JP2003326779A - 画像形成装置および用紙先端部の印字処理方法 - Google Patents

画像形成装置および用紙先端部の印字処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙先端の余白の大小に関わらず用紙先端の吸
引を確実に行う。 【解決手段】印字開始時に用紙の先端部につきパス毎の
用紙搬送を伴わない初期マルチパス印字処理を行った
後、用紙搬送を伴う通常マルチパス印字処理に移行す
る。初期マルチパス印字処理時には、パス毎に用紙搬送
下流側のノズル領域から順次上流側のノズル領域まで印
字対象領域を拡大していくとともに、パス毎に印字対象
のノズル領域に割り当てるべきマスクパターンを順次切
り替えていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される用紙上
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、紙浮きを
防止するために吸引を用いながら用紙上に画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成装置としては、イン
クジェット記録方式を採用したプリンタ、プロッタ等が
知られている。
【0003】従来、インクジェット画像形成装置では、
印字開始時に用紙を搬送してプラテン上の印字位置まで
移送し、ヘッドを用紙搬送方向とは垂直な方向へ移動し
て画像形成を行う。この際、濃度ムラをなくした高品位
な印字を行うために、いわゆるマルチパス印字(Nパス
印字)が採用される場合がある。マルチパス印字では、
ほぼヘッドの記録幅に相当する1バンドの画像をN回の
スキャン(パス)に分けて完成させる。
【0004】図7により、単一インク色ヘッドを用いた
4パス印字の場合を例に挙げ、マルチパス印字の一例を
説明する。この例では、ヘッドの記録幅に相当する1バ
ンドを4つのノズル領域I, II, III, IVに分割し、
用紙は4分の1バンドの移動量ずつ搬送していく。印字
開始後の1パス目の印字では、用紙の先端の余白M分だ
け内側の位置がヘッドの領域IとIIの境界に一致するよ
うに位置決めされる。このとき、領域Iのみが能動化さ
れ、領域II, III, IVは無効化(すなわち全ノズルマ
スク)される。また、領域Iには第1のマスクパターン
によるマスクが印字データに掛けられる(印字データと
マスクデータの論理積がとられる)。この印字データは
1バンド目の先頭4分の1のデータである。
【0005】2パス目の印字では、用紙が1/4バンド
だけ進められ、領域I, IIのみが能動化される。領域
Iの印字データには第1のマスクパターンによるマスク
が掛けられ、領域IIの印字データには第2のマスクパタ
ーンによるマスクが掛けられる。このときの領域I, II
の印字データは、1バンド目の先頭4分の2のデータで
ある。
【0006】3パス目の印字では、用紙がさらに1/4
バンドだけ進められ、領域I, II,IIIのみが能動化さ
れる。このとき、領域Iの印字データには第1のマスク
パターンによるマスクが掛けられ、領域IIの印字データ
には第2のマスクパターンによるマスクが掛けられ、領
域IIIの印字データには第3のマスクパターンによるマ
スクが掛けられる。このときの領域I, II, IIIの印字
データは、1バンド目の先頭4分の3のデータである。
【0007】4パス目の印字では、用紙がさらに1/4
バンドだけ進められ、以降、ヘッドの全領域I, II,
III, IVが能動化される。このとき、領域Iの印字デー
タには第1のマスクパターンによるマスクが掛けられ、
領域IIの印字データには第2のマスクパターンによるマ
スクが掛けられ、領域IIIの印字データには第3のマス
クパターンによるマスクが掛けられ、領域IVの印字デー
タには第4のマスクパターンによるマスクが掛けられ
る。このときの領域I, II, III, IVの印字データは、
1バンド目のすべてのデータである。
【0008】第1から第4のマスクパターンは元の印字
データの一部を間引くものであり、互いに重複せず、か
つ、各マスクパターンのマスクを通過するドットの集合
は元の印字データに一致するようになっている。マスク
パターンの生成方法としては、予め定めた固定的なマス
クパターンを用いる方法と、記録ドットと非記録ドット
とが乱数的に配列されたランダム・マスタパターンを用
いる方法とがある。このときの領域I, II, III, IVの
印字データは、1バンド目の全体のデータである。
【0009】いずれにせよ、マルチパス印字により、一
つのライン(バンド内の水平ライン)について異なる複
数のノズルを用いて印字することになり、ノズル形成精
度の影響を排除し、濃度ムラを抑えた高品位な画像を形
成することができる。また、マルチパス印字では、イン
クを乾かしながら印字していくという効果も同時に達成
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなマルチパ
ス印字では、印字開始時に、ヘッドのノズルの下端部分
(領域I側)から画像データがセットされ、その部分で
用紙先端の1バンド内の先頭の部分領域が印字される。
一方、プラテンの吸引孔存在範囲がほぼヘッドの記録幅
(ノズル列の長さ)に一致している。したがって、指定
された用紙先端の余白が小さい場合には、図8に示すよ
うに、用紙先端がプラテン上の吸引孔存在範囲全体を覆
うことができず、吸引圧が低下して、用紙の効果的な吸
引が行えないという問題があった。その結果、用紙先端
の紙浮きが生じると、ヘッドのノズルに用紙が接触して
用紙上の画像を汚したり、逆にヘッド自体を傷めてしま
うおそれがあった。
【0011】本発明はこのような背景においてなされた
ものであり、その目的は、用紙先端の余白の大小に関わ
らず用紙先端の吸引を確実に行うことができる画像形成
装置および用紙先端部の印字処理方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、用紙を搬送する搬送手段と、プラテンへの用紙吸
引を行う用紙吸引手段と、画像データを記憶する記憶手
段と、記憶された画像データに基づいて、用紙の搬送方
向とほぼ直交する方向に走査しながら用紙上に印字を行
うヘッドと、パス数分に分割されたノズル領域単位にノ
ズルマスクを行うノズルマスク手段と、前記ノズル領域
単位に印字データに対して異なるマスクパターンのうち
の選択されたマスクパターンでデータマスクを行うデー
タマスク手段と、印字開始時に用紙の先端部の少なくと
も1バンドについてパス毎の用紙搬送を伴わない初期マ
ルチパス印字処理を行った後、用紙搬送を伴う通常マル
チパス印字処理を行う制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0013】前記制御手段は、一実施の形態として、前
記初期マルチパス印字処理時に、前記ノズルマスク手段
の制御によりパス毎に用紙搬送方向下流側のノズル領域
から順次上流側のノズル領域まで印字対象領域を拡大し
ていくとともに、前記データマスク手段の制御によりパ
ス毎に印字対象のノズル領域に割り当てるべきマスクパ
ターンを順次切り替えていく。
【0014】初期マルチパス印字処理では、パス毎の用
紙搬送を伴わずに実質的に通常のマルチパス印字と同様
の処理を行うことができる。これによって、印字開始時
からプラテン上の吸引孔を用紙でふさぎ、十分な吸引圧
を保持して、紙浮きの発生を防止することができる。
【0015】前記制御手段は、印字開始前に用紙先端の
余白のサイズをチェックし、余白が予め定めたサイズよ
り小さい場合には前記初期マルチパス印字を行った後、
前記通常マルチパス印字処理に移行し、余白が前記予め
定めたサイズ以上である場合には前記処理マルチパス印
字処理を行うことなく前記通常マルチパス印字処理を行
うようにすることも可能である。
【0016】本発明による用紙先端部の印字処理方法
は、搬送される用紙をプラテン上に吸引しながら、用紙
搬送方向とほぼ直交する方向に走査されるヘッドで用紙
上に印字を行う際の用紙先端部の印字処理方法であっ
て、印字開始時に用紙の先端部につきパス毎の用紙搬送
を伴わない初期マルチパス印字処理を行った後、用紙搬
送を伴う通常マルチパス印字処理に移行することを特徴
とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明による画像形成装置の一例
としてインクジェットプリンタの要部(キャリッジ移動
および用紙搬送関連)の外観図を示す。
【0019】図1において、キャリッジ10は、複数の
ヘッド17を搭載し、キャリッジモータによる無端ワイ
ヤの駆動によりキャリッジ支持レール(いずれも図示せ
ず)に沿って、キャリッジ移動方向(Y)に往復移動す
る。複数のヘッド17は、それぞれ、黒(K)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インクに
対応している。さらに、多くのヘッド(例えばライトシ
アン、ライトマゼンタ)を用いてもよい。キャリッジ支
持レールに沿って設けられたリニアスケール16は、主
走査方向におけるキャリッジ位置判定の基準を与えるも
のであり、キャリッジ10に取り付けられたリニアスケ
ールセンサ19とともに機能する。リニアスケール16
の規則的なストライプパターンまたはスリットをリニア
スケールセンサ19が検知することにより、キャリッジ
10(ひいてはヘッド17)の現在の位置が分かるよう
になっている。ヘッドの位置認識に関しては、リニアス
ケール16の利用の他、ロータリエンコーダ、キャリッ
ジモータの駆動パルス数監視などによっても行うことが
可能である。なお、図中、8はヘッド17へ電気信号を
供給するフラットケーブルを示す。このフラットケーブ
ル8はプレート9の内部から外側へ導出されている。
【0020】一方、ヘッド17により印字が行われる用
紙(印字媒体)14は、プラテン12上を、搬送モータ
15の駆動により、用紙搬送ローラ13およびピンチロ
ーラ(図示せず)を介して、キャリッジ移動方向とほぼ
直交する用紙搬送方向(X)に搬送される。用紙14の
搬送経路内に設けられたメディアセンサ18は用紙セッ
トの有無を検出するためのものである。
【0021】用紙14が搬送されてプラテン12上のキ
ャリッジ走査領域に達すると、キャリッジ走査領域にお
いて、走査されるヘッド17からインク滴が吐出され、
用紙上に画像が形成される。プラテン12上には、用紙
を吸引するための吸引孔21があり、プラテン12下部
から外部へ空気を排出するように取り付けられた吸引フ
ァン11により、印字時にはプラテン内部は負圧に保た
れ、これにより用紙はプラテン12上に吸引された状態
を保持する。
【0022】図2は、図1に示した画像形成装置の制御
ハードウェアの構成を示すブロック図である。同図に示
す画像形成装置は、印字制御部102およびヘッド17
を有し、印字制御部102にはリニアスケールセンサ1
9、主走査モータ(キャリッジモータ)105および図
示しない搬送モータ、各種センサ等が接続されている。
また、印字制御部102には、イメージスキャナ、パソ
コン、CAD装置等からなる外部装置101を接続する
ことができる。
【0023】この画像形成装置は、外部装置101から
転送されてくる画像データIN_DATAに基づき、ヘ
ッド17を用いて用紙上に画像イメージを形成する。印
字制御部102がそのために必要な信号の生成を行う。
印字制御部102は、メモリコントロール部107、画
像メモリ108、データマスク部109、マスクメモリ
部110、リニアスケールカウント部111、印字トリ
ガ生成部112、ヘッド制御信号生成部113、主走査
モータ制御信号生成部114、CPU115、メモリ1
16から構成されている。その中でも、CPU115は
画像データが転送されてくる外部装置101とのインタ
ーフェースを行うと共に、メモリ116やI/O等、印
字制御部102全体の動作のコントロールを行う。
【0024】より具体的には、外部装置101から画像
データIN_DATAが転送されてくると、CPU11
5からの命令下で、メモリコントロール部107を経由
して数バンド分の画像データを画像メモリ108に一時
保持する。
【0025】前記のデータ処理により、画像メモリ10
8に数バンド分の画像データを格納後、印字スキャンを
開始して、順次画像メモリ108から画像データの読み
出しを開始する。この際、メモリコントロール部107
は、外部装置101からの画像データの入力と、ヘッド
17への画像データの読み出しを時分割に行うための、
画像メモリ108のバス選択処理を行う。
【0026】尚、本実施の形態では、前述したようにリ
ニアスケール16を配置していて、リニアスケールセン
サ19からキャリッジ10のスキャンに同期して出力さ
れる90度位相のずれた2相の信号LINSCL_A/
LINSCL_Bを用いて、画像データOUT_DAT
Aの出力およびヘッド駆動信号の生成、キャリッジの位
置管理、主走査モータの速度制御等の、印字制御の同期
をとっている。また2相の信号LNSCL_A/LIN
SCL_Bの位相関係からキャリッジの移動方向の検出
を行う。さらに、この2相の信号からリニアスケールカ
ウント部111で、キャリッジの移動量をカウントし、
CPU115で指定された位置情報に基づいて、画像メ
モリからデータを読み出す領域とヘッド制御信号を生成
する領域信号(WINDOW)の生成を行う。印字トリ
ガ生成部112では、リニアスケールカウント部111
と同様にリニアスケールセンサ19から出力される2相
の信号から、印字タイミング信号(HSYNC)を生成
する。メモリコントロール部107およびヘッド制御信
号生成部113では、WINDOW信号とHSYNC信
号の両方がイネーブルとなっているタイミングで、画像
メモリ108からの画像データの読み出しとヘッド制御
信号の生成が行われる。
【0027】画像メモリ108から読み出された画像デ
ータは、データマスク手段を構成するデータマスク部1
09でマルチパス印字のためのデータマスク処理が行わ
れる。そのために、ページ印字開始前に、CPU115
によりデータマスク部109を経由してマスクメモリ部
110に、印字パス数に応じたマスクパターンをデータ
ライトしておく。印字開始後に、キャリッジ10が駆動
されてヘッド17が印字領域に達したときに、HSYN
C信号に同期して、画像メモリ108から画像データを
リードし、同時にマスクメモリ部110からマスクデー
タをリードして、データマスク部109で画像データを
マスクデータに応じてマスクしてヘッド17に出力する
制御を行う。
【0028】ヘッド制御信号生成部113では、前記W
INDOW信号とHSYNC信号に応じて、ヘッドの各
ブロックの選択信号BENBとヒータ駆動のパルス信号
HENBのインクの吐出に必要な信号の生成を行う。本
例では、1280ノズルで構成されているヘッド17を
24ブロックに分けて使用しているため、24個のブロ
ックイネーブル信号BENBが存在する。ヘッド制御信
号生成部113は本発明における、パス数分に分割され
たノズル領域単位にノズルマスクを行うノズルマスク手
段の機能も有する。データマスク部109から出力され
る画像データOUT_DATA、および、ヘッド制御信
号生成部113から出力されるブロックイネーブル信号
BENB0〜23、ヒータ駆動のパルス信号HENB等
はヘッド17に転送され、ヘッド17内の制御回路で、
各画像データOUT_DATAとイネーブル信号(BE
NB,HENB)がイネーブルになっているノズルのみ
ヒータがONし、インク滴が吐出されて印字用紙に付着
し、複数のパスで1バンド分の画像を形成する。
【0029】CPU115は、また、用紙吸引用の吸引
ファン11の駆動を制御している。
【0030】次に、ヘッド17の駆動について、さらに
具体的に説明する。前記画像メモリ108における処理
(展開処理)が終了すると、印字制御部102は、受け
付けた画像位置情報にしたがって、印字位置まで用紙を
搬送し、画像の開始位置を認識した後、キャリッジ10
の駆動を開始する。キャリッジ10が移動すると、キャ
リッジ10に取り付けられたリニアスケールセンサ19
から出力パルスが出力され、印字トリガ生成部112で
はこの信号を計数して各色のヘッドの位置を算出する。
算出された各色のヘッドの位置が通知されている画像の
位置に一致した時点で、画像の位置に一致した色に対す
る画像データの出力許可信号を出力する。この画像デー
タ出力許可信号としては、リニアスケールセンサ19か
ら出力された信号から吐出タイミングを生成する信号が
出力される。
【0031】さらに印字制御部102は、画像データ出
力許可信号に同期して画像メモリ108に展開された画
像データをヘッド用の画像データに変換しながらベッド
17に出力する。へッド17では、ヘッド駆動に必要な
データが入力された時点でヘッド駆動のデータのオン/
オフに合わせて吐出用の電流を駆動することにより、イ
ンクが吐出される。
【0032】印字制御部102において各色のヘッドが
それぞれ画像の開始位置に一致した時点で画像データ出
力許可信号がオンされ、それに伴って画像データがセッ
トされることにより、それぞれのヘッドの出力開始位置
を一致させることができる。よって、黒、シアン、マゼ
ンタ、イエローそれぞれのインクが画像データに対応す
る位置に吐出され画像が形成される。
【0033】次に、本発明の実施の形態における印字開
始時の処理について詳細に説明する。
【0034】図3は、本実施の形態における印字処理の
概略の処理手順を示すフローチャートである。
【0035】印字開始時に、用紙は搬送ローラ13によ
り所定の位置まで搬送される(S11)。この所定の位
置は、図4に示すように、用紙の先端55がノズル上端
位置53から先端余白M分の距離を隔てた位置に保持さ
れる。そこで、用紙の吸引を開始する(S12)。すな
わち、吸引ファン11を回転させ、プラテンの吸引孔に
負圧が掛かるようにする。これにより用紙はプラテン表
面に吸い付けられる。
【0036】一方、一時的に記憶された画像データは、
ヘッドの上端のノズル領域IVからセットされる。ここで
「上端」とはあくまで図上での上側であり、厳密には用
紙の搬送方向下流側の端部である。
【0037】この状態で、本発明における特有の処理
(初期マルチパス印字処理という)を実行する(S1
3)。その後、通常のマルチパス印字処理に移行する
(S14)。
【0038】以下、図5のフローチャートおよび図4を
参照しながら、本実施の形態における初期マルチパス印
字処理の具体例を説明する。初期マルチパス印字処理中
は、通常マルチパス印字処理と異なり、パス毎の用紙の
搬送は行わない。
【0039】Nパス(Nは2以上の整数)の画像を出力
する場合、以下の処理が行われる。この例では、パス数
Nは4であり、データマスクのマスクパターンは〜
まで存在する。各マスクパターンで出力されるドットの
論理和がフルドットに相当するよう、各マスクパターン
〜は互いに異なるドットをマスクするようになって
いる。
【0040】図4に示すように、まず1パス目で、ノズ
ル領域I〜IIIをマスク(無効化)するとともに、有効
化されたノズル領域IVにのみマスクパターンを割り当
てる(S21)。この状態でヘッドを走査し、印字を行
う(S22)。これにより、図4の時点t1に示すよう
に、ヘッドの上端の領域IVのみによって用紙先端のバン
ドの上端1/4部分の画像がマスクパターンで印字さ
れる。
【0041】次の2パス目では、ノズル領域I,IIをマ
スク(無効化)するとともに、ノズル領域IIIにマスク
パターンを割り当て、ノズル領域IVにマスクパターン
を割り当てる(S23)。この状態でヘッドを走査
し、印字を行う(S24)。これにより、図4の時点t
2に示すように、ヘッドの領域III,IVによって用紙先端
のバンドの上端半分の画像がそれぞれマスクパターン
で印字される。
【0042】続く3パス目では、ノズル領域Iのみをマ
スク(無効化)するとともに、ノズル領域IIにマスクパ
ターンを割り当て、ノズル領域IIIにマスクパターン
を割り当て、ノズル領域IVにマスクパターンを割り
当てる(S25)。この状態でヘッドを走査し、印字を
行う(S26)。これにより、図4の時点t3に示すよ
うに、ヘッド上端側の領域II,III,IVによって用紙先端
のバンドの上端3/4の画像がそれぞれマスクパターン
で印字される。
【0043】4パス目では、いずれのノズル領域のマス
ク(無効化)も行うことなく、ノズル領域Iにマスクパ
ターンを割り当て、ノズル領域IIにマスクパターン
を割り当て、ノズル領域IIIにマスクパターンを割り
当て、ノズル領域IVにマスクパターンを割り当てる
(S27)。この状態でヘッドを走査し、印字を行うと
(S28)、図4の時点t4に示すように、ヘッドの全
ノズル領域I,II,III,IVによって用紙先端のバンドの
画像がそれぞれマスクパターンで印字される。
この時点では、当該バンドの上端の1/4部分R1のみ
が4パスの印字を完了していることになる。続く部分R
2は3パスまでの印字が終了し、R3の部分は2パスま
での印字が終了している。R4の部分は1パス分の印字
のみが終了している。この図4の時点t4の状態は図7
の従来の4パス目の終了時の状態と同じであることに留
意されたい。
【0044】したがって、以後はそのまま通常のマルチ
パス印字に移行することができる(図3、S14)。す
なわち、用紙を1/4バンド分ずつ搬送しつつ、1バン
ド幅の画像データを1/4バンドずつずらしながら、ヘ
ッドの全ノズル領域I,II,III, IVでそれぞれマスクパ
ターンを用いて印字を行っていく。
【0045】このような処理により、用紙先端において
も全吸引孔を塞いだ状態で実質的にマルチパス印字を行
うことができる。これによって、用紙先端の紙浮きが防
止される。
【0046】ところで、上記の処理では、一つのライン
(バンド内の水平ライン)について異なる複数のノズル
を用いて印字することにより印字品位を向上させるとい
うマルチパス印字の利点の一部が減殺される。(用紙先
端の領域IVは、用紙を搬送することなく印字するので、
ヘッドの同一ノズルを使用してしまう。)そこで、次の
実施の形態として、個々の印字処理において用紙先端の
余白のサイズをチェックし、そのサイズが、通常のマル
チパス印字を行っても用紙先端の印字開始時にすべての
吸引孔が塞がれることが確認された場合には、上記初期
マルチパス印字処理を含むマルチパス印字を行わずに従
来のマルチパス印字を採用するようにする。
【0047】図6にそのような処理手順を本発明の第2
の実施の形態として示す。
【0048】印字開始時にまずユーザにより指定された
用紙先端の余白のサイズを、予め定めた基準値Mref
と比較する(S31)。この基準値Mrefは図8に示
すように、通常のマルチパス印字時に用紙が最初にプラ
テン上の印字位置まで搬送された場合の画像の先端位置
57から吸引孔存在範囲の上端(ほぼヘッドの搬送方向
下流側端部に相当)までの距離に等しい。余白のサイズ
がこの基準値Mref以上であれば、印字開始時に用紙
搬送方向において吸引孔存在範囲のすべてが用紙によっ
て覆われるので、上記初期マルチパス印字処理を行う必
要がない。そこで、通常のマルチパス印字を含む印字処
理を実行する(S32)。逆に余白のサイズが基準値M
refより小さければ、図3に示したような初期マルチ
パス印字処理を含む印字処理を実行する(S33)。
【0049】本実施の形態により、必要時にのみ上記初
期マルチパス印字処理を含むマルチパス印字を実行する
ことができる。
【0050】以上、本発明の好適な実施の形態について
のみ説明したが、種々の変形、変更を行うことが可能で
ある。例えば、4パス印字についてのみ説明したが、パ
ス数は4に限るものではない。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、用紙先端の余白のサイ
ズに関わらず、用紙の先端部分を確実に吸引した状態で
印字を行うことができるので、紙浮きによる用紙へのヘ
ッドこすれに起因する印字品質の劣化や、ヘッドの破損
等の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一例としてインク
ジェットプリンタの要部の外観図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御ハードウェア
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における印字処理の概略の
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における用紙先端部でのマ
ルチパス印字の説明に供する図である。
【図5】図3のフローチャートにおける初期マルチパス
印字処理の具体例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態における印字処理の
概略の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来の、用紙先端部でのマルチパス印字の説明
に供する図である。
【図8】従来の問題点の説明に供する図である。
【符号の説明】
8…フラットケーブル 9…プレート 10…キャリッジ 11…吸引ファン 12…プラテン 13…用紙搬送ローラ 14…用紙 15…搬送モータ 16…リニアスケール 17…ヘッド 18…メディアセンサ 19…リニアスケールセンサ 21…吸引孔 101…外部装置 102…印字制御部 105…主走査モータ 107…メモリコントロール部 108…画像メモリ 109…データマスク部 110…マスクメモリ部 111…リニアスケールカウント部 112…印字トリガ生成部 113…ヘッド制御信号生成部 114…主走査モータ制御信号生成部 116…メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を搬送する搬送手段と、 プラテンへの用紙吸引を行う用紙吸引手段と、 画像データを記憶する記憶手段と、 記憶された画像データに基づいて、用紙の搬送方向とほ
    ぼ直交する方向に走査しながら用紙上に印字を行うヘッ
    ドと、 パス数分に分割されたノズル領域単位にノズルマスクを
    行うノズルマスク手段と、 前記ノズル領域単位に印字データに対して異なるマスク
    パターンのうちの選択されたマスクパターンでデータマ
    スクを行うデータマスク手段と、 印字開始時に用紙の先端部の少なくとも1バンドについ
    てパス毎の用紙搬送を伴わない初期マルチパス印字処理
    を行った後、用紙搬送を伴う通常マルチパス印字処理を
    行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記初期マルチパス印字
    処理時に、前記ノズルマスク手段の制御によりパス毎に
    用紙搬送方向下流側のノズル領域から順次上流側のノズ
    ル領域まで印字対象領域を拡大していくとともに、前記
    データマスク手段の制御によりパス毎に印字対象のノズ
    ル領域に割り当てるべきマスクパターンを順次切り替え
    ていくことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、印字開始前に用紙先端の
    余白のサイズをチェックし、余白が予め定めたサイズよ
    り小さい場合には前記初期マルチパス印字を行った後、
    前記通常マルチパス印字処理に移行し、余白が前記予め
    定めたサイズ以上である場合には前記処理マルチパス印
    字処理を行うことなく前記通常マルチパス印字処理を行
    うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】搬送される用紙をプラテン上に吸引しなが
    ら、用紙搬送方向とほぼ直交する方向に走査されるヘッ
    ドで用紙上に印字を行う際の用紙先端部の印字処理方法
    であって、 印字開始時に用紙の先端部につきパス毎の用紙搬送を伴
    わない初期マルチパス印字処理を行った後、用紙搬送を
    伴う通常マルチパス印字処理に移行することを特徴とす
    る用紙先端部の印字処理方法。
  5. 【請求項5】前記初期マルチパス印字処理時に、 前記ノズルマスク手段の制御によりパス毎に用紙搬送方
    向下流側のノズル領域から順次上流側のノズル領域まで
    印字対象領域を拡大していくとともに、 前記データマスク手段の制御によりパス毎に印字対象の
    ノズル領域に割り当てるべきマスクパターンを順次切り
    替えていくことを特徴とする請求項4に記載の用紙先端
    部の印字処理方法。
  6. 【請求項6】印字開始前に用紙先端の余白のサイズをチ
    ェックし、 余白が予め定めたサイズより小さい場合には前記初期マ
    ルチパス印字を行った後、前記通常マルチパス印字処理
    に移行し、 余白が前記予め定めたサイズ以上である場合には前記処
    理マルチパス印字処理を行うことなく前記通常マルチパ
    ス印字処理を行うことを特徴とする請求項4または5に
    記載の用紙先端部の印字処理方法。
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