JP3052828U - ワンタッチキャップ付エアゾール容器 - Google Patents

ワンタッチキャップ付エアゾール容器

Info

Publication number
JP3052828U
JP3052828U JP1998002490U JP249098U JP3052828U JP 3052828 U JP3052828 U JP 3052828U JP 1998002490 U JP1998002490 U JP 1998002490U JP 249098 U JP249098 U JP 249098U JP 3052828 U JP3052828 U JP 3052828U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
cap
cap body
touch
touch cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998002490U
Other languages
English (en)
Inventor
和男 飯島
Original Assignee
キョ−ワ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キョ−ワ工業株式会社 filed Critical キョ−ワ工業株式会社
Priority to JP1998002490U priority Critical patent/JP3052828U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052828U publication Critical patent/JP3052828U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に対してワンタッチキャップとエアゾ
ール缶との正しい取り付け位置を明示し得るようにする
ことによって、最後まで薬剤を使い切ることができるよ
うにしたワンタッチキャップ付エアゾール容器の提供を
目的とする。 【解決手段】 ワンタッチキャップ3によって覆われる
エアゾール缶2の上部にエアゾール缶2とワンタッチキ
ャップ3との円周方向の位置を決める視認用マーク53
を形成する。この視認用マーク53を外部から確認可能
な透明又は半透明の確認部62を、キャップ本体6に設
け、視認用マーク53と確認部62との位置を合致させ
ることによってエアゾール缶2とワンタッチキャップ3
との円周方向の位置を決める。確認部62は凸レンズに
することも可能である。キャップ本体6の下端の直径と
キャップ本体6の上端の直径との比率は、10対5乃至
10対8の範囲内とすることが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、ガラスクリーナーや頭髪用化粧料等の各種の薬剤を封入して吐出 するようにしたエアゾール容器、さらに詳しくは、ワンタッチキャップを備えた エアゾール容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エアゾール容器は、各種の薬剤を霧状や泡状にして吐出するために 広く用いられている。そして、今日に至っては、エアゾール缶にワンタッチキャ ップを設けたものが広く使用されつつある。このワンタッチキャップは、エアゾ ール缶の上部のデザインを良好にすると共に、エアゾール缶上端にホコリが溜ま ったり、液ダレにより見苦しくなることを防止して、何時も綺麗な状態で使用で きると言った利点がある。 このワンタッチキャップは、エアゾール缶の上部に嵌合するキャップ本体に、 噴射ボタンが設けられたものであり、エアゾール缶の上部にキャップ本体を嵌合 させることによって、噴射ボタンがエアゾール缶の吐出用ステムに嵌合するもの である。 一方、図11(A)に示すように、エアゾール缶aには、吐出用ステムbから チューブcがエアゾール缶の底部dまで延びている。このチューブcの下端eは 、エアゾール缶の底部dの外周に位置するように湾曲して配設されており、この 下端eが下方になるように使用することによって、薬剤を最後まで吐出すること ができる。ところが、(B)に示すように、チューブcの下端eが上方になるよ うに使用すると、噴射用ガスfのみが噴射して、薬剤gが吐出されなくなる。そ の結果、薬剤gより先に噴射ガスfが全て噴出してしまい、薬剤gが吐出できな いまま、残ってしまうと言う結果を招くものである。 そのため、一般には、噴射ボタンの吐出口を下に向けた際に、チューブの下端 が下方になるように、噴射ボタンの位置とエアゾール缶の位置とを合わせて、噴 射ボタンを吐出用ステムに取り付けるものである。ところが、ワンタッチキャッ プは、エアゾール缶に対して回転可能に嵌合されているため、ワンタッチキャッ プを回転させることによって、容易に噴射ボタンの位置とエアゾール缶の位置と が変わってしまうものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本願考案は、使用者に対してワンタッチキャップとエアゾール缶との 正しい取り付け位置を明示し得るようにすることによって、最後まで薬剤を使い 切ることができるようにしたワンタッチキャップ付エアゾール容器の提供を目的 とする。 また、ワンタッチキャップは、エアゾール缶に嵌合して取り付けられるもので あり、エアゾール缶が大きくなると、キャップ自体も大きくなる。ところが、噴 射ボタンはワッタッチキャップの上端の中央に設けられている。そのため、エア ゾール缶を人差し指以外の4本の指で持ちながら、人差し指で噴射ボタンを押そ うとすると、噴射ボタンが押しにくくなる場合がある。そこで、噴射ボタンを押 しやすく、持ちやすくして、使い勝手のよいワンタッチキャップ付エアゾール容 器を提供することが、本願考案の第2の目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の考案は、エアゾール缶2と、このエアゾール缶2の上部を覆うワ ンタッチキャップ3とを備え、このワンタッチキャップ3がエアゾール缶2の上 部に嵌合するキャップ本体6と、このキャップ本体6内に収まるように配設され た噴射ボタン7とを備え、この噴射ボタン7がエアゾール缶2の吐出用ステム5 2に嵌合すると共に吐出用ステム52からの内容物を外部に吐出する吐出口71 とを備えたワンタッチキャップ付エアゾール容器用において、ワンタッチキャッ プ3によって覆われるエアゾール缶2の上部にエアゾール缶2とワンタッチキャ ップ3との円周方向の位置を決める視認用マーク53が形成され、この視認用マ ーク53を外部から確認して位置合わせすることが可能な透明又は半透明の確認 部62がキャップ本体6に設けられ、視認用マーク53と確認部62との位置を 合致させることによってエアゾール缶2とワンタッチキャップ3との円周方向の 位置を決めるようにしたことを特徴とするワンタッチキャップ付エアゾール容器 を提供することにより、上記の第1の目的を達成するものである。
【0005】 本願の第2の考案は、上記の第1の考案に係るワンタッチキャップ付エアゾー ル容器において、確認部62が凸レンズであることを特徴とするものを提供する ものである。また、本願の第3の考案は、上記の第1又は第2の考案に係るワン タッチキャップ付エアゾール容器において、キャップ本体6の裏面に、エアゾー ル缶2に設けられたバルブのマウンテンカップ5に嵌合するマウンテン嵌合部6 3が設けられ、このマウンテン嵌合部63に切欠66が設けられ、切欠66と切 欠付近のマウンテン嵌合部63を視認できる位置に上記の確認部62が設けられ 、この切欠66と切欠付近のマウンテン嵌合部63を基準として視認用マーク5 3と確認部62との位置を合致させることができるようにしたことを特徴とする ものを提供する。
【0006】 本願の第4の考案は、上記の第1又は第2又は第3の考案に係るワンタッチキ ャップ付エアゾール容器において、キャップ本体6の下端がエアゾール缶2の上 部に嵌合するものであり、このキャップ本体6の下端の直径mとキャップ本体6 の上端の直径nとの比率が、10対5乃至10対8の範囲内であることを特徴と するものを提供することによって、上記の第1及び第2の目的を達成するもので ある。さらに、本願の第5の考案は、第3の考案に係るワンタッチキャップ付エ アゾール容器において、キャップ本体6の側面に噴射ボタン7の吐出口71を露 出させる窓部61が設けられ、キャップ本体6の上面から側面にかけて噴射ボタ ン7を押圧可能に露出させる押圧操作部69a,69bが設けられ、この押圧操 作部69a,69bが、噴射ボタン7の吐出口71に対して平面視において45 度〜135度の角度をもって設けられたことを特徴とするものを提供する。これ により、自分にヘアスプレー等をかける場合にも、楽に押圧操作部69a,69 bから噴射ボタン7を押すことができるようにする。
【0007】
【考案の実施の形態】 以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。 図1は本願考案の第1の実施の形態に係るエアゾール容器の分解斜視図であり 、図2は同使用状態の説明図である。 図1は、ガラスクリーナー等の洗浄剤、スターチ、消臭剤、防虫忌避剤、制汗 剤、頭髪用化粧料、香水、デオドラント剤、口腔清涼剤等の各種の薬剤を封入し て吐出するようにしたエアゾール容器1を示すものであり、このエアゾール容器 1は、金属製のエアゾール缶2と、エアゾール缶2の上部を覆う合成樹脂製のワ ンタッチキャップ3とから構成されている。エアゾール缶2は、通常は金属製で あるが、合成樹脂製とすることも可能である。
【0008】 エアゾール缶2は、従来のエアゾール容器のエアゾール缶と同様であり、筒状 の缶の上部に、容器の肩部41を構成する巻き締め部分を介して、天部4が取り 付けられている。天部4の中央には、巻き締め部分を介して、マウンテンカップ 5が取り付けられており、このマウンテンカップ5には、内部にティルトバルブ や押し下げバルブ等のバルブを備えており、このバルブの吐出用ステム52が上 方に突出して設けられている。このエアゾール缶の上部の適宜箇所(図の実施の 形態では天部4とマウンテンカップ5との巻き締め部分51)に、視認用マーク 53が形成されている。この視認用マーク53は、エアゾール缶2とワンタッチ キャップ3との円周方向の位置を決めるためのもので、エアゾール缶2の円周方 向の1か所に形成されている。視認用マーク53は、エアゾール缶2に刻印した ものでもよいが、図の例では、より見やすくするために、赤色等に着色したもの として実施している。
【0009】 図2に示すように、吐出用ステム52は、エアゾール缶2の内部のバルブ21 を介してチューブ22に接続されている。このチューブ22は、エアゾール缶2 の底部23まで延びており、チューブ22の下端24が、エアゾール缶2の底部 23の外周に位置するように、湾曲して配設されている。このチューブ22の下 端24は、エアゾール缶2の円周方向において、上記の視認用マーク53と略同 一の位置に配位されている。従って、視認用マーク53が下方になるように使用 することによって、チューブ22の下端24も下方になり、これによって、薬剤 を最後まで吐出することができる。
【0010】 図1に戻り説明を続けると、ワンタッチキャップ3は、キャップ本体6と、こ のキャップ本体6に上下に摺動可能に設けられた噴射ボタン7とを備える。キャ ップ本体6はエアゾール缶2の上部に着脱可能に取り付けられるものであり、こ の噴射ボタン7はエアゾール缶2の吐出用ステム52に嵌合すると共に吐出用ス テム52からの内容物を外部に吐出する吐出口71とを備える。
【0011】 このキャップ本体6には、この吐出口71が外部に露出できるように、窓部6 1が設けられ、この窓部61の下方には、上記の視認用マーク53を外部から確 認可能な透明又は半透明の確認部62が設けられている。そして、図3に示すよ うに、視認用マーク53と確認部62との位置を合致させることにより、エアゾ ール缶2とワンタッチキャップ3との円周方向の位置が決まるものである。さら に詳しくは、図3に示すように、視認用マーク53と確認部62との位置を合致 させることによって、噴射ボタン7の吐出口71の位置とチューブ22の下端2 4の位置とが合致する。従って、図2のように、噴射ボタン7の吐出口71を斜 め下に向けて使用した場合、チューブ22の下端24も下方になり、これによっ て、噴射ガスfのみがなくなってしまうことを防止し、薬剤gを最後まで円滑に 吐出することができるものである。
【0012】 この確認部62は、視認用マーク53を外部から確認可能な透明又は半透明で あれば足りるが、より確認し易いように、凸レンズとしておくことも望ましい。 また、より正確に位置決めできるように、確認部62に、視認用マーク53の位 置決め用の基準を設けておくことも望ましい。この基準は、確認部62に着色等 によって形成してもよいが、この実施の形態では下記のようにして設けているも のである。
【0013】 この例では、上記の基準を、キャップ本体6をエアゾール缶2に取り付けるた めのマウンテン嵌合部63を利用して、設けているものであるが、この基準につ いての説明に先立ち、キャップ本体6と、噴射ボタン7並びにエアゾール缶2と の関係について、さらに詳細に説明しておく。
【0014】 まず、噴射ボタン7は、図4に示すように、正面上部に吐出口71を備え、こ の吐出口71に導通する嵌合孔72が下端中央に設けられており、この嵌合孔7 2が吐出用ステム52に嵌合する。そして、図5(B)に示すように、噴射ボタ ン7の左右側面には、凹部73,73が形成されている。他方、図5(A)に示 すように、キャップ本体6の上部内周壁には、ガイド突起64が設けられ、この ガイド突起64が、凹部73に嵌められる。これによって、噴射ボタン7はキャ ップ本体6に対して、回動不能であり、且つ、凹部73の上下長さの範囲内で上 下に摺動可能となる。そして、キャップ本体6の上面から後方にかけて設けられ た押圧操作部68から露出する噴射ボタン7を、指で押して、内容物を吐出する ものである。
【0015】 次に、図4及び図5(A)に示すように、キャップ本体6の裏面(内面)には 、マウンテン嵌合部63が設けられており、このマウンテン嵌合部63を、前述 のマウンテンカップ5を取り付ける巻き締め部分51に嵌合させることによって 、キャップ本体6がエアゾール缶2に着脱可能に取り付けられる。このマウンテ ン嵌合部63は、円筒状をなし、その下端のフック部分65が巻き締め部分51 の外周に引っ掛かるように強制嵌合する。このとき、強制嵌合を容易にするため に、マウンテン嵌合部63に切欠66,67を形成する。そして、この切欠66 の一つを、キャップ本体6の正面における確認部62の裏面に設ける(図6参照 )。これによって、図3に示すように、確認部62から、切欠66と切欠付近の マウンテン嵌合部63を視認できるものとなる。その結果、切欠66と切欠付近 のマウンテン嵌合部63を基準として、視認用マーク53を確認部62の中央に 合致させ易くなる。勿論、このように、正確な位置決めは必ずしも必要ではない が、基準を設けておく方が、几帳面な日本人の国民性にも合致して、より使い易 いものとなる。尚、マウンテン嵌合部63は、キャップ本体6の裏面(内面)の 略全周に設けたが、着脱可能な嵌合が可能な範囲で設ければ足りる。
【0016】 最後に、このキャップ本体6は、図1に示すように、下端の直径mと上端の直 径nとの比率を、10対5乃至10対8の範囲内としている。これにより、直径 約6・5cmのエアゾール缶に対しても、キャップ本体6の上面から露出する噴射 ボタン7を押し易く、持ち易いものとなったものである。
【0017】 次に、上記の各実施の形態では、吐出口71を外部に露出させる窓部61と、 噴射ボタン7を押圧可能に露出させる押圧操作部68とが、反対の方向に設けら れていたが、以下の実施の形態では、図7、図8に示すように、平面視において 、キャップ本体6の中心点(即ち、噴射ボタン7の中心点)を基準として、噴射 ボタンの吐出口71と、押圧操作部69aの中央とが、90度の角度α1をもっ て配設されている。これによって、右手でエアゾール缶2を持って、その人指し 指で噴射ボタン7を押すと、人指し指の方向から90度の角度α1をもって薬剤 が噴射される。そのため、自分の頭にヘアスプレーを噴射する場合には、手を大 きく回し込まずとも、楽に、頭の全体にスプレーをすることができるものである 。尚、この角度α1は、正確に90度である必要はなく、45度〜135度の範 囲内であれば、楽に噴射できるものであり、45度〜135度の範囲内で適宜変 更し得る。尚、以下の各実施の形態では、図示は省略するが、視認用マーク53 と確認部62との関係や、キャップ本体6の下端の直径mと上端の直径nとの比 率については、先の実施の形態と同様である。
【0018】 次に、図9は、他の実施の形態を示すものであり、噴射ボタン7の吐出口71 を露出させる窓部61が1つ設けられている点は、先の例と同じであるが、キャ ップ本体6の上面から側面の2か所に噴射ボタンを押圧可能に露出させる押圧操 作部69a、69bが設けられている点が、先の例と相違する。一つの押圧操作 部69aは、キャップ本体6の上面から側壁の右面にかけて形成されているもの であり、他の押圧操作部69bは、キャップ本体6の上面から側壁の左面にかけ て形成されている。さらに正確には、平面視において、キャップ本体6の中心点 (即ち、噴射ボタン7の中心点)を基準として、噴射ボタンの吐出口71と、一 方の押圧操作部69aの中央とが、90度の角度α1をもって配設されており、 また、噴射ボタンの吐出口71と、他方の押圧操作部69bの中央とが、90度 の角度α2をもって配設されている。両角度α1、α2は、共に90度であるが 、左右方向が異なるものである。これによって、右手と左手と言うように、エア ゾール容器1を持ち替えて使用した場合でも、いずれの場合でも、手を大きく回 し込まずとも、楽に、頭の全体にスプレーをすることができるものである。 尚、この角度α1、角度α2は、正確に90度である必要はなく、45度〜13 5度の範囲内であれば、楽に噴射できるものであり、45度〜135度の範囲内 で適宜変更し得る。
【0019】 次に、図10は、さらに他の実施の形態を示すものであり、キャップ本体6の 上面から側面の2か所に噴射ボタンを押圧可能に露出させる押圧操作部69a、 69cが設けられている点は、先の例と同じであるが、その位置が先の例と異な るものである。一つの押圧操作部69aは、キャップ本体6の上面から側壁の右 面にかけて形成されているものであり、他の押圧操作部69cは、キャップ本体 6の上面から側壁の後面にかけて形成されている。さらに正確には、平面視にお いて、キャップ本体6の中心点(即ち、噴射ボタン7の中心点)を基準として、 噴射ボタンの吐出口71と、一方の押圧操作部69aの中央とが、90度の角度 α1をもって配設されており、また、噴射ボタンの吐出口71と、他方の押圧操 作部69cの中央とが、180度の角度α3をもって配設されている。これによ って、自分にヘアスプレーをかける場合には、一つの押圧操作部69aから噴射 ボタン7を押すことによって、楽にスプレーてきる。そして、他の人にヘアスプ レーをかける場合には、後面の押圧操作部69aから噴射ボタン7を押すことが できるものである。尚、この角度α1は正確に90度である必要はなく、45度 〜135度の範囲内であれば、楽に噴射できるものである。また、角度α3は、 角度α1と異なる角度であれば、適宜角度に変更し得るものである。
【0020】 さらに、図示は省略するが、押圧操作部を、キャップ本体6の上面から側壁の 右面、後面並びに左面の3か所に設けるようにしてもよい。
【0021】 以上、本願考案は、上記の実施の形態に限定されるものではなく種々変更して 実施し得るものであり、例えば、確認部は、キャップ本体の正面に設けたが、側 面に設けるようにしてもよい。またキャップ本体は、確認部のみを透明、半透明 としてもよいが、全体を透明、半透明としてもよい。但し、このときには、図1 に示すように、確認部62を他の部分とは異なるような形状としたり、或いは、 同じ形状であれば位置決め用の基準となるような着色等、位置合わせが可能な手 段を施すようにしておくことが必要である。視認用マークは、実施の形態では頂 部に設けたが、容器の肩部に設ける等、確認部との関係で見やすい位置であれば 自由に変更し得るものである。
【0022】
【考案の効果】
以上、本願の第1の考案に係るエアゾール容器は、使用者に対してワンタッチ キャップとエアゾール缶との正しい取り付け位置を明示でき、最後まで薬剤を使 い切ることができないと言った事態の発生を防止できるものである。
【0023】 本願の第2の考案は、確認部を凸レンズとすることによって、より見やすく、 位置合わせが容易になったワンタッチキャップ付エアゾール容器を提供すること ができたものである。
【0024】 さらに、本願の第3の考案は、キャップ本体のエアゾール缶への脱着を確実且 つ容易に行うことができると同時に、この脱着のために機能するたマウンテン嵌 合部と、その切欠を、視認用マークと確認部との位置合わせの基準としても機能 させることができ、より正確な位置合わせを実現することのできたワンタッチキ ャップ付エアゾール容器を提供することができたものである。
【0025】 またさらに、本願の第4の考案は、上記の効果を発揮すると共に、噴射ボタン を押しやすく、持ちやすくして、使い勝手をよくしたワンタッチキャップ付エア ゾール容器を提供することができたものである。
【0026】 またさらに、本願の第5の考案は、上記の効果を発揮すると共に、使用者自身 に対してヘアスプレー等のエアゾールを噴射する場合でも、噴射ボタンを押しや すく、持ちやすくして、使い勝手をよくしたワンタッチキャップ付エアゾール容 器を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一つの実施の形態に係るエアゾール
容器の分解斜視図である。
【図2】同エアゾール容器の使用状態の説明図である。
【図3】同エアゾール容器の正面上方からの斜視図であ
る。
【図4】同エアゾール容器の噴射ボタンを押圧した状態
の中央縦断面図である。
【図5】(A)は同エアゾール容器のキャップ本体の中
央縦断面図であり、(B)は噴射ボンタの正面上方から
の斜視図である。
【図6】(A)は同エアゾール容器のキャップ本体の底
面図である。
【図7】本願考案の他の実施の形態に係るエアゾール容
器の斜視図である。
【図8】同平面図である。
【図9】本願考案のさらに他の実施の形態に係るエアゾ
ール容器の平面図である。
【図10】本願考案のさらに他の実施の形態に係るエア
ゾール容器の平面図である。
【図11】(A)は一般のエアゾール容器の正しい使用
状態の説明図であり、(B)は誤った使用状態の説明図
である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 エアゾール缶 3 ワンタッチキャップ 6 キャップ本体 7 噴射ボタン 51 マンウテンカップの巻き締め部分 52 吐出用ステム 53 視認用マーク 61 窓部 62 確認部 63 マウンテン嵌合部 66 切欠 68,69a,69b,69c 押圧操作部 71 吐出口 m キャップ本体の下端の直径 n キャップ本体の上端の直径

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール缶(2) と、このエアゾール缶
    (2) の上部を覆うワンタッチキャップ(3) とを備え、こ
    のワンタッチキャップ(3) がエアゾール缶(2) の上部に
    嵌合するキャップ本体(6) と、このキャップ本体(6) 内
    に収まるように配設された噴射ボタン(7) とを備え、こ
    の噴射ボタン(7) がエアゾール缶(2)の吐出用ステム(5
    2)に嵌合すると共に吐出用ステム(52)からの内容物を外
    部に吐出する吐出口(71)とを備えたワンタッチキャップ
    付エアゾール容器用において、ワンタッチキャップ(3)
    によって覆われるエアゾール缶(2) の上部にエアゾール
    缶(2) とワンタッチキャップ(3) との円周方向の位置を
    決める視認用マーク(53)が形成され、この視認用マーク
    (53)を外部から確認して位置合わせすることが可能な透
    明又は半透明の確認部(62)がキャップ本体(6) に設けら
    れ、視認用マーク(53)と確認部(62)との位置を合致させ
    ることによってエアゾール缶(2) とワンタッチキャップ
    (3) との円周方向の位置を決めるようにしたことを特徴
    とするワンタッチキャップ付エアゾール容器。
  2. 【請求項2】 上記の確認部(62)が凸レンズであること
    を特徴とする請求項1記載のワンタッチキャップ付エア
    ゾール容器。
  3. 【請求項3】 上記のキャップ本体(6) の裏面に、エア
    ゾール缶(2) に設けられたバルブのマウンテンカップ
    (5) に嵌合するマウンテン嵌合部(63)が設けられ、この
    マウンテン嵌合部(63)に切欠(66)が設けられ、切欠(66)
    と切欠付近のマウンテン嵌合部(63)を視認できる位置に
    上記の確認部(62)が設けられ、この切欠(66)と切欠付近
    のマウンテン嵌合部(63)を基準として視認用マーク(53)
    と確認部(62)との位置を合致させることができるように
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のワンタッチ
    キャップ(3) 付エアゾール容器。
  4. 【請求項4】 キャップ本体(6) の下端がエアゾール缶
    (2) の上部に嵌合するものであり、このキャップ本体
    (6) の下端の直径(m) とキャップ本体(6) の上端の直径
    (n) との比率が、10対5乃至10対8の範囲内である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のワン
    タッチキャップ付エアゾール容器。
  5. 【請求項5】 キャップ本体(6) の側面に噴射ボタン
    (7) の吐出口(71)を露出させる窓部(61)が設けられ、キ
    ャップ本体(6) の上面から側面にかけて噴射ボタン(7)
    を押圧可能に露出させる押圧操作部(69a)(69b)が設けら
    れ、この押圧操作部(69a)(69b)が、噴射ボタン(7) の吐
    出口(71)に対して平面視において45度〜135度の角
    度をもって設けられたことを特徴とする請求項3記載の
    ワンタッチキャップ付エアゾール容器。
JP1998002490U 1998-03-31 1998-03-31 ワンタッチキャップ付エアゾール容器 Expired - Lifetime JP3052828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002490U JP3052828U (ja) 1998-03-31 1998-03-31 ワンタッチキャップ付エアゾール容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002490U JP3052828U (ja) 1998-03-31 1998-03-31 ワンタッチキャップ付エアゾール容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3052828U true JP3052828U (ja) 1998-10-09

Family

ID=43186933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998002490U Expired - Lifetime JP3052828U (ja) 1998-03-31 1998-03-31 ワンタッチキャップ付エアゾール容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052828U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108408267A (zh) * 2018-01-22 2018-08-17 珠海市佳弘科技有限公司 喷液盖及其气雾发生器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108408267A (zh) * 2018-01-22 2018-08-17 珠海市佳弘科技有限公司 喷液盖及其气雾发生器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0405388B1 (en) Applicator for liquid eye preparations
US6059474A (en) Multi-purpose nail enamel applicator
AU640482B2 (en) Combination of a container and a manually operated push type dispenser
US6065477A (en) Manicure container
US20040267214A1 (en) Ophthalmic device for administering fluid eye medication to the human eye
US5746348A (en) Hair treatment timer receptacle with detachable timer
JP3052828U (ja) ワンタッチキャップ付エアゾール容器
JPH0335403Y2 (ja)
US4708507A (en) Dispenser with finger slot
US20050183984A1 (en) Dual-purpose lip color container
CA2511139A1 (en) Dispensing device
JPH0634852Y2 (ja) 指圧噴射容器の噴射頭
JPH0510935Y2 (ja)
JP2593386Y2 (ja) ブラシ付き注出容器
JPH08295359A (ja) ポンプスプレー容器
JP3033213U (ja) 容器の定量排出装置
JP2535484Y2 (ja) 噴霧栓
JPS5821557Y2 (ja) 噴霧器
JPH0632853Y2 (ja) エアゾール容器
JPH0986574A (ja) エアゾール式液体噴出容器
JPH0430148Y2 (ja)
JP2004268997A (ja) ポンプ式容器のヘッドカバー
JPS594761Y2 (ja) エアゾ−ル噴霧器の噴射装置
JPS6231151Y2 (ja)
USD371517S (en) Hand-held waterproof liquid testing meter

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term