JPH10255965A - 誘導加熱コイル - Google Patents

誘導加熱コイル

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Publication number
JPH10255965A
JPH10255965A JP5522097A JP5522097A JPH10255965A JP H10255965 A JPH10255965 A JP H10255965A JP 5522097 A JP5522097 A JP 5522097A JP 5522097 A JP5522097 A JP 5522097A JP H10255965 A JPH10255965 A JP H10255965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
shape
back surface
mold
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP5522097A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Yamaguchi
勝弘 山口
Yukio Ishihara
幸雄 石原
Toru Tonomura
徹 外村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Araco Co Ltd
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd, Tokuden Co Ltd Kyoto filed Critical Araco Co Ltd
Priority to JP5522097A priority Critical patent/JPH10255965A/ja
Publication of JPH10255965A publication Critical patent/JPH10255965A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な形状の金型を加熱するのに好適な誘導
コイルを提供する。 【解決手段】 絶縁体で被覆した導線に熱硬化性樹脂を
塗布したものを外形が円盤状になるように渦巻き状に巻
いた二つのコイル11、12を絶縁紙を介して重ね合わ
せて電流を与えたとき両コイル11、12が発生する磁
力線の向きが同じになるように配置し、各コイル11、
12の中心にある導線の端部どうしを接続したコイル1
0の形状をを立体的な成形用金型の裏面形状に一致させ
るため、成形用金型の裏面形状と同一の形状に形成した
コイル変形用下型21と、これに対応した形状に形成し
たコイル変形用上型22で立体的に塑性変形させる。次
いで、コイル10を熱処理して導線の被覆に塗布してお
いた熱硬化性樹脂を硬化させ、成形用金型の裏面形状に
一致した形状にコイル10を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形用金型等の加熱に用
いる誘導加熱コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の成形用金型を加熱する装置とし
て、特開昭62−122086号に開示されているよう
な渦巻状に巻いた円盤状コイルを金型に対向して配置し
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の円盤状
のコイルは、タイヤのように比較的単純な形状の物品の
成型に用いる金型を加熱する場合には特に問題はない
が、自動車のドアトリムのような表面の凹凸が大きく複
雑な形状の物品を成型する金型、特に複雑な形状のマス
ターを電鋳にて型どりして形成したもののように裏面の
凹凸が大きい金型を加熱しようとするとコイルは金型裏
面の凸部にしか当接させることができないので、加熱さ
れる金型表面の温度分布が不均一となってしまうという
問題があった。
【0004】上述した問題を解決するため本発明は、複
雑な形状で裏面の凹凸が大きな金型を加熱する場合に金
型表面の温度分布を均一にすることができる誘導加熱コ
イルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明は、裏面に凹凸を有する成形用金型の加熱に用
いる誘導コイルにおいて、平面上で渦巻き状に巻いたコ
イルを金型裏面の形状に一致するように変形させ、その
形状に固定したことを特徴とする。
【0006】さらに、複数個の渦巻き状に巻いたコイル
を絶縁体を介して積層してもよい。この誘導加熱コイル
は、コイルを構成する導線の絶縁材にあらかじめ樹脂を
塗布して渦巻き状に形成し、金型裏面の形状に変形させ
た後前記樹脂を硬化させて同コイルの形状を金型裏面と
一致した形状に固定して製造することを特徴とする。
【0007】あるいは、平面上で渦巻き状に巻いたコイ
ルに樹脂を含浸させた繊維または樹脂含浸性テープを巻
き、同コイルを金型裏面の形状に一致するように変形さ
せた後、樹脂を硬化または樹脂を含浸、硬化させて同コ
イルの形状を金型裏面と一致した形状に固定して製造す
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】本発明の誘導コイルは、自動車のドアト
リムなどのように複雑な形状のものを成形するための金
型であって誘導加熱コイルを設置する裏面の凹凸が大き
いものを加熱する場合でも、コイルの金型に対向する面
を金型の裏面に一致した形状としたので、金型の裏面と
コイルの金型に対向する面との距離が均一となり、コイ
ルにより加熱される金型の温度分布を一定にすることが
できる。また、複数のコイルを積層して用いることによ
り限定された面積に十分な加熱がを行うこと可能にな
る。
【0009】
【実施の態様】以下本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図3には本発明の第1実施例のコイル1
0が示してある。コイル10は、絶縁体で被覆した導線
に熱硬化性樹脂を塗布したものを平面上で渦巻き状に巻
いた二つのコイル11、12を絶縁紙を介して重ね合わ
せて電流を与えたとき両コイル11、12が発生する磁
力線の向きが同じになるように配置し、各コイル11、
12の中心にある導線の端部どうしを接続したものであ
る。
【0010】図1には長円形のコイル10が示されてい
るが、これは円形に形成したコイル10を図示しない成
形用金型の加熱を要する部位の平面形状に一致させるた
め、平面上に置いたコイル10を側方から押圧して塑性
変形させたものである。
【0011】さらに、立体的な成形用金型の裏面形状に
コイル10の形状を一致させるため、成形用金型の裏面
形状と同一の形状に形成したコイル変形用下型21と、
これに対応した形状に形成したコイル変形用上型22で
先に平面上で変形させたコイル10を立体的に塑性変形
させる。次いで、コイル10を熱処理して導線の被覆に
塗布しておいた熱硬化性樹脂を硬化させ、成形用金型の
裏面形状に一致した形状にコイル10を固定する。な
お、導線を被覆する絶縁体はコイル10の変形加工に耐
え得るものを使用する。
【0012】図4〜図6には本発明の第2実施例のコイ
ル30が示してある。コイル30は、絶縁体で被覆した
導線を平面上で渦巻き状に巻いた二つのコイル31、3
2を絶縁紙を介して重ね合わせて電流を与えたとき両コ
イル31、32が発生する磁力線の向きが同じになるよ
うに配置し、各コイル31、32の中心にある導線の端
部どうしを接続したものであり、熱硬化性樹脂を含浸で
きる繊維質のテープ33をトロイダルコイルの巻き方の
要領で全体を包むように巻いてある。
【0013】コイル30を第1実施例と同様に平面上で
押圧して変形させた後、コイル変形用型21、22で塑
性変形させ、コイル30に樹脂を塗布、熱処理して熱硬
化性樹脂を硬化させてコイル30の形状を固定する。
【0014】本発明の誘導コイルは図7に示した自動車
のドアトリムの成形用金型のように複雑で凹凸が大きい
金型を加熱するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の第1実施例の上面図である。
【図2】は本発明の第1実施例の断面図である。
【図3】は本発明の第1実施例の変形を示す断面図であ
る。
【図4】は本発明の第2実施例の上面図である。
【図5】は本発明の第2実施例の断面図である。
【図6】は本発明の第2実施例の変形を示す断面図であ
る。
【図7】は本発明を適用したドアトリム成形機の断面図
である。
【符号の説明】
10…コイル、11…コイル、12…コイル、21…コ
イル変形用下型、22…コイル変形用上型。30…コイ
ル、31…コイル、32…コイル、33…樹脂含浸テー
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外村 徹 京都市山科区西野離宮町40番地 トクデン 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用金型の裏面に対向して配置し、同
    金型の加熱に用いる誘導加熱コイルにおいて、平面上で
    渦巻き状に巻いたコイルを前記金型裏面の形状に一致す
    るように変形させ、その形状に固定したことを特徴とす
    る誘導加熱コイル。
  2. 【請求項2】 複数個の前記渦巻き状に巻いたコイルを
    絶縁体を介して重ね合わせたことを特徴とする請求項1
    に記載の誘導加熱コイル。
  3. 【請求項3】 コイルを構成する導線を被覆する絶縁材
    にあらかじめ樹脂を塗布して渦巻き状に形成し、金型裏
    面の形状に変形させた後前記樹脂を硬化または樹脂を含
    浸、硬化させて同コイルの形状を金型裏面と一致した形
    状に固定することを特徴とする請求項1または2に記載
    の誘導加熱コイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 平面上で渦巻き状に巻いたコイルに樹脂
    を含浸させた繊維または樹脂含浸性テープを巻き、同コ
    イルを金型裏面の形状に一致するように変形させた後、
    樹脂を硬化させて同コイルの形状を金型裏面と一致した
    形状に固定することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の誘導コイルの製造方法。
JP5522097A 1997-03-10 1997-03-10 誘導加熱コイル Pending JPH10255965A (ja)

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JPH10255965A true JPH10255965A (ja) 1998-09-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012140886A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 三菱電機株式会社 誘導加熱コイル、及び、この誘導加熱コイルを用いた誘導加熱調理器
KR101305854B1 (ko) * 2007-07-05 2013-09-06 기아자동차주식회사 차량용 실린더 블록의 도장방법

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