JPH0612863Y2 - 保護キャップつき噴射頭 - Google Patents

保護キャップつき噴射頭

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JPH0612863Y2
JPH0612863Y2 JP6837689U JP6837689U JPH0612863Y2 JP H0612863 Y2 JPH0612863 Y2 JP H0612863Y2 JP 6837689 U JP6837689 U JP 6837689U JP 6837689 U JP6837689 U JP 6837689U JP H0612863 Y2 JPH0612863 Y2 JP H0612863Y2
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JP
Japan
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protective cap
passage
container
nozzle body
handle
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JP6837689U
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JPH037960U (ja
Inventor
誠一 北林
Original Assignee
誠一 北林
株式会社丸一製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は噴射容器において、噴射弁操作用の押ボタ
ン、ノズルなどの枢要部を保護するための保護キャップ
を除去しないで噴射操作を行うことができるのみなら
ず、不使用時において外力や汚染からノズルが保護され
かつ誤噴射が防止できるような保護キャップつき噴射頭
に関するもので、このような噴射頭の構成を簡素化して
実用性を向上する手段を提供するのがその目的である。
この考案者は上記のような保護キャップつき噴射頭につ
き既に多数の提案を行い、公開実用新案公報により公知
になっている。しかしながら過去の提案によれば可動の
ノズルと押ボタンの関係構造が複雑であるとともに不使
用の際の押ボタンのロック装置が必要であったため、部
品自体の構造が複雑で部品点数が多いほか、全体の構造
も複雑となる不利があった。この考案はこれらの不利を
除去したことにより、著しく実用性の高い噴射装置を安
価に量産しうる道を開いたものである。
(考案の構成) 以下、図示の実施例につきこの考案を説明すれば、この
考案にかかる保護キャップつき噴射頭は下記する押ボタ
ン2と、保護キャップ3とノズル体4とを有してなって
いる。
押ボタン2は噴射物を収容する容器1のバルブステム1
1の頂端に筒状の柄部21を軸装するとともに、容器1
に対し回転不能に取り付けたものである。
保護キャップ3は容器1のマウンテンキャップ12に裾
部を脱けがたく回転自在に嵌装した筒壁に窓穴31を穿
ってなっている。
ノズル体4は、横方向の嘴部41の後端において縦方向
の桿部42をカギ状に接続してL字状を呈しているもの
である。
押ボタン2およびノズル体4について、さらに詳述すれ
ば、前記した押ボタン2はバルブステム11に接続する
通路22の出口を柄部21の前部筒面に開口させてあ
る。押ボタン2にはまた、頂壁23が柄部21に接続し
て形成されている一方、保護キャップ3内において保護
キャップ3の筒壁にそい同心で前部を切り欠いた欠筒壁
24が頂壁23に垂設されている。前記した頂壁23の
前部には左右1対の弾性桿25a,25bが垂設されて
いるとともに、柄部21の前部筒面に外接する受孔26
(特に第3図ないし第5図参照)が穿たれており、ノズ
ル体4の桿部42がこの受孔26により回転可能に軸支
されている。
前記したノズル体4は、さらに、つぎのような第1回転
角位置と第2回転角位置とを有している。
すなわち、前記第1回転角位置においては、第1図およ
び第2図に示されているように、柄部21の前方におい
て保護キャップの窓穴31に挿通されている嘴部41の
通路44の入口が押ボタンの通路22の出口に周設した
環状のパッキン27を介して整合している。また、前記
第2回転角位置においては、保護キャップ3内において
弾性桿25a又は25bの側圧を受けている嘴部41が
保護キャップ3の内面に係合している。第2図には前記
第2回転角位置の一態様が想像線により図示されてい
る。すなわち、想像線で描かれた右の弾性桿25a′が
同じく想像線で描かれている嘴部41′に係合して撓
み、この嘴部41′が弾性桿25a′の側圧を受けてい
る状態が示されている。想像線で描いた嘴部41′が第
2図の中心線A−Aを軸として軸対称に位置する場合に
ついては図示されていないが、この場合、左の弾性桿2
5bが前記した右の弾性桿25a′と同様な態様に撓
み、その場合の嘴部41は弾性桿25bの側圧を受ける
ものであることは自明であろう。すなわち、前記した第
2回転角位置にはこれらの2個の態様が存在する。
この考案は前記のようにしてなり、押ボタン2は容器1
に対し、回転不能に取り付けられているのであるが、図
示の例では、バルブステム11が容器1内の噴射弁の弁
筐内壁に設けた案内ひだ等により上下方向にのみ案内を
受けるようになっているのであるが、このようなバルブ
ステムの非回転的案内手段は周知なので図示を省略し
た。バルブステムのこのような案内手段が容器内におい
て講じられていない場合は、マウンテンキャップ12の
上面にストッパーを突起させ、特に第2図から明らかな
輻壁28a,28bをそのストッパーで案内させるよう
にするなど、適宜の案内手段を講じることができる。
また、図示の例によれば、保護キャップ3の裾部の内周
に凸環32を設けたことにより、保護キャップ3がマウ
ンテンキャップ12に脱けがたく回転自在に嵌装されて
いる。
さて、この考案は前記のようにしてなるので、第1図、
第2図に示すノズル体4の第1回転角位置においては、
前記したように、嘴部41が押ボタンの柄部21の前方
において保護キャップの窓穴31に挿通されている一
方、嘴部の通路44の入口と押ボタンの通路22の出口
とが整合しているので、押ボタン2を指圧すれば、バル
ブステム11の下降動作によって開いた噴射弁から上昇
する噴射物はバルブステム11、通路22および通路4
4をへて噴射口43から放出される。
前記した指圧を解除すれば前記した噴射弁が閉じ、噴射
物の放出が停止する。そこで、保護キャップ3を左右い
ずれかの方向に回転すれば、ノズル体の嘴部41が窓穴
31の窓縁に押圧され、押ボタンの頂壁23に軸支され
ている桿部42を中心として回転する。桿部42は押ボ
タンの柄部21の周面に外接する受孔26に軸支され、
従って、保護キャップ3に対して偏心位置に軸支されて
いるので、窓穴31の窓縁に押圧されて回転する嘴部4
1は次第に窓穴31から引っ込み、ついには第2図にお
いて想像線で描いた第2回転角位置に達する。この第2
回転角位置においては、嘴部41は保護キャップ3内に
完全に取り込まれているとともに、弾性桿25a又は2
5bの前方への側圧を受けている。ただし、第2図には
保護キャップ3を右回転した場合の結果が想像線で図示
されており、その際嘴部41′が弾性桿25a′の側圧
を受けているが、保護キャップ3を左回転した場合の結
果は、第2図の中心線A−Aを中心とする軸対称位置と
なり、その場合嘴部41は弾性桿25bの側圧を受ける
ことになる。
前記したようにこの考案によれば、押ボタン2には保護
キャップ3の筒壁にそって同心に形成された欠筒壁24
が設けられているので、保護キャップ3を回転すること
により、窓穴31は第2図に想像線で示した窓穴31′
のように欠筒壁24にそう位置に移動し、従って窓穴3
1が内側から閉鎖される。
さらにこの考案によれば、前記のようにノズル体4の第
1回転角位置において、嘴部の通路44の入口が押ボタ
ンの通路22の出口27に整合し、従ってバルブステム
11が噴射口43と連通しているが、前記した第2回転
角位置においては、通路22の出口と通路44の入口と
の整合が当然失われるのみならず、ノズル体の桿部42
が軸挿されている受孔26は柄部21の前部筒面に外接
しており、従って第2回転角位置においても桿部42の
筒面が柄部21に設けたパッキン27に係合しているの
で、噴射通路23とノズル体4とが完全に遮断され、従
って、たとえ容器1内の噴射弁が開いたとしても噴射物
は放出されない。
噴射容器を再び使用するのにあたり、保護キャップ3を
前記とは反対方向に回転すれば、窓穴31がノズル体の
嘴部41の噴射口43をもつ嘴端の位置にさしかかる。
嘴部41は弾性桿25a又は25bの前方への側圧を受
けているので、嘴部41は窓穴31に受容されるととも
に窓穴31の窓縁に押されて移動する結果再び第1回転
角位置に復帰し、従って押ボタン2の押圧により噴射物
の放出が可能になる。
(考案の効果) すなわち、この考案によれば、保護キャップを除去しな
いで噴射操作を行うことができるとともに、輸送、格納
のような不使用時において外力や汚染からノズルが保護
され、誤噴射の防止が可能な噴射容器を提供できるのは
明らかであるが、特にこの考案によれば、ノズル体はこ
れと上下位置関係の不変な押ボタンに支持されているの
みならず、噴射口に至る通路は嘴部のみに直路として穿
たれているので、ノズルの構成が単純であるとともに、
押ボタンとノズルの関係構造がきわめて簡単であり、そ
のうえ、誤噴射防止のため押ボタンを不動にするロック
機構をも設ける必要がないので、全体の部品点数、組立
て工数とも極少である。かくしてこの考案によれば使用
に至便であり、しかも量産性の顕著な噴射容器を提供す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる噴射頭の一実施例の使用可能
状態における縦断面図、第2図は同じく第1図のX−X
横断面図、第3図は押ボタンの縦断面図、第4図は同じ
く底面図、第5図は同じく平面図、第6図は同じく左側
面図、第7図は同じく正面図、第8図はノズル体の要部
縦断左側面図、第9図は同じく正面図である。 1は容器、11はバルブステム、12はマウンテンキャ
ップ、2は押ボタン、21は柄部、22は通路、23は
頂壁、24は欠筒壁、25a,25a′,25bは弾性
桿、26は受穴、27はパッキン、28a,28bは輻
壁、3は保護キャップ、31,31′は窓穴、32は凸
環、4はノズル体、41,41′は嘴部、42は桿部、
43は噴射口、44は通路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射物を収容する容器1のバルブステム1
    1の頂端に筒状の柄部21を軸装するとともに容器1に
    対し回転不能に取り付けた押ボタン2と、容器1のマウ
    ンテンキャップ12に裾部を脱けがたく回転自在に嵌装
    した筒壁に窓穴31を穿った保護キャップ3と、横方向
    の嘴部41の後端において縦方向の桿部42をカギ状に
    接続したL字状のノズル体4とを有してなり、押ボタン
    2はバルブステム11に接続する通路22の出口を柄部
    21の前部筒面に開口させ、頂壁23を柄部21に接続
    形成し、保護キャップ3内においてその筒壁にそい同心
    で前部を切欠いた欠筒壁24を頂壁23に垂設し、かつ
    左右1対の弾性桿25a,25bを頂壁23の前部に垂
    設し、柄部21の前記した前部筒面に外接する受孔26
    を頂壁23に穿つとともにノズル体の桿部42を受孔2
    6に回転可能に軸支させてなり、ノズル体4は、前端を
    噴射口43として軸穿した通路44の入口を桿部42の
    筒面に開口させてなり、かつノズル体4は、押ボタンの
    柄部21の前方において保護キャップの窓穴31に遊挿
    されている嘴部41の通路44の入口が押ボタンの通路
    22の出口に設けた環状のパッキン27を介して前記通
    路22の出口に整合している第1回転角位置と、保護キ
    ャップ3内において弾性桿25a又は25bの側圧を受
    けている嘴部41が保護キャップ3の筒壁の内面に係合
    している第2回転角位置とを有してなる保護キャップつ
    き噴射頭。
JP6837689U 1989-06-12 1989-06-12 保護キャップつき噴射頭 Expired - Lifetime JPH0612863Y2 (ja)

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JP6837689U JPH0612863Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 保護キャップつき噴射頭

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JPH037960U JPH037960U (ja) 1991-01-25
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JPH037960U (ja) 1991-01-25

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