JP2003311742A - タイヤ加硫金型、及びそれにより成形された空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ加硫金型、及びそれにより成形された空気入りタイヤ

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slit
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Motofumi Shiiki
基文 椎木
Kenji Hatanaka
健次 畠中
Keiji Shimizu
圭二 清水
Toshihiro Jikuhara
寿広 竺原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜状のスピューの高さを著減かつ均一化す
ることができ、タイヤの外観性を向上させる。 【解決手段】 タイヤ周方向に多数個に分割されたセグ
メント22の分割面22S間に、タイヤのトレッドプロ
ファイル面10を成形する基準面25で開口するベント
スリット27を形成し、そのスリット巾W1を0.01
〜0.06mm、かつ開口長さL1を基準面25の長さ
Lの60〜95%とする。前記基準面25とベントスリ
ット27を隔てる両側の分割面22Sとが交わるコーナ
部Pを斜めの欠切面30Sで切り欠くことにより、ベン
トスリットに沿ってのびる断面三角形状の小条溝30を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂セクショナル
タイプの金型において、セグメント間の排気用の隙間か
ら生じる薄膜状のスピューの突出高さを著減かつ均一化
でき、タイヤの外観性を大幅に向上しうるタイヤ加硫金
型、及びそれにより成形された空気入りタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤを加硫成形する際、金型面と生タ
イヤとの間に閉じ込められる空気を効率よく排出させる
ことが必要であり、そのために金型面、特にトレッド部
を成形するトレッド成形面には、通常、数百個〜200
0個にもおよぶ排気用の小径なベントホールが形成され
ている。
【0003】しかしこのベントホールには、空気を排出
する反面、ゴム材料も流れ込むため、製品タイヤの表面
には多数のスピュー(円柱状のばり)が、例えば10〜
25mmの長さで剛毛状に形成されることとなる。この
スピューは、タイヤの外観性を著しく損ねるため、従
来、カッターを用いたトリミング装置等によって短く切
り取られているが、この切り取り作業には多大な労力と
時間を要し、しかもトリミング装置の設備費および維持
費なども必要になるなど、製造コストの増加原因となっ
ている。
【0004】そこで近年、前記ベントホールに代え、図
10に周方向断面を示すように、トレッド成形面a1を
なすトレッド成形型部aを、複数のセグメントbに分割
した金型(所謂セクショナルタイプの金型)において、
その分割数を40〜100程度まで増加せしめ、分割面
c、c間に形成されるスリット状の小間隙dから空気を
排出させる構造のものが、例えば特開平4−22310
8号公報等に提案されている。なお符号tはタイヤのト
レッド部を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この構造では、前記小
間隙d内へのゴム材の浸入をできるだけ抑えるために、
該小間隙dの隙間を、例えば0.08mm以下と非常に
狭く設定している。しかし、係る場合にもゴム材の浸入
は免れえず、製品タイヤにはスピューが薄膜状となって
2〜8mmの高さで発生する。しかも、この薄膜状のス
ピューは、前記隙間が例えば0.02mmのとき約2.
0mmの突出高さであったものが、隙間が0.06mm
と僅かに広がるだけで突出高さが約7.0mmに増加す
るなど、隙間のバラツキによる突出高さの変化が非常に
大きく、従って、タイヤの外観性を充分に高めることは
できなかった。
【0006】そこで本発明は、前記トレッド成形面と分
割面とが交わるコーナ部を斜めに切り欠いてなる断面略
三角形状の小条溝を設けることを基本として、薄膜状の
スピューの突出高さを著減かつ均一化することができ、
見映えを高めタイヤの外観性を大幅に向上しうるタイヤ
加硫金型、及びそれにより成形された空気入りタイヤの
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、タイヤ周方向に分割されか
つ分割面を合わすことにより合体してタイヤのトレッド
部を成形するトレッド成形面をなす多数個のセグメント
からなるトレッド成形型部を具えたタイヤ加硫金型であ
って、前記トレッド成形面は、タイヤのトレッドプロフ
ァイル面を成形する基準面と、該トレッドプロファイル
面から凹むトレッドパターンの溝を成形できタイヤ成形
内腔側に突出する凸状の溝成形面とを具えるとととも
に、前記セグメントの隣り合う分割面間に、少なくとも
前記基準面で開口し金型内の空気を金型外に導くベント
スリットを形成し、かつこのベントスリットのタイヤ周
方向のスリット巾W1を0.01〜0.06mm、しか
もベントスリットの前記開口の基準面に沿った開口長さ
L1をトレッド成形面の基準面に沿う長さLの60〜9
5%とする一方、少なくとも前記基準面と前記ベントス
リットを隔てる両側の分割面とが交わるコーナ部を斜め
の欠切面で切り欠くことにより、前記分割面と直交する
断面において略三角形状をなしかつ前記ベントスリット
に沿ってのびる小条溝を形成したことを特徴としてい
る。
【0008】又請求項2の発明では、前記小条溝は、前
記分割面と直交する断面における、基準面上での溝巾W
a、及び基準面からの溝高さDaを0.10〜0.50
mmとしたことを特徴としている。
【0009】又請求項3の発明では、前記欠切面は、平
面又は湾曲面をなすことを特徴としている。
【0010】又請求項4は空気入りタイヤの発明であっ
て、前記請求項1〜3のいずれかに記載の加硫金型によ
り成形されたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図1は、本発明のタイヤ加硫
金型によって成形された空気入りタイヤを例示する子午
断面図である。
【0012】図1において、空気入りタイヤ1は、トレ
ッド部2と、その両端から半径方向内方にのびる一対の
サイドウォール部3と、各サイドウォール部3の半径方
向内方端に位置するビード部4とを具える。又空気入り
タイヤ1は、前記ビード部4、4間に架け渡されるカー
カス6、及びこのカーカス6の外側かつトレッド部2の
内方に配されるベルト層7を含む周知のコード補強部材
によって補強され、必要な強度、剛性等が確保される。
【0013】なお前記カーカス6は、カーカスコードを
配列した1枚以上のカーカスプライからなり、その両端
がビードコア5の廻りで折り返されて係止される。又前
記ベルト層7は、ベルトコードを配列した2枚以上(乗
用車用タイヤでは通常2枚、重荷重用タイヤでは通常3
〜4枚)のベルトプライからなり、ベルトコードがプラ
イ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高めトレ
ッド部2をタガ効果を有して補強する。
【0014】又前記トレッド部2には、図2に示すよう
に、その輪郭形状をなすトレッドプロファイル面10
に、該トレッドプロファイル面10から凹むことにより
トレッドパターンを形成する溝11が凹設される。この
溝11として、本例では、タイヤ周方向にのびる縦溝1
1Gと、この縦溝11Gに交わる向きにのびる横溝11
Yとを含んで構成される場合を例示している。
【0015】そして該空気入りタイヤ1を加硫成形する
ために、以下に説明する加硫金型20が用いられる。
【0016】前記加硫金型20は、周知構成の所謂セク
ショナルタイプの金型であって、図3、4に略示する如
く、タイヤのトレッド部2を成形するトレッド成形面2
1Sをなす環状のトレッド成形型部21が、タイヤ周方
向に分割された多数個のセグメント22によって構成さ
れている。このときトレッド成形型部21では、従来的
なベントホールを排除する或いはその形成数を大きく削
減するために、トレッド成形型部21の分割数、即ちセ
グメント22の個数を40〜100とするのが好まし
い。
【0017】又前記トレッド成形型部21は、各セグメ
ント22が半径方向内方に移動することにより、隣合う
セグメント22の分割面22S同士が互いに合わさって
環状に合体する。なお図3中の符号23は、サイドウォ
ール部3を成形するサイドウォール成形型部、符号24
は、ビード部4を成形するビード成形型部であり、夫々
従来と同構造を有している。
【0018】又前記トレッド成形面21Sは、図5、6
に示す如く、前記トレッドプロファイル面10を成形す
る基準面25と、この基準面25からタイヤ成形内腔H
側に突出し前記溝11を成形する凸リブ状の溝成形面2
6とから形成される。
【0019】そして、本実施形態では、前記セグメント
22の隣り合う分割面22S、22S間から排気を行う
ために、該分割面22S、22S間に、少なくとも前記
基準面25で開口し金型内の空気を金型外に導くベント
スリット27を形成している。
【0020】このベントスリット27では、確実な排気
を行いつつゴム材の浸入を抑えるために、図5、7に示
すように、そのタイヤ周方向のスリット巾W1を0.0
1〜0.06mmの範囲、かつベントスリット27の前
記開口Kの基準面25に沿った分割面方向(タイヤ周方
向と直角方向)の開口長さL1を、トレッド成形面21
Sの基準面25に沿う分割面方向の長さLの60〜95
%の範囲で形成している。なお図7は、ベントスリット
27の前記開口Kの一部をタイヤ成形内腔H側から見た
斜視図である。
【0021】本例では、前記ベントスリット27は、隣
り合う分割面22Sの一方に、ベントスリット形成用の
浅溝28を、前記スリット巾W1に相当する深さで凹設
することにより形成している。
【0022】ここで前記スリット巾W1が0.01mm
より小、及び開口長さL1が0.6×Lより小では、排
気効率が不足傾向となり、逆にスリット巾W1が0.0
6mmを越えると、ゴム材料の過度の浸入を招く傾向と
なる。なお前記ベントスリット27は、少なくとも基準
面25に、前記L1≧0.6×Lの範囲で開口していれ
ば、基準面25に加え前記溝成形面26で開口させても
良い。
【0023】なお当然ではあるが、ベントスリット27
の前記開口長さL1は、このベントスリット27が複数
(本例では4つ)のスリット部27aに区分されている
場合には、各スリット部27aの開口長さL1aの和Σ
L1aとして表される。
【0024】又本実施形態では、このベントスリット2
7の開口Kの部分に、図7、図8(A)に示すように、
前記分割面22Sと直交する断面において略三角形状を
なしかつ前記ベントスリット27に沿ってのびる小条溝
30を形成している。
【0025】この小条溝30は、前記基準面25と前記
ベントスリット27を隔てる両側の分割面22S、22
Sとが交わるコーナ部Pを、斜めの欠切面30Sで切り
欠くことにより形成される。本例では、前記欠切面30
Sが平面をなす場合を例示しているが、図8(B)に示
すように、前記欠切面30Sを湾曲面で形成することも
でき、係る場合には、円弧中心Oを金型内側とした凸円
弧状とするのが好ましい。
【0026】ここで、前記小条溝30は、以下の如く機
能する。図9(A)に示すように、ベントスリット27
のスリット巾W1が小さい時には、排気効率が低くなり
空気溜まりrが小条溝30内に生じる場合も発生する
が、少なくとも余剰ゴムgがこの小条溝30内に流入し
うるため、ベアの発生は抑制される。逆にスリット巾W
1が大きい時には、図9(B)に示すように、余剰ゴム
gは小条溝30を充満した後、スピューSpとなって外
に突出する。このとき、小条溝30の断面容積がスリッ
ト巾W1に比して大であるため、余剰ゴムgのほとんど
が小条溝30に収容される。その結果、前記スピューS
pの突出高さhを、例えば1.0mm若しくはそれ以下
に抑えることができ、タイヤの外観性を大幅に向上でき
る。
【0027】これに対して、小条溝30がない場合、余
剰ゴムgのバラツキが小条溝30で吸収緩和されずに、
直接スピューSpの突出高さhのバラツキとなって表れ
るため、突出高さhが大、かつその変化が非常に大きな
ものとなる。
【0028】前記効果を有効に発揮させるためには、前
記図8(A)、(B)示す如く、小条溝30は、前記断
面において、基準面25上での溝巾Waを0.10〜
0.50mmの範囲、及び基準面25からの溝高さDa
を0.10〜0.50mmの範囲とするのが好ましい。
このとき、溝巾Waと溝高さDaとの比Wa/Daは、
0.5〜1.5の範囲が望ましい。
【0029】前記溝巾Wa及び溝高さDaが夫々0.1
0mm未満では、溝容積が過小となって前記効果を充分
に発揮できなくなる。又タイヤ1では、図2に誇張して
示すように、前記小条溝30に充填される余剰ゴムgに
よってリブ状突起31が、トレッドプロファイル面10
から突出する。従って、前記溝巾Wa及び溝高さDaが
夫々0.50mmを越えて過大となる場合には、前記リ
ブ状突起31により、タイヤの接地性を阻害するなど走
行性能を低下させる恐れが生じる。
【0030】次に、前記小条溝30は、前記ベントスリ
ット27の開口Kの全長に亘って形成されるが、前記開
口Kを越えて延在させることもできる。
【0031】即ち、前記ベントスリット27の開口K
が、L1<Lの範囲で形成されているとき、前記小条溝
30を基準面25の長さLの全長に亘って形成すること
により、タイヤにおいて前記リブ状突起31をトレッド
プロファイル面10のタイヤ軸方向全巾に形成すること
ができ見映えを向上できる。
【0032】さらに、前記小条溝30を基準面25と溝
成形面26との双方に連続して形成したときには、前記
リブ状突起31が、トレッドプロファイル面10と縦溝
11G内とを連続してトレッド部2の全巾に亘って形成
されるため、見映えをさらに向上できる。
【0033】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0034】
【実施例】隣り合うセグメントの分割面間にベントスリ
ットを設けた加硫金型を、表1の仕様に基づき試作する
とともに、各金型を用いて空気入りタイヤを各5本加硫
成形し、その時の薄膜状のスピューの突出高さを比較し
た。
【0035】(1)なおスピューの突出高さは、小条溝
が無い場合はトレッドプロファイル面からの高さ、小条
溝がある場合は小条溝からの高さであり、各5本のタイ
ヤの平均値で表している。
【0036】
【表1】
【0037】表の如く、小条溝を設けた実施例品では、
スリット巾W1の変化に係わらず、スピューの突出高さ
を0.6mm以下に抑えることができ、タイヤの外観性
能を大幅に貢献しうるのが確認できた。これに反して、
小条溝のない比較例品では、スリット巾W1の0.1→
0.6mmの変化によって、スピューの突出高さが、
1.5→7.0mmに変化するなど、突出高さが大かつ
バラツキが大きくなるのが確認できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
薄膜状のスピューの高さを著減かつ均一化することがで
き、見映えを高めタイヤの外観性を大幅に向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ用金型によって成形された空気
入りタイヤの一実施例を示す子午断面図である。
【図2】そのトレッド面を示す部分斜視図である。
【図3】加硫金型を示す子午断面図である。
【図4】トレッド成形型部を示す周方向断面図である。
【図5】トレッド成形型部の一部を示す斜視図である。
【図6】セグメントを示す斜視図である。
【図7】ベントスリットの開口を示す線図である。
【図8】(A)、(B)は、小条溝を例示する断面図で
ある。
【図9】(A)、(B)は、小条溝の作用効果を説明す
る線図である。
【図10】従来技術を説明する線図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 10 トレッドプロファイル面 11 トレッドパターンの溝 20 タイヤ加硫金型 21 トレッド成形型部 21S トレッド成形面 22 セグメント 22S 分割面 25 基準面 26 溝成形面 27 ベントスリット 30 小条溝 30S 欠切面 H タイヤ成形内腔 K 開口 P コーナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 圭二 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 (72)発明者 竺原 寿広 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA45 AG28 AH20 AR12 CA21 CU01 CU07 CU14 CU20 4F203 AG13 AG26 AH20 AM32 AR13 DA11 DB01 DC01 DL10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ周方向に分割されかつ分割面を合わ
    すことにより合体してタイヤのトレッド部を成形するト
    レッド成形面をなす多数個のセグメントからなるトレッ
    ド成形型部を具えたタイヤ加硫金型であって、 前記トレッド成形面は、タイヤのトレッドプロファイル
    面を成形する基準面と、該トレッドプロファイル面から
    凹むトレッドパターンの溝を成形できタイヤ成形内腔側
    に突出する凸状の溝成形面とを具えるととともに、 前記セグメントの隣り合う分割面間に、少なくとも前記
    基準面で開口し金型内の空気を金型外に導くベントスリ
    ットを形成し、かつこのベントスリットのタイヤ周方向
    のスリット巾W1を0.01〜0.06mm、しかもベ
    ントスリットの前記開口の基準面に沿った開口長さL1
    をトレッド成形面の基準面に沿う長さLの60〜95%
    とする一方、 少なくとも前記基準面と前記ベントスリットを隔てる両
    側の分割面とが交わるコーナ部を斜めの欠切面で切り欠
    くことにより、前記分割面と直交する断面において略三
    角形状をなしかつ前記ベントスリットに沿ってのびる小
    条溝を形成したことを特徴とするタイヤ加硫金型。
  2. 【請求項2】前記小条溝は、前記分割面と直交する断面
    における、基準面上での溝巾Wa、及び基準面からの溝
    高さDaを0.10〜0.50mmとしたことを特徴と
    するタイヤ加硫金型。
  3. 【請求項3】前記欠切面は、平面又は湾曲面をなすこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ加硫金型。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の加硫金型
    により成形されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
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