JP2010115783A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成における精度を向上することのできる技術を提供する。
【解決手段】複数のヘッドモジュール4が、用紙搬送方向Xに並んで配置され、ヘッドモジュール4のそれぞれに対応して配置され、ヘッド5の上流側近傍の検出位置に用紙Mが存在するか否かを検出する複数の紙検出センサ6と、紙検出センサ6により用紙Mが検出される検出位置と、紙検出センサ6に対応するヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御を開始する用紙Mの基準位置との間の距離の基準値を記憶するEEPROM7と、紙検出センサ6により用紙Mが検出位置で検出された後からの用紙Mの搬送距離値が、対応するヘッドモジュール4に対応付けられた基準値に到達したことに基づいて、ヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御を開始する印刷制御部13cとを有するように構成する。
【選択図】図3
【解決手段】複数のヘッドモジュール4が、用紙搬送方向Xに並んで配置され、ヘッドモジュール4のそれぞれに対応して配置され、ヘッド5の上流側近傍の検出位置に用紙Mが存在するか否かを検出する複数の紙検出センサ6と、紙検出センサ6により用紙Mが検出される検出位置と、紙検出センサ6に対応するヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御を開始する用紙Mの基準位置との間の距離の基準値を記憶するEEPROM7と、紙検出センサ6により用紙Mが検出位置で検出された後からの用紙Mの搬送距離値が、対応するヘッドモジュール4に対応付けられた基準値に到達したことに基づいて、ヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御を開始する印刷制御部13cとを有するように構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置等に関し、特に、画像形成媒体に画像を形成するヘッドを備える複数のヘッドモジュールを有する画像形成装置等に関する。
従来、画像形成材の一例であるインクを噴出して画像を形成させるインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタとしては、インクを噴出させる複数のノズルが形成されたヘッドを搭載したキャリッジを用紙の搬送方向と直行する方向(用紙幅方向)に移動させて、用紙幅方向の印刷を行うものが一般的に知られている。
ヘッドを移動させて印刷するインクジェットプリンタにおいては、ヘッドを移動させて印刷する処理と、用紙を搬送する処理とを交互に実行することとなり、画像形成速度が遅いという問題がある。
そこで、近年、用紙幅方向の一列全体に対してインクを吐出させることのできるヘッドモジュールを備え、ヘッドの移動を伴わずに用紙幅方向の印刷が可能なラインインクジェットプリンタが登場している。
このようなラインインクジェットプリンタにおいては、例えば、高画質化や多色化を実現するために、ヘッドモジュールを用紙搬送方向に複数並べているものがある。
例えば、このようなラインインクジェットプリンタにおいては、用紙搬送方向の上流側に設けられた1つの紙検出センサにより所定の位置に用紙が搬送されたことを検出し、紙検出センサが用紙を検出した後、当該用紙が各ヘッドモジュールによる駆動制御を開始させるそれぞれの位置に搬送された際(ヘッドモジュールに対応する所定量の搬送を行なった際)に、それぞれのヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始してインクの噴出を制御させるようになっている。ここで、用紙の搬送量は、例えば、用紙を搬送するベルト上に設けられたエンコーダ用スケールをエンコーダにより検出して得られる信号のパルスのカウント値により把握することができる。
ラインインクジェットプリンタにおける紙検出センサを用いた技術としては、例えば、異常発生時において、搬送を中断された紙がヘッドの下にあるか否かを判定することを目的として、ヘッドの紙搬送方向の上流側及び下流側の双方に紙検出センサを設けるようにしているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記したラインインクジョットプリンタでは、用紙搬送方向の上流側に設けられた1つの紙検出センサによる用紙の検出時点を基準として、それ以降の用紙の搬送量を検出し、その搬送量に応じて、各ヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始するようにしている。
例えば、用紙をベルトで搬送するような場合には、ベルト上での紙すべりが発生することがある。また、用紙の搬送量をエンコーダによって検出する場合には、エンコーダにより検出される搬送量に誤差が存在することもある。紙検出センサから用紙搬送方向の下流側に離れているヘッドモジュールになるほど、紙すべりの影響や、エンコーダによる検出誤差の影響が大きくなり、画像形成時の用紙における印刷位置の誤差が大きくなってしまい、画像形成精度が低下してしまう虞がある。
また、ラインインクジェットプリンタの製作時においては、ヘッドモジュールを組み込んだ状態で紙検出センサとヘッドモジュールとの位置関係に応じて、紙検出センサにより検出されてからヘッドの駆動制御を開始するまでの用紙の搬送量を調整して設定しなくてはならず、手間がかかる問題がある。
また、ラインインクジェットプリンタの製作時に限らず、ヘッドモジュールを交換する場合にも、同様に、紙検出センサにより検出されてからヘッドの駆動制御を開始するまでの用紙の搬送量を調整して設定しなくてはならず、手間がかかる問題がある。
上記した特許文献1の技術は、異常発生時において、搬送が中断された紙がヘッドの下にあるか否かを判定することを目的としているものであり、画像形成精度の向上にはそのまま用いることができない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、画像形成精度を向上することのできる技術を提供することにある。また、ヘッドモジュールの組み込み時の作業を容易にすることのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の第1の観点に係る画像形成装置は、画像を形成するための画像形成媒体を所定の第1方向に搬送する媒体搬送手段と、画像形成媒体に画像を形成するヘッドを備える複数のヘッドモジュールとを有する画像形成装置であって、複数のヘッドモジュールは、第1方向に並んで配置されており、複数のヘッドモジュールのそれぞれに備えられ、ヘッドモジュールのヘッドの第1方向の上流側近傍の所定の検出位置に画像形成媒体が存在するか否か検出する複数の媒体検出センサと、それぞれの媒体検出センサにより画像形成媒体が検出される検出位置と、それぞれの媒体検出センサを備えるヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始させる基準とする画像形成媒体が位置すべき基準位置との間の距離に関する基準値を記憶する基準値記憶手段と、媒体検出センサにより画像形成媒体が検出位置で検出された後からの画像形成媒体の搬送距離に関する搬送距離値が、媒体検出センサを備えるヘッドモジュールに対応付けられた基準値に到達したことに基づいて、媒体検出センサを備えるヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始させる制御開始手段とを有する。
係る画像形成装置によると、媒体検出センサは、ヘッドモジュールのヘッドの上流側近傍の検出位置で画像形成媒体が存在するか否かを検出するようにしているので、検出位置と、ヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始する基準とする基準位置との間の距離を比較的短くすることができ、検出位置から基準位置までの画像形成媒体の搬送に係る誤差等の影響を抑制することができ、画像形成精度を向上することができる。また、ヘッドモジュールにおける媒体検出センサと、ヘッドとの配置に応じて、検出位置と基準位置との間の距離に関する基準値を確定することができるので、画像形成装置における組み込みによる影響がない。このため、画像形成装置にヘッドモジュールを組み込んだ後において基準値を調整する作業をなくす、或いは低減することができる。
また、上記画像形成装置において、基準値記憶手段は、それぞれのヘッドモジュールに備えられた不揮発性メモリにより構成され、それぞれのヘッドモジュールに備えられた不揮発性メモリは、自身のヘッドモジュールに係る基準値を記憶するようにしてもよい。係る画像形成装置によると、基準値を不揮発性メモリに記憶するようにしているので、ヘッドモジュールに対応する基準値を不揮発性メモリから取得してヘッドの駆動制御を容易且つ適切に行うことができる。
また、上記画像形成装置において、ヘッドには、画像形成材を噴射する複数のノズルが第1方向と交差する方向に並んで配置されており、ヘッドモジュールは、第1方向について異なる位置に配置された複数のヘッドを備え、不揮発性メモリは、第1方向について異なる位置に配置された複数のヘッドに対応する複数の基準値を記憶し、制御開始手段は、複数のヘッドについて、媒体検出センサにより画像形成媒体が検出された後に、画像形成媒体の搬送距離に関する搬送距離値がヘッドに対応する基準値に到達したことに基づいて、ヘッドによる駆動制御を開始させるようにしてもよい。係る画像形成装置によると、同一のヘッドモジュールにおける第1方向について異なる位置に配置されたヘッドを異なるタイミングで駆動制御を開始させることができる。
また、上記画像形成装置において、ヘッドには、画像形成材を噴射する複数のノズルが第1方向と交差する方向に並んで配置されており、ヘッドモジュールは、第1方向と直交する第2方向の最大画像形成範囲の一部の範囲に対する画像形成が可能な複数のヘッドを備え、複数のヘッドを第2方向に対して位置をずらして配置することにより、最大画像形成範囲の全体に対して画像形成可能になっていてもよい。係る画像形成装置によると、最大画像形成範囲の一部の範囲しか画像形成できない複数のヘッドにより、第2方向の最大画像形成範囲の全体に対して適切に画像形成を行うことができる。
また、上記画像形成装置において、ヘッドモジュールの複数のヘッドは、千鳥状に配置されていてもよい。係る画像形成装置によると、第2方向に対するヘッドモジュールの幅を比較的小さく抑えることができる。
また、上記画像形成装置において、ヘッドモジュールは、画像形成装置から取り外して交換可能となっていてもよい。係る画像形成装置によると、ヘッドモジュールの故障時等に容易に画像形成装置を修理等することができる。
また、上記画像形成装置において、媒体検出センサは、画像形成装置において画像形成可能な複数のサイズの画像形成媒体が共通して通過する位置を検出位置とするように配置されていてもよい。係る画像形成装置によると、画像形成する画像形成媒体のサイズが異なる場合でも、媒体検出センサを共通に利用することができる。
また、上記目的達成のため、本発明の第2の観点に係るヘッドモジュールは、所定の第1方向に搬送される画像形成媒体に画像を形成するヘッドを有するヘッドモジュールであって、ヘッドの第1方向の上流側近傍の所定の検出位置に画像形成媒体が存在するか否か検出するための媒体検出センサと、媒体検出センサにより画像形成媒体が検出される検出位置と、ヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始させる基準とする画像形成媒体が位置すべき基準位置との間の距離に関する基準値を記憶する基準値記憶手段とを備える。
係るヘッドモジュールによると、媒体検出センサの検出位置と、ヘッドモジュールのヘッドの駆動制御を開始する基準とする基準位置との間の距離を比較的短くすることができ、検出位置から基準位置までの画像形成媒体の搬送に係る誤差等の影響を抑制することができ、画像形成精度を向上することができる。また、ヘッドモジュールにおける媒体検出センサと、ヘッドとの配置に応じて、検出位置と基準位置との間の距離に関する基準値を確定することができるので、画像形成装置における組み込みによる影響がない。このため、画像形成装置にヘッドモジュールを組み込んだ後において基準値を調整する作業をなくす、或いは低減することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのラインインクジェットプリンタを説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るラインインクジェットプリンタの一部側面図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るラインインクジェットプリンタの一部上面図である。
ラインインクジェットプリンタ1(プリンタ1ともいう。)には、図示しない給紙トレイから供給される紙、OHPシート、布等の画像形成媒体(用紙Mという。)を搬送する媒体搬送手段の一例としてのベルト2が備えられている。ベルト2は、用紙搬送部3のローラ3a、3b、3cに掛け渡されており、図示しないモータにより駆動される。ベルト2は、用紙Mに印刷を行う際には、用紙Mを用紙搬送方向X(第1方向)、すなわち、図1左側(上流側)から右側(下流側)に略一定の速度で搬送する。
プリンタ1においては、複数のサイズの用紙Mに印刷を行うことができるようになっている。本実施形態では、プリンタ1においては、図2に示すように幅B(最大印刷可能幅)までの種々のサイズの用紙Mの印刷が可能である。本実施形態のプリンタ1では、用紙のサイズによらず、用紙Mの用紙幅の略中心がベルト2の幅の略中心を搬送されるように構成されており、幅Aの用紙Mであれば、図2に示すように搬送される。
ベルト2の上方には、ベルト2と対向するようにベルト2の移動量(ベルト2による用紙Mの搬送量に相当)を検出するためのエンコーダ8が設けられている。ベルト2の用紙Mが搬送されない領域(図2の下端側近傍)には、用紙搬送方向Xに一定の間隔で図示しないエンコーダ用パターンが形成されている。エンコーダ8は、ベルト2に対して光を照射し、ベルト2からの反射光を受けて、受光状態に応じた信号を出力する。ベルト2が駆動されている場合には、エンコーダ用パターンと、パターン以外の部分との反射光の違いから、エンコーダ8からはパルス信号が出力される。このパルス信号によると、通過したパターン数が把握できるので、ベルト2の移動量を把握することができる。
また、プリンタ1には、用紙搬送方向Xに並んで複数のヘッドモジュール4が配置されている。ヘッドモジュール4は、複数のヘッド5と、媒体検出センサの一例としての紙検出センサ6と、基準値記憶手段及び不揮発性メモリの一例としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)7とを有する。ヘッドモジュール4は、プリンタ1から取り外して、同様なヘッドモジュールと交換することができるようになっており、プリンタ1の修理等が容易である。
ヘッド5は、画像形成材の一例としてのインクを噴射する複数のノズル5aが、用紙Mが搬送される側(図1下方)に向けて設けられている。本実施形態では、ヘッド5には、例えば、用紙搬送方向Xに垂直な用紙幅方向Y(図1の図面奥行き方向:第2方向)に複数個(例えば、180個)のノズル5aが並んだノズル列が形成され、このノズル列が用紙搬送方向Xに複数列(例えば、8列)並んで形成されている。プリンタ1が例えば、4色のインクにより印刷を行うものであれば、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色にそれぞれ2本のノズル列が割り当てられ、同一の色のノズル列は、用紙幅方向Yにおける各ノズルの位置が所定量(例えば、ノズル列におけるノズルピッチの半分)ずれるように配置されている。
ヘッドモジュール4(4A、4B)は、図2に示すように、用紙幅方向Yに複数個のヘッド5が並べられたヘッド列を備え、このヘッド列を用紙搬送方向Xに複数列(例えば、2列)備えており、複数のヘッド5が用紙幅方向Yに対して千鳥状(互い違い)に並ぶようになっている。第1列目(上流側からの順で示す。以下、同様)の複数のヘッド5は、所定の間隔をあけて用紙幅方向Yに沿って配列されている。第2列目の複数のヘッド5のそれぞれは、最大印刷可能幅において第1列目のヘッド5によって印刷できない部分(例えば、第1列目の各ヘッド5の間)の印刷を補うように配置されている。この第1列目及び第2列目のヘッド5によって、用紙幅方向Yの最大印刷可能幅の全体に亘って所定の解像度(例えば、360dpi)によりインクを噴射できるようになっている。
第1ヘッドモジュール4A(上流側のヘッドモジュール)と、第2ヘッドモジュール4B(下流側のヘッドモジュール)とは、同様な構成となっているが、第1ヘッドモジュール4Aと、第2ヘッドモジュール4Bとは、それぞれの対応するノズルの位置が、用紙幅方向Yにおいて所定量(例えば、ノズル列におけるノズルピッチの1/4)ずれるように配置されている。このように、第1ヘッドモジュール4Aと、第2ヘッドモジュール4Bとの対応するノズルの用紙幅方向Yの位置が所定量ずれているので、最大印刷可能範囲の用紙幅方向Yの範囲(最大印刷可能幅)の全体に亘る解像度を1つのヘッドモジュール4で実現できる解像度の2倍(例えば、720dpi)にすることができる。
紙検出センサ6は、ヘッドモジュール4の用紙幅方向Yの略中央であって、ヘッドモジュール4のヘッド5のノズル5aの用紙搬送方向Xの位置よりも上流側に配置され、ノズル5aの対向する位置よりも上流側近傍のベルト2上の位置(検出位置)に用紙Mが存在するか否かを検出するようになっている。本実施形態では、検出位置は、紙検出センサ6の直下のベルト2上の位置、すなわち、サイズに関わらずに用紙Mの用紙幅の略中心が通過する位置となっているので、サイズに関わらず用紙Mが存在するか否かを適切に検出することができる。
EEPROM7は、自身が属するヘッドモジュール4の紙検出センサ6により用紙Mが検出される検出位置と、自身が属するヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御を開始する基準とする用紙Mの基準位置との間の距離に関する基準値を記憶する。
ここで、基準位置とは、用紙Mがこの位置に搬送された時点を基準として、所定の駆動制御を開始することにより、用紙Mの印刷可能範囲の最先(最も下流側)の位置に、最も上流側のノズル5aによるインク滴を吐出することができるという位置である。本実施形態では、基準位置としては、例えば、プリンタ1が用紙Mに対して印刷可能な範囲の最先の位置を、所定の駆動制御を開始させてからノズル5aによるインクが到達するまでに要する時間に用紙Mが搬送されることとなる距離分だけ、上流側のノズル5aのインクが吐出された場合に到達する位置から上流側に移動させたときに、用紙Mの下流側の先端が存在することとなる位置又はその近傍の位置である。また、基準値としては、本実施形態では、EEPROM7は、検出位置と基準位置との間の距離に対応するエンコーダ8による信号のパルスのカウント値を記憶している。本実施形態では、ヘッドモジュール4に紙検出センサ6とヘッド5とが備えられているので、ヘッドモジュール4の構成に応じて、適切に基準値を決定することができる。したがって、ヘッドモジュール4をプリンタ1に組み込む際に、基準値の設定等をプリンタ1に行う必要がない。
次に、プリンタ1の機能構成を説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るラインインクジェットプリンタの機能構成図である。
プリンタ1は、用紙搬送部3と、複数のヘッドモジュール4と、エンコーダ8と、プリンタコントローラ11とを有する。
プリンタコントローラ11は、通信インターフェース部(通信I/F部)12と、制御部13と、インターフェース部(I/F部)14と、RAM(Random Access Memory)15と、ヘッド駆動回路16とを有する。
通信I/F部12は、図示しないホスト装置と制御部13との間の印刷データ等の交換の仲介を行う。I/F部14は、制御部13と、エンコーダ8、用紙搬送部3、各ヘッドモジュール4のEEPROM7、及び各ヘッドモジュール4の紙検出センサ6との間のデータや信号のやり取りを仲介する。本実施形態では、I/F部14は、制御部13から用紙搬送部3へ用紙搬送に関する信号を送信する。また、I/F部14は、エンコーダ8からの信号を制御部13に送信する。また、I/F部14は、各ヘッドモジュール4のEEPROM7からのデータを制御部13に渡す。また、I/F部14は、各ヘッドモジュール4の紙検出センサ6からの信号を制御部13に送信する。
RAM15は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、制御部13による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。本実施形態では、RAM15は、図示しないホスト装置から受け取った印刷データを格納する。印刷データには、用紙Mに対して各ヘッド5により印刷するドットのデータを含んでいる。本実施形態では、プリンタ1は、用紙Mに対して全面に印刷可能である(所謂、ふちなし印刷が可能である)ので、各ヘッド5のそれぞれについての用紙Mの一面全体についてのドットのデータが含まれている。なお、本実施形態では、同一のヘッドモジュール4には、用紙搬送方向の位置が異なるヘッド5が存在するので、下流側のヘッド5のデータには、最も上流側のヘッド5との位置のずれを考慮したデータ、すなわち、ズレに相当する距離を用紙Mが搬送される間に、インクを吐出しないようにするデータが含まれている。
ヘッド駆動回路16は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)によって構成され、各ヘッドモジュール4の各ヘッド5に対して、ヘッド5を駆動するための各種信号を供給する。また、ヘッド駆動回路16は、必要な印刷データをRAM15から自身のバッファに適宜転送する。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)等によって構成され、各部12、14、15、16の動作を制御する。制御部13は、ROMに格納されているプログラムを読み出して実行することにより、紙検出判定部13a、搬送量検出部13b、制御開始手段の一例としての印刷制御部13c、及び用紙搬送制御部13dを構成する。
紙検出判定部13aは、各ヘッドモジュール4の紙検出センサ6からの用紙Mの検出位置における存在有無を示す信号を受信し、各紙検出センサ6の検出位置に用紙Mが搬送されてきたか否かを判定し、用紙Mが搬送されてきたことを検出した場合には、搬送量検出部13bにその旨を通知する。
搬送量検出部13bは、紙検出判定部13aによって紙検出センサ6の検出位置に用紙Mが搬送されたことが検出された後からの用紙Mの搬送量を検出する。本実施形態では、搬送量検出部13bは、紙検出判定部13aによって紙検出センサ6の検出位置に用紙Mが搬送されてきたことが検出された以降のエンコーダ8のパルス信号のパルスのカウント値(ベルト2の移動量、すなわち用紙Mの搬送量)を検出する。なお、本実施形態では、搬送量検出部13bは、各紙検出センサ6による用紙Mの検出以降のパルスをそれぞれカウントすることができるようになっている。
印刷制御部13cは、図示しないホスト装置から印刷データを受信した場合には、印刷データをRAM15に格納する。また、印刷制御部13cは、紙検出センサ6により用紙Mが検出された以降に搬送量検出部13bにより検出されたパルス数が、紙検出センサ6に対応するヘッドモジュール4(紙検出センサ6を備えているヘッドモジュール4)のEEPROM7から取得した基準値に到達したか否かを判定し、到達したと判定した場合には、対応するヘッドモジュール4のヘッド5の駆動制御をヘッド駆動回路16に開始させる指示を行う。
用紙搬送制御部13dは、用紙搬送部3を制御することにより、給紙トレイから用紙Mを取り出して、ベルト2上に搬送させ、ベルト2を駆動させて用紙Mを搬送させ、ベルト2上から図示しない排紙トレイに用紙Mを搬送させる。
次に、本発明の一実施形態に係る印刷処理について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る印刷処理のフローチャートである。
印刷処理は、制御部13が、通信I/F部12を介して図示しないホスト装置から印刷データを受信した場合に開始される。
用紙搬送制御部13dは、用紙搬送部3により図示しない給紙トレイから印刷データに指定されているサイズ及び種類の用紙Mを取り出してベルト2上に搬送し、ベルト2を駆動させて、用紙Mの搬送を開始させる(ステップS1)。なお、以降においては、印刷に必要な枚数の用紙Mが逐次搬送されることとなる。
次いで、紙検出判定部13aがI/F部14を介して最も上流側の第1ヘッドモジュール4Aの紙検出センサ6(第1紙検出センサ6A)からの信号を取得し、信号に基づいて用紙Mが新たに検出されたか否か、すなわち用紙Mが搬送されてきたか否かを判定する(ステップS2)。
この結果、用紙Mを新たに検出していない場合には、ステップS2を繰り返し実行する一方、用紙Mを新たに検出した場合には、印刷制御部13cが用紙毎印刷処理(図5参照)を開始する(ステップS3)。
次いで、印刷制御部13cが必要な枚数の用紙Mの印刷の実行を完了しているか否かを判定し(ステップS4)、印刷に必要な枚数の用紙Mの印刷の実行を完了していない場合には、ステップS2に戻る一方、必要な枚数の用紙Mの印刷の実行を完了している場合には、最後の用紙Mの排紙が完了したか否かを判定する(ステップS5)。
この結果、最後の用紙Mの排紙が完了していない場合には、用紙Mの排紙が完了するまで待つ一方、用紙の排紙が完了した場合(ステップS5:YES)には、用紙搬送制御部13dが用紙搬送部3による搬送を停止し(ステップS6)、処理を終了する。
図5は、本発明の一実施形態に係る用紙毎印刷処理のフローチャートである。
用紙毎印刷処理が開始されると、搬送量検出部13bはエンコーダ8からI/F部14を介して受信した信号に基づいて、パルスのカウントを開始する(ステップS11)。
次いで、印刷制御部13cは、搬送量検出部13bからパルスのカウント値(搬送量)を取得し(ステップS12)、第1ヘッドモジュール4BのEEPROM7から取得した基準値(第1基準値)と一致するか否か(カウント値が第1基準値に到達しているか否か)を判定し(ステップS13)、一致していない場合(ステップS13:NO)には、用紙Mが第1ヘッドモジュール4Aを駆動させる基準位置に搬送されていないことを意味しているので、ステップS12に進む。
一方、パルス数のカウント値と第1基準値とが一致する場合(ステップS13:YES)には、用紙Mが基準位置に搬送されていることを意味しているので、印刷制御部13cがヘッド駆動回路16に第1ヘッドモジュール4Aの駆動制御を開始させる(ステップS14)。これにより、用紙Mに対して第1ヘッドモジュール4Aの各ヘッド5による印刷データに従った印刷が行なわれることになる。
次いで、紙検出判定部13aがI/F部14を介して下流側の第2ヘッドモジュール4Bの紙検出センサ6(第2紙検出センサ6B)からの信号を取得し、信号に基づいて用紙Mが第2紙検出センサ6Bの検出位置で新たに検出されたか否か、すなわち用紙Mが第2紙検出センサ6Bの検出位置に搬送されてきたか否かを判定する(ステップS15)。
この結果、用紙Mを検出していない場合には、ステップS15を繰り返し実行する一方、用紙Mを新たに検出した場合には、搬送量検出部13bはエンコーダ8からI/F部14を介して受信した信号に基づいて、パルス数のカウントを開始する(ステップS16)。
次いで、印刷制御部13cは、搬送量検出部13bからパルスのカウント値(搬送量)を取得し(ステップS17)、第2ヘッドモジュール4BのEEPROM7から取得した基準値(第2基準値)と一致するか否かを判定し(ステップS18)、一致していない場合(ステップS18:NO)には、用紙Mが第2ヘッドモジュール4Bを駆動させる基準位置に搬送されていないことを意味しているので、ステップS17に進む。
一方、パルス数のカウント値と第2基準値とが一致する場合(ステップS18:YES)には、用紙Mが第2ヘッドモジュール4Bの基準位置に搬送されていることを意味しているので、印刷制御部13cがヘッド駆動回路16に第2ヘッドモジュール4Bの駆動制御を開始させ(ステップS18)、処理を終了する。これにより、用紙Mに対して第2ヘッドモジュール4Bの各ヘッド5による印刷が行なわれることになる。
本実施形態に係るプリンタ1では、各ヘッドモジュール4に紙検出センサ6を設けるようにしているので、紙検出センサ6の検出位置と、基準位置との間の距離を比較的短くすることができるので、ベルト2上の用紙すべりや、エンコーダ8による搬送量の測定誤差等の影響を低減することができ、印刷の精度を向上することができる。
次に、本発明の変形例に係るラインインクジェットプリンタについて説明する。
図6は、本発明の変形例に係るラインインクジェットプリンタの機能構成図である。なお、変形例に係るラインインクジェットプリンタについて、第1実施形態に係るラインインクジェットプリンタと同一部分には同一符号を付し、異なる点を中心に説明する。
変形例に係るプリンタは、図3に示す第1実施形態に係るラインインクジェットプリンタにおける制御部13の一部の機能と、ヘッド駆動回路16の各ヘッドモジュール4に対する機能とを、各ヘッドモジュール4のヘッド駆動回路22により実現するようにしたものである。
プリンタ1の制御部21は、印刷制御部21aと、用紙搬送制御部13dを有する。印刷制御部21aは、通信I/F部12を介して外部のホスト装置から印刷データを受信し、印刷データをRAM15に格納するとともに、各ヘッドモジュール4のヘッド駆動回路22に印刷開始を通知する。
ヘッド駆動回路22には、エンコーダ8からの信号が入力されるとともに、紙検出センサ6からの信号が入力される。ヘッド駆動回路22は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成され、紙検出判定部13aと、搬送量検出部13bと、駆動制御部22aとを有する。
駆動制御部22aは、紙検出センサ6により用紙Mが検出された以降に搬送量検出部13bにより検出されたパルスのカウント値が、紙検出センサ6に対応するヘッドモジュール4(紙検出センサ6を備えているヘッドモジュール4)のEEPROM7から取得した基準値に到達したか否かを判定し、到達したと判定した場合には、各ヘッド5の駆動制御を開始させる、すなわち、各ヘッド5に各種信号の供給を開始する。
上記プリンタ1によると、ヘッドモジュール4の紙検出センサ6による信号や、EEPROM7に格納された基準量のデータは、自身の属するヘッドモジュール4のヘッド駆動回路22に利用されるものであるので、プリンタコントローラ11や他のヘッドモジュール4の仕様等によって、ヘッドモジュール4内のEEPROM7や紙検出センサ6の仕様が制限されることがない。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、ヘッドモジュール4に対応する紙検出センサとして1つの紙検出センサを備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、ヘッドモジュール4の複数のヘッド5のそれぞれに対して1つの紙検出センサを備えるようにしてもよく、また、ヘッドモジュール4の複数のヘッドを複数のグループに分け、それぞれのグループに対して1つの紙検出センサを備えるようにしてもよい。この場合、分割するグループとしては、用紙搬送方向の位置が同じヘッドを同一グループとするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、紙検出センサ6をヘッドモジュール4の用紙幅方向の略中心に備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、プリンタ1において、用紙Mのサイズに関わらずに用紙Mの幅方向の一端を基準として(用紙Mの一端側が同一の線上を通るように)、用紙Mを搬送する場合には、サイズに関わらず用紙Mが通過することとなる領域に対向するように、ヘッドモジュール4の用紙幅方向の端部に紙検出センサ6を備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ヘッドモジュール4に紙検出センサ6を備えるようにしていたが、ヘッドモジュール4の上流側の近傍にヘッドモジュール4とは別体として備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ヘッドモジュール4は、最大印刷範囲(最大画像形成範囲)の用紙幅方向の幅(最大印刷可能幅)の全体を印刷可能にするために、最大印刷可能幅の一部のみを印刷可能なヘッドを複数備えるとともに、これらヘッドを最大印刷可能幅の全体の印刷を可能にするように配置していたが、本発明はこれに限られず、最大印刷可能幅の全体を印刷可能な1つのヘッド、すなわち、最大印刷可能幅の全体を印刷できるように複数のノズルが配置されている1つのヘッドを備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、用紙搬送方向に2つのヘッドモジュール4を備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、用紙搬送方向に3以上のヘッドモジュールを備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、EEPROM7には、基準値を格納させている例を示していたが、本発明はこれに限られず、例えば、ヘッドモジュール4のヘッド5の傾きや、その他の画質に影響を与える情報等を更に格納されてもよく、これら情報に基づいて、プリンタ1又は、ホスト装置において印刷データを作成或いは調整するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、1つのヘッドモジュール4で複数色のインクを吐出するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、1つのヘッドモジュールは、所定の1色のインクを吐出するようにし、吐出するインクの色が異なる複数のヘッドモジュールを備えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてラインインクジェットプリンタを例に説明していたが、本発明はこれに限られず、インク以外の液体を噴射させる画像形成装置や、トナー等の粉状体を飛翔させる画像形成装置にも適用でき、また、電子写真方式の画像形成装置にも適用することができる。
1 ラインインクジェットプリンタ、2 ベルト、3 用紙搬送部、3a,3b,3c ローラ、4 ヘッドモジュール、4A 第1ヘッドモジュール、4B 第2ヘッドモジュール、5 ヘッド、5a ノズル、6 紙検出センサ、6A 第1紙検出センサ、6B 第2紙検出センサ、7 EEPROM、8 エンコーダ、11 プリンタコントローラ、12 通信I/F部、13 制御部、13a 紙検出判定部、13b 搬送量検出部、13c 印刷制御部、13d 用紙搬送制御部、14 I/F部、15 RAM、16 ヘッド駆動回路、21 制御部、21a 印刷制御部、22 ヘッド駆動回路、22a 駆動制御部、M 用紙。
Claims (8)
- 画像を形成するための画像形成媒体を所定の第1方向に搬送する媒体搬送手段と、前記画像形成媒体に画像を形成するヘッドを備える複数のヘッドモジュールとを有する画像形成装置であって、
複数の前記ヘッドモジュールは、前記第1方向に並んで配置されており、
複数の前記ヘッドモジュールのそれぞれに備えられ、前記ヘッドモジュールの前記ヘッドの前記第1方向の上流側近傍の所定の検出位置に前記画像形成媒体が存在するか否か検出する複数の媒体検出センサと、
それぞれの前記媒体検出センサにより前記画像形成媒体が検出される前記検出位置と、それぞれの前記媒体検出センサを備える前記ヘッドモジュールの前記ヘッドの駆動制御を開始させる基準とする前記画像形成媒体が位置すべき基準位置との間の距離に関する基準値を記憶する基準値記憶手段と、
前記媒体検出センサにより前記画像形成媒体が前記検出位置で検出された後からの前記画像形成媒体の搬送距離に関する搬送距離値が、前記媒体検出センサを備える前記ヘッドモジュールに対応付けられた前記基準値に到達したことに基づいて、前記媒体検出センサを備える前記ヘッドモジュールの前記ヘッドの駆動制御を開始させる制御開始手段と
を有する画像形成装置。 - 前記基準値記憶手段は、それぞれの前記ヘッドモジュールに備えられた不揮発性メモリにより構成され、
それぞれの前記ヘッドモジュールに備えられた前記不揮発性メモリは、自身の前記ヘッドモジュールに係る前記基準値を記憶する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ヘッドには、画像形成材を噴射する複数のノズルが前記第1方向と交差する方向に並んで配置されており、
前記ヘッドモジュールは、前記第1方向について異なる位置に配置された複数のヘッドを備え、
前記不揮発性メモリは、前記第1方向について異なる位置に配置された複数のヘッドに対応する複数の前記基準値を記憶し、
前記制御開始手段は、複数の前記ヘッドについて、前記媒体検出センサにより前記画像形成媒体が検出された後に、前記画像形成媒体の搬送距離に関する搬送距離値が前記ヘッドに対応する前記基準値に到達したことに基づいて、前記ヘッドによる駆動制御を開始させる
請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記ヘッドには、画像形成材を噴射する複数のノズルが前記第1方向と交差する方向に並んで配置されており、
前記ヘッドモジュールは、前記第1方向と直交する第2方向の最大画像形成範囲の一部の範囲に対する画像形成が可能な複数のヘッドを備え、
前記複数のヘッドを前記第2方向に対して位置をずらして配置することにより、前記最大画像形成範囲の全体に対して画像形成可能になっている
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記ヘッドモジュールの複数の前記ヘッドは、千鳥状に配置されている
請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記ヘッドモジュールは、前記画像形成装置から取り外して交換可能となっている
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記媒体検出センサは、前記画像形成装置において前記画像形成可能な複数のサイズの前記画像形成媒体が共通して通過する位置を前記検出位置とするように配置されている
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 所定の第1方向に搬送される画像形成媒体に画像を形成するヘッドを有するヘッドモジュールであって、
前記ヘッドの前記第1方向の上流側近傍の所定の検出位置に前記画像形成媒体が存在するか否か検出するための媒体検出センサと、
前記媒体検出センサにより前記画像形成媒体が検出される前記検出位置と、前記ヘッドモジュールの前記ヘッドの駆動制御を開始させる基準とする前記画像形成媒体が位置すべき基準位置との間の距離に関する基準値を記憶する基準値記憶手段と
を備えるヘッドモジュール。
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2008
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