JP2004134707A - 樹脂モールドコイル、樹脂モールドコイルを用いたモールド変圧器及びモールド変圧器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モールド変圧器において、樹脂成形作業後のコイル表面の修正を不要にできる技術の提供。
【解決手段】励磁用のコイル導体部の内周側に第1の絶縁部材、外周側に第2の絶縁部材を設け、少なくとも、該第1の絶縁部材の外周側または該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方に、樹脂含浸性を有した第3の絶縁部材を設け、上記第2の絶縁部材の外周側にはさらに、整面処理されたフルキュアガラスクロスなどの外装材を設け、樹脂は該外装材の内側に充填する。
【選択図】 図1
【解決手段】励磁用のコイル導体部の内周側に第1の絶縁部材、外周側に第2の絶縁部材を設け、少なくとも、該第1の絶縁部材の外周側または該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方に、樹脂含浸性を有した第3の絶縁部材を設け、上記第2の絶縁部材の外周側にはさらに、整面処理されたフルキュアガラスクロスなどの外装材を設け、樹脂は該外装材の内側に充填する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂モールドコイルを用いるモールド変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂モールドコイルを用いるモールド変圧器では、樹脂モールドコイルとして、コイル導体部の内周部と外周部に絶縁材として、ガラス繊維密度の高いガラス繊維不織布や網状のガラス繊維織布を設け、さらに、外周部の該絶縁材料の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス(ガラス繊維どうしが密な状態に織られ、樹脂が塗工され目がつまった状態で硬化されているシート状絶縁物)を設けてある。コイルの製造にあたっては、上記フルキュアガラスクロスの外周に柔軟性を有する金属板を巻いて外型を形成する。図5は、従来の樹脂モールドコイルの製造技術例の説明図である。
【0003】
図5において、1は巻型、2は柔軟性を有する金属板から成る外型、3はコイル導体部に充填される熱硬化性樹脂、4はコイル導体部の外周側に設けた絶縁材(外周側絶縁材)、5は注型治具、9は、上記外周側絶縁材4のさらに外周側に設けた外装材、10はコイル導体部の内周側に設けた絶縁材(内周側絶縁材)である。上記外装材9は、ヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロスから成る。外型2は、バンドなどでコイル胴体部を数個所締付ける。巻型1の外周に内周側絶縁材10を設け、該内周側絶縁材10の外周に、巻線されたコイル導体部を設け、該コイル導体部の外周に外周側絶縁材4を設け、該外周側絶縁材4の外周にはフルキュアガラスクロスから成る外装材9を設け、該外装材9の外側にさらに外型2を設ける。かかる状態で、巻型1と外型2との間に熱硬化性樹脂3を充填する。巻型1と外型2は、内周側絶縁材10、コイル導体部、外周側絶縁材4、外装材9のいずれよりも高い寸法にしてある。熱硬化性樹脂3の硬化後、外型2を外装材9の表面から外し、端末処理等を行ってコイルとして準備する。コイルは磁気回路形成用の鉄心に挿入する。
本発明に関連した技術としては、例えば特開平09−260158公報(特許文献1)に記載されたものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−260158公報(段落番号0011、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の樹脂モールドコイルでは、製作工程において、熱硬化性樹脂3の注入時に該熱硬化性樹脂3が外装材9と外型2との間に侵入し、該外周材9表面に付着した状態で硬化し、外型2を取外した後も、まだら模様に残る(図5の30)。このため、コイル表面の修正が必要となり、モールド変圧器の製作作業工数の増加とコスト増大の要因となる。
本発明の課題点は、かかる従来技術の状況に鑑み、モールド変圧器において、(1)樹脂成形作業時にコイル表面に樹脂が付着しないようにできること、(2)樹脂成形作業後、コイル表面の修正を不要にできることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、モールド変圧器において、励磁用のコイル導体部の内周側に第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)、外周側に第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)を設け、少なくとも、該第1の絶縁部材の外周側または該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方に、樹脂含浸性を有した第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)を設け、上記第2の絶縁部材の外周側にはさらに、整面処理されたフルキュアガラスクロスなどの外装材(該当実施例:符号9)を設け、樹脂は該外装材の内側に充填する構成とする。具体的には、(1)樹脂モールドコイルとして、励磁用のコイル導体部と、該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)と、該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)と、上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)と、上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、またはシート状導電性部材で構成される外装材(該当実施例:符号9)と、該外装材の内側に充填され硬化された樹脂(該当実施例:符号3)とを備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成とする。(2)モールド変圧器として、組込まれる樹脂モールドコイルが、励磁用のコイル導体部と、該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)と、該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)と、上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)と、上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材(該当実施例:符号9)と、該外装材の内側に充填され硬化された樹脂(該当実施例:符号3)とを備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成を有し、相数に対応した数設けられ、かつ、該樹脂モールドコイルの上記第1の絶縁部材の内周側に挿入される鉄心(該当実施例:符号20)と、上記樹脂モールドコイルの上記コイル導体部の端末が接続される端子(該当実施例:符号25a〜25c)とを備える。(3)モールド変圧器の製造方法として、巻型の外周に第1の絶縁部材を設けるステップと、該第1の絶縁部材の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、該第3の絶縁部材の外周に導体を巻き付け、励磁用のコイル導体部を形成するステップと、該コイル導体部の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、該第3の絶縁部材の外周に第2の絶縁部材を設けるステップと、該第2の絶縁部材の外周側に、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材を設けるステップと、該外装材の外部の所定位置に注型治具を配置するステップと、上記外装材と上記型との間に樹脂を注入するステップと、該注入された樹脂を硬化させるステップと、樹脂硬化後、上記第1の絶縁部材の内周側に鉄心を挿入するステップとを経て、モールド変圧器を形成する。
上記外装材は、外型としての働きをするとともに、コイル表面に樹脂を付着させないようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例の説明図である。図1、図2は、本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図であって、図1は、外装材を最外部に設けたときの状態図、図2は、外装材の外側に押え治具を設けたときの状態図、図3は、製作される樹脂モールドコイルの構成例図、図4は、図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。
本実施例は、励磁用のコイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材の外周側と、コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材の内周側との両方に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設け、さらに、上記第2の絶縁部材の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材を設ける場合の構成例である。
【0008】
図1、図2において、1は巻型、3は熱硬化性樹脂、5は注型治具、9は、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成され、上記外周側絶縁材4のさらに外周側に設けた外装材、10は、巻型1の外周に巻かれ、コイル導体部の内周側に設けた第1の絶縁部材、4はコイル導体部の外周側に設けた第2の絶縁部材、11は、上記第1の絶縁部材10の外周側に設けた樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材、12は、上記第2の絶縁部材4の内周側に設けた樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材、7は注型治具5を押さえる押え治具、6はコイル側面を押える治具、8はコイル背面を押さえる押え治具である。熱硬化性樹脂3は、図2の状態において、巻型1と外装材9との間に充填され、該充填部にあるコイル導体部、第1の絶縁部材10、第2の絶縁部材4、第3の絶縁部材11、12を覆った状態で硬化する。図2(b)は、図2(a)のコイルの軸方向に直角な断面の一部を示す。図1、図2の構成による樹脂モールドコイルの製作手順は以下のようになる。すなわち、(1)巻型1の外周に第1の絶縁部材10を設ける。(2)該第1の絶縁部材10の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材11を設ける。(3)該第3の絶縁部材11の外周に導体を巻き付け、励磁用のコイル導体部を形成する。(4)該コイル導体部の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材12を設ける。(5)該第3の絶縁部材12の外周に第2の絶縁部材4を設ける。(6)該第2の絶縁部材4の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材9を設ける。(7)該外装材9の外部に注型治具5、押え治具6、7、8をセットする。(8)上記外装材9と上記巻型1との間に熱硬化性樹脂3を注入する。(9)該注入された熱硬化性樹脂3を硬化させる。なお、上記手順において、(2)、(4)のいずれかのステップはなくともよい。すなわち、第3の絶縁部材11、12のうちのいずれか一方は設けない構成であってもよい。樹脂硬化後は、上記第1の絶縁部材10の内周側に鉄心を挿入するステップを経て、モールド変圧器を形成する。
【0009】
外装材9として用いるフルキュアガラスクロスは、樹脂の塗工により目が良くつまっているものが望ましい。また、該外装材9として用いるフィルム状絶縁部材としては、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリミイド(PI)などがある。該フィルム状絶縁部材に半硬化の樹脂を塗工すれば、加熱処理によりコイル導体部との接着性が高まり、外装材の剥れ等もなくすことができる。さらに、該外装材9として用いるゴムシートには、例えばシリコンゴムなどがある。ゴムシートを用いた場合には耐クラック性の強化を図れる。特に、導電性のゴムシートを用いたときはコイルの接地を行うことができ、コイル表面の帯電による感電事故を防止することもできる。外装材9として用いる導電性部材のシートとしては、金属(鉄、銅など)のシートを使用してもよい。特に、例えば通電中に表面の色が変化するシートを用いた場合は感電を防止し易い。また、予め着色のしてある化粧板を使用した場合は、コイル表面の塗装作業をなくすことができ、作業工数を減らせる。
【0010】
図3は、製作された樹脂モールドコイル15の構成例図である。図3(a)は、外観図、図3(b)は、コイル軸の方向に直角な断面(A−A’断面)を示す。
図3において、樹脂モールドコイルの最外部は、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成された外装材9の面が露出した状態となっている。熱硬化性樹脂3は、巻型1と外装材9との間に注入されるため、外装材9の外側面には熱硬化性樹脂3は漏れ出さず付着もしない。このため、樹脂の硬化後にも外装材9の外側面の外観修正は不要である。
【0011】
図4は、図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。図3の樹脂モールドコイルを3個(15a、15b、15c)用い、それぞれの第1の絶縁部材10の内周側に鉄心20を挿入して磁気回路を形成する。また、25a、25b、25cはそれぞれ端子である。
【0012】
上記実施例によれば、モールド変圧器において、樹脂成形作業において、外装材9の外側に樹脂が付着しないようにすることができる。このため、成形後の樹脂モールドコイルの外観を損なわないようにでき、コイル表面の修正を不要にできる。また、外装材9として導電性部材のシートを用いた場合は、コイルの接地を行うことができ、コイル表面の帯電による感電事故を防止することもできる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、樹脂モールドコイルの成形後にコイル表面の修正が不要なモールド変圧器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図で、外装材を最外部に設けたときの状態図である。
【図2】本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図で、外装材の外側に押え治具を設けたときの状態図である。
【図3】本発明の実施例としての樹脂モールドコイルの構成例図である。
【図4】図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。
【図5】従来の樹脂モールドコイルの製造技術の説明図である。
【符号の説明】
1…巻型、2…外型、 3…熱硬化性樹脂、 4…第2の絶縁部材、 5…注型治具、 9…外装材、 10…第1の絶縁部材、 11、12…第3の絶縁部材、 6、7、8…押え治具、 15、15a、15b、15c…樹脂モールドコイル、 20…鉄心、 25a、25b、25c…端子。
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂モールドコイルを用いるモールド変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂モールドコイルを用いるモールド変圧器では、樹脂モールドコイルとして、コイル導体部の内周部と外周部に絶縁材として、ガラス繊維密度の高いガラス繊維不織布や網状のガラス繊維織布を設け、さらに、外周部の該絶縁材料の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス(ガラス繊維どうしが密な状態に織られ、樹脂が塗工され目がつまった状態で硬化されているシート状絶縁物)を設けてある。コイルの製造にあたっては、上記フルキュアガラスクロスの外周に柔軟性を有する金属板を巻いて外型を形成する。図5は、従来の樹脂モールドコイルの製造技術例の説明図である。
【0003】
図5において、1は巻型、2は柔軟性を有する金属板から成る外型、3はコイル導体部に充填される熱硬化性樹脂、4はコイル導体部の外周側に設けた絶縁材(外周側絶縁材)、5は注型治具、9は、上記外周側絶縁材4のさらに外周側に設けた外装材、10はコイル導体部の内周側に設けた絶縁材(内周側絶縁材)である。上記外装材9は、ヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロスから成る。外型2は、バンドなどでコイル胴体部を数個所締付ける。巻型1の外周に内周側絶縁材10を設け、該内周側絶縁材10の外周に、巻線されたコイル導体部を設け、該コイル導体部の外周に外周側絶縁材4を設け、該外周側絶縁材4の外周にはフルキュアガラスクロスから成る外装材9を設け、該外装材9の外側にさらに外型2を設ける。かかる状態で、巻型1と外型2との間に熱硬化性樹脂3を充填する。巻型1と外型2は、内周側絶縁材10、コイル導体部、外周側絶縁材4、外装材9のいずれよりも高い寸法にしてある。熱硬化性樹脂3の硬化後、外型2を外装材9の表面から外し、端末処理等を行ってコイルとして準備する。コイルは磁気回路形成用の鉄心に挿入する。
本発明に関連した技術としては、例えば特開平09−260158公報(特許文献1)に記載されたものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−260158公報(段落番号0011、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の樹脂モールドコイルでは、製作工程において、熱硬化性樹脂3の注入時に該熱硬化性樹脂3が外装材9と外型2との間に侵入し、該外周材9表面に付着した状態で硬化し、外型2を取外した後も、まだら模様に残る(図5の30)。このため、コイル表面の修正が必要となり、モールド変圧器の製作作業工数の増加とコスト増大の要因となる。
本発明の課題点は、かかる従来技術の状況に鑑み、モールド変圧器において、(1)樹脂成形作業時にコイル表面に樹脂が付着しないようにできること、(2)樹脂成形作業後、コイル表面の修正を不要にできることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、モールド変圧器において、励磁用のコイル導体部の内周側に第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)、外周側に第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)を設け、少なくとも、該第1の絶縁部材の外周側または該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方に、樹脂含浸性を有した第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)を設け、上記第2の絶縁部材の外周側にはさらに、整面処理されたフルキュアガラスクロスなどの外装材(該当実施例:符号9)を設け、樹脂は該外装材の内側に充填する構成とする。具体的には、(1)樹脂モールドコイルとして、励磁用のコイル導体部と、該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)と、該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)と、上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)と、上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、またはシート状導電性部材で構成される外装材(該当実施例:符号9)と、該外装材の内側に充填され硬化された樹脂(該当実施例:符号3)とを備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成とする。(2)モールド変圧器として、組込まれる樹脂モールドコイルが、励磁用のコイル導体部と、該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材(該当実施例:符号10)と、該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材(該当実施例:符号4)と、上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材(該当実施例:符号11、12)と、上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材(該当実施例:符号9)と、該外装材の内側に充填され硬化された樹脂(該当実施例:符号3)とを備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成を有し、相数に対応した数設けられ、かつ、該樹脂モールドコイルの上記第1の絶縁部材の内周側に挿入される鉄心(該当実施例:符号20)と、上記樹脂モールドコイルの上記コイル導体部の端末が接続される端子(該当実施例:符号25a〜25c)とを備える。(3)モールド変圧器の製造方法として、巻型の外周に第1の絶縁部材を設けるステップと、該第1の絶縁部材の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、該第3の絶縁部材の外周に導体を巻き付け、励磁用のコイル導体部を形成するステップと、該コイル導体部の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、該第3の絶縁部材の外周に第2の絶縁部材を設けるステップと、該第2の絶縁部材の外周側に、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材を設けるステップと、該外装材の外部の所定位置に注型治具を配置するステップと、上記外装材と上記型との間に樹脂を注入するステップと、該注入された樹脂を硬化させるステップと、樹脂硬化後、上記第1の絶縁部材の内周側に鉄心を挿入するステップとを経て、モールド変圧器を形成する。
上記外装材は、外型としての働きをするとともに、コイル表面に樹脂を付着させないようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例の説明図である。図1、図2は、本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図であって、図1は、外装材を最外部に設けたときの状態図、図2は、外装材の外側に押え治具を設けたときの状態図、図3は、製作される樹脂モールドコイルの構成例図、図4は、図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。
本実施例は、励磁用のコイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材の外周側と、コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材の内周側との両方に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設け、さらに、上記第2の絶縁部材の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材を設ける場合の構成例である。
【0008】
図1、図2において、1は巻型、3は熱硬化性樹脂、5は注型治具、9は、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成され、上記外周側絶縁材4のさらに外周側に設けた外装材、10は、巻型1の外周に巻かれ、コイル導体部の内周側に設けた第1の絶縁部材、4はコイル導体部の外周側に設けた第2の絶縁部材、11は、上記第1の絶縁部材10の外周側に設けた樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材、12は、上記第2の絶縁部材4の内周側に設けた樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材、7は注型治具5を押さえる押え治具、6はコイル側面を押える治具、8はコイル背面を押さえる押え治具である。熱硬化性樹脂3は、図2の状態において、巻型1と外装材9との間に充填され、該充填部にあるコイル導体部、第1の絶縁部材10、第2の絶縁部材4、第3の絶縁部材11、12を覆った状態で硬化する。図2(b)は、図2(a)のコイルの軸方向に直角な断面の一部を示す。図1、図2の構成による樹脂モールドコイルの製作手順は以下のようになる。すなわち、(1)巻型1の外周に第1の絶縁部材10を設ける。(2)該第1の絶縁部材10の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材11を設ける。(3)該第3の絶縁部材11の外周に導体を巻き付け、励磁用のコイル導体部を形成する。(4)該コイル導体部の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材12を設ける。(5)該第3の絶縁部材12の外周に第2の絶縁部材4を設ける。(6)該第2の絶縁部材4の外周側に、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材9を設ける。(7)該外装材9の外部に注型治具5、押え治具6、7、8をセットする。(8)上記外装材9と上記巻型1との間に熱硬化性樹脂3を注入する。(9)該注入された熱硬化性樹脂3を硬化させる。なお、上記手順において、(2)、(4)のいずれかのステップはなくともよい。すなわち、第3の絶縁部材11、12のうちのいずれか一方は設けない構成であってもよい。樹脂硬化後は、上記第1の絶縁部材10の内周側に鉄心を挿入するステップを経て、モールド変圧器を形成する。
【0009】
外装材9として用いるフルキュアガラスクロスは、樹脂の塗工により目が良くつまっているものが望ましい。また、該外装材9として用いるフィルム状絶縁部材としては、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリミイド(PI)などがある。該フィルム状絶縁部材に半硬化の樹脂を塗工すれば、加熱処理によりコイル導体部との接着性が高まり、外装材の剥れ等もなくすことができる。さらに、該外装材9として用いるゴムシートには、例えばシリコンゴムなどがある。ゴムシートを用いた場合には耐クラック性の強化を図れる。特に、導電性のゴムシートを用いたときはコイルの接地を行うことができ、コイル表面の帯電による感電事故を防止することもできる。外装材9として用いる導電性部材のシートとしては、金属(鉄、銅など)のシートを使用してもよい。特に、例えば通電中に表面の色が変化するシートを用いた場合は感電を防止し易い。また、予め着色のしてある化粧板を使用した場合は、コイル表面の塗装作業をなくすことができ、作業工数を減らせる。
【0010】
図3は、製作された樹脂モールドコイル15の構成例図である。図3(a)は、外観図、図3(b)は、コイル軸の方向に直角な断面(A−A’断面)を示す。
図3において、樹脂モールドコイルの最外部は、予めヒートプレスされ整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成された外装材9の面が露出した状態となっている。熱硬化性樹脂3は、巻型1と外装材9との間に注入されるため、外装材9の外側面には熱硬化性樹脂3は漏れ出さず付着もしない。このため、樹脂の硬化後にも外装材9の外側面の外観修正は不要である。
【0011】
図4は、図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。図3の樹脂モールドコイルを3個(15a、15b、15c)用い、それぞれの第1の絶縁部材10の内周側に鉄心20を挿入して磁気回路を形成する。また、25a、25b、25cはそれぞれ端子である。
【0012】
上記実施例によれば、モールド変圧器において、樹脂成形作業において、外装材9の外側に樹脂が付着しないようにすることができる。このため、成形後の樹脂モールドコイルの外観を損なわないようにでき、コイル表面の修正を不要にできる。また、外装材9として導電性部材のシートを用いた場合は、コイルの接地を行うことができ、コイル表面の帯電による感電事故を防止することもできる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、樹脂モールドコイルの成形後にコイル表面の修正が不要なモールド変圧器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図で、外装材を最外部に設けたときの状態図である。
【図2】本発明のモールド変圧器に用いる樹脂モールドコイルの製作技術の説明図で、外装材の外側に押え治具を設けたときの状態図である。
【図3】本発明の実施例としての樹脂モールドコイルの構成例図である。
【図4】図3の樹脂モールドコイルを組み込んで成るモールド変圧器の構成例図である。
【図5】従来の樹脂モールドコイルの製造技術の説明図である。
【符号の説明】
1…巻型、2…外型、 3…熱硬化性樹脂、 4…第2の絶縁部材、 5…注型治具、 9…外装材、 10…第1の絶縁部材、 11、12…第3の絶縁部材、 6、7、8…押え治具、 15、15a、15b、15c…樹脂モールドコイル、 20…鉄心、 25a、25b、25c…端子。
Claims (3)
- 変圧器用の樹脂モールドコイルであって、
励磁用のコイル導体部と、
該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材と、
該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材と、
上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材と、
上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、またはシート状導電性部材で構成される外装材と、
該外装材の内側に充填され硬化された樹脂と、
を備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成を特徴とする樹脂モールドコイル。 - 鉄心に樹脂モールドコイルが組込まれて成るモールド変圧器であって、
励磁用のコイル導体部と、該コイル導体部の内周側に設けられる第1の絶縁部材と、該コイル導体部の外周側に設けられる第2の絶縁部材と、上記第1の絶縁部材の外周側、該第2の絶縁部材の内周側のいずれか一方または両方に設けられ、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材と、上記第2の絶縁部材の外周側に設けられ、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材と、該外装材の内側に充填され硬化された樹脂とを備え、上記外装材の表面に上記樹脂が露出しない状態で該樹脂により、上記コイル導体部と上記第1、第2、第3の絶縁部材と上記外装材とが結合された構成を有し、相数に対応した数設けられる樹脂モールドコイルと、
該樹脂モールドコイルの上記第1の絶縁部材の内周側に挿入される鉄心と、
上記樹脂モールドコイルの上記コイル導体部の端末が接続される端子と、
を備えた構成を特徴とするモールド変圧器。 - モールド変圧器の製造方法であって、
巻型の外周に第1の絶縁部材を設けるステップと、
該第1の絶縁部材の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、
該第3の絶縁部材の外周に導体を巻き付け、励磁用のコイル導体部を形成するステップと、
該コイル導体部の外周に、樹脂含浸性を有する第3の絶縁部材を設けるステップと、
該第3の絶縁部材の外周に第2の絶縁部材を設けるステップと、
該第2の絶縁部材の外周側に、整面処理されたフルキュアガラスクロス、フィルム状絶縁部材、ゴムシート、または導電性部材のシートで構成される外装材を設けるステップと、
該外装材の外部の所定位置に注型治具を配置するステップと、
上記外装材と上記型との間に樹脂を注入するステップと、
該注入された樹脂を硬化させるステップと、
樹脂硬化後、上記第1の絶縁部材の内周側に鉄心を挿入するステップと、
を経て、モールド変圧器を形成することを特徴とするモールド変圧器の製造方法。
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2002
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