JP2009017667A - ステータ - Google Patents

ステータ

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Abstract

【課題】所望のモータ出力を確保しつつ、モータを適切に小型化する。
【解決手段】ステータ2を、周方向の所定間隔毎の位置で径方向に延びる複数のティース31aと、複数のティース31a毎に絶縁ボビン32を介して集中的に巻回されたステータコイル34と、ティース31aの基端に一体に設けられたヨーク31bと、ティース31aに巻回されたステータコイル34に対して径方向で隣り合うと共に、ヨーク31bに対して軸方向の一方側で隣り合う副ヨーク33と、ティース31aに巻回されたステータコイル34に対して径方向で隣り合うと共に、ヨーク31bに対して軸方向の他方側で隣り合い、複数のステータコイル34に接続された集配電部材13とを備えて構成し、絶縁ボビン32を、ティース31aに装着されるボビン部32aと、副ヨーク33を保持する副ヨーク保持部32dとを備えて構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータに関する。
従来、例えば車両等に搭載するモータにおいて、複数相のモータの各相毎に複数のステータコイルを接続するバスリングを、各ステータコイルに対して軸方向の一方側で隣り合うように配置したモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−296104号公報
ところで、上記従来技術に係るモータにおいては、軸方向においてステータコイルにバスリングが隣り合うことから、このバスリングに起因してモータの軸方向寸法が増大してしまうという問題が生じる。
また、モータの径方向寸法を低減するために、例えばステータコイルが巻回されるティースの基端に設けられるリターンヨークの径方向寸法を低減すると、このリターンヨークにおける磁束通過領域が減少し、磁束飽和が生じやすくなることで所望のモータ出力を確保することが困難になるという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、所望のモータ出力を確保しつつ、モータを適切に小型化することが可能なステータを提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係るステータは、周方向の所定間隔毎の位置で径方向に延びる複数のティース(例えば、実施の形態でのティース31a)と、複数の前記ティース毎に絶縁部材(例えば、実施の形態での絶縁ボビン32)を介して集中的に巻回されたステータコイル(例えば、実施の形態でのステータコイル34)と、前記ティースの基端に一体に設けられたヨーク部(例えば、実施の形態でのヨーク31b)と、前記ティースに巻回された前記ステータコイルに対して径方向で隣り合うと共に、前記ヨーク部に対して軸方向の一方側で隣り合う副ヨーク部(例えば、実施の形態での副ヨーク33)と、前記ティースに巻回された前記ステータコイルに対して径方向で隣り合うと共に、前記ヨーク部に対して軸方向の他方側で隣り合い、複数の前記ステータコイルに接続された集配電部(例えば、実施の形態での集配電部材13)とを備える。
さらに、本発明の第2態様に係るステータでは、前記絶縁部材は、前記ティースに装着されるティース装着部(例えば、実施の形態でのボビン部32a)と、前記副ヨーク部を保持する副ヨーク部保持部(例えば、実施の形態での副ヨーク保持部32d)とを備える。
さらに、本発明の第3態様に係るステータでは、前記絶縁部材は、前記集配電部を位置決め固定する集配電収容部(例えば、実施の形態での集配電用壁部32bおよび鍔部41a)を備える。
第1態様に係るステータによれば、例えば周方向に配置された複数のヨーク部により形成される環状のバックヨークから径方向に突出するティースにステータコイルが巻回された際に生じる空間部、つまりステータコイルの径方向端部とヨーク部の軸方向両端部とに隣り合う空間部に対し、一方の空間部には軸方向でヨーク部に隣接する副ヨーク部を設けることで、磁束通過領域を増大させることができ、例えばヨーク部の径方向寸法を低減する場合であっても、磁束飽和の発生を抑制し、所望のモータ出力を確保することができる。
また、他方の空間部には、複数のステータコイルを接続するバスリング等を備える集配電部を配置することにより、例えば、集配電部を、軸方向でステータコイルに隣り合う位置や径方向でバックヨークに隣り合う位置等に配置する場合に比べて、モータの軸方向寸法および径方向寸法が増大してしまうことを防止することができ、車両等に対するモータの搭載性を向上させることができる。
さらに、第2態様に係るステータによれば、絶縁部材に副ヨーク部保持部を設けることにより、副ヨーク部を容易に保持することができ、例えば既存のヨーク部に対して副ヨーク部を接着等により接続したり、例えばヨーク部と副ヨーク部とを一体に焼結により成型する等の煩雑な手間を要することを防止することができる。
また、第3態様に係るステータによれば、例えば集配電部を保持するための専用の部材を設ける必要無しに、所望の絶縁性を確保した状態で集配電部を容易に位置決め固定することができる。
以下、本発明のステータの実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
この実施の形態によるステータは、例えば走行駆動源としてハイブリッド車両や電動車両等の車両に搭載されたモータ1に具備されている。
モータ1は、例えば図1に示すように、円環状のステータ2の内周側にロータ3が配置されたインナロータ型のブラシレスモータとされている。
ステータ2は、例えば図1〜図3に示すように、ステータホルダ11と、環状に配列された複数のステータ片12a,…,12aから成る環状ステータ群12と、環状の集配電部材13および中点連結部材14とを備えている。
ステータホルダ11は、筒状部21と、この筒状部21の軸方向一端部において径方向外方に張り出すように設けられたフランジ部22とを備えている。
ステータホルダ11は、例えばハウジング(図示略)内に筒状部21が収容され、フランジ部22に設けられたボルト装着孔(図示略)に挿通されたボルト(図示略)がハウジングに螺合することによって固定される。
そして、ステータホルダ11の筒状部21内には環状ステータ群12が圧入等によって収容されている。
環状ステータ群12は、所定数のステータ片12a,…,12aが円環状に配列されて構成されている。
各ステータ片12aは、例えば図4〜図6に示すように、略T字型の複数の珪素鋼板が積層されて構成された分割鉄心31と、分割鉄心31に装着される樹脂材からなる絶縁ボビン32と、絶縁ボビン32により保持される副ヨーク33と、絶縁ボビン32に巻回されたステータコイル34とを備えて構成されている。
分割鉄心31は、互いの軸方向厚さが同等とされたティース31aおよびヨーク31bを備え、ティース31aの径方向基端部に一体に設けられたヨーク31bの周方向幅は、ティース31aの周方向幅よりも大きくなるようにして形成されている。
そして、ヨーク31bの周方向両端面31A,31Bは互いに面接触可能な形状とされ、複数のステータ片12a,…,12aが円環状に配列された状態で、周方向で隣り合うヨーク31b,31b同士が面接触し、円環状の環状ステータ群12が形成されるようになっている。
なお、ティース31aの径方向先端部には、周方向に張り出すようにしてティースフランジ部31cが設けられている。
絶縁ボビン32は、例えば図6に示すように、軸方向(つまり、分割鉄心31の積層方向)に分割可能とされ、2分割された絶縁ボビン32p,32nによって分割鉄心31を軸方向の両側から挟み込むようにして、分割鉄心31に装着される。
絶縁ボビン32は、例えば分割鉄心31のティース31aに外嵌するボビン部32aと、分割鉄心31の積層方向の他方側(例えば図6に示す、分割された際の他方の絶縁ボビン32p)においてボビン部32aから分割鉄心31のヨーク31b側に延出してヨーク31bの軸方向他端面31Cに接触する集配電用壁部32bと、集配電用壁部32bと同等の積層方向の他方側(例えば図6に示す、分割された際の他方の絶縁ボビン32p)においてヨーク31bから離間する方向に延出する中点連結用壁部32cを備えている。
さらに、絶縁ボビン32は、分割鉄心31の積層方向の一方側(例えば図6に示す、分割された際の一方の絶縁ボビン32n)においてボビン部32aから分割鉄心31のヨーク31b側および軸方向の一方側に延出して副ヨーク33を保持する副ヨーク保持部32dを備えている。
ボビン部32aは、径方向の両端部に鍔部41a,41bを備え、鍔部41a,41b間にステータコイル34が巻回されている。
また、集配電用壁部32bは、ヨーク31bの軸方向他端面に沿って配置される外周側板部42と、この外周側板部42の径方向先端部から、分割鉄心31から離間する方向(つまり、軸方向の他方側)に屈曲する2つの外周側天板部43,43を備え、2つの外周側天板部43,43間は周方向に所定間隔をおいて開口し、径方向から見て矩形の係合凹部44が形成されている。
そして、外周側板部42と外周側天板部43,43と鍔部41aとによって囲まれた空間は、集配電部材13が収容される集配電用空間45とされている。
なお、集配電用空間45を形成する鍔部41aには、軸方向に延びる外周側切り欠き溝46が設けられ、ボビン部32aに巻回されたステータコイル34の一方の端部が挿着されるようになっている。
また、中点連結用壁部32cは、軸方向の他方側において鍔部41bから径方向内方に向かい延出する内周側板部47と、この内周側板部47の径方向先端部から軸方向の他方側に屈曲する内周側天板部48と、鍔部41bよりも内周側天板部48に近接した位置で内周側天板部48と略平行に設けられたブラケット49とを備えている。
そして、内周側板部47と内周側天板部48と鍔部41bとによって囲まれた空間は、中点連結部材14が収容される中点連結用空間50とされている。
なお、中点連結用空間50を形成する鍔部41bは、軸方向の他方側において径方向内方に向かい一段屈曲しており、この鍔部41bには、軸方向に延びる内周側切り欠き溝51が設けられ、ボビン部32aに巻回されたステータコイル34の他方の端部が挿着されるようになっている。
また、副ヨーク保持部32dは、鍔部41aの軸方向一端部から径方向外方に向かい延出する側板部52と、この側板部52の径方向先端部から分割鉄心31に接近する方向(つまり、軸方向の他方側)に屈曲する天板部53とを備えている。
そして、側板部52と天板部53と鍔部41aとによって囲まれた空間は、副ヨーク33が収容される副ヨーク収容空間54とされている。
そして、この副ヨーク収容空間54に副ヨーク33が収容された状態で絶縁ボビン32が分割鉄心31に装着されると、分割鉄心31のヨーク31bの軸方向一端面31Dに副ヨーク33の軸方向他端面33Aが面接触するようになっている。
なお、絶縁ボビン32が分割鉄心31に装着された状態では、例えば分割鉄心31のティース31aの表面は絶縁ボビン32のボビン部32aにより覆われ、ヨーク31bの径方向内方側の表面31Eは絶縁ボビン32の鍔部41aに当接し、ティースフランジ部31cの径方向外方側の表面31Fは絶縁ボビン32の鍔部41bに当接する。
また、副ヨーク33は、例えばヨーク31bの軸方向両端面と同等の形状を有する複数の珪素鋼板が積層されて構成されている。
集配電部材13は、例えば図7〜図10に示すように、複数相(例えば、U相、V相、W相の3相)の各相毎に複数のステータコイル34,…,34を接続する環状のバスリング61U,61V,61Wを備え、複数相の各相毎のバスリング61U,61V,61Wは、互いに略同等形状を有し、環状のリードフレーム62と、このリードフレーム62に設けられた給電端子63と、複数のステータコイル34,…,34とリードフレーム62とを接続する複数の接続端子64,…,64と、リードフレーム62と複数の接続端子64,…,64とを樹脂材により固定する複数の樹脂モールド部65,…,65とを備えて構成されている。
なお、各相毎のバスリング61U,61V,61Wに対して、各相同士のリードフレーム62および給電端子63は同等形状とされ、各相同士の接続端子64および樹脂モールド部65は略同等形状とされている。
環状のリードフレーム62は、例えば図8に示すように、絶縁被覆(図示略)を有する導線が円環状に成形された状態で導線の一端部および他端部が給電端子63に接続されて構成され、複数の接続端子64,…,64毎に対応して、周方向に所定間隔を置いた位置で一段拡径(例えば、リードフレーム62を構成する導線の直径分だけの僅かな拡径)する複数の拡径部62a,…,62aが設けられている。
そして、拡径部62aの周方向幅Caと、周方向で隣り合う拡径部62a,62a間の周方向間隔Cbとは、モータ1の相数N(例えば、N=3)に応じた所定の関係を有し、Ca:Cb=1:(N−1)とされている。
これにより、例えば図8に示すように、各相毎のバスリング61U,61V,61Wに対応する各リードフレーム62(61U),62(61V),62(61W)を互いの拡径部62a(61U),62a(61V),62a(61W)の周方向位置がずれた状態で軸方向に同軸に積層すると、軸方向から見た際に、周方向において何れかの相の拡径部62aのみが、順次、露出するようになっている。
そして、拡径部62aには絶縁被覆(図示略)が剥がされて導線(図示略)が露出した部位が設けられ、この部位に接続端子64が接続されている。
接続端子64は、例えばヒュージング(熱かしめ)等により拡径部62aに固定される固定部64aと、拡径部62aに固定された固定部64aから径方向内方に向かい延出する延出部64bと、延出部64bの径方向端部から軸方向の他方側に屈曲する屈曲部64cと、屈曲部64cの先端部において略U字状に湾曲するコイル接続部64dとを備えて構成され、コイル接続部64dに装着されたステータコイル34の一方の端部は、例えばヒュージング(熱かしめ)等によりコイル接続部64dに接続される。
各相毎のバスリング61U,61V,61Wに対して、各相の接続端子64(61U),64(61V),64(61W)の固定部64aおよびコイル接続部64dは同等形状とされ、各相の延出部64b(61U),64b(61V),64b(61W)および屈曲部64c(61U),64c(61V),64c(61W)は、各相毎のバスリング61U,61V,61Wが軸方向に同軸に積層された状態での軸方向位置の差異を補償するようにして、互いに異なる形状とされている。
例えば各相毎のバスリング61U,61V,61Wが軸方向の他方から一方に向かい、順次、同軸に積層された状態では、例えば図10(a)〜図10(c)に示すように、軸方向の他方側に配置されるU相のバスリング61Uに固定された接続端子64の延出部64b(61U)は、軸方向の一方(つまり、軸方向内方)に向かい屈曲しつつ径方向内方に延出し、コイル接続部64dの軸方向位置が所定位置(例えば、樹脂モールド部65の軸方向一端から所定軸方向高さhの位置)となるようにして、屈曲部64c(61U)の軸方向長さが設定されている。
また、軸方向の一方側に配置されるW相のバスリング61Wに固定された接続端子64の延出部64b(61W)は径方向内方に延出し、コイル接続部64dの軸方向位置が所定位置(例えば、樹脂モールド部65の軸方向一端から所定軸方向高さhの位置)となるようにして、屈曲部64c(61W)の軸方向長さが設定されている。
また、軸方向の両側からU相およびW相のバスリング61U,61Wにより挟み込まれるV相のバスリング61Vに固定された接続端子64の延出部64b(61V)は径方向内方に延出し、コイル接続部64dの軸方向位置が所定位置(例えば、樹脂モールド部65の軸方向一端から所定軸方向高さhの位置)となるようにして、屈曲部64c(61W)の軸方向長さが設定されている。
樹脂モールド部65は、何れかの相のリードフレーム62の拡径部62aに接続された接続端子64の固定部64aと延出部64bの一部と共に、軸方向に同軸に積層された総ての相(つまり、U相、V相、W相)のリードフレーム62,…,62を樹脂材により固定している。このため、樹脂モールド部65の周方向に対する断面形状において、接続端子64が接続されたリードフレーム62(つまり、リードフレーム62の拡径部62a)は、他のリードフレーム62,62よりも径方向外方に偏位している。
そして、樹脂モールド部65は、絶縁ボビン32の集配電用空間45内に収容可能な形状を有し、特に、絶縁ボビン32の係合凹部44に嵌合可能な周方向幅を有することで、樹脂モールド部65が係合凹部44に装着された状態で各バスリング61U,61V,61Wの周方向位置が所定位置に位置決め固定され、接続端子64のコイル接続部64dが絶縁ボビン32の外周側切り欠き溝46に径方向で対向するように設定されている。そして、接続端子64のコイル接続部64dには、外周側切り欠き溝46に挿通されて径方向外方に向かうステータコイル34の一方の端部が装着され、ヒュージング(熱かしめ)により接続される。
これにより、各相のバスリング61U,61V,61Wと対応する相のステータ片12aのステータコイル44が接続され、U相の各ステータ片12aのステータコイル34の一方の端部同士はバスリング61Uを介して接続され、V相の各ステータ片12aのステータコイル34の一方の端部同士はバスリング61Vを介して接続され、W相の各ステータ片12aのステータコイル34の一方の端部同士はバスリング61Wを介して接続される。
中点連結部材14は、例えば図4に示すように、環状部材71と、複数のステータコイル34,…,34と環状部材71とを接続する複数のコイル接続端子72,…,72とを備えて構成されている。
環状部材71は、各絶縁ボビン32の内周側天板部48およびブラケット49により径方向の両側から挟み込まれるようにして中点連結用空間50内に配置され、複数のステータコイル34,…,34毎に対応して、環状部材71の周方向に所定間隔を置いた位置には、径方向外方に突出するコイル接続端子72が接続されている。
コイル接続端子72の先端部は略U字状に湾曲し、この先端部が絶縁ボビン32の内周側切り欠き溝51に径方向で対向するように設定されている。そして、コイル接続端子72の先端部には、内周側切り欠き溝51に挿通されて径方向内方に向かうステータコイル34の他方の端部が装着され、ヒュージング(熱かしめ)により接続される。
これにより、総ての相のステータ片12aのステータコイル34の他方の端部同士は中点連結部材14を介して接続される。
この実施の形態によるステータ2は上記構成を備えており、次に、このステータ2を組み立てる工程について説明する。
先ず、2分割された絶縁ボビン32p,32nのうち、一方の絶縁ボビン32nの副ヨーク保持部32dに副ヨーク33を装着する。
そして、絶縁ボビン32p,32nによって分割鉄心31を軸方向の両側から挟み込み、分割鉄心31に装着された絶縁ボビン32を形成する。
そして、絶縁ボビン32のボビン部32aに集中的に巻回されたステータコイル34を設け、分割可能な絶縁ボビン32p,32nを固定し、ステータ片12aを形成する。
このとき、ステータコイル34の一方の端部は、集配電用空間45を形成する鍔部41aに設けられた外周側切り欠き溝46内を挿通して径方向外方に突出するように配置し、ステータコイル34の他方の端部は、中点連結用空間50を形成する鍔部41bに設けられた内周側切り欠き溝51内を挿通して径方向内方に突出するように配置する。
また、上述したステータ片12aを形成する工程とは独立して、集配電部材13および中点連結部材14を形成する。
例えば集配電部材13を形成する工程では、先ず、環状のリードフレーム62の両端部に給電端子63を接続すると共に、拡径部62aに接続端子64を接続する。
そして、各相に対応する各リードフレーム62(61U),62(61V),62(61W)を互いの拡径部62a(61U),62a(61V),62a(61W)の周方向位置がずれた状態で軸方向に同軸に積層し、各拡径部62a(61U),62a(61V),62a(61W)毎に対して、何れかの相のリードフレーム62の拡径部62aに接続された接続端子64の固定部64aおよび延出部64bの一部と共に、総ての相のリードフレーム62(61U),62(61V),62(61W)を樹脂材により固定して樹脂モールド部65を設ける。
また、例えば中点連結部材14を形成する工程では、環状部材71の周方向所定位置にコイル接続端子72を接続する。
そして、所定数のステータ片12a,…,12aを円環状に配列して環状ステータ群12を形成し、ステータホルダ11に取り付ける。
このとき、環状ステータ群12において絶縁ボビン32の集配電用壁部32bと中点連結用壁部32cを有しない側を先行するようにして、ステータホルダ11内に環状ステータ群12を挿入する。
次に、環状ステータ群12において絶縁ボビン32の集配電用壁部32bおよび中点連結用壁部32cを有する側(つまり、軸方向の他方側)から、集配電部材13を絶縁ボビン32の集配電用空間45内に収容すると共に、中点連結部材14を中点連結用空間50内に収容する。
このとき、各ステータ片12aにおいて径方向外方に突出するステータコイル34の一方の端部が、集配電部材13の各接続端子64のコイル接続部64dに装着されるように配置されると共に、各ステータ片12aにおいて径方向内方に突出するステータコイル34の他方の端部が、中点連結部材14の各コイル接続端子72の先端部に装着されるように配置される。
そして、ヒュージング(熱かしめ)により、ステータコイル34の一方の端部と接続端子64のコイル接続部64dとを接続し、ステータコイル34の他方の端部とコイル接続端子72の先端部とを接続する。
上述したように、この実施の形態によるステータ2によれば、環状ステータ群12の各ティース31aに絶縁ボビン32を介してステータコイル34が巻回された際に生じる空間部、つまり分割鉄心31のヨーク31bの軸方向両端部とステータコイル34の径方向端部とに隣り合う空間部に対し、一方の空間部には軸方向でヨーク31bに隣接する副ヨーク33を設けることで、ステータ2を大型化すること無しに磁束通過領域を増大させることができ、例えば分割鉄心31のヨーク31bの径方向寸法を低減する場合であっても、磁束飽和の発生を抑制し、所望のモータ出力を確保することができる。
また、他方の空間部には、集配電部材13を配置することにより、例えば、集配電部材13を、軸方向でステータコイル34に隣り合う位置や径方向で分割鉄心31のヨーク31bに隣り合う位置等に配置する場合に比べて、モータ1の軸方向寸法および径方向寸法が増大してしまうことを防止することができ、車両等に対するモータ1の搭載性を向上させることができる。
しかも、分割鉄心31のティース31aにステータコイル34を装着する際に必要となる絶縁部材としての絶縁ボビン32に副ヨーク保持部32dを設けることにより、副ヨーク33を容易に保持することができ、例えばインシュレータに線材を巻きつけることにより保持する手法や、分割鉄心31のヨーク31bに対して副ヨーク33を接着等により接続したり、例えば分割鉄心31のヨーク31bと副ヨーク33とを一体に焼結により成型する等の煩雑な手間を要することを防止することができる。
また、絶縁ボビン32によって集配電用空間45および中点連結用空間50を形成することにより、例えば集配電部材13および中点連結部材14を保持するために新たに専用の部材を設ける必要無しに、所望の絶縁性を確保した状態で集配電部材13および中点連結部材14を容易に位置決め固定することができる。
なお、上述した実施の形態において、副ヨーク33は複数の珪素鋼板が積層されて構成されているとしたが、これに限定されず、例えば有機樹脂または無機のバインダーにより磁性粉末が所定形状に成型されて成る圧粉鉄心や、例えば磁性粉末の焼結により形成された焼結金属等により構成されてもよい。
なお、上述した実施の形態において、環状のリードフレーム62は、一段拡径する拡径部62aを備えるとしたが、これに限定されず、例えば拡径部62aに代わりに、一段縮径する縮径部を備えてもよい。
本発明の実施の形態に係るモータの平面図である。 本発明の実施の形態に係るステータの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るステータの要部断面図である。 本発明の実施の形態に係るステータの要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係るステータ片の分割鉄心および絶縁ボビンの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るステータ片の分割鉄心および絶縁ボビンの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る集配電部材の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るリードフレームおよび給電端子の平面図である。 本発明の実施の形態に係るリードフレームおよび給電端子の平面図である。 本発明の実施の形態に係る樹脂モールド部の周方向断面図である。 本発明の実施の形態に係るリードフレームおよび接続端子の要部斜視図である。
符号の説明
1 モータ
2 ステータ
13 集配電部材
31a ティース
31b ヨーク(ヨーク部)
32 絶縁ボビン(絶縁部材)
32a ボビン部(ティース装着部)
32b 集配電用壁部(集配電収容部)
32d 副ヨーク保持部(副ヨーク部保持部)
33 副ヨーク(副ヨーク部)
34 ステータコイル
41a 鍔部(集配電収容部)

Claims (3)

  1. 周方向の所定間隔毎の位置で径方向に延びる複数のティースと、
    複数の前記ティース毎に絶縁部材を介して集中的に巻回されたステータコイルと、
    前記ティースの基端に一体に設けられたヨーク部と、
    前記ティースに巻回された前記ステータコイルに対して径方向で隣り合うと共に、前記ヨーク部に対して軸方向の一方側で隣り合う副ヨーク部と、
    前記ティースに巻回された前記ステータコイルに対して径方向で隣り合うと共に、前記ヨーク部に対して軸方向の他方側で隣り合い、複数の前記ステータコイルに接続された集配電部とを備えることを特徴とするステータ。
  2. 前記絶縁部材は、前記ティースに装着されるティース装着部と、前記副ヨーク部を保持する副ヨーク部保持部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記絶縁部材は、前記集配電部を位置決め固定する集配電収容部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステータ。
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