JP2004180604A - 刈取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】畝上に生育した茎葉等の刈り残しを低減する。
【解決手段】前輪12の前方位置より斜め後方の外側へハの字状に延在する内デバイダー20と、内デバイダー20の後端20b−2より外側に位置する先端30b−1から回転刈刃18側へと後方に延在する外デバイダー30とを備え、圃場の畝U1、U2間の谷T1を走行する前輪12の左右両側から左右の畝U1、U2の頂点A1、A2へと突出する内デバイダー20で、倒伏した茎K1−1、K2−1を引き起こすと共に外側へと倒して外デバイダー30へと受け渡し、かつ、外デバイダー30で畝U1、U2の頂点A1、A2より外側へと広がる茎K1−2、K2−2と共に回転刈刃18に茎K1、K2を誘導する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は刈取機に関し、詳しくは、圃場の畝に条植えされた刈取対象作物が畝上に広がって生育していても確実に刈取を行うものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、圃場の畝に条植された馬鈴薯の茎葉等の刈り取り作業に使用される刈取機には種々のものが存在している。これら刈取機は、通常、円盤状の刈刃を回転させて刈取を行っており、刈刃へ茎葉等を案内するために、デバイダーを取り付けていることが多い。
【0003】
図7(A)(B)(C)は、実開昭60−127714号公報に開示された従来の刈取機1を示しており、この刈取機1はトラクタ等に取り付けて使用するタイプのものである。刈取機1はフレームとなる機体2の両端部より延出する機体フレーム部2aの内側に円盤状の回転刈刃3を上下動可能に設けると共に、機体フレーム2aの外側には前輪4を設けている。機体フレーム2aの先端部分には、棒部材で形成された前輪デバイダー5を設けて前輪4の前方周囲を被っており、回転刈刃3の前方には刈刃デバイダー6を設けて、刈取作業時に茎葉などを回転刈刃3へ導いて刈り取るようにしている。
【0004】
また、図8は、特開平2002−136213号公報に開示された別の従来の刈取機1を示し、この刈取機1’は、中央に位置する機体2’を支持する前輪4’の前輪支持ケース2a’に前輪デバイダー5’を設けていると共に、機体2’の下部に設けた回転刈刃3’の前方には、複数の棒部材からなる刈刃デバイダー6’を設けており、刈刃デバイダー6’は、外デバイダー部6a’と中デバイダー部6b’と内デバイダー部6c’とを備えている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭60−127714号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平2002−136213号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
刈取対象となる茎葉等は、通常、周囲に広がるように生育しているので、図7に示す刈取機1で刈取作業を行うと、回転刈刃3の位置より機体フレーム2a側へ伸びている茎は前輪デバイダー5あるいは刈刃デバイダー6で案内することができるが、各回転刈刃3を中心にしてに機体フレーム2aと反対側にはデバイダーが存在しないため、デバイダーが存在しない側に伸びた茎は刈取時に案内できない問題がある。よって、これら案内できない茎が刈取時に絡まったり、刈り残しを生じる恐れがある。
【0008】
また、図8に示す刈取機1’では、前輪デバイダー5’を前輪支持ケース2a’に取り付けているため、前輪4’の旋回に伴なって前輪デバイダー5’も左右に動いてしまうので、前輪デバイダー5’の先端が畝斜面に接触し、畝を崩して土中の作物が露出したり、全ての茎を引き起こすことができず刈り残しの原因となる恐れがあった。
さらには、刈取デバイダー6’は、外デバイダー6a’、中デバイダー6b’、内デバイダー6c’と多数の棒部材で形成されているため、茎の量が多い場合等には茎が刈刃デバイダー6’に詰まったりする場合も考えられる。
【0009】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、前輪の旋回にも影響されずに、畝上に生育した茎葉等をスムーズかつ確実に刈刃へ案内し刈り残しを低減することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、後輪と前輪で支持された機体に、回転刈刃と、該回転刈刃へ刈り取る茎を誘導する刈刃デバイダーとを取り付けた刈取機であって、
上記刈刃デバイダーは、上記前輪の前方位置より斜め後方の外側へハの字状に延在する内デバイダーと、該内デバイダーの後端より外側に位置する先端から上記回転刈刃側へと後方に延在する外デバイダーとを備え、
圃場の畝間の谷を走行する上記前輪の左右両側から左右の畝の頂点へと突出する上記内デバイダーで、倒伏した茎を引き起こすと共に外側へと倒して上記外デバイダーへと受け渡し、かつ、該外デバイダーで上記畝の頂点より外側へと広がる茎と共に上記回転刈刃に茎を誘導することを特徴とする刈取機を提供している。
【0011】
上記構成とすると、上記内デバイダーの先端が上記畝の谷を走行する前輪の前方に配置され、かつ、内デバイダーがハの字状に外側へ延在してその後端部が外側へ延出しているので、まず、上記谷側に広がる茎の全てを上記内デバイダーで引き起こし、両側の畝の外側へと集めて倒し上記外デバイダーに受け渡すことができる。そして、外デバイダーは、受け渡された茎を畝の頂点より外側に拡がる茎と共に集めた状態で上記刈刃に確実に導くことができる。
したがって、上記茎が畝から両側の谷にまで起伏して生育している場合でも、刈り残しの無いスムーズな刈取作業を行うことが可能となる。
【0012】
上記前輪上方に位置する内デバイダー支持フレームを上記機体に付設し、該内デバイダー支持フレームの先端に下方へ突出する取付部材を連結し、該取付部材に上記内デバイダーを連結している一方、
上記前輪後方位置で、機体に左右方向に付設した横断フレームより取付部材を前方に突設し、該取付部材に上記外デバイダーを取り付け、
かつ、上記横断フレームに上記回転刈刃を回転自在に垂設している。
【0013】
上記構成とすると、前輪の舵取りに伴なって回動しない機体に内デバイダー支持フレームを付設し、内デバイダー支持フレームに取付部材を介して取り付けているので、前輪が左右に振れても内デバイダーの角度には影響せず、内デバイダーを畝に対して適切な位置に保つことができ、安定した刈取作業を行うことができると共に、畝を崩してしまうことも無すことができる。
【0014】
上記内デバイダーは複数本の棒部材からなり、これら複数本の棒部材は外向きかつ上方へ傾斜され、その上方傾斜角度と外向き傾斜角度を相違させている一方、
上記外デバイダーは前端から上記回転刈刃近傍まで内向きに傾斜する棒部材と、前端から外向きに傾斜する棒部材を備え、これら棒部材を上方へと傾斜させている。
【0015】
上記構成とすると、上記内デバイダーと外デバイダーを複数の棒部材で形成しているため、茎とデバイダーの接触は点接触となり接触面積が少なくて済むので、接触抵抗や衝撃を和らげることができる。また、内デバイダーと外デバイダーを構成する棒部材が先端部から後方へと上方に傾斜されているので、上記デバイダーで確実に引き起こすことができる。さらに、各デバイダーの各棒部材の間が後端部側で開放されることにより、案内された茎がデバイダーに引っ掛かったり絡まったりする事態も防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は圃場の畝に条植えされた馬鈴薯等の茎を刈り取るための二条用の刈取機10を示す。
刈取機10は乗用型であり、中央の前後に縦断する機体11が先端側中央の1つの前輪12と後端側両側の2つの後輪13に支持されている。操縦用ハンドル25および運転席14は機体11の後部に設けられ、運転席14の下部に機体11の駆動源としてエンジン26を設置している。
【0017】
前輪12と後輪13との間には、機体11と直交する左右方向に延在する横断フレーム24を油圧シリンダー16およびリンク機構17を介して上下動可能に機体11に取り付けている。横断フレーム24の下方で前輪12の斜め後方となる位置に、円盤形状で周囲に多数の刃を設けた回転刈刃18を回転自在に取り付けている。
回転刈刃18は、前方内側部分を刈取箇所として下方に少し傾斜して安全カバー29で覆われた状態で取り付けられており、回転刈刃18の回転用の駆動源となる刈刃用エンジン19を横断フレーム24の左右上面に取り付けて、刈刃用エンジン19と回転刈刃18をシャフト23で連結している。回転刈刃18の回転方向は、図2の矢印に示すように、右側の回転刈刃18は上面視で反時計回りであり、左側の回転刈刃18は上面視で時計回りである。
【0018】
前輪12の前方周囲には刈刃デバイダーを構成する内デバイダー20を取付部材21を介して内デバイダー支持フレーム11aに取り付けていると共に、左右の回転刈刃18の前方外側に外デバイダー30を取付材27、28を介して取り付けている。なお、内デバイダー20が取り付けられる内デバイダー支持フレーム11aは、前輪12の舵取りに伴なって回動しない固定部材である。
【0019】
内デバイダー20は、2本の棒部材20a、20bで形成され、前輪12の前方の先端部20b−1を頂点として前輪12の両側後方の略斜め上方へハの字状に延出している。ここで、棒部材20aの後端部20a−2の位置は、先端部20b−1から見て斜め上方で、かつ、外側へと延出していると共に、棒部材20bの後端部20b−2の位置は、棒部材20aよりも下方で、かつ、外側へと延出しており、2本の棒部材20a、20bにより図3に示す傾斜した仮想平面F1を形成している。なお、内デバイダー20を構成する棒部材20a、20bの後端部20a−2、20b−2の間はそのまま開放されている。また、内デバイダー20を構成する棒部材は3本以上でもよい。
【0020】
また、刈刃デバイダーを構成する外デバイダー30は、3本の棒部材30a〜30cで形成され回転刈刃18の前方外側に取付材27、28を介して横断フレーム24に取り付けられており、内デバイダー20の棒部材20bの後端部20b−2の近傍の先端部30b−1を頂点として後方の略斜め上方へハの字状に延出している。ここで、外デバイダー30の棒部材30bを後方斜め上方に延出していると共に、棒部材30aの後端部30a−2の位置は、棒部材30bよりも下方で、かつ、内側へと延出しており、2本の棒部材30a、30bにより図3に示す傾斜した仮想平面F2を形成している。
【0021】
棒部材30cは、後方斜め上方で、かつ、外側へと延出しており、外デバイダー30で受け止められなかった茎が後輪13に巻き込まれないように外側へ案内するものである。また、本実施形態では、上記した各棒部材20a、20b、30a〜30cには、剛性および可撓性を確保するため鋼材を使用している。
なお、外デバイダー30を構成する棒部材30a〜30cの後端部30a−2、30b−2、30c−2の間はそのまま開放されている。また、外デバイダー30を構成する棒部材は4本以上でもよい。
【0022】
次に、図4を用いて内デバイダー20および外デバイダー30の畝U1、U2に対する位置関係を説明する。
刈取機10の前輪12は対象となる2条の畝U1、U2の間の谷T1を走行し、後輪13は、畝U1、U2の外側の谷T2、T3を走行する。
内デバイダー20の先端部20b−1は、畝U1、U2の間の谷T1の地表に配置されると共に、棒部材20bの後端20b−2は畝U1、U2の頂点A1、A2より外側まで延出している。
外デバイダー30の先端部30b−1は、畝U1、U2の外側の谷T2、T3の地表に配置されると共に、外デバイダー30の棒部材30aの後端部30a−2は畝U1、U2上に配置される回転刈刃18まで延出している。
【0023】
次に、刈取機10による刈取作業について説明する。
最初に、畝U1、U2の幅や畝間の寸法にあわせて、回転刈刃18の前方内側の刈取箇所が畝U1、U2の頂点に接する位置となるよう調整すると共に、内デバイダー20と外デバイダー30を上記した畝U1、U2との位置関係に設定する。そして、機体11の駆動用のエンジン26、刈刃用のエンジン19をそれぞれ始動して、刈取機10を畝U1、U2に沿って進行させ刈取作業を行う。
【0024】
機体11の前進により、畝U1、U2に生えた茎K1、K2の内側の谷T1側に広がる茎K1−1、K2−1が、内デバイダー20の先端部20b−1で地表より拾い上げられ、棒部材20a、20bで形成される仮想平面F1に沿ってスムーズに後方へ送られて、棒部材20bの後端部20b−2で畝U1、U2の頂点A1、A2より外側に倒した状態とされ、外デバイダー30へと受け渡される。
なお、各棒部材20a、20bの間は上下に間隔をあけ、後端部20a−2、20b−2側を開放しているので、茎K1−1、K2−1は内デバイダー20と絡まることはない。
【0025】
一方、畝U1、U2から外側の谷T2、T3へ倒伏している茎K1−2、K2−2は、機体11の前進により、外デバイダー30の先端部30b−1により地表より拾い上げられ、更に機体11が前進することで、棒部材30a、30bで形成される仮想平面F2に沿って回転刈刃18へと案内されていく。この際、内デバイダー20より引き継いだ茎K1−1、K2−1も一緒にまとめて案内して確実に回転刈刃18へと導いている。
即ち、畝U1、U2から生える茎K1、K2は、図4の矢印に示すように、内デバイダー20により外側へ集められた後に外デバイダー30により一括して回転刈刃18へと案内することで、刈り残しを低減している。
【0026】
上記構成とすると、内デバイダー20の先端部20b−1が谷T1に配置され、かつ、その後端部20b−2が畝U1、U2の頂点A1、A2の外側まで延出しているので、谷T1側に広がる茎K1−1、K2−1の全てを内デバイダー20で引き起こして外デバイダー30に受け渡し、外デバイダー30は引き継いだ茎K1−1、K2−1を畝U1、U2の頂点A1、A2より外側に広がる茎K1−2、K2−2と共に集めた状態で回転刈刃18に導くことができる。よって、茎K1、K2が畝U1、U2から谷T1〜T3にまで起伏して生育している場合でも、刈り残しの無いスムーズな刈取作業を行うことが可能となる。
【0027】
さらに、内デバイダー20は、前輪12の舵取りに伴なって回動する前輪支持ケース22等に取り付けるのではなく、前輪12の舵取りに伴なって回動しない内デバイダー支持フレーム11aに取り付けているので、前輪12が左右に振れても内デバイダー20の角度には影響せず、畝U1、U2に対して適切な位置を保つことができ、安定した刈取作業を行うことができると共に、畝U1、U2を崩してしまうことも無くなる。
【0028】
また、内デバイダー20と外デバイダー30は、複数の棒部材20a、20b、30a、30bで仮想平面F1、F2を形成する構成としているため、茎K1、K2とデバイダー20、30との接触は点接触となり接触面積が少なくなるので、接触抵抗や衝撃を和らげることができると共に、各棒部材20a、20b、30a〜30cの間が後端20a−2、20b−2、30a−2、30b−2、30c−2側で開放されることにより、案内された茎K1、K2がデバイダー20、30に引っ掛かったり絡まったりするのを防止できる。
【0029】
図5は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、内デバイダー20’の棒部材20b’の後端部20b−2’と、外デバイダー30’の先端部30b−1’とが前後方向にラップしている点である。
【0030】
本構成とすると、内デバイダー20’で案内された茎が後端部20b−2’から後方に離れた際に、外デバイダー30’の先端部30b−1’で確実に受け止めることができるので、茎を外部へ逃がすことなく回転刈刃18へと案内でき、刈り残しを低減することが可能となる。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0031】
図6は第3実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、前後方向の内デバイダー支持フレーム11aと左右方向の横断フレーム24との間に斜めに架橋フレーム40を取り付けて、内デバイダー20”の1つの棒部材20a”の後端部20a−2”を架橋フレーム40に接続している点である。
【0032】
詳しくは、内デバイダー20”は、2本の棒部材20a”、20b”で形成され、前輪12の前方の先端部20b−1”を頂点として前輪12の両側後方の略斜め上方へハの字状に延出している。そして、内側に配置される棒部材20a”は、中間位置の屈曲部20a−3”で内側に屈曲させて、後端部20a−2”を架橋フレーム40に固定している。
上記構成とすると、回転刈刃18の上下位置を調整すべく横断フレーム24および内デバイダー支持フレーム11aを昇降させた場合に、内デバイダー20”の先端部20b−1”側が取付部材21に連結されていると共に、後端部20a−2”も架橋フレーム40に連結されているので、内デバイダー20”と外デバイダー30の位置関係が崩れることがない。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0033】
また、本発明は上記各実施形態以外にも種々の変形例が可能であり、例えば、刈り取る茎の長さが異なる場合等は、内デバイダー20や外デバイダー30を形成する各棒部材の本数を適宜増減すると好適である。
さらに、本実施形態の刈取機10は2条用であるが、内デバイダー20が備えられた1つの前輪12に対して、後方斜めに2つの外デバイダー30および回転刈刃18を備えたものと同様の構造のものを並列して設けることで4条用、6条用・・と刈取可能畝数を増加させることが可能となる。
また、上記各デバイダーは、機体にエンジン等の駆動源を備える自走型以外にも、トラクタ等に取り付けて移動する型の刈取機にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
上記した説明より明らかなように、本発明の刈取機によれば、上記内デバイダーの先端部が畝の谷に配置され、かつ、その後端部が畝の外側まで延出しているので、上記谷側に広がる茎を内デバイダーで引き起こして畝の頂点より外側へと集めて上記外デバイダーに受け渡され、外デバイダーは、その引き継いだ茎を畝の頂点より外側に広がる茎と共に集めた状態でまとめて上記回転刈刃に導くことができ、刈り残しの無いスムーズな刈取作業を行うことが可能となる。
【0035】
また、上記内デバイダーを、前輪の舵取りに伴なって回動しない内デバイダー支持フレームに取り付けることで、前輪が左右に振れても内デバイダーの角度には影響しないため、内デバイダーを畝に対して適切な位置に保つことができ、安定した刈取作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の刈取機の側面図である。
【図2】刈取機の上面図である。
【図3】刈取機の片側半分の正面図である。
【図4】畝に対する刈取機の位置関係を示す説明図である。
【図5】第2実施形態の刈取機の上面図である。
【図6】第3実施形態の刈取機の片側半分の正面図である。
【図7】従来の刈取機であり(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は片側半分の正面図である。
【図8】別の従来の刈取機を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 刈取機
11 機体
11a 内デバイダー支持フレーム
12 前輪
13 後輪
14 運転席
15 横断フレーム
16 油圧シリンダー
17 リンク機構
18 回転刈刃
20 内デバイダー
20a、20b 棒部材
21 取付部材
30 外デバイダー
30a〜30c 棒部材
A1、A2 頂点
K1、K2 茎
T1〜T3 谷
U1、U2 畝

Claims (3)

  1. 後輪と前輪で支持された機体に、回転刈刃と、該回転刈刃へ刈り取る茎を誘導する刈刃デバイダーとを取り付けた刈取機であって、
    上記刈刃デバイダーは、上記前輪の前方位置より斜め後方の外側へハの字状に延在する内デバイダーと、該内デバイダーの後端より外側に位置する先端から上記回転刈刃側へと後方に延在する外デバイダーとを備え、
    圃場の畝間の谷を走行する上記前輪の左右両側から左右の畝の頂点へと突出する上記内デバイダーで、倒伏した茎を引き起こすと共に外側へと倒して上記外デバイダーへと受け渡し、かつ、該外デバイダーで上記畝の頂点より外側へと広がる茎と共に上記回転刈刃に茎を誘導することを特徴とする刈取機。
  2. 上記前輪上方に位置する内デバイダー支持フレームを上記機体に付設し、該内デバイダー支持フレームの先端に下方へ突出する取付部材を連結し、該取付部材に上記内デバイダーを連結している一方、
    上記前輪後方位置で、機体に左右方向に付設した横断フレームより取付部材を前方に突設し、該取付部材に上記外デバイダーを取り付け、
    かつ、上記横断フレームに上記回転刈刃を回転自在に垂設している請求項1に記載の刈取機。
  3. 上記内デバイダーは複数本の棒部材からなり、これら複数本の棒部材は外向きかつ上方へ傾斜され、その上方傾斜角度と外向き傾斜角度を相違させている一方、
    上記外デバイダーは前端から上記回転刈刃近傍まで内向きに傾斜する棒部材と、前端から外向きに傾斜する棒部材を備え、これら棒部材を上方へと傾斜させている請求項1または請求項2に記載の刈取機。
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