JP2004180376A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樋28は、回転電機内のコイルエンド外周から上方に離間した位置において、コイルエンド外周に沿って延設される。樋28の底面28bには、複数の冷却液供給口36が設けられる。各冷却液供給口36には、ガイド38が接続される。各ガイド38は、例えば、樋28の底面28bの裏面に立設される筒状のノズルとして構成される。かかる構成により、冷却液は、冷却液供給口36から、ガイド38を伝い、所望の方向(すなわち筒の軸方向)に向けて排出される。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータやジェネレータ等の回転電機に関し、特に、コイルの温度上昇を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機の運転によってコイル温度が上昇することは従来より知られており、その対策について記載した文献もある。例えば、特許文献1では、図13に示すように、上方で飛散された潤滑油を一旦フレーム上面97bに貯留し、フレーム97に設けた油滴下孔97cからその下方のコイルエンド部94eに向けて落下させている。こうして供給された潤滑油によってコイルエンド部94eの冷却を図っている。なお、図13において、94はステータ、95はロータ、92はコイルエンド部94eとフレーム97とを絶縁するための絶縁板である。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−261152号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のように、冷却液の保持された領域からコイルまたはコイルエンド部にその冷却液を供給するための供給口を設けた場合、冷却液が、供給口の形成された部材の壁面に沿って流れるなど、所期の方向に確実に抜けない場合がある。例えば、特許文献1に開示される図13の例でも、特に潤滑油の供給量が十分でないときには、フレーム上面97b上に貯留された潤滑油の一部が油滴下孔97cから下方に抜けず、破線Lで示すように、フレーム97の裏側壁面を伝い、結果としてコイルエンド部94eに十分な冷却液が供給されない場合が想定される。このように潤滑油が所望の位置に供給されないと、その分、潤滑油の供給量に対する冷却効率が低くなってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる回転電機は、回転軸心を中心に回転自在なロータと、前記ロータの周面に対向する複数のスロットを有するステータと、前記スロットにて巻装されたコイルと、を備え、前記コイルがステータの軸方向端部位置から軸方向に張り出した領域としてのコイルエンド部の形成された回転電機において、前記コイルエンド部を冷却するための冷却液の流路をなす樋を有し、前記樋には、その流路の途中に設けられ前記コイルエンド部の表面に冷却液を供給するための複数の冷却液供給口と、前記冷却液供給口に接続され該冷却液供給口から流出した冷却液を伝わせるガイドが、設けられる。このように、冷却液を伝わせるガイドを冷却液供給口に接続して設けることにより、冷却液供給口から冷却液をより確実に所期の方向に流出させることができる。
【0006】
また、上記本発明にかかる回転電機では、前記ガイドは、前記樋の前記コイルエンド部に対向する面に形成される筒状のノズルであるのが好適である。筒状のノズルによって冷却液供給口を囲うことで、冷却液をより確実に所期の方向に流出させることができる。
【0007】
また、上記本発明にかかる回転電機では、冷却液を堰き止める堰が前記樋の流路の途中に設けられ、前記冷却液供給口は、前記堰による冷却液の滞留領域に接して設けられるのが好適である。滞留させることにより冷却液の液面を上昇させて水頭を稼ぎ、冷却液供給口からより確実に冷却液を流出させることができる。
【0008】
また、上記本発明にかかる回転電機では、冷却液を貯留して前記樋の流路に補給する冷却液槽が、前記冷却液供給口の上流に設けられるのが好適である。こうすることで、何らかの原因で冷却液が少なくなった場合にもコイルエンド部に供給される冷却液を確保することができる。
【0009】
また、上記本発明にかかる回転電機では、前記樋には、冷却液の流下方向に沿って前記冷却液供給口を複数配置してなる流出口列が複数設けられるのが好適である。回転電機の姿勢が変化したり、加速度が変化したりすると、樋内で冷却液の流れる位置が変わる場合がある。そうした場合にもこのような構成によればより確実にコイルエンド部に冷却液を供給することができる。
【0010】
また、上記本発明にかかる回転電機では、互いに隣接する二つの前記流出口列において、前記冷却液供給口が千鳥配置されるのが好適である。こうすれば、両方の流出口列から冷却液が流出するときは流下方向に沿ってより多くの位置から冷却液を供給することができるとともに、上述したように回転電機の姿勢が変化したり、加速度が変化したりした場合にも、少なくともいずれか一方の流出口列から冷却液の供給を確保することができる。
【0011】
また、上記本発明にかかる回転電機では、前記樋は、前記ステータの軸方向一端側において該ステータの円周方向に沿って伸びる主流部を含み、前記主流部の設置される側のコイルエンド部の表面には、該主流部から前記冷却液供給口を介して冷却液が供給され、他方側のコイルエンド部の表面には、前記主流部から前記ステータのスロット内に形成された冷却液流路を介して冷却液が供給されるのが好適である。こうすれば、ステータを挟んで他方側のコイルエンド部に冷却液を供給する流路をより容易に構築することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施形態1. 図1は、本実施形態にかかる回転電機10を回転軸12の側方から見た図(一部断面図)、図2は、図1のA−A断面図、図3は、樋28の(a)上面図、(b)B方向から見た側面図および(c)C−C断面図である。
【0013】
図1に示すように、回転電機(例えばモータまたはジェネレータ)10は、回転軸心R周りに回転自在なロータ14と、ロータ14の周面に対向するティース16(およびティース16間に形成されるスロット)を有する円周状のステータ20と、を備える。ティース16の周囲には(すなわちスロットにおいて)、コイル22が巻装されており、そのコイル22がステータ20から軸方向に張り出す部分としてコイルエンド部24が形成されている。ロータ14は磁石26を備えており、この磁石26の磁力とコイル22の通電による磁力との関係によって、電力をトルクに変換したり、逆にトルクを電力に変換したりすることができる。なお、本実施形態にかかる回転電機10は、図1に示すように、内側にロータ14、外側にステータ20を配し、通常使用状態では回転軸心R(および回転軸12)が略水平となるように設置される。
【0014】
回転電機10の運転時には、コイル22を成す導線の抵抗によって電気エネルギの一部が熱エネルギに変換され、コイル22が発熱する。この発熱による温度上昇を抑えるべく、本実施形態では、コイルエンド部24の表面に冷却液を供給する機構を備える。具体的には、コイルエンド部24の上方に離間して形成される樋28から、コイルエンド部24の表面上に、冷却液が供給される。コイルエンド部24に供給された冷却液は、ケーシング32内に落下し、貯留される。そして、そこに貯留された冷却液がポンプ30(この例では回転電機10とは別に設けたポンプ)によって吸引され、ケーシング32(およびステータ20)内に形成された通路34に供給され、通路34の末端の供給口34eから樋28に排出される。このように、本実施形態では、冷却液の循環路が形成されている。なお、コイルエンド部24の下方側は、ケーシング32内に貯留された冷却液に浸されている。
【0015】
樋28は、ステータ20の軸方向端部位置から軸方向外側に張り出す計2カ所のコイルエンド部24にそれぞれ対応して設けられている。各樋28は、図2に示すように、コイルエンド部24の外周24eに沿って延伸する上に凸の円弧形状を有しており、また、回転軸心Rを含む垂直な面(図2の一点鎖線P)について対称となっている。冷却液は、供給口34eからその円弧の頂部位置28tに供給され、そこから両側に(すなわち下流側に)分配される。樋28の底板28bには複数の冷却液供給口36が設けられ、また樋28の両端は開口端28eとなっており、冷却液は、それら冷却液供給口36および開口端28eから、その自重によってコイルエンド部24の表面に排出される。開口端28eから排出された冷却液は、コイルエンド部24の外周24eを伝わせることで、その側方の外周面から下方の外周面までの比較的広い領域を冷却するのに用いられる。他方、冷却液供給口36から排出された冷却液は、主として、コイルエンド部24の上方の外周面において、それが供給された位置近傍の比較的狭い領域を冷却するのに用いられる。したがって、冷却液供給口36からの排出量が開口端28eからの排出量より少なくなるよう、冷却液供給口36や開口端28eの形状に関するスペック(例えば穴径や開口部の大きさ等)を決定するのが望ましい。
【0016】
冷却液供給口36には、それぞれ、冷却液を所望の方向に排出するためにそれを伝わせるガイド38が接続されている。このガイド38により、冷却液は、冷却液供給口36から所期の方向に排出されやすくなる。図3の例では、上側の開放された樋28内に冷却液の開水路が形成される。そして、樋28の底板28bに、複数の冷却液供給口36が円形孔として設けられており、各冷却液供給口36に接続してガイド38が設けられている。各ガイド38は、底板28bの裏面(すなわちコイルエンド部24に対向する面)に筒状のノズルとして立設される。この例では、筒状のノズルの軸方向はコイルエンド部24の上側の外周24eの表面に向けられており、冷却液はその方向に沿って、すなわちコイルエンド部24の上側の外周24eの表面に向けて排出される。なお、ガイド38の筒状のノズルは、図12に示すように、樋28の底板28bにバーリング加工を施すことで形成することができる。こうすれば、冷却液供給口36およびガイド38をより容易に形成することができるとともに、冷却液供給口36の縁が曲面となり、冷却液の排出抵抗が減らせるという利点がある。
【0017】
ところで、冷却液供給口36付近に存在する冷却液には、主として、重力(すなわち冷却液の自重)とその抗力としての表面張力とが作用する。したがって、冷却液が冷却液供給口36から確実に排出されるためには、冷却液量が少なく重力が最小となる状態でも、その重力が表面張力による抗力より大きくなるのが望ましい。重力および表面張力はいずれも冷却液供給口36の形状に依存するから、そのスペックは、上記条件を満たすように決定するのが望ましい。ここで、図4を参照して、ガイド38が筒状のノズルとして構成される場合(すなわち図3(c)と同じ形状)について、冷却液供給口36およびガイド38のスペックの決定手法を例示する。
【0018】
ガイド38の円筒内が冷却液80a(80)で満たされ、かつガイド38下端において冷却液80b(80)が半球状に存在するとすれば、冷却液80に作用する重力は、
【数1】
πφ2hρg/4 + πφ3ρg/12 ・・・(1)
となる。ここに、φ:冷却液供給口36の直径、h:樋28の底面(冷却液供給口36の形成位置)からガイド38下端までの長さ(=ガイド38の深さ)、ρ:冷却液の密度、g:重力加速度である。なお、式(1)において、第1項はガイド38の円筒内に存在する冷却液80による重力、また第2項はガイド38の下端に存在する冷却液80による重力である。一方、冷却液80の表面張力による抗力は、
【数2】
γπφ ・・・(2)
となる。ここに、γ:冷却液の表面張力である。さて、重力が表面張力による抗力より大きいとすれば、上記式(1)および(2)から、
【数3】
πφ2hρg/4 + πφ3ρg/12> γπφ ・・・(3)
となる。これを変形すると、
【数4】
h > 4γ/(φρg) − φ/3 ・・・(4)
となる。したがって、上記式(4)を満たすように、使用する冷却液(その密度:ρおよび表面張力:γ)、冷却液供給口36の直径(φ)、および樋28の底面位置からガイド38の下端までの距離(h)を選定あるいは決定すれば、冷却液量が少ない場合にも、より確実に排出されるようになる。
【0019】
実施形態2. 図5は、本実施形態にかかる樋40の(a)上面図、および(b)D−D断面図である。本実施形態にかかる樋40は、上記実施形態1の樋28に替えて設けることができ、樋40以外の構成要素については上記実施形態1と同様であるので、ここでは樋40についてのみ説明することとし、重複する説明は省略する。
【0020】
図5に示すように、樋40は、その流路の途中において、各冷却液供給口36の下流で冷却液42を堰き止める堰44を設けたものである。それ以外の部分は、図3に示す樋28と全く同じ形状である。具体的には、堰44は、樋40の底板40bから立設され、冷却液供給口36の縁に沿って曲がる板状部材として設けられる。そして冷却液供給口36は、堰44の堰き止めによって形成される冷却液42の滞留領域46に接して設けられる。こうすることで、冷却液供給口36から冷却液42の液面までの高さは、それを設けない場合に比べて高くなり、その分、冷却液42が抜けやすくなる。なお、堰44の高さは、図5(b)に示すように、樋40の側壁40sの高さより低くし、冷却液の流量が多い場合には、冷却液が堰44を超えて下流に流れるようにしておくのが望ましい。また、図5(a)に示すように、堰44と樋40の二つの側壁40sとの間に間隙を設けておき、対応する冷却液供給口36のために必要な分以外の冷却液はその間隙から流下させるようにするのが望ましい。
【0021】
実施形態3. 図6は、本実施形態にかかる樋50の(a)上面図、および(b)E−E断面図である。本実施形態にかかる樋50も、上記実施形態1の樋28に替えて設けることができ、樋50以外の構成要素については上記実施形態1と同様であるので、ここでは樋50についてのみ説明することとし、重複する説明は省略する。
【0022】
図6に示すように、本実施形態にかかる樋50は、各冷却液供給口36の上流側に、冷却液52を補給するための冷却液槽54を有する。この冷却液槽54は、冷却液52を貯留し、貯留した冷却液52を樋50に補給するものである。それ以外の部分は、図3に示す樋28と全く同じ形状である。さて、図6の例では、冷却液槽54は、樋50の頂部位置50tにおいて、底板50b、冷却液の流下方向(樋50の長手方向)と直交するように底板50bに立設される二つの遮蔽壁56、および側板50sに囲まれてなる。遮蔽壁56の高さは側板50sの高さより低く設定されており、冷却液槽54を超えて溢れた冷却液52は樋50内を流下するようになっている。また、遮蔽壁56には、底板50bに近い位置に、冷却液槽54内に貯留された冷却液52を所定流量で樋50内に漏出させるための貫通穴58が設けられている。かかる構成により、供給口(34e)から供給される冷却液52の流量が多いときには、冷却液52は貫通穴58から流出するのに加えて遮蔽壁56を超えて流れる。他方、供給口34eから供給される冷却液52の流量が少ないときには、冷却液52の流量が多いときに蓄えられた冷却液が貫通穴58から流出する。すなわち、本実施形態によれば、何らかの原因で樋50に供給される冷却液52が少なくなっても、冷却液槽54から冷却液52を補い、冷却液供給口36からコイルエンド部24に、より確実に冷却液52を供給することができる。
【0023】
実施形態4. 図7は、本実施形態にかかる樋60の(a)上面図および(b)側面図、また図8(a)〜(c)は各姿勢における図7(a)のF−F断面およびG−G断面を示す図である。本実施形態にかかる樋60も、上記実施形態1の樋28に替えて設けることができ、樋60以外の構成要素については上記実施形態1と同様であるので、ここでは樋60についてのみ説明することとし、重複する説明は省略する。
【0024】
本実施形態で特徴的な点は、図7(a)に示すように、複数の冷却液供給口36が流下方向に整列配置されてなる供給口列62a,62bを複数備えることである。樋60は、回転電機10の姿勢に応じて傾くことになるが、このとき例えば上記実施形態1のように、冷却液供給口36が樋28に一列のみ設けられていると、冷却液が冷却液供給口36の側方を流下し、コイルエンド部24に供給される冷却液量が減少してしまうような場合も想定される。これに対し、本実施形態では、例えば、図8(a)に示すように、冷却液64が樋60の片方の側板60saに近い側を流れるときは、供給口列62aの冷却液供給口36aから冷却液64が流出し、他方、これとは逆に、図8(b)に示すように、冷却液64が他方の側板60sbに近い側を流れるときは、供給口列62bの冷却液供給口36bから冷却液64が流出する。また、図8(c)に示すように、冷却液64が樋60内で偏らず比較的均一に流れる場合には、冷却液64は、両方の供給口列62a,62bの双方の冷却液供給口36a,36bから排出される。すなわち、かかる構成によれば、回転電機10の姿勢によらず、より安定的にコイルエンド部24に冷却液64を供給することができる。なお、樋60内で冷却液64の流路が偏るのは、回転電機10の加速度が変化した場合なども同様であり、本実施形態にかかる樋60は、このような場合にも同様の効果が得られる。
【0025】
さらに本実施形態でもう一つの特徴的な点は、図7(a)に示すように、互いに隣接する二つの流出口列62a,62bにおいて、冷却液供給口36が千鳥配置されていることである。こうすることで、通常の流下状態(図8(c)に示す状態)において、コイルエンド部24の周方向に沿った(すなわち樋60の流下方向に沿った)より多くの位置に分散して冷却液を供給することができるため、冷却効果の位置によるばらつきが抑制される。このような千鳥配置を採用せず、各供給口列において単に流下方向に沿って冷却液供給口の数を増やすことでも同様の冷却効果は得られる。しかしそうすると、製作(加工)の手間および費用が嵩むことになる。すなわち、本実施形態によれば、姿勢等の影響を受けにくいより安定的な冷却液の供給と、冷却効果の位置ばらつきの抑制とを、より簡素な構成によって両立することができるのである。
【0026】
実施形態5. 図9は、本実施形態にかかる回転電機10aを回転軸12の側方から見た図(一部断面図)、図10は、図9のH−H断面図、また図11は、図9のI−I断面図である。
【0027】
本実施形態では、樋70は環状に形成された矩形管として構成される。この樋70は、ステータ20aの軸方向一端およびコイルエンド部24の外周24eに接して設けられる。なお、図9の例では、ポンプ30は、回転軸12の一端側において、その回転軸12によって駆動される形態で構成されているが、これには限定されない。
【0028】
ステータ20aと反対側の樋70の側壁には冷却液供給口36が設けられており、そこから樋70が接する側のコイルエンド部24(すなわち図9において左側のコイルエンド部24)の外周24eに冷却液が供給される。この冷却液供給口36には、上記実施形態1〜4で設けられていたのと同様のガイド(例えば筒状のノズル)38aを設けるのが好適である。ガイド38aにより、冷却液供給口36から排出された冷却液は、樋70の側面を伝い落ちることなく、より確実にコイルエンド部24に沿うようになる。
【0029】
他方、図10に示すように、ステータ20aに接する側の樋70の側壁には、各スロット(18a;図11)に対応する位置に複数の貫通口72が設けられている。そして、図11に示すように、コイル22の導線22aはスロット18aにおいてロータ14側に偏るように巻装されており、スロット18a内のロータ14の反対側において、冷却液流路74としてのスペースが確保されるようになっている。そして、貫通口72より排出された冷却液は、スロット18a内の冷却液流路74を通り抜け、樋70が接する側と反対側のコイルエンド部24(すなわち図9において右側のコイルエンド部24)に供給される。本実施形態によれば、樋70をステータ20aの両側に設ける必要が無く、それを両側に設置するタイプに比べて、また、冷却液通路をステータ20aと別個に設ける場合に比べて、回転電機10aをより簡易な構成としより安価に構成することができるようになる。
【0030】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、等価な範囲内で種々の変形が可能である。また、上記実施形態は適宜組み合わせて実施することができる。例えば、上記実施形態1〜4に開示した発明にかかる構成を全て有する回転電機とすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コイルエンド部に冷却液をより確実に供給することができるので、冷却液の流量に対する冷却効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる回転電機の側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の回転電機に設けられる樋の(a)上面図、(b)側面図、および(c)C−C断面図である。
【図4】図1の回転電機に設けられる樋の冷却液供給口およびガイドの諸元を決定するために流量が少ない状態でその部分に存在する(と仮定した)冷却液を示す図である。
【図5】本発明の実施形態2にかかる回転電機の樋の(a)上面図、および(b)D−D断面図である。
【図6】本発明の実施形態3にかかる回転電機の樋の(a)上面図、および(b)E−E断面図である。
【図7】本発明の実施形態4にかかる回転電機の樋の(a)上面図、および(b)側面図である。
【図8】図7に示す樋の姿勢による冷却液の吐出状態の変化を示す説明図(図7のF−F断面およびG−G断面で示す)である。
【図9】本発明の実施形態5にかかる回転電機の側面図である。
【図10】図9の回転電機のH−H断面図である。
【図11】図9の回転電機のI−I断面図である。
【図12】バーリング加工によって形成した本発明の実施形態にかかる回転電機の冷却液吐出口の断面図である。
【図13】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
10 回転電機、12 回転軸、14 ロータ、16 ティース、18a スロット、20 ステータ、22 コイル、24 コイルエンド部、28 樋、30 ポンプ、32 ケーシング、34 通路、34e 供給口、36 冷却液供給口、38 ガイド、40 樋、42 冷却液、44 堰、46 滞留領域、50 樋、52 冷却液、54 冷却液槽、56 遮蔽壁、58 貫通穴、60 樋、62a,62b 供給口列、64 冷却液、70 樋、72 貫通口、74冷却液流路、80,80a,80b 冷却液。
Claims (7)
- 回転軸心を中心に回転自在なロータと、前記ロータの周面に対向する複数のスロットを有するステータと、前記スロットにて巻装されたコイルと、を備え、前記コイルがステータの軸方向端部位置から軸方向に張り出した領域としてのコイルエンド部の形成された回転電機において、
前記コイルエンド部を冷却するための冷却液の流路をなす樋を有し、
前記樋には、
その流路の途中に設けられ前記コイルエンド部の表面に冷却液を供給するための複数の冷却液供給口と、
前記冷却液供給口に接続され冷却液供給口から流出した該冷却液を伝わせるガイドと、
が設けられることを特徴とする回転電機。 - 前記ガイドは、前記樋の前記コイルエンド部に対向する面に形成される筒状のノズルであることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 冷却液を堰き止める堰が前記樋の流路の途中に設けられ、
前記冷却液供給口は、前記堰による冷却液の滞留領域に接して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機。 - 冷却液を貯留して前記樋の流路に補給する冷却液槽が、前記冷却液供給口の上流に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の回転電機。
- 前記樋には、冷却液の流下方向に沿って前記冷却液供給口を複数配置してなる流出口列が複数設けられることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の回転電機。
- 互いに隣接する二つの前記流出口列において、前記冷却液供給口が千鳥配置されることを特徴とする請求項5に記載の回転電機。
- 前記樋は、前記ステータの軸方向一端側において該ステータの円周方向に沿って伸びる主流部を含み、
前記主流部の設置される側のコイルエンド部の表面には、該主流部から前記冷却液供給口を介して冷却液が供給され、
他方側のコイルエンド部の表面には、前記主流部から前記ステータのスロット内に形成された冷却液流路を介して冷却液が供給されることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の回転電機。
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