JPH0742430Y2 - 携帯用吸入ボンベ - Google Patents

携帯用吸入ボンベ

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JPH0742430Y2
JPH0742430Y2 JP1986116293U JP11629386U JPH0742430Y2 JP H0742430 Y2 JPH0742430 Y2 JP H0742430Y2 JP 1986116293 U JP1986116293 U JP 1986116293U JP 11629386 U JP11629386 U JP 11629386U JP H0742430 Y2 JPH0742430 Y2 JP H0742430Y2
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JP
Japan
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cylinder
push button
mouthpiece
rotated
stem
Prior art date
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Application number
JP1986116293U
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English (en)
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JPS6322943U (ja
Inventor
聡 目加多
Original Assignee
大阪エヤゾ−ル工業株式会社
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Publication date
Application filed by 大阪エヤゾ−ル工業株式会社 filed Critical 大阪エヤゾ−ル工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は携帯用吸入ボンベに関する。さらに詳しくは、
人が酸素や新鮮な空気などの気体を随時吸入するのに適
した吸入ボンベに関する。
[従来の技術] 従来の吸入ボンベとしては、第4図に示されたものがあ
る。その吸入ボンベ(B)は、ボンベ(50)の上部にマ
ウスピース(51)を取りつけており、該マウスピース
(51)の側壁に穿孔した挿入口(52)から指を差し入れ
て、内部の押しボタン(53)を押すような構造となって
いる。
[考案が解決しようとする問題点] 前記従来の吸入ボンベ(B)では、マウスピース(51)
に顔のまわりを押し当てた状態で、挿入口(52)から指
を差し込み、押しボタン(53)を押さなければならない
が、指先が目から見えず、ボンベ(50)を別の手で持ち
ながらの作業であるため、非常に吸入操作がやりにくい
という問題がある。
とくに緊急のばあいとか、使用者が不自由なばあいなど
では、吸入操作が困難であれば一層事態が悪化するおそ
れもある。
本考案はかかる事情に鑑み、吸入操作のやりやすい吸入
ボンベを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、(a)ボンベ、(b)ボンベのマウンティン
グキャップに支持されており、それを押し下げると開弁
する弁部に接続されたステム、(c)前記ステムに回転
自在に嵌合され、下部に横方向の突起が形成された押し
ボタン、(d)前記マウンティングキャップに固定され
ており、前記押しボタンを回転させたときその突起が摺
接して押しボタンを下方へ押し下げるためのらせん状下
面を有するガイド部材、(e)ボンベの上部にボンベの
軸まわりに回転自在に、かつ取り外し不能に取りつけら
れており、前記押しボタンを回転させうるように押しボ
タンに連結されたマウスピースからなり、 前記マウスピースが、円筒状部材であり、その上部が人
の顔まわりに密着しうる形状に開口し、かつその上端縁
が押しボタンよりも高い位置に形成されている。
さらに前記マウスピースは、筒部材のほぼ中間位に隔壁
が形成され、該隔壁の中央部に前記押しボタンを遊嵌し
うる開口部が形成されており、該マウスピースをボンベ
に対して回転させると、押しボタンも開口部の壁面に押
されて回転するよう構成するのが好ましい。
[作用] 本考案では、ボンベに対しマウスピースを相対的に回転
させれば、それにより押しボタンが回転させられる。押
しボタンが回転すると、その突起がガイド部材で案内さ
れて摺動し、ステムを押し下げる。そうすると弁部が開
弁してボンベ内の気体が押しボタン内の噴孔から噴射さ
せられる。
マウスピースを前記と逆方向に回転させれば、ステムは
弁部のスプリングで押し上げられ、弁部は閉じ、気体の
噴射が止められる。
本考案では以上のようにマウスピースを回転させるだけ
で、ボンベ内の気体を噴射させることができるが、その
操作は手元が目で見えなくても簡単にできるので、操作
が非常に楽である。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわる吸入ボンベ(A)
の斜視図、第2図は吸入ボンベ(A)の要部断面図、第
3図はガイド部材の展開図である。
第1図において、(1)はボンベ、(2)はマウスピー
ス、(3)押しボタンである。ボンベ(1)はブリキな
どの金属製の耐圧容器であり、用途に応じて酸素、新鮮
な空気などの気体が充填される。吸入ボンベ(A)を酸
素吸入器として用いるばあいは、酸素を10kg/mc2程度の
圧力で充填して用いるのが適当であり、新鮮な空気のば
あいもほぼ同様である。
マウスピース(2)は円筒状の筒部材であり、その上部
は人の顔の口まわりに密着しうるように湾曲した形状に
形成されている。また該マウスピース(2)の内部に
は、軸方向のほぼ中間位に隔壁(4)が形成されてい
る。隔壁(4)の中央部には押しボタン(3)を遊嵌し
うる開口部(5)が形成されている。その開口部(5)
は押しボタン(3)の断面形状に合わせて長方形に形成
されており、マウスピース(2)を回転させたとき開口
部(5)の壁面で押しボタン(3)を押して、それを同
じ方向に回転させうるようになっている。
第2図に基づき要部を詳細に説明する。ボンベ(1)の
上端部には、マウンティングキャップ(6)によりステ
ム(7)が支持されている。そのステム(7)はボンベ
(1)に内蔵された弁部(図示されていない)に接続さ
れており、ステム(7)を押し下げると弁部が開弁し
て、充填されている気体が噴出するようになっている。
なお押し下げ力を解除すると弁部のバネにより、ステム
(7)が元の位置に復帰し、弁部も閉弁して気体の噴出
が止められる。
前記押しボタン(3)はステム(7)に嵌合されてお
り、該押しボタン(3)の噴孔(12)は内部通路(11)
によってステム(7)に連通されている。その噴孔(1
2)は斜め上方を向いて設けられているが、とくに方向
に制限はなくマウスピース(2)内に気体が噴出するよ
うになっておればよい。
押しボタン(3)の下端部には後述するガイド部材(1
4)に摺接して案内される突起(13)が形成されてい
る。
前記ガイド部材(14)は概ね短い円筒状の部材であっ
て、マウンティングキャップ(6)の内周部に嵌着され
ている。すなわちガイド部材(14)の外周には環状の突
条(15)が形成してあって、それがマウンティングキャ
ップ(6)の内周面の凹部に嵌り合って、抜け出ないよ
うに強く固定されている。一方、ガイド部材(14)の内
周部には段状に形成されたガイド面(16)が設けられて
おり、押しボタン(3)の突起(13)が摺接するように
なっている。
前記ガイド面(16)は円筒状のガイド部材(14)の内周
面に形成されているが、第3図に展開して示されている
ように、上下方向に傾斜した斜面となっている。したが
って突起(13)が矢印(R1)方向に動かされると押しボ
タン(3)は沈み込み、ステム(7)が押し込まれ、逆
に突起(13)が矢印(R2)方向に動かされると押しボタ
ン(3)は弁部のバネで押し上げられるステム(7)と
ともに上方へ動かされる。
マウスピース(2)の下端部は内周面に凹部(18)が形
成されており、該凹部(18)がボンベ(1)の肩部(1
7)に嵌合して、マウスピース(2)がボンベ(1)の
缶軸まわりに回転自在に取りつけられている。
したがって、マウスピース(2)をボンベ(1)に対し
て回転させるか、あるいはボンベ(1)をマウスピース
(2)に対して回転させれば、開口部(5)の壁面で押
しボタン(3)を押して、それを回転させ、内蔵の弁部
を開弁させたり閉弁させたりすることができる。
つぎに本実施例の使用方法を第1図に基づき説明する。
ボンベ(1)とマウスピース(2)とを手で持ち、マウ
スピース(2)を顔の口まわりに押し当てて、ボンベ
(1)を矢印(R)方向に回転させる。するとガイド部
材(14)の案内作用により押しボタン(3)が押し下げ
られて、ステム(7)も押し下げられ、弁部が開弁す
る。それによりボンベ(1)内の充填気体が押しボタン
(3)の噴孔(12)からマウスピース(2)内に噴射さ
れ、使用者はマウスピース(2)に顔を密着させた状態
で、噴射気体を吸引することができる。また吸引を終っ
たときは、ボンベ(1)を逆方向に回転させれば、押し
ボタン(3)もステム(7)も元の位置まで上昇し、弁
部は閉じられ、充填気体の噴射も停止される。
以上の吸引操作は、手で持ったボンベ(1)を回転させ
るだけでよいので、非常に簡単であり、たとえ目から手
元が見えなくても楽に行なうことができる。
[考案の効果] 本考案では、吸入操作を非常に楽に行なうことができ
る。とくに緊急のばあいとか、使用者が不自由なばあい
などでも簡単でしかも確実に吸入操作を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる吸入ボンベ(A)
の斜視図、第2図は吸入ボンベ(A)の要部断面図、第
3図はガイド部材の展開図、第4図は従来の吸入ボンベ
の斜視図である。 (図面の主要符号) (1):ボンベ (2):マウスピース (3):押しボタン (13):突起 (14):ガイド部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ボンベ、 (b)ボンベのマウンティングキャップに支持されてお
    り、それを押し下げると開弁する弁部に接続されたステ
    ム、 (c)前記ステムに回転自在に嵌合され、下部に横方向
    の突起が形成された押しボタン、 (d)前記マウンティングキャップに固定されており、
    前記押しボタンを回転させたときその突起が摺接して押
    しボタンを下方へ押し下げるためのらせん状下面を有す
    るガイド部材、 (e)ボンベの上部にボンベの軸まわりに回転自在に、
    かつ取り外し不能に取りつけられており、前記押しボタ
    ンを回転させうるように押しボタンに連結されたマウス
    ピースからなり、前記マウスピースが、円筒状部材であ
    り、その上部が人の顔まわりに密着しうる形状に開口
    し、かつその上端縁が押しボタンよりも高い位置になる
    ように形成される携帯用吸入ボンベ。
  2. 【請求項2】前記マウスピースが、筒部材のほぼ中間位
    に隔壁が形成され、該隔壁の中央部に前記押しボタンを
    遊嵌しうる開口部が形成されてなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の吸入ボンベ。
JP1986116293U 1986-07-29 1986-07-29 携帯用吸入ボンベ Expired - Lifetime JPH0742430Y2 (ja)

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JPS6322943U JPS6322943U (ja) 1988-02-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448523Y1 (ko) * 2008-04-23 2010-04-21 해태제과식품주식회사 산소캔용 산소 마스크

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168339U (ja) * 1982-05-06 1983-11-10 三川 義時 手持空気噴霧器
JPS6154846U (ja) * 1984-09-12 1986-04-12

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KR200448523Y1 (ko) * 2008-04-23 2010-04-21 해태제과식품주식회사 산소캔용 산소 마스크

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JPS6322943U (ja) 1988-02-15

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