JP2004151936A - 非接触式トークン投入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触式トークンのみを効率よく回収できるようにする。
【解決手段】非接触式トークンの投入されるトークン投入口に開閉するシャッタを有する非接触式トークン投入装置において、前記シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、前記トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしている非接触式トークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたその非接触式トークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記非接触式トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】非接触式トークンの投入されるトークン投入口に開閉するシャッタを有する非接触式トークン投入装置において、前記シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、前記トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしている非接触式トークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたその非接触式トークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記非接触式トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段とを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触式自動改札機や非接触式自動精算機に用いられる非接触式トークン投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、利用者(旅客)の利便性を高めるために、乗車券を自動改札機に投入することなく、非接触式に自動改札が行える非接触式自動改札機が提案されている(例えば、特開平1−246687号公報)。このような非接触式自動改札機で用いられる乗車券は、無線通信機能を備えたICカードから構成されていて、この非接触式乗車券と非接触式自動改札機との間で、非接触でデータの授受が行われて入出場(入場又は出場を意味している。)処理が行われるように構成されている。
【0003】
また、非接触式乗車券は、無線通信機能を備えたICカードからなるので、磁気券に比べて製造コストが高く、したがって、1回限りの普通券や一日乗車券、あるいは回数券等の比較的短期間の乗車券を非接触式乗車券とした場合は、運用コストがかさんで現実的でなくなるという問題点を含んでいるので、本出願人は、特願2001−2700号等において、短期使用券を非接触式トークン(以下、「トークン」という。)とし、そのトークンを回収して繰返し使用できる改札処理システムを提案している。
【0004】
上述のように、短期使用券をトークンとしたときは、磁気券を処理するための自動改札機を設置する必要がなく、設備コストを低減することができるという特長が得られるだけでなく、トークンを繰返し使用できるので省資源化を図ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように短期使用券をトークンとし、これを繰返し使用できるようにしたときは、出場側においてトークンを回収する必要があり、したがって、出場用の非接触式自動改札機でトークンを回収するために、その非接触式自動改札機の本体又は非接触式自動精算機の本体には、トークンを回収するためのトークン投入口が設けられる。このトークン投入口には、トークン以外の異物が投入されると機器類がダウンしてしまうのでシャッタが設けられるが、このシャッタの開閉をトークンが近づいたときだけ簡単に制御できるようにすることが望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、その目的は、トークンの回収機構を備えた非接触式トークン投入装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る非接触式トークン投入装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、トークンの投入されるトークン投入口に開閉するシャッタを有する非接触式トークン投入装置において、前記シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、前記トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしているトークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたそのトークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動改札機に設けられるものであることを特徴としている。
そして、本発明の請求項3に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動精算機に設けられるものであることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る非接触式トークン投入装置の本体を非接触式自動改札機の本体(以下、「本体」という。)Gに組込んだときのその斜視図であって、その本体Gの入口側の筐体Hの上面には、図示しない非接触式ICカードからなる非接触券及びトークンT(後述する図2のトークンTを参照)と交信するための内部にアンテナaを備えたカバーa′が設けられている。
【0009】
筐体Hの改札通路Pの入口側には、本体Gの使用状態、つまり改札通路Pを通過できるか否かを利用者に表示するための表示部1が設けられている。また、図中、S,S…は、改札通路Pへの利用者の進入又は改札通路Pからの退出、あるいは通過を検知するための光電式の人間検知器であって、筐体Hの側面に所定の間隔を保って設けられている。さらに、この人間検知器は、筐体Hの上面の改札通路Pと反対側でその改札通路Pの通過方向に沿って設けられたセンサ取付ボックス2内に設けられている反射型センサによっても構成されている。この反射型センサは、改札通路P内の大人の利用者を検知できるように構成されている。
【0010】
筐体Hの側面には、利用者に対して音声により所定の案内をアナウンスするためのスピーカ3が取付けられているとともに、その筐体Hの側面の改札通路Pの出口側及び進入側には、ドアD1 ,D2 がそれぞれ設けられている。また、筐体Hの上面のほぼ中央部には、利用者に対して文字により所定の案内を行うための表示画面4が取付けられている。
【0011】
図中、5は、トークンTを投入するためのトークン投入口であって、アンテナaと表示画面4aとのほぼ中間位置の筐体Hの上面に設けられている。また、Bは、回収したトークンTを収納する回収箱であって、筐体Hの改札通路P側に着脱自在に設けられている。さらに、6は、筐体Hの側面に設けられた返却口であって、トークン投入口5に投入されたトークンTを利用者へ返却するときに排出されるように構成されている。
【0012】
図中、7は、本体Gの動作を司どる制御器であり、マイクロコンピュータを中心に構成されている。そして、この制御器7には、非接触券及びトークンTとの間でデータの授受を行うためのアンテナaを接続したリーダライタR(後述の図3参照)が接続されている。
【0013】
図2(a)は、トークン投入口5の筐体Hの内側を示したもので、そのトークン投入口5の内側には、図示しないソレノイドで駆動されるシャッタ8が設けられていて、トークン投入口5を開閉できるように構成されている。そして、そのシャッタ8の下方には、トークン投入口5に投入されたコイン状を呈するトークンT(図2(a)に拡大して示されているトークンT参照)を回収箱(図示せず)に重力を利用して導入する通路9が設けられている。この通路9の下部には、図示しないソレノイドで駆動される振分板10が設けられていて、落下してくるトークンTを回収箱又は返却口6へ分別できるように構成されている。
【0014】
図2(a)中、aは、通路9の上部側に設けられたアンテナであって、図2(a)の矢印イ方向から見た図2(b)に示されるように、通路9の上部の壁面に平行にコイルCを巻回する形で、かつ、その巻回の平面方向がトークン投入口5に向くように少し傾斜した形で設けられている。このアンテナaからは、図2(a)に鎖線で円形で示される磁場が発生するが、説明の便宜上、トークン投入口5側の磁場を第1の磁場11a、通路9側の磁場を第2の磁場11bとして説明する。
【0015】
図3は、制御器7及びトークンTの電気的構成を示すブロック図であって、本体Gに設けられている制御器7側から説明すると、この制御器7のCPU20は、ROM21に記憶されているシステムプログラム及びRAM22に記憶されているワーキングデータを用いて演算処理を行って、本体Gを統括的に制御できるように構成されている。そして、このCPU20には、I/Oユニット23を介してドアD1 ,D2 を駆動制御するドア駆動ユニット24と、表示画面4の表示内容を駆動制御する表示画面駆動ユニット25と、シャッタ8のソレノイドを駆動制御するソレノイドドライバ26とが接続されている。なお、このCPU20には、人間検知器Sや図示しない反射型センサの検知信号を入力するためのセンサアンプ、さらに、音声ドライバ等が接続されているが、ここでは省略されている。
【0016】
リーダライタRには、図示しない非接触券及び入場時のトークンTと交信を行うためのアンテナa0 が接続されているとともに、出場時のトークンTと交信するためのトーク投入口5側に設けられている上記アンテナaが接続されている。これらアンテナa,a0 は、非接触券及びトークンTとデータ授受を行う機能と、非接触券及びトークンTに電力を供給する機能とが備えられている。
【0017】
トークンTは、無線通信機能を有するICカードと同様に構成されている。すなわち、このトークンTには、アンテナAと、本体G側と交信するための通信制御部30と、その通信制御部30とI/Oユニット31を介して接続されているCPU32と、システムプログラムや乗車券データ等のトークンデータの記録されているメモリ33と、本体Gからの電力波をアンテナAを介して受信し、トークンTの駆動電力を生成する電力生成回路34とを有している。なお、図3では、非接触券の電気的構成は示されていないが、非接触券もこのトークンTとほぼ同様に構成されている。
【0018】
以下、図4のフローチャートを用いてトークンTの回収制御動作について説明する。今、トークンTを所持している利用者が本体Gを介して出場しようとしているものとする。
【0019】
トークンTがトークン投入口5に投入されようとしてそのトークン投入口5に近付けられると、そのトークンTは、アンテナaの第1の磁場11aの範囲内に入り、このため、トークンTと本体Gとは第1の磁場11aを介して交信が行われる(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。CPU20は、この交信によりトークンTがトークン投入口5に投入されようとしているものと判定してソレノイドドライバ26を介してシャッタ8を開き、そのシャッタ開が図示しないセンサで検出される。したがって、トークンTは、トークン投入口5への投入が可能となる(S102)。トークン投入口5に投入されたトークンTは、通路9を落下する途中、シャッタ8の開条件の下、第2の磁場11bを介して交信が行われてトークンTと本体Gとの間でデータ授受が行われる(S104)。本体GのCPU20では、トークンTから得たトークンデータを基に出場を許可できるか否かの判定を行ない、出場を許可できると判定されたときは(S106肯定)、振分板10が図2(a)の鎖線位置となり、投入されたトークンTは回収箱へ回収され、また、ドアD1 が開となって(本体Gがノーマルオープン型のときはそのまま)利用者の改札通路Pの通過(出場)が許可される(S108)。回収箱Bに回収されたトークンTは、図示しないトークン発行機にセットされて再使用される。
【0020】
トークン投入口5に投入されたトークンTが料金不足等で出場を許可できないと判定されたときは(S106否定)、ドアD1 が閉じられてスピーカ3及び表示画面4を介して精算案内などの所定の案内が行なわれる。この場合、振分板10は、図2(a)の実線位置となり、投入されたトークンTは返却口6へ排出されて利用者へ返却される(S110)。なお、トークンTをトークン投入口5に投入することなく、改札通路Pを通過しようとしたときは、人間検知器によりその利用者が検知されてドアD1 が閉じられ出場が拒否される(フローチャートでは省略)。
【0021】
上述の例は、非接触式トークン投入装置を非接触式自動改札機に組込んだ例を示したが、非接触式自動精算機に組込むこともできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の非接触式トークン投入装置は、シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしているトークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたそのトークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段とを有するので、トークン投入口に異物が投入されるのを効果的に防止することができる。
本発明の請求項2に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体が非接触式自動改札機に設けられるので、非接触式自動改札機のトークン投入口への異物投入を効果的に防止することができる。
本発明の請求項3に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体が非接触式自動精算機に設けられるので、非接触式自動精算機のトークン投入口への異物投入を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る非接触式トークン投入装置を非接触式自動改札機に組込んだときのその斜視図である。
【図2】トークン投入口の内側の詳細図である。
【図3】制御器及びトークンの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
T 非接触式トークン(トークン)
G 非接触式自動改札機の本体(本体)
a,a0 アンテナ
a′ カバー
5 トークン投入口
6 返却口
7 制御器
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触式自動改札機や非接触式自動精算機に用いられる非接触式トークン投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、利用者(旅客)の利便性を高めるために、乗車券を自動改札機に投入することなく、非接触式に自動改札が行える非接触式自動改札機が提案されている(例えば、特開平1−246687号公報)。このような非接触式自動改札機で用いられる乗車券は、無線通信機能を備えたICカードから構成されていて、この非接触式乗車券と非接触式自動改札機との間で、非接触でデータの授受が行われて入出場(入場又は出場を意味している。)処理が行われるように構成されている。
【0003】
また、非接触式乗車券は、無線通信機能を備えたICカードからなるので、磁気券に比べて製造コストが高く、したがって、1回限りの普通券や一日乗車券、あるいは回数券等の比較的短期間の乗車券を非接触式乗車券とした場合は、運用コストがかさんで現実的でなくなるという問題点を含んでいるので、本出願人は、特願2001−2700号等において、短期使用券を非接触式トークン(以下、「トークン」という。)とし、そのトークンを回収して繰返し使用できる改札処理システムを提案している。
【0004】
上述のように、短期使用券をトークンとしたときは、磁気券を処理するための自動改札機を設置する必要がなく、設備コストを低減することができるという特長が得られるだけでなく、トークンを繰返し使用できるので省資源化を図ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように短期使用券をトークンとし、これを繰返し使用できるようにしたときは、出場側においてトークンを回収する必要があり、したがって、出場用の非接触式自動改札機でトークンを回収するために、その非接触式自動改札機の本体又は非接触式自動精算機の本体には、トークンを回収するためのトークン投入口が設けられる。このトークン投入口には、トークン以外の異物が投入されると機器類がダウンしてしまうのでシャッタが設けられるが、このシャッタの開閉をトークンが近づいたときだけ簡単に制御できるようにすることが望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記要望に応えるためになされたものであって、その目的は、トークンの回収機構を備えた非接触式トークン投入装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る非接触式トークン投入装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、トークンの投入されるトークン投入口に開閉するシャッタを有する非接触式トークン投入装置において、前記シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、前記トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしているトークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたそのトークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動改札機に設けられるものであることを特徴としている。
そして、本発明の請求項3に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動精算機に設けられるものであることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る非接触式トークン投入装置の本体を非接触式自動改札機の本体(以下、「本体」という。)Gに組込んだときのその斜視図であって、その本体Gの入口側の筐体Hの上面には、図示しない非接触式ICカードからなる非接触券及びトークンT(後述する図2のトークンTを参照)と交信するための内部にアンテナaを備えたカバーa′が設けられている。
【0009】
筐体Hの改札通路Pの入口側には、本体Gの使用状態、つまり改札通路Pを通過できるか否かを利用者に表示するための表示部1が設けられている。また、図中、S,S…は、改札通路Pへの利用者の進入又は改札通路Pからの退出、あるいは通過を検知するための光電式の人間検知器であって、筐体Hの側面に所定の間隔を保って設けられている。さらに、この人間検知器は、筐体Hの上面の改札通路Pと反対側でその改札通路Pの通過方向に沿って設けられたセンサ取付ボックス2内に設けられている反射型センサによっても構成されている。この反射型センサは、改札通路P内の大人の利用者を検知できるように構成されている。
【0010】
筐体Hの側面には、利用者に対して音声により所定の案内をアナウンスするためのスピーカ3が取付けられているとともに、その筐体Hの側面の改札通路Pの出口側及び進入側には、ドアD1 ,D2 がそれぞれ設けられている。また、筐体Hの上面のほぼ中央部には、利用者に対して文字により所定の案内を行うための表示画面4が取付けられている。
【0011】
図中、5は、トークンTを投入するためのトークン投入口であって、アンテナaと表示画面4aとのほぼ中間位置の筐体Hの上面に設けられている。また、Bは、回収したトークンTを収納する回収箱であって、筐体Hの改札通路P側に着脱自在に設けられている。さらに、6は、筐体Hの側面に設けられた返却口であって、トークン投入口5に投入されたトークンTを利用者へ返却するときに排出されるように構成されている。
【0012】
図中、7は、本体Gの動作を司どる制御器であり、マイクロコンピュータを中心に構成されている。そして、この制御器7には、非接触券及びトークンTとの間でデータの授受を行うためのアンテナaを接続したリーダライタR(後述の図3参照)が接続されている。
【0013】
図2(a)は、トークン投入口5の筐体Hの内側を示したもので、そのトークン投入口5の内側には、図示しないソレノイドで駆動されるシャッタ8が設けられていて、トークン投入口5を開閉できるように構成されている。そして、そのシャッタ8の下方には、トークン投入口5に投入されたコイン状を呈するトークンT(図2(a)に拡大して示されているトークンT参照)を回収箱(図示せず)に重力を利用して導入する通路9が設けられている。この通路9の下部には、図示しないソレノイドで駆動される振分板10が設けられていて、落下してくるトークンTを回収箱又は返却口6へ分別できるように構成されている。
【0014】
図2(a)中、aは、通路9の上部側に設けられたアンテナであって、図2(a)の矢印イ方向から見た図2(b)に示されるように、通路9の上部の壁面に平行にコイルCを巻回する形で、かつ、その巻回の平面方向がトークン投入口5に向くように少し傾斜した形で設けられている。このアンテナaからは、図2(a)に鎖線で円形で示される磁場が発生するが、説明の便宜上、トークン投入口5側の磁場を第1の磁場11a、通路9側の磁場を第2の磁場11bとして説明する。
【0015】
図3は、制御器7及びトークンTの電気的構成を示すブロック図であって、本体Gに設けられている制御器7側から説明すると、この制御器7のCPU20は、ROM21に記憶されているシステムプログラム及びRAM22に記憶されているワーキングデータを用いて演算処理を行って、本体Gを統括的に制御できるように構成されている。そして、このCPU20には、I/Oユニット23を介してドアD1 ,D2 を駆動制御するドア駆動ユニット24と、表示画面4の表示内容を駆動制御する表示画面駆動ユニット25と、シャッタ8のソレノイドを駆動制御するソレノイドドライバ26とが接続されている。なお、このCPU20には、人間検知器Sや図示しない反射型センサの検知信号を入力するためのセンサアンプ、さらに、音声ドライバ等が接続されているが、ここでは省略されている。
【0016】
リーダライタRには、図示しない非接触券及び入場時のトークンTと交信を行うためのアンテナa0 が接続されているとともに、出場時のトークンTと交信するためのトーク投入口5側に設けられている上記アンテナaが接続されている。これらアンテナa,a0 は、非接触券及びトークンTとデータ授受を行う機能と、非接触券及びトークンTに電力を供給する機能とが備えられている。
【0017】
トークンTは、無線通信機能を有するICカードと同様に構成されている。すなわち、このトークンTには、アンテナAと、本体G側と交信するための通信制御部30と、その通信制御部30とI/Oユニット31を介して接続されているCPU32と、システムプログラムや乗車券データ等のトークンデータの記録されているメモリ33と、本体Gからの電力波をアンテナAを介して受信し、トークンTの駆動電力を生成する電力生成回路34とを有している。なお、図3では、非接触券の電気的構成は示されていないが、非接触券もこのトークンTとほぼ同様に構成されている。
【0018】
以下、図4のフローチャートを用いてトークンTの回収制御動作について説明する。今、トークンTを所持している利用者が本体Gを介して出場しようとしているものとする。
【0019】
トークンTがトークン投入口5に投入されようとしてそのトークン投入口5に近付けられると、そのトークンTは、アンテナaの第1の磁場11aの範囲内に入り、このため、トークンTと本体Gとは第1の磁場11aを介して交信が行われる(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。CPU20は、この交信によりトークンTがトークン投入口5に投入されようとしているものと判定してソレノイドドライバ26を介してシャッタ8を開き、そのシャッタ開が図示しないセンサで検出される。したがって、トークンTは、トークン投入口5への投入が可能となる(S102)。トークン投入口5に投入されたトークンTは、通路9を落下する途中、シャッタ8の開条件の下、第2の磁場11bを介して交信が行われてトークンTと本体Gとの間でデータ授受が行われる(S104)。本体GのCPU20では、トークンTから得たトークンデータを基に出場を許可できるか否かの判定を行ない、出場を許可できると判定されたときは(S106肯定)、振分板10が図2(a)の鎖線位置となり、投入されたトークンTは回収箱へ回収され、また、ドアD1 が開となって(本体Gがノーマルオープン型のときはそのまま)利用者の改札通路Pの通過(出場)が許可される(S108)。回収箱Bに回収されたトークンTは、図示しないトークン発行機にセットされて再使用される。
【0020】
トークン投入口5に投入されたトークンTが料金不足等で出場を許可できないと判定されたときは(S106否定)、ドアD1 が閉じられてスピーカ3及び表示画面4を介して精算案内などの所定の案内が行なわれる。この場合、振分板10は、図2(a)の実線位置となり、投入されたトークンTは返却口6へ排出されて利用者へ返却される(S110)。なお、トークンTをトークン投入口5に投入することなく、改札通路Pを通過しようとしたときは、人間検知器によりその利用者が検知されてドアD1 が閉じられ出場が拒否される(フローチャートでは省略)。
【0021】
上述の例は、非接触式トークン投入装置を非接触式自動改札機に組込んだ例を示したが、非接触式自動精算機に組込むこともできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の非接触式トークン投入装置は、シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしているトークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたそのトークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、前記第1の磁場で前記トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段とを有するので、トークン投入口に異物が投入されるのを効果的に防止することができる。
本発明の請求項2に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体が非接触式自動改札機に設けられるので、非接触式自動改札機のトークン投入口への異物投入を効果的に防止することができる。
本発明の請求項3に記載の非接触式トークン投入装置は、非接触式トークン投入装置の本体が非接触式自動精算機に設けられるので、非接触式自動精算機のトークン投入口への異物投入を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る非接触式トークン投入装置を非接触式自動改札機に組込んだときのその斜視図である。
【図2】トークン投入口の内側の詳細図である。
【図3】制御器及びトークンの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
T 非接触式トークン(トークン)
G 非接触式自動改札機の本体(本体)
a,a0 アンテナ
a′ カバー
5 トークン投入口
6 返却口
7 制御器
Claims (3)
- 非接触式トークンの投入されるトークン投入口に開閉するシャッタを有する非接触式トークン投入装置において、
前記シャッタを開閉駆動するシャッタ駆動機構と、
前記トークン投入口の近くに、そのトークン投入口に投入されようとしている非接触式トークンの位置が第1の磁場となり、そのトークン投入口に投入されたその非接触式トークンの移動する位置が第2の磁場となるように配置されたアンテナと、
前記第1の磁場で前記非接触式トークンと交信したときに前記トークン投入口を開とするように前記シャッタ駆動機構を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする非接触式トークン投入装置。 - 請求項1に記載の非接触式トークン投入装置において、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動改札機に設けられるものであることを特徴とする非接触式トークン投入装置。
- 請求項1に記載の非接触式トークン投入装置において、非接触式トークン投入装置の本体は、非接触式自動精算機に設けられるものであることを特徴とする非接触式トークン投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315550A JP2004151936A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 非接触式トークン投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315550A JP2004151936A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 非接触式トークン投入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004151936A true JP2004151936A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32459513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002315550A Pending JP2004151936A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 非接触式トークン投入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004151936A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012198601A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Omron Corp | 非接触記憶媒体回収ユニット、および、ゲート装置 |
-
2002
- 2002-10-30 JP JP2002315550A patent/JP2004151936A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012198601A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Omron Corp | 非接触記憶媒体回収ユニット、および、ゲート装置 |
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