JPH0516680U - エアゾール容器 - Google Patents
エアゾール容器Info
- Publication number
- JPH0516680U JPH0516680U JP7008291U JP7008291U JPH0516680U JP H0516680 U JPH0516680 U JP H0516680U JP 7008291 U JP7008291 U JP 7008291U JP 7008291 U JP7008291 U JP 7008291U JP H0516680 U JPH0516680 U JP H0516680U
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- JP
- Japan
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- ejection pipe
- cover member
- container body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアゾール容器において、その使用、不使用
の都度、押下釦のキャップ部材を着脱する煩わしさを無
くすことにある。 【構成】 押下釦5の下端部外周に凹部(逃げ)を設け
る。他方、その押下釦5の上部を外方に突出させて容器
本体2の上部に回転カバー部材4を回転可能に設ける。
その回転カバー部材4に、その所定回転位置で押下釦5
と係合してその押し下げを止め且つ所定回転位置以外で
前記凹部(逃げ)に入り込んでその押し下げを可能とす
る係止部4dを設ける。
の都度、押下釦のキャップ部材を着脱する煩わしさを無
くすことにある。 【構成】 押下釦5の下端部外周に凹部(逃げ)を設け
る。他方、その押下釦5の上部を外方に突出させて容器
本体2の上部に回転カバー部材4を回転可能に設ける。
その回転カバー部材4に、その所定回転位置で押下釦5
と係合してその押し下げを止め且つ所定回転位置以外で
前記凹部(逃げ)に入り込んでその押し下げを可能とす
る係止部4dを設ける。
Description
【0001】
この考案は、化粧用・食品用・薬用・殺虫用等のエアゾール容器に関する。詳 しくは、容器本体から噴出管を突出してその先端に押下釦を取り付け、この押下 釦を押し下げることにより噴出管を押し込み、その噴出管内を通して前記容器本 体内の内容物を押下釦から噴出するエアゾール容器に関する。
【0002】
従来、この種のエアゾール容器の中には、不使用時に容器本体の上部にキャッ プ部材を取り付けて押下釦を被い、その押下釦の押し下げを不可能にして不用意 な押し下げを防止する一方、使用時にカバー部材を取り外して押下釦の押し下げ を可能とする構成としたものがある。
【0003】
しかしながら、この種の従来のエアゾール容器は、使用や不使用の都度、キャ ップ部材を着脱しなければならず使い勝手が悪く、また、その使用時に取り外し たキャップ部材を紛失する恐れがある問題があった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、エアゾール容器において、キャップ部材の着脱を なくしてそのような問題を解消することにある。
【0005】
そのため、請求項1に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示す通り、 容器本体2の上部から噴出管9を突出してその先端に押下釦5を取り付け、その 押下釦5を押し下げることにより前記噴出管9を押し込み、その噴出管9内を通 して前記容器本体2内の内容物を前記押下釦5から噴出するエアゾール容器にお いて、前記押下釦5に逃げ5dを設けるとともに、その押下釦5の上部を外方に 突出させて回転カバー部材4を前記容器本体2の上部に回転自在に取り付け、そ の回転カバー部材4に、その所定回転位置で前記押下釦5と係合してその押下釦 5の押し下げを止め且つ前記所定回転位置以外で前記逃げ5dに入り込んでその 押し下げを可能とする係止部4dを設けてなることを特徴とする。
【0006】 請求項2に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示す通り、請求項1に 記載のエアゾール容器において、取付部3aとそれと弾性部3bを介して連結す る嵌合部3cを有する回動ストッパ部材3を設け、前記取付部3aを前記容器本 体2の上部に取り付け且つ前記嵌合部3cを前記噴出管9に取り付けて前記回動 ストッパ部材3を容器本体2に固着するとともに、その嵌合部3aに前記押下釦 5を前記噴出管9まわりで回動不能に取り付け、その押下釦5と前記噴出管9と を前記嵌合部3cの内部通路3eで連通してなることを特徴とする。
【0007】 請求項3に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示す通り、請求項2に 記載のエアゾール容器において、前記回動ストッパ部材3に、前記回転カバー部 材4の回転を規制する突き当て部3fを設けてなることを特徴とする。
【0008】
そして、請求項1に記載の考案では、不使用時は、回転カバー部材4を所定回 転位置とし、押下釦5を係止部4dと係合してその押し下げを止める。 他方、使用時は、回転カバー部材4を所定回転位置以外とし、押下釦5を押し 下げると、逃げ5dに係止部4dが入り込んでその押し下げを可能とする。そし て、噴出管9を押し込み、その噴出管9内を通して容器本体2内の内容物を押下 釦5から噴出する。
【0009】 請求項2に記載の考案では、このとき、回動ストッパ部材3を介して押下釦5 の噴出管9まわりでの回動を不能とする。
【0010】 請求項3に記載の考案では、回動ストッパ部材3の突き当て部3fで回転カバ ー部材4の回転を規制する。
【0011】
以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につき説明する。
【0012】 図1は、この考案の一実施例であるエアゾール容器の部分断面図である。図2 には、その押下釦を取り外した状態を示す。このエアゾール容器1は、容器本体 2や回動ストッパ部材3や回転カバー部材4や押下釦5等を有する。
【0013】 前記容器本体2は、内部に収納室を設け、その収納室に化粧剤、薬剤、殺虫剤 等の内容物を噴射剤とともに収納し、図示するように上端部を蓋部8で被う。そ の蓋部8には、外周に巻き締め部8aを設ける一方、中央部に前記収納室の出口 を設け、そこに図示しない噴出バルブを設ける。その噴出バルブには、上下動自 在の噴出管9を接続する。該噴出管9は、上部を前記容器本体2の蓋部8から上 方に突出し、下動時に、通常は閉じている前記噴出バルブを開操作可能に設けて なる。
【0014】 前記回動ストッパ部材3は、プラスチック材により一体成型で形成し、前記容 器本体2の蓋部8を被いその巻き締め部8aに取付部3aを外側から堅く嵌め付 けて回動不能に取り付けてなる。前記取付部3aの上部には、外周から中心に向 けて弾性部3bを設けるとともに、その弾性部3bを介して連結し中央に嵌合部 3cを立ち上げて設ける。その嵌合部3cは、筒状で、上端に半円径の切欠部3 dを有する一方、内部通路3eを有しその下端部開口に前記噴出管9の上端部を 堅く嵌め付けてなる。
【0015】 前記回転カバー部材4は、全体がほぼ半球形体で、内部に取付筒部4aを一体 に形成する。そして、前記容器本体2の上部を被うとともに、前記取付筒部4a を前記回動ストッパ部材3の取付部3aに外側から緩く取り付けて回転自在とす る。また、この回転カバー部材4の頂部には、そこを貫通する前記嵌合部3cの まわりに大径の中心孔4bを開けるとともに、その中心孔4b縁から下向きに係 止筒部4cを一体に形成する。その係止筒部4cの下端部には、図3に示すよう に係止部4dを内面から中心方向に突出し、径方向に向き合って一対設ける。
【0016】 前記押下釦5は、垂直部5aと水平部5bとを一体に形成し、内部通路5cを 備える。その垂直部5aの内部には、内部通路5c内に突出して係合凸部5eを 設ける。また、垂直部5aの下端部外周には、図4及び図5に示すごとく凹部( 逃げ)5dを径方向に一対設ける。そして、垂直部5aの下部を前記係止筒部4 c内に挿入し、その内部通路5cの端部開口に前記嵌合部3cを嵌め付けてこの 押下釦5と前記噴出管9とを前記内部通路3eで連通するとともに、係合凸部5 eを前記切欠部3dに係合してなる。他方、垂直部5aの上部及び水平部5bは 、前記回転カバー部材4の外方に突出する。
【0017】 しかして、不使用時は、前記回転カバー部材4を所定回転位置とすると、図6 に示すごとく前記押下釦5の凹部5dと前記係止部4dとの位置がずれる。その ため、押下釦5が係止部4dと係合してその押し下げを止める。 他方、前記回転カバー部材4を所定回転位置以外とすると、その係止部4dと 前記押下釦5の凹部5dとが一致する。そこで、前記押下釦5を押し下げると、 図7に示すように凹部5dに前記係止部4dが入り込んで押下釦5が押し下げ可 能となる。そして、前記弾性部3bに抗して押下釦5を押し下げ、前記噴出管9 を押し込んで図示しない噴出バルブを開き、容器本体2内の内容物を噴出管9内 を通して内部通路3eに送り込み、押下釦5から噴出する。 そうして後、押下釦5の押し下げを解除すると、図示しない噴出バルブの押上 バネを補助して前記弾性部3bの付勢力が働き、前記噴出管9を引き上げるとと もに前記押下釦5を押し上げる。
【0018】 なお、前記回動ストッパ部材3を容器本体2に固着するとともに、その嵌合部 3cの切欠部3dに押下釦5内の係合凸部5eを係合しているので、前記回転カ バー部材4を回転するとき押下釦5の連れまわりを確実に阻止する。
【0019】 ところで、図1及び図2に示すように前記回動ストッパ部材3には、取付部3 aの上部外周に突き当て部3fを設け、前記回転カバー部材4には、その突き当 て部3fに突き当たる突起4eを設ける構成とするとよい。これらの図では前記 回転カバー部材4の突起4eを挾んでその回転方向一方の突き当て部3fのみを 示し、反転方向に位置する別の突き当て部を図示していない。 しかして、前記回転カバー部材4を回転して所定回転位置にすると、その突起 4eが図示しない別の突き当て部に突き当り、それ以上の回転を規制される。他 方、前記回転カバー部材4を反転して所定回転位置以外にすると、突き当て部3 fに突き当り、同じくそれ以上の回転を規制される。これにより、回転カバー部 材4を所定回転位置又は所定回転位置以外に確実に位置決めできる。
【0020】 なお、上述した図示実施例では、回転カバー部材4は、前記回動ストッパ部材 3を介して容器本体2に取り付けて回転可能とした。しかし、図示省略するが、 回転カバー部材4は、直接容器本体2に取り付けて回転可能とする構成としても よい。
【0021】
したがって、請求項1に記載の考案によれば、不使用時は、回転カバー部材を 所定回転位置とし、押下釦を係止部と係合してその押し下げを止める一方、使用 時は、回転カバー部材を所定回転位置以外とし、押下釦を押し下げると、逃げに 係止部が入り込んでその押し下げを可能とする。そして、噴出管を押し込み、そ の噴出管内を通して容器本体内の内容物を押下釦から噴出するので、従来のキャ ップ部材を不用とすることができる。よって、使用と不使用の都度キャップ部材 を着脱する手間を省いて使い勝手をよくすることができるとともに、取り外した キャップ部材の紛失を防止することができる。
【0022】 請求項2に記載の考案では、回動ストッパ部材を介して噴出管まわりで押下釦 の回動を規制するので、回転カバー部材を回転するとき押下釦の連れまわりをな くして回転カバー部材の係止部と押下釦との係合と係合解除を確実に行うことが できる。
【0023】 請求項3に記載の考案では、回動ストッパ部材の突き当て部で回転カバー部材 の回転を規制するので、その回転カバー部材を所定回転位置又は所定回転位置以 外へと確実に位置決めすることができる。
【図1】この考案の一実施例であるエアゾール容器を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図2】その押下釦を取り外した部分断面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】取り外した押下釦の側面図である。
【図5】そのa−a線の横断面図である。
【図6】このエアゾール容器の回転カバー部材を所定回
転位置にした状態図である。
転位置にした状態図である。
【図7】その回転カバー部材を所定回転位置以外とし、
押下釦を押し下げた状態図である。
押下釦を押し下げた状態図である。
2 容器本体 3 回動ストッパ部材 3a 取付部 3b 弾性部 3c 嵌合部 3e 内部通路 3f 突当部 4 回転カバー部材 4d 係止部 5 押下釦 5d 凹部(逃げ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
Claims (3)
- 【請求項1】 容器本体の上部から噴出管を突出してそ
の先端に押下釦を取り付け、その押下釦を押し下げるこ
とにより前記噴出管を押し込み、その噴出管内を通して
前記容器本体内の内容物を前記押下釦から噴出するエア
ゾール容器において、前記押下釦に逃げを設けるととも
に、その押下釦の上部を外方に突出させて回転カバー部
材を前記容器本体の上部に回転自在に取り付け、その回
転カバー部材に、その所定回転位置で前記押下釦と係合
してその押下釦の押し下げを止め且つ前記所定回転位置
以外で前記逃げに入り込んでその押し下げを可能とする
係止部を設けてなる、エアゾール容器。 - 【請求項2】 取付部とそれと弾性部を介して連結する
嵌合部を有する回動ストッパ部材を設け、前記取付部を
前記容器本体の上部に取り付け且つ前記嵌合部を前記噴
出管に取り付けて前記回動ストッパ部材を容器本体に固
着するとともに、その嵌合部に前記押下釦を前記噴出管
まわりで回動不能に取り付け、その押下釦と前記噴出管
とを前記嵌合部の内部通路で連通してなる、請求項1に
記載のエアゾール容器。 - 【請求項3】 前記回動ストッパ部材に、前記回転カバ
ー部材の回転を規制する突き当て部を設けてなる、請求
項2に記載のエアゾール容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008291U JPH0516680U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | エアゾール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008291U JPH0516680U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | エアゾール容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516680U true JPH0516680U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13421266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7008291U Pending JPH0516680U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | エアゾール容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516680U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6753793B1 (en) | 1999-02-10 | 2004-06-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Key switch device, keyboard and electronic apparatus with key switch |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP7008291U patent/JPH0516680U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6753793B1 (en) | 1999-02-10 | 2004-06-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Key switch device, keyboard and electronic apparatus with key switch |
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