JP2002306749A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002306749A
JP2002306749A JP2001112378A JP2001112378A JP2002306749A JP 2002306749 A JP2002306749 A JP 2002306749A JP 2001112378 A JP2001112378 A JP 2001112378A JP 2001112378 A JP2001112378 A JP 2001112378A JP 2002306749 A JP2002306749 A JP 2002306749A
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game
special
gaming machine
games
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JP2001112378A
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English (en)
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動表示ゲームに対する遊技者の期待感を維
持しながらも、複数の変動表示ゲームに要する時間を短
縮可能にする。 【解決手段】 複数の変動表示ゲームを同時に実行可能
な複数の変動表示領域41〜44を設定する特別変動表
示設定手段と、単一の変動表示ゲームを実行する変動表
示領域を設定する通常変動表示設定手段と、変動表示ゲ
ームの開始条件が成立したことを検出するとともに、開
始条件の成立数と、実行した変動表示ゲームの数との差
分を実行可能ゲーム数として所定の上限数まで記憶する
実行可能ゲーム数記憶手段と、実行可能ゲーム数または
遊技態様に基づいて特別変動表示設定手段または通常変
動表示設定手段の一方を選択して変動表示ゲームを実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に複数の
識別情報を変動表示する変動表示ゲームを行い、この停
止表示態様に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技領域に発射した遊技球の入賞等に従
って、液晶表示器等からなる変動表示装置に複数の識別
情報(特別図柄)を変動表示する変動表示ゲームを行
い、その表示結果が特定の態様となったことに関連し
て、特典遊技を発生する等の特定の遊技価値を付与する
ようにした遊技機(パチンコ遊技機)がある。
【0003】このような遊技機では、遊技球が始動口へ
入賞すると、複数の識別情報を変動表示装置に変動表示
させる変動表示ゲームが行われ、識別情報の変動表示が
停止したときの図柄の組み合わせなどに応じて、リーチ
状態へ発展したり、ハズレはずれや大当たりなどの表示
停止態様(結果態様)が決定する。
【0004】そして、変動表示ゲーム中に、次の遊技球
が始動口へ入賞すると、特別図柄記憶表示器(以下、始
動記憶とする)を点灯させて、変動表示ゲームが続けて
行われることを表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の遊技機では、変動表示ゲーム中に始動記憶がある場
合、現在の変動表示ゲームが終了(または確定)した後
に、次の変動表示ゲームが開始されるようになってお
り、大当たり終了直後などのように始動記憶が多数ある
場合は、多数の変動表示ゲームの消化に時間を要してし
まい、遊技者の興趣を低下させるという問題がある。
【0006】また、変動表示ゲームの消化に要する時間
を短縮するため、変動表示ゲームの変動時間を短縮した
短縮変動表示を用い、一般的に短縮変動表示=ハズレと
して多数の変動表示ゲームを短時間で行うものがある
が、この短縮変動表示でゲームを消化していくと、遊技
者は短縮変動表示=ハズレということを理解するため、
変動表示ゲームへの期待感が薄れてしまい、この場合も
変動表示ゲームに対する興趣を低下させてしまうという
問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、変動表示ゲームに対する遊技者の期待感を
維持しながらも、多数の変動表示ゲームに要する時間を
短縮可能として、変動表示ゲームに対する興趣を向上さ
せることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、可変表示
装置の表示領域に識別情報を変動表示する変動表示ゲー
ムを行い、前記識別情報の結果態様に関連して特定の遊
技価値を付与可能な遊技機において、単一の変動表示ゲ
ームを実行する変動表示領域を設定する通常変動表示設
定手段と、複数の変動表示ゲームを同時に実行可能な複
数の変動表示領域を設定する特別変動表示設定手段と、
所定の変動表示条件が成立した数を所定の上限数まで累
積的に記憶し、前記変動表示ゲームの実行毎に記憶数の
減算を行う条件成立数記憶手段と、所定の遊技条件に基
づいて前記特別変動表示設定手段または通常変動表示設
定手段の一方を選択して変動表示ゲームを実行する変動
表示ゲーム制御手段とを備える。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変動表示ゲーム制御手段は、前記条件成立数
記憶手段の記憶数が所定値以上のときには、前記特別変
動表示設定手段を選択して変動表示ゲームを行う。
【0010】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記変動表示ゲーム制御手段は、遊技
状態が前記変更表示ゲームの結果態様に関連して発生す
る特別遊技状態の終了時に、前記特別変動表示設定手段
を選択して変動表示ゲームを行う。
【0011】また、第4の発明は、前記第1ないし第3
の発明において、前記変動表示ゲーム制御手段は、前記
特別遊技状態が生じやすくなる特定遊技状態となったと
きに、前記特別変動表示設定手段を選択して変動表示ゲ
ームを行う。
【0012】また、第5の発明は、前記第1ないし第4
の発明において、前記特別変動表示設定手段は、単一の
可変表示装置の表示領域に複数の変動表示領域を設定す
る。
【0013】また、第6の発明は、前記第1ないし第4
の発明において、前記特別変動表示設定手段は、各変動
表示領域の少なくとも一部を表示しながら、複数の変動
表示領域を重ね合わせ、所定の順序で各変動表示領域を
順次最前面に表示する。
【0014】また、第7の発明は、前記第6の発明にお
いて、前記特別変動表示設定手段は、重ね合わせた複数
の変動表示領域のうち視認可能な部分に、最終停止図柄
の一部を含む。
【0015】また、第8の発明は、前記第1ないし第7
の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表示設
定手段は、複数の変動表示領域を変動表示ゲームの結果
確定順序に応じて整列する。
【0016】また、第9の発明は、前記第1ないし第8
の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表示設
定手段は、予め設定した順序で複数の変動表示領域の結
果確定を行う。
【0017】また、第10の発明は、前記第1ないし第
9の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表示
設定手段は、前記複数の変動表示領域で実行される変動
表示ゲームのうちのいずれかがリーチ態様となったとき
には、当該変動表示領域を拡大表示する。
【0018】また、第11の発明は、前記第1ないし第
10の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表
示設定手段は、前記複数の変動表示領域で実行される変
動表示ゲームが停止態様となったときに拡大表示を行
う。
【0019】また、第12の発明は、前記第1ないし第
11の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表
示設定手段は、前記リーチ態様の拡大表示領域を、前記
停止態様のときの拡大表示領域よりも大きく設定する。
【0020】また、第13の発明は、前記第1ないし第
12の発明のいずれかひとつにおいて、前記特別変動表
示設定手段は、前記複数の変動表示領域で実行される各
変動表示ゲームの停止順序を、前記変動表示ゲーム開始
条件の成立順とする。
【0021】また、第14の発明は、前記第1ないし第
13の発明のいずれかひとつにおいて、前記変動表示ゲ
ーム制御手段は、前記条件成立数記憶手段の記憶数が第
1の所定値以上となった場合に、前記特別変動表示設定
手段を選択して変動表示ゲームを行い、前記記憶数が第
2の所定値以下となった場合に、前記通常変動表示設定
手段を選択して変動表示ゲームを行う。
【0022】また、第15の発明は、前記第1ないし第
14の発明のいずれかひとつにおいて、前記変動表示ゲ
ーム制御手段は、前記複数の変動表示領域で行われる変
動表示ゲームの進行態様を変動表示領域の背景表示によ
り報知する。
【0023】また、第16の発明は、前記第1ないし第
15の発明のいずれかひとつにおいて、前記条件成立数
記憶手段の記憶数を表示する記憶表示手段を備え、この
記憶表示手段は、前記特別変動表示が行われていること
を前記表示態様とは別態様にて表示する。
【0024】また、第17の発明は、可変表示装置の複
数の表示領域に識別情報を変動表示する変動表示ゲーム
を行い、前記識別情報の表示結果に関連して特定の遊技
価値を付与可能な遊技機において、所定の変動表示条件
が成立した数を所定の上限数まで累積的に記憶し、前記
変動表示ゲームの実行毎に記憶数の減算を行う条件成立
数記憶手段と、前記記憶数を前記可変表示装置上に表示
する実行可能ゲーム数表示手段とを備え、この実行可能
ゲーム数表示手段は、変動表示ゲーム実行時から前記記
憶数の表示を行うとともに、大当たり期間の終了時に前
記記憶数を拡大表示する。
【0025】また、第18の発明は、可変表示装置の複
数の表示領域に識別情報を変動表示する変動表示ゲーム
を行い、前記識別情報の表示結果に関連して特定の遊技
価値を付与可能な遊技機において、所定の変動表示条件
が成立した数を所定の上限数まで累積的に記憶し、前記
変動表示ゲームの実行毎に記憶数の減算を行う条件成立
数記憶手段と、前記記憶数を前記可変表示装置上に表示
する実行可能ゲーム数表示手段とを備え、この実行可能
ゲーム数表示手段は、大当たり期間の終了時に記憶数
(未実施の変動表示ゲームの数)を表示する。
【0026】また、第19の発明は、前記第17または
第18の発明において、前記実行可能ゲーム数表示手段
は、前記変動表示ゲーム停止期間中に増加した記憶数
(実行可能ゲーム数)または記憶数の増加分を表示す
る。
【0027】また、第20の発明は、前記第17ないし
第19の発明のいずれかひとつにおいて、前記実行可能
ゲーム数表示手段は、予め複数の表示態様を備えて、記
憶数または記憶数の増加分(実行可能ゲーム数または実
行可能ゲーム数増加分)に応じて実行可能ゲーム数の表
示状態を変更する。
【0028】
【発明の効果】したがって、第1の発明によれば、変動
表示条件成立の記憶数または遊技条件に基づいて通常変
動表示と特別変動表示が切り替えられ、特別変動表示の
際には、一つずつ変動表示ゲームを行う通常変動表示に
比して、同時に複数の変動表示ゲームが実行されるた
め、遊技者にとって当たりが出やすいような感覚を演出
できるとともに、条件成立の記憶数が多いときには、同
時に複数の変動表示ゲームを実行することで、単位時間
当たりの変動表示ゲームの数を増大させることが可能と
なって、一つのゲーム時間を短縮することなく、変動表
示ゲームの全体の実行時間を低減できる。これにより、
実行可能ゲーム数が多いときに、ひとつずつ変動表示ゲ
ームが行われる煩わしさを解消しながらも、各変動表示
ゲームの時間を確保できるので、変動表示ゲームに対す
る興趣も維持でき、さらには、単位時間当たりの変動表
示ゲームが増大することにより、遊技球の使用を促進で
き、遊技機の稼働率を向上させることが可能となる。
【0029】また、第2の発明は、条件成立の記憶数が
所定値以上のときには、複数の変動表示ゲームを同時に
行うことで、単位時間当たりの変動表示ゲームの数を増
大させることが可能となって、一つのゲーム時間を短縮
することなく、変動表示ゲームの全体の実行時間を低減
でき、ひとつずつ変動表示ゲームが行われる煩わしさを
解消しながらも、各変動表示ゲームの時間を確保でき、
変動表示ゲームに対する興趣も維持できる。
【0030】また、第3または第4の発明は、遊技状態
が特定遊技状態(確率変動状態)や特別遊技状態(大当
たり)の終了時などで、条件成立の記憶数(実行可能ゲ
ーム数または始動記憶数)が多くなるような遊技状態で
特別変動表示を行うようにしたので、変動表示ゲームの
全体の実行時間を低減して、ひとつずつ変動表示ゲーム
が行われる煩わしさを解消しながらも、各変動表示ゲー
ムの時間を確保でき、変動表示ゲームに対する興趣も維
持できる。
【0031】また、第5の発明は、可変表示装置の表示
領域に複数の変動表示領域を全て表示するようにしたの
で、同時に多数の抽選(変動表示ゲーム)が行われるた
め、遊技者の期待感を高めることができる。
【0032】また、第6または第7の発明は、特別変動
表示では、複数の変動表示領域を重ね合わせるととも
に、各変動表示領域の一部を表示しながら、所定の順序
で各変動表示領域を順次最前面に表示することで、ひと
つの変動表示領域を大きく確保しながら同時に複数の変
動表示ゲームを実行し、注目すべき変動表示ゲームを明
確にすることができる。
【0033】また、第8または第9の発明は、複数の変
動表示領域を変動表示ゲームの結果確定順序に応じて、
換言すれば変動表示ゲームが終了する順序で整列したの
で、最も先に停止するものに注目したいという遊技者の
要求に応えることができる。
【0034】また、第10の発明は、複数の変動表示領
域で実行される変動表示ゲームのうちのいずれかがリー
チ態様となったときには、その変動表示領域を拡大表示
することによって、期待が高まるリーチ変動表示に注目
させることができる。
【0035】また、第11の発明は、変動表示ゲームが
停止態様となったときに拡大表示を行うことで、変動表
示ゲームの結果を明確に知らせることができる。
【0036】また、第12の発明は、変動表示ゲームが
停止態様となったときに拡大表示を行って変動表示ゲー
ムの結果を明確に知らせ、また、リーチのときにはさら
に大きく表示することで、大当たりへの期待感を高める
ことができる。
【0037】また、第13の発明は、特別変動表示設定
手段は、複数の変動表示領域で実行される各変動表示ゲ
ームの停止順序を、変動表示ゲーム開始条件の成立の順
序で行うことにより、例えば、入賞球に対する抽選結果
の対応関係などの検証を容易に行うことができる。
【0038】また、第14の発明は、条件成立数記憶手
段の記憶数が所定値以上のときには、特別変動表示によ
って迅速に複数の変動表示ゲームを行い、実行可能ゲー
ム数がオーバーフローするのを防止でき、実行可能ゲー
ム数が第2の所定値以下のときには、通常変動表示で変
動表示ゲームを行うことで、変動表示ゲームがすぐに終
わってしまうのを防いで、遊技者の興趣向上を図ること
ができる。
【0039】また、第15の発明は、複数の変動表示領
域で行われる変動表示ゲームの進行態様(結果の確定な
ど)を変動表示領域の背景表示によって報知するので、
複数の変動表示ゲームが同時に行われていても、遊技者
は注目すべき結果態様を素早く認識することができる。
【0040】また、第16の発明は、条件成立数記憶手
段の記憶数の表示は、特別変動表示が行われているとき
には、異なる態様で表示され、遊技者は一つの画面で消
化される記憶数を正確に知ることができ、特別変動表示
の変動表示ゲームの数と、記憶された実行可能ゲーム数
との相関関係を容易に認識できる。
【0041】また、第17または第18の発明は、条件
成立の記憶数を所定の上限数まで記憶し、変動表示ゲー
ムの実行を停止する大当たり期間の終了時に、この記憶
数(未実施の変動表示ゲームの数)または記憶数の増加
分を可変表示装置上に表示することによって、遊技者
は、大当たり期間などの変動表示ゲーム停止期間を経過
したときに、現在いくつの変動表示ゲームをできるか明
確に知ることができるので、変動表示ゲーム再開時の期
待感を向上させることができる。
【0042】また、第19の発明は、変動表示ゲームの
実行時から記憶数の表示を可変表示装置上で行うととも
に、大当たり期間の終了時に記憶数を拡大表示すること
で、大当たり以前から大当たり期間終了までの記憶数の
推移を知ることができ、特に、大当たり終了後では、変
動表示ゲーム再開時に再度の大当たりに対する期待感を
向上させることができる。
【0043】また、第20の発明は、前記記憶数または
記憶数の増加分に応じて、記憶数の表示態様を変更する
ことで、変動表示ゲームの停止期間中に増加した記憶数
をより効果的に知らせることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0045】図1は遊技機(パチンコ遊技機)の遊技盤
1の正面図である。
【0046】遊技盤1の表面には、ガイドレール2で囲
われた遊技領域3のほぼ中央に変動表示装置(可変表示
装置、特別図柄表示装置)4が配置され、遊技領域3の
下方に大入賞口としての特別変動入賞装置5が配設され
る。
【0047】変動表示装置4は、例えばLCD(液晶表
示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面部分が構成
され、複数の変動表示領域に複数の識別情報(図柄)を
変動表示する変動表示ゲーム等、遊技の進行に基づく画
像が表示される。
【0048】特別変動入賞装置5は、大入賞口ソレノイ
ド6(図2参照)への通電により、球を受け入れない閉
状態(遊技者に不利な状態)から球を受け入れやすい開
状態(遊技者に有利な状態)に変換される。
【0049】特別変動入賞装置5の直ぐ上方には、普通
変動入賞装置(普通電動役物)8を有する始動口7が、
その左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート20が
配設される。
【0050】普通変動入賞装置8は、普通電動役物ソレ
ノイド10(図2参照)への通電により、始動口7への
入口を拡開するように変換される。
【0051】遊技領域3の各所には、N個(図1には4
個のみ示す)の一般入賞口11が設けられる。遊技領域
3の最下端には、アウト口12が設けられる。
【0052】図示しない打球発射装置から遊技領域3に
向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることにより
遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域3内の
各所に配置された風車等の転動誘導部材13により転動
方向を変えられながら遊技領域3表面を流下し、始動口
7、一般入賞口11、特別変動入賞装置5に入賞する
か、アウト口12から排出される。
【0053】始動口7への入賞は、特別図柄始動センサ
14(図2参照)により検出される。特別変動入賞装置
5への入賞は、カウントセンサ15、継続センサ16
(図2参照)により検出される。N個の一般入賞口11
への入賞は、各一般入賞口11毎に備えられたN個の入
賞センサ17A〜17N(図2参照)により検出され
る。また、普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過
は、普通図柄始動センサ21(図2参照)により検出さ
れる。
【0054】始動口7への遊技球の入賞は、特別図柄始
動記憶(以下、始動記憶とする)として、例えば最大4
回分を限度として記憶され、変動表示装置4の下部に、
その特別図柄始動記憶の数を表示する特別図柄記憶表示
器18(記憶報知手段)が設けられる。
【0055】普通図柄始動ゲート20への遊技球の通過
は、普通図柄始動記憶として、例えば最大4回分を限度
として記憶され、特別変動入賞装置5の右側にその普通
図柄始動記憶の数を表示する普通図柄記憶表示器22
が、特別変動入賞装置5の左側にLED等からなる普通
図柄表示器23が配設される。
【0056】始動口7、一般入賞口11、特別変動入賞
装置5に遊技球が入賞すると、入賞した入賞装置の種類
に応じた数の賞球が図示しない払出ユニット(排出装
置)から排出され、図示しない供給皿(遊技者に対して
賞球または貸球が払い出される皿)に供給される。
【0057】遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED
等の装飾発光装置が備えられる。また、遊技機には、音
出力装置(スピーカ)が備えられる。
【0058】図2は、遊技制御装置100を中心とする
制御系を示すブロック構成図である。
【0059】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技
制御のための不変の情報を記憶しているROM、遊技制
御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵した
遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェ
ース102、出力インターフェース103、発振器10
4等から構成される。
【0060】遊技用マイクロコンピュータ101は、入
力インターフェース102を介しての各種検出装置(特
別図柄始動センサ14、一般入賞口センサ17A〜17
N、カウントセンサ15、継続センサ16、普通図柄始
動センサ21)からの検出信号を受けて、大当たり抽選
等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース
103を介して、各種制御装置(表示制御装置150、
排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置
300)、大入賞口ソレノイド6、普通電動役物ソレノ
イド10、普通図柄表示器23等に指令信号を送信し
て、遊技を統括的に制御する。
【0061】排出制御装置200は、遊技制御装置10
0からの賞球指令信号または図示しないカード球貸ユニ
ットからの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を
制御し、賞球または貸球の排出を行わせる。
【0062】装飾制御装置250は、遊技制御装置10
0からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LE
D等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄記憶表
示器18(特図保留LED)、普通図柄記憶表示器22
の表示を制御する。
【0063】音制御装置300は、スピーカからの効果
音出力を制御する。なお、遊技制御装置100から、各
種従属制御装置(表示制御装置150、排出制御装置2
00、装飾制御装置250、音制御装置300)への通
信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単
方向通信のみが許容されるようになっている。これによ
り、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信
号が入力されることを防止することができる。
【0064】表示制御装置150は、CPU151、R
OM152、RAM153、DMAC(ダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラ)154、インターフェ
ース155、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントロ
ーラ)156、画像データ(図柄データ、背景画デー
タ、動画キャラクタデータ等)を格納したフォントRO
M157、発振器158、γ補正回路159等から構成
される。
【0065】CPU151は、遊技制御装置100から
の信号に基づいて、画面情報(図柄表示情報、背景画面
情報、動画キャラクタ画面情報等)を作成して、RAM
153に記憶する。この画面情報は、VDC156の垂
直同期割込のタイミングで、転送指令を受けたDMAC
154により、VDC156に転送される。
【0066】VDC156は、この画像情報に基づき、
フォントROM157の該当画像データを取り込み、変
動表示装置4の画面に水平走査、垂直走査を行って、所
定の画像表示(描画)を行う。
【0067】フォントROM157には、変動表示ゲー
ムに用いる各図柄(識別情報など)のデータならびに背
景、キャラクタ等の演出表示のデータを格納してある。
【0068】インターフェース155の手前には、信号
伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けら
れ、遊技制御装置100から表示制御装置150への信
号入力のみが許容され、表示制御装置150から遊技制
御装置100への信号出力を禁止しているなお、γ補正
回路159は、変動表示装置4の信号電圧に対する照度
の非線形特性を補正して、変動表示装置4の表示照度を
調整するものである。
【0069】次に、遊技の概要について、図3の流れ図
にしたがって説明する。
【0070】まず、遊技開始当初(あるいは遊技開始
前)の時点では、客待ち状態となっており、客待ち画面
の表示を指令する信号が遊技制御装置100から表示制
御装置150に送信され、変動表示装置4の画面には客
待ち画面(動画または静止画)が表示される。
【0071】そして、遊技領域3に打ち出された遊技球
が始動口7に入賞(変動表示条件の成立に相当)する
と、その入賞に基づき、遊技制御装置100によって所
定の乱数が抽出され、変動表示ゲームの大当たりの抽選
が行われると共に、遊技制御装置100から表示制御装
置150に変動表示を指令する信号が送信され、変動表
示装置4の画面の左、右、中の変動表示領域に複数の図
柄の変動表示が開始される。
【0072】この変動表示の開始後、所定時間経過する
と、変動表示は例えば左、右、中の順に仮停止(例え
ば、停止位置にて図柄を微少に変動させること等)され
ていくが、この過程でリーチ状態(例えば、左の図柄と
右の図柄が大当たりの組合せを発生する可能性のある組
合せ)が発生すると、所定のリーチ遊技が行われる。こ
のリーチ遊技では、例えば中の図柄の変動表示を極低速
で行ったり、高速変動したり、変動表示を逆転したりす
る。また、リーチ遊技に合わせた背景表示、キャラクタ
表示が行われる。
【0073】なお、仮停止状態とは遊技者が図柄を略停
止状態として認識可能な状態であり、最終停止態様が確
定しない状態である。具体的には、停止位置での微少変
動の他に、図柄を拡大縮小表示したり、図柄の色を変化
させたり、図柄の形状を変化させる等の態様がある。
【0074】そして、大当たり抽選の結果が大当たりで
あれば、最終的に左、右、中の図柄が所定の大当たりの
組合せで停止され、大当たり(大当たり遊技)が発生す
る。
【0075】この、大当たり遊技が発生すると、特別変
動入賞装置5が所定期間にわたって開かれる特別遊技が
行われる。この特別遊技は、特別変動入賞装置5への遊
技球の所定数(例えば10個)の入賞または所定時間の
経過(例えば30秒)を1単位(1ラウンド)として実
行され、特別変動入賞装置5内の継続入賞口への入賞
(継続センサ16による入賞球の検出)を条件に、規定
ラウンド(例えば16ラウンド)繰り返される。また、
大当たり遊技が発生すると、大当たりのファンファーレ
表示、ラウンド数表示、大当たりの演出表示等、遊技制
御装置100から表示制御装置150に大当たり遊技の
表示を指令する信号が送信され、変動表示装置4の画面
に大当たり遊技の表示が行われる。
【0076】この場合、大当たりが特定の大当たりであ
れば、大当たり遊技後に特定遊技状態が発生され、次回
の大当たりの発生確率を高確率にしたり、後述するよう
に遊技球の始動口7への入賞に基づく変動表示装置4の
変動表示ゲームの特別表示(特別変動表示)等が行われ
る。
【0077】前記変動表示ゲーム中あるいは大当たり遊
技中に遊技球が始動口7に入賞したとき(特別図柄始動
記憶の発生時)には、変動表示ゲームが終了した後(ハ
ズレのとき)にあるいは大当たり遊技が終了した後に、
その特別図柄始動記憶に基づき、新たな変動表示ゲーム
が繰り返される。また、変動表示ゲームが終了したとき
(ハズレのとき)、あるいは大当たり遊技が終了したと
きに、特別図柄始動記憶がないときは、客待ち状態に戻
される。
【0078】なお、普通図柄始動ゲート20を遊技球が
通過すると、その通過または普通図柄始動記憶に基づ
き、普通図柄に関する乱数が抽出され、乱数が当たりで
あれば、普通図柄表示器23に当たり表示が行われて、
始動口7の普通変動入賞装置8が所定時間にわたって拡
開され、始動口7への入賞が容易になる。
【0079】次に、変動表示ゲームの表示態様について
説明する。
【0080】まず、始動口7へ一つの遊技球が入賞した
場合は、図4に示すように、従来と同様にして、変動表
示装置4の表示領域のうち、所定の範囲(この例ではほ
ぼ全域)に設定された通常変動表示領域40内で、複数
(例えば3つ)の特別図柄50(識別情報または図柄)
が変動表示される。
【0081】4つの特別図柄記憶表示器18が全て点灯
した状態など始動記憶数(実行可能ゲーム数=記憶数)
が第1の所定値(=4)以上となったときには、予め設
定した数(この場合では4つ)の変動表示ゲームを同時
に行うために、図5に示す特別変動表示によって、複数
の変動表示ゲームが変動表示装置4で同時に行われる。
【0082】この特別変動表示では、変動表示装置4の
表示領域は、例えば4つなどの複数に分割された変動表
示領域41〜44から構成され、各変動表示領域41〜
44において、それぞれ変動表示ゲームが行われる。
【0083】ここで、図5において、変動表示装置4の
左上に第1の変動表示領域として変動表示領域41が配
置され、同じく右上に第2の変動表示領域として変動表
示領域42が、同じく左下に第3の変動表示領域として
変動表示領域43が、同じく右下に第4の変動表示領域
として変動表示領域44が、それぞれ重なり合うことな
くタイル状に配置される。なお、本実施形態では4つの
変動表示領域を設けた例を示したが、任意の数の変動表
示領域を設ければよく、同時に表示する変動表示領域の
数が大きくなるにつれて、各変動表示領域は小さくなる
が、各変動表示領域内の特別図柄はすべてについて見渡
すことができる。
【0084】これら第1から第4の変動表示領域41〜
44で行われる変動表示ゲームは、始動口7への入賞球
の順序に対応して行われ、まず、第1の入賞球の抽選結
果に基づいて第1の変動表示領域41で変動表示ゲーム
が行われ、以降、次の入賞球の抽選結果に基づいて、第
2の変動表示領域42で変動表示ゲームが行われ、以下
同様に入賞した遊技球の順序で、第3、第4の変動表示
領域43、44でも順次変動表示ゲームが行われる。
【0085】4つの変動表示領域で行われる変動表示ゲ
ームの順序は、図5、図6の丸数字の順で行われ、ま
ず、特別変動表示に切り替えられた時間T1(図6参
照)から、第1の変動表示領域41で変動表示ゲームが
開始され、その後、所定時間をおいた時間T2からは第
2の変動表示領域42で変動表示ゲームが開始される。
【0086】さらに、時間T2から所定時間を経過した
時間T3からは、第3の変動表示領域43で変動表示ゲ
ームが開始され、時間T3から所定時間が経過した時間
T4では、第4の変動表示領域44で変動表示ゲームが
開始される。
【0087】こうして、時間T4からは全ての変動表示
領域41〜44で変動表示ゲームが行われることにな
る。
【0088】そして、変動表示領域41の変動表示ゲー
ムは、所定時間(入賞球の抽選結果の抽選結果に応じた
変動時間)が経過すると、例えば時間T5で特図50が
停止または仮停止となり図柄が確定する。この後、第2
以降の変動表示領域42〜44においても所定時間が経
過すると、順次特図50が停止して図柄が確定され変動
表示ゲームが終了し、例えば、図6に示すように、第2
変動表示領域42は時間T6で変動表示ゲームが終了し
た後、第3、第4の変動表示領域43、44の変動表示
ゲームも時間T7、T8で順次終了し、図柄が確定す
る。
【0089】第4の変動表示領域142で変動表示ゲー
ムが終了した時間T8以降では、始動口7への入賞があ
れば、図4に示した通常変動表示に復帰する。
【0090】上記特別変動表示において、遊技制御装置
100が送出するコマンドは、例えば、図7のようにな
る。
【0091】遊技制御装置100は、特別変動表示開始
の時間T1で、第1の変動表示領域41で変動表示ゲー
ムを開始するための特別変動開始コマンドを送出し、
時間T1から所定時間後の時間T2では、第2の変動表
示領域42で変動表示ゲームを開始するための特別変動
開始コマンドを送出し、以下同様に時間T3、T4で
特別変動開始コマンドを順次送出し、各変動表示領
域41〜44で変動表示ゲームを行う。
【0092】そして、第1の変動表示領域41において
所定の変動時間が経過する時間T5で、遊技制御装置1
00は図柄停止コマンドを送出し、特別変動表示状態
となっている表示制御装置150は、変動表示領域41
の図柄を停止状態にする。同様に、時間T6、T7、T
8において図柄停止コマンド、、をそれぞれ送出
して、各変動表示領域42、43、44の図柄を順次確
定して変動表示ゲームを順次終了させるのである。
【0093】以上のように、上記特別変動表示によれ
ば、4つの変動表示ゲームの開始から終了までに要する
時間は、図6、図7において時間T1から時間T8とな
って、前記従来例のように各変動表示ゲームを一つずつ
順次行う場合に比して、大幅に時間を短縮することがで
き、始動記憶が多数ある場合の変動表示ゲームを迅速に
行うことが可能となって、また、同時に多数の変動表示
ゲームを一括して表示することにより、遊技者の興趣を
大幅に向上させることができるのである。
【0094】さらに、特別変動表示の各変動表示ゲーム
は、前記したような短縮変動表示を用いる必要が無く、
それぞれ入賞球の抽選結果に応じた変動時間で行うこと
ができる訳であるから、特別変動表示される各変動表示
ゲームは、リーチや大当たりの可能性を持っているた
め、遊技者は変動表示ゲームに対する期待感を維持する
ことができるのである。
【0095】また、特別変動表示の際には、一つずつ変
動表示ゲームを行う通常変動表示に比して、同時に多数
の変動表示ゲームが実行されるため、遊技者にとって当
たりが出やすいような感覚を演出できるとともに、始動
記憶数(実行可能ゲーム数)が多いときには、同時に多
数の変動表示ゲームを実行することで、単位時間当たり
の変動表示ゲームの数を増大させることが可能となっ
て、一つのゲーム時間を短縮することなく、変動表示ゲ
ームの全体の実行時間を低減でき、始動記憶数が多いと
きに、ひとつずつ変動表示ゲームが行われる煩わしさを
解消しながらも、各変動表示ゲームの時間を確保できる
ので、変動表示ゲームに対する興趣も維持でき、さらに
は、単位時間当たりの変動表示ゲームが増大することに
より、遊技球の使用を促進でき、遊技機の稼働率を向上
させることが可能となる。
【0096】さらに、複数の変動表示領域を識別情報が
停止する順序、換言すれば変動表示ゲームが終了する順
序で整列したので、最も先に停止するものに注目したい
という遊技者の要求に応えることができる。
【0097】なお、上記においては、各変動表示領域の
変動表示開始を所定の時間毎に順次行ったが、図8に示
すように、時間T1で全変動表示領域41〜44の変動
表示を開始してもよい。この場合、遊技制御装置100
が送出するコマンドは次のようになる。
【0098】まず、遊技制御装置100は時間T1で特
別変動開始コマンド(または一括変動開始コマンド)
を送出する。表示制御装置150は、特別変動開始コマ
ンドにより全ての変動表示領域41〜44で変動表示
ゲームを開始する。
【0099】次に、遊技制御装置100は、第1の変動
表示領域41において所定の変動時間が経過した時間T
2で、図柄停止コマンドを送出し、第1の変動表示領
域41の図柄を確定する。
【0100】この時間T2から所定の時間を経過した時
間T3で、遊技制御装置100は特別変動開始コマンド
を送出して、残りの変動表示領域42〜44での変動
表示を継続させる。
【0101】さらに、所定時間後の時間T4で図柄停止
コマンドを送出して変動表示領域42の図柄を確定
し、その後時間T5で特別変動開始コマンドを送出し
て、残りの変動表示領域43、44での変動表示を継続
させる。
【0102】所定時間後の時間T6で図柄停止コマンド
を送出して変動表示領域43の図柄を確定し、その後
時間T7で特別変動開始コマンドを送出して、残りの
変動表示領域44での変動表示を継続させる。
【0103】最後の所定時間が経過した時間T8で図柄
停止コマンドを送出して変動表示領域44の図柄を確
定して特別変動表示を終了する。
【0104】こうして、時間T1の特別変動開始コマン
ド以外は、従来の通常変動表示と同様の制御を行えば
よいので、制御ロジックの変更を最小にしながら、遊技
者に対する表示の印象を大きく変えることができる。ま
た、複数の変動表示領域で実行される各変動表示ゲーム
の停止順序を、変動表示ゲーム開始条件の成立の順序、
すなわち、入賞球の順序に応じて行うため、入賞球と抽
選結果の対応関係などの検証を容易に行うことができ
る。
【0105】また、上記特別変動表示を、始動記憶が多
くなる大当たり終了後(大当たり期間中)や確率変動状
態のときに行う場合では、遊技制御装置100では、図
9のフローチャートのように行えばよい。
【0106】まず、ステップS1、S2で大当たり終了
後または確率変動状態であればステップS3に進んで、
始動記憶の数を判定し、始動記憶が最大(この場合では
4)であればステップS5に進んで特別変動表示を行
う。
【0107】大当たり終了後及び確率変動状態でなく、
または始動記憶が最大でない場合にはステップS4に進
んで、上記図4の通常変動表示を行うのである。
【0108】これにより、大当たり終了後や確率変動状
態で始動記憶が最大の数となっているときには上記図5
〜図8の特別変動表示が行われ、多数の変動表示ゲーム
を迅速に行いながらも、変動表示ゲームの興趣を高める
ことができる。
【0109】こうして、遊技態様が特定の遊技状態(確
率変動状態)や特別遊技状態(大当たり)の終了時など
で、始動記憶数(実行可能ゲーム数)が多くなるような
遊技状態で特別変動表示を行うようにしたので、変動表
示ゲームの全体の実行時間を低減して、ひとつずつ変動
表示ゲームが行われる煩わしさを解消しながらも、各変
動表示ゲームの時間を確保でき、変動表示ゲームに対す
る興趣も維持できるのである。
【0110】図10は、第2の実施形態を示し、前記第
1実施形態の特別変動表示において、図柄の確定時に変
動表示領域を拡大表示するもので、さらに、リーチ状態
となった場合には、変動表示領域を最大化するようにし
たもので、その他の構成は前記第1実施形態と同様であ
る。
【0111】図10(A)は、前記第1実施形態と同様
に、第1から第4の変動表示領域41〜44の全てで変
動表示ゲームを行っている場合を示しており、前記図6
の時間T4〜T5の間に相当する。
【0112】いま、第1の変動表示領域41が、図10
(A)の変動表示中から、前記図6の時間T5となって
終了し、図柄が確定すると、図10(B)のように、他
の変動表示領域42〜44の一部を覆う程度まで変動表
示領域を41aまで拡大する。
【0113】停止した図柄を拡大した領域41aで表示
することにより、多数の変動表示ゲームが一括して表示
されている中で、一つの変動表示ゲームの結果(停止態
様)が確定したことを遊技者へ明確に伝えることができ
る。
【0114】そして、拡大された領域41aは、他の変
動表示領域42〜44を全て覆うことのない範囲に設定
されており、他の変動表示領域42〜44では、変動表
示されている図柄の少なくとも一部が見えるように設定
されており、他の変動表示領域42〜44では、変動表
示ゲームが継続していることを遊技者に伝えることがで
きる。
【0115】なお、拡大した領域41aは所定時間経過
後に元の大きさ(図10(A)の変動表示領域41)に
戻り、元の特別変動表示状態が復帰し、次の変動表示領
域42の結果が確定すれば、領域42が41aと同様に
拡大され、所定時間後に元の大きさへ戻り、これらの領
域の拡大、縮小を順次各変動表示領域で行う。
【0116】次に、変動表示ゲームの際に、リーチ状態
とになると、今度は、分割されていた変動表示領域41
は、図10(C)で示すように、前記図4で示した通常
変動表示領域40とほぼ同じ大きさ(または変動表示装
置4で表示可能な最大の大きさ)の変動表示領域41b
まで拡大され、他の変動表示領域42〜44は、拡大し
た変動表示領域41bの下に隠れ、または、表示が一時
的に中断される。
【0117】変動表示領域41bでは、リーチ遊技が行
われ、遊技者はリーチ遊技を楽しむことができる。リー
チ遊技が終了した後には、拡大した領域41bが元の大
きさ(図10(A)の変動表示領域41)に戻り、元の
特別変動表示状態が復帰する。
【0118】以上のように、変動表示ゲームの結果が確
定した変動表示領域を、他の変動表示領域の一部が表示
される範囲まで拡大することで、特別変動表示状態を維
持しながら結果(停止態様)を遊技者へ明確に伝達で
き、さらに、変動表示ゲームがリーチ状態になると、変
動表示領域を通常変動表示領域(または最大の大きさ)
まで拡大するようにしたため、特別変動表示状態で多数
の変動表示ゲームをほぼ同時に行いながらも、リーチ遊
技を大きな表示領域で楽しむことができ、また、期待が
高まるリーチ変動表示に注目させることができ、大当た
りへの期待感を高めて変動表示ゲームに対する興趣をさ
らに高めることが可能となるのである。
【0119】図11、図12は、第3の実施形態を示
し、前記第1実施形態に示した特別変動表示の各変動表
示領域を重ねるとともに、少しずつずらして下側の変動
表示領域の一部を表示するものである。
【0120】この特別変動表示では、変動表示装置4に
は、全体の表示領域よりも小さい変動表示領域を複数重
ねて、かつ、最も前面(手前)の変動表示領域141以
外は一部が表示されるようにずれて配置され、それぞれ
の変動表示領域で変動表示ゲームが行われる。
【0121】図11(A)において、複数の変動表示領
域141〜144は、それぞれ変動表示装置4の全表示
領域よりも小さい所定の領域(例えば、全体表示領域の
1/2)で設定されており、変動表示装置4の表示領域
のうち、左上に第1の変動表示領域として変動表示領域
141が、再前面(最も手前)に配置される。
【0122】この第1の変動表示領域141の右斜め下
には、第2の変動表示領域としての変動表示領域142
が、その大部分を変動表示領域141に覆われるように
下側(下面)に配置されている。
【0123】そして、第2の変動表示領域142は、複
数の特図50のうち、一部が表示されるように配置され
る。ここでは、各変動表示領域141〜144におい
て、左、中、右で3つの特図50を変動表示させる例を
示しており、図11(A)の状態では、第2の変動表示
領域142のうち最も右側の特図50’の一部が表示さ
れるように重ねられている。
【0124】さらに、この第2の変動表示領域142の
斜め右下には、第2の変動表示領域としての変動表示領
域142が、その大部分を変動表示領域142に覆われ
るように下側(下面)に配置され、以下、第3、第4の
変動表示領域143、144が順次右下、かつ下側に配
置されており、それぞれ右側の特図50’の一部が表示
されるように重ねられている。
【0125】これら第1から第4の変動表示領域141
〜144で行われる変動表示ゲームは、始動口7への入
賞球の順序に対応して行われ、まず、第1の入賞球の抽
選結果に基づいて第1の変動表示領域141で変動表示
ゲームが行われ、以降、次の入賞球の抽選結果に基づい
て、第2の変動表示領域142で変動表示ゲームが行わ
れ、以下同様に入賞した遊技球の順序で、第3、第4の
変動表示領域143、144でも順次変動表示ゲームが
行われる。
【0126】4つの変動表示領域で行われる変動表示ゲ
ームの順序は、図11、図12の丸数字のように行わ
れ、まず、特別変動表示に切り替えられた時間T1(図
12参照)から、第1の変動表示領域141で変動表示
ゲームが開始されるとともに、第2から第4の変動表示
領域144では、それぞれ一部が表示された右側の特図
50’についてのみ変動表示が行われ、前面の変動表示
領域に隠れた左及び中の特図については表示されない。
【0127】なお、第2から第4の変動表示領域144
で隠れた部分(左及び中の図柄)についても変動表示が
行われており、各変動表示領域の一部を表示すること
で、実際に変動表示が行われていることを、遊技者に示
すものである。
【0128】あるいは、変動表示領域の一部が隠れた第
2から第4の変動表示領域142〜144では、視認可
能な右側の特図50’のみ(最終停止図柄の一部)を変
動表示させることで、隠れている左及び中の特図も変動
しているような印象を遊技者に与える擬似的な変動表示
を行ってもよい。
【0129】次に、第1の変動表示領域141での変動
表示ゲームが終了する時間T2では、図11(B)のよ
うに、それまで最も手前にあった第1の変動表示領域1
41が下側となって、第2の変動表示領域142が最前
面へ移動して、それまで隠れていた左及び中の特図5
0’も変動表示を開始し、第2の変動表示領域142で
は、この時間T2から実質的な変動表示が開始される。
【0130】そして、第2の変動表示領域142での変
動表示ゲームが終了(図柄が確定)する時間T3では、
それまで最も手前にあった第2の変動表示領域142が
下側となって、第3の変動表示領域143が最前面へ移
動して、それまで隠れていた左及び中の特図50’も変
動表示を開始し、第3の変動表示領域142では、この
時間T3から実質的な変動表示が開始される。
【0131】この第3の変動表示領域143での変動表
示ゲームが終了する時間T4からは、最も下側だった第
4の変動表示領域142が最前面となって変動表示ゲー
ムを行う。
【0132】ここで、第2の変動表示領域142の変動
時間は、時間T1から所定時間が経過した時間Ta(図
12参照)などから時間T3までの時間とすればよく、
第3、第4の変動表示領域143、144についても前
面側の変動表示領域の変動時間のカウントを開始する時
間Ta、Tbから所定時間後に変動時間のカウントを開
始すればよい。
【0133】最後に、第4の変動表示領域144の図柄
が確定する時間T5以降には、前記第1実施形態の図4
に示した通常変動表示領域での変動表示ゲームに戻る。
【0134】こうして、この特別変動表示によれば、各
変動表示領域で同時に変動表示ゲームを開始して、最も
手前の変動表示領域の図柄が確定すると、その下側の変
動表示領域が最前面に順次移動して次々と変動表示ゲー
ムを行うので、4つの変動表示ゲームの開始から終了ま
でに要する時間は、図12において時間T1から時間T
5となって、前記従来例のように各変動表示ゲームを一
つずつ順次行う場合に比して、大幅に時間を短縮するこ
とができ、始動記憶が多数ある場合の変動表示ゲームを
迅速に行うことが可能となって、また、複数の変動表示
ゲームを一括して表示し、さらに、順次最前面へ移動さ
せて変動表示を行うことで、立体感のある変動表示ゲー
ムを行うことができ、遊技者の興趣を大幅に向上させる
ことができるのである。
【0135】なお、変動表示ゲームがリーチ状態となっ
た場合には、前記第1実施形態と同様に、その変動表示
領域を拡大してもよい。
【0136】図13は第4の実施形態を示し、前記第1
実施形態の特別図柄記憶表示器18を8つとし、始動記
憶が8つ(第1の所定値)以上になると特別変動表示を
開始して、始動記憶が4つ以下になると通常の変動表示
を行うようにしたものである。
【0137】特別図柄記憶表示器18は、図13(A)
において、始動記憶の増大に応じて図中左側から順次点
灯していき、最大8個が点灯するようにしたものであ
る。
【0138】始動記憶が8つになって全ての特別図柄記
憶表示器18が点灯すると、特別変動表示が開始され、
前記第1実施形態と同じく分割された変動表示領域41
〜44で変動表示が行われる。全変動表示領域で変動表
示が行われているときには、特別図柄記憶表示器18の
右側の4個が点滅または他の色などで変動表示中を示
す。
【0139】そして、第1の変動表示領域41で特図5
0が停止して図柄が確定すると、変動表示領域41の背
景色が変更されて図柄の確定を通知するとともに、一番
右側の特別図柄記憶表示器18が消灯して、一つの始動
記憶に対応した変動表示ゲームが終了したことを示す。
なお、背景色の変更は、上記図柄の変更以外に、リーチ
やリーチ予告、大当たり予告などで変化するようにして
もよく、一つ一つの表示が小さくなっても、背景色の変
化により全体の進行を容易に把握できるのである。
【0140】また、第1の変動表示領域41で変動表示
ゲームが開始された時点で、一番右側の特別図柄記憶表
示器18を消灯させる一方、第2から第4の変動表示領
域に対応する3つの特別図柄記憶表示器18の表示態様
を点滅や点灯色の変更により通常とは異なるように明示
してもよい。これは、第1の変動表示領域41の変動表
示ゲームの結果如何では(例えば、大当たりなど)、第
2から第4の変動表示ゲームが留保される可能性がある
ためである。
【0141】そして、残りの3つの変動表示領域42〜
44では変動表示ゲームが継続しているため、右から2
番目、3番目及び4番目の特別図柄記憶表示器18は、
点滅などにより変動表示中を示す。
【0142】残りの変動表示領域42〜44で順次変動
表示ゲームが終了すると、点滅または他色で点灯してい
た特別図柄記憶表示器18が、図中右側から順次消灯
し、始動記憶が4個以下または4個(第2所定値)以下
になると、図13(B)のように一つの変動表示領域4
0で構成された通常の変動表示ゲームへ移行するのであ
る。
【0143】このように、始動記憶の数を増大させる
と、特別変動表示を行う状況をより広げることができ、
大当たり終了後などの特定の遊技状態以外でも、始動記
憶が大きくなった時点で特別変動表示を行うことで、変
動表示ゲームの種類を拡大して遊技者の興趣を高めるこ
とができる。
【0144】そして、始動記憶数(実行可能ゲーム数)
が所定値以上のときには、複数の変動表示ゲームを同時
に行うことで、単位時間当たりの変動表示ゲームの数を
増大させることが可能となって、一つのゲーム時間を短
縮することなく、変動表示ゲームの全体の実行時間を低
減でき、ひとつずつ変動表示ゲームが行われる煩わしさ
を解消しながらも、各変動表示ゲームの時間を確保で
き、変動表示ゲームに対する興趣も維持できるのであ
る。
【0145】一方、始動記憶数が第1の所定値(4つ)
以下のときには、通常変動表示で変動表示ゲームを行う
ことで、特別変動表示により変動表示ゲームがすぐに終
わってしまうのを防いで、遊技者の興趣向上を図ること
ができ、始動記憶数(遊技の状態)に応じて、通常変動
表示と特別変動表示を切り替えることで、遊技者の変動
表示ゲームに対する興趣を保ちながらも、複数の始動記
憶の消化を迅速に行うことができるのである。
【0146】図14は第5の実施形態を示し、始動記憶
の数(実行可能ゲーム数)を変動表示装置4に表示する
とともに、前記第1実施形態の図10に示した拡大表示
を適用して、大当たり終了後に始動記憶の合計と、大当
たり前の始動記憶数及び大当たり中に増加した始動記憶
数を表示させるようにしたものである。
【0147】図14(A)は、変動表示中の変動表示装
置4を示し、変動表示装置4の右上には始動口7への入
賞球の数と、実行した変動表示ゲームの数の差分である
始動記憶の数を始動記憶表示領域(実行可能ゲーム数表
示領域)180に表示する。
【0148】変動表示ゲームの結果が大当たりとなり、
大当たり遊技が行われると、この間は変動表示ゲームの
停止期間中であるため、始動口7へ入賞した分、始動記
憶数が増大する。
【0149】そこで、大当たり終了後のエンディング表
示では、まず、図14(B)のように、大当たり終了時
点での始動記憶の数(絶対数)を、図14(A)の始動
記憶表示領域180よりも大きい始動記憶表示領域18
1で表示する。
【0150】さらに、始動記憶表示領域181を表示し
てから所定時間経過後には、図14(C)で示すよう
に、大当たり直前の始動記憶の数を、上記始動記憶表示
領域180(ここでは中央左側へ移動させる)で表示す
る一方、大当たり中に増加した始動記憶数を始動記憶表
示領域182で表示する。
【0151】ここで、始動記憶表示領域182を、大当
たり直前の始動記憶数を示す始動記憶表示領域180よ
りも大きく表示することにより、変動表示ゲームが停止
している大当たり期間中にどれだけ始動記憶が増えたか
を明確に知ることができ、遊技者の大きな関心事である
始動記憶数を拡大して表示することで、始動記憶数が増
えていれば、変動表示ゲーム再開後に再度大当たりとな
る期待を高めることができる。
【0152】また、図14(C)のように、大当たり中
に増加した始動記憶の数182を、通常の始動記憶数1
80の表示領域よりも大効きく表示することにより、遊
技者の大当たりに対する価値を、出玉だけではなく、大
当たり中の始動記憶数の増加も大当たりの楽しみに加え
ることができ、新しいゲームの楽しみ方を演出すること
が可能となる。
【0153】なお、始動記憶の絶対数、あるいは増加数
の大きさなどに応じて、始動記憶表示領域181、18
2の大きさ、色、形状あるいは背景を変化させてもよ
く、始動記憶数に応じてこれらを変えることにより、遊
技者が保有する始動記憶の価値の目安を提供することが
できる。また、始動記憶数は上記始動記憶表示領域18
1、182に限らず、キャラクタや背景で表示してもよ
い。
【0154】また、変動表示ゲームの停止期間中は、基
本的には大当たり中であるが、トラブル発生時にも変動
表示ゲームが停止することがあり、このようなときに、
始動記憶数を表示させておけば、遊技者に対する補償を
行うことができる。あるいは、停電時の復旧表示などに
始動記憶数の変化を表示させるようにすれば、正規の変
動表示画面が出ない場合に、この間の始動記憶数の変化
を報知でき、遊技者への補償を行うことができる。
【0155】さらに、始動記憶数が記憶可能な所定の上
限値を超えるとオーバーフローとなるが、この始動記憶
数のオーバーフローが発生したときには、上記始動記憶
表示領域181、182などでオーバーフローが発生し
たことを表示してもよい。
【0156】なお、上記実施の形態では、遊技機として
パチンコ遊技機に適用した例を示したが、その他の遊技
機、例えばパチスロ、アレンジボール等の遊技機にも適
用できる。
【0157】また、上記実施形態では、一括して特別変
動表示する変動表示領域を4つとしたが、これに限定さ
れるものではなく、任意の数の変動表示領域を同時に表
示させればよい。
【0158】また、一括して特別変動表示する変動表示
領域における変動表示ゲームに短縮変動を用いてもよ
く、始動記憶数が多数(例えば、8など)ある場合に
は、多数の変動表示ゲームを一括し、かつ、それぞれ短
縮することで短縮効果を高めることができる。
【0159】また、上記4つの変動表示領域で、4つの
変動表示ゲームを行い、最初に変動表示ゲームが停止し
た第1の変動表示領域で第5番目の変動表示ゲームを行
ってもよく、すなわち、第1から第4の変動表示領域で
未実施の変動表示ゲームを順次繰り返して行うようにし
てもよい。
【0160】また、上記4つの変動表示領域で、第1か
ら第4番目の変動表示ゲームを行い、すべての変動表示
ゲームが停止してから、第5から第8番目の変動表示ゲ
ームを行ってもよく、すなわち、複数の変動表示領域で
複数の変動表示ゲームが終了するごとに、あらたに複数
の未実施の変動表示ゲームを行うようにしてもよい。
【0161】また、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】パチンコ機の制御系統を示す図である。
【図3】遊技の流れを示す図である。
【図4】通常の変動表示の一例を示す変動表示装置の正
面図。
【図5】特別変動表示の一例を示す変動表示装置の正面
図。
【図6】特別変動表示の一例を示すタイミングチャート
で、第1〜第4の変動表示領域の表示状態と時間の関係
を示す。
【図7】特別変動表示のときの遊技制御装置が送出する
コマンドの一例を示し、時間と表示の関係を示す概念図
で、(A)は特別変動表示の開始時を、(B)は第1変
動表示領域の図柄確定時を、(C)は第2変動表示領域
の図柄確定時を、(D)は第3変動表示領域の図柄確定
時を、(E)は第4変動表示領域の図柄確定時をそれぞ
れ示す。
【図8】特別変動表示のときの遊技制御装置が送出する
コマンドの他の例を示し、時間と表示の関係を示す概念
図で、(A)は特別変動表示の開始時を、(B)は第1
変動表示領域の図柄確定時を、(C)は第2変動表示領
域の図柄確定時を、(D)は第3変動表示領域の図柄確
定時を、(E)は第4変動表示領域の図柄確定時をそれ
ぞれ示す。
【図9】大当たり終了後または確率変動状態のときに特
別変動表示を行う場合に、遊技制御装置で行われる処理
の一例を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態を示し、特別変動表示の他の
一例を示す変動表示装置の正面図で、(A)は特別変動
表示中の表示状態を、(B)は第1の変動表示領域で図
柄が確定したときの表示状態を、(C)はリーチ状態の
ときの表示状態をそれぞれ示す。
【図11】第3の実施形態を示し、特別変動表示の他の
一例を示す変動表示装置の正面図で、(A)は特別変動
表示の開始時を、(B)は第2の変動表示領域が表示を
開始したときをそれぞれ示す。
【図12】同じく、特別変動表示の一例を示すタイミン
グチャートで、第1〜第4の変動表示領域の表示状態と
時間の関係を示す。
【図13】第4の実施形態を示し、特別変動表示の他の
一例を示す変動表示装置の正面図で、(A)は特別変動
表示開始後に第1変動表示領域の図柄が確定したとき
を、(B)は始動記憶が4つ以下のときの通常変動表示
の様子をそれぞれ示す。
【図14】第5の実施形態を示し、始動記憶数表示の一
例を示す変動表示装置の正面図で、(A)は変動中の表
示状態を、(B)は大当たり終了後の第1の表示状態
を、(C)は大当たり終了後の第2の表示状態をそれぞ
れ示す。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 変動表示装置 41〜44 第1〜第4変動表示領域 50 特別図柄(特図、図柄、識別情報) 41a〜52a 主図柄 40b、40g、40r、40p 装飾図柄 100 遊技制御装置 101 遊技用マイコン(遊技制御手段、変動時間制御
手段) 150 表示制御装置(変動表示態様記憶手段、表示制
御態様選択手段、変動表示制御手段) 180〜182 始動記憶表示領域 181 250 装飾制御装置 300 音制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 AA16 AA35 AA36 AA37 AA42 BC22 BC23 CA19 CA27

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変表示装置の表示領域に識別情報を変動
    表示する変動表示ゲームを行い、前記識別情報の結果態
    様に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
    て、 単一の変動表示ゲームを実行する変動表示領域を設定す
    る通常変動表示設定手段と、 複数の変動表示ゲームを同時に実行可能な複数の変動表
    示領域を設定する特別変動表示設定手段と、 所定の変動表示条件が成立した数を所定の上限数まで累
    積的に記憶し、前記変動表示ゲームの実行毎に記憶数の
    減算を行う条件成立数記憶手段と、 所定の遊技条件に基づいて前記特別変動表示設定手段ま
    たは通常変動表示設定手段の一方を選択して変動表示ゲ
    ームを実行する変動表示ゲーム制御手段とを備えたこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記変動表示ゲーム制御手段は、前記条件
    成立数記憶手段の記憶数が所定値以上のときには、前記
    特別変動表示設定手段を選択して変動表示ゲームを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記変動表示ゲーム制御手段は、遊技状態
    が前記変更表示ゲームの結果態様に関連して発生する特
    別遊技状態の終了時に、前記特別変動表示設定手段を選
    択して変動表示ゲームを行うことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記変動表示ゲーム制御手段は、前記特別
    遊技状態が生じやすくなる特定遊技状態となったとき
    に、前記特別変動表示設定手段を選択して変動表示ゲー
    ムを行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかひとつに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記特別変動表示設定手段は、単一の可変
    表示装置の表示領域に複数の変動表示領域を設定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかひと
    つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記特別変動表示設定手段は、各変動表示
    領域の少なくとも一部を表示しながら、複数の変動表示
    領域を重ね合わせ、所定の順序で各変動表示領域を順次
    最前面に表示することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかひとつに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記特別変動表示設定手段は、重ね合わせ
    た複数の変動表示領域のうち視認可能な部分に、最終停
    止図柄の一部を含むことを特徴とする請求項6に記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】前記特別変動表示設定手段は、複数の変動
    表示領域を変動表示ゲームの結果確定順序に応じて整列
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれ
    かひとつに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記特別変動表示設定手段は、予め設定し
    た順序で複数の変動表示領域の結果確定を行うことを特
    徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかひとつに記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記特別変動表示設定手段は、前記複数
    の変動表示領域で実行される変動表示ゲームのうちのい
    ずれかがリーチ態様となったときには、当該変動表示領
    域を拡大表示することを特徴とする請求項1ないし請求
    項9のいずれかひとつに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記特別変動表示設定手段は、前記複数
    の変動表示領域で実行される変動表示ゲームが停止態様
    となったときに拡大表示を行うことを特徴とする請求項
    1ないし請求項10のいずれかひとつに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】前記特別変動表示設定手段は、前記リー
    チ態様の拡大表示領域を、前記停止態様のときの拡大表
    示領域よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1
    1に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】前記特別変動表示設定手段は、前記複数
    の変動表示領域で実行される各変動表示ゲームの停止順
    序を、前記変動表示ゲーム開始条件の成立順とすること
    を特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかひと
    つに記載の遊技機。
  14. 【請求項14】前記変動表示ゲーム制御手段は、前記条
    件成立数記憶手段の記憶数が第1の所定値以上となった
    場合に、前記特別変動表示設定手段を選択して変動表示
    ゲームを行い、前記記憶数が第2の所定値以下となった
    場合に、前記通常変動表示設定手段を選択して変動表示
    ゲームを行うことを特徴とする請求項1ないし請求項1
    3のいずれかひとつに記載の遊技機。
  15. 【請求項15】前記変動表示ゲーム制御手段は、前記複
    数の変動表示領域で行われる変動表示ゲームの進行態様
    を変動表示領域の背景表示により報知することを特徴と
    する請求項1ないし請求項14のいずれかひとつに記載
    の遊技機。
  16. 【請求項16】前記条件成立数記憶手段の記憶数を表示
    する記憶表示手段を備え、この記憶表示手段は、前記特
    別変動表示が行われていることを前記表示態様とは別態
    様にて表示することを特徴とする請求項1ないし請求項
    15のいずれかひとつに記載の遊技機。
  17. 【請求項17】可変表示装置の複数の表示領域に識別情
    報を変動表示する変動表示ゲームを行い、前記識別情報
    の表示結果に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技
    機において、 所定の変動表示条件が成立した数を所定の上限数まで累
    積的に記憶し、前記変動表示ゲームの実行毎に記憶数の
    減算を行う条件成立数記憶手段と、 前記記憶数を前記可変表示装置上に表示する実行可能ゲ
    ーム数表示手段とを備え、 この実行可能ゲーム数表示手段は、変動表示ゲーム実行
    時から前記記憶数の表示を行うとともに、大当たり期間
    の終了時に前記記憶数を拡大表示することを特徴とする
    遊技機。
  18. 【請求項18】可変表示装置の複数の表示領域に識別情
    報を変動表示する変動表示ゲームを行い、前記識別情報
    の表示結果に関連して特定の遊技価値を付与可能な遊技
    機において、 所定の変動表示条件が成立した数を所定の上限数まで累
    積的に記憶し、前記変動表示ゲームの実行毎に記憶数の
    減算を行う条件成立数記憶手段と、 前記記憶数を前記可変表示装置上に表示する実行可能ゲ
    ーム数表示手段とを備え、 この実行可能ゲーム数表示手段は、大当たり期間の終了
    時に前記記憶数を表示することを特徴とする遊技機。
  19. 【請求項19】前記実行可能ゲーム数表示手段は、前記
    変動表示ゲーム停止期間中に増加した記憶数を表示する
    ことを特徴とする請求項17または請求項18のいずれ
    かひとつに記載の遊技機。
  20. 【請求項20】前記実行可能ゲーム数表示手段は、予め
    複数の表示態様を備えて、記憶数または記憶数の増加分
    に応じて表示態様を変更することを特徴とする請求項1
    7ないし請求項19のいずれかひとつに記載の遊技機。
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