JP2004141293A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
鵜川 詔八
Naoto Oba
大場 直人
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Abstract

【目的】発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行可能な構成において、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる遊技機を提供する。
【構成】演出制御部は、入賞コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが、ノーマルリーチの変動態様で可変表示した後に発展待ち期間としての所定間隔を置いてスーパーリーチの変動態様に切り換えて可変表示を行う発展型リーチ(S34;YES)であるときに、発展待ち期間1〜3の中から選択(S37)した種類の発展待ち期間を所定間隔とした発展型リーチで図柄の可変表示を実行する(S40)。これにより、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる。また、発展を期待する遊技者の待ち時間を多様化でき、このような多様な可変表示によって遊技者の期待感を持続させることができる。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の識別情報を可変表示して該識別情報の表示結果を導出表示する可変表示装置を備え、識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能とする遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、可変表示装置を備えた遊技機の一例としての弾球遊技機は、可変表示装置における複数列(例えば、左・中・右の3列)の可変表示部で図柄(識別情報)を可変表示し、各可変表示部の停止図柄が同一図柄で揃った大当り図柄(特定表示態様)となったときに特定遊技状態を発生するようになっていた。また、このような可変表示装置には、リーチや再抽選時等の図柄の可変表示パターンとして、第1の可変表示態様から第2の可変表示態様に発展的に切り換える発展型可変表示パターンで図柄を可変表示するものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。この構成では、第1の可変表示態様から第2の可変表示態様に切り換えて停止するまでの間隔(発展期間)を複数種類の中から選択することで、発展型可変表示パターンを複数種類設定するようになっていた。
【0003】
【特許文献1】
特許3242088号公報(第7−16頁、図11)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1の構成では、発展型可変表示パターンにおいて、第1の可変表示態様と第2の可変表示態様の間の発展期間を単一の制御基板となるマイクロコンピュータ(遊技制御手段)によって決定し、該マイクロコンピュータは、さらに決定した発展期間の発展型可変表示パターンに基づいて図柄の可変表示を制御するようになっていたため、マイクロコンピュータの制御負担が増大してしまっていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行可能な構成において、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、複数種類の識別情報を可変表示して該識別情報の表示結果を導出表示する可変表示装置を備え、識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能とする遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段とは別に設けられて遊技制御手段からのコマンドに基づいて前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記識別情報の表示結果として前記特定表示態様を導出表示するか否かを判定する表示結果判定手段と、前記識別情報の可変表示が行われる前の段階で当該可変表示の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段と、該可変表示パターン決定手段により決定された可変表示パターンを特定可能な表示コマンドを前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段と、を含み、前記演出制御手段は、前記コマンド送信手段により送信された表示コマンドに基づいて識別情報の可変表示を実行する可変表示パターン実行手段と、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが、識別情報を第1の可変表示態様で可変表示した後に発展待ち期間としての所定間隔を置いて第2の可変表示態様に切り換えて可変表示を行う発展型可変表示パターンであるときに、前記発展待ち期間を複数種類の中から選択する発展待ち期間選択手段と、を含み、前記可変表示パターン実行手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間を前記所定間隔とした発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行することを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの発展待ち期間を複数種類設定することで、第1の可変表示態様から第2の可変表示態様に発展するまでの間隔、言い換えれば発展を期待する遊技者の待ち時間を多様化でき、このような多様な可変表示によって遊技者の期待感を持続させることができる。また、この構成によれば、演出制御手段側で発展型可変表示パターンの発展待ち期間を決定するので、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる。
【0006】
また、請求項2の発明においては、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様としての第1のリーチ変動態様と共に、前記第1の可変表示態様とは異なる第2の可変表示態様としての第2のリーチ変動態様としたリーチ変動パターンを含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを発展型のリーチ変動態様とすることで発展型のリーチ変動態様を多様化でき、ひいては発展型のリーチ変動態様に対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0007】
また、請求項3の発明においては、前記遊技制御手段は、前記表示結果判定手段により判定された表示結果を特定可能な判定結果コマンドを前記演出制御手段に送信する判定結果コマンド送信手段を含み、前記演出制御手段は、前記複数種類の発展待ち期間を記憶するデータ記憶手段を含み、前記発展待ち期間選択手段は、前記判定結果コマンドの表示結果に基づいて前記データ記憶手段より発展待ち期間を選択することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間の種類に応じて遊技者の期待感を異ならせることができ、ひいては遊技の興趣を向上することができる。
【0008】
また、請求項4の発明においては、前記特定表示態様は、当該特定表示態様の導出表示に伴って発生した特定遊技状態の終了後に再度特定表示態様が導出表示され易くなる特別表示態様と、該特別表示態様以外の特定表示態様である非特別表示態様と、から構成され、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様による可変表示の終了時に一旦前記非特別表示態様を導出表示した後、前記第2の可変表示態様による可変表示で導出される表示結果が前記特別表示態様となる再抽選可変表示パターンであることを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを識別情報の表示結果を再抽選するための再抽選可変表示パターンとすることで再抽選可変表示パターンを多様化でき、ひいては再抽選可変表示パターンに対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0009】
また、請求項5の発明においては、前記演出制御手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整する実行期間調整手段を含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの実行期間を一定にすることで、メインとなる遊技制御手段による識別情報の可変表示時間の管理制御について発展待ち期間全てを共通化でき、ひいては遊技制御手段の制御負担をより一層軽減することができる。
【0010】
また、請求項6の発明においては、前記発展型可変表示パターンは、前記第2の可変表示態様による可変表示を終了した後に識別情報の表示結果を未確定状態で表示し、前記実行期間調整手段は、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて前記未確定状態における表示結果の表示時間を調整して前記発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間を複数種類設定した上で、遊技制御手段による時間管理制御について発展待ち期間全てを共通にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態における遊技機としては、LCD等からなる画像表示装置(可変表示装置)により特図ゲームを行う遊技機であり、プリペイドカードによって球貸しを行うカードリーダ(CR:Card Reader)式の第1種パチンコ遊技機を例に採って説明する。しかし、適用対象となる遊技機としては、これに限るものではなく、例えば、LCDを搭載したスロットマシン等の遊技機にも適用可能である。
【0012】
また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であっても、例えば、第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペイドカード(将来的にはICコイン等も含む価値媒体)によって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機だけではなく、現金によって球貸しを行うパチンコ遊技機にも適用可能である。すなわち、LCD等からなる画像表示装置を有し、特図ゲームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であれば、どのような形態のものであっても構わない。
【0013】
図1は、本実施形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位置には、特別図柄表示装置(可変表示装置)4が設けられている。特別図柄表示装置4の上部には、普通図柄を表示するための普通図柄表示装置18(左右一対のLED)が設けられている。なお、特別図柄表示装置4は、表示領域50に設けられる複数の可変表示部50a〜50c(図9参照)で特別図柄(識別情報)を個々に可変表示し、複数の可変表示部50a〜50cに設定される有効ライン上に特別図柄が同一図柄で揃った場合を大当りとする。
【0014】
特別図柄表示装置4の下方位置には、電動チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当り発生(特定遊技状態の発生)時にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設されており、特別図柄始動口6の左の側方位置には、通過ゲート19が配設されている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞に基づいて特図ゲームが行われた結果、大当りとなった場合に前面に設けられた大入賞口扉7aの開放動作を行う。通過ゲート19は、打球の通過に伴って普通図柄表示装置18(普通図柄)の変動開始(普図ゲーム)を許可する。また、遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられている。さらには、遊技領域内及び遊技領域周辺部には、光装飾用のランプ・LED9が設けられている。
【0015】
図2は、本実施形態におけるパチンコ遊技機の背面図であり、主要基板の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機1は、詳細を後述するように、電源基板(電源部10)と、主基板(遊技制御部11)と、演出制御基板(演出制御部14)と、払出制御基板(払出制御部15)と、盤用外部端子基板16と、枠用外部端子板17とを備え、それぞれ適所に配設されている。
【0016】
図3は、遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。本実施形態におけるパチンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10と、遊技制御部(主基板)11と、入力部12と、出力部13と、演出制御部(演出制御基板)14と、払出制御部(払出制御基板)15と、盤用外部端子基板16と、枠用外部端子板17とを備えている。
【0017】
電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、入力部12を介して信号の入力を行う機能、出力部13を介して信号の出力を行う機能、演出制御部14及び払出制御部15に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報を出力する機能を備えている。
【0018】
入力部12は、始動口スイッチ12a、ゲートスイッチ12b、特定領域スイッチ12c、カウントスイッチ12d、入賞口スイッチ12e等から構成され、遊技球の検出を行うようになっている。出力部13は、普通電動役物ソレノイド13a、大入賞口内誘導板ソレノイド13b、大入賞口扉ソレノイド13c等から構成され、役物の開閉動作を行うようになっている。
【0019】
演出制御部14は、遊技制御部11から送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにおける特図表示制御、普図ゲームにおける普図表示制御、音声出力制御、ランプ表示制御を、それぞれ実行するものである。払出制御部15は、遊技球の貸出や賞球等の払出制御を行うものである。盤用外部端子基板16及び枠用外部端子板17は、各種遊技関連情報を外部に出力するためのものである。
【0020】
ここで、特別図柄表示装置4上に表示される特別図柄の仮停止タイミングや変動時間等は、後述する変動パターン指定コマンドに従って一意に定まっている。すなわち、演出制御部14、変動パターン指定コマンドを受け取ったタイミングから、特別図柄表示装置4上における特別図柄の変動、スピーカ8L、8Rからの音声出力及びランプ・LED9の明滅表示が連動して行われるように制御を行っている。
【0021】
図4は、演出制御部の詳細を示すブロック図である。演出制御部14は、特図及び普図の各ゲームにおける表示制御を行う表示制御部14a、スピーカ8L,8Rからの音の発生制御を行う音声制御部14b、ランプ・LED9の発光制御を行うランプ制御部14c、プログラムに従って各制御部14a〜14cの制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)14d、遊技制御部11からの信号に従って所定の構成部材を制御するプログラムや発光,発音のパターン、さらには後で詳述する各種発展待ち期間等を記憶するデータ記憶手段としてのROM(Read Only Memory)14e、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM(Random Access Memory)14fから構成されている。
【0022】
表示制御部14aは、遊技制御部11から出力される表示制御コマンドデータ(変動パターン指定コマンド)に基づいて特図ゲームに用いられる画像を特別図柄表示装置4上に表示する。このため、表示制御部14aは、画像処理プロセッサとしてのGCL(Graphics Controller LSI)20と、動画圧縮・伸張部21と、キャラクタのデータを格納するCGROM22と、フレームバッファ、キャラクタのソースデータ、パレットデータを格納するSDRAM(VRAM:Video  RAM)23と、特別図柄表示装置4に信号を出力するための表示制御部24及びDAC25と、普通図柄表示装置18に信号を出力するための普通図柄駆動回路26とを備えている。なお、GCL20は、描画順序や、色数、拡大縮小率、パレット番号、座標等を指定するためのパラメータとなるアトリビュートを解析するためのアトリビュート解析部20a、SDRAM23におけるアドレス情報を生成するためのVRAMアドレス生成部20b、クリッピング部20c、半透明輝度変調部20d、パレットバッファ20e、CGデータバッファ20fから構成されている。
【0023】
音声制御部14bは、遊技制御部11からの信号に従って音声や効果音を発生する音声IC30と、音声データ等を記憶する音声ROM31と、音声信号を増幅してスピーカ8L,8Rに出力するための低周波増幅回路32と、低周波増幅回路32から出力される音声信号の出力レベルを設定されている音量に応じたレベルにするデジタルボリューム33とを備えている。
【0024】
ランプ制御部14cは、ランプ・LED9を構成する遊技状態飾りランプ9aに信号を出力するためのランプ駆動回路40と、ランプ・LED9を構成する遊技状態飾りLED9bに信号を出力するためのLED駆動回路41とを備えている。
【0025】
図5は、遊技制御部11により実行される遊技制御メイン処理及び割込処理を示すフローチャートである。図5において、(A)は遊技制御メイン処理が示され、(B)に割込処理が示されている。この割込処理は、例えば2msec毎に1回実行される。
【0026】
遊技制御メイン処理においては、SA1により、スタックポインタの設定がなされる。これは、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックセット処理である。次にSA2により、初期化処理が行われる。初期化処理では、RAMにエラーが含まれているか判定され、エラーが含まれている場合には、RAMを初期化すること及び各種フラグの初期化設定などの処理が行われる。さらに、初期化処理では、後述する割込処理を実行するタイミングを規定するタイマ割込時間(例えば2msec)をCPUに設定する処理がなされる。これにより、電源投入等によるリセット後、初めての割込処理を行う際、実行タイミング規定のために計時が開始される。また、初期化処理においては、種々のタイマがセットされると共に、演出制御部14のサブ基板初期化コマンドを出力する処理が行われる。
【0027】
次に、特別図柄表示装置4の可変表示での特別図柄の表示結果(確定図柄)として停止する図柄を決定する等のためのランダム更新処理がSA3により行われる。このパチンコ遊技機1においては、特別図柄表示装置4の可変表示での特別図柄の確定図柄が乱数(ランダムカウンタのカウント値)に基づいて決定される(表示結果判定手段)。このSA3では、そのように停止図柄を決定するための表示用乱数が更新される。次にSA4により、タイマ割込ありか否かの判断がなされる。タイマ割込がない場合にはSA3へ戻り、SA3とSA4とによる無限ループにより表示図柄乱数の更新処理が繰返し実行される。
【0028】
一方、タイマ割込処理は、初期化処理で規定されたタイマ割込時間(例えば2msec)毎に実行され、SA17によりタイマ割込ありが設定され、SA18により割込許可処理がなされる。その結果、SA4によりYESの判断がなされ、SA5に進み、タイマ割込なしが設定され、SA6〜SA16の処理が実行されることとなる。このSA6〜SA16の処理が実行された後にはSA3へ制御が進み、SA5によるタイマ割込なしが設定されているために、SA3,SA4のステップを無限ループで繰返し実行することとなる。この状態で再度2msecの時間が経過すれば、タイマ割込処理によるタイマ割込ありの設定に従ってSA4によりYESの判断がなされて、SA5〜SA16の処理が実行されることとなる。
【0029】
SA6では、ゲートスイッチ12b、始動口スイッチ12a、特定領域スイッチ12C、カウントスイッチ12d等の状態を入力し、各入賞口や可変入賞球装置に対する入賞があったか否か等を判定するスイッチ処理がなされる。始動口スイッチ12aにより始動入賞が検出された場合には、このスイッチ処理において、始動記憶処理が実行される。
【0030】
次に、SA7によりエラー処理がなされる。このエラー処理は、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断を行い、その結果に応じて必要ならば警報を発生させる等の処理である。
【0031】
次にSA8へ進み、乱数更新処理がなされる。これは、遊技制御に用いられる各種の判定用乱数を示す各ランダムカウンタを更新する処理である。具体的には、大当り判定用のランダムカウンタの更新処理である。
【0032】
次にSA9へ進み、表示図柄乱数の更新処理が行われる。この処理は、SA3と同じ処理であり、具体的には、停止図柄決定用及び変動パターン(可変表示パターン)決定用の各ランダムカウンタを更新する処理である(可変表示パターン決定手段)。
【0033】
次にSA10へ進み、特別図柄プロセス処理がなされる。この特別図柄プロセス処理では、複数ある処理のうち1つが特別図柄プロセスフラグの値に従って選択されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中において更新される。次に、普通図柄プロセス処理がSA11により行われる。この普通図柄プロセス処理では、特別図柄表示装置4の表示画面に表示される普通図柄の可変表示を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0034】
次にSA12に進み、特別図柄コマンド処理が実行される。この特別図柄コマンド処理は、特別図柄プロセス処理において設定されたコマンドを遊技制御部11が演出制御部14へ伝送する処理である(コマンド送信手段、判定結果コマンド送信手段)。次にSA13へ進み、普通図柄コマンド処理が実行される。この普通図柄コマンド処理は、特別図柄表示装置4の表示画面に表示される普通図柄の可変表示を表示制御するためのコマンドデータを遊技制御部11が演出制御部14に伝送する処理である。
【0035】
次にSA14へ進み、情報出力処理がなされる。この情報出力処理は、枠用外部端子板17を介して前述した確変情報、大当り情報、始動情報を外部出力する処理である。次にSA15へ進み、ソレノイド出力処理がなされる。このソレノイド出力処理は、前述したソレノイド13a〜13cを励磁制御するための制御信号を出力部13へ出力するための処理である。次にSA16へ進み、賞球処理がなされる。この賞球処理は、遊技制御部11が払出制御部15に対し賞球個数信号と賞球可能信号とを送信して、賞品球の払出指令を行うための処理である。このSA16の後制御がSA3へ進む。
【0036】
図6は、SA10により示された特別図柄プロセス処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理は、特別図柄用プロセスフラグの値に応じて、10種類の処理(SB1〜SB10)のうち、いずれかが実行されるように制御される。SB1〜SB10において、以下のような処理が実行される。
【0037】
SB1において、特別図柄変動待ち処理が行われる。特別図柄始動口6に打玉が入賞して始動口スイッチ12aがオンするのを待つ。始動口スイッチ12aがオンすると、始動入賞記憶数が満タンでなければ、始動入賞記憶数を「1」加算更新すると共に大当り判定用乱数を抽出する。
【0038】
SB2において、特別図柄判定処理が行われる。特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、始動入賞記憶数を確認する。始動入賞記憶数が0でなければ、抽出されている大当り判定用乱数の値に応じて、大当りとするかはずれとするかを決定する。
【0039】
SB3において、停止図柄設定処理が行われる。左右中図柄の停止図柄を決定する。
【0040】
SB4において、変動パターン設定処理が行われる。大当りか否かの判定結果及びリーチ判定用乱数の値等に応じた変動パターンテーブルをルックアップし、変動パターン決定用乱数の値に応じて変動パターンを決定する。
【0041】
SB5において、全図柄変動開始処理が行われる。特別図柄表示装置4において全図柄が変動開始されるように制御する。このとき、演出制御部14に対し表示制御コマンドとして、変動パターンコマンドと、左右中予定停止図柄(最終停止図柄)をそれぞれ決定する。
【0042】
SB6において、全図柄停止待ち処理が行われる。所定時間が経過すると、特別図柄表示装置4において表示される全図柄が停止されるように図柄停止コマンドを設定する。また、全図柄停止のタイミングまで、所定のタイミングで左右図柄が停止されるように制御する。
【0043】
SB7において、大当り表示処理が行われる。大当り判定用の乱数に基づく抽出値が大当り状態を発生させる値であった場合には、大当り図柄決定用の乱数により抽出された値に対応した表示制御コマンドが演出制御部14に送信されるように制御すると共に内部状態(プロセスフラグ)をステップSB8に移行するように更新する。そうでない場合には、内部状態をステップSB10に移行するように更新する。また、演出制御部14の表示制御用マイクロコンピュータは表示制御コマンドのデータに従って、特別図柄表示装置4に大当り表示を行う。大当り表示は遊技者に大当りの発生を報知するためになされるものである。具体的には、大当りが確率変動状態(特別遊技状態)を付随する確変大当りであるか否かを判別し、確変大当りでなければ通常大当り(非確変大当り)であることを示す表示を行う一方、大当りが確変大当りであれば確変大当りであることを示す表示を行う。
【0044】
SB8において、大当り中ラウンド表示処理が行われる。特別図柄表示装置4に大当り中のラウンドを表示する制御を開始する。
【0045】
SB9において、大入賞口開放中V表示処理が行われる。大当り中ラウンド表示の表示制御コマンドデータを演出制御部14に送信する制御等を行う。大入賞口の閉成条件が成立したら、大当り遊技状態の継続条件が成立していれば内部状態をSB8に移行するように更新する。大当り遊技状態の終了条件が成立していれば、内部状態をSB10に移行するように更新する。
【0046】
SB10において、大当り終了表示処理が行われる。大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知するための表示を行う。この表示が終了したら、内部フラグ等を初期状態に戻し、内部状態をSB1に移行するように更新する。
【0047】
前述したように、特別図柄始動口6に打玉が入賞すると、遊技制御部11は、特別図柄プロセス処理において、大当りとするかはずれとするかの決定、停止図柄の決定、変動表示期間の決定等を行い、その決定に応じた表示制御コマンド及びINT信号を演出制御部14に向けて出力する。演出制御部14側の表示制御用マイクロコンピュータは、遊技制御部11からの表示制御コマンドに応じて特別図柄表示装置4の表示制御を行う(演出制御手段)。
【0048】
次に、本実施形態に係る発展型リーチ(スーパーリーチ)の変動制御について図7乃至図12を参照して説明する。先ず、図7のフローチャートに基づいてスーパーリーチの変動制御について説明する。なお、図7のフローチャートは、遊技制御部11から送信されるコマンド信号に基づいて演出制御部14が行う表示制御メイン処理の中の表示制御プロセス処理の一部であり、演出制御部14は、表示制御メイン処理の中で遊技制御部11から送信されるコマンド信号を解析するコマンド解析処理を行った後、そのコマンド解析に基づいて表示制御プロセス処理を行うようになっている。図7において、演出制御部14は、遊技制御部11から送信された変動パターンコマンドに基づいて、先ず、リーチか否かを判定する(S31)。リーチでないことが判別された場合(S31;NO)には、遊技制御部11から送信されたそれぞれのコマンドに応じて停止図柄をはずれ組合せに設定(S32)すると共に通常用(はずれ用)の変動パターンを設定(S33)して後述のS40に移行する。一方、リーチであることが判別された場合(S31;YES)には、次にリーチが発展型リーチ(スーパーリーチ)であるか否かを判定する(S34)。発展型リーチでないことが判別された場合(S34;NO)には、遊技制御部11から送信されたそれぞれのコマンドに応じて停止図柄をリーチ組合せに設定(S35)すると共に通常リーチ用の変動パターンを設定(S36)して後述のS40に移行する。また、発展型リーチであることが判別された場合(S34;YES)には、発展待ち期間の選択(S37;発展待ち期間選択手段)を行った後、遊技制御部11から送信されたそれぞれのコマンドに応じて停止図柄をリーチ組合せに設定(S38)すると共に前記S37で選択した発展待ち期間に基づいた発展型リーチ用の変動パターンを設定(S39)してS40に移行する。
【0049】
S40では、設定された変動パターンで図柄の可変表示を実行し(可変表示パターン実行手段)、次いで、遊技制御部11からの図柄停止コマンドを受信したか否かを判定する(S41)。図柄停止コマンドを受信していない場合(S41;NO)には、前記S40に戻る一方、図柄停止コマンドを受信した場合(S41;YES)には、設定された停止図柄を導出表示(S42)して、図7のフローチャートに示す処理を終了する。
【0050】
なお、上記したS37のステップでは、入賞コマンドの中に大当り指定がある場合(表示結果が大当りとなる場合)とない場合(表示結果がはずれとなる場合)とで、各種発展待ち期間の選択率が異なって設定されている。具体的な選択率については後で詳述する。
【0051】
上記したように本実施形態では、メインとなる遊技制御部11が図柄変動の時間管理を行っている(具体的には、時間管理を行うタイミングで図柄停止コマンドを演出制御部14に送信する)。これにより、サブとなる演出制御部14がいずれの種類の発展待ち期間を選択した場合においても、発展待ち期間の種類に応じてその前後の図柄変動の時間を調整しているので、発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することができる。
【0052】
次に、発展型リーチ変動の具体的な態様について図8のタイムチャートと図9及び図10の表示画像を示す説明図を参照して説明する。なお、本実施形態では、発展待ち期間を期間1〜3の3種類設定し、それぞれの期間1〜3と対応してスーパーリーチ1〜3を設定している。先ず、発展型リーチ以外となるノーマルリーチについて説明すると、図8に示すように、所定期間T1で通常変動を行う。このような通常変動は、図9(A)(B)に示すように、左右の図柄(左右の可変表示部50a,50c)が順次変動停止するまでの変動態様となる。そして、図9(B)に示すように、左右の図柄が同一図柄で揃ったリーチ表示態様になると(図9(B)中には、「3」の図柄が揃った場合を例示)、ノーマルリーチの変動態様で図柄を所定期間T2変動する。このようなノーマルリーチの変動態様は、図9(C)に示すように、最終停止図柄となる中図柄(中央の可変表示部50b)の変動を通常変動とは異なる態様で制御するものであり、図9(C)中には、ノーマルリーチの変動態様を破線矢印で示す。その後は、所定期間T3の間、発展待ちの表示態様を表示し(図9(D)に示すように、表示領域50の上側部分に「発展するかも!」の文字51を付加表示し)、図9(E)に示すように、中図柄の変動を停止した状態で(図9(E)中には、「4」の中図柄が停止した場合を例示)揺れ変動を所定期間T4行った後、図9(F)に示すように、揺れ変動を停止して表示結果を導出表示する(図9(F)中では、「3・4・3」のはずれ図柄が導出表示された場合を例示)。なお、図9(E)に示す揺れ変動を行う前段階で停止される図柄(図9(A)〜(D)に示す左右の図柄)は、仮停止状態であり、若干の揺れ変動を伴って表示される。
【0053】
一方、スーパーリーチ1では、ノーマルリーチと同様に、所定期間T1の通常変動、所定期間T2のノーマルリーチ、所定期間T3(期間1)の発展待ち表示、を順次行い(表示画像は、前記図9(A)〜(D)の表示画像と同様の画像となる)、次に、スーパーリーチの変動態様で図柄を所定期間T5変動する。このようなスーパーリーチの変動態様は、図10(A)に示すように、最終停止図柄となる中図柄(中央の可変表示部50b)の変動を通常変動及びノーマルリーチとは異なる態様で制御するものであり、図10(A)中には、スーパーリーチの変動態様を白抜き矢印で示す。そして、図10(B)に示すように、中図柄の変動を停止した状態で(図10(B)中には、「3」の中図柄が停止した場合を例示)揺れ変動を所定期間T6行った後、図10(C)に示すように、揺れ変動を停止して表示結果を導出表示する(図10(C)中では、「3・3・3」の大当り図柄が導出表示された場合を例示)。なお、図10(B)に示す揺れ変動を行う前段階で停止される図柄(図10(A)に示す左右の図柄)は、仮停止状態であり、若干の揺れ変動を伴って表示される。また、スーパーリーチ2では、ノーマルリーチの終了時点まではスーパーリーチ1と同様の変動を行い、次に所定期間T7(期間2>期間1(期間T3))の間、発展待ちの表示態様を表示し、スーパーリーチの変動態様で図柄を所定期間T8変動した後に、揺れ変動を所定期間T6行って表示結果を導出表示する。また、スーパーリーチ3では、ノーマルリーチの終了時点まではスーパーリーチ1,2と同様の変動を行い、次に所定期間T9(期間3>期間2(期間T7))の間、発展待ちの表示態様を表示し、スーパーリーチの変動態様で図柄を所定期間T10変動した後に、揺れ変動を所定期間T6行って表示結果を導出表示する。なお、スーパーリーチ2,3の表示画像は、画像の切り換えタイミングが異なるだけで画像内容は、スーパーリーチ1の表示画像と同一である。即ち、各スーパーリーチ1〜3の変動態様において、同一の画像を早送り再生又は遅く再生することで、変動期間を期間T5,T8,T10のいずれかに調節している。
【0054】
ところで、上記した各種スーパーリーチ1〜3の変動期間は、図8に示すように、期間S1として一定に設定されており、このうち各種スーパーリーチ1〜3毎で異なって設定された発展待ち表示態様の表示期間T3,T7,T9(期間1〜3)に対応させてスーパーリーチの変動期間T5,T8,T10を異ならせるようになっている。具体的には、各種スーパーリーチ1〜3における通常変動、ノーマルリーチ、及び揺れ変動は、それぞれ所定期間T1,T2,T6として変動期間が一定に設定されており、また、各種スーパーリーチ1〜3における発展待ち表示態様の表示期間とスーパーリーチの変動期間を加算した期間T3+T5,T7+T8,T9+T10は、それぞれ一定に設定されている。このように本実施形態では、発展型可変表示パターンとしてのスーパーリーチ1〜3の実行期間(変動期間)を期間S1で一定にすることで(実行期間調整手段)、メインとなる主基板(遊技制御部)11による特別図柄の可変表示時間の管理制御を共通化している。
【0055】
また、上記した各種スーパーリーチ1〜3、言い換えれば発展待ち期間1〜3は、図11(A)に示す期間選択テーブルに基づいて選択されるようになっている。期間選択テーブルは、図11(A)に示すように、表示結果の「はずれ」「大当り」毎で「期間1」「期間2」「期間3」に対して個々に期間選択用の乱数(「0〜9」の計10の乱数)を振り分けて設定している。具体的に、「はずれ」において、「期間1」には「0〜5」の6個の乱数、「期間2」には「6〜8」の3個の乱数、「期間3」には「9」の1個の乱数が振り分けられている。即ち、表示結果がはずれとなり、発展型リーチを行う場合では、発展待ち期間が最も短い期間1となるスーパーリーチ1が選択され易くなっている。一方、「大当り」において、「期間1」には「0」の1個の乱数、「期間2」には「1〜3」の3個の乱数、「期間3」には「4〜9」の6個の乱数が振り分けられている。即ち、表示結果が大当りとなり、発展型リーチを行う場合では、発展待ち期間が最も長い期間3となるスーパーリーチ3が選択され易くなっている。
【0056】
以上のように、本実施形態の構成によれば、複数種類の識別情報(特別図柄)を可変表示して該識別情報の表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば、特別図柄表示装置4)を備え、識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様(大当り図柄)となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能とする遊技機(例えば、パチンコ遊技機1)において、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部11)と、該遊技制御手段とは別に設けられて遊技制御手段からのコマンドに基づいて前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段(例えば、演出制御部14)と、を備え、前記遊技制御手段は、前記識別情報の表示結果として前記特定表示態様を導出表示するか否かを判定する表示結果判定手段(遊技制御部11により当り外れを判定する機能)と、前記識別情報の可変表示が行われる前の段階で当該可変表示の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段(遊技制御部11により図柄の可変表示パターンを決定する機能(図6に示すSB4))と、該可変表示パターン決定手段により決定された可変表示パターンを特定可能な表示コマンド(変動パターンコマンド)を前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段(遊技制御部11によりコマンドを演出制御部14に送信する機能(図5(A)に示すSA12))と、を含み、前記演出制御手段は、前記コマンド送信手段により送信された表示コマンドに基づいて識別情報の可変表示を実行する可変表示パターン実行手段(演出制御部14により図柄の可変表示を実行する機能(図7に示すS40))と、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが、識別情報を第1の可変表示態様(例えば、ノーマルリーチの変動態様(図8に示す期間T2の態様))で可変表示した後に発展待ち期間としての所定間隔(図8に示す期間T3)を置いて第2の可変表示態様(例えば、スーパーリーチの変動態様(図8に示す期間T5,T8,T10の態様))に切り換えて可変表示を行う発展型可変表示パターン(例えば、発展型リーチ(図8に示す期間S1の態様))であるときに、前記発展待ち期間を複数種類(図11に示す期間1〜3)の中から選択する発展待ち期間選択手段(演出制御部14により発展待ち期間1〜3のいずれかを選択する機能(図7に示すS37))と、を含み、前記可変表示パターン実行手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間を前記所定間隔とした発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行する(図7に示すS40)ことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの発展待ち期間を複数種類設定することで、第1の可変表示態様から第2の可変表示態様に発展するまでの間隔、言い換えれば発展を期待する遊技者の待ち時間を多様化でき、このような多様な可変表示によって遊技者の期待感を持続させることができる。また、この構成によれば、演出制御手段側で発展型可変表示パターンの発展待ち期間を決定するので、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる。
【0057】
また、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様としての第1のリーチ変動態様(ノーマルリーチの変動態様)と共に、前記第1の可変表示態様とは異なる第2の可変表示態様としての第2のリーチ変動態様(スーパーリーチの変動態様)としたリーチ変動パターン(発展型リーチ)を含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを発展型のリーチ変動態様とすることで発展型のリーチ変動態様を多様化でき、ひいては発展型のリーチ変動態様に対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0058】
また、前記遊技制御手段は、前記表示結果判定手段により判定された表示結果を特定可能な判定結果コマンド(入賞コマンド)を前記演出制御手段に送信する判定結果コマンド送信手段(遊技制御部11により判定結果コマンドを演出制御部14に送信する機能)を含み、前記演出制御手段は、前記複数種類の発展待ち期間を記憶するデータ記憶手段(例えば、演出制御部14のROM14e)を含み、前記発展待ち期間選択手段は、前記判定結果コマンドの表示結果に基づいて前記データ記憶手段より発展待ち期間を選択することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間の種類に応じて遊技者の期待感を異ならせることができ、ひいては遊技の興趣を向上することができる。
【0059】
また、前記演出制御手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整する実行期間調整手段(演出制御部14によりスーパーリーチ1〜3の実行期間S1を一定に調整する機能)を含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの実行期間を一定にすることで、メインとなる遊技制御手段による識別情報の可変表示時間の管理制御について発展待ち期間全てを共通化でき、ひいては遊技制御手段の制御負担をより一層軽減することができる。
【0060】
なお、上記した実施形態では、各種スーパーリーチ1〜3毎で異なって設定された発展待ち表示態様の表示期間T3,T7,T9(期間1〜3)に対応させてスーパーリーチの変動期間T5,T8,T10を異ならせることで、各種スーパーリーチ1〜3の変動期間を期間S1として一定に設定しているが、これに限定するものではない。例えば、図12の変形例に示すように、各種スーパーリーチ1〜3における通常変動、ノーマルリーチ、及びスーパーリーチの変動期間をそれぞれ所定期間T1,T2,T11として一定に設定すると共に、各種スーパーリーチ1〜3毎で異なって設定された発展待ち表示態様の表示期間T3,T7,T9(期間1〜3)に対応させて揺れ変動の変動期間T12,T13,T14を異ならせることで、各種スーパーリーチ1〜3の変動期間を期間S1として一定に設定してもよい。即ち、前記発展型可変表示パターンは、前記第2の可変表示態様による可変表示を終了した後に識別情報の表示結果を未確定状態(例えば、揺れ変動)で表示し、前記実行期間調整手段は、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて前記未確定状態における表示結果の表示時間を調整して前記発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間を複数種類設定した上で、遊技制御手段による時間管理制御について発展待ち期間全てを共通にすることができる。
【0061】
また、ここで示した図12の構成、及び前記図8の構成では、発展待ち表示態様の表示開始時点から表示結果の導出時点までの期間S2の中で各種スーパーリーチ1〜3の変動期間が一定となる時間調整を行っているが、これに限らず、各種スーパーリーチ1〜3の変動開始時点から表示結果の導出時点までの期間S1の中で時間調整するものであれば、いずれの構成であってもよい。
【0062】
また、上記した実施形態では、発展型可変表示パターンを発展型のリーチ変動パターンとしているが、これに限定するものではなく、発展型可変表示パターンを再抽選可変表示パターンとしてもよい。なお、再抽選とは、一旦、仮停止図柄として非確変大当り図柄(大当りが確率変動状態を付随しない大当り図柄)を導出表示し、その後、図柄を再変動させて確変大当り図柄(大当りが確率変動状態を付随する大当り図柄)又は非確変大当り図柄のいずれかを最終停止図柄として導出表示する制御のことであり、このような制御によって敗者復活的な興趣を遊技者に付与するようになっている。以下、この構成を変形例として図13乃至図15と図11(B)を参照して説明する。なお、以下の説明では、発展待ち期間を期間1〜3の3種類設定し、それぞれの期間1〜3と対応して再抽選1〜3を設定している。先ず、発展型以外となる再抽選なしの態様について説明すると、図13に示すように、所定期間T1で通常変動を行う。このような通常変動は、図14(A)(B)に示すように、左右の図柄(左右の可変表示部50a,50c)が順次変動停止するまでの変動態様となる。そして、図14(B)に示すように、左右の図柄が同一図柄で揃ったリーチ表示態様になると(図14(B)中には、「4」の図柄が揃った場合を例示)、リーチ変動態様で図柄を所定期間T2変動する。このようなリーチ変動態様は、図14(C)に示すように、最終停止図柄となる中図柄(中央の可変表示部50b)の変動を通常変動とは異なる態様で制御するものであり、図14(C)中には、リーチ変動態様を破線矢印で示す。その後は、図14(D)に示すように、リーチ変動の終了(中図柄の変動停止)に伴って仮の表示結果を導出表示した状態で所定期間T3の間、発展待ちの表示態様を表示する。図14(D)中には、「4・4・4」の非確変大当り図柄を揺れ変動を行う仮の表示結果として導出表示すると共に、表示領域50の上側部分に「発展するかも!」の文字51を付加表示した場合を例示。そして、図14(E)に示すように、「発展するかも!」の文字51を消した状態で仮の表示結果「4・4・4」に対して揺れ変動を所定期間T4行った後、図14(F)に示すように、揺れ変動を停止して最終的な表示結果を導出表示する(図14(F)中では、「4・4・4」の非確変大当り図柄が導出表示された場合を例示)。なお、図14(D)に示す揺れ変動を行う前段階で停止される図柄(図14(A)〜(C)に示す左右の図柄)は、仮停止状態であり、若干の揺れ変動を伴って表示される。
【0063】
一方、再抽選1では、再抽選なしと同様に、所定期間T1の通常変動、所定期間T2のリーチ変動、所定期間T3(期間1)の発展待ち表示、を順次行い(表示画像は、前記図14(A)〜(D)の表示画像と同様の画像となる)、次に、再抽選の変動態様で図柄を所定期間T5変動する。このような再抽選の変動態様は、図15(A)に示すように、図14(D)に示した発展待ちの表示態様から全図柄(全ての可変表示部50a〜50c)を一斉に再変動するものである。そして、図15(B)に示すように、全図柄の変動を一斉に停止した状態で(図15(B)中には、「7・7・7」の確変大当り図柄が停止した場合を例示)揺れ変動を所定期間T6行った後、図15(C)に示すように、揺れ変動を停止して最終的な表示結果を導出表示する(図15(C)中では、「7・7・7」の確変大当り図柄が導出表示された場合を例示)。また、再抽選2では、リーチ変動の終了時点(仮の表示結果の導出時点)までは再抽選1と同様の変動を行い、次に所定期間T7(期間2>期間1(期間T3))の間、発展待ちの表示態様を表示し、再抽選の変動態様で図柄を所定期間T8変動した後に、揺れ変動を所定期間T6行って最終的な表示結果を導出表示する。また、再抽選3では、リーチ変動の終了時点(仮の表示結果の導出時点)までは再抽選1,2と同様の変動を行い、次に所定期間T9(期間3>期間2(期間T7))の間、発展待ちの表示態様を表示し、再抽選の変動態様で図柄を所定期間T10変動した後に、揺れ変動を所定期間T6行って最終的な表示結果を導出表示する。なお、再抽選2,3の表示画像は、画像の切り換えタイミングが異なるだけで画像内容は、再抽選1の表示画像と同一である。
【0064】
また、上記した各種再抽選1〜3、言い換えれば発展待ち期間1〜3は、図11(B)に示す期間選択テーブルに基づいて選択されるようになっている。期間選択テーブルは、図11(B)に示すように、表示結果の「非確変当り」「確変当り」毎で「期間1」「期間2」「期間3」に対して個々に期間選択用の乱数(「0〜9」の計10の乱数)を振り分けて設定している。具体的に、「非確変当り」において、「期間1」には「0〜5」の6個の乱数、「期間2」には「6〜8」の3個の乱数、「期間3」には「9」の1個の乱数が振り分けられている。即ち、表示結果が非確変当りとなり、再抽選を行う場合では、発展待ち期間が最も短い期間1となる再抽選1が選択され易くなっている。一方、「確変当り」において、「期間1」には「0」の1個の乱数、「期間2」には「1〜3」の3個の乱数、「期間3」には「4〜9」の6個の乱数が振り分けられている。即ち、表示結果が確変当りとなり、再抽選を行う場合では、発展待ち期間が最も長い期間3となる再抽選3が選択され易くなっている。
【0065】
以上のように、発展型可変表示パターンを再抽選可変表示パターンとした変形例の構成によれば、前記特定表示態様は、当該特定表示態様の導出表示に伴って発生した特定遊技状態の終了後に再度特定表示態様が導出表示され易くなる特別表示態様(例えば、確変大当り図柄)と、該特別表示態様以外の特定表示態様である非特別表示態様(例えば、非確変大当り図柄)と、から構成され、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様(リーチ変動態様)による可変表示の終了時に一旦前記非特別表示態様を導出表示(図14(D))した後、前記第2の可変表示態様(再抽選変動態様)による可変表示で導出される表示結果が前記特別表示態様となる再抽選可変表示パターン(図15(C))であることを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを識別情報の表示結果を再抽選するための再抽選可変表示パターンとすることで再抽選可変表示パターンを多様化でき、ひいては再抽選可変表示パターンに対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0066】
なお、上記した実施形態(変形例を含む)では、発展型可変表示パターンを第1の可変表示態様後に発展待ち期間を置いて第2の可変表示態様に切り換えて表示結果を導出表示する構成としているが、これに限らず、第2の可変表示態様後に更に発展待ち期間を設け、その後、複数回繰り返し発展可能な発展型可変表示パターンとしてもよい。
【0067】
また、実施形態中のパチンコ遊技機1は、始動入賞に基づいて特別図柄表示装置9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種弾球遊技機であったが、始動入賞に基づいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生又は継続する第3種弾球遊技機であっても、本発明を適用できる。また、実施形態中では、可変表示装置としての特別図柄表示装置4を液晶(LCD)タイプの表示器で構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマによる画像表示器やドラム式、リール式等の機械式表示器で可変表示装置を構成してもよい。
【0068】
また、本発明に係るリーチとは、停止した図柄(リーチ表示態様という)が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない図柄(リーチ変動中の図柄という)については可変表示が行われていること、全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態である。具体的には、予め定められた複数の可変表示部に、予め定められた図柄が停止することで大当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた図柄が停止しているときに未だ停止していない有効ライン上の可変表示部において可変表示が行われている状態(例えば、左・中・右の可変表示部のうち左右の可変表示部には大当り図柄の一部となる図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中央の可変表示部は未だ可変表示が行われている状態)、有効ライン上の可変表示部の全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態(例えば、左・中・右の可変表示部の全てに可変表示が行われてどの状態が表示されても同一の図柄が揃っている状態で可変表示が行われている状態)である。また、リーチの際に、通常とは異なる演出がランプや音で行われることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクター(人物等を模した演出表示であり、図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクターの表示や背景の表示態様の変化をリーチ演出表示という。
【0069】
また、以上説明した実施形態から把握できる発明として以下のものがある。
(1)前記実行期間調整手段は、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて当該発展待ち期間以外となる識別情報の可変表示時間を調整して前記発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間を複数種類設定した上で、遊技制御手段による時間管理制御について発展待ち期間全てを共通にすることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、複数種類の識別情報を可変表示して該識別情報の表示結果を導出表示する可変表示装置を備え、識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能とする遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、該遊技制御手段とは別に設けられて遊技制御手段からのコマンドに基づいて前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記識別情報の表示結果として前記特定表示態様を導出表示するか否かを判定する表示結果判定手段と、前記識別情報の可変表示が行われる前の段階で当該可変表示の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段と、該可変表示パターン決定手段により決定された可変表示パターンを特定可能な表示コマンドを前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段と、を含み、前記演出制御手段は、前記コマンド送信手段により送信された表示コマンドに基づいて識別情報の可変表示を実行する可変表示パターン実行手段と、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが、識別情報を第1の可変表示態様で可変表示した後に発展待ち期間としての所定間隔を置いて第2の可変表示態様に切り換えて可変表示を行う発展型可変表示パターンであるときに、前記発展待ち期間を複数種類の中から選択する発展待ち期間選択手段と、を含み、前記可変表示パターン実行手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間を前記所定間隔とした発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行することを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの発展待ち期間を複数種類設定することで、第1の可変表示態様から第2の可変表示態様に発展するまでの間隔、言い換えれば発展を期待する遊技者の待ち時間を多様化でき、このような多様な可変表示によって遊技者の期待感を持続させることができる。また、この構成によれば、演出制御手段側で発展型可変表示パターンの発展待ち期間を決定するので、遊技制御手段の制御負担を軽減することができる。
【0071】
また、請求項2の発明においては、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様としての第1のリーチ変動態様と共に、前記第1の可変表示態様とは異なる第2の可変表示態様としての第2のリーチ変動態様としたリーチ変動パターンを含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを発展型のリーチ変動態様とすることで発展型のリーチ変動態様を多様化でき、ひいては発展型のリーチ変動態様に対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0072】
また、請求項3の発明においては、前記遊技制御手段は、前記表示結果判定手段により判定された表示結果を特定可能な判定結果コマンドを前記演出制御手段に送信する判定結果コマンド送信手段を含み、前記演出制御手段は、前記複数種類の発展待ち期間を記憶するデータ記憶手段を含み、前記発展待ち期間選択手段は、前記判定結果コマンドの表示結果に基づいて前記データ記憶手段より発展待ち期間を選択することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間の種類に応じて遊技者の期待感を異ならせることができ、ひいては遊技の興趣を向上することができる。
【0073】
また、請求項4の発明においては、前記特定表示態様は、当該特定表示態様の導出表示に伴って発生した特定遊技状態の終了後に再度特定表示態様が導出表示され易くなる特別表示態様と、該特別表示態様以外の特定表示態様である非特別表示態様と、から構成され、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様による可変表示の終了時に一旦前記非特別表示態様を導出表示した後、前記第2の可変表示態様による可変表示で導出される表示結果が前記特別表示態様となる再抽選可変表示パターンであることを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンを識別情報の表示結果を再抽選するための再抽選可変表示パターンとすることで再抽選可変表示パターンを多様化でき、ひいては再抽選可変表示パターンに対して遊技者の期待感を持続させることができる。
【0074】
また、請求項5の発明においては、前記演出制御手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整する実行期間調整手段を含むことを特徴とする。このように構成することにより、発展型可変表示パターンの実行期間を一定にすることで、メインとなる遊技制御手段による識別情報の可変表示時間の管理制御について発展待ち期間全てを共通化でき、ひいては遊技制御手段の制御負担をより一層軽減することができる。
【0075】
また、請求項6の発明においては、前記発展型可変表示パターンは、前記第2の可変表示態様による可変表示を終了した後に識別情報の表示結果を未確定状態で表示し、前記実行期間調整手段は、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて前記未確定状態における表示結果の表示時間を調整して前記発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することを特徴とする。このように構成することにより、発展待ち期間を複数種類設定した上で、遊技制御手段による時間管理制御について発展待ち期間全てを共通にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機を示す背面図である。
【図3】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図4】図3における表示制御部の詳細を示すブロック図である。
【図5】遊技制御基板により実行される遊技制御メイン処理及び割り込み処理を示すフローチャートである。
【図6】特別図柄プロセス処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図7】特別図柄の可変表示処理を示すフローチャートである。
【図8】ノーマルリーチ及びスーパーリーチ1〜3の変動態様を示すタイムチャートである。
【図9】同図(A)〜(F)はリーチ表示画像を示す説明図である。
【図10】同図(A)〜(C)はリーチ表示画像を示す説明図である。
【図11】同図(A)は期間選択テーブルを示す一覧表図であり、同図(B)は変形例の期間選択テーブルを示す一覧表図である。
【図12】変形例におけるスーパーリーチ1〜3の変動態様を示すタイムチャートである。
【図13】変形例における再抽選なし及び再抽選1〜3の変動態様を示すタイムチャートである。
【図14】同図(A)〜(F)は変形例の再抽選表示画像を示す説明図である。
【図15】同図(A)〜(C)は変形例の再抽選表示画像を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
4 特別図柄表示装置(可変表示装置)
7 大入賞口
11 遊技制御部(遊技制御手段、可変表示パターン決定手段、コマンド送信手段、表示結果判定手段、判定結果コマンド送信手段)
12a 始動口スイッチ
14 演出制御部(演出制御手段、可変表示パターン実行手段、発展待ち期間選択手段、データ記憶手段、実行期間調整手段)
50 表示領域
50a〜50c 可変表示部

Claims (6)

  1. 複数種類の識別情報を可変表示して該識別情報の表示結果を導出表示する可変表示装置を備え、識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生可能とする遊技機において、
    遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    該遊技制御手段とは別に設けられて遊技制御手段からのコマンドに基づいて前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、を備え、
    前記遊技制御手段は、前記識別情報の表示結果として前記特定表示態様を導出表示するか否かを判定する表示結果判定手段と、前記識別情報の可変表示が行われる前の段階で当該可変表示の可変表示パターンを決定する可変表示パターン決定手段と、該可変表示パターン決定手段により決定された可変表示パターンを特定可能な表示コマンドを前記演出制御手段に送信するコマンド送信手段と、を含み、
    前記演出制御手段は、前記コマンド送信手段により送信された表示コマンドに基づいて識別情報の可変表示を実行する可変表示パターン実行手段と、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが、識別情報を第1の可変表示態様で可変表示した後に発展待ち期間としての所定間隔を置いて第2の可変表示態様に切り換えて可変表示を行う発展型可変表示パターンであるときに、前記発展待ち期間を複数種類の中から選択する発展待ち期間選択手段と、を含み、
    前記可変表示パターン実行手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間を前記所定間隔とした発展型可変表示パターンによる識別情報の可変表示を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様としての第1のリーチ変動態様と共に、前記第1の可変表示態様とは異なる第2の可変表示態様としての第2のリーチ変動態様としたリーチ変動パターンを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技制御手段は、前記表示結果判定手段により判定された表示結果を特定可能な判定結果コマンドを前記演出制御手段に送信する判定結果コマンド送信手段を含み、前記演出制御手段は、前記複数種類の発展待ち期間を記憶するデータ記憶手段を含み、前記発展待ち期間選択手段は、前記判定結果コマンドの表示結果に基づいて前記データ記憶手段より発展待ち期間を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記特定表示態様は、当該特定表示態様の導出表示に伴って発生した特定遊技状態の終了後に再度特定表示態様が導出表示され易くなる特別表示態様と、該特別表示態様以外の特定表示態様である非特別表示態様と、から構成され、前記発展型可変表示パターンは、前記第1の可変表示態様による可変表示の終了時に一旦前記非特別表示態様を導出表示した後、前記第2の可変表示態様による可変表示で導出される表示結果が前記特別表示態様となる再抽選可変表示パターンであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記演出制御手段は、前記表示コマンドに基づいて特定される可変表示パターンが前記発展型可変表示パターンであるとき、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整する実行期間調整手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記発展型可変表示パターンは、前記第2の可変表示態様による可変表示を終了した後に識別情報の表示結果を未確定状態で表示し、前記実行期間調整手段は、前記発展待ち期間選択手段が選択した発展待ち期間の種類に応じて前記未確定状態における表示結果の表示時間を調整して前記発展型可変表示パターンの実行期間を一定に調整することを特徴とする請求項5記載の遊技機。
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