JP2000155024A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP2000155024A
JP2000155024A JP10331373A JP33137398A JP2000155024A JP 2000155024 A JP2000155024 A JP 2000155024A JP 10331373 A JP10331373 A JP 10331373A JP 33137398 A JP33137398 A JP 33137398A JP 2000155024 A JP2000155024 A JP 2000155024A
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displacement
drive unit
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axis
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JP10331373A
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Masakazu Matsumoto
正和 松本
Kenji Ono
憲次 小野
Takashi Noda
孝 野田
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速化と高精度化とを同時に満足させること
ができる測定装置を提供する。 【解決手段】 プローブ1を移動させる駆動系を、その
移動方向の略全域に亘って移動させる第1駆動部26
と、第1駆動部26によって移動された位置から所定範
囲内においてのみ移動させる第2駆動部28とから構成
する。測定に際して、プローブ1を、第1駆動部26に
よって測定点手前まで高速移動させたのち、第2駆動部
28によって測定点まで低速移動させる。このときの各
駆動部26、28による移動量を検出するロータリエン
コーダ27,29の値から被測定物の寸法や形状などを
求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物と検出子
とを相対移動させるとともに、その相対移動変位量を検
出し、測定点における相対移動変位量から被測定物の寸
法や形状などを測定する測定装置に関する。たとえば、
三次元測定機などに利用できる。
【0002】
【背景技術】被測定物とプローブとを相対移動させると
ともに、その相対移動変位量を検出し、プローブからタ
ッチ信号が発せられたとき(測定点)の相対移動変位量
から被測定物の寸法や形状などを測定する測定装置、た
とえば、三次元測定機では、被測定物とプローブとを
X,Y,Z軸方向へ相対移動させるX,Y,Z軸駆動系
と、その各軸方向への相対移動変位量を検出するX,
Y,Z軸変位検出手段とを備えている。
【0003】従来、各軸の駆動系は、その軸方向に略全
長に亘って設けられた1本のボールねじ軸と、このボー
ルねじ軸を回転させるモータと、前記ボールねじ軸に螺
合されそのボールねじ軸の回転に伴って軸方向へ移動し
ながら各軸可動部材を移動させる可動部材とから構成さ
れている。また、各軸の変位検出手段としては、ロータ
リエンコーダなどが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構成
において、高速化の要求に対しては、たとえば、駆動系
を構成するボールねじ軸のリードを大きくすることが考
えられる。しかし、このようにした場合、各軸の変位検
出手段(ロータリエンコーダ)によって検出される位置
精度、つまり、測定精度が低下する。そこで、これを回
避するには、モータの回転数を上げればよいが、それに
もおのずと限度がある。
【0005】また、高速化の要求に対して、被測定物と
プローブとを高速移動させた場合、両者が測定点手前に
近づくにつれて減速させ、その減速状態において被測定
物とプローブとを接触させる必要があるから、被測定物
とプローブとの減速時の振動が測定に悪影響を与えると
いう課題がある。そこで、これを解決するために、駆動
系および可動部の剛性を上げることが考えられるが、こ
れにしても構造的な制約が大きい。
【0006】本発明の目的は、このような従来の課題を
解消し、簡単な構成によって、高速化と高精度化とを同
時に達成することができる測定装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の測定
装置は、被測定物と検出子とを相対移動させるととも
に、その相対移動変位量を検出し、測定点における相対
移動変位量から被測定物の寸法や形状を測定する測定装
置において、前記被測定物と検出子とを相対移動させる
駆動系を、前記被測定物と検出子とをその相対移動方向
の略全域に亘って移動させる第1駆動部と、前記被測定
物と検出子とを前記第1駆動部によって移動された位置
から所定範囲内においてのみ相対移動させる第2駆動部
とから構成するとともに、前記被測定物と検出子との相
対移動変位量を検出する変位検出手段を、前記第1駆動
部による相対移動変位量を検出する第1変位検出器と、
前記第2駆動部による相対移動変位量を検出する第2変
位検出器とから構成し、測定に際して、第1駆動部によ
って前記被測定物と検出子とを測定点近傍まで高速で相
対移動させたのち、第2駆動部によって前記被測定物と
検出子とを測定点まで低速で相対移動させ、測定点にお
ける第1変位検出器からの出力および第2変位検出器か
らの出力を基に被測定物の寸法や形状を求める演算制御
手段を備えた、ことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、被測定物と検出
子とは、まず、第1駆動部によって測定点近傍まで相対
移動されたのち、第2駆動部によって測定点まで相対移
動される。このとき、測定点近傍までは高速で移動され
るから、高速化を達成でき、また、その位置から測定点
までは低速で移動されるから、測定時の振動を抑制でき
る。従って、簡単な構成によって、高速化を達成しつ
つ、高精度化を達成できる。
【0009】以上において、第1駆動部としては、ボー
ルねじ駆動機構、ベルト駆動機構およびリニアモータ駆
動機構のいずれかによって構成でき、また、第2駆動部
も、ボールねじ駆動機構、ベルト駆動機構およびリニア
モータ駆動機構のいずれかによって構成できる。たとえ
ば、第1駆動部および第2駆動部を、それぞれボールね
じ軸およびこのボールねじ軸を回転させるモータを含む
ボールねじ駆動機構によって構成し、第1駆動部のボー
ルねじ軸のリードを第2駆動部のボールねじ軸のリード
より大きく形成すれば、第1駆動部による相対移動速度
を第2駆動部による相対移動速度に対して高速化できる
とともに、両者の相対移動速度比を正確かつ簡単に制御
できる。
【0010】また、第2駆動部による相対移動変位量を
検出する第2変位検出器を、第1駆動部による相対移動
変位量を検出する第1変位検出器より高分解能のものを
用いれば、測定精度をより高精度化できる。
【0011】また、駆動系および変位検出手段を設ける
軸については、適用する測定装置の種類に応じて決定す
ればよいが、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸のそ
れぞれについて設ければ、三次元測定機に適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を適用した測定シス
テム全体を示す斜視図である。本実施形態の測定システ
ムは、接触時にタッチ信号を発する検出子としてのプロ
ーブ1と被測定物2とを三次元方向(X,Y,Z軸方
向)へ相対移動させる移動機構としてのCNC三次元測
定機Aと、操作盤Bと、前記三次元測定機Aの駆動を制
御するとともに三次元測定機Aから与えられるプローブ
1と被測定物2との相対移動データなどを取り込むコン
トローラCと、このコントローラCを介して三次元測定
機Aを動作させるとともに三次元測定機Aからのプロー
ブ1と被測定物2との相対移動データなどを処理して被
測定物2の寸法や形状などを求めるホストシステムDと
から構成されている。
【0013】前記三次元測定機Aは、ベース21と、こ
のベース21上に設置され上面に被測定物2を載置する
テーブル22と、このテーブル22に前後方向(Y軸方
向)へ移動可能に設けられた門形フレーム23と、この
門形フレーム23のXビーム23Aに沿って左右方向
(X軸方向)へ移動可能に設けられたスライダ24と、
このスライダ24に上下方向(Z軸方向)へ昇降可能に
設けられかつ下端に前記プローブ1を有するZ軸スピン
ドル25とから構成されている。
【0014】ここで、前記門形フレーム23をY軸方向
へ移動させるY軸駆動系、前記スライダ24をX軸方向
へ移動させるX軸駆動系、前記Z軸スピンドル25をZ
軸方向へ移動させるZ軸駆動系については、図2に示す
ように、プローブ1をその各軸移動方向の略全域に亘っ
て高速で移動させる第1駆動部26と、プローブ1を前
記第1駆動部26によって移動された位置から所定範囲
(たとえば、5mm程度)内においてのみ低速で移動さ
せる第2駆動部28とから構成されている。
【0015】第1駆動部26は、各軸方向の略全域に亘
って設けられたボールねじ軸26Aと、このボールねじ
軸26Aの一端にカップリング26Bを介して連結され
ボールねじ軸26Aを正逆回転させるモータ26Cと、
前記ボールねじ軸26Aに螺合されそのボールねじ軸2
6Aの回転によって軸方向へ移動される第1可動部材2
6Dとを含むボールねじ駆動機構によって構成されてい
る。ここで、第1駆動部26による移動速度が、三次元
測定機Aの仕様として決定される最高速度になるよう
に、ボールねじ軸26Aのリードおよびモータ26Cの
回転数が設定されている。なお、モータ26Cの反対側
の軸には、前記第1可動部材26Dの移動変位量を検出
するための第1変位検出器としての第1ロータリエンコ
ーダ27が連結されている。
【0016】第2駆動部28は、前記第1可動部材26
Dに前記ボールねじ軸26Aと平行に設けられたボール
ねじ軸28Aと、このボールねじ軸28Aの一端にカッ
プリング28Bを介して連結されボールねじ軸28Aを
正逆回転させるモータ28Cと、前記ボールねじ軸28
Aに螺合されそのボールねじ軸28Aの回転によって軸
方向へ移動される第2可動部材28Dとを含むボールね
じ駆動機構によって構成されている。ここで、第2駆動
部28による移動速度が低速になるように、ボールねじ
軸26Aのリードが設定されている。具体的には、第1
駆動部26のボールねじ軸26Aのリードより遙かに小
さいリードに設定されている。これにより、第1駆動部
26による移動では高速で、第2駆動部28による移動
では低速で移動されるようになっている。
【0017】また、第2可動部材28Dには、各軸方向
へ移動される部材、たとえば、Y軸の場合には門形フレ
ーム23を構成する支柱が、X軸の場合にはスライダ2
4が、Z軸の場合にはZ軸スピンドル25がそれぞれ連
結されている。なお、モータ28Cの反対側の軸には、
前記第2可動部材28Dの移動変位量を検出するための
第2変位検出器としての第2ロータリエンコーダ29が
連結されている。第2ロータリエンコーダ29は、第1
ロータリエンコーダ27に比べ、分解能が高いものが用
いられている。たとえば、第1ロータリエンコーダ27
には1回転1000パルスを出力するエンコーダが、第
2ロータリエンコーダ29には1回転2500パルスを
出力するエンコーダが用いられている。
【0018】前記操作盤Bには、図3に示すように、三
次元測定機Aのプローブ1をXYZ軸方向へ手動操作に
より駆動するためのジョイスティック11と、プローブ
1の現在座標値をコントローラCに入力するための座標
値入力スイッチ12とがそれぞれ設けられている。
【0019】前記コントローラCは、図3に示すよう
に、プローブ1の駆動制御や計数値の取り込み制御など
を行うCPU31を備える。CPU31には、三次元測
定機Aの各軸(XYZ軸)における第1駆動部26を駆
動するための各軸(XYZ軸)第1駆動制御部32と、
三次元測定機Aの各軸における第1ロータリエンコーダ
27からの信号をカウントしCPU31にフィードバッ
クするための各軸第1カウンタ33と、三次元測定機A
の各軸における第2駆動部28を駆動するための各軸第
2駆動制御部34と、三次元測定機Aの各軸における第
2ロータリエンコーダ29からの信号をカウントしCP
U31にフィードバックするための各軸第2カウンタ3
5と、操作盤Bのジョイスティック11の傾斜方向およ
び傾斜角に応じて出力される各軸に対応するポテンショ
メータの電圧値に応じてプローブ1の移動方向、速度を
決定する移動方向速度決定部36とがそれぞれ接続され
ている。
【0020】前記ホストシステムDは、図3に示すよう
に、測定プログラムやデータ処理プログラムなどを実行
する演算制御手段としてのホストコンピュータ44を備
える。ホストコンピュータ44には、入力手段としての
キーボード45、表示装置としてのモニタ46およびプ
リンタ47などが接続されているとともに、前記コント
ローラCのCPU31が接続されている。
【0021】次に、本実施形態における作用を、図4お
よび図5のフローチャートを参照しながら説明する。ま
ず、事前準備として、第1および第2ロータリエンコー
ダ27,29の出力値の校正を行う。これには、図4の
フローチャートに示すように、電源オン、校正モードオ
ンされると、原点検出を行い、その原点において第1、
第2カウンタ33,35の値をゼロリセットする。続い
て、各軸の第2駆動部28を第2カウンタ35のゼロ位
置に位置決めする。
【0022】次に、X軸方向の測定動作を行い、プロー
ブ1を被測定物2に接触させる。ことのき、第1カウン
タ33の値Mと第2カウンタ35の値mとを読み取り、
これらから校正値Kx(Kx=m/M)を算出する。同
様にして、Y,Z軸方向の測定動作を行い、各軸におけ
る校正値Ky(Ky=m/M),Kz(Kz=m/M)
を算出する。最後に、これらの校正値Kx,Ky,Kz
を登録したのち、校正モードをオフする。
【0023】さて、測定にあたっては、図5のフローチ
ャートに従って処理を実行する。 第1駆動部26によって、プローブ1を測定点手前ま
で高速で移動させる。 上記の位置決め完了後に、第1駆動部26のモータ
26Cをオフし、第1駆動部26の振動を排除する。 第2駆動部28によって、プローブ1を測定点まで低
速で移動させて測定を行う。つまり、プローブ1を測定
点まで低速で移動させて被測定物2に接触させる。する
と、プローブ1からタッチ信号が発せられるから、その
信号が発せられたときの第1、第2カウンタ33,35
の値M、mを読み取り、これらの値から測定値(M+K
m)を求める。 上記の測定動作終了後、第1駆動部26のモータ2
6Cをオンする。 以後、〜を繰り返して測定を行う。
【0024】従って、本実施形態によれば、プローブ1
を、第1駆動部26によって測定点手前まで高速で移動
させたのち、第2駆動部28によって測定点まで低速で
移動させて測定を行うようにしたので、つまり、プロー
ブ1が測定点手前に達するまでは高速で移動させること
ができるから高速化を達成でき、その後、プローブ1を
低速で移動させて被測定物2に接触させるから、測定時
の振動を抑制できる。よって、高速化と高精度化とを同
時に満足させることができる。
【0025】この際、第1駆動部26のボールねじ軸2
6Aのリードを第2駆動部28のボールねじ軸28Aの
リードより大きく形成したので、第1駆動部26による
相対移動速度を第2駆動部28による相対移動速度に対
して高速化できるとともに、両者の相対移動速度比を正
確かつ簡単に制御できる。また、第2駆動部28による
相対移動変位量を検出する第2ロータリエンコーダ29
を、第1駆動部26による相対移動変位量を検出する第
1ロータリエンコーダ27より高分解能のものを用いた
ので、測定精度をより高精度化できる。
【0026】なお、前記実施形態では、第1駆動部26
および第2駆動部28をともにボールねじ駆動機構によ
って構成したが、これに限られない。たとえば、第1駆
動部26としては、図6(A)に示すように、一対のプ
ーリ51A,51Bと、この一方のプーリ51Aを回転
させるモータ52と、前記プーリ51A、51B間に掛
け回されたベルト53と、このベルト53によって移動
される前記可動部材26Dとを含むベルト駆動機構でも
よい。この場合には、ボールねじ駆動機構に比べ重量の
かさむボールねじ軸26Aが不要になるので、装置を軽
量化できる。あるいは、図6(B)に示すように、リニ
アモータ54と、このリニアモータ54の走行体54A
に取り付けられた前記可動部材26Dとを含むリニアモ
ータ駆動機構などでもよい。この場合には、ボールねじ
駆動機構やベルト駆動機構に比べ摩擦が発生しないの
で、摩擦による振動が発生せず、高精度測定に適する。
【0027】また、第2駆動部28についても、図7
(A)(B)に示すように、ベルト駆動機構やリニアモ
ータ駆動機構などでもよい。つまり、図7(A)に示す
ように、一対のプーリ61A,61Bと、この一方のプ
ーリ61Aを回転させるモータ62と、前記プーリ61
A,61B間に掛け回されたベルト63と、このベルト
63によって移動される前記可動部材28Dとを含むベ
ルト駆動機構、あるいは、図7(B)に示すように、リ
ニアモータ64と、このリニアモータ64の走行体64
Aに取り付けられた前記可動部材28Dとを含むリニア
モータ駆動機構などでもよい。この場合でも、図6
(A)(B)と同様な効果が期待できる。なお、図7
(A)(B)では、第1駆動部26をベルト駆動機構と
してあるが、ボールねじ駆動機構やリニアモータ駆動機
構などでもよいことは勿論である。
【0028】また、前記実施形態では、第1駆動部26
によって、プローブ1を測定点手前までは高速で相対移
動させたのち位置決めしたが、第1駆動部26によっ
て、被測定物2とプローブ1とを測定点を通り越して測
定点近傍に位置決めし、その後に戻るように相対移動さ
せて測定を行ってもよい。つまり、第1駆動部26によ
って、被測定物2とプローブ1とを相対移動させる位置
は、測定点近傍であれば、手前でも、あるいは、行きす
ぎた位置でもよい。
【0029】また、変位検出器としては、上記実施形態
で挙げたロータリエンコーダ27,29に限らず、他の
ものでもよい。たとえば、相対移動方向に沿って取り付
けたスケールと、そのスケールに対して相対移動しなが
ら位置信号を読み取る検出器などからなる光学式、静電
容量式、磁気式変位検出器でもよい。
【0030】また、前記実施形態では、接触時にタッチ
信号を発するプローブ1を用いたが、被測定物の画像を
撮影するカメラなどの非接触式検出子でもよい。また、
前記実施形態では、被測定物2に対してプローブ1が
X,Y,Z軸方向へ移動する構造の三次元測定機Aであ
ったが、これとは逆に、プローブ1に対して被測定物2
がX,Y,Z軸方向へ移動する構造の三次元測定機でも
よい。要するに、プローブ1と被測定物2とが三次元
(あるいは、一次元、二次元)方向へ相対移動可能な移
動機構であれば、何れでもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の測定装置によれば、第1駆動部
によって、被測定物と検出子とを測定点近傍までは高速
で相対移動させたのち、第2駆動部によって、被測定物
と検出子とを測定点まで低速で相対移動させて測定を行
うようにしたので、高速化を図りつつ、測定時の振動を
抑制できる。従って、高速化と高精度化とを同時に満足
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した測定システムを示す全体の斜
視図である。
【図2】同上実施形態における駆動系を示す図である。
【図3】同上実施形態における三次元測定機、操作盤、
コントローラおよびホストシステムのブロック図であ
る。
【図4】同上実施形態において、校正処理を実行するフ
ローチャートである。
【図5】同上実施形態において、測定処理を実行するフ
ローチャートである。
【図6】第1駆動部の他の例を示す図である。
【図7】第2駆動部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 プローブ(検出子) 2 被測定物 26 第1駆動部 27 第1ロータリエンコーダ(第1変位検出器) 28 第2駆動部 29 第2ロータリエンコーダ(第2変位検出器) 44 ホストコンピュータ(演算制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 孝 栃木県宇都宮市下栗町2200番地 株式会社 ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F069 AA04 AA66 DD15 DD19 GG01 GG04 GG07 GG63 HH01 HH15 JJ08 JJ15 JJ19 JJ25 JJ30 MM34 MM37 MM38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物と検出子とを相対移動させると
    ともに、その相対移動変位量を検出し、測定点における
    相対移動変位量から被測定物の寸法や形状を測定する測
    定装置において、 前記被測定物と検出子とを相対移動させる駆動系を、前
    記被測定物と検出子とをその相対移動方向の略全域に亘
    って移動させる第1駆動部と、前記被測定物と検出子と
    を前記第1駆動部によって移動された位置から所定範囲
    内においてのみ相対移動させる第2駆動部とから構成す
    るとともに、 前記被測定物と検出子との相対移動変位量を検出する変
    位検出手段を、前記第1駆動部による相対移動変位量を
    検出する第1変位検出器と、前記第2駆動部による相対
    移動変位量を検出する第2変位検出器とから構成し、 測定に際して、第1駆動部によって前記被測定物と検出
    子とを測定点近傍まで高速で相対移動させたのち、第2
    駆動部によって前記被測定物と検出子とを測定点まで低
    速で相対移動させ、測定点における第1変位検出器から
    の出力および第2変位検出器からの出力を基に被測定物
    の寸法や形状を求める演算制御手段を備えた、 ことを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測定装置において、前
    記第1駆動部は、ボールねじ駆動機構、ベルト駆動機構
    およびリニアモータ駆動機構のいずれかによって構成さ
    れ、前記第2駆動部は、ボールねじ駆動機構、ベルト駆
    動機構およびリニアモータ駆動機構のいずれかによって
    構成されていることを特徴とする測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の測定装
    置において、前記第2変位検出器は、前記第1変位検出
    器の分解能より高分解能であることを特徴とする測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の測定装置において、前記駆動系および変位検出手段
    は、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸のそれぞれに
    ついて設けられていることを特徴とする測定装置。
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