JP2001062077A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001062077A
JP2001062077A JP23778699A JP23778699A JP2001062077A JP 2001062077 A JP2001062077 A JP 2001062077A JP 23778699 A JP23778699 A JP 23778699A JP 23778699 A JP23778699 A JP 23778699A JP 2001062077 A JP2001062077 A JP 2001062077A
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display
symbol
control device
maintenance
gaming machine
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の各表示領域に複数の識別情報表示
を次々と表示していく変動表示が可能な遊技機におい
て、表示のバリエーションが豊富であり、変化に富んだ
表示が可能であるものを提供する。 【解決手段】 遊技機の表示装置20における図柄変動
において、少なくとも一つの表示領域の図柄を、前回の
停止図柄のままスクロール変動させずに、停止位置近傍
で停滞させる維持表示を可能とした。維持表示において
は、図柄を完全に停止させるのではなく、停止位置近傍
で上下に揺動する揺動動作や、自転する回転動作を行わ
せる。また、維持表示すべき表示領域は、遊技者により
選択可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の各表示
領域に複数の識別情報表示を次々と表示していく変動表
示が可能な遊技機において、表示のバリエーションを増
やし、表示を変化に富んだものとする改良に関する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機等の遊技機においては、表示
装置の複数の表示領域のそれぞれに、複数の識別情報表
示(例えば数字を示す図柄表示)を、例えばスクロール
変動により、次々と表示していく変動表示ができるもの
がある。そして、このような変動表示(図柄変動)を含
む一連の可変表示が、特別遊技状態(大当たり)の抽選
毎に行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機においては、大当たりの抽選毎に、総ての表示領
域の識別情報表示を変動表示(スクロール変動)させる
ようになっていたので、表示のバリエーションに乏し
く、ともすれば表示が単調となりがちであった。
【0004】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、表示装置の各表示領域に複数の識別情報
表示を次々と表示していく変動表示が可能な遊技機にお
いて、表示のバリエーションが豊富であり、変化に富ん
だ表示が可能であるものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、複数の
表示領域のそれぞれに複数の識別情報表示を次々と表示
する変動表示が可能な表示装置を備え、特別遊技状態の
抽選を行うとともにこの特別遊技状態の抽選毎に前記表
示装置に前記変動表示を含み得る可変表示を行わせる遊
技機において、前記表示領域の少なくとも一つにおいて
前回の可変表示後に停止した識別情報表示を可変表示の
開始から終了に至るまで停止位置近傍で停滞させる維持
表示を行うように前記表示装置を制御する維持表示手段
を備えた。
【0006】第2の発明では、前記表示装置における表
示を制御する表示制御装置と、前記特別遊技状態の抽選
を行うとともにこの特別遊技状態の抽選毎に前記表示装
置に前記可変表示を行わせることを前記表示制御装置に
指令する遊技制御装置とを別個に備えるとともに、前記
維持表示手段を前記表示制御装置に備えた。
【0007】第3の発明では、前記表示制御装置は、維
持表示を行うか否かを前記遊技制御装置からの指令によ
り決定する。
【0008】第4の発明では、前記維持表示において
は、前記識別情報表示を完全停止でない表示態様で表示
可能である。
【0009】第5の発明では、前記完全停止でない表示
態様として、識別情報表示を停止位置近傍で上下に揺動
させて表示する表示態様を備えた。
【0010】第6の発明では、前記完全停止でない表示
態様として、識別情報表示を停止位置近傍で自転させて
表示する表示態様を備えた。
【0011】第7の発明では、表示装置は、前記特別遊
技状態の抽選が大当たりとなったことを前記複数の表示
領域に表示された識別情報表示を同一の表示で停止させ
ることにより報知するものであり、前記可変表示におい
ては前記表示領域の一つを除く表示を同一の表示で揃わ
せるリーチ状態表示を表示可能であるとともに、前記維
持表示手段は、前回の可変表示において一つを除く表示
領域が同一の識別情報表示で停止した場合にこれら同一
の表示で揃っている表示領域について維持表示を行って
可変表示開始当初からリーチ状態表示を行うことが可能
である。
【0012】第8の発明では、維持表示を行わせる表示
領域を遊技者が選択し得るようにした。
【0013】
【発明の作用および効果】第1の発明では、特別遊技状
態の抽選(大当たりの抽選)毎に行われる可変表示にお
いて、変動表示(例えばスクロール変動)せずに維持表
示する表示領域を設けることができるので、表示のバリ
エーションが豊富となり、遊技者を飽きさせることのな
い変化に富んだ表示を行いうる。特に、維持表示された
識別情報表示は、前回の変動の停止図柄が維持されるも
のであるから、表示を見る者にとっては、今回の表示変
動が前回の表示変動から引き続いてなされているように
感じられ、表示を見る者の楽しみ方の幅が広がり、遊技
の興趣が高められる。
【0014】第2の発明では、維持表示手段を含む表示
制御装置を遊技制御装置とは別に設けたので、遊技制御
装置に維持表示関連の複雑な制御を行わせる必要はな
く、表示制御装置と遊技制御装置とで効率的に役割分担
をすることができ、また遊技機の開発の効率も高められ
る。
【0015】第3の発明では、維持表示を行うか否かは
遊技制御装置からの指示により決定されるので、大当た
りの発生と関連づけて維持表示を行うような表示制御も
矛盾なく適切に行うことができる。
【0016】第4〜第6の発明では、維持表示の表示態
様として、完全停止表示以外に、様々な表示態様(例え
ば第4の発明の揺動動作表示、第5の発明の回転動作表
示)を採り得るので、維持表示を行う場合の画面表示に
さらにバリエーションを持たせることができるととも
に、維持表示がなされていることを遊技者に確実に分か
らせることができる。
【0017】第7の発明では、前回の可変表示で一つの
表示領域を除いて識別情報表示が同一の表示で揃ってい
る場合には、これら同一の表示を維持表示して直ちにリ
ーチ状態表示に移行できる。したがって、遊技者は、前
回の停止表示に基づいてリーチの期待が高めれ、前回の
表示変動からの継続性をもって今回の表示変動を楽しむ
ことができるので、遊技の興趣が高められる。
【0018】第8の発明では、維持表示すべき表示領域
を表示制御装置が勝手に選択するのではなく、遊技者に
選択の機会が与えられるので、遊技者に対して画面表示
に直接参加しているような気分を与えることができ、遊
技の興趣が高められる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0020】図1は、弾球遊技機の遊技盤10の正面図
である。
【0021】この遊技盤10の表面において、ガイドレ
ール9で囲われた部分が遊技領域11となる。弾球遊技
においては、図示されない打球発射装置の操作により、
遊技球(パチンコ球)が1個ずつ遊技領域11へ向けて
打ち出される。
【0022】遊技領域11の下方付近には、内部に大入
賞口を有する特別変動入賞装置12が配設される。この
特別変動入賞装置12は、大入賞口ソレノイド12A
(図2参照)への通電により開閉されるものである。ま
た、遊技領域11の各所には一般入賞口13が設けられ
るとともに、特別変動入賞装置12の直ぐ上方には、普
通変動入賞装置(電動ゲート)15を有する始動口14
が配設される。この普通変動入賞装置15は、普通変動
入賞装置ソレノイド15A(図2参照)への通電により
動作し、始動口14への入口の広さを変更する。さら
に、遊技領域11の最下端には、排出口16が設けられ
る。これにより、遊技領域11内に打ち込まれた遊技球
は、遊技領域11内の各所に配置された風車等の転動誘
導部材17により転動方向を変えられながら遊技領域1
1表面を流下し、特別変動入賞装置12、一般入賞口1
3、始動口14、排出口16のいずれかに入るようにな
っている。
【0023】一般入賞口13への入賞は、各一般入賞口
13毎に備えられた一般入賞口センサ51(図2参照)
により検出される。また、始動口14への入賞は、特別
図柄始動センサ52により検出される。さらに、特別変
動入賞装置12への入賞は、大入賞口カウントセンサ5
4により検出される。そして、これらの入賞が検出され
ると、排出制御装置200(図2参照)は、入賞した入
賞装置の種類に応じた数の賞球が賞球口6Aから排出さ
れるように、球排出装置60を制御するようになってい
る。
【0024】特別変動入賞装置12上方の遊技領域11
ほぼ中央には、表示装置(特別図柄可変表示装置)20
が備えられる。この表示装置20は、表示制御装置15
0(図2参照)により制御されて、遊技の進行に対応し
た画像を表示するものである。具体的に、この表示装置
20においては、主たる表示として、表示画面の複数の
表示領域(例えば左、中、右の3つの表示領域)のそれ
ぞれに、識別情報である特別図柄が表示される。この表
示においては、識別情報表示を次々と表示する(順次切
り換えていく)「変動表示」が可能となっている。例え
ば、特別図柄としては16進法で表現された16個の数
字(「0」〜「F」)が表示され、これらの数字からな
る帯をスクロールさせる変動表示がなされる。なお、こ
の表示装置20の表示画面部分は、例えばLCD(液晶
表示器)、CRT(ブラウン管)等から構成される。。
【0025】前述のように始動口14への入賞は特別図
柄始動センサ52により検出されるが、この始動口14
への遊技球の入賞タイミングは、特別図柄入賞記憶とし
て、遊技制御装置100(図2参照)の所定の記憶領域
(RAM113(図2参照)の第1〜第4の特別図柄記
憶領域)に、最大4回分を限度として記憶される。ま
た、この特別図柄入賞記憶の数は、表示装置20上部に
設けられた特別図柄記憶表示器21に表示される。遊技
制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づき、(特別
図柄に関する)大当たり発生の抽選を行う。
【0026】この大当たりの抽選のたびに、表示装置2
0では可変表示が行われる。ここで、「可変表示」と
は、特別遊技状態の抽選毎に行われる、前述の「変動表
示」と後述の「維持表示」のいずれをも含み得る一連の
表示をいう。例えば、可変表示においては、各表示領域
の特別図柄がそれぞれ変動(例えばスクロール)を開始
し、これらの変動が順次あるいは同時に停止していく。
この場合、各表示領域の識別情報は、抽選により遊技が
大当たりとなると、所定の組み合わせ(例えば同一の特
別図柄の組み合わせ)で停止し、はずれの場合には、所
定以外の組み合わせで停止する。
【0027】大当たりでは、表示装置20において大当
たり発生を示す表示(例えば上述のように可変表示後の
各表示領域の特別図柄が所定の組み合わせで停止する表
示)がなされるとともに、特別変動入賞装置12が、所
定期間にわたって、球を受け入れない閉状態(遊技者に
不利な状態)から球を受け入れやすい開状態(遊技者に
有利な状態)に変換され、遊技者により多くの賞球獲得
のチャンスが与えられる。
【0028】大当たりには、通常の大当たりと確率変動
を伴う大当たりの2種類が設けられる。通常の遊技にお
いては、大当たりの発生確率は、所定の確率(例えば1
/300)に保たれているが、確率変動を伴う大当たり
が発生した場合には、この発生が確率変動図柄による大
当たり表示(例えば「777」)で示されるとともに、
確率変動状態、すなわち大当たり発生確率が通常の確率
よりも高い確率(例えば1/50)となる状態に、遊技
が移行する。この確率変動状態は、引き続く大当たりが
確率変動を伴わない通常の大当たりとなるまで継続され
る。
【0029】特別変動入賞装置12内には、前述したよ
うに特別変動入賞装置12への入賞球数をカウントする
カウントセンサ55(図2参照)が備えられるととも
に、特別変動入賞装置12内に設けられた継続入賞口へ
の入賞球を検出する継続センサ54(図2参照)が備え
られている。
【0030】上記の開状態は、カウントセンサ55によ
り検出される特別変動入賞装置12への所定数(例えば
10個)の入賞または所定時間の経過(例えば30秒)
を1単位(1ラウンド)として実行される。そして、各
ラウンドにおいて特別変動入賞装置12へ所定数の入賞
があり、かつ継続センサ54により検出される継続入賞
口への入賞がある限り、ラウンドは所定の上限値(例え
ば16ラウンド)に至るまで繰り返されるようになって
いる。
【0031】遊技領域11の所定位置には、普通図柄始
動ゲート18が配設される。この普通図柄始動ゲート1
8への遊技球の通過は普通図柄始動センサ53(図2参
照)により検出され、この通過タイミング(普通図柄始
動記憶)は、遊技制御装置100に記憶される。遊技制
御装置100は、この普通図柄始動記憶に基づき、普通
図柄に関する当たりの抽選を行う。この普通図柄に関す
る当たりが発生したときには、所定時間にわたって始動
口14の普通変動入賞装置15が開かれ、始動口14へ
の入賞が容易とされるようになっている。なお、普通図
柄始動記憶の記憶数は、後述の普通図柄表示器30の両
側に配設された普通図柄記憶表示器31に表示されよう
になっている。
【0032】始動口14の基部には、普通図柄(例えば
一桁の数字)を表示する普通図柄表示器31が配設され
る。この普通図柄表示器31における可変表示は、普通
図柄始動記憶があると変動を始め、普通図柄に関する抽
選が当たりとなると、所定の当たり図柄で停止する。
【0033】また、弾球遊技機には、装飾表示制御装置
300(図2参照)により制御されるサイドランプ41
等の装飾発光源80(図2参照)が備えられ、遊技の進
行に伴うランプ点灯等の装飾表示が行われるようになっ
ている。
【0034】さらに、弾球遊技機には、音制御装置25
0(図2参照)に制御される図示されないスピーカ70
(図2参照)が備えられ、このスピーカ70から、遊技
状態に対応した効果音を出力するようになっている。
【0035】図2は、弾球遊技機の制御系を示すブロッ
ク構成図である。
【0036】図示されるように、遊技制御装置100
は、(入出力)インターフェイス110、CPU11
1、ROM112,RAM113等から構成される。
【0037】CPU111は、遊技制御装置100によ
る制御(遊技制御)を司るICである。
【0038】ROM112は、遊技制御のための不変の
情報を記憶しているもので、各種プログラムや、遊技制
御における大当たりの確率などの定数が記憶されてい
る。
【0039】RAM113は、CPU111による遊技
制御時にワークエリアとして利用されるもので、特別図
柄乱数カウンタ、特別図柄乱数記憶、普通図柄乱数カウ
ンタ、普通図柄乱数記憶、大当たり判定フラグ等が、対
応する格納領域に記憶される。ここで、特別図柄乱数カ
ウンタ、普通図柄乱数カウンタは、それぞれ、(特別図
柄に関する)大当たり、普通図柄に関する当たりを決定
するために用いられるカウンタで、所定の数値範囲内で
更新されるものである。また、大当たり判定フラグは、
大当たりの発生/非発生を示すフラグである。
【0040】CPU111には、インターフェース11
0を介して、各種検出装置、すなわち一般入賞口センサ
51(第1一般入賞口センサ51a〜第5一般入賞口セ
ンサ51e)、特別図柄始動センサ52、普通図柄始動
ゲートセンサ53、カウントセンサ54、継続センサ5
4からの検出信号が入力される。CPU111は、これ
らの検出信号に基づいて、ROM112に格納されたプ
ログラム(遊技プログラム)により、遊技の統括的な制
御(遊技制御)を行う。
【0041】詳しく説明すると、CPU111は、特別
図柄入賞記憶(特別図柄始動センサ52による始動口1
4への入賞検出のタイミングにおける特別図柄乱数カウ
ンタの値)に基づいて、(特別図柄に関する)大当たり
の抽選を行う。また、普通図柄入賞記憶(普通図柄始動
センサ52による普通図柄始動ゲート18通過検出のタ
イミングにおける普通図柄乱数カウンタの値)に基づい
て、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0042】また、CPU111は、表示制御装置15
0に表示制御信号を送信して、表示装置20における表
示を制御する。また、同様に、特別図柄記憶表示器2
1、普通図柄表示器30、普通図柄記憶表示器31に制
御信号を送信し、これら各表示器の表示を制御する。
【0043】また、CPU111は、特別変動入賞装置
12の駆動用ソレノイドである大入賞口ソレノイド12
A、普通変動入賞装置15の駆動ソレノイドである普通
変動入賞装置ソレノイド15Aに制御信号を送信し、こ
れらのソレノイドへの通電を制御することにより、特別
変動入賞装置12、普通変動入賞装置15の開閉を制御
する。
【0044】また、CPU111は、排出制御装置20
0に、賞球数データ等を含む排出制御信号(賞球数制御
情報)を送信し、図示されない排出装置からの賞球(お
よび貸球)の排出を制御する。
【0045】また、CPU111は、装飾表示制御装置
250、音制御装置300に、それぞれ音制御信号、装
飾表示制御信号を送信し、装飾発光源80の発光動作、
スピーカ70からの音出力等を制御する。
【0046】図3には、表示制御装置150の構成を示
す。
【0047】図示されるように、表示制御装置150
は、CPU151、ROM152、RAM153、DM
AC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)
154、インターフェイス155、VDP(ビデオ・デ
ィスプレイ・プロセッサ)156、表示装置(LCD)
20の画像データを格納したフォントROM157、ク
ロック158、EEPROM159等から構成される。
【0048】CPU151は、インターフェイス155
を介して遊技制御装置100からの通信割り込みを受け
ると、遊技制御装置100からの表示指令信号の読み込
みを行うとともに、この表示指令信号のデータに基づい
て画面情報(図柄表示情報、背景画面情報、動画キャラ
クタ画面情報など)を作成して、RAM153に記憶す
る。
【0049】この画面情報は、VDP156からCPU
151への垂直同期割り込みのタイミングで、VDP1
56から転送指令を受けたDMAC154により、VD
P156に転送される。VDP156は、この画像情報
に基づき、フォントROM157の該当画像データを取
り込み、表示装置20の画面に水平走査、垂直走査を行
って、所定の画像表示を行う。
【0050】図4は、遊技制御装置100から表示制御
装置150に送信される表示指令信号の具体的構成を示
す図表である。
【0051】図示されるように、表示指令信号は、第1
フレームデータと第2フレームデータとから構成され
る。第1フレームデータと第2フレームデータは、一塊
りで送信処理され、この第1フレームデータと第2フレ
ームデータの数値の組み合わせにより、表示指令信号の
種類(内容)が特定される。
【0052】表示指令信号としては、変動開始指令と、
図柄別停止図柄通知と、変動停止指令が備えられる。
【0053】変動開始指令は、左、中、右の全図柄の変
動開始を指示する指令信号である。この変動開始指令
は、図柄変動時間(全図柄が変動開始してから、全図柄
が変動停止するまでの時間)を特定する情報(時間特定
情報)を、この時間特定情報が第1フレームデータの値
として備えている。また、この変動開始指令は、第2フ
レームデータの値として、特別図柄の図柄変動において
「維持表示」を行うか否かについての情報を持つ。具体
的に、第2フレームデータ=01Hの信号は維持表示無
しを示し、第2フレームデータ=02Hの信号は維持表
示ありを示す。
【0054】ここで、「維持表示」とは、本発明の特徴
となる表示態様であり、特別図柄変動において、少なく
とも一つの図柄(例えば左図柄)を、停止位置の近傍に
スクロール表示させずに停滞させる表示態様を言う。こ
の場合、維持表示される特別図柄は、スクロール変動せ
ずに停止位置近傍に止まり続けるのであれば、様々な表
示態様を採り得る。例えば、完全に停止状態で表示して
もよいし、揺動動作状態(図柄が上下に小さく揺動する
動作状態)で表示してもよいし(図9参照)、回転動作
状態(図柄がその略中央部を中心に自転する動作状態)
で表示してもよい(図10参照)。これら維持表示の中
での各種表示態様の選択は、表示制御装置150におい
て行われる(図5のステップS15参照)。
【0055】なお、図には示さないが、この変動開始指
令には、演出装置(スピーカ70、装飾発光源80)の
動作パターンを特定する情報(演出パターン選択デー
タ)を含ませることもできる。この場合には、第1フレ
ームデータまたは第2フレームデータに、図柄変動時間
または維持表示の有無とともに演出装置の動作パターン
をも特定する値を設定する。
【0056】図柄別停止図柄通知は、左、中、右の各図
柄(表示領域)のそれぞれについて、図柄変動後、停止
したときに表示すべき停止図柄を指定する情報(停止態
様決定情報)を持つ指令信号である。この図柄別停止図
柄通知は、左、中、右の各図柄毎に、停止図柄に1対1
で対応するものである。
【0057】変動停止指令は、全図柄の完全停止を指示
する指令信号である。後述するように、この変動停止指
令は、変動開始指令により指示された図柄変動時間経過
のタイミングで送信される。
【0058】図5は、遊技制御装置100における遊技
制御の処理手順、および表示制御装置150における表
示制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0059】遊技制御装置100においては、まずステ
ップS1で、RAM113のクリア等の初期化処理が行
われる。続くステップS2では、特別図柄始動記憶があ
るか否かの判定がなされ、始動記憶がなければ始動記憶
が発生するまで待機し、始動記憶があればステップS3
に進む。
【0060】ステップS3では、図柄停止情報の設定処
理が行われる。
【0061】具体的には、まず、最も古い特別図柄始動
記憶に基づいて、大当たりの判定を行う。続いて、この
判定結果に基づいて、左、中、右の各図柄の停止図柄を
決定し、図柄変動時間を決定し、維持表示を行うか否か
を決定する。また、場合により、変動動作中における演
出装置(スピーカ70、装飾発光源80)の動作も併せ
て決定する。
【0062】この場合、図柄変動時間の長さは、特別図
柄始動記憶の残留数にしたがって、調整される。具体的
には、特別図柄の変動開始時の特別図柄始動記憶の残留
数が多いほど、図柄変動時間を短くする。この図柄変動
時間の短縮は、始動口14への入賞からその入賞に対応
する図柄変動の停止までの時間が所定時間(例えば5
秒)以上であることを条件に行われる。また、この図柄
変動時間の調整においては、普通図柄に関する当たり状
態となって普通変動入賞装置15の開放頻度が高められ
たり開放時間が延長された場合には、(始動口14への
入賞が増えるのに対応して)通常の遊技状態における場
合よりも時間短縮の幅を大きくする等、遊技状態に応じ
た変更を行うようにしてもよい。
【0063】このような図柄変動時間の調整により、残
留している特別図柄始動記憶を迅速に処理し、新たな特
別図柄始動記憶を受け入れ可能としていくことができ
る。この結果、特別図柄始動記憶が記憶蓄積数の限界
(4個)に達して始動口14への入賞があっても特別図
柄始動記憶が増加しなくなってしまう現象(特別図柄始
動記憶のオーバーフロー)に適切に対処できる。
【0064】その一方で、特別図柄始動記憶が少ないと
きには、図柄変動時間が長く設定されるので、特別図柄
始動記憶が無くなって図柄変動が行われない時間帯を少
なくすることができる。したがって、遊技者は図柄変動
を十分に楽しむことができ、遊技の興趣が高められる。
【0065】この場合、図柄変動時間の長さは、特別図
柄始動記憶の残留数にしたがって、調整される。具体的
に、特別図柄始動記憶の残留数が多いときには、図柄変
動時間を短くすることにより、残留している特別図柄始
動記憶を迅速に処理し、新たな特別図柄始動記憶を受け
入れ可能としていく。これにより、特別図柄始動記憶が
記憶蓄積数の限界(4個)に達して始動口14への入賞
があっても特別図柄始動記憶が増加しなくなってしまう
現象(特別図柄始動記憶のオーバーフロー)に適切に対
処できる。
【0066】このように決定された変動時間、停止図
柄、維持表示の有無、演出装置の動作パターンに基づい
て、表示指令信号(変動開始指令および図柄別停止図柄
通知)を編集する。最後に、これらの処理の終了した
ら、最も古い特別図柄始動記憶を消去し、図柄変動時間
に相当する時間を制御タイマにセットする。
【0067】ステップS4では、ステップS3で編集し
た表示指令信号の送信を行う。具体的には、まず図柄変
動指令の送信を行い、その後、2ミリ秒間隔で、左、
中、右の各図柄別停止図柄通知の送信を行う。
【0068】ステップS5では、ステップS3でセット
した制御タイマを減算更新し、続くステップS6で制御
タイマがタイムアップするまで、この減算更新処理を継
続する。また、この制御タイマの更新処理の間には、音
制御装置250、装飾表示制御装置300に向けて、そ
れぞれ音指令信号、装飾指令信号を送信する。なお、こ
れらの指令信号は、当然、ステップS3において選択さ
れた演出装置の動作パターンに対応するものである。
【0069】このステップS6で制御タイマのタイムア
ップが確認されたらば、ステップS7に進み、変動停止
指令を表示制御装置150に送信する。このように、変
動停止指令の送信は、ステップS3で設定された図柄変
動時間経過のタイミングを待って行われる。
【0070】続くステップS8では、大当たり関連処理
を行う。具体的には、大当たり発生の場合は、特別変動
入賞装置12の開放などの大当たり時の処理を行い、大
当たり状態が終了したら、ステップS2に戻る。また、
大当たり発生でない場合には、そのままステップS2に
戻る。
【0071】一方、表示制御装置150においては、ま
ずステップS11において、RAM153のクリア等の
初期化処理が行われる。
【0072】ステップS12では、変動開始指令の受信
処理を行う。具体的には、遊技制御装置100から送信
処理(ステップS4参照)された変動開始指令を受信
し、この変動開始指令に含まれる情報(時間特定情報、
維持表示の有無、演出パターン選択データ)に基づい
て、この情報に対応する制御用データをROM152か
ら選択し、RAM153に記憶する。
【0073】ステップS13では、遊技制御装置100
から送信処理(ステップS4参照)された左、中、右の
各図柄の図柄別停止図柄通知(停止態様決定情報)を順
次受信し、この通知に対応する制御用データをROM1
52から選択し、RAM153に記憶する。
【0074】ステップS14では、左、中、右の全図柄
の変動を開始する。この場合、変動開始指令に含まれる
情報が「維持表示無し」ならば、左、中、右の全図柄の
スクロール変動を開始する。
【0075】一方、変動開始指令に含まれる情報が「維
持表示有り」ならば、表示制御装置150は、その内部
で生成されている乱数を用いて、左、中、右図柄のいず
れの図柄(表示領域)について維持表示するかを決定
し、その維持表示をどのような態様(例えば完全停止、
揺動動作、回転動作等)で行うかを選択する。この場
合、維持表示する表示領域は、前回の停止図柄と、図柄
別停止図柄通知により支持された今回の停止図柄が一致
するものから選択するようにする。このように維持表示
する表示領域とその表示態様が決まったら、維持表示す
べきと決定された表示領域の図柄を、選択された態様で
表示するとともに、残りの表示領域の図柄のスクロール
変動を開始する。
【0076】ステップS15では、ステップS12、ス
テップS14でRAM153に記憶された、時間特定情
報、維持表示の有無、演出パターン選択データ、停止態
様決定情報に対応する制御用データに基づいて、具体的
な変動パターンを決定する。そして、この変動パターン
に基づいて、表示装置20における表示を制御する。
【0077】なお、この図柄変動の最終局面では、左、
中、右の各図柄が、図柄別停止図柄データで指定された
停止図柄で揺動動作しながら、変動停止指令を待機する
ようにする。
【0078】ステップS16では、遊技制御装置100
から送信処理(ステップS7参照)された変動停止指令
の受信処理を行う。
【0079】ステップS17では、左、中、右の各図柄
を、各図柄別停止図柄通知で指定された図柄で完全に停
止させる。
【0080】ステップS18では、大当たり関連表示処
理を行う。具体的には、大当たりが発生して、遊技制御
装置100から大当たり関連の表示指令信号を受信した
場合には、この表示指令信号に基づいて、表示装置20
に大当たり時用の画面表示を行い、大当たり状態の終了
後、ステップS12に戻る。。また、大当たりが発生せ
ず、大当たり関連の表示指令信号を受信しなかった場合
には、そのままステップS12に戻る。
【0081】つぎに、図6〜図10に基づいて、本実施
の形態における表示装置20の表示の一例を説明する。
【0082】図6、図7は、遊技制御装置100からの
各種指令信号送信と、表示装置20における表示との関
係を示すタイミングチャートである。このうち、図6は
「維持表示無し」の場合を示し、図7は「維持表示有
り」の場合を示す。
【0083】また、図8〜図11は、図6、図7のタイ
ミングチャートの各瞬間における、表示装置20の具体
的な画面表示状態を示す説明図であり、図8は図6のタ
イミングチャートに、図9、図10は図7のタイミング
チャートに、それぞれ対応する。
【0084】まず、「維持表示無し」の表示がなされる
場合から説明する。図6に示すように、遊技制御装置1
00から表示制御装置150に向けて、維持表示無しの
情報を含む変動開始指令、左図柄に関する停止図柄通
知、中図柄に関する停止図柄通知、右図柄に関する停止
図柄通知が送信されると、左、中、右の各図柄は、図柄
停止状態(図8(a))から変動状態(図8(b))に
移行する。なお、この変動開始指令は、図柄変動時間と
して時間T1を指示し、また図柄変動開始から時間TS
経過後の音出力に対応するキャラクター表示を指示する
ものである。また、変動開始指令と各図柄別停止図柄通
知は、厳密には2ミリ秒間隔で遊技制御装置100から
表示制御装置150に向けて順次送信されるものであ
る。
【0085】続いて、表示制御装置150内の制御によ
り、表示画面には、所定のキャラクター表示(流れ星)
が所定時間にわたって出現する(図8(c))。また、
変動開始から時間TS経過のタイミングで、遊技制御装
置100から音制御装置250に向けて音指令信号が送
信され、所定時間にわたって音出力装置から音出力がな
される。この場合、表示画面へのキャラクターの出現と
音出力が整合性をもってなされるように、表示制御装置
150は、変動開始指令に含まれる音出力に関する情報
にしたがって、適切なキャラクター表示を選択する。
【0086】その後、左、中、右図柄は、順次、スクロ
ール変動を終了し、図柄別停止図柄データで指定された
停止図柄を、停止位置近傍で、完全停止ではない態様
(本実施形態では揺動動作)で表示する状態に移行する
(図8(d)、(e)、(f))。なお、この場合、
左、中図柄の停止図柄が同一図柄で揃ったならば、図8
(h)に示すように、背景画面の色を変えるリーチ画面
表示に移行する。
【0087】その後、変動開始指令により指示された図
柄変動時間T1経過のタイミングで、遊技制御装置10
0から表示制御装置150に向けて変動停止指令が送信
され、左、右、中の全図柄は揺動動作を終了して完全停
止する(図8(g))。
【0088】なお、この場合、全図柄が揺動動作する状
態(図8(f))が、全図柄の完全停止まで時間T2に
渡って継続するようにする。このように、図柄変動の最
後に全図柄が揺動動作をする余裕時間を設けることによ
り、一つの図柄変動時間に対して、種々の変動パターン
を違和感なく当てはめることができるので、画像表示に
多様性を持たせることができ、遊技の興趣が高められる
とともに、遊技機開発の効率を高めることができる。
【0089】つぎに本発明の特徴である「維持表示有
り」の場合について説明する。図7に示すように、遊技
制御装置100から表示制御装置150に向けて、「維
持表示有り」の情報を含む変動開始指令が送信される
と、表示制御装置150は、維持表示すべき表示領域、
維持表示の態様を選択し、選択された表示領域である左
図柄について、選択された表示態様で維持表示を開始す
る。また同時に、残りの表示領域の図柄(中図柄、右図
柄)のスクロール変動を開始する。
【0090】図9には、維持表示の態様として揺動動作
が選択された場合を示す。図示されるように、この場合
には、変動開始指令の送信により、図9(a)の停止状
態から、図9(b)の左図柄が揺動動作を行い、中、右
図柄がスクロール変動を行う表示に移行する。
【0091】また、図10には、維持表示の態様として
回転動作が選択された場合を示す。図示されるように、
この場合には、変動開始指令および左、中、右図柄それ
ぞれに関する停止図柄通知の送信により、図10(a)
の停止状態から、図10(b)の左図柄が回転動作を行
い、中、右図柄がスクロール変動を行う表示に移行す
る。
【0092】その後、表示制御装置150内の制御によ
るキャラクタ表示の出現、音指令信号の送信による音出
力が、「維持表示無し」の場合と同様に行われる。これ
により、「維持表示無し」の場合と、左図柄が維持表示
されていること以外は同様の画面表示がなされる(図
9、図10での図示は省略されている)。
【0093】その後、中、右図柄は、順次、スクロール
変動を終了し、図柄別停止図柄データで指定された停止
図柄を、停止位置近傍で、完全停止ではない態様(本実
施形態では揺動動作)で表示する状態に移行する(図9
(c)〜(d)、図10(c)〜(d))。そして、図
9(e)、図10(e)のように変動停止指令の送信に
より左、中、右の全図柄が完全停止するまで、図9
(d)、図10(d)のように、中、右図柄が揺動動作
し、左図柄が維持表示を続ける表示状態が、図柄の完全
停止の前に、時間T2に渡って継続される。なお、この
場合、中図柄がスクロール変動を停止した時点で左、中
図柄が同一図柄で揃ったならば、表示はリーチ画面表示
に移行することになる。
【0094】以上のような画面表示(特に維持表示を含
む画面表示)においては、遊技の興趣を高める制御とし
て、維持表示している図柄、キャラクター表示、前回の
停止図柄等と大当たりの発生とが相関関係を持つような
表示を行うこともできる。
【0095】具体的には、例えば、維持表示が行われた
場合には、維持表示が行われない場合よりも大当たりに
進展する頻度が顕著に高くなるように、維持表示の発生
頻度を調節する。あるいは、キャラクターが出現した場
合には、キャラクターが出現しない場合よりも大当たり
に進展する頻度が顕著に高くなるように、キャラクター
の発生頻度を調節する。または、例えばキャラクター表
示の流れ星(図8(c)参照)の数が維持表示している
図柄が示す数と一致する場合には必ず大当たりに進展す
るように維持表示とキャラクター表示の相関関係を調節
する等して、維持表示とキャラクター表示とを関連づけ
た制御を行うこともできる。
【0096】この場合、大当たり発生の抽選と、これと
関連づける画面表示(維持表示の有無、維持表示される
図柄、キャラクター表示の有無等)の指示は、いずれも
遊技制御装置100において行われるので、画面表示と
大当たり発生の相関関係は、遊技制御装置100におい
て適切に設定される。
【0097】このように画面表示を大当たりの発生と関
連づけて行うことにより、遊技者は、画面表示毎に、大
当たり発生の期待度を様々な程度で持つことになる。例
えば、維持表示がなされた場合には、遊技者は大当たり
の発生しやすいと認識して期待度が高まることになる。
したがって、遊技の興趣が高められる。
【0098】なお、維持表示がなされるのは、一つの図
柄だけとは限らない。例えば、図11(a)〜(c)に
示すように、左図柄と右図柄を維持表示し、中図柄のみ
をスクロール変動させることもできる。なお、この図1
1の場合には、図11(a)の停止状態において、左図
柄と右図柄が揃った状態にあるので、図柄変動開始とと
もに、図11(b)のようなリーチ画面表示に移行する
ことになる。
【0099】図12、図13には、本発明の第2の実施
の形態を示す。
【0100】この実施の形態は、上記第1の実施の形態
と比較して、維持表示される表示領域を表示制御装置1
50が選択するのではなく、遊技者が選択可能とした構
成でのみ異なり、他の構成については共通する。
【0101】この第1の実施の形態と異なる構成につい
て説明すると、本実施の形態では、図12に示すよう
に、遊技機には操作スイッチ160が備えられ、この操
作スイッチ160の入力信号が表示制御装置150に伝
達されるようになっている。この操作スイッチ160
は、次回の図柄変動において左、中、右のどの図柄を維
持表示するかを選択し得るものであり、遊技者により操
作できるように遊技機正面のいずれかの位置に設けられ
る。
【0102】この操作スイッチ160による維持表示す
べき表示領域の選択は、図柄変動がなされている間に可
能となっている。例えば、図13(a)〜(d)に示す
ように、図柄変動の最中に操作スイッチ160を操作す
ることにより、維持表示すべき図柄を、左図柄から中図
柄に変更することができる。なお、この図13では、選
択された表示領域を破線で囲って示してある。
【0103】このように、本実施の形態では、維持表示
すべき表示領域を表示制御装置150が勝手に選択する
のではなく、遊技者に選択の機会が与えられるので、遊
技者に対して画面表示に直接参加しているような気分を
与えることができ、遊技の興趣が高められる。
【0104】以上のように本発明では、図柄変動表示を
する場合に、スクロール変動せずに維持表示をする図柄
を設けることができるので、表示のバリエーションが豊
富となり、遊技者を飽きさせることのない変化に富んだ
表示を行いうる。特に、維持表示された図柄は、前回の
図柄変動(大当たりの抽選)の停止図柄が維持されるも
のであるから、画面表示を見る者にとっては、今回の図
柄変動が前回の図柄変動と関連を持ってなされているよ
うに感じられるので、図柄変動を見る者の楽しみ方の幅
が広がり、遊技の興趣が高められる。
【0105】また、維持表示の有無は遊技制御装置10
0からの指令信号により決定されるので、維持表示があ
った場合には維持表示がない場合に比較して大当たりの
発生の割合が大きくなる等の制御を、遊技制御装置10
0において適切に行いうる。すなわち、維持表示は、大
当たりの発生との関連で行うことができ、遊技者の画面
表示への興味を高めることができる。
【0106】また、維持表示の表示態様として、完全停
止表示以外に、揺動動作表示、回転動作表示等の様々な
表示態様を採り得るので、維持表示を行う場合の画面表
示にさらにバリエーションを持たせることができるとと
もに、維持表示がなされていることを遊技者に確実に分
からせることができる。
【0107】また、前回の図柄変動の停止図柄が一つを
残して揃っている場合には、今回の図柄変動では、この
揃った状態の図柄を維持表示することにより、図柄変動
当初からスムーズにリーチ状態表示とすることができ
る。したがって、遊技者は、前回の停止図柄に基づいて
リーチの期待が高められ、前回の図柄変動に引き続いて
今回の図柄変動を楽しむことができるので、遊技の興趣
が高められる。
【0108】なお、上記各実施の形態では、遊技制御装
置と表示制御装置は別体で設けられているが、本発明は
このような形態に限られるものではなく、例えば、遊技
制御装置と表示制御装置を一つにまとめた制御装置を備
えるような構成を採ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における弾球遊技機
の遊技盤を示す正面図である。
【図2】同じく弾球遊技機の制御系を示す構成図であ
る。
【図3】同じく表示制御装置の構成を示す構成図であ
る。
【図4】同じく表示指令信号の具体的構成を示す図表で
ある。
【図5】同じく遊技制御および表示制御の処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】同じく指令信号と表示装置の表示態様との相関
関係を示すタイミングチャートである。
【図7】同じく指令信号と表示装置の表示態様との相関
関係を示すタイミングチャートである。
【図8】同じく表示装置における具体的な表示例を示す
説明図である。
【図9】同じく表示装置における具体的な表示例を示す
説明図である。
【図10】同じく表示装置における具体的な表示例を示
す説明図である。
【図11】同じく表示装置における具体的な表示例を示
す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における表示制御
装置の構成を示す構成図である。
【図13】同じく表示装置における具体的な表示例を示
す説明図である。
【符号の説明】
20 表示装置 100 遊技制御装置 150 表示制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の表示領域のそれぞれに複数の識別情
    報表示を次々と表示する変動表示が可能な表示装置を備
    え、 特別遊技状態の抽選を行うとともにこの特別遊技状態の
    抽選毎に前記表示装置に前記変動表示を含み得る可変表
    示を行わせる遊技機において、 前記表示領域の少なくとも一つにおいて前回の可変表示
    後に停止した識別情報表示を可変表示の開始から終了に
    至るまで停止位置近傍で停滞させる維持表示を行うよう
    に前記表示装置を制御する維持表示手段を備えたことを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記表示装置における表示を制御する表示
    制御装置と、前記特別遊技状態の抽選を行うとともにこ
    の特別遊技状態の抽選毎に前記表示装置に前記可変表示
    を行わせることを前記表示制御装置に指令する遊技制御
    装置とを別個に備えるとともに、前記維持表示手段を前
    記表示制御装置に備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記表示制御装置は、維持表示を行うか否
    かを前記遊技制御装置からの指令により決定することを
    特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記維持表示においては、前記識別情報表
    示を完全停止でない表示態様で表示可能であることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】前記完全停止でない表示態様として、識別
    情報表示を停止位置近傍で上下に揺動させて表示する表
    示態様を備えたことを特徴とする請求項4に記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】前記完全停止でない表示態様として、識別
    情報表示を停止位置近傍で自転させて表示する表示態様
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】表示装置は、前記特別遊技状態の抽選が大
    当たりとなったことを前記複数の表示領域に表示された
    識別情報表示を同一の表示で停止させることにより報知
    するものであり、前記可変表示においては前記表示領域
    の一つを除く表示を同一の表示で揃わせるリーチ状態表
    示を表示可能であるとともに、前記維持表示手段は、前
    回の可変表示において一つを除く表示領域が同一の識別
    情報表示で停止した場合にこれら同一の表示で揃ってい
    る表示領域について維持表示を行って可変表示開始当初
    からリーチ状態表示を行うことが可能であることを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の遊
    技機。
  8. 【請求項8】維持表示を行わせる表示領域を遊技者が選
    択し得るようにしたことを特徴とする請求項1から請求
    項7に記載の遊技機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005192580A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008200303A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2010194097A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012217658A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2013126478A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
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