JP2004136616A - タイヤ金型及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面5,6に周方向に沿って延在する溝8,9を設け、その溝8,9を溝深さが順次深くなるように構成し、溝8,9の最深部8b,9bに気体抜き通路10,11を連通する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ金型及び空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ベントホールなどの気体抜き通路の数を減らして、スピューの発生を低減するようにしたタイヤ金型及び該金型を用いて成形した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ金型には、タイヤ加硫時に金型内に残留するエアや、その際に発生するガスなどの気体を金型外に排出するため、ベントホールなどの気体抜き通路が多数が設けられている。それに起因して、加硫後のタイヤにおいて、気体抜き通路内に押し出されたゴムがスピュー(髭状の突起)となってタイヤ表面に多数残存する。
【0003】
そのため、加硫終了後にスピューを切断除去する作業が行われるが、スピューの切断跡がタイヤ表面に多数残るため、外観が悪化せざるを得ない。また、スピューが多い分だけ切断除去に要する時間がかかり、作業効率が悪い。しかも、除去したスピューは産業廃棄物として廃棄処理されるため、材料が無駄になり、かつスピューが多い分だけ産業廃棄物の増加につながる。
【0004】
そこで、近年、上記対策として、タイヤ金型のサイド成形面に周方向に沿って気体抜き用の環状溝を形成し、その溝に集めたエア等を気体抜き通路を介して外部に排出するようにした金型が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような気体抜き用の溝を設けることで、気体抜き通路の数を大きく低減して、スピューの発生を大幅に減らすようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−166424号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記提案の金型では、環状溝に集まったエア等を効果的に外部に排出させるには、同じ溝に8本以上の気体抜き通路を連通させる必要があり、更なる改善の余地があった。
【0007】
本発明の目的は、ベントホールなどの気体抜き通路の数を更に減らして、スピューの発生をより低減することが可能なタイヤ金型及び空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ金型は、タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面に金型周方向に沿って延在する溝を設け、該溝を溝深さが順次深くなるように構成し、前記溝の最深部に気体抜き通路を連通したことを特徴とする。
【0009】
本発明の他のタイヤ金型は、タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面に金型周方向に沿って延在する溝を設け、該溝を溝幅が順次狭くなるように構成し、前記溝の最狭部に気体抜き通路を連通したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部の外面にタイヤ周方向に沿って延在する突起部を有し、該突起部を突起高さが順次高くなるように形成したことを特徴とする。
【0011】
本発明の他の空気入りタイヤは、サイドウォール部の外面にタイヤ周方向に沿って延在する突起部を有し、該突起部を突起幅が順次狭くなるように形成したことを特徴とする。
【0012】
上述した本発明によれば、タイヤ加硫時に、溝に流れ込んだ粘弾性を有する未加硫ゴムが、溝内に集まって残留するエアや発生したガスなどの気体を最深部あるいは最狭部に追いやってそこに集め、それを気体抜き通路を介して外部に排出することができるため、気体抜き通路の数を従来より更に減らして、スピューの発生を低減することができる。そのため、スピューの切断跡が減り、外観を向上することができ、また、スピューの切断除去時間が減り、作業効率を改善することができ、更に、除去するスピューの量が減るので、材料の無駄及び産業廃棄物の発生を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明のタイヤ金型の一例であるセクショナル型の金型を示し、タイヤの一方のサイドウォール部を成形する環状の上型1と、他方のサイドウォール部を成形する環状の下型2、及びトレッド部を成形する複数のセクター3からなる環状の側型4とを備えている。
【0015】
上型1は下面側に、下型2は上面側に、サイドウォール部を成形するサイド成形面5,6を有している。側型4は、内周面側にトレッド部を成形するトレッド成形面7を具備している。
【0016】
サイド成形面5,6には、図1,2に示すように、それぞれ金型周方向Fに沿って延在する環状の溝8,9が設けられている。溝8,9は、タイヤ加硫時に残留するエアや発生するガスなどの気体を集めて外部に排出するために設けたものであり、図2,3に示すように、その溝深さが一方側部8a,9aが最も浅く、他方側部8b,9bが最も深い最深部になっており、その間の溝深さは一方側部8a,9aから他方側部8b,9bに向けて連続的に変化し、次第に深くなっている。溝8,9の溝幅は一定である。
【0017】
溝8,9の最深部である他方側部8b,9bにそれぞれ1つのベントホール(気体抜き通路)10,11の一端が連通している。ベントホール10,11は上型1、下型2を貫通し、他端が外部に開口しており、溝8,9の最深部に集まった気体をベントホール10,11から外部に排出できるようになっている。なお、図1では、理解を容易にするため、溝8,9及びベントホール10,11を実際より拡大した状態で示し、見やすくしている。
【0018】
図4に上述した溝8,9を備えたタイヤ金型を用いて加硫成形したスピュー除去後の空気入りタイヤの例を示す。このタイヤT1は、サイドウォール部31の外面31aにタイヤ周方向Cに沿って延在する環状の突起部32を有している。突起部32は、その一方側部32aから他方側部32bにかけて突起高さを連続的に変化させながら次第に高くした構成になっている。突起部32の突起幅は一定である。他方側部32bの表面には、加硫直後に形成されたスピューを除去した切断跡33が1つだけ残る。
【0019】
なお、周知のため図示せぬが、上記空気入りタイヤは、タイヤ内側には左右のビード部34間にカーカス層が装架され、その両端部がビード部34に埋設されたビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部35のカーカス層外周側にはベルト層が設けられている。以下の図9に示す空気入りタイヤも同様である。
【0020】
上述した溝8,9は、図では各1本設けた例を示しているが、金型のサイズ、即ちタイヤのサイズに応じて通常2〜4(複数)本設けられ、上記と同様に各溝の最深部に1つのベントホールが連通される。
【0021】
上述した本発明のタイヤ金型によれば、タイヤ加硫時のゴム流れにより、残留するエアや発生するガスなどの気体が溝8,9内に集まり、その溝8,9内に未加硫ゴムが入り込み、その際粘弾性を有する未加硫ゴムが溝8,9の溝深さが最も浅い一方側部8a,9aから次第に最も深い他方側部8b,9bに向けて溝底に達するようにして溝8,9を埋めるので、溝8,9内の気体を溝8,9の最深部に集め、ベントホール10,11を介して外部に効果的に排出することができる。そのため、各溝8,9に対して1つのベントホール10,11を設けるだけでよいため、ベントホールの数を従来提案の金型より更に大きく減らして、スピューの発生を大幅に低減することができる。
【0022】
その結果、スピューの切断跡が減り、外観を向上することができる。また、スピューの切断除去時間が減り、作業効率を改善することができ、しかも、除去したスピューの量が減るので、材料の無駄を軽減し、かつ産業廃棄物を削減することができる。
【0023】
図5は、上述した気体排出用の溝8,9の他の例を示す。タイヤのサイドウォール部上に形成されるデザインなどにより、気体が溜まり易い箇所が異なり、またそのデザインにより気体排出用の溝を環状に配置できない場合がある。そのような場合に設ける溝であって、サイド成形面5,6に周方向に沿って部分的に延在する円弧状の溝14を形成したものである。なお、図5では、下型2のサイド成形面6を模式的に示すが、上型1のサイド成形面5も同様の構成であるため、図は省略し、図5に括弧を付けて番号を付している。後述する図6も同様である。
【0024】
溝14は、溝深さが一端部(一方側部)14aが最も浅く、他端部(他方側部)14bが最も深い最深部に形成され、一端部14aから他端部14bに向けて上記と同様に次第に深くなっている。溝14の溝幅は一定である。
【0025】
溝14の最深部である他端部14bに1つのベントホール15が連通し、溝14の最深部に集まった気体をベントホール15から外部に排出できるようになっている。このように金型の周方向に沿って部分的に延在する溝14であっても、溝14内に集まった気体を溝14の最深部に集め、ベントホール15を介して外部に効果的に排出することができ、それによりベントホールの数を減らして、スピューの発生を低減することができる。
【0026】
図6は、上述した溝14の他の例を示し、この図6の溝16は、溝深さが両端部16a,16bで最も浅く、中央部16cが最も深い最深部になっており、その間の溝深さは最も浅い両端部16a,16bから最も深い中央部16cに向けて連続的に変化しながら、次第に深くなっている。溝16の溝幅は一定である。
【0027】
溝16の最深部である中央部16cに1つのベントホール17が連通し、溝16に最深部に集まった気体をベントホール17から外部に排出できるようにしたものである。このような構成であっても上記と同様の効果を得ることができる。
【0028】
上述した実施形態において、溝8,9,14,16の溝深さとしては、金型のサイズ、即ち成形されるタイヤのサイズにより適宜選択されるが、実質的に0.1〜5.0mmにすることができ、この範囲内で変化させるのがよい。溝深さが0.1mmより浅いと、タイヤ加硫時に未加硫ゴムが溝内に円滑に流れ込むことが困難になるため、溝内の気体をベントホールを介して外部に効果的に排出することが難しくなる。5.0mmを超えると、外観の点から好ましくない。
【0029】
溝8,9,14,16の溝幅も、成形されるタイヤのサイズにより適宜選択され、0.2〜5.0mmの範囲内で一定にするのがよいが、デザイン的な面からエアの流れを変化させない程度に溝幅を変えることも可能である。
【0030】
溝8,9,14,16の形状としては、図示(図1参照)する断面四角形状に限定されず、例えば、図7に示すように、断面三角形状あるいは断面半円状などにすることができ、特に限定されない。後述する図8に示す溝18も同様である。
【0031】
溝8,9,14,16は、上記のように溝深さを連続的に変化させるようにするのが好ましいが、残留するエア等の気体を最浅部から最深部に向けて集めることができるように溝深さを順次変化させたものであればよく、例えば段階的に変化させたものであってもよい。そのように順次溝深さが深くなる溝を有する金型で成形された空気入りタイヤでは、サイドウォール部31の外面31aに形成された突起部32は、それに対応して突起高さが順次高くなるようになる。
【0032】
図8は、気体排出用の溝の更に他の例を示し、上述した溝深さを変化させた環状の溝8,9に代えて、溝幅を変化させた環状の溝18の例を示すものである。
【0033】
溝18は溝幅が一方側部18aが最も広く、他方側部18bが最も狭い最狭部になっており、その間の溝幅は一方側部18aから他方側部18bに向けて連続的に変化し、次第に狭くなっている。溝18の溝深さは一定である。溝18の最狭部である他方側部18bに1つのベントホール19の一端が連通し、溝18の最狭部に集まった気体をベントホール19から外部に排出できるようにしたものである。
【0034】
このように溝幅を狭くした溝18であっても、タイヤ加硫時に粘弾性を有する未加硫ゴムが、溝幅が最も広い一方側部18aから最も狭い他方側部18bに向けて溝18を埋めるようにして流れ込み、溝18内の気体を最狭部に集め、ベントホール19を介して外部に効果的に排出することができるため、ベントホールの数を大幅に減らして、スピューの発生を大きく低減することができる。
【0035】
図9に上述した溝18を備えたタイヤ金型を用いて加硫成形したスピュー除去後の空気入りタイヤの例を示す。このタイヤT2は、サイドウォール部31の外面31aにタイヤ周方向Cに沿って延在する環状の突起部42が、その一方側部42aから他方側部42bにかけて突起幅を連続的に変化させながら次第に狭くした構成になっている。突起部42の突起幅は一定である。他方側部42bの表面には、加硫直後に形成されたスピューを除去した切断跡43が1つだけ残る。
【0036】
図5,6に示す溝14,16も、溝深さに代えて、溝幅を上記のように変化させるようにすることができる。
【0037】
上述した溝18の溝幅としては、上記同様に金型のサイズ、即ち成形されるタイヤのサイズにより適宜選択されるが、実質的に0.2〜5.0mmにすることができ、その範囲内で変化させるのがよい。溝幅が0.2mmより浅いと、タイヤ加硫時に未加硫ゴムが溝内に円滑に流れ込むことが困難になり、逆に5.0mmを超えると、外観の点から好ましくない。
【0038】
溝18の溝深さも、成形されるタイヤのサイズにより適宜選択されるが、その溝深さとしては0.1〜5.0mmの範囲内で一定にするのがよい。
【0039】
溝18も、上記のように溝幅を連続的に変化させるようにするのが好ましいが、残留するエア等の気体を最広部から最狭部に向けて集めることができるように溝幅を順次変化させたものであればよく、例えば段階的に変化させたものであってもよい。このように順次溝幅さが狭くなる溝を有するタイヤ金型で成形された空気入りタイヤでは、サイドウォール部31の外面31aに形成された突起部42は、それに対応して突起高さが順次高くなる。
【0040】
本発明において、上記実施形態では、セクショナル型のタイヤ金型の例を示したが、本発明は、上型と下型とからなる2分割型のタイヤ金型などであってもよく、タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面を有する金型であれば、いずれにも適用することができる。
【0041】
また、上記実施形態では、上述した気体排出用の溝は、その溝深さまたは溝幅の一方を変化させたが、その両者を共に変化させた溝であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
上述したように本発明は、タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面に周方向に沿って延在する溝を設け、その溝を溝深さが順次深くなる、あるいは溝幅が順次狭くなるように構成し、その溝の最深部、あるいは最狭部に気体抜き通路を連通したので、従来提案のタイヤ金型よりベントホールの数を更に減らして、スピューの発生をより低減することができる。そのため、外観を向上し、スピューを切断除する作業効率を高め、かつ材料の無駄を低減し、更に産業廃棄物を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ金型の一例を示す半断面図である。
【図2】(a)は下側から見た上型を模式的に示す説明図、(b)は上側から見た下型を模式的に示す説明図である。
【図3】図2の溝をその幅方向中心に沿って切断した断面を展開して示し、(a)は上型の溝を示す拡大図、(b)は下型の溝を示す拡大図である。
【図4】(a)は図1のタイヤ金型を用いて成形した空気入りタイヤの例を示す概略側面図、(b)は突起部に沿って切断した断面を展開して示す拡大図である。
【図5】溝の他の例を示し、(a)は上側から見た下型を模式的に示す説明図、(b)はその下型に形成された溝を拡大して示す図3に相当する図である。
【図6】図5の溝の他の例を示す図5(b)に相当する図である。
【図7】(a), (b)は、それぞれ溝の他の形状を示す拡大断面図である。
【図8】溝の更に他の例を示し、開口側から見た環状の溝を1周にわたって直線上に展開した状態で示す説明図である。
【図9】(a)は図9の溝を有するタイヤ金型を用いて成形した空気入りタイヤの例を示す概略側面図、(b)は突起部を展開して示す拡大図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型
5,6 サイド成形面 8,9 溝
8b,9b 他方側部(最深部)
10,11 ベントホール(気体抜き通路)
14 溝 14 b 他端部( 最深部)
15 ベントホール(気体抜き通路)16 溝
16c 中央部(最深部) 17 ベントホール(気体抜き通路)
18 溝 18b 他方側部(最狭部)
19 ベントホール(気体抜き通路)31 サイドウォール部
31a 外面 32,42 突起部
33,43 切断跡 C タイヤ周方向
F 金型周方向 T1,T2 空気入りタイヤ
Claims (16)
- タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面に金型周方向に沿って延在する溝を設け、該溝を溝深さが順次深くなるように構成し、前記溝の最深部に気体抜き通路を連通したタイヤ金型。
- タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面を備えた環状の上下の金型を有し、該上下の金型のサイド成形面に前記溝を設けた請求項1に記載のタイヤ金型。
- 前記溝深さを連続的に変化させながら次第に深くした請求項1または2に記載のタイヤ金型。
- 前記溝深さを一方側部から他方側部に向けて深くし、該他方側部を前記最深部にした請求項1,2または3に記載のタイヤ金型。
- 前記溝深さが0.1〜5.0mmである請求項1,2,3または4に記載のタイヤ金型。
- 前記溝が金型周方向に沿って延在する環状溝である請求項1,2,3,4または5に記載のタイヤ金型。
- タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面に金型周方向に沿って延在する溝を設け、該溝を溝幅が順次狭くなるように構成し、前記溝の最狭部に気体抜き通路を連通したタイヤ金型。
- タイヤのサイドウォール部を成形するサイド成形面を備えた環状の上下の金型を有し、該上下の金型のサイド成形面に前記溝を設けた請求項7に記載のタイヤ金型。
- 前記溝幅を連続的に変化させながら次第に狭くした請求項7または8に記載のタイヤ金型。
- 前記溝幅を一方側部から他方側部に向けて狭くし、該他方側部を前記最狭部にした請求項7,8または9に記載のタイヤ金型。
- 前記溝幅が0.2〜5.0mmである請求項7,8,9または10に記載のタイヤ金型。
- 前記溝が周方向に沿って延在する環状溝である請求項7,8,9,10または11に記載のタイヤ金型。
- サイドウォール部の外面にタイヤ周方向に沿って延在する突起部を有し、該突起部を突起高さが順次高くなるように形成した空気入りタイヤ。
- 前記突起高さを連続的に変化させながら次第に高くした請求項13に記載の空気入りタイヤ。
- サイドウォール部の外面にタイヤ周方向に沿って延在する突起部を有し、該突起部を突起幅が順次狭くなるように形成した空気入りタイヤ。
- 前記突起幅を連続的に変化させながら次第に狭くした請求項15に記載の空気入りタイヤ。
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