JP2004188373A - エアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタン - Google Patents

エアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタン Download PDF

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JP2004188373A JP2002362162A JP2002362162A JP2004188373A JP 2004188373 A JP2004188373 A JP 2004188373A JP 2002362162 A JP2002362162 A JP 2002362162A JP 2002362162 A JP2002362162 A JP 2002362162A JP 2004188373 A JP2004188373 A JP 2004188373A
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真澄 水川
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Abstract

【課題】エアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンにおいて、噴射ボタンを回転させる操作だけで連続噴射を可能にする。
【解決手段】肩カバー10が、エアゾール容器の肩部をカバーする外周面部11と、その上端に形成され、かつバルブステムを中心とする環状の上面周辺部12とを備えると共に、バルブステムに対して噴射ボタンの周面部の両側2個所に、爪5が外側方へ向けて突設され、上面周辺部12には、噴射ボタンの押下げ操作に応動する爪5の上下動をガイドするガイド溝20と、爪5の上面の滑動をガイドするように、ガイド溝20の側面部の下端から回転方向に沿って円弧状に形成されたガイド面部25と、バルブステムのばね付勢により上動した爪5を噴射位置に拘束するように、ガイド面部25の回転方向の終端に連続して上方へ向けて形成され、かつ爪5の当接面部29を有する爪拘束溝26とが形成された。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール容器の頭部から突出するバルブステムに基端部で嵌着する噴射ボタンが、エアゾール容器上部に装着されている肩カバーにより、噴射位置に拘束可能になったガス抜き廃棄、全量噴射用等のエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1及び特許文献2等によれば、エアゾール容器の頭部をカバーするカバーキャップを上下反転させて巻締め部に装着することにより、バルブステムを押下げ操作位置に拘束して連続噴射を行わせて、残液を放出させるカバーキャップを利用したガス抜き方法が周知である。さらに、これらのカバーキャップの上下反転操作式に代えて、特許文献3により、外周面に複数の突起を有する噴射ボタンと、噴射ボタンの前面及び後面部を露出させる前方凹部及び後方凹部を備えた肩カバーとで構成され、中央孔部を形成する環状周壁の下端部には、上方に向けて切欠き深さが異なる深切欠部と浅切欠部とから構成された複数の切欠部が形成され、噴射口は、噴射ボタンの突起を深切欠部に嵌入させた状態にて肩カバーの前方凹部から露出し、突起を浅切欠部に嵌入させた状態にて後方凹部から露出し、噴射口が後方凹部から露出した状態において、肩カバーをエアゾール容器の上端部に嵌着させると、噴射ボタンがステムを押下げて容器内の残留物を噴出させるようにしたエアゾール容器の連続噴射機構が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−264958号公報
【特許文献2】
特開平10−53289号公報
【特許文献3】
特開2002−193362号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献3による連続噴射機構では、噴射ボタンを前後逆にして肩カバーに装着した状態で、それぞれを容器側に嵌着させる操作が必要である。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて、噴射ボタンを回転させる操作だけで連続噴射を可能にするエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、円筒状のエアゾール容器の頭部から突出するばね付勢状態のバルブステムに基端部で嵌着する噴射ボタンが、エアゾール容器上部に装着されている肩カバーにより、噴射位置に拘束可能になったエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンにおいて、肩カバーが、エアゾール容器の肩部をカバーする外周面部と、その上端に形成され、かつバルブステムを中心とする環状の上面周辺部とを備えると共に、バルブステムに対して噴射ボタンの周面部の少なくと両側2個所に、爪が外側方へ向けて突設され、上面周辺部には、噴射ボタンの押下げ操作に応動する爪の上下動をガイドするように、上下方向へ形成されたガイド溝と、バルブステムを中心とする回転方向への爪上面の滑動をガイドするように、ガイド溝の側面部の下端から回転方向に沿って円弧状に形成されたガイド面部と、バルブステムのばね付勢により上動した爪を噴射位置に拘束するように、ガイド面部の回転方向の終端に連続して上方へ向けて形成され、かつ上端に爪を当接させる当接面部を有する爪拘束溝とが形成されたことを特徴とする。
【0007】
通常状態では、噴射ボタンはガイド溝でガイドされる爪で回転位置を規制されると共に、爪が押下げ操作に応動してガイド溝に沿って昇降する。連続噴射を行う場合、噴射ボタンの押下げ操作に次いで回転操作を行わせて、爪をガイド溝に沿って下降させ、次いでガイド面部に沿って滑動させる。これにより、爪は、ガイド面部を通過した時点で、バルブステムのばね付勢力により爪拘束溝に沿って上昇し、当接面部に当接することにより噴射位置に拘束される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例によるエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンを説明する。円筒状エアゾール容器1のドーム状肩部1aを経由した先端部には、上方付勢状態で突出するバルブステム3付きの弁構造を内蔵したマウンティングカップ2が巻締めされている。バルブステム3には、噴射ボタン9が嵌着されると共に、その周囲は肩カバー10で包囲されている。
【0009】
噴射ボタン9は、その円筒状の外周面部8に対して同軸状の中心流路部7の基端部がバルブステム3に嵌着すると共に、その上端部に連通する横方向の流路部7aの先端部には、横向きの噴射口6aを備えた噴口部材6が嵌入されている。上面部8aが押下げ操作されると、周知の通りバルブステム3が下降してエアゾール容器1の内容物が噴射される。
【0010】
肩カバー10は、肩部1aをマウンティングカップ2と共にカバーする段差状の外周面部11と、その上端の内側に形成されて内周縁で開口部19を形成して、バルブステム3を中心とする環状の上面周辺部12と、その内周に外周面部11と同心状に二重に形成され、かつ噴射ボタン9の外周面部8を細隙を置いて包囲する内周面部13とを備える。外周面部11は、段差部が巻締め部2aに載置された状態で、その下端部で外係合する。
【0011】
バルブステム3に対して噴射ボタン9の外周面部8の左右対称位置の2個所には、連続噴射機構用の爪5が外側方へ向けて突設されている。肩カバー10の対応部分の上面周辺部12及び内周面部13には、この内周面部に外側へ向けて凹部を設けることにより、通常の使用状態で噴射ボタン9の押下げ操作に応動する爪5の上下動をガイドするガイド溝20と、続いて爪5の上面がバルブステム3を中心とする時計方向に滑動するようにガイドするガイド面部25と、続いてステム3のばね付勢により上動した爪5を噴射位置に拘束する爪拘束溝26とが形成されている。
【0012】
ガイド溝20は、爪5を侵入させた状態で上下させるように、上面周辺部12に食込んで上下方向へ形成され、かつ侵入した爪5を細隙を置いて囲むように、爪5の長さ及び幅に対応した正面部21及び両側の側面部22を有する。ガイド面部25は、ガイド溝20の側面部22の下端から時計方向に円弧状にガイド溝20と同じ奥行幅で上面周辺部12と平行に形成されている。爪拘束溝26は、ガイド面部25の時計方向の終端で上昇して、ガイド溝20に対応して正面部27及び両側の側面部28を有する形状に形成され、かつ上端に爪5を当接させる当接面部29を有する。
【0013】
このように構成されたエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンの動作は次の通りである。通常状態では、左右一対の爪5がガイド溝20に上方から侵入していることにより、噴射ボタン9の肩カバー10に対する回転位置が規制されている。噴射ボタン9が、その上面部8aの押下げ操作により下降すると、爪5がガイド溝20に沿って下降し、バルブステム3が下動させられることにより、エアゾール容器1の内容物が噴射口6aから噴射される。押下げ操作を解除すると、爪5はバルブステム3のばね付勢力によりガイド溝20に沿って上昇して、図示の通常位置に復帰する。
【0014】
使用後にガス抜きを行う場合、噴射ボタン9の押下げ操作で爪5を下降させ、ガイド溝20の下端位置での時計方向の噴射ボタン9の回転操作によりガイド面部25に沿って時計方向に滑動させる。これにより、爪5は、ガイド面部25を通過した時点でバルブステム3のばね付勢力により爪拘束溝26に沿って上昇させられ、当接面部29に当接し、通常位置よりも下方の噴射位置に拘束される。したがって、爪5がガイド溝20で所定量下降した時点で噴射を開始し、残量がなくなるまで噴射が継続される。このような操作過程で、爪5はガイド溝20の側面部22の下端を節度感を伴って外れて、ガイド面部25を滑動し、その終端で節度感を伴って自動的に爪拘束溝26に係入し、安定的に拘束状態が確保される。
【0015】
同様な操作により全量噴射或は大量の手離し噴射を行わせることもでき、このような連続噴射を中断する場合には、噴射ボタン9を押下げ操作して、爪5を爪拘束溝26の下端位置で反時計方向に回転操作してガイド面部25に沿って滑動させ、その通過時点でバルブステム3のばね付勢力によりガイド溝20に沿って上昇させて通常位置に復帰させる。
【0016】
尚、別の実施の形態として、肩カバーの内周面部の縦幅が狭いかもしくは無い場合でも、ガイド面部の前後にガイド溝及び爪拘束溝を同様に上面周辺部の下側に一体に形成することができる。また、本発明は、容器上端に巻締めされた眼鏡蓋のマウンティングカップとの巻締め部に係合する内周面部を備えた肩カバーに対しても適用することができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、噴射ボタンを回転させる操作だけで、ガス抜き、手離し噴射或は全量噴射を行わせるための連続噴射が可能になる。爪は爪拘束溝に係入して拘束状態が安定的に確保される。請求項2の発明によれば、内周面部を備えた肩カバーに見栄え良く形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンの要部斜視図である。
【図2】同噴射ボタンの断面図である。
【図3】同噴射ボタンの斜視図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
1a 肩部
3 バルブステム
5 爪
8,11 外周面部
9 噴射ボタン
10 肩カバー
12 上面周辺部
13 内周面部
20 ガイド溝
25 ガイド面部
26 爪拘束溝
29 当接面部

Claims (2)

  1. 円筒状のエアゾール容器の頭部から突出するばね付勢状態のバルブステムに基端部で嵌着する噴射ボタンが、エアゾール容器上部に装着されている肩カバーにより、噴射位置に拘束可能になったエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタンにおいて、
    肩カバーが、エアゾール容器の肩部をカバーする外周面部と、その上端に形成され、かつバルブステムを中心とする環状の上面周辺部とを備えると共に、前記バルブステムに対して噴射ボタンの周面部の少なくと両側2個所に、爪が外側方へ向けて突設され、
    前記上面周辺部には、前記噴射ボタンの押下げ操作に応動する前記爪の上下動をガイドするように、上下方向へ形成されたガイド溝と、前記バルブステムを中心とする回転方向への前記爪上面の滑動をガイドするように、前記ガイド溝の側面部の下端から前記回転方向に沿って円弧状に形成されたガイド面部と、前記バルブステムのばね付勢により上動した前記爪を噴射位置に拘束するように、前記ガイド面部の前記回転方向の終端に連続して上方へ向けて形成され、かつ上端に前記爪を当接させる当接面部を有する爪拘束溝とが形成されたことを特徴とするエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタン。
  2. 肩カバーが、外周面部及び上面周辺部に加えて、この上面周辺部の内周に、噴射ボタンの周面部を包囲して前記外周面部と二重に形成された内周面部を備えると共に、ガイド溝、ガイド面部及び爪拘束溝が、内周面部に凹部を設けて形成されていることを特徴とする請求項1記載のエアゾール容器の連続噴射機構付き噴射ボタン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008081155A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Mitani Valve Co Ltd エアゾール容器の連続噴射機構および、この連続噴射機構を備えたエアゾール式製品
JP2012106750A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Mitani Valve Co Ltd 連続作動モード設定機構および、この連続作動モード設定機構を備えたエアゾール式製品
JP2018203294A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社三谷バルブ 肩カバー構造およびこの肩カバー構造を備えたエアゾール式製品

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