レンズ164Bの平面図である。
【0088】
従って、発光素子163から出射された検出光は、集光レンズ164Bの領域164Bによって記録媒体Pの表面に略垂直に集光収束されて照射される。そして、記録媒体Pの表面から略垂直方向に反射した反射光は、集光レンズ164Bの領域164Bによって、発光素子163に並設された受光素子166に向けて集光収束される。
【0089】
この態様によれば、集光レンズ164Bを1枚用いるだけで、発光素子163から記録媒体Pへ照射される検出光の光軸を記録媒体Pに対して略垂直となるように配置させることができるため、光学式センサ16の構成を簡略化することができる。
【0090】
このように、検出光の光軸L1、L2が記録媒体Pの表面に対して略垂直となるように配置される光学式センサ16をマーク検出手段として用いた場合において、前述したように、複数の異なるノズルからインク滴を吐出することにより、記録媒体P上に複数のマークMを一度に記録するようにする場合には、発光素子163、集光レンズ164A、164B及び記録媒体Pの配置は、発光素子163の副走査方向のチップサイズをk、集光レンズ164A、164Bと発光素子163との間の距離をa、集光レンズ164A、164Bと記録媒体P表面との間の距離をb、マークMの副走査方向に沿うピッチ幅をmとしたとき(図9〜図11参照)、k×b<a×mの条件を満たすことが好ましい。
【0091】
上記条件を満たすことで、検出光のスポット径は、マークMの副走査方向に沿うピッチ幅よりも小さくなり、検出すべき複数のマークMの間において検出光の信号レベルを十分に落とすことができる。従って、マークMの検出部分とマークM間での非検出部分とを明確に識別可能となり、複数のマークMの検出を正確に行うことができるようになる。
【0092】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、記録媒体の副走査方向の送り距離が大距離の場合でも精度良く記録媒体を移動させることのできるインクジェット記録装置を提供することができる。
【0093】
請求項2記載の発明によれば、マークが検出される近傍までは記録媒体を高速で移動させ、検出近傍まで来たときに低速で移動させることで、マークを正確に検出可能としながらも移動時間を短縮でき、これにより記録時間の短縮化を図ることができる。
【0094】
請求項3記載の発明によれば、マークが検出されなかった場合でも、前回の移動量に基づいて記録媒体を移動させることにより、大きな誤差を生じることなく記録媒体の移動が可能となる。
【0095】
請求項4記載の発明によれば、記録媒体上に記録されているマークを検出する際に、マークを副走査方向に沿う一方向から行うことになるため、検出精度の向上を図ることができる。
【0096】
請求項5記載の発明によれば、使用状況に応じて、記録媒体を送り精度良く移動させる場合と、記録媒体の移動時間を短縮して速度向上を図る場合とを選択することができ、使い勝手の良いインクジェット記録装置とすることができる。
【0097】
請求項6記載の発明によれば、部品点数を削減し、コストの低減化を図ることができる。
【0098】
請求項7記載の発明によれば、記録ヘッドのノズル毎のばらつきに起因するマークの検出位置の誤差を最小に抑えることができ、記録媒体を送り精度良く移動させることが可能となる。
【0099】
請求項8記載の発明によれば、記録媒体上に記録されたマークが画像に影響を与えないようにすることができる。
【0100】
請求項9記載の発明によれば、記録媒体の全幅一杯に画像が記録される縁なし画像を記録する場合でも、記録媒体上のマークを検出することが可能となる。
【0101】
請求項10記載の発明によれば、記録媒体の全幅一杯に画像が記録される縁なし画像を記録する場合でも、記録媒体上の未印画領域にマークを記録することができる。
【0102】
請求項11記載の発明によれば、マークをマーク検出手段によって検出するに足る十分小さなエリアに記録することができ、マークの画像への影響を極力少なくすることができる。
【0103】
請求項12記載の発明によれば、マークが画像から明確に区別されて記録されることで、マーク検出手段による検出が確実に行えるようになる。
【0104】
請求項13記載の発明によれば、記録媒体の表面の高さ位置の変動による影響を受けにくくなり、誤差の少ないマークの検出を行うことができる。
【0105】
請求項14記載の発明によれば、記録媒体の表面の高さ位置の変動があっても検出光の受光位置に大きな変動を生じることがなく、マークの検出精度に大きな影響を及ぼすことがないため、正確なマークの検出が可能となる。
【0106】
請求項15記載の発明によれば、検出光のスポット径は、マークの副走査方向に沿うピッチ幅よりも小さくなり、検出すべき複数のマークの間において検出光の信号レベルを十分に落とすことができ、マークの検出部分とマーク間での非検出部分とを明確に識別可能となり、複数のマークの検出を正確に行うことができるようになる。
【0107】
請求項16記載の発明によれば、記録媒体上に記録されたマークを目立ちにくくすることができる。
【0108】
請求項17記載の発明によれば、目立ちにくいYインクによるマークでも、容易に検出可能となる。
【0109】
請求項18記載の発明によれば、記録ヘッドを1走査するだけで容易に記録することができ、また、マーク検出手段による検出が正確に行えることにより、記録媒体の移動をより精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の概要を示す構成図
【図2】記録媒体上のマークの記録位置を示す図
【図3】マーク検出手段の構造を示す図
【図4】ブロック印画の一例を説明する説明図
【図5】記録媒体の移動時の制御動作を示すフローチャート
【図6】複数のマークを記録した場合の動作を説明する説明図
【図7】副走査方向から見た光学式センサの光軸の配置構成を示す図
【図8】本発明に係るインクジェット記録装置の他の実施形態を示す構成図
【図9】光学式センサの他の態様を示す図
【図10】光学式センサの他の態様を示す図
【図11】(a)は光学式センサの他の態様を示す図、(b)はその集光レンズを示す平面図
【符号の説明】
H:記録ヘッド
h1〜h4:ヘッド
P:記録媒体
M、M1〜M5:マーク
R1、R2:送りローラ
10:制御部
11:ヘッドドライバ
12:モータドライバ
13:主走査モータ
14:モータドライバ
15:副走査モータ
16:光学式センサ
17:エンコーダ
18:記憶部

Claims (18)

  1. 複数のノズルから記録媒体に向けてインク滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを主走査方向に沿って移動させる記録ヘッド移動手段と、
    前記記録媒体を副走査方向に沿って移動させる記録媒体移動手段と、
    前記記録ヘッドを前記記録ヘッド移動手段によって移動させる過程で、少なくともいずれか一つのノズルからインク滴を吐出して前記記録媒体に所定のマークを記録するマーク記録手段と、
    前記記録媒体に対して一定の距離をもって配置されると共に前記記録ヘッド移動手段によって記録ヘッドと共に移動され、前記マーク記録手段により記録されたマークを検出するマーク検出手段とを有し、
    前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を、前記マーク検出手段が検出信号を検出した位置を基準として決定するようにしたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によってマークが検出される近傍までは高速で移動させ、マーク近傍からは低速で移動させることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 記録媒体の移動量を記憶する記憶手段を有し、
    前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によりマークが正常に検出されなかった場合、前記記憶手段に記憶された前回までの移動量に基づいて記録媒体を移動させることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記マーク検出手段がマークを検出するまでの前記記録媒体の副走査方向の移動距離は、本来副走査方向に移動すべき移動量よりも少ないことを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録装置。
  5. 記録媒体の移動量を検出する移動量検出手段を有し、
    前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段が検出信号を検出した位置を基準として前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を決定する場合と、前記移動量検出手段からの検出信号のみに基づいて前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動量を決定する場合とを切り替える切り替え手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記マーク検出手段は、記録媒体の有無を検出する記録媒体検出手段及び/又は記録媒体に対する記録ヘッドの双方向の位置合わせを行う双方向位置検出手段を兼用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記マーク記録手段は、複数の異なるノズルからインク滴を吐出して前記記録媒体に複数のマークを一度に記録すると共に、
    前記マーク検出手段は、前記複数の各マークを検出し、
    前記記録媒体移動手段は、前記マーク検出手段によって検出された各マークの位置から、前記記録ヘッドのノズルピッチから算出される距離間隔からの検出誤差が最小となる位置を算出推定し、該算出推定された位置を基準位置として移動量を決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記マークは、前記記録媒体上の印画領域から外れた部分に記録されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記マークは、前記記録ヘッドの主走査によって記録される領域よりも記録媒体の搬送方向上流側に記録されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録ヘッドは複数のヘッドからなり、該複数のヘッドのうち、インク滴を吐出することにより前記記録媒体に所定のマークを記録するためのノズルを有するヘッドは、他ヘッドに対して記録媒体の搬送方向上流側に1ノズル間隔分以上ずれて設けられていることを特徴とする請求項9記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記マーク記録手段は、前記マークを記録するノズルに対し、走査方向に沿ってマークを記録するに必要な距離だけデータを1に変更することを特徴とする請求項10記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記マーク記録手段は、前記マークを記録するノズルの近傍のノズルに対し、0フィルすることを特徴とする請求項10又は11記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、
    前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し主走査方向に沿って斜めとなるように配置されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、
    前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し略垂直となるように配置されることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記マーク検出手段は、前記記録媒体に向けて検出光を出射する発光素子と、該発光素子からの検出光を集光収束するための集光レンズと、前記集光レンズにより集光収束された検出光が前記記録媒体表面で反射された反射光を検出するため受光素子とを少なくとも有する反射型センサからなり、
    前記発光素子と前記集光レンズの光軸は、前記記録媒体表面に対し略垂直となるように配置されると共に、
    前記発光素子、前記集光レンズ及び前記記録媒体の配置は、前記発光素子の副走査方向のチップサイズをk、前記集光レンズと前記発光素子との間の距離をa、前記集光レンズと前記記録媒体表面との間の距離をb、前記マークの副走査方向に沿うピッチ幅をmとしたとき、
    k×b<a×m
    の条件を満たすことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記マークの色は、イエローであることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  17. 前記発光素子は青色LEDであり、前記受光素子は青色に感度を有する受光素子であることを特徴とする請求項16記載のインクジェット記録装置。
  18. 前記マークは、主走査方向に沿った直線状のラインであることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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