JP2607707Y2 - 加圧容器の噴出構造 - Google Patents

加圧容器の噴出構造

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JP2607707Y2 JP1993070825U JP7082593U JP2607707Y2 JP 2607707 Y2 JP2607707 Y2 JP 2607707Y2 JP 1993070825 U JP1993070825 U JP 1993070825U JP 7082593 U JP7082593 U JP 7082593U JP 2607707 Y2 JP2607707 Y2 JP 2607707Y2
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文之 岡本
建二 小川
佳彦 嶋崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は加圧容器の噴出構造に係
り、特に使用時に噴出ノズルが伸びるようにした加圧容
器の噴出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧品、潤滑剤あるいはその他
の内容物を内部に加圧状態で収容した加圧容器において
は、取扱い上の都合からキャップの外径が加圧容器の外
径とほぼ同じに形成される。キャップ内には噴出ノズル
が収納されている。しかしながら、噴出ノズルの先端が
外方へ突出しないようにするため、一般にはステム中心
からせいぜい10mm程度離れた位置に先端が位置する
ように噴出ノズルが設けられる。そのため、使用時に噴
出ノズルを吹付け部位に近付けるために加圧容器自体を
吹付け部位に近付けねばならず不便である。また、加圧
容器自体を吹付け部位に近付けるため、噴出物が加圧容
器の外壁面に付着して汚れたりする。
【0003】このような不具合を解消するため、使用時
において噴出ノズルを長くするようにした噴出構造が提
案されている。例えば、実開平2−81646号公報で
は、押しボタンに所定角度に屈曲したノズルが回動可能
に支持され、使用時にノズルを回動させることにより、
ノズルを伸長するようにしている。
【0004】また、従来の加圧容器の噴出ノズルにおい
ては、非使用時に誤ってトップボタンを押したり、キャ
ップが外れて何か他の物で押されて、誤って内容物が噴
射されてしまうようなトラブルが生じることがあった。
このような不具合を解消するため、実開平1−1242
54号公報では、押しボタンの不用意な押し下げをスト
ッパーにより阻止することにより誤噴射を防止するよう
にしている。
【0005】しかしながら、ノズルの伸長と、誤噴射防
止とを同時に解決するようにした加圧容器の噴出構造
は、従来提案されていなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の事情を
考慮してなされたもので、簡単な構造で安価に使用時だ
け噴出ノズルを伸長することができるとともに、非使用
時の誤噴射を防止することができる加圧容器の噴出構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は加圧容器の上部に固定された筒状のカバー
と、加圧容器からの内容物を案内し、側部に第1開口部
を有する案内通路を備えたトップボタンと、加圧容器の
軸方向に延びカバー及びトップボタンにて回動可能に支
持される軸部を有し、使用時にこの軸部を回動の中心と
してノズル部を伸長させると共に同使用時に前記第1開
口部に連通する第2開口部を有するノズル通路を備えた
噴出ノズルと、この噴出ノズルと一体に回動するように
連結され、使用時にのみ前記トップボタンの押し下げを
許す切り欠きを備えた円盤と、を具備してなるものであ
る。また、円盤は、非使用時に、切り欠きを除く外周に
てトップボタン及びカバーの双方に係合してトップボタ
ンの押し下げを阻止し、使用時に、切り欠きにてトップ
ボタンとの係合状態のみを解除してトップボタンの押し
下げを許す構造としてもよい。さらに、円盤は、噴出ノ
ズルにおける軸部の下端に設けられ、非使用時にトップ
ボタンの下端部に当接してトップボタンの押し下げを阻
止する構造としてもよい。
【0008】
【作用】非使用時には、使用時にのみトップボタンの押
し下げを許す切り欠きを備えた円盤によりトップボタン
の作動が阻止される。このため、内容物の誤噴射を防止
することができる。
【0009】また、使用時には、噴出ノズルにおける軸
部を回動の中心として噴出ノズルを回動させることによ
り、噴出ノズルが伸長する。同時に、トップボタンの案
内通路と噴出ノズルのノズル通路とが連通し、かつ噴出
ノズルと一体に円盤が回動して該円盤における切り欠き
にてトップボタンの作動が許容される。したがって、
ップボタンの押し下げが可能となり内容物を噴射でき
る。 また、噴出ノズルのノズル部は、トップボタンおよ
びカバーに回動可能に支持された軸部を回動の中心とし
て伸長する構造のため、カバーの直径を逸脱しない範囲
にて長く形成できる。従って、使用時にノズル部の突出
量を大きく確保できる。
【0010】このように本考案によれば使用時に噴出ノ
ズルを長くすることができるとともに、非使用時におけ
る誤噴射を防止することができる。また、非使用時に謝
ってトップボタンを無理に押し下げようとした場合にお
いても、円盤にてその押し下げようとする力が受け止め
られる。このため中空部品であるノズル部の破損を防止
できる。また、円盤を噴出ノズルの軸部の下端に設け、
トップボタンの下端部にてトップボタンの押し下げを阻
止する構造としたときには、各構成部品の形状を簡略化
でき、各構成部品の組み付けも容易になる。
【0011】
【実施例】以下、本考案に係る加圧容器の噴出構造の一
実施例について添付図面を参照して説明する。
【0012】図1から図3において、加圧容器1内には
外部へ噴出するための化粧品等の内容物が加圧状態で充
填されている。加圧容器1の上部にはマウンテンキャッ
プ2が取り付けられ、その中央部にはバルブステム3が
設けられる。加圧容器1の上部にはほぼ円筒形状のカバ
ー4が固定されている。バルブステム3にはトップボタ
ン5が取り付けられ、トップボタン5が上方から押され
ることにより、バルブステム3を作動させて、加圧容器
1内の内容物をバルブステム3から噴出させるようにな
っている。
【0013】カバー4およびトップボタン5により噴出
ノズル6が回動可能に支持され、非使用時には図1に示
すように、噴出ノズル6がトップボタン5の上部に位置
し、使用時には図2に示すように噴出ノズル6が回動さ
れて外方へ伸長するようになっている。
【0014】トップボタン5は、図4に示すように、バ
ルブステム3に嵌合される導管部5aと、この導管部5
aの上部に一体に設けられる円盤状の頭部5bとを備え
ている。導管部5aには案内通路5cが延びており、こ
の案内通路5cはバルブステム3と連通する一方、導管
部5aの側面に第1開口部5dを有する。この第1開口
部5dの下方には軸方向に延びる突条5eが一体に形成
される。また、第1開口部5dの上部の頭部5bは噴出
ノズル6を保持するための切り欠き5fを有する。
【0015】噴出ノズル6は、図5に示すように、カバ
ー4およびトップボタン5により回動可能に支持される
軸部6aと、この軸部6aから直交方向に延びるノズル
部6bとを有し、内部にノズル通路6cが延びている。
ノズル通路6cは軸部6aの側部に第2開口部6dを有
し、ノズル部6bの先端部にノズル噴出口6eを有す
る。軸部6aは下端部において、連結部7を介して誤動
作阻止部材としての円盤8が一体に設けられる。円盤8
は、非使用時にはトップボタン5の導管部5aの突条5
eの下端部に当接して、トップボタン5の押し下げを防
止する一方、使用時には、突条5eが切り欠き8aを通
過して、トップボタン5の押し下げを許容する。第2開
口部6dは、噴出ノズル6が回動され、トップボタン5
が押し下げられた時に、第1開口部5dと連通する位置
に設けられる。
【0016】カバー4は、図6に示すように、ほぼ円筒
形状を有し、下部にマウンテンキャップ2に係合する環
状突起4aが形成され、この環状突起4aの上部には、
円盤8の外周部に係合して、円盤8の回動を案内する凹
部4cが形成される。この凹部4cの上部には円盤8の
浮き上がりを防止する凸部4dが設けられる。これら凹
部4cおよび凸部4dはカバー4の円周の一部に形成さ
れている。カバー4の上部には、噴出ノズル6の軸部6
aの外周に当接してトップボタン5との間で噴出ノズル
6の軸部6aを回動可能に支持する突起4eが形成され
る。
【0017】上記実施例において、非使用時において
は、噴出ノズル6のノズル部6bはトップボタン5の上
部に位置し、コンパクトに収納されているため、加圧容
器1の取扱いが容易である。この状態では、トップボタ
ン5の突条5eの下端部が円盤8に当接し、トップボタ
ン5の押し下げが阻止されている。
【0018】使用時においては、噴出ノズル6が軸部6
aを中心として180度回動し、ノズル部6bが外方へ
向き、伸長される。この状態では、円盤8のU字形状の
切り欠き8aとトップボタン5の突条5eの位置とが一
致するため、トップボタン5の押し下げが許容される。
この状態でトップボタン5を押し下げると、突条5eは
切り欠き8aに案内されてスライドし、トップボタン5
全体が下方へ移動する。その結果、第1開口部5dの位
置と、噴出ノズル6の第2開口部6dの位置とが一致
し、案内通路5cとノズル通路6cとが連通状態とな
る。トップボタン5の押し下げによりバルブステム3が
作動し、バルブステム3から噴出された内容物は、案内
通路5cを通ってから第1開口部5dおよび第2開口部
6dを通ってノズル通路6cへ案内される。ノズル通路
6cへ案内された内容物は、ノズル噴出口6eから外部
へ噴出される。
【0019】使用後は、噴出ノズル6のノズル部6bを
軸部6aを中心として再び回動させ、トップボタン5の
上部に位置させることにより、円盤8が回動して再びト
ップボタン5の押し下げを阻止し、誤噴射を防止する。
【0020】このように上記実施例によれば、非使用時
において噴出ノズル6をトップボタン5の上部に位置さ
せてコンパクトに収納し、加圧容器1の取扱いを容易に
することができる。また、使用時においては、噴出ノズ
ル6を回動させてノズルを伸長することができる。した
がって、加圧容器1自体を吹付け部位に近接させること
なく、噴出ノズル6のノズル噴出口6eのみを吹付け部
位に近接させることができる。
【0021】また、非使用時においては、円盤8がトッ
プボタン5の押し下げを防止するため、誤ってトップボ
タン5を押し下げて内容物を誤噴射させることを防止す
ることができる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は使用時に
伸長するようにトップボタンに回動可能に支持され、使
用時にのみ案内通路と連通するノズル通路を有する噴出
ノズルを設けたから、使用時にのみ噴出ノズルを伸長さ
せることができ、取扱いを容易にすることができる。ま
た、噴出ノズルと一体に回動し、使用時にのみトップボ
タンの作動を許す切り欠きを有する円盤を備えたから、
誤ってトップボタンを作動させ、誤噴射させることを防
止することができる。また、噴出ノズルのノズル部は、
トップボタンおよびカバーに回動可能に支持された軸部
を回動の中心として伸長する構造のため、カバーの直径
を逸脱しない範囲にて長く形成できる。従って、使用時
にノズル部の突出量を大きく確保できる。 また、非使用
時にトップボタンを無理に押し下げた場合においても、
円盤にてその押し下げようとする力が受け止められるた
め、中空部品であるノズル部の破損を確実に回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る加圧容器の噴出構造の非使用時に
おける外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す加圧容器の噴出構造の使用時におけ
る外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示す加圧容器の噴出構造を示す断面図で
ある。
【図4】図1に示す加圧容器の噴出構造に備えられたト
ップボタンの構成を示す斜視図である。
【図5】図1に示す加圧容器の噴出構造に備えられた噴
出ノズルの構成を示す斜視図である。
【図6】図1に示す加圧容器の噴出構造に備えられたカ
バーの構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 加圧容器 2 マウンテンキャップ 3 バルブステム 4 カバー 4a 突起 4c 凹部 4d 凸部 4e 突起 5 トップボタン 5a 導管部 5b 頭部 5c 案内通路 5d 第1開口部 5e 突条 5f 切り欠き 6 噴出ノズル 6a 軸部 6b ノズル部 6c ノズル通路 6d 第2開口部 6e ノズル噴出口 7 連結部 8 円盤 8a 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 嶋崎 佳彦 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成 工業株式会社内 (72)考案者 星 順子 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成 工業株式会社内 (72)考案者 松永 宏美 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成 工業株式会社内 (72)考案者 桜井 よし乃 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−99363(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/38

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧容器の上部に固定された筒状のカバー
    と、 加圧容器からの内容物を案内し、側部に第1開口部を有
    する案内通路を備えたトップボタンと、 加圧容器の軸方向に延び前記カバー及びトップボタンに
    て回動可能に支持される軸部を有し、使用時にこの軸部
    を回動の中心としてノズル部を伸長させると共に同使用
    時に前記第1開口部に連通する第2開口部を有するノズ
    ル通路を備えた噴出ノズルと、 この噴出ノズルと一体に回動するように連結され、使用
    時にのみ前記トップボタンの押し下げを許す切り欠きを
    備えた円盤と、を具備してなる ことを特徴とする加圧容
    器の噴出構造。
  2. 【請求項2】前記円盤は、非使用時に、切り欠きを除く
    外周にて前記トップボタン及び前記カバーの双方に係合
    してトップボタンの押し下げを阻止し、使用時に、前記
    切り欠きにて前記トップボタンとの係合状態のみを解除
    してトップボタンの押し下げを許すことを特徴とする請
    求項1に記載の加圧容器の噴出構造。
  3. 【請求項3】前記円盤は、前記噴出ノズルにおける軸部
    の下端に設けられ、非使用時に前記トップボタンの下端
    部に当接してトップボタンの押し下げを阻止することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の加圧容器の噴出構
    造。
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