JP2004159476A - 交流電動機 - Google Patents

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光則 加茂
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Abstract

【課題】モータの長さを長くすることなく、モータの発生するトルクを増大できる交流電動機を提供する。
【解決手段】薄板状の電磁鋼板を多数枚積層して構成された固定子鉄心11を有する交流電動機において、固定子鉄心11のティース13の先端部に電磁鋼板を積層して構成された補助鉄心60、および/または固定子鉄心の外周部15に同じく電磁鋼板を積層して構成された補助鉄心61を追加し、回転子の長さを補助鉄心11の追加分だけ長くした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる交流電動機に関し、特にその固定子鉄心の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
産業用に使用される電動機として図8および図9に示すような交流電動機はよく知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
雑誌「日経メカニカル」、1994年3月21日号、p.36−49
【0004】
以下、従来の交流電動機について図8および図9を用いて具体的に説明する。
図8は交流電動機の横断面図を、図9は縦断面図をそれぞれ示している。
図8および図9において、10は固定子、11は固定子鉄心、13はティース、14はスロット、15は外周部である。12は電機子巻線、17はコイルエンド、16は絶縁材、18はモールド樹脂である。20は回転子、21は永久磁石、22は回転軸である。
40は磁束の流れである。
固定子鉄心11は電磁鋼板などの薄板材を多数枚積層して形成し、固定子鉄心11の内側は放射状のティース13となっている。ティース13とティース13の間をスロット14と称し、そのスロットの内周面は、絶縁材16で覆われている。スロット14内に絶縁被覆電線を用いて巻装された電機子巻線12が収められている。
電機子巻線12が巻装された固定子10は通常モールド樹脂18により充填される。これは電機子巻線12の固定のためと、電機子巻線12に電流を流すことにより電機子巻線12に発生するジュール熱を効率よく外部に放熱させるためである。
一方、固定子10の内側空間に回転子20が置かれる。回転子20は回転軸22の外周表面に永久磁石21が固定されてなっている。回転子20は、図示していない軸受を装着した、同じく図示していないブラケット2個1組により、両側から支えられている。
この電機子巻線12に三相交流電流を流すことにより固定子10の内側に回転磁界が発生し、この回転磁界と永久磁石21が発生する磁界との相互作用により回転子20を回転させている。
縦断面を示す図9において、17がコイルエンドである。このコイルエンド17はどのような巻線方式でもたいてい生じるものであるが、従来の交流電動機のコイルエンド17は固定子鉄心11から完全にはみ出した構造となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来技術による交流電動機の固定子では、コイルエンドが固定子鉄心から完全に、はみ出した構造となっている。そしてコイルエンドはトルクの発生には直接寄与していないため、なるべくコイルエンド部の寸法を小さく抑えることが望ましい。しかしながら、コイルエンドの寸法を小さく抑えることには限界がある。
一方、モータの発生するトルクは、固定子鉄心と永久磁石の長さが同じ場合には、固定子鉄心の長さすなわち電磁鋼板の積層厚に比例する。そのため、モータの発生するトルクを増大させる方法として、最も単純な方法は、固定子鉄心の長さを長くすること、すなわちモータの長さを長くすることである。
しかし、近年、交流電動機の更なる小型化が要望されており、モータの長さを長くすることなく、モータの発生するトルクを増大させることが要望されているものの、従来技術による交流電動機の固定子では、トルクの発生に直接寄与しないコイルエンド部の寸法が無駄に使われており、発生するトルクを増大させることに限界があった。
したがって本発明の目的は、上記課題を解決するもので、モータの長さを長くすることなく、モータの発生するトルクを増大できる交流電動機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、請求項1記載の交流電動機の発明は、薄板状の電磁鋼板を多数枚積層して構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、前記固定子鉄心のティース先端部および/または前記固定子鉄心の外周部に、積層電磁鋼板または鉄系金属塊で構成された補助鉄心を追加したことを特徴とする。
以上の構成の交流電動機によれば、従来コイルエンド部分として無駄に使われていた領域に補助鉄心を追加しているので巻線の寸法を長くすることはなく、しかも永久磁石からの磁束はこの補助鉄心を経由してティース中央部に収束するようになり、また電機子巻線によりティース中央部に発生した磁束は補助鉄心に沿って拡げられて最終的に永久磁石全面に作用するようになるので、補助鉄心を追加することにより等価的に固定子鉄心の積層厚の長さを長くすることができ、従ってモータの発生するトルクを大きくすることができる。
また、コイルエンドの近くに熱伝導率の大きい鉄心が置かれることから、放熱性も向上する。
さらに、補助鉄心を金属塊で構成すると、電磁鋼板で構成された補助鉄心と比較して、軸方向の磁束がより流れやすくなり、磁束を効率よくティース中央部に収束させることができる。
また、請求項2記載の交流電動機の発明は、内周側が薄肉連結部にて連結された放射状ティース部と、該放射状ティース部の外側に嵌合される円筒状の外周部との2分割鉄心構造で構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、
前記ティース部のティース先端部の軸方向側面に、内周側が薄肉連結部にて円筒状に連結された補助鉄心を、および/または前記外周部の軸方向側面に、円筒状の補助鉄心を追加したことを特徴とする。
以上の構成の交流電動機によれば、上記効果に加えて、さらにティース先端部に追加される補助鉄心が内周側の薄肉連結部により円筒状に連結されているため、固定子内側への脱落の恐れがなくなり,機械的な強度が向上する。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の交流電動機において、前記固定子鉄心を、周方向ティース部ごとに分割された分割鉄心の集合構造で構成したことを特徴とする。
以上の構成の交流電動機によれば、1kW以上の中・大容量の交流電動機が得られることとなる。
そして、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の交流電動機において、回転子の軸方向長さを前記補助鉄心の追加分だけ長くしたことを特徴とする。
以上の構成の交流電動機によれば、回転子の軸方向長さは追加された補助鉄心の長さに一致するので、永久磁石からの磁束をより多く鎖交させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の交流電動機の各実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る交流電動機の一例である。
図1は横断面図を、図2は縦断面図を、図3は図1の一部を拡大した斜視図を示す。
図1および図2において、10は固定子、11は固定子鉄心、12は電機子巻線、13はティース、14はスロット、15は外周部、16は絶縁材である。17(図2)はコイルエンド、18(図2)はモールド樹脂である。20は回転子、21は永久磁石、22は回転軸である。40(図2)は磁束の流れである。60および61は本実施の形態によって設けられた補助鉄心である。
以下、図にしたがって具体的に各部の働きについて説明する。
固定子鉄心11は電磁鋼板などの薄板材を多数枚積層して形成し、固定子鉄心11の内側は放射状のティース13となっている。ティース13とティース13の間をスロット14と称し、そのスロットの内周面は絶縁材16で覆われている。
スロット14内には、絶縁被覆電線を用いて巻装された電機子巻線12が収められている。電機子巻線12は、通常ティース13の直線部のみに巻装される。そのため、ティース先端部とティースの根元部すなわち固定子鉄心の外周部は、外側から露出した格好となっている。
本発明では、上記の固定子鉄心の露出した箇所、すなわち、ティース先端部に補助鉄心60を、および/または固定子鉄心の外周部に補助鉄心61を追加するようにしたものである。
【0008】
図3は補助鉄心60、61の追加された固定子鉄心の一部斜視図を示している。図3では、理解し易くするために電機子巻線を省略している。図において、固定子鉄心のティース13の先端部(図で下方)で軸方向の両端に、積層電磁鋼板で構成された補助鉄心60を追加しているのが判る。
また、固定子鉄心の外周部15で軸方向の両端に、積層電磁鋼板で構成された補助鉄心61を追加しているのが判る。
このような構成にすることにより、従来コイルエンド部分として無駄に使われていた領域に補助鉄心60、61を追加しているので、巻線の寸法を長くすることはなく、永久磁石からの磁束はこの補助鉄心を経由してティース中央部に収束するようになる。
また、電機子巻線によりティース13の中央部に発生した磁束は、補助鉄心60、61に沿って拡げられて最終的に永久磁石全面に作用するようになる。
従って、補助鉄心60、61を追加することにより等価的に固定子鉄心の積層厚の長さを長くすることができ、従ってモータの発生するトルクを大きくすることができる。
また、コイルエンドの近くに熱伝導率の大きい鉄心が置かれることから、放熱性も向上する。
【0009】
以上の説明では、補助鉄心60、61として積層電磁鋼板を用いている説明をしているが、積層電磁鋼板の代わりに、鉄系の金属塊で構成したものを用いてもよい。
補助鉄心60,61を鉄系金属塊で構成すると、電磁鋼板で構成された補助鉄心と比較して、軸方向の磁束がより流れやすくなり、磁束を効率よくティース中央部に収束させることができる効果が得られる。
【0010】
図3のような固定子鉄心に電機子巻線12が巻装されて補助鉄心60、61が追加されて成る固定子10はモールド樹脂18(図2)により充填される。
モールド樹脂18は、電機子巻線12および補助鉄心60、61の固定のためと、電機子巻線12に電流を流すことにより電機子巻線12に発生するジュール熱を効率よく外部に放熱させる効果がある。
【0011】
一方、固定子の内側に、回転軸22の外周表面に永久磁石21が固定された回転子20が置かれる。回転子20は、図示していない軸受を装着した、同じく図示していないブラケット2個1組により、両側から支えられている。回転子20の長さ、すなわち、永久磁石21の長さは、前記の補助鉄心60を追加した分長くすることが望ましい。
前記の電機子巻線12に三相交流電流を流すことにより固定子10の内側に回転磁界が発生し、この回転磁界と永久磁石21が発生する磁界との相互作用により回転子20を回転させることとなる。
【0012】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る交流電動機を図に基づいて説明する。
図4〜図6は、本発明の第2の実施の形態に係る交流電動機である。
図4は横断面図を、図5は縦断面図を、図6は図4の一部を拡大した斜視図を示す。
図4〜図6において、10は固定子、11は固定子鉄心、12は電機子巻線、13はティース、14はスロット、15は外周部、16は絶縁材である。17(図5)はコイルエンド、18(図5)はモールド樹脂である。20は回転子、21は永久磁石、22は回転軸である。40(図5)は磁束の流れである。61および62は本実施の形態によって設けられた補助鉄心、62aは薄肉連結部である。
【0013】
以下、図にしたがって具体的に各部の働きについて説明する。
固定子鉄心11は、内周側が薄肉連結部13aにて連結された放射状のティース13と、その外側に嵌合される円筒状の外周部15のいわゆる2分割鉄心構造にて構成されている。ティース13及び外周部15は、それぞれ電磁鋼板などの薄板材を多数枚積層して構成されている。ティース13のそれぞれには絶縁材16を介して電機子巻線12が巻装されている。すべてのティース13に電機子巻線12を装着した後、その外側に外周部15が嵌合される。
電機子巻線12は、通常はティース13の直線部のみに巻装される。そのため、ティース先端部の側面及び外周部15の側面は露出した格好となっている。
本実施の形態では、上記の固定子鉄心の露出した箇所、すなわち、ティース部13のティース先端部の側面に補助鉄心62、および外周部15の側面に補助鉄心61を追加するようにしたものである。補助鉄心61,62は、電磁鋼板などの薄板材を多数枚積層して構成されている。
また、補助鉄心62の内周側が薄肉連結部62aにて円筒状に連結されている。
図6はティース先端部に補助鉄心62を装着した状態の斜視図である。
図6では、わかりやすくするために、外周部15と電機子巻線12とを省略している。
補助鉄心61,62が装着された固定子10はモールド樹脂18により充填される。これは電機子巻線12および補助鉄心61、62の固定のためと、電機子巻線12に電流を流すことにより電機子巻線12に発生するジュール熱を効率よく外部に放熱させるためである。
一方、固定子10の内側に、回転軸22の外周表面に永久磁石21が固定された回転子20が置かれる。回転子20は、図示していない軸受を装着した、同じく図示していないブラケット2個1組により、両側から支えられている。
回転子20の長さ、すなわち、永久磁石21の長さは、前記の補助鉄心61,62を追加した分だけ長くすることが望ましい。
前記の電機子巻線12に三相交流電流を流すことにより固定子10の内側に回転磁界が発生し、この回転磁界と永久磁石21が発生する磁界との相互作用により回転子20を回転させている。
【0014】
第2の実施の形態で示された交流電動機によれば、従来コイルエンド部分として無駄に使われていた領域に補助鉄心を追加しているので、巻線の寸法を長くすることはなく、永久磁石からの磁束はこの補助鉄心を経由してティース中央部に収束するようになる。また、電機子巻線によりティース中央部に発生した磁束は、補助鉄心に沿って拡げられて最終的に永久磁石全面に作用するようになる。従って、補助鉄心を追加することにより等価的に固定子鉄心の積層厚の長さを長くすることができる。従って、モータの発生するトルクを大きくすることができる。
また、コイルエンドの近くに熱伝導率の大きい鉄心が置かれることから、放熱性も向上する。
さらに、ティース先端部に追加される補助鉄心は、内周側の薄肉連結部により,円筒状に連結されているため、固定子内側への脱落の恐れがなくなり,機械的な強度が向上する。
【0015】
図7は、本発明の第2の実施形態に係る交流電動機の変形例である。
図7は横断面図を示す。図7中の符号で図4〜図6の符号と同一のものは図4〜図6のものと同一であるためその説明を省略する。図7において、11’は固定子鉄心で、図4のそれと若干異なり、周方向ティース部ごとに複数個に分割された分割鉄心の集合構造で構成されているのが特徴である。
第2の実施形態と同様に、ティース13の先端部の軸方向側面に補助鉄心62が装着され、および固定子鉄心の外周部15の軸方向側面に補助鉄心61が装着される。
このような第2の実施形態の変形例で示された交流電動機によれば、第2の実施形態で示された交流電動機と同様に、モータの長さを長くすることなく、等価的に固定子鉄心の積層厚を長くすることができる。従って、モータの発生するトルクを大きくすることができる。
また、コイルエンドの近くに熱伝導率の大きい鉄心が置かれることから、放熱性も向上する。
さらに、ティース先端部に追加される補助鉄心は、内周側の薄肉連結部により、円筒状に連結されているため、固定子内側への脱落の恐れがなくなり、機械的な強度が向上する。
第1および第2の実施形態で示された2分割鉄心構造を基にした構造は、約1kW以下の比較的小容量の交流電動機に適しており、第2の実施形態の変形例で示された周方向ティース部ごとの分割鉄心構造を基にした構造は、2分割鉄心構造では製造が困難であった1kW以上の中・大容量の交流電動機に適している。そして、上記第1および第2の実施形態とその変形例における交流電動機において、回転子の軸方向長さを補助鉄心の追加分だけ長くするとよい。このようにすることで、回転子の軸方向長さが、追加された両補助鉄心の長さ間隔に一致することとなり、永久磁石からの磁束をより多く鎖交させることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の交流電動機の発明によれば、薄板状の電磁鋼板を多数枚積層して構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、前記固定子鉄心のティース先端部および/または前記固定子鉄心の外周部に、積層電磁鋼板または鉄系金属塊で構成された補助鉄心を追加したことを特徴とするので、従来コイルエンド部分として無駄に使われていた領域に補助鉄心を追加して巻線の寸法を長くすることなく、しかも永久磁石からの磁束はこの補助鉄心を経由してティース中央部に収束するようになり、また電機子巻線によりティース中央部に発生した磁束は補助鉄心に沿って拡げられて最終的に永久磁石全面に作用するようになるので、補助鉄心を追加することにより等価的に固定子鉄心の積層厚の長さを長くすることができ、従ってモータの発生するトルクを大きくすることができる。
また、コイルエンドの近くに熱伝導率の大きい鉄心が置かれることから、放熱性も向上する。
さらに、補助鉄心を金属塊で構成すると、電磁鋼板で構成された補助鉄心と比較して、軸方向の磁束がより流れやすくなり、磁束を効率よくティース中央部に収束させることができる。
また、請求項2記載の交流電動機の発明によれば、内周側が薄肉連結部にて連結された放射状ティース部と、該放射状ティース部の外側に嵌合される円筒状の外周部との2分割鉄心構造で構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、前記ティース部のティース先端部の軸方向側面に、内周側が薄肉連結部にて円筒状に連結された補助鉄心を、および/または前記外周部の軸方向側面に、円筒状の補助鉄心を追加したので、上記効果に加えて、さらにティース先端部に追加される補助鉄心が内周側の薄肉連結部により円筒状に連結されているため、固定子内側への脱落の恐れがなくなり,機械的な強度が向上する。
さらに、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の交流電動機において、前記固定子鉄心を、周方向ティース部ごとに分割された分割鉄心の集合構造で構成したので、1kW以上の中・大容量の交流電動機が得られることとなる。
そして、請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項記載の交流電動機において、回転子の軸方向長さを前記補助鉄心の追加分だけ長くしたので、回転子の軸方向長さが、追加された両補助鉄心の長さ間隔に一致することとなり、永久磁石からの磁束をより多く鎖交させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る交流電動機の横断面図である。
【図2】図1の交流電動機の縦断面図である。
【図3】図1の1ティース分のみを拡大した斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る交流電動機の横断面図である。
【図5】図4の交流電動機の縦断面図である。
【図6】図4のティース先端部を拡大した斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る交流電動機の変形例の横断面図である。
【図8】従来の交流電動機を示す横断面図である。
【図9】図8の交流電動機を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 固定子
11 固定子鉄心
12 電機子巻線
13 ティース
13a 薄肉連結部
14 スロット
15 外周部
16 絶縁材
17 コイルエンド
18 モールド樹脂
20 回転子
21 永久磁石
22 回転軸
40 磁束の流れ
60、61、62 補助鉄心
62a 薄肉連結部

Claims (4)

  1. 薄板状の電磁鋼板を多数枚積層して構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、
    前記固定子鉄心のティース先端部および/または前記固定子鉄心の外周部に、積層電磁鋼板または鉄系金属塊で構成された補助鉄心を追加したことを特徴とする交流電動機。
  2. 内周側が薄肉連結部にて連結された放射状ティース部と、該放射状ティース部の外側に嵌合される円筒状の外周部との2分割鉄心構造で構成された固定子鉄心を有する交流電動機において、
    前記ティース部のティース先端部の軸方向側面に、内周側が薄肉連結部にて円筒状に連結された補助鉄心を、および/または前記外周部の軸方向側面に、円筒状の補助鉄心を追加したことを特徴とする交流電動機。
  3. 前記固定子鉄心を、周方向ティース部ごとに分割された分割鉄心の集合構造で構成したことを特徴とする請求項1または2記載の交流電動機。
  4. 回転子の軸方向長さを前記補助鉄心の追加分だけ長くしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の交流電動機。
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