JP3939538B2 - エアゾール容器の肩カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール容器、とくに使用後にエアゾール容器内の残留ガス抜き取り機構を設けたエアゾール容器の肩カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
使用済みエアゾール容器の残留ガスを抜き取るために、噴霧ヘッドを押下げ位置に維持して残留ガスを抜き取るようにしたエアゾール容器は、特開2001−2154号公報、特開2001−19067号公報に示されているように従来より公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開2001−2154号公報記載のエアゾール容器では、プロテクターリング(11,21,41)を取り外した後にカバーキャップ(12,42)を被せて、噴霧ボタン(8,30)を押し下げ位置に維持するようにしている。
しかしながら、プロテクターリング(11,21,41)は、エアゾール缶にしっかりと嵌合されているから、エアゾール缶から取り外しできるよう指掛け用突出部(16)や引き裂き帯(28)、あるいは剥ぎ取りリング(48)等の取外し手段を形成しなければならなかった。
【0004】
指掛け用突出部(16)を形成したプロテクターリング(11)は、エアゾール缶から取り外しにあたって、突出部(16)に嵌合力に打ち勝つだけの力を加えなければならず、簡単に取り外すことができないという問題があり、また、エアゾール缶の保持に突出部が邪魔になるという問題点があった。
【0005】
また、引き裂き帯(28)や剥ぎ取りリング(48)を形成したプロテクターリング(21,41)は、プロテクターリングの構造が複雑となるという問題があった。
【0006】
また、取外し手段の構成の如何にかかわらず、残留ガス抜き取りにあたって、プロテクターリングを取り外すということと、キャップをエアゾール容器に被嵌するという二つの取扱い操作が必要で、ガス抜き取り作業が面倒であった。
【0007】
特開2001−19067号公報記載のエアゾール容器では、残留ガスの抜き取りにあたって、内蓋(7)を押圧反転させることによって、噴射ボタン(4)を押下げ、内蓋(7)の筒状体(12)下端に設けられた係止突起(14)をマウンティングカップ部(3)のかしめ縁(3a)に係合させ、噴射ボタン(4)の押下げ状態を維持するようにしているが、前記公報に記載されたようなプロテクターリングを具えていないから、まだ使用できる内容物と封入ガスが残っているときに誤って内蓋を押下げ、反転させると使用できる内容物と封入ガスが無駄に噴出されるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決することを課題として、噴霧ヘッドの上下動を案内する肩カバーを取着したエアゾール容器において、肩カバーに上下動操作位置と残留ガス抜き取り位置とを周方向に設け、噴霧ヘッドを残留ガス抜き取り位置に廻動することによって、残留ガスを抜き取るようにしたエアゾール容器の肩カバーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、残量ガス抜き機構を備えたエアゾール容器の肩カバーとして、噴霧ヘッドを取着したエアゾール容器の残留ガス抜き取り機構を具えた肩カバーであって、肩カバーが、噴霧ヘッドの案内壁と、案内壁に支持板と薄肉の連結板を介して廻動不能に装着され、スリットを設けた噴霧ヘッドの支持筒とを具備しており、案内壁下端には、周方向に上下動操作位置部と残留ガス抜き取り位置部が設けられ、噴霧ヘッドは、残留ガス抜き取り位置部で支持筒のスリットと合致するスリットを設けた嵌合筒を具備していることを特徴とする構成を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aはエアゾール容器、Bは肩カバー、Cは噴霧ヘッドである。
エアゾール容器Aは、容器本体1と該容器本体1の肩部1aの上端の開口部に巻き付けられたマウンティングカップ2とを具えている。
【0011】
マウンティングカップ2の巻付け部は、肩カバーBの取付部3を形成しており、マウンティングカップ2の中央部には、エアゾールバルブのハウジングが取着されている。
該ハウジングには、ばねによって上方に付勢されたステム4が装着され、該ステム4は、マウンティングカップ2の中央部から突出している。
【0012】
図1,2に示すように、肩カバーBは、取付筒10と外筒11、環状の上壁12とを具えており、取付筒10の下端には、エアゾール容器Aの取付部3に係合する膨出環13が設けられている。
上壁12の内周縁には、噴霧ヘッドCの上下動、廻動を案内する案内壁14が垂設されている。
案内壁14は、ヘッド支持部材15の取付部16と、案内壁14の下端面に形成された段部によって区画された噴霧ノズルCの上下動操作位置を定める上下動操作位置部17とそれに続く傾斜案内部18、および一端にストッパー19を設けたガス抜き取り位置部20とを具えている。
【0013】
ヘッド支持部材15は、取付部16の下端に連設された支持板21と、支持板21に連設された支持環22とを具えており、支持環22は、エアゾール容器Aのステム4に嵌着し、噴霧ヘッドCを支持する支持筒23を連接した薄肉の連結板24が架設されている。
支持筒23は、ステム4に係合する係合筒25と、該係合筒25より連通孔26を穿孔した噴霧ヘッド取付筒27とからなり、噴霧ヘッド取付筒27の所定の位置には、縦方向のスリット28が穿設されている。
【0014】
図1,3に示すように、噴霧ヘッドCは、頂壁30と側周壁31とを具えており、頂壁30の中心部には嵌合筒32が垂設されている。
嵌合筒32は、噴霧ヘッド取付筒27に嵌着され、下端部には、噴霧ヘッドCがガス抜き取り位置に位置した時にスリット28に連通する縦方向のスリット33が穿設されている。
【0015】
嵌合筒32と側周壁31の間には、頂壁30の下端に沿って連通孔34を穿孔されたノズル筒35が設けられており、ノズル筒35の先端には、側周壁31に面して中央に噴霧孔36を具えたノズルチップ37が嵌合されている。
側周壁31の下端には、所定の位置に一対の係止片38が突設されている。
【0016】
次に、本発明エアゾール容器の使用態様と作用効果について説明する。
エアゾール容器Aには、内容液として薬液、化粧料が噴射剤とともに封入されており、公知のように、噴霧ヘッドCを押下げ、ステム4を押圧することによってエアゾールバルブが開かれ、内容液が噴霧ヘッドCの噴霧孔36から噴霧される。
【0017】
使用時に、噴霧ヘッドCを押圧すると、図4に示すよう支持筒23を介してエアゾール容器Aのステム4を押し下げ、内容液が支持筒23、嵌合筒32、ノズル筒35を経て噴霧孔36より噴霧される。
その際、係止片38は、肩カバーBの案内壁14の上下動操作位置部17内で上下動される。
【0018】
噴霧ヘッドCから手を離すと、周知のようにエアゾール容器Aのステム4がばねの付勢により上昇し、内容液の噴射が止められ、同時に薄肉の連結板24が復元し、係止片38が上下動操作位置部17の壁端面17aに衝接して上昇位置が維持される。
【0019】
その際、支持筒23は、案内壁14の取付部16に取着された支持板21によって肩カバーBに対して廻動不能になっており、噴霧ヘッドCは嵌合筒32を介して支持筒23に嵌合されているので、みだりに廻動することはない。
【0020】
すべての内容液の噴霧が終わって、エアゾール容器を廃棄するときには、噴霧ヘッドCを時計方向に廻動させると、係止片38が上下動操作位置部17から、傾斜案内部18の傾斜面に沿って下方に案内され、ガス抜き取り位置部20に移動し、ストッパー19に係止され、その廻動位置が維持される。
次いで、噴霧ヘッドCから手を離すと、ばね力が作用し、係止片38がガス抜き取り位置部20の端面に圧接され、押下げ位置が維持される。
同時に、図5に示すように支持筒23のスリット28と嵌合筒32のスリット33が合致し、流通路が形成され、エアゾール容器A内の残留ガスが排出される。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
肩カバーの噴霧ヘッド案内壁に、上下動操作位置部とともにガス抜き取り位置部を設けたので、エアゾール容器の廃棄時に、噴霧ヘッドを廻動させると、噴霧ヘッドに設けた係止片がガス抜き取り位置に係合して押下げ位置が維持され、ガス抜きが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明エアゾール容器の分解斜視図である。
【図2】肩カバーの説明図で、(a)は断面正面図、(b)は上面図、(c)は案内壁を説明する展開図である。
【図3】噴霧ヘッドの説明図で、(a)は断面正面図、(b)は底面図である。
【図4】エアゾール容器の使用時の説明図で(a)は噴霧ヘッドの上昇位置、(b)は押し下げ位置の説明図である。
【図5】ガス抜き取り時の説明図である。
【符号の説明】
A エアゾール容器
B 肩カバー
C 噴霧ヘッド
1 容器本体
1a 肩部
2 マウンティングカップ
3 取付部
4 ステム
10 取付筒
11 外筒
12 上壁
13 膨出環
14 案内壁
15 ヘッド支持部材
16 取付部
17 上下動操作位置部
17a 壁端面
18 傾斜案内部
19 ストッパー
20 ガス抜き取り位置部
21 支持板
22 支持環
23 支持筒
24 連結板
25 係合筒
26 連通孔
27 噴霧ヘッド取付筒
28 スリット
30 頂壁
31 側周壁
32 嵌合筒
33 スリット
34 連通孔
35 ノズル筒
36 噴霧孔
37 ノズルチップ
38 係止片

Claims (1)

  1. 噴霧ヘッドを取着したエアゾール容器の残留ガス抜き取り機構を具えた肩カバーであって、
    肩カバーが、噴霧ヘッドの案内壁と、案内壁に支持板と薄肉の連結板を介して廻動不能に装着され、スリットを設けた噴霧ヘッドの支持筒とを具備しており、
    案内壁下端には、周方向に上下動操作位置部と残留ガス抜き取り位置部が設けられ、
    噴霧ヘッドは、残留ガス抜き取り位置部で支持筒のスリットと合致するスリットを設けた嵌合筒を具備していることを特徴とする残量ガス抜き機構を備えたエアゾール容器の肩カバー。
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