JP2001018371A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JP2001018371A JP2001018371A JP11189794A JP18979499A JP2001018371A JP 2001018371 A JP2001018371 A JP 2001018371A JP 11189794 A JP11189794 A JP 11189794A JP 18979499 A JP18979499 A JP 18979499A JP 2001018371 A JP2001018371 A JP 2001018371A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- band
- print head
- image
- feed amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 23
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000010076 replication Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J13/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
- B41J13/0009—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
- B41J13/0027—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material in the printing section of automatic paper handling systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/36—Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
- B41J11/42—Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体の送
り量を自動で調整することができるインクジェット記録
装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録装置において、印字
ヘッドの両端部に配置された少なくとも1個のノズルに
よって少なくとも一つのバンドについて2つの調整チャ
ートを形成する手段と、両端部によって印字された同一
バンド内の2つの調整チャートの情報に基づいて印字ヘ
ッドのノズル幅を検出するノズル幅検出手段と、両端部
のうちの何れか一方の端部によって隣合うバンドに印字
された調整チャートの情報に基づいて記録媒体の実際の
送り量を検出する送り量検出手段と、検出したノズル幅
と実際の送り量に基づいて、予め設定されている記録媒
体の1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段と
を具備する。
り量を自動で調整することができるインクジェット記録
装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録装置において、印字
ヘッドの両端部に配置された少なくとも1個のノズルに
よって少なくとも一つのバンドについて2つの調整チャ
ートを形成する手段と、両端部によって印字された同一
バンド内の2つの調整チャートの情報に基づいて印字ヘ
ッドのノズル幅を検出するノズル幅検出手段と、両端部
のうちの何れか一方の端部によって隣合うバンドに印字
された調整チャートの情報に基づいて記録媒体の実際の
送り量を検出する送り量検出手段と、検出したノズル幅
と実際の送り量に基づいて、予め設定されている記録媒
体の1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段と
を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドのノズ
ルからインクを吐出して普通紙やOHP紙等の記録媒体
に画像を形成するインクジェット記録装置に関するもの
である。
ルからインクを吐出して普通紙やOHP紙等の記録媒体
に画像を形成するインクジェット記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションなど
の出力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙等の
記録媒体に画像を形成するインクジェット方式の記録装
置が知られている。このインクジェット方式の記録装置
は、通常、インクを吐出するノズルが形成された印字ヘ
ッドと、この印字ヘッドを搭載して所定方向に往復移動
するキャリッジと、この所定方向に直交する方向(記録
媒体搬送方向)に記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置
とを備えている。
の出力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙等の
記録媒体に画像を形成するインクジェット方式の記録装
置が知られている。このインクジェット方式の記録装置
は、通常、インクを吐出するノズルが形成された印字ヘ
ッドと、この印字ヘッドを搭載して所定方向に往復移動
するキャリッジと、この所定方向に直交する方向(記録
媒体搬送方向)に記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置
とを備えている。
【0003】記録媒体に画像を形成する際は、記録媒体
搬送装置で搬送中の記録媒体を一時的に停止させ、キャ
リッジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報
を担持した画像信号に基づいてノズルからインクを吐出
し、記録媒体のうち、ノズルの出口(インク吐出口)に
向き合う画像形成領域(バンド領域)に位置する部分に
1バンド分の画像を形成する。その後、記録媒体を1バ
ンド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、キャリッジを
上記した所定方向に往復動させながら、画像信号に基づ
いてノズルからインクを吐出し、記録媒体のうち、画像
形成領域(バンド領域)に新たに位置する部分に画像を
形成する。このような動作を繰り返すことにより、記録
媒体上に画像を形成する。
搬送装置で搬送中の記録媒体を一時的に停止させ、キャ
リッジを上記の所定方向に往復動させながら、画像情報
を担持した画像信号に基づいてノズルからインクを吐出
し、記録媒体のうち、ノズルの出口(インク吐出口)に
向き合う画像形成領域(バンド領域)に位置する部分に
1バンド分の画像を形成する。その後、記録媒体を1バ
ンド分の幅だけ搬送して停止させ、再び、キャリッジを
上記した所定方向に往復動させながら、画像信号に基づ
いてノズルからインクを吐出し、記録媒体のうち、画像
形成領域(バンド領域)に新たに位置する部分に画像を
形成する。このような動作を繰り返すことにより、記録
媒体上に画像を形成する。
【0004】上記したインクジェット方式の記録装置な
どのようにインクを吐出する画像形成装置では、印字ヘ
ッドのノズル幅分(1バンド分)の記録を行った後、記
録媒体をノズル幅分搬送して、再びノズル幅分の記録を
行うという動作を繰り返す。ところで、記録媒体搬送装
置は機械加工時あるいは組立時の精度上、所定の公差が
ある。このため、1バンド分の実際の送り量が予め設定
された送り量より大きかったり、小さかったりする。1
バンド分の記録媒体の送り量が大きいとバンドとバンド
のつなぎ目にドットの隙間部分が生じ、小さい場合は、
ドットの重複部分が生ずる。
どのようにインクを吐出する画像形成装置では、印字ヘ
ッドのノズル幅分(1バンド分)の記録を行った後、記
録媒体をノズル幅分搬送して、再びノズル幅分の記録を
行うという動作を繰り返す。ところで、記録媒体搬送装
置は機械加工時あるいは組立時の精度上、所定の公差が
ある。このため、1バンド分の実際の送り量が予め設定
された送り量より大きかったり、小さかったりする。1
バンド分の記録媒体の送り量が大きいとバンドとバンド
のつなぎ目にドットの隙間部分が生じ、小さい場合は、
ドットの重複部分が生ずる。
【0005】また、印字ヘッドのノズル幅も、機械加工
時の公差により、1バンド分の記録媒体の送り量より大
きかったり、小さかったりする。したがって、この場合
も、バンドとバンドのつなぎ目にドットの隙間部分が生
じたり、ドットの重複部分が生じたりする。
時の公差により、1バンド分の記録媒体の送り量より大
きかったり、小さかったりする。したがって、この場合
も、バンドとバンドのつなぎ目にドットの隙間部分が生
じたり、ドットの重複部分が生じたりする。
【0006】このため、従来は印字ヘッドを交換する度
にユーザが調整パターンなどを用いて、記録媒体の送り
量を調整していた。
にユーザが調整パターンなどを用いて、記録媒体の送り
量を調整していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
にとって調整パターンを確認して記録媒体の送り量の調
整を行うのは面倒な作業であり、しかもユーザが正確に
この送り量の調整を行うのは容易でなく、調整不良によ
って画質が悪化する原因となっている。
にとって調整パターンを確認して記録媒体の送り量の調
整を行うのは面倒な作業であり、しかもユーザが正確に
この送り量の調整を行うのは容易でなく、調整不良によ
って画質が悪化する原因となっている。
【0008】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体の送り
量を自動で調整することができるインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
であり、ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体の送り
量を自動で調整することができるインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るインクジェット記録装置は、印字ヘッドを
記録媒体に沿って移動させながら印字ヘッドに配置され
た複数のノズルからインクを吐出して画像を記録し、1
バンド分の記録を終了すると、記録媒体搬送手段によっ
て前記記録媒体を所定量だけ搬送して次の1バンド分の
画像を記録するという動作を繰り返すことによって記録
媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置におい
て、前記印字ヘッドに配置されたノズルのうち両端部に
配置された少なくとも1個のノズルによって少なくとも
一つのバンドについて2つの調整画像を形成する調整画
像形成手段と、前記調整画像形成手段によって印字され
た同一バンド内の2つの調整画像の情報に基づいて前記
印字ヘッドのノズル幅を検出するノズル幅検出手段と、
前記検出した印字ヘッドのノズル幅に基づいて、予め設
定されている記録媒体の1バンド分の送り量に対して補
正を行う補正手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
本発明に係るインクジェット記録装置は、印字ヘッドを
記録媒体に沿って移動させながら印字ヘッドに配置され
た複数のノズルからインクを吐出して画像を記録し、1
バンド分の記録を終了すると、記録媒体搬送手段によっ
て前記記録媒体を所定量だけ搬送して次の1バンド分の
画像を記録するという動作を繰り返すことによって記録
媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置におい
て、前記印字ヘッドに配置されたノズルのうち両端部に
配置された少なくとも1個のノズルによって少なくとも
一つのバンドについて2つの調整画像を形成する調整画
像形成手段と、前記調整画像形成手段によって印字され
た同一バンド内の2つの調整画像の情報に基づいて前記
印字ヘッドのノズル幅を検出するノズル幅検出手段と、
前記検出した印字ヘッドのノズル幅に基づいて、予め設
定されている記録媒体の1バンド分の送り量に対して補
正を行う補正手段とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドの一部のノズル
によって複数のバンドについて各バンド毎に1つの調整
画像を形成する調整画像形成手段と、隣合うバンドに形
成された前記調整画像に基づいて記録媒体の実際の送り
量を検出する送り量検出手段と、前記検出した実際の送
り量に基づいて、予め設定されている記録媒体の1バン
ド分の送り量に対して補正を行う補正手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドの一部のノズル
によって複数のバンドについて各バンド毎に1つの調整
画像を形成する調整画像形成手段と、隣合うバンドに形
成された前記調整画像に基づいて記録媒体の実際の送り
量を検出する送り量検出手段と、前記検出した実際の送
り量に基づいて、予め設定されている記録媒体の1バン
ド分の送り量に対して補正を行う補正手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドに配置されたノ
ズルのうち両端部に配置された少なくとも1個のノズル
によって少なくとも一つのバンドについて2つの調整画
像を形成する調整画像形成手段と、前記調整画像形成手
段によって印字された同一バンド内の2つの調整画像の
情報に基づいて前記印字ヘッドのノズル幅を検出するノ
ズル幅検出手段と、前記調整画像のうちの何れか一方の
調整画像と隣合うバンドに印字された調整画像との情報
に基づいて記録媒体の実際の送り量を検出する送り量検
出手段と、前記検出した印字ヘッドのノズル幅と前記実
際の送り量に基づいて、予め設定されている記録媒体の
1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段とを具
備することを特徴とするものである。
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドに配置されたノ
ズルのうち両端部に配置された少なくとも1個のノズル
によって少なくとも一つのバンドについて2つの調整画
像を形成する調整画像形成手段と、前記調整画像形成手
段によって印字された同一バンド内の2つの調整画像の
情報に基づいて前記印字ヘッドのノズル幅を検出するノ
ズル幅検出手段と、前記調整画像のうちの何れか一方の
調整画像と隣合うバンドに印字された調整画像との情報
に基づいて記録媒体の実際の送り量を検出する送り量検
出手段と、前記検出した印字ヘッドのノズル幅と前記実
際の送り量に基づいて、予め設定されている記録媒体の
1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段とを具
備することを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドに配置されたノ
ズルのうち両端部に配置された少なくとも1個のノズル
によって複数のバンドについて各バンド毎に2つの調整
画像を形成する調整画像形成手段と、前記調整画像形成
手段によって前記記録媒体上に形成された調整画像を検
知して検知信号を発する検知手段と、前記記録媒体搬送
手段によって記録媒体を搬送しながら、前記検知手段に
よって同一バンド内で印字された2つの前記調整画像を
検知し、2つの調整画像間の距離を計測することによ
り、前記印字ヘッドのノズル幅を検出するノズル幅検出
手段と、前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送
しながら、前記検知手段によって検知した、前記両端部
のうちの何れか一方の端部によって隣合うバンドに印字
された調製画像に基づいて1バンド分の実際の送り量を
検出する送り量検出手段と、前記検出した印字ヘッドの
ノズル幅と前記実際の送り量から予め設定された記録媒
体の1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段と
を具備することを特徴とするものである。
置は、印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させながら印
字ヘッドに配置された複数のノズルからインクを吐出し
て画像を記録し、1バンド分の記録を終了すると、記録
媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だけ搬送し
て次の1バンド分の画像を記録するという動作を繰り返
すことによって記録媒体上に画像を形成するインクジェ
ット記録装置において、前記印字ヘッドに配置されたノ
ズルのうち両端部に配置された少なくとも1個のノズル
によって複数のバンドについて各バンド毎に2つの調整
画像を形成する調整画像形成手段と、前記調整画像形成
手段によって前記記録媒体上に形成された調整画像を検
知して検知信号を発する検知手段と、前記記録媒体搬送
手段によって記録媒体を搬送しながら、前記検知手段に
よって同一バンド内で印字された2つの前記調整画像を
検知し、2つの調整画像間の距離を計測することによ
り、前記印字ヘッドのノズル幅を検出するノズル幅検出
手段と、前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送
しながら、前記検知手段によって検知した、前記両端部
のうちの何れか一方の端部によって隣合うバンドに印字
された調製画像に基づいて1バンド分の実際の送り量を
検出する送り量検出手段と、前記検出した印字ヘッドの
ノズル幅と前記実際の送り量から予め設定された記録媒
体の1バンド分の送り量に対して補正を行う補正手段と
を具備することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態の構成] 以下に、本
発明のインクジェット記録装置の一実施形態であるプロ
ッタについて図面を参照して説明する。図1は、本実施
形態であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
発明のインクジェット記録装置の一実施形態であるプロ
ッタについて図面を参照して説明する。図1は、本実施
形態であるプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【0014】プロッタ10は、矢印A方向に搬送される
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の走査レール(ガイドレール)16が掛け渡され
ている。この走査レール16にはモータ(図示せず)と
ベルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交
する方向)に往復動するキャリッジ20がスライド軸受
け(図示せず)を介して取り付けられている。
記録紙12が載置されるプラテン14を備えている。こ
のプラテン14の上方には、プラテン14に対して平行
に2本の走査レール(ガイドレール)16が掛け渡され
ている。この走査レール16にはモータ(図示せず)と
ベルト18によって矢印B,C方向(矢印A方向に直交
する方向)に往復動するキャリッジ20がスライド軸受
け(図示せず)を介して取り付けられている。
【0015】キャリッジ20には、インクを吐出するイ
ンク吐出口(ノズルの出口であり、図示せず)を有する
4つの印字ヘッド22K(ブラック)、22C(シア
ン)、22M(マゼンタ)、22Y(イエロー)が搭載
されている。インク吐出口の前方は、画像が形成される
画像形成領域(バンド領域)23である。記録紙12の
うち画像形成領域(バンド領域)23に位置する部分に
インク吐出口からインクが吐出され、これにより1バン
ド分の画像が形成される。
ンク吐出口(ノズルの出口であり、図示せず)を有する
4つの印字ヘッド22K(ブラック)、22C(シア
ン)、22M(マゼンタ)、22Y(イエロー)が搭載
されている。インク吐出口の前方は、画像が形成される
画像形成領域(バンド領域)23である。記録紙12の
うち画像形成領域(バンド領域)23に位置する部分に
インク吐出口からインクが吐出され、これにより1バン
ド分の画像が形成される。
【0016】キャリッジ20の移動可能な範囲の片隅
の、画像形成領域23から離れた位置には、ノズルから
インクを強制的に吸引し、印字ヘッド22に形成された
インク供給経路やノズルなどをクリーニングして印字ヘ
ッド22のインク吐出状態を初期の吐出状態にする回復
装置30が配置されている。
の、画像形成領域23から離れた位置には、ノズルから
インクを強制的に吸引し、印字ヘッド22に形成された
インク供給経路やノズルなどをクリーニングして印字ヘ
ッド22のインク吐出状態を初期の吐出状態にする回復
装置30が配置されている。
【0017】ロール紙などの記録紙12に画像を形成す
るに当っては、プラテン14に記録紙12を載置し、プ
ラテン14に形成された開口部から外周面の一部を露出
した搬送ローラ24と、記録紙12の両端部を上方から
押えるピンチローラ26とによって記録紙12を挟持し
ながら、搬送モータ(図示せず)によって搬送ローラ2
4を回転させて記録紙12を搬送する。記録紙12の上
方でキャリッジ20を矢印B、C方向に往復動させ、ヘ
ッド制御部4(図2参照)から各印字ヘッド22K、2
2C、22M、22Yに送信された画像情報を担持する
画像信号に基づいてノズルからインクを吐出して、記録
紙12のうち、画像形成領域23に位置する部分に画像
を形成する。画像形成動作中、ノズルなどをクリーニン
グするために、ノズルからインクを吸引することが必要
な状態になると、キャリッジ20を回復装置30の上方
に移動させる。画像を形成し終ると、キャリッジ20に
搭載されたカッター(図示せず)を所定位置まで飛び出
させて記録紙12を所定サイズに裁断する。
るに当っては、プラテン14に記録紙12を載置し、プ
ラテン14に形成された開口部から外周面の一部を露出
した搬送ローラ24と、記録紙12の両端部を上方から
押えるピンチローラ26とによって記録紙12を挟持し
ながら、搬送モータ(図示せず)によって搬送ローラ2
4を回転させて記録紙12を搬送する。記録紙12の上
方でキャリッジ20を矢印B、C方向に往復動させ、ヘ
ッド制御部4(図2参照)から各印字ヘッド22K、2
2C、22M、22Yに送信された画像情報を担持する
画像信号に基づいてノズルからインクを吐出して、記録
紙12のうち、画像形成領域23に位置する部分に画像
を形成する。画像形成動作中、ノズルなどをクリーニン
グするために、ノズルからインクを吸引することが必要
な状態になると、キャリッジ20を回復装置30の上方
に移動させる。画像を形成し終ると、キャリッジ20に
搭載されたカッター(図示せず)を所定位置まで飛び出
させて記録紙12を所定サイズに裁断する。
【0018】回復装置30は、4つの印字ヘッド22
K、22C、22M、22Yの各ノズルの出口それぞれ
を着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K、32
C、32M、32Yを備えている。各キャップ32K、
32C、32M、32Yにはチューブ(図示せず)の一
端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ
(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32
K、32C、32M、32Yはキャップ台32に固定さ
れている。
K、22C、22M、22Yの各ノズルの出口それぞれ
を着脱自在に覆うゴム製の4つのキャップ32K、32
C、32M、32Yを備えている。各キャップ32K、
32C、32M、32Yにはチューブ(図示せず)の一
端が接続されており、このチューブの他端は吸引ポンプ
(図示せず)に接続されている。4つのキャップ32
K、32C、32M、32Yはキャップ台32に固定さ
れている。
【0019】図2は、本実施形態であるプロッタの制御
ブロック図である。本実施形態のプロッタは、装置全体
の制御を司るCPU1と、制御用のプログラムおよび各
種データを不揮発的に格納するROM2と、CPU1の
処理に利用される作業領域やデータの一時記憶領域とし
て利用されるRAM3と、印字ヘッドに画像情報を担持
する画像信号を送出して各ノズルからのインクの吐出を
制御するヘッド制御部4と、記録紙を搬送する用紙搬送
部5と、記録紙に印字された画像を検知するフォトセン
サ6と、CPU1からの指示に基づきフォトセンサ6か
ら送られてくる所定の信号に基づいてクロック数をカウ
ントする計時部7と、操作や各種の設定を行うための操
作部8とを備えている。
ブロック図である。本実施形態のプロッタは、装置全体
の制御を司るCPU1と、制御用のプログラムおよび各
種データを不揮発的に格納するROM2と、CPU1の
処理に利用される作業領域やデータの一時記憶領域とし
て利用されるRAM3と、印字ヘッドに画像情報を担持
する画像信号を送出して各ノズルからのインクの吐出を
制御するヘッド制御部4と、記録紙を搬送する用紙搬送
部5と、記録紙に印字された画像を検知するフォトセン
サ6と、CPU1からの指示に基づきフォトセンサ6か
ら送られてくる所定の信号に基づいてクロック数をカウ
ントする計時部7と、操作や各種の設定を行うための操
作部8とを備えている。
【0020】図3は本実施形態のプロッタが備えるフォ
トセンサの概略図である。本実施形態のフォトセンサ6
は、印字ヘッドが搭載されたキャリッジ20に設けられ
ている。このフォトセンサ6は、発光部100と受光部
101を有する、いわゆる反射型のフォトセンサであ
る。記録紙12上には後述する調整チャートDが印字さ
れている。センサの発光部100により照射された光
は、記録紙によって反射され、受光部101にて受光さ
れる。上記構成において記録紙12を所定のスピードで
搬送しながら、非印字部分、印字部分の反射光量を検出
することによって記録紙12上の調整チャートの位置を
検出する。なお、本フォトセンサ6は、濃度の濃い画像
程、出力電位が高くなるように構成されている。
トセンサの概略図である。本実施形態のフォトセンサ6
は、印字ヘッドが搭載されたキャリッジ20に設けられ
ている。このフォトセンサ6は、発光部100と受光部
101を有する、いわゆる反射型のフォトセンサであ
る。記録紙12上には後述する調整チャートDが印字さ
れている。センサの発光部100により照射された光
は、記録紙によって反射され、受光部101にて受光さ
れる。上記構成において記録紙12を所定のスピードで
搬送しながら、非印字部分、印字部分の反射光量を検出
することによって記録紙12上の調整チャートの位置を
検出する。なお、本フォトセンサ6は、濃度の濃い画像
程、出力電位が高くなるように構成されている。
【0021】図4は、フォトセンサの出力信号を示す図
である。図4の縦軸にはフォトセンサの出力電位を取
り、横軸には時間を取っている。電位E1は、しきい値
電位であり、これより高い部分は印字部分からの信号で
あり、これより低い部分は記録紙の部分からの信号であ
る。T1は白い紙の部分から印字部分に変わる境目の点
であり、T2は印字部分から白い紙の部分に変わる境目
(T2)の点である。T1とT2の間の画像部分が調整チ
ャートである。本実施形態の計時部7は、ASIC(Ap
plication Specific IC)を用いて構成され、T1とT
2の中間点Tsを調整チャートの検知タイミングとして扱
うように回路が設計されている。しかしなから、本発明
は、これに限定されるものではなく、調整チャートの検
知時は、T1又はT2であってもよい。
である。図4の縦軸にはフォトセンサの出力電位を取
り、横軸には時間を取っている。電位E1は、しきい値
電位であり、これより高い部分は印字部分からの信号で
あり、これより低い部分は記録紙の部分からの信号であ
る。T1は白い紙の部分から印字部分に変わる境目の点
であり、T2は印字部分から白い紙の部分に変わる境目
(T2)の点である。T1とT2の間の画像部分が調整チ
ャートである。本実施形態の計時部7は、ASIC(Ap
plication Specific IC)を用いて構成され、T1とT
2の中間点Tsを調整チャートの検知タイミングとして扱
うように回路が設計されている。しかしなから、本発明
は、これに限定されるものではなく、調整チャートの検
知時は、T1又はT2であってもよい。
【0022】CPU1が計時部7にカウントを行う旨の
指示を送ると、計時部7はこの指示に基づき、フォトセ
ンサ6の出力信号を見て、前記の中間点Tsからクロッ
クのカウントを開始し、次の中間点でカウントを終了す
る。カウント結果は、CPU1に送出される。CPU1
は、送られてきたカウント数と記録紙の搬送速度から、
後述する補正を行う。
指示を送ると、計時部7はこの指示に基づき、フォトセ
ンサ6の出力信号を見て、前記の中間点Tsからクロッ
クのカウントを開始し、次の中間点でカウントを終了す
る。カウント結果は、CPU1に送出される。CPU1
は、送られてきたカウント数と記録紙の搬送速度から、
後述する補正を行う。
【0023】[調整チャートの印字] 次に、本実施形
態のプロッタにおける調整チャートの印字について説明
する。図5は本実施形態における調整チャートの一例の
部分拡大図である。本実施形態のプロッタでは、印字ヘ
ッドのノズル幅(実際の画像形成に使用するノズルの
幅)は144ドット分であるが、印字ヘッドには、合計
で154個のノズルが設けられている。本実施形態の調
整チャートを印字するときには、この全ノズルの両端部
に位置する10個のノズルを使用する。したがって、本
実施形態では、調整チャートDの線幅は10ドットで印
字される。また、本実施形態の1バンド(印字ヘッドの
ノズル幅)は144ドット分であるので、予め記録紙の
送り量は144ドット分に設定されている。以下、この
予め設定されている送り量を理論上の送り量とも称す
る。前述したように、印字ヘッド及び用紙搬送部5は公
差を有するために、理論上の送り量で記録紙を搬送した
のでは、バンド間にドットの隙間部分ができたり、重複
部分が生じたりする。このため、送り量を調整して、か
かる隙間部分や重複部分の発生を防止する必要がある。
本実施形態では、この記録紙の送り量の調整(補正)を
自動で行う。なお、図5において、Xは1バンド分の記
録紙の送り量(144ドット分)、Bはバンド、Aは記
録紙の搬送方向である。本実施形態では、同一バンド内
において、全ノズルの両端部に位置するノズルによって
印字された調整チャートD間の距離は、印字ヘッドのノ
ズル幅と一致する。また、両端部の何れか一方の端部に
より印字された調整チャートDのピッチは記録紙の実際
の送り量である。
態のプロッタにおける調整チャートの印字について説明
する。図5は本実施形態における調整チャートの一例の
部分拡大図である。本実施形態のプロッタでは、印字ヘ
ッドのノズル幅(実際の画像形成に使用するノズルの
幅)は144ドット分であるが、印字ヘッドには、合計
で154個のノズルが設けられている。本実施形態の調
整チャートを印字するときには、この全ノズルの両端部
に位置する10個のノズルを使用する。したがって、本
実施形態では、調整チャートDの線幅は10ドットで印
字される。また、本実施形態の1バンド(印字ヘッドの
ノズル幅)は144ドット分であるので、予め記録紙の
送り量は144ドット分に設定されている。以下、この
予め設定されている送り量を理論上の送り量とも称す
る。前述したように、印字ヘッド及び用紙搬送部5は公
差を有するために、理論上の送り量で記録紙を搬送した
のでは、バンド間にドットの隙間部分ができたり、重複
部分が生じたりする。このため、送り量を調整して、か
かる隙間部分や重複部分の発生を防止する必要がある。
本実施形態では、この記録紙の送り量の調整(補正)を
自動で行う。なお、図5において、Xは1バンド分の記
録紙の送り量(144ドット分)、Bはバンド、Aは記
録紙の搬送方向である。本実施形態では、同一バンド内
において、全ノズルの両端部に位置するノズルによって
印字された調整チャートD間の距離は、印字ヘッドのノ
ズル幅と一致する。また、両端部の何れか一方の端部に
より印字された調整チャートDのピッチは記録紙の実際
の送り量である。
【0024】調整チャートは、合計で10バンド分印字
される。第1バンドB1の印字では、調整チャートD1
1、D13の部分の印字を行う。次に、用紙搬送部により
記録紙を1バンド分(144ドット分)搬送して、第2
バンドB2の印字を行う。第2バンドの印字では、調整
チャートD21、D22、D23の印字を行う。次に、用紙搬
送部5により記録紙12を更に1バンド分搬送して第3
バンドB3の印字を行う。第3バンドの印字では、調整
チャートD31、D32、D33の印字を行う。以下同様にし
て、第10バンドまで印字を行う。おな、図5では、調
整チャートD13と調整チャートD22及びD21とは、一直
線上に位置しているが、実際には、印字ヘッドのノズル
幅と記録紙の送り量とが同じであることは少ないので、
調整チャートD13と調整チャートD22及びD21は一直線
上に位置することはなく、若干ずれる。
される。第1バンドB1の印字では、調整チャートD1
1、D13の部分の印字を行う。次に、用紙搬送部により
記録紙を1バンド分(144ドット分)搬送して、第2
バンドB2の印字を行う。第2バンドの印字では、調整
チャートD21、D22、D23の印字を行う。次に、用紙搬
送部5により記録紙12を更に1バンド分搬送して第3
バンドB3の印字を行う。第3バンドの印字では、調整
チャートD31、D32、D33の印字を行う。以下同様にし
て、第10バンドまで印字を行う。おな、図5では、調
整チャートD13と調整チャートD22及びD21とは、一直
線上に位置しているが、実際には、印字ヘッドのノズル
幅と記録紙の送り量とが同じであることは少ないので、
調整チャートD13と調整チャートD22及びD21は一直線
上に位置することはなく、若干ずれる。
【0025】[調整チャートの検出] 図6は、上記の
ようにして印字された調整チャートの全体図である。次
に、上記のようにして作成した調整チャートを用いて印
字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送り量を検出する
方法について説明する。CPU1は調整チャートの印字
が終了すると、用紙搬送部5に信号を送って10バンド
分の調整チャートが形成された記録紙12を一旦逆方向
に搬送して戻す。次に、再びA方向に搬送する。フォト
センサは、後述する検知位置で、調整チャートの検知を
行う。本実施形態では、キャリッジでフォトセンサを移
動して、図6に示す4つの検知位置P1、P2、P3、P4
に停止し、各位置毎にA方向に記録紙12を搬送しなが
ら、調整チャートの検知を行う。位置P1と位置P3は、
同一バンド内で印字された調整チャートを検知するため
の位置である。この位置P1、P3で検知した調整チャー
トにより、印字ヘッドのノズル幅が検出される。センサ
位置P1では、奇数バンドBの調整チャート、すなわち
調整チャートD11とD13、D31とD33、D51とD53、D
71とD73、D91とD93を検出して信号を発する。センサ
位置P3では、偶数バンドBの調整チャート、すなわち
調整チャートD22とD23、D42とD43、D62とD63、D
82とD83、D102とD103を検出して信号を発する。
ようにして印字された調整チャートの全体図である。次
に、上記のようにして作成した調整チャートを用いて印
字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送り量を検出する
方法について説明する。CPU1は調整チャートの印字
が終了すると、用紙搬送部5に信号を送って10バンド
分の調整チャートが形成された記録紙12を一旦逆方向
に搬送して戻す。次に、再びA方向に搬送する。フォト
センサは、後述する検知位置で、調整チャートの検知を
行う。本実施形態では、キャリッジでフォトセンサを移
動して、図6に示す4つの検知位置P1、P2、P3、P4
に停止し、各位置毎にA方向に記録紙12を搬送しなが
ら、調整チャートの検知を行う。位置P1と位置P3は、
同一バンド内で印字された調整チャートを検知するため
の位置である。この位置P1、P3で検知した調整チャー
トにより、印字ヘッドのノズル幅が検出される。センサ
位置P1では、奇数バンドBの調整チャート、すなわち
調整チャートD11とD13、D31とD33、D51とD53、D
71とD73、D91とD93を検出して信号を発する。センサ
位置P3では、偶数バンドBの調整チャート、すなわち
調整チャートD22とD23、D42とD43、D62とD63、D
82とD83、D102とD103を検出して信号を発する。
【0026】位置P2と位置P4は、隣合うバンドの調整
チャートを検知するための位置である。この位置P2、
P4で検知した調整チャートにより、記録紙の1バンド
分の実際の送り量が検出される。センサ位置P2では、
奇数バンドにある調整チャート、すなわち調整チャート
D11とD21、D31とD41、D51とD61、D71とD81、D
91とD101を検出して信号を発する。センサ位置P4で
は、偶数バンドにある調整チャート、すなわち調整チャ
ートD22とD32、D42とD52、D62とD72、D82とD9
2、D102とD112を検出して信号を発する。
チャートを検知するための位置である。この位置P2、
P4で検知した調整チャートにより、記録紙の1バンド
分の実際の送り量が検出される。センサ位置P2では、
奇数バンドにある調整チャート、すなわち調整チャート
D11とD21、D31とD41、D51とD61、D71とD81、D
91とD101を検出して信号を発する。センサ位置P4で
は、偶数バンドにある調整チャート、すなわち調整チャ
ートD22とD32、D42とD52、D62とD72、D82とD9
2、D102とD112を検出して信号を発する。
【0027】CPU1は、記録紙をA方向に搬送する信
号を用紙搬送部5に送ると共に、計時部7にカウントを
行う旨の指示信号を発する。計時部7は、CPU1から
の指示信号を受けると、フォトセンサが送出する上記の
調整チャートの検出信号を見てクロックのカウントを行
う。例えばフォトセンサが位置P1に停止しているとき
には、調整チャートD11の検出信号を受けると、その中
間点Tsからクロックのカウントを開始し、調整チャー
トD13の検出信号を受け取るとその中間点Tsでクロッ
クのカウントを終了して、計数結果をCPU1に送出す
る。同様にして、残りの奇数バンドの調整チャート間の
クロックをカウントして、結果をCPU1に送出する。
フォトセンサ6が位置P3に停止しているときも、同様
にして、偶数バンドの調整チャート間のクロックをカウ
ントして、結果を出力する。
号を用紙搬送部5に送ると共に、計時部7にカウントを
行う旨の指示信号を発する。計時部7は、CPU1から
の指示信号を受けると、フォトセンサが送出する上記の
調整チャートの検出信号を見てクロックのカウントを行
う。例えばフォトセンサが位置P1に停止しているとき
には、調整チャートD11の検出信号を受けると、その中
間点Tsからクロックのカウントを開始し、調整チャー
トD13の検出信号を受け取るとその中間点Tsでクロッ
クのカウントを終了して、計数結果をCPU1に送出す
る。同様にして、残りの奇数バンドの調整チャート間の
クロックをカウントして、結果をCPU1に送出する。
フォトセンサ6が位置P3に停止しているときも、同様
にして、偶数バンドの調整チャート間のクロックをカウ
ントして、結果を出力する。
【0028】また、フォトセンサが位置P2に停止して
いるときには、計時部7は調整チャートD11の検出信号
を受けて、その中間点Tsからクロックのカウントを開
始し、調整チャートD21の検出信号を受けて、その中間
点Tsでカウントを終了して、CPU1に結果を出力す
る。以下、同様にして残りの奇数バンドの調整チャート
の検知信号を見てクロックのカウントを行う。フォトセ
ンサ6が位置P4に停止しているときにも、同様にして
偶数バンドの調整チャート間のクロックをカウントして
結果を出力する。CPU1は、計時部7からのカウント
数とカウンタのクロック周波数及び記録紙の搬送速度か
ら、調整チャート間の長さを算出する。
いるときには、計時部7は調整チャートD11の検出信号
を受けて、その中間点Tsからクロックのカウントを開
始し、調整チャートD21の検出信号を受けて、その中間
点Tsでカウントを終了して、CPU1に結果を出力す
る。以下、同様にして残りの奇数バンドの調整チャート
の検知信号を見てクロックのカウントを行う。フォトセ
ンサ6が位置P4に停止しているときにも、同様にして
偶数バンドの調整チャート間のクロックをカウントして
結果を出力する。CPU1は、計時部7からのカウント
数とカウンタのクロック周波数及び記録紙の搬送速度か
ら、調整チャート間の長さを算出する。
【0029】なお、上記のように、印字ヘッドのノズル
幅と記録紙の実際の送り量を検出するのに、1つの位置
で検知せずに、それぞれ2つの位置に分けて検知してい
るのは、1つの位置で検知すると、例えば印字ヘッドの
ノズル幅を検出するときに第1バンドB1のカウント終
了用の調整チャートと第2バンドB2のカウント開始用
の調整チャートをフォトセンサで同時に検知することと
なり、両者の信号の区別ができなくなるからである。
幅と記録紙の実際の送り量を検出するのに、1つの位置
で検知せずに、それぞれ2つの位置に分けて検知してい
るのは、1つの位置で検知すると、例えば印字ヘッドの
ノズル幅を検出するときに第1バンドB1のカウント終
了用の調整チャートと第2バンドB2のカウント開始用
の調整チャートをフォトセンサで同時に検知することと
なり、両者の信号の区別ができなくなるからである。
【0030】[送り量の補正] 本実施形態では、10
バンド分の調整チャートの印字を行い、印字ヘッドのノ
ズル幅及び記録紙の実際の送り量を計10回計測する。
図7に示す表は計測結果を示す表である。図7に示す数
値は、計測した長さをドット数で示してある。記録紙の
送り量はドット数により制御しているからである。な
お、本実施形態の場合、1ドットは70ミクロンであ
る。この表から明らかなように、印字ヘッドのノズル幅
の平均値は145ドットであり、実際の送り量の平均値
は144ドットである。したがって、この印字ヘッドを
調整せずに使用して印字すると、実際の送り量より印字
ヘッドのノズル幅が1ドット分大きいので、形成された
画像に1ドット分の黒い線状の重複部分が生ずる。本実
施形態では、このような場合に、記録紙の送り量を自動
で調整する。すなわち、計測により得られた印字ヘッド
のノズル幅の平均値と実際の送り量の平均値を用いて下
式により補正量を算出する。
バンド分の調整チャートの印字を行い、印字ヘッドのノ
ズル幅及び記録紙の実際の送り量を計10回計測する。
図7に示す表は計測結果を示す表である。図7に示す数
値は、計測した長さをドット数で示してある。記録紙の
送り量はドット数により制御しているからである。な
お、本実施形態の場合、1ドットは70ミクロンであ
る。この表から明らかなように、印字ヘッドのノズル幅
の平均値は145ドットであり、実際の送り量の平均値
は144ドットである。したがって、この印字ヘッドを
調整せずに使用して印字すると、実際の送り量より印字
ヘッドのノズル幅が1ドット分大きいので、形成された
画像に1ドット分の黒い線状の重複部分が生ずる。本実
施形態では、このような場合に、記録紙の送り量を自動
で調整する。すなわち、計測により得られた印字ヘッド
のノズル幅の平均値と実際の送り量の平均値を用いて下
式により補正量を算出する。
【0031】補正量={理論上の送り量×(ノズル幅/
実際の送り量)}−理論上の送り量 上記の式に測定した数値を代入すると、 補正量=144×(145/144)−144=1 となる。CPUは、この算出した補正量「1」を理論上
の送り量に加算して、すなわち、理論上の送り量(14
4ドット)に対して、1ドット分加えた値を送り量とし
て用紙搬送部に送り、記録紙の搬送を制御しながら、各
バンドの画像形成を行う。これにより、記録紙の送り量
と印字ヘッドのノズル幅とが正確に一致するので、重複
部分や隙間部分をなくして、画質の向上を図ることがで
きる。
実際の送り量)}−理論上の送り量 上記の式に測定した数値を代入すると、 補正量=144×(145/144)−144=1 となる。CPUは、この算出した補正量「1」を理論上
の送り量に加算して、すなわち、理論上の送り量(14
4ドット)に対して、1ドット分加えた値を送り量とし
て用紙搬送部に送り、記録紙の搬送を制御しながら、各
バンドの画像形成を行う。これにより、記録紙の送り量
と印字ヘッドのノズル幅とが正確に一致するので、重複
部分や隙間部分をなくして、画質の向上を図ることがで
きる。
【0032】なお、上記の送り量の補正は、印字ヘッド
が交換されたときに、これを検知するセンサを設け、印
字ヘッドを交換したときに、自動で補正を行うようにし
てもよいし、ユーザからのその旨の指示を受けたとき
に、補正を行うようにしてもよい。
が交換されたときに、これを検知するセンサを設け、印
字ヘッドを交換したときに、自動で補正を行うようにし
てもよいし、ユーザからのその旨の指示を受けたとき
に、補正を行うようにしてもよい。
【0033】[実施形態の効果] 上記の本実施形態に
よれば、同一印字ヘッドの両端のノズルを用いて調整チ
ャートを印字するので、印字ヘッドのノズル幅を正確に
検出することができる。また、印字ヘッドの一部を用い
て印字した調製チャートであって、隣合う2つのバンド
の調製チャート間の距離を検出することにより、記録紙
の実際の送り量を正確に検出することができる。更に、
検出した印字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送り量
を用いて、ユーザの手を煩わせることなく、自動で理論
上の送り量を補正することができる。
よれば、同一印字ヘッドの両端のノズルを用いて調整チ
ャートを印字するので、印字ヘッドのノズル幅を正確に
検出することができる。また、印字ヘッドの一部を用い
て印字した調製チャートであって、隣合う2つのバンド
の調製チャート間の距離を検出することにより、記録紙
の実際の送り量を正確に検出することができる。更に、
検出した印字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送り量
を用いて、ユーザの手を煩わせることなく、自動で理論
上の送り量を補正することができる。
【0034】また、上記の本実施形態によれば、プラテ
ン上で記録紙の搬送を行っている搬送ローラ24の偏芯
による画質の低下を抑えることができる。搬送ローラが
偏芯していると、ローラの半径の短い部分で記録紙を搬
送しているときには、1バンド分の送り量が小さくな
り、形成した画像に重複部分が生ずる。また、ローラの
半径が長い部分で記録紙を搬送しているときには、1バ
ンド分の送り量が多くなり、バンド間に隙間部分が生じ
る。これに対して本実施形態のプロッタでは、10バン
ド分(10回)の調整チャートを印字して測定を行い、
その平均値により送り量の補正を行っている。印字した
10バンド分の調整チャートの長さは、搬送ローラ24
の外周長と同じになる。このように搬送ローラの外周長
の整数倍の長さの調整チャートを計測して補正すること
により、送り量の小さい部分と大きい部分との平均をと
って、記録紙の送り量を決めることができるので、搬送
ローラが偏芯している場合でも、重複部分や隙間部分を
低減することができる。
ン上で記録紙の搬送を行っている搬送ローラ24の偏芯
による画質の低下を抑えることができる。搬送ローラが
偏芯していると、ローラの半径の短い部分で記録紙を搬
送しているときには、1バンド分の送り量が小さくな
り、形成した画像に重複部分が生ずる。また、ローラの
半径が長い部分で記録紙を搬送しているときには、1バ
ンド分の送り量が多くなり、バンド間に隙間部分が生じ
る。これに対して本実施形態のプロッタでは、10バン
ド分(10回)の調整チャートを印字して測定を行い、
その平均値により送り量の補正を行っている。印字した
10バンド分の調整チャートの長さは、搬送ローラ24
の外周長と同じになる。このように搬送ローラの外周長
の整数倍の長さの調整チャートを計測して補正すること
により、送り量の小さい部分と大きい部分との平均をと
って、記録紙の送り量を決めることができるので、搬送
ローラが偏芯している場合でも、重複部分や隙間部分を
低減することができる。
【0035】また、本実施形態によれば、マルチパスを
行う場合でも、画質の向上を図ることができる。マルチ
パス、例えばパス数が2の場合、一パス目の印字では、
72個分のドットを用いて、各バンドの画像が市松模様
となるように印字を行い、2パス目で72個分のドット
を用いて、一回目の市松模様の間の残っている部分を埋
めるようにして印字を行う。このときに、記録紙の送り
量が正確でないと、2パス目の印字を行うときに、ドッ
トの重複部分が生じたり、ドットの隙間部分が生じたり
する。これに対して、本実施形態によれば、マルチパス
の場合でも、かかる重複部分や隙間部分が生ずるのを確
実に低減することができ、したがって画像の着弾ムラを
抑えて、画質の向上を図ることができる。
行う場合でも、画質の向上を図ることができる。マルチ
パス、例えばパス数が2の場合、一パス目の印字では、
72個分のドットを用いて、各バンドの画像が市松模様
となるように印字を行い、2パス目で72個分のドット
を用いて、一回目の市松模様の間の残っている部分を埋
めるようにして印字を行う。このときに、記録紙の送り
量が正確でないと、2パス目の印字を行うときに、ドッ
トの重複部分が生じたり、ドットの隙間部分が生じたり
する。これに対して、本実施形態によれば、マルチパス
の場合でも、かかる重複部分や隙間部分が生ずるのを確
実に低減することができ、したがって画像の着弾ムラを
抑えて、画質の向上を図ることができる。
【0036】[他の実施形態] なお、本発明は、上記
の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲
内において種々の変形が可能である。例えば、上記の実
施形態では、印字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送
り量を検出して、理論上の送り量を補正する場合につい
て説明したが、例えば、精密な機械加工ができ、印字ヘ
ッドの公差が無視できる程に小さいときには、記録紙の
実際の送り量だけを検知して補正するようにしてもよ
い。同様に、用紙搬送部の公差が無視できる程に小さい
ときには、印字ヘッドのノズル幅だけを検知して補正す
るようにしてもよい。
の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲
内において種々の変形が可能である。例えば、上記の実
施形態では、印字ヘッドのノズル幅と記録紙の実際の送
り量を検出して、理論上の送り量を補正する場合につい
て説明したが、例えば、精密な機械加工ができ、印字ヘ
ッドの公差が無視できる程に小さいときには、記録紙の
実際の送り量だけを検知して補正するようにしてもよ
い。同様に、用紙搬送部の公差が無視できる程に小さい
ときには、印字ヘッドのノズル幅だけを検知して補正す
るようにしてもよい。
【0037】また、上記の実施形態では、印字ヘッドの
両端部の10個分のノズルを用いて、調整チャートを印
字する場合について説明したが、調整チャートの印字は
1ドット以上であれば、10ドットより大きくても、小
さくてもよい。
両端部の10個分のノズルを用いて、調整チャートを印
字する場合について説明したが、調整チャートの印字は
1ドット以上であれば、10ドットより大きくても、小
さくてもよい。
【0038】また、上記の実施形態では、全調整チャー
トの総長が搬送ローラの外周長の整数倍である場合につ
いて説明したが、全調整チャートの総長は搬送ローラの
外周長の整数倍でなくてもよい。
トの総長が搬送ローラの外周長の整数倍である場合につ
いて説明したが、全調整チャートの総長は搬送ローラの
外周長の整数倍でなくてもよい。
【0039】また、上記の実施形態では、記録紙の実際
の送り量を検出するのに、印字ヘッドの端部のノズルを
使用したが、記録紙の実際の送り量を検出するときに
は、印字ヘッドの他の部分のノズルを使用してもよい。
の送り量を検出するのに、印字ヘッドの端部のノズルを
使用したが、記録紙の実際の送り量を検出するときに
は、印字ヘッドの他の部分のノズルを使用してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、調
整画像を用いて印字ヘッドのノズル幅を検出し、この結
果に基づいて記録媒体の送り量を自動で補正するので、
ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体の送り量を自動
で調整することができるインクジェット記録装置を提供
することができる。
整画像を用いて印字ヘッドのノズル幅を検出し、この結
果に基づいて記録媒体の送り量を自動で補正するので、
ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体の送り量を自動
で調整することができるインクジェット記録装置を提供
することができる。
【0041】また、本発明によれば、調整画像を用いて
記録媒体の実際の送り量を検出し、この結果に基づいて
記録媒体の送り量を自動で補正するので、ユーザの手を
煩わすこと無く、記録媒体の送り量を自動で調整するこ
とができるインクジェット記録装置を提供することがで
きる。
記録媒体の実際の送り量を検出し、この結果に基づいて
記録媒体の送り量を自動で補正するので、ユーザの手を
煩わすこと無く、記録媒体の送り量を自動で調整するこ
とができるインクジェット記録装置を提供することがで
きる。
【0042】また、本発明によれば、調整画像を用いて
印字ヘッドのノズル幅と記録媒体の実際の送り量を検出
し、これらの結果に基づいて記録媒体の送り量を自動で
補正するので、ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体
の送り量を自動で調整することができるインクジェット
記録装置を提供することができる。
印字ヘッドのノズル幅と記録媒体の実際の送り量を検出
し、これらの結果に基づいて記録媒体の送り量を自動で
補正するので、ユーザの手を煩わすこと無く、記録媒体
の送り量を自動で調整することができるインクジェット
記録装置を提供することができる。
【図1】 本発明の1実施形態であるプロッタの概略構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】 本発明の1実施形態であるプロッタの制御ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】 フォトセンサの概略図である。
【図4】 フォトセンサの出力信号を示す図である。
【図5】 調整チャートの一例を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図6】 調整チャートの全体図である。
【図7】 測定結果を示す表である。
1:CPU、 2:ROM、 3:RAM、
5:用紙搬送部、6:フォトセンサ、 7:計時部、
8:操作部、 10:プロッタ、 12:記録
紙、 14:プラテン、 20:キャリッジ、2
2:印字ヘッド、 100:発光部、 101:受
光部
5:用紙搬送部、6:フォトセンサ、 7:計時部、
8:操作部、 10:プロッタ、 12:記録
紙、 14:プラテン、 20:キャリッジ、2
2:印字ヘッド、 100:発光部、 101:受
光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡沢 圭二 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 EB07 EB12 EB27 EB29 EB44 EC12 EC34 FA10 KD06 2C058 AB17 AC07 AC17 AD01 AE04 AE09 AE13 AF23 AF31 GA02 GB04 GB20 GB40 GB41 GB49
Claims (7)
- 【請求項1】 印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させ
ながら印字ヘッドに配置された複数のノズルからインク
を吐出して画像を記録し、1バンド分の記録を終了する
と、記録媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だ
け搬送して次の1バンド分の画像を記録するという動作
を繰り返すことによって記録媒体上に画像を形成するイ
ンクジェット記録装置において、 前記印字ヘッドに配置されたノズルのうち両端部に配置
された少なくとも1個のノズルによって少なくとも一つ
のバンドについて2つの調整画像を形成する調整画像形
成手段と、 前記調整画像形成手段によって印字された同一バンド内
の2つの調整画像の情報に基づいて前記印字ヘッドのノ
ズル幅を検出するノズル幅検出手段と、 前記検出した印字ヘッドのノズル幅に基づいて、予め設
定されている記録媒体の1バンド分の送り量に対して補
正を行う補正手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させ
ながら印字ヘッドに配置された複数のノズルからインク
を吐出して画像を記録し、1バンド分の記録を終了する
と、記録媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だ
け搬送して次の1バンド分の画像を記録するという動作
を繰り返すことによって記録媒体上に画像を形成するイ
ンクジェット記録装置において、 前記印字ヘッドの一部のノズルによって複数のバンドに
ついて各バンド毎に1つの調整画像を形成する調整画像
形成手段と、 隣合うバンドに形成された前記調整画像に基づいて記録
媒体の実際の送り量を検出する送り量検出手段と、 前記検出した実際の送り量に基づいて、予め設定されて
いる記録媒体の1バンド分の送り量に対して補正を行う
補正手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させ
ながら印字ヘッドに配置された複数のノズルからインク
を吐出して画像を記録し、1バンド分の記録を終了する
と、記録媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だ
け搬送して次の1バンド分の画像を記録するという動作
を繰り返すことによって記録媒体上に画像を形成するイ
ンクジェット記録装置において、 前記印字ヘッドに配置されたノズルのうち両端部に配置
された少なくとも1個のノズルによって少なくとも一つ
のバンドについて2つの調整画像を形成する調整画像形
成手段と、 前記調整画像形成手段によって印字された同一バンド内
の2つの調整画像の情報に基づいて前記印字ヘッドのノ
ズル幅を検出するノズル幅検出手段と、 前記調整画像のうちの何れか一方の調整画像と隣合うバ
ンドに印字された調整画像との情報に基づいて記録媒体
の実際の送り量を検出する送り量検出手段と、 前記検出した印字ヘッドのノズル幅と前記実際の送り量
に基づいて、予め設定されている記録媒体の1バンド分
の送り量に対して補正を行う補正手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 印字ヘッドを記録媒体に沿って移動させ
ながら印字ヘッドに配置された複数のノズルからインク
を吐出して画像を記録し、1バンド分の記録を終了する
と、記録媒体搬送手段によって前記記録媒体を所定量だ
け搬送して次の1バンド分の画像を記録するという動作
を繰り返すことによって記録媒体上に画像を形成するイ
ンクジェット記録装置において、 前記印字ヘッドに配置されたノズルのうち両端部に配置
された少なくとも1個のノズルによって複数のバンドに
ついて各バンド毎に2つの調整画像を形成する調整画像
形成手段と、 前記調整画像形成手段によって前記記録媒体上に形成さ
れた調整画像を検知して検知信号を発する検知手段と、 前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しなが
ら、前記検知手段によって同一バンド内で印字された2
つの前記調整画像を検知し、2つの調整画像間の距離を
計測することにより、前記印字ヘッドのノズル幅を検出
するノズル幅検出手段と、 前記記録媒体搬送手段によって記録媒体を搬送しなが
ら、前記検知手段によって検知した、前記両端部のうち
の何れか一方の端部によって隣合うバンドに印字された
調製画像に基づいて1バンド分の実際の送り量を検出す
る送り量検出手段と、 前記検出した印字ヘッドのノズル幅と前記実際の送り量
から予め設定された記録媒体の1バンド分の送り量に対
して補正を行う補正手段と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記ノズル幅検出手段は前記検知手段か
ら送られる2つの検知信号間のクロックを計数すること
により、前記印字ヘッドのノズル幅を検出ものであり、
前記送り量検出手段は前記検知手段からの送られる2つ
の検知信号間のクロックを計数することにより、前記1
バンド分の送り量を検出するものであることを特徴とす
る請求項4記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記印字ヘッドを交換したことを検知す
るヘッド交換検知手段を備え、前記ヘッド交換検知手段
が印字ヘッドを交換したことを検知したときに、前記補
正を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記調整画像の前記記録媒体の搬送方向
の長さは、印字を行う際に前記記録媒体を搬送する搬送
ローラの外周長の整数倍となるように形成されているこ
とを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載のイン
クジェット記録装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189794A JP2001018371A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | インクジェット記録装置 |
PCT/JP2000/004365 WO2001002175A1 (fr) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | Imprimante a jet d'encre |
DE60016925T DE60016925T2 (de) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | Tintenstrahldrucker |
US10/019,222 US6612679B1 (en) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | Ink-jet recorder |
EP00942430A EP1195248B1 (en) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | Ink-jet recorder |
CN00809892.1A CN1188289C (zh) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | 喷墨记录装置 |
AT00942430T ATE285330T1 (de) | 1999-07-02 | 2000-06-30 | Tintenstrahldrucker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189794A JP2001018371A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001018371A true JP2001018371A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16247327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11189794A Pending JP2001018371A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | インクジェット記録装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6612679B1 (ja) |
EP (1) | EP1195248B1 (ja) |
JP (1) | JP2001018371A (ja) |
CN (1) | CN1188289C (ja) |
AT (1) | ATE285330T1 (ja) |
DE (1) | DE60016925T2 (ja) |
WO (1) | WO2001002175A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004188954A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-07-08 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録装置 |
JP2005059452A (ja) * | 2003-08-15 | 2005-03-10 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、パターン検査方法および印刷システム |
JP2005067088A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Seiko Epson Corp | 印刷動作状態判定装置、印刷装置及び印刷動作状態判定方法 |
JP2011245802A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Riso Kagaku Corp | 画像記録装置の搬送量補正値算出方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1524123A4 (en) * | 2002-07-04 | 2007-03-14 | Seiko Epson Corp | PRINTER, PRINTING METHOD, PROGRAM, COMPUTER SYSTEM |
JP3788398B2 (ja) * | 2002-07-17 | 2006-06-21 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP4886373B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-02-29 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
JP2010221662A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Seiko Epson Corp | シート搬送装置、シート搬送装置を備えた記録装置、及びシート搬送方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5187497A (en) * | 1989-09-18 | 1993-02-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus having gap adjustment between the recording head and recording medium |
US5250956A (en) | 1991-10-31 | 1993-10-05 | Hewlett-Packard Company | Print cartridge bidirectional alignment in carriage axis |
JP3157623B2 (ja) * | 1992-10-02 | 2001-04-16 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP3595663B2 (ja) * | 1996-10-30 | 2004-12-02 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
JP3498571B2 (ja) * | 1997-04-08 | 2004-02-16 | セイコーエプソン株式会社 | ドット記録方法およびドット記録装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体 |
US6170932B1 (en) * | 1997-05-20 | 2001-01-09 | Seiko Epson Corporation | Printing system, method of printing, and recording medium to realize the method |
JPH1149399A (ja) * | 1997-07-29 | 1999-02-23 | Brother Ind Ltd | シート搬送装置およびシート搬送装置におけるシート搬送量の補正方法 |
JP3758322B2 (ja) * | 1997-07-29 | 2006-03-22 | ブラザー工業株式会社 | 印字装置およびシート搬送装置におけるシート搬送量の補正方法 |
JPH11170501A (ja) | 1997-12-15 | 1999-06-29 | Canon Inc | 画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体 |
JP3580156B2 (ja) | 1998-12-24 | 2004-10-20 | セイコーエプソン株式会社 | ドット記録モード選択方法および印刷装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11189794A patent/JP2001018371A/ja active Pending
-
2000
- 2000-06-30 CN CN00809892.1A patent/CN1188289C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-06-30 WO PCT/JP2000/004365 patent/WO2001002175A1/ja active IP Right Grant
- 2000-06-30 EP EP00942430A patent/EP1195248B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-30 AT AT00942430T patent/ATE285330T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-06-30 DE DE60016925T patent/DE60016925T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-30 US US10/019,222 patent/US6612679B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004188954A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-07-08 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録装置 |
JP4507509B2 (ja) * | 2002-10-18 | 2010-07-21 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2005059452A (ja) * | 2003-08-15 | 2005-03-10 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、パターン検査方法および印刷システム |
JP4492061B2 (ja) * | 2003-08-15 | 2010-06-30 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2005067088A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Seiko Epson Corp | 印刷動作状態判定装置、印刷装置及び印刷動作状態判定方法 |
JP4534190B2 (ja) * | 2003-08-26 | 2010-09-01 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷動作状態判定装置、印刷装置及び印刷動作状態判定方法 |
JP2011245802A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Riso Kagaku Corp | 画像記録装置の搬送量補正値算出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE60016925T2 (de) | 2005-12-08 |
CN1359333A (zh) | 2002-07-17 |
ATE285330T1 (de) | 2005-01-15 |
EP1195248B1 (en) | 2004-12-22 |
EP1195248A4 (en) | 2003-04-02 |
CN1188289C (zh) | 2005-02-09 |
DE60016925D1 (de) | 2005-01-27 |
US6612679B1 (en) | 2003-09-02 |
WO2001002175A1 (fr) | 2001-01-11 |
EP1195248A1 (en) | 2002-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0596796A (ja) | 記録方法及び装置 | |
JP2010269527A (ja) | 画像記録装置及びその制御方法 | |
JPWO2003059631A1 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6291777B2 (ja) | 画像形成装置、テストパターンの形成方法、プログラム | |
JP2001018371A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2017013327A (ja) | 印刷装置 | |
JP5326833B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003326779A (ja) | 画像形成装置および用紙先端部の印字処理方法 | |
JP5341491B2 (ja) | 画像記録装置及びその画像記録方法 | |
JP2006305479A (ja) | 液滴噴射装置 | |
JP2001171098A (ja) | インクジェット記録装置およびその罫線ずれ補正方法 | |
JP4208604B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置における記録制御方法 | |
JP5928099B2 (ja) | 濃度ムラ抑制方法 | |
JP2007098624A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006256302A (ja) | 紙送り量調整方法及びインクジェット方式画像形成装置 | |
JP3928585B2 (ja) | プリント処理装置 | |
JP2014069324A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2023049442A (ja) | 画像形成装置 | |
US11090959B2 (en) | Printing apparatus, home position setting method, and recording medium | |
JP2010115783A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003053953A (ja) | 印刷装置および縁無し印刷方法 | |
JP2022014484A (ja) | インクジェット記録装置におけるインク吐出タイミングの調整方法 | |
JP2009234023A (ja) | ローラ偏芯度評価方法とこの方法を実施するプリント装置 | |
JP2016049653A (ja) | インクジェット記録装置、プログラム、及び画像記録方法 | |
JP2007144786A (ja) | 記録ヘッドの傾き補正 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070604 |