JP2001358049A - 近接距離制御装置及び近接距離制御方法 - Google Patents

近接距離制御装置及び近接距離制御方法

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JP2001358049A
JP2001358049A JP2000176490A JP2000176490A JP2001358049A JP 2001358049 A JP2001358049 A JP 2001358049A JP 2000176490 A JP2000176490 A JP 2000176490A JP 2000176490 A JP2000176490 A JP 2000176490A JP 2001358049 A JP2001358049 A JP 2001358049A
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Yoichi Usui
洋一 臼井
Yasuyuki Sato
泰之 佐藤
Kosaku Saino
耕作 才野
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Tatsumo KK
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Fujitsu Ltd
Tatsumo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被熱処理基板とその上方に配置された温度調整
部材との近接距離を高温環境下及び面内温度均一性に影
響を及すことなく精度良く制御することのできる近接距
離制御装置を提供すること。 【解決手段】温度調整部材43に、被熱処理基板Wの被
測定領域の面法線上に穿孔47を形成し、穿孔47を介
して被熱処理基板Wと温度調整部材43との狭間隙の空
気圧変化に応じた信号を出力する空圧センサ61を設
け、空圧センサ61の出力信号に基づいて被熱処理基板
Wと温度調整部材43との距離を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウェー
ハ、フォトマスク用ガラス角基板、液晶用ガラス角基板
等の基板上面に形成した薄膜又は上面に塗布した薬液を
温度調整部材により面内均一温度に近接熱処理するため
に、基板上面と温度調整部材との距離を制御する近接距
離制御装置及び近接距離制御方法に関するものである。
【0002】半導体デバイスを形成するシリコンウェー
ハやフォトマスク用ガラス角基板等の基板、液晶ディス
プレイ等を形成するガラス角基板の上面には、各製造プ
ロセスにおいて塗布膜系レジスト、SOG(Spin On Gla
ss) 等の薄膜を形成するために熱処理が行われる。この
熱処理の工程は、薬液を基板上に塗布する前の基板温調
処理工程、前記薬液を塗布した後、乾燥または焼結する
加熱処理工程、加熱処理後に実施される冷却処理工程等
に分類される。これらの熱処理工程において、基板上面
全体を均一な温度に制御する面内温度均一性と、生産性
向上のために熱処理工程における処理時間の短縮が要求
されている。
【0003】
【従来の技術】図5は、特開平9−330865号公報
に開示された熱処理装置の一例を表す概要図である。こ
の熱処理装置は、被熱処理基板11の上下にそれぞれ異
なる温度設定が可能な温度調整部材12,13が配置さ
れ、該温度調整部材12,13にはそれぞれ被熱処理基
板11の外縁部との近接距離を監視する距離センサ1
4,15が備えられている。駆動制御装置16,17
は、それぞれセンサ14,15の出力信号に基づいて駆
動機構18,19を制御し、温度調整部材12,13を
基板11の上下面から所定の近接距離(プロキシミティ
ギャップ)に配置する。そして、温度調整部材12,1
3がそれぞれ温度制御装置20,21により制御され、
基板11上面のレジスト膜11aを加熱又は冷却する。
【0004】このよう、熱処理装置は、距離センサ1
4,15の出力値を温度調整部材12,13の昇降駆動
制御にフィードバックすることで、高精度な近接距離制
御を実現し、被熱処理基板11の板厚公差によらず近接
距離を一定に保つことを可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
熱処理装置では、距離センサ14に例えばレーザ式変位
計のようにセンサヘッドの大きなものを使用した場合、
それにより基板温度調整部材12の面内温度均一性を悪
化させ、被熱処理基板11上の温度分布の不均一化を招
いていた。また、距離センサ14に渦電流式変位計や超
音波式変位計等のセンサヘッドの比較的小さいものを使
用することが考えられるが、これらの距離センサは使用
可能な温度範囲が比較的低温に限定され、特に200℃
を越える高温環境下での使用や、高温に加熱された被熱
処理基板11について近接距離を測定することは不可能
であった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、上面に薄膜が形成され
た被熱処理基板とその上方に配置された温度調整部材と
の近接距離を高温環境下及び面内温度均一性に影響を及
すことなく精度良く制御することのできる近接距離制御
装置及び近接距離制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、温度調整部材は、被熱処
理基板の被測定領域の面法線上に穿孔を有し、穿孔を介
して被熱処理基板と温度調整部材との狭間隙の空気圧変
化に応じた信号を出力する空圧センサを設け、空圧セン
サの出力信号に基づいて被熱処理基板と温度調整部材と
の距離を制御する。
【0008】穿孔は、請求項2に記載の発明のように、
外形寸法の異なる複数の基板それぞれの被測定領域の面
法線上に対応して形成されている。請求項3に記載の発
明のように、被熱処理基板を、受渡し位置から制御開始
位置まで高速で移動させ、近接距離まで低速で移動させ
るようにした。
【0009】請求項4に記載の発明のように、空圧セン
サと穿孔の間にバルブが設けられ、被熱処理基板を低速
で移動させる間、バルブを開くようにした。請求項5に
記載の発明は、被熱処理基板を予め設定された近接距離
制御開始位置まで高速で移動させるステップと、被熱処
理基板を低速で移動させるステップと、温度調整部材に
形成された穿孔を介して温度調整部材と被熱処理基板と
の狭間隔の空気圧変化を空圧センサにて監視し、空圧セ
ンサの出力値が近接距離に対応する値と一致したときに
被熱処理基板を停止させるステップとを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、本実施
形態の熱処理装置の概略構成図である。
【0011】熱処理装置30は、処理室31、近接距離
制御装置32、昇降機構33を含み、処理室31内に搬
入された被熱処理基板W上面を近接熱処理する。処理室
31は、位置が固定された上部カバー41と、垂直方向
に移動可能に設けられた下部カバー42とにより構成さ
れている。被熱処理基板Wは、下部カバー42を下降さ
せることで、その下部カバー42と上部カバー41と形
成される開口部から図示しないアーム式搬送装置により
水平方向(例えば図2の右方向から)に搬送されて下部
カバー42上に載置され、下部カバー42を上昇させる
ことで処理室31内に搬入される。
【0012】上部カバー41には、基板温度調整部材4
3が図示しない支持材により所定位置に保持固定されて
いる。基板温度調整部材43は、水平方向に被熱処理基
板Wの基板外形寸法よりも大きな外形寸法を持ち、面内
温度均一性を持つ、即ち下面全面が均一な温度で発熱又
は吸熱するように形成されている。
【0013】下部カバー42には、基板支持部材44が
設けられている。基板支持部材44は、基板支持ベース
45とそれに立設された複数の基板支持ピン46とから
構成されている。基板支持ベース45は、図示しないス
ライダ等により垂直方向に移動可能に支持されている。
基板支持ピン46は、その先端が、図2に示すように、
下部カバー42の側壁上端よりも上方へ突出するように
形成され、これにより、図示しないアーム式搬送装置に
より水平方向(例えば図2の右方向から)に搬送される
被熱処理基板Wを所定の位置にて受取り可能としてい
る。
【0014】制御装置32は、昇降機構33を駆動して
基板温度調整部材43下面と被熱処理基板W上面との間
の近接距離を制御する。基板温度調整部材43には、被
熱処理基板Wの被測定領域の面法線上に所定の内径(例
えば1.2〜1.5mm)の穿孔47が形成され、制御
装置32は、穿孔47を介して被熱処理基板Wの近接昇
降動作に伴う該基板Wと基板温度調整部材43との間の
狭間隙の空気圧により近接距離を測定する距離測定装置
51を備え、その測定装置51の出力信号に基づいて昇
降機構33を介して基板支持部材44の上下位置を制御
する。被測定領域は、被熱処理基板Wの所定の有用領域
外でかつ外形寸法内の領域である。これにより、有用領
域の温度均一性低下を防いでいる。
【0015】制御装置32は、距離測定装置51、電磁
弁52、駆動制御装置53を含む。距離測定装置51は
図3に示す空圧センサ61を用いたものであり、管路5
4を介して穿孔47から空気を吸引し、その圧力変化に
応じて検知信号Sを駆動制御装置53に出力する。詳述
すると、温度調整部材43と基板Wとを近接させると、
それらの間隔は穿孔47から空気を吸入する動作に対し
て抵抗となり、その狭間隔に対応して穿孔47から吸入
する空気圧が変化する。従って、空気圧を監視すること
は、狭間隔即ち温度調整部材43と基板Wとの間の近接
距離を監視することになる。そして、この監視結果であ
る空気圧の変化を駆動制御装置53による基板支持部材
44の位置制御に帰還することで、基板支持部材44即
ち被熱処理基板Wを所望の位置(近接処理位置)に移動
させる。
【0016】電磁弁52は配管54に設けられ、駆動制
御装置53により開閉制御される。駆動制御装置53
は、必要に応じて電磁弁52を開閉制御する。詳しく
は、駆動制御装置53は、被熱処理基板Wを基板支持部
材44上に載置する受渡し位置から被熱処理基板Wの近
接処理位置近傍の近接距離制御開始位置まで該基板支持
部材44を高速(例えば150mm/sec)で移動さ
せ、更に、被熱処理基板Wの近接処理位置まで低速(例
えば0.1mm/sec)で移動させる。これにより、
熱処理時間(被熱処理基板Wを搬入してから熱処理が終
了するまでの時間)を短縮するとともに、被熱処理基板
Wと温度調整部材43との間のギャップを精度良く制御
する。そして、基板支持部材44を低速で移動させてい
る間以外で電磁弁52を開制御することは、温度調整部
材43の穿孔47から作動ガスを吸入することで処理室
31内の気流を乱し、基板W上面に面内温度均一性を悪
化させるからである。
【0017】図3は、空圧センサ61を用いた距離測定
装置51の作動原理図である。距離測定装置51は、空
圧センサ61を動作させるための機材として、真空ポン
プ62、真空減圧弁63、圧力ゲージ64、電磁弁6
5、フィルタ66,67、ニードルバルブ68を含む。
【0018】穿孔47が形成された部分(小径ノズルと
いう)69はフィルタ66を介して空圧センサ61の第
1ポート61aに接続されている。空圧センサ61の第
2ポート61bはフィルタ67を介してニードルバルブ
68に接続され、第3ポート61cは電磁弁65及び真
空減圧弁63を介して真空ポンプ62に接続されてい
る。電磁弁65と真空減圧弁63の間には圧力ゲージ6
4が設けられている。
【0019】空圧センサ61は、第1及び第2ポート6
1a,61b間に初期設定用のバルブ61d,61eを
含む空気圧ブリッジ回路を形成したものである。即ち、
空圧センサ61は、真空ポンプ62による負圧エアー
(−20kPa〜−101kPa)の作動流体を第1及
び第2ポート61a,61bに分岐する。すると、穿孔
47から作動ガスが吸入される第1ポート61aにおけ
る空気圧と、ニードルバルブ68を介して外気が吸入さ
れる第2ポート61bにおける空気圧との間に圧力差が
生じる。センサ61fは、両ポート61a,61b間の
微差圧に対応した電圧を持つ検知信号Sを出力する。
【0020】そして、初期バランス調整として、近接距
離制御対象面としての被熱処理基板W上面を所望の近接
処理位置に配置し、その状態でセンサ61fから所望の
電圧(例えば0V)を持つ検知信号Sが出力されるよう
にニードルバルブ68を調整する。これにより、空圧セ
ンサ61は、小径ノズル69先端(温度調整部材43の
下面)と被熱処理基板W上面との距離、即ち被熱処理基
板Wの上下位置に応じた電圧を持つ検知信号Sを出力す
る。例えば、空圧センサ61は、設定により、基板Wの
位置が近接処理位置よりも低い場合には負電圧の検知信
号Sを出力し、それよりも高い場合には正電圧の検知信
号Sを出力する。従って、図1の駆動制御装置53は、
検知信号Sに基づいて昇降機構33を制御する、換言す
れば、検知信号Sの電圧が所望の電圧となるように昇降
機構33を制御すればよい。
【0021】その昇降機構33は、電動機としてステッ
ピングモータ71とボールねじ72を含み、モータ71
の出力軸とボールねじ72にはそれぞれにタイミングベ
ルト75が係回されたベルト車73,74が一体回転可
能に設けられている。従って、ステッピングモータ71
の駆動によりボールねじ72が正転又は逆転すると、そ
れにより基板支持部材44が下降又は上昇する。
【0022】次に、上記のように構成された熱処理装置
の作用を図2に従って説明する。 [基板搬入]被熱処理基板Wは、図示しないロボット等
により基板搬出入用の開口を通して熱処理装置内へ挿入
され、予め基板受渡し位置で待機している基板支持部材
44上に載置される。この基板受渡し位置を基板W上面
の位置P1で表し、以降同様に各位置を表す。
【0023】[基板高速上昇]基板支持部材44が予め
設定された近接距離制御開始位置P2に至るまで高速で
上昇する。この開始位置P2は、所定の内径(1.2〜
1.5mm)を持つ穿孔47から作動ガスが吸入される
空圧センサ61にて距離測定が可能な範囲(例えば50
〜400ミクロン)に応じて、この範囲の最下位置近傍
に設定されている。この区間では、穿孔47と距離測定
装置51との間に配設された電磁弁52を閉じ、穿孔か
ら作動ガスを吸入することによる処理室内の気流の乱れ
を防ぎ、基板上面の面内温度均一性劣化を防ぐ。
【0024】[近接制御]制御開始位置P2に至ると同
時に電磁弁52を開き、距離測定装置51の空圧センサ
61にて圧力変化を監視可能とする。そして空圧センサ
61が所定の近接距離における圧力値を感知するまで基
板支持部材44を低速で上昇させる。
【0025】[近接熱処理]事前に設定された所定の近
接距離における圧力値を感知した空圧センサ61からの
検知信号Sに応答して基板支持部材44を停止させる。
そして、基板温度調整部材43の温度を制御し、被熱処
理基板W上面の近接熱処理を実施する。
【0026】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)温度調整部材43に、被熱処理基板Wの被測定領
域の面法線上に穿孔47を形成し、穿孔47を介して被
熱処理基板Wと温度調整部材43との狭間隙の空気圧変
化に応じた信号を出力する空圧センサ61を設け、空圧
センサ61の出力信号に基づいて被熱処理基板Wと温度
調整部材43との距離を制御するようにした。このよう
に、温度調整部材43に内径の小さな穿孔47を形成す
るのみであるため、その温度調整部材43の面内温度均
一性を悪化させることがない。その結果、被熱処理基板
Wの面内温度均一性を悪化させることなく近接距離を精
度良く制御することができる。また、温度調整部材43
にセンサ61を設けないので、高温環境下において近接
距離を制御することができる。
【0027】(2)被熱処理基板Wを載置した基板支持
部材44を、受渡し位置P1から制御開始位置P2まで
高速で移動させ、近接距離まで低速で移動させるように
した。その結果、処理時間の短縮を図ることができる。
【0028】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ○上記実施形態では、空圧センサは負圧用を採用した
が、正圧用を採用してもよい。即ち、図3の真空ポンプ
62にて小径ノズル47から作動流体を吸入するのでは
なく、ポンプにて小径ノズル47から作動流体を吐出さ
せる。小径ノズル47先端と近接距離制御対象面との間
の狭間隙は、吐出する作動流体に対して抵抗として働
き、これにより空圧センサ61の第1及び第2ポート6
1a,61b間に微差圧が生じる。このように構成して
も、上記実施形態と同様の作用が得られる。
【0029】○上記実施形態において、温度調整部材に
複数の穿孔を設けて実施しても良い。即ち、図4に示す
ように、熱処理装置80の温度調整部材81には複数の
穿孔82a,82bが形成されている。これら穿孔82
a,82bは、外形が異なる複数の被熱処理基板Wa,
Wbに対応して設けられている。即ち、第1の穿孔82
aは、外形が大きな基板Waの被測定領域の面法線上に
形成され、第2の穿孔82bは外形が小さな基板Wbの
被測定領域の面法線上に形成されている。第1の穿孔8
2aはバルブ83aを介して距離測定装置84aに接続
され、その測定装置84aは穿孔82a開口端と基板W
aとの間の狭間隙による圧力変化を検知して第1の検知
信号S1を出力する。第2の穿孔82bはバルブ83b
を介して距離測定装置84bに接続され、その測定装置
84aは穿孔82b開口端と基板Wbとの間の狭間隙に
よる圧力変化を検知して第2の検知信号S2を出力す
る。そして、駆動制御装置85は、第1又は第2の検知
信号S1,S2に基づいて昇降機構33を制御し、基板
支持部材44を昇降させる。
【0030】このように構成した熱処理装置80は、大
きさの異なる基板Wa,Wbと温度調整部材81との近
接距離を精度良く制御し、各基板Wa,Wbの上面を均
一な温度にすることができる。尚、温度調整部材に3つ
以上の穿孔を形成して実施しても良い。
【0031】○上記実施形態では、基板支持部材44を
移動させるように構成したが、基板W上面と温度調整部
材43との近接距離を精度良く制御することができれば
良く、基板支持部材44を固定して温度調整部材43を
移動させる、又は基板支持部材44及び温度調整部材4
3を移動させるように構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
空圧センサを用いて温度調整部材に形成した穿孔先端に
おける空気圧変化に基づいて被熱処理基板を移動させる
ようにしたため、高温環境下において被熱処理基板の面
内温度均一性を保ちつつに影響を及すことなく近接距離
を精度良く制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の熱処理装置の概略構成図であ
る。
【図2】 近接距離制御の説明図である。
【図3】 空圧センサを用いた距離測定装置の構成図で
ある。
【図4】 別の熱処理装置の概略構成図である。
【図5】 従来の熱処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
43 温度調整部材 47 穿孔 61 空圧センサ P1 受渡し位置 P2 制御開始位置 W 被熱処理基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 泰之 岡山県井原市木之子町6186番地 タツモ株 式会社内 (72)発明者 才野 耕作 岡山県井原市木之子町6186番地 タツモ株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA39 BB06 CC60 DD20 EE40 FF49 GG23 HH06 3L113 AA01 AB06 AC01 AC20 AC47 AC54 AC63 AC76 BA34 CA20 CB01 CB40 DA11 DA25 4F042 AA02 AA07 DB04 DB06 DB17 DB39 5F045 EB02 EK21 EK25 EM10 EN04 GB06 5F046 KA04 KA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被熱処理基板上面を温度調整部材にて均
    一に熱処理するために前記基板上面と温度調整部材との
    距離を制御する近接距離制御装置であって、 前記温度調整部材は、前記被熱処理基板の被測定領域の
    面法線上に穿孔を有し、該穿孔を介して前記被熱処理基
    板と前記温度調整部材との狭間隙の空気圧変化に応じた
    信号を出力する空圧センサを設け、該空圧センサの出力
    信号に基づいて前記被熱処理基板と前記温度調整部材と
    の距離を制御することを特徴とする近接距離制御装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔は、外形寸法の異なる複数の基
    板それぞれの被測定領域の面法線上に対応して形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の近接距離制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被熱処理基板を、受渡し位置から制
    御開始位置まで高速で移動させ、前記近接距離まで低速
    で移動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の近接距離制御装置。
  4. 【請求項4】 前記空圧センサと前記穿孔の間にバルブ
    が設けられ、前記被熱処理基板を低速で移動させる間、
    前記バルブを開くようにしたことを特徴とする請求項3
    に記載の近接距離制御装置。
  5. 【請求項5】 被熱処理基板上面を温度調整部材から所
    定の近接距離に配置して該基板上面を均一に熱処理する
    基板熱処理装置における前記近接距離の制御方法であっ
    て、 前記被熱処理基板を予め設定された近接距離制御開始位
    置まで高速で移動させるステップと、 前記被熱処理基板を低速で移動させるステップと、 前記温度調整部材に形成された穿孔を介して該温度調整
    部材と前記被熱処理基板との狭間隔の空気圧変化を空圧
    センサにて監視し、該空圧センサの出力値が前記近接距
    離に対応する値と一致したときに前記被熱処理基板を停
    止させるステップとを含む近接距離制御方法。
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