JP2004155572A - エレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、乗場ドアの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁の昇降路側の面との間に、火または煙の流通を防ぐ手段を配置することにした。例えば、スクリーンを、乗場ドア開放時に該ドアを収納する戸袋スペースと昇降路仕切建屋壁との間に収納することにより、火または煙を防ぐ手段を設けるための建屋内のスペースを新たに確保する必要がなくなる。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災時等に、昇降路と乗場とを連通する出入口を塞ぐ機能を備えたエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、火災時等に出入口を塞ぐ防火扉や防火シャッターを設けたエレベーター装置が提案されている。例えば、特許文献1には、隔壁の乗場側に防火扉を設けたものが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−226163号公報(第5図,第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1のエレベーターでは、防火扉を収納するためのスペースを乗場側に確保する必要があるので、乗場側の設計を自由に行うことが困難になってしまう。このことは、炎の流通だけでなく煙の流通をも防ぐ防煙扉を設ける場合であっても同様である。
【0005】
したがって、本発明の目的は、火または煙を防ぐ手段を設けても、乗場側を自由に設計できるエレベーター装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、乗場ドアの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁の昇降路側の面との間に、火または煙の流通を防ぐ手段を配置する構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
【0008】
図1は本発明の第1の実施例を示すエレベーター装置の出入口を昇降路側から見たときの正面図、図2は図1のAから見たときの断面図、図3は図1のBから見たときの断面図、図4は図1のCから見たときの断面図、図5は図1のDから見たときの断面図、図6は図1のEから見たときの断面図である。
【0009】
図1に示す通り、本実施例のエレベーター装置は、昇降路と乗場とを連通する出入口を開閉する乗場ドア1a及び1bと、出入口の一部の三方を区画する三方枠のうち左右の縦枠2a及び2bと、上方の上枠3とを有し、乗場ドア1a及び1bの上部にはそれぞれドアハンガ5a及び5bが設けられている。このドアハンガ5a及び5bを介して、ポケット6に取り付けたドアレール7に、乗場ドア1a及び1bが懸架されている。更に、乗場ドア1a及び1bは、ロープ(図示せず)によって連結されており、乗場ドアのドアロック装置9が施錠されると、開くことができなくなる。一方、乗場ドア1a及び1bの下部にはドアシュー8a〜8dが設けられており、図2に示す通り、シル4に設けたドア溝12の中に、ドアシュー8a〜8dを間口方向へ摺動可能にはめ込むことで、乗場ドア1a及び1bを開閉できるような構成となっている。
【0010】
また、本実施例のエレベーター装置では、防火防煙手段あるいは遮炎遮煙手段として、スクリーンを用いる。
【0011】
図7は、通常時すなわちスクリーン11が出入口を完全に開放しているときに、出入口の上方から見た場合の上面図である。尚、点線は、乗場ドア1aの開放時における乗場ドア1aの位置を示している。乗場ドアの開放時に乗場ドアを収納する戸袋スペースと昇降路仕切建屋壁との間に、スクリーン11が張った状態で収納されており、途中、折り返しガイド17により折り返し、縦枠2aに設けられた固定板53に固定されている。ここで、本実施例における戸袋スペースとは、乗場ドアの開放時位置を含み間口方向全体に広がる空間全体をいう。したがって、例えば図8のように、乗場ドア開放時位置を超えてスクリーン11が間口方向に張り出している構成であっても良い。
【0012】
まず、スクリーン11を牽引する先頭ガイド13について説明する。この先頭ガイド13は、縦枠2aと乗場ドア1aとの間に設けられ、図3に示す通り、先頭ガイド13の上部は、上枠3に設けられた上側スクリーンレール14により、間口方向に摺動可能となっており、スクリーン11を開閉できるような構成となっている。同様に、図2及び図7に示す通り、先頭ガイド13の下部は、シル4に設けられたスクリーン溝16及び下側スクリーンレール15により、間口方向に摺動可能となっており、スクリーン11を開閉できるような構成となっている。また、先頭ガイド13及び、スクリーン11の上下部は、スクリーンレール14,15をそれぞれ覆う構成となっているので、遮煙性が高まる。
【0013】
次に、折り返しガイド17について説明する。この折り返しガイド17は、縦枠2aと乗場ドア1aとの間に設けられ、図5に示す通り、折り返しガイド17の上部は、ポケット6の下端に固定された上側折り返しガイドレール18により、間口方向に摺動可能となっている。また、折り返しガイドの下部は、図6に示す通り、シル4の上端に固定された下側折り返しガイドレール19によって、間口方向に摺動可能となっている。
【0014】
また、図9,図10に示す通り、スクリーン11は、先頭ガイド13と挟み板54との間に挟みこむように固定され、上部では先頭ガイド13の曲げの内側に固定されている。挟み板54に示す丸部はスポット溶接またはネジ等により先頭ガイドと固定する箇所を示しており、この部分をスクリーン11は抜いた構成となっている。
【0015】
更に、図11に示す通り、折り返しガイド17には、スクリーン11を中継して折り返す抜き穴55が設けられ、その先端には、ロープ20を折り返す抜き穴部56が設けられている。このように、穴56でロープ20を保持することにより、スクリーン端部を保持することができ、開閉動作中もスクリーン11がよれることを防ぐことができる。尚、図9,図10及び図11は、上端側を示しているが、下端側についても同様である。
【0016】
ここで、本実施例のエレベーター装置において、スクリーン11を開閉駆動させるのに用いられるロープ20,21,31及び38の構成について説明する。
【0017】
図1に示す通り、ロープ20,21はスクリーン11の上下をそれぞれ支持するものであり、これらのロープ20,21は、途中、先頭ガイド13の上下端部において固定され、一端は固定板53に固定されている。
【0018】
一方、ロープ20の他端側は、上枠3に設けた上側スクリーンレール14と上枠仕切り板22との間を通って(図3参照)、図12に示すように、まず上枠3の水平部に対し上側に設けたプーリ26を介してシーブ24に巻き付けられる。尚、このシーブ24は、上枠3と縦枠2bを連結するように固定したモーター30の軸に設けられている。更にロープ20の他端側は、プーリ25を介して下方向へ案内され、図1に示すプーリ28に掛けられ、最終的に縦枠2bに設けたロープ固定板29に固定されている。また本実施例では、ウェイト27が取り付けられたプーリ28を介して、ロープ20が固定板29に設置する構成であるが、ロープ20を直接ウェイト27に取り付けても良い。
【0019】
次に、ロープ21の他端側は、まずシル4の下側に設けたプーリ32を介して上方向へ案内され、図12に示す通り、上枠3の水平部に対し上側に設けたプーリ34を介してシーブ23に巻き付けられる。尚、このシーブ23は、シーブ24と同様にモーター30の軸に設けられている。更にロープ21の他端側は、プーリ35を介して下方向へ案内され、ロープ20と連結金具37によって連結されている。このように連結された後は、ロープ20のみがプーリ28へ掛けられる構成としている。
【0020】
また、スクリーン溝16を覆っているロープ31は、一端が先頭ガイド13に固定され、他端側は図1に示す通り、シル4に設けたプーリ33により上方向に案内されているが、途中で連結金具36によりロープ21と連結されている。このように連結された後は、ロープ21のみが上方へと案内されるような構成としている。
【0021】
ロープ21と31、及び20と21の伸びに大きな差があるときは連結金具36,37を用いずにそれぞれのロープに対してモーター30の軸にシーブを設け、ロープ伸びに合わせてシーブ径を変えることもできる。また、溝をカバーしているロープ31だけでスクリーンの下側を駆動することも可能であるが、ロープ31は乗場から切断することが可能な構成となっているため、乗場から見えない位置に配置したロープ21を併設することが望ましい。先頭ガイド13の上側を駆動するロープ20についても同様の理由から乗場から見えない位置に配置することが望ましい。尚、ロープ31により、溝にゴミやほこりなどが堆積することを防ぎ、先頭ガイド13、及びスクリーン11をスムーズに開閉することができることは明らかである。
【0022】
また図1に示すように、ロープ38の一端は、折り返しガイド17の中間高さ付近に取り付けられており、他端側は、戸袋柱52に設けられたプーリ39により、折り返される。更にこのロープ38の他端側は、縦枠2aに固定したモーター40の軸に設けたシーブ41に巻きつけられた後、プーリ70を介してウェイト71に取り付けられる構成としている。
【0023】
以上のように、本実施例におけるスクリーン11,先頭ガイド13,折り返しガイド17及び固定板53は、図2,図4に示す通り、全て、乗場ドア1aの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁42の昇降路側の面との間のスペースWに収納されており、新たにスクリーン11を収納するスペースを建屋内に確保する必要がない。また、モーター30,40及びウェイト27,71等のスクリーン駆動手段が三方枠の縦枠と仕切建屋壁との間に設けられているので、同様に建屋内に新たなスペースを確保する必要がない。
【0024】
以下、スクリーン11が開閉する動作について、説明する。まず、火災時等に、スクリーン11が閉鎖する動作について詳述する。図1において、スクリーン11の閉じ信号が発生するとモーター30に取り付けられたシーブ23,24がロープ20,21を引っ張る様に回転し、先頭ガイド13に閉じ力を与えて先頭ガイド13を開端で保持している板バネ43,44の反力に打ち勝って先頭ガイド13を閉じ方向に駆動する。また、ウェイト27はウェイト71よりも重い設定となっており、板バネ43,44を超えた後はウェイト27の作用により、先頭ガイド13にスクリーン11を閉じるために必要な力が作用する。このため、先頭ガイド13が板バネ43,44を乗り超えた後は、モーター30に通電されていなくても先頭ガイド13は閉力を付加されており、スクリーン11は自動的に閉まり、エレベーター乗場の出入口を覆う。
【0025】
一方、スクリーン11が閉じ方向に駆動されると、折り曲げガイド17は先頭ガイド13の半分の速度で閉じ方向に移動する。先頭ガイド13が閉端に達するとウェイト27の作用により、先頭ガイド13は縦枠2bに押し付けられ(図13参照)、防煙性能を高めるとともに、電源の供給がなくなった場合でも先頭ガイド13を縦枠2bに押し付け、防煙性能を維持することができる。このとき、図13に示す折り返しガイド17は出入口高さ全域に渡って設けてある防煙部45により、スクリーン11を縦枠2aに押し付ける構成となっており、これにより防煙性能を向上することができる。尚、ウェイト27を細長い形状とすることで、ウェイト27は縦枠に収まりやすくなっている。また、板バネ43,44はソレノイドロックなどでも代用ができる。
【0026】
次に、スクリーン11の開放動作について詳述する。図1において、スクリーンの開き指令が発生するとモーター40が折り返しガイド17を開き方向に駆動するようにシーブ41を回転し、ウェイト71は下方向に下がっていく。このとき先頭ガイド13は開き方向に移動する。先頭ガイド13が開き端付近に設けた板バネ43,44を乗り超えると上下のストッパー47,49に設けたセンサー46,48がスクリーンの開完了を検出し、モーター40の回転を停止する。このセンサー46,48はエレベーターが通常運転中に、乗場ドアが開く際に先頭ガイド13とドア1aの間で指などを引き込まれたとき、先頭ガイド13が開き方向に動くのでセンサー46,48は信号を発信し、乗場ドア1a,1bを速やかに停止するシステム構成となっている。なお、板バネ43,44はモーター30が通電されていない状態でもウェイト27の閉じ力に打ち勝って先頭ガイド13を開き端で保持する力を先頭ガイド13に与えている。板バネ43,44を付ける代わりに、モーター30、またはモーター40をブレーキ付きモーターとしてもよい。
【0027】
また、本実施例におけるエレベーター装置は、乗場ドア1aに設けたドアロック9の施錠及び解錠を検出するドアロックスイッチ10を備えている。例えば、ドアロック9が解錠されたことをドアロックスイッチ10が検出すると、スクリーン11が閉じた状態、あるいは閉じ動作中の状態において、閉じ動作を停止し、モーター40によってスクリーン11を開き、開き端で一定時間保持したあと、再び閉じ動作を開始するように構成されている。これにより、エレベーター装置の乗りかご内に閉じ込められた人等が、閉じたスクリーン11を開けて乗りかごから出入することも可能となる。尚、電気が供給されなくなったときのために、開き方向に引っ張ることができる取手紐50をスクリーン11に設けるとともに、スクリーンの開き方を示す案内を明記しておくことが望ましい。この取手紐50を開き方向に引っ張ると、ロープ38はウェイト71の作用により、張られた状態で折り返しガイド17を戸袋方向に牽引することができる。
【0028】
モーター30,40は、その軸に取り付けてあるシーブ23,24及び41の径を最小に抑え、更にモーター本体を軸方向に長い構成とすることで、縦枠2a,2b及び上枠3の中に収納することができる。更にモーター30の軸に取り付けているシーブ23,24は、それぞれのロープの伸びに合せて径を微小に変えており、これにより、先頭ガイド13の上下の速度を同じ速度にすることができ、スクリーンを閉じる際にスムーズな動作が実現できる。尚、ロープ伸びがスクリーンの動作に影響しない場合は、シーブ23,24の径を同じとしても問題ない。
【0029】
更に、本実施例におけるエレベーター装置では、火災等が検出された場合とは関係なく防火防煙スクリーンを開閉することの可能なスイッチ51が設けられている。例えば、火災管制運転システムと無関係に防火防煙スクリーン単独の保守点検システムを確認する場合や、火災発生時に火災管制運転が機能しない場合に有効な手段となる。スイッチ51は基準階に一箇所だけ設けて全階の防火防煙スクリーンを運転できるシステムとしたり、各階ごとに設けて各階ごとの防火防煙スクリーンを運転できるシステムとしたりすることができる。防火防煙スクリーンを運転するスイッチ51は、例えばポケット6の内部などエレベーターの乗場から見えない位置に配置し、いたずら防止を図っても良い。
【0030】
以下、本発明の第2の実施例について説明する。図14は、本発明の第2の実施例を示すエレベーター装置におけるスクリーン駆動部の拡大正面図である。まず、スクリーンの閉じ指令が発生すると、ソレノイドロック57が通電してピン58を押出し、軸60を中心に回転するようにフック59を駆動する。このとき、フック59はロープ20,21を連結する金具37に設けた鍵61を解錠し、ウェイトがフリーとなってスクリーン11が閉じる構成となっている。スクリーンが開いた状態ではフック59の作用によりスクリーン11を開いた状態で保持しているので、板バネ43,44は必要ない。本実施例によれば、火災時に停電したときでもスクリーンが閉じる構成となっており、バックアップ用の電源などを必要としない。更に、図15に示すように、モーター30の代わりにソレノイド57を備えると共に、シーブ23,24と同軸で一体となって回転する歯付きプーリ72にピン58を嵌めることで、ウェイト27の落下をおさえるように構成しても良い。
【0031】
次に、本実施例の第3の実施例について、図16を用いて説明する。スクリーン11の代わりに防火防煙性能を有するドア62,63を、乗場ドア1aの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁42の昇降路側の面との間に収納し、乗場ドア1aの開閉方向と平行に移動できる構成としたものである。駆動装置の基本的な原理は第1の実施例と同じであるが、スクリーンのように折り返すことができないため、第1防火防煙ドア62が出入口間口の中心付近にくると、第2防火防煙ドア63と係合部64,65により係合して乗場ドアのようにエレベーター乗場出入口を覆う構成となっている。また、開くときは係合部65と69が係合してドア63を開き方向に駆動する。このときドア62,63のフレームのみを金属で構成し、パネル部分をスクリーンとすることでドアを軽量化することができ、モーター30,40を小型化することができる。
【0032】
次に、本発明の第4の実施例について、図17を用いて説明する。スクリーン11は先頭ガイド13に一端が固定されており、間口方向に移動可能な折り返しガイド66を介して折り返される点で第1の実施例と同様であるが、縦枠2aに設けた固定中継ローラー67によりさらに戸袋側へ折り返され、折り返しガイド66に設けたもう一方のスクリーン折り返し穴を介して再び縦枠2aの方へ折り返され、もう一方の端を縦枠2aに固定された固定板53に固定されている点が異なる。この構成によれば、第1の実施例の構成よりも更に狭い幅で広い間口をカバーするスクリーンを収納できる。片開き3枚戸などのドア形式に対して有効な手段である。
【0033】
次に、本発明の第5の実施例について、図18を用いて説明する。第1の実施例と異なり、折り返しガイド17がなく、代わりに開き端保持ガイド68a,68bがスクリーン11a,11bの端部を保持する機構としている。この構成は中央開きドアに有効な手法であり、第1の実施例の構成と比べると乗場ドアと建屋との隙間Wが狭くともスクリーンの折り返しがないために収納が可能となる。また、スクリーンを折り返す第1の実施例や第4の実施例の構成と本実施例とを組み合わせて狭い戸袋寸法で広い間口をカバーすることが可能である。
【0034】
以上の実施例は、防火防煙手段を間口方向へ移動させる構成であるが、図19,図20に示すように、乗場ドア1の乗場側の面と昇降路仕切建屋壁42の昇降路側の面との間を、防火防煙手段であるシャッター76を鉛直方向に移動させ、乗場出入口の上部に収納するように構成しても、乗場側の自由な設計を担保することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、火または煙の流通を防ぐ手段を設置しても、乗場側の設計を自由に行えるエレベーター装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置の全体正面図である。
【図2】図1のAから見たときの断面図である。
【図3】図1のBから見たときの断面図である。
【図4】図1のCから見たときの断面図である。
【図5】図1のDから見たときの断面図である。
【図6】図1のEから見たときの断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置のスクリーン開放時の出入口上面図である。
【図8】図7とは別のエレベーター装置のスクリーン開放時の出入口上面図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置のスクリーンの斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置のスクリーンの分解斜視図である。
【図11】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置の折り返しガイドを示す斜視図である。
【図12】図1のFから見たときの断面図である。
【図13】本発明の第1の実施例におけるエレベーター装置のスクリーン閉鎖時の出入口上面図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるエレベーター装置の駆動部拡大図である。
【図15】本発明の第2の実施例におけるエレベーター装置の一部を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施例におけるエレベーター装置のドア開放時の出入口上面図である。
【図17】本発明の第4の実施例におけるエレベーター装置のスクリーン開放時の出入口上面図である。
【図18】本発明の第5の実施例におけるエレベーター装置のスクリーン開放時の出入口上面図である。
【図19】シャッターを鉛直方向へ移動させるように構成したエレベーター装置の出入口断面図である。
【図20】シャッターを鉛直方向へ移動させるように構成したエレベーター装置の出入口上面図である。
【符号の説明】
1a,1b…乗場ドア、2a,2b…縦枠、3…上枠、4…シル、9…ドアロック、10…ドアロックスイッチ、11…スクリーン、13…先頭ガイド、14…上側スクリーンレール、15…下側スクリーンレール、16…スクリーン溝、17…スクリーン折り返しガイド、18…上側折り返しガイドレール、19…下側折り返しガイドレール、20…ロープ(上側)、21…ロープ(下側)、23,24,41…シーブ、25,26,28,32,33,34,35,39,70…プーリ、27,71…ウェイト、29…固定板、30,40…モーター、31,38…ロープ、36,37…連結金具、42…昇降路仕切建屋壁、43,44…板バネ、45…防煙部、46,48…センサー、47,49…ストッパー、50…取手紐、51…スイッチ、59…フック、62…第1防火防煙ドア、63…第2防火防煙ドア、73…乗場、74…乗かご、75…乗かごドア、76…シャッター。
Claims (7)
- 昇降路と乗場とを連通する出入口の一部を区画する三方枠と、前記出入口を開閉する乗場ドアを有するエレベーター装置において、前記乗場ドアの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁の昇降路側の面との間に、火または煙の流通を防ぐ手段を備えたことを特徴とするエレベーター装置。
- 昇降路と乗場とを連通する出入口の一部を区画する三方枠と、前記出入口を開閉する乗場ドアを有するエレベーター装置において、前記乗場ドアの開放時に該ドアを収納する戸袋スペースと昇降路仕切建屋壁との間に、火または煙の流通を防ぐ手段を収納したことを特徴とするエレベーター装置。
- 請求項1または2のいずれかにおいて、
前記火または煙の流通を防ぐ手段は、前記出入口を開閉するスクリーンであって、開状態のとき折り返しガイドによって1回以上折り返して収納されていることを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項3において、
前記スクリーンは、閉状態のとき前記折り返しガイドによって前記三方枠の縦枠に押し付けられることを特徴とするエレベーター装置。 - 昇降路と乗場とを連通する出入口の一部を区画する三方枠と、前記出入口を開閉する乗場ドアを有するエレベーター装置において、前記乗場ドアの乗場側の面と昇降路仕切建屋壁の昇降路側の面との間に、火または煙の流通を防ぐドアを設けると共に、該ドアが前記乗場ドアの開閉方向と平行に移動することを特徴とするエレベーター装置。
- 請求項3乃至5のいずれかにおいて、
前記スクリーンまたはドアの開閉駆動手段として、モーターまたはウェイトのうち少なくともいずれか一方を用いたことを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項3乃至6のいずれかにおいて、
前記スクリーンまたはドアの開閉駆動手段が、前記三方枠の縦枠と昇降路仕切建屋壁との間に設置されていることを特徴とするエレベーター装置。
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